JP3404270B2 - 通信源特徴推定装置および方法 - Google Patents

通信源特徴推定装置および方法

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JP3404270B2 JP31735897A JP31735897A JP3404270B2 JP 3404270 B2 JP3404270 B2 JP 3404270B2 JP 31735897 A JP31735897 A JP 31735897A JP 31735897 A JP31735897 A JP 31735897A JP 3404270 B2 JP3404270 B2 JP 3404270B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信源の通信を観
測して、通信源の平均通信時間や平均非通信時間あるい
は通信履歴などの通信源の特徴を推定する通信源特徴推
定装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に通信源の通信の特徴(以下、「通
信源特徴」と記す)として、通信と通信との間の非通信
時間の平均値(以下、「平均非通信時間」と記す)や1
回の通信時間の平均値(以下、「平均通信時間」と記
す)、あるいは通信を行った時間帯(以下、「通信履
歴」と記す)などが着目されている。図11に、通信源
の通信を観測して通信源特徴を推定する装置として、特
開平8−181698号公報に開示されている「バッフ
ァシステムにおけるパケット遅延品質評価方法」から類
推して得られる通信源特徴装置60の構成を示す。
【0003】図11において、1は、通信源(図示な
し)の通信に対する観測結果と、この観測結果が取得さ
れた時刻(以下、「観測結果取得時刻」と記す)とが記
録された観測結果ファイル、40は、観測結果ファイル
1に記録された観測結果取得時刻から後述の通信開始時
刻と通信終了時刻とを検出する通信開始・終了時刻検出
手段、50は、通信開始・終了時刻検出手段40により
検出された通信開始時刻と通信終了時刻とから通信源特
徴を算出する特徴算出手段、3は、特徴算出手段50に
より算出された通信源特徴を記録する通信源特徴ファイ
ルであり、通信開始・終了時刻検出手段40と特徴算出
手段50とにより通信源特徴推定装置60が構成され
る。
【0004】以下、図11に示す通信源特徴推定装置6
0の動作を説明する。通信開始・終了時刻検出手段40
は、外部の観測結果ファイル1に記録された観測結果取
得時刻から観測結果が得られ始めた時刻(以下、「通信
開始時刻」と記す)と観測結果が得られなくなった時刻
(以下、「通信終了時刻」と記す)とを検出する。
【0005】特徴算出手段50は、通信開始・終了時刻
検出手段40により検出された通信開始時刻と通信終了
時刻とから平均通信時間と平均非通信時間とを求める。
すなわち、或る通信の通信開始時刻から通信終了時刻ま
でをその通信に対する通信時間として求め、その通信の
通信終了時刻から次の通信の通信開始時刻までを非通信
時間として求める。
【0006】そして各通信に対する通信時間の平均と非
通信時間の平均とをそれぞれ演算して平均通信時間およ
び平均非通信時間を求める。これら平均通信時間および
平均非通信時間は、通信源特徴として外部の通信源特徴
ファイル3に出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の通信
源特徴推定装置によれば、正確に通信源特徴を推定(算
出)するためには、通信開始時刻と通信終了時刻とを正
確に知る必要があり、このためには、ひとつの通信源に
対して連続的な観測を行うか、またはその通信時間や非
通信時間に対して十分に短い時間間隔で観測する必要が
ある。
【0008】しかし、観測対象の通信源が複数の場合、
それぞれを時分割的に観測する必要が生じ、ひとつの通
信源だけを連続的または十分に短い時間間隔で観測する
ことができなくなる。よって、通信開始時刻や通信終了
時刻を正確に知ることができなくなり、通信源特徴を正
確に推定することが困難となる。
【0009】また、通信源の通信が周波数をホッピング
させる通信方式によるものである場合、仮にひとつの通
信源のみを連続的に観測していたとしても、通信源の周
波数が変更されると、変更先の周波数を捜し出すまでに
時間を要する。この結果、同様に短い時間間隔で通信源
を観測することができなくなり、通信源特徴を正確に推
定することが困難となる。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、通信時間や非通信時間に対して十分に短
い時間間隔で通信源を観測することができない場合であ
っても、通信源特徴を正確に推定することができる通信
源特徴推定装置および方法を提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決達成するため、以下の構成を有する。すなわち、本発
明にかかる通信源特徴推定装置は、通信源の通信に対す
る各時刻での観測結果から通信源特徴を推定する通信源
特徴推定装置において、外部から上記通信源の通信に対
する観測結果の取得時刻を入力して観測結果取得時刻間
隔を算出する観測結果取得時刻間隔算出手段と、連続通
信時の上記通信源の通信に対する観測結果取得時刻間隔
の統計データがあらかじめ記憶された観測結果取得時刻
間隔データ記憶手段と、上記観測結果取得時刻間隔デー
タ記憶手段に記憶された統計データを参照して上記観測
結果取得時刻間隔算出手段の算出結果を評価し、上記算
出結果の評価結果に基づき上記算出結果から上記通信源
特徴を推定する特徴推定手段とを備えた構成を有する。
【0012】また、本発明にかかる通信源特徴推定装置
の上記観測結果取得時刻間隔データ記憶手段は、上記統
計データとして連続通信時の上記通信源の通信に対する
観測結果取得時刻間隔の平均値をあらかじめ記憶し、上
記特徴推定手段は、上記観測結果取得時刻間隔データ記
憶手段からの統計データと上記観測結果取得時刻間隔算
出手段の算出結果とを比較して該算出結果が同一通信内
で得られたものか否かを判定し、同一通信内で得られた
ものではないと判定された上記算出結果から上記通信源
特徴を推定する構成を有する。
【0013】さらに、本発明にかかる通信源特徴推定装
置の上記観測結果取得時刻間隔データ記憶手段は、上記
統計データとして連続通信時の上記通信源の通信に対す
る観測結果取得時刻間隔の平均値をあらかじめ記憶し、
上記特徴推定手段は、同一通信内で得られる観測結果取
得時刻間隔の割合と上記通信源の平均非通信時間の逆数
とを設定する設定手段と、上記設定手段により設定され
た上記観測結果取得時刻間隔の割合と上記平均非通信時
間の逆数とをパラメータとして上記観測結果取得時刻間
隔算出手段の算出結果と上記統計データとから上記算出
結果が得られる確率を算出し、上記パラメータを変更す
れば上記確率がより大きくなるか否かを評価する評価手
段と、上記評価手段に設定された上記観測結果取得時刻
間隔の割合と上記平均非通信時間の逆数とを変更する変
更手段と、上記平均非通信時間の逆数から平均非通信時
間を算出して上記通信源特徴を得る特徴算出手段とを備
え、上記変更手段は、上記確率が大きくなると評価され
た場合、上記評価手段に設定された上記観測結果取得時
刻間隔の割合と上記平均非通信時間の逆数とを変更し、
上記特徴算出手段は、上記確率が大きくならないと評価
された場合、上記評価手段に設定された上記平均非通信
時間の逆数を入力する構成を有する。
【0014】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定装置の上記観測結果取得時刻間隔データ記憶手段は、
上記統計データとして連続通信時の上記通信源の通信に
対する観測結果取得時刻間隔の平均値をあらかじめ記憶
し、上記特徴推定手段は、上記通信源の平均非通信時間
の逆数と平均通信時間の逆数とを設定する設定手段と、
上記設定手段により設定された上記平均非通信時間の逆
数と上記平均通信時間の逆数とをパラメータとして上記
観測結果取得時刻間隔算出手段の算出結果と上記統計デ
ータとから上記算出結果が得られる確率を算出し、上記
パラメータを変更すれば上記確率がより大きくなるか否
かを評価する評価手段と、上記評価手段に設定された上
記平均非通信時間の逆数と上記平均通信時間の逆数とを
変更する変更手段と、上記平均非通信時間の逆数と上記
平均通信時間の逆数とから平均非通信時間と平均通信時
間とを算出して上記通信源特徴を得る特徴算出手段とを
備え、上記変更手段は、上記確率が大きくなると評価さ
れた場合、上記評価手段に設定された上記平均非通信時
間の逆数と上記平均通信時間の逆数とを変更し、上記特
徴算出手段は、上記確率が大きくならないと評価された
場合、上記評価手段に設定された上記平均非通信時間の
逆数と上記平均通信時間の逆数とを入力する構成を有す
る。
【0015】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定装置は、外部から上記通信源の通信に対する観測結果
の取得時刻を入力して観測結果数をカウントすると共に
総観測時間を算出する観測結果数カウント手段と、上記
統計データとして上記観測結果取得時刻間隔データ記憶
手段にあらかじめ記憶された連続通信時の観測結果取得
時刻間隔の平均値と上記特徴推定手段からの平均非通信
時間と上記観測結果数カウント手段からの観測結果数お
よび総観測時間とから、上記総通信時間を上記観測結果
取得時刻間隔の平均値で除算した結果が上記観測結果数
に等しくなる関係に基づき上記通信源の平均通信時間を
推定する平均通信時間推定手段とをさらに備えた構成を
有する。
【0016】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定方法は、通信源の通信に対する各時刻での観測結果か
ら通信源特徴を推定する通信源特徴推定方法において、
外部から上記通信源の通信に対する観測結果の取得時刻
を入力して観測結果取得時刻間隔を算出する観測結果取
得時刻間隔算出ステップと、あらかじめ準備された連続
通信時の上記通信源の通信に対する観測結果取得時刻間
隔の統計データを参照して上記観測結果取得時刻間隔算
出ステップでの算出結果を評価し、上記算出結果の評価
結果に基づき上記算出結果から上記通信源特徴を推定す
る特徴推定ステップとを含む構成を有する。
【0017】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定方法の上記特徴推定ステップは、上記統計データとし
てあらかじめ準備された連続通信時の上記通信源の通信
に対する観測結果取得時刻間隔の平均値と上記観測結果
取得時刻間隔算出ステップでの算出結果とを比較して該
算出結果が同一通信内で得られたものか否かを判定する
ステップと、同一通信内で得られたものではないと判定
された上記算出結果から上記通信源特徴を推定するステ
ップとを含む構成を有する。
【0018】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定方法の上記特徴推定ステップは、同一通信内で得られ
る観測結果取得時刻間隔の割合と上記通信源の平均非通
信時間の逆数とを設定する設定ステップと、上記設定ス
テップで設定された上記観測結果取得時刻間隔の割合と
上記平均非通信時間の逆数とをパラメータとして上記観
測結果取得時刻間隔算出ステップでの算出結果と上記統
計データとしてあらかじめ設定された連続通信時の上記
通信源の通信に対する観測結果取得時刻間隔の平均値と
から上記算出結果が得られる確率を算出し、上記パラメ
ータを変更すれば上記確率がより大きくなるか否かを評
価する評価ステップと、上記評価ステップで上記確率が
大きくなると評価された場合、上記評価ステップに設定
された上記観測結果取得時刻間隔の割合と上記平均非通
信時間の逆数とを変更する変更ステップと、上記評価ス
テップで上記確率が大きくならないと評価された場合、
上記評価ステップに設定された上記平均非通信時間の逆
数から平均非通信時間を算出して上記通信源特徴を得る
特徴算出ステップとを含む構成を有する。
【0019】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定方法の上記特徴推定ステップは、上記通信源の平均非
通信時間の逆数と平均通信時間の逆数とを設定する設定
ステップと、上記設定ステップで設定された上記平均非
通信時間の逆数と上記平均通信時間の逆数とをパラメー
タとして上記観測結果取得時刻間隔算出ステップでの算
出結果と上記統計データとしてあらかじめ設定された連
続通信時の上記通信源の通信に対する観測結果取得時刻
間隔の平均値とから上記算出結果が得られる確率を算出
し、上記パラメータを変更すれば上記確率がより大きく
なるか否かを評価する評価ステップと、上記評価ステッ
プで上記確率が大きくなると評価された場合、上記評価
ステップに設定された上記平均非通信時間の逆数と上記
平均通信時間の逆数とを変更する変更ステップと、上記
評価ステップで上記確率が大きくならないと評価された
場合、上記評価ステップに設定された上記平均非通信時
間の逆数と上記平均通信時間の逆数とから平均非通信時
間と平均通信時間とを算出して上記通信源特徴を得る特
徴算出ステップとを含む構成を有する。
【0020】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定方法は、外部から上記通信源の通信に対する観測結果
の取得時刻を取得して観測結果数をカウントすると共に
総観測時間を算出する観測結果数カウントステップと、
上記統計データとしてあらかじめ設定された連続通信時
の上記観測結果取得時刻間隔の平均値と上記特徴推定ス
テップでの平均非通信時間と上記観測結果数カウントス
テップでの観測結果数および総観測時間とから、上記総
通信時間を上記観測結果取得時刻間隔の平均値で除算し
た結果が上記観測結果数に等しくなる関係に基づき上記
通信源の平均通信時間を推定する平均通信時間推定ステ
ップとをさらに含む構成を有する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1ない
し4について、図面を参照して説明する。なお、各図に
おいて、共通する要素には同一符号を付し、重複する説
明を省略する。
【0022】実施の形態1.まず、本発明の実施の形態
1を説明する。図1に、本実施の形態1にかかる通信源
特徴推定装置6のブロック図を示す。同図において、4
は、外部の観測結果ファイル1から通信源の通信に対す
る各時刻での観測結果取得時刻Ti (1≦i≦N;Nは自然
数)を入力して、観測結果取得時刻Tiの間隔(以下、
「観測結果取得時刻間隔」と記す)を算出する観測結果
取得時刻間隔算出手段、2は、連続通信時の上記通信源
の通信に対する観測結果取得時刻間隔の統計データがあ
らかじめ記憶された観測結果取得時刻間隔データ記憶手
段、5は、観測結果取得時刻間隔データ記憶手段2に記
憶された統計データを参照して観測結果取得時刻間隔算
出手段4の算出結果を評価し、上記算出結果の評価結果
に基づき上記算出結果から通信源特徴を推定して外部の
通信源特徴ファイル3に出力する特徴推定手段である。
【0023】なお、観測結果ファイル1には、通信源の
通信に対する各時刻での観測結果取得時刻Tiが、通信
源毎に分類され、時刻順にソートされて記録されてい
る。また、観測結果取得時刻間隔データ記憶手段2に
は、上述の統計データとして、通信源が連続して通信状
態にある場合(連続通信時)の観測結果取得時刻間隔の
平均値(以下、「平均観測結果取得時刻間隔」と記す)
や分布、あるいは観測結果取得密度が記録される。
【0024】以下、観測結果取得時刻間隔データ記憶手
段2に統計データとして平均観測結果取得時刻間隔が記
録されている場合を例とし、図7に示すフローチャート
に沿って、図1に示す通信源特徴推定装置6の動作(通
信源特徴推定方法)を説明する。
【0025】観測結果取得時刻間隔算出手段4は、観測
結果ファイル1から観測結果取得時刻Tiを読み込む
(ステップST1)。この一方、特徴推定手段5は、観
測結果取得時刻間隔データ記憶手段2から平均観測結果
取得時刻間隔を読み込む(ステップST2)。観測結果
取得時刻間隔算出手段4は、観測結果ファイル1から読
み込んだ観測結果取得時刻Tiを取得時刻順に並べ換
え、隣り合う観測結果取得時刻の時刻差である観測結果
取得時刻間隔△tiを下記の数式1により算出する(ス
テップST3)。
【0026】
【数1】
【0027】特徴推定手段5は、観測結果取得時刻間隔
データ記憶手段2からの平均観測結果取得時刻間隔(統
計データ)と観測結果取得時刻間隔算出手段4の算出結
果(観測結果取得時刻間隔△ti)とを比較して、観測
結果取得時刻間隔算出手段4の算出結果が同一通信内で
得られたものか否かを判定し、同一通信内で得られたも
のではないと判定された算出結果から通信源特徴を推定
し(ステップST4)、通信源特徴ファイル3に出力す
る。
【0028】特徴推定手段5の動作をさらに具体的に説
明する。後述する図3に示すように、観測対象の通信源
が通信を行っていない非通信時間が存在する場合、この
非通信時間を挟む2つの観測結果の取得時刻から得られ
る観測結果取得時刻間隔△t2は、平均観測結果取得時
刻間隔以上の値となり、平均観測結果取得時刻間隔以上
の観測結果取得時刻間隔△tiには非通信時間が含まれ
ていると考えることができる。そこで、特徴推定手段5
は、平均観測結果取得時刻間隔以上の観測結果取得時刻
間隔△tiを同一通信内で得られたものではないと判定
する。
【0029】特徴推定手段5は、同一通信内で得られた
ものではないと判定された観測結果取得時刻間隔△ti
の平均値を演算し、通信源特徴として外部の通信源特徴
ファイル3に出力する。この平均値は、非通信時間を含
む観測結果取得時刻間隔から算出されたものであるか
ら、平均非通信時間として取り扱うことができる。
【0030】なお、上述の例では、統計データとして平
均観測結果取得時刻間隔を観測結果取得時刻間隔データ
記憶手段2に記憶するものとしたが、観測結果取得時刻
間隔の分布を統計データとしてもよい。この場合、観測
結果取得時刻間隔の分布から、観測結果取得時刻間隔が
同一通信内で得られたものではない確率を与える閾値を
あらかじめ設定しておく。そして、特徴推定手段5は、
観測結果取得時刻間隔が、この閾値以上ならば非通信時
間を含んでいると判断し、その閾値以上の観測結果取得
時刻間隔の平均を平均非通信時間として出力する。
【0031】また、同一通信内で得られたものではない
と判定された観測結果取得時刻間隔を与える観測結果の
取得時刻から、通信源の通信履歴を知ることができ、こ
れを通信源特徴として出力するように構成することもで
きる。
【0032】実施の形態2.以下、本発明の実施の形態
2を説明する。本実施の形態2では、観測結果が各通信
内で最低1回は得られる条件の下に、通信源特徴として
平均非通信時間を算出する。
【0033】本実施の形態2にかかる通信源特徴推定装
置は、図1に示す上述の実施の形態1の構成において、
特徴推定手段5に代え、図2に示す特徴推定手段51を
備える。図2において、51Aは、同一通信内で得られ
る観測結果取得時刻間隔が占める割合αと通信源の平均
非通信時間の逆数λとを設定する設定手段、51Bは、
設定手段51Aにより設定された観測結果取得時刻間隔
の割合αと平均非通信時間の逆数λとをパラメータとし
て観測結果取得時刻間隔算出手段4の算出結果(観測結
果取得時刻間隔△ti)と観測結果取得時刻間隔データ
記憶手段2に記憶された統計データとから上記算出結果
が得られる確率を算出し、上記パラメータを変更すれば
上記確率がより大きくなるか否かを評価する評価手段、
51Cは、評価手段51Bに設定された観測結果取得時
刻間隔の割合αと平均非通信時間の逆数λとを変更する
変更手段、51Dは、評価手段51Bに設定された平均
非通信時間の逆数λから平均非通信時間を算出して通信
源特徴を得る特徴算出手段であり、変更手段51Cは、
上記確率が大きくなると評価された場合に評価手段51
Bに設定された上記パラメータの値を変更し、特徴算出
手段51Dは、上記確率が大きくならないと評価された
場合に評価手段51Bにパラメータとして設定された平
均非通信時間の逆数λを入力するように構成されてい
る。なお、観測結果取得時刻間隔データ記憶手段2に
は、上述の統計データとして前述の平均観測結果取得時
刻間隔が記録されている。
【0034】以下、図8に示すフローチャートに沿っ
て、図2に示す特徴推定手段51を備える本実施の形態
2にかかる通信源特徴推定装置の動作(通信源特徴推定
方法)を説明する。設定手段51Aは、同一通信内で得
られる観測結果取得時刻間隔の割合αと、通信源の平均
非通信時間の逆数λとを後述する評価手段51Bに対し
初期設定する(ステップST31)。この観測結果取得
時刻間隔の割合αと平均非通信時間の逆数λは任意の正
の実数でよいが、αは、後述のように、例えば0から1
の間の値として設定される。
【0035】評価手段51Bは、設定手段51Aにより
設定された観測結果取得時刻間隔の割合αと通信源の平
均非通信時間の逆数λとをパラメータとして、観測結果
取得時刻間隔算出手段4の算出結果(観測結果取得時刻
間隔△ti)と観測結果取得時刻間隔データ記憶手段2
からの平均観測結果取得時刻間隔とから、観測結果取得
時刻間隔△tiが得られる確率を評価するための評価値
Jを下記の数式2により算出する(ステップST3
2)。ただし、数式2において、Nは観測結果数、sは
指数分布に従う観測結果取得時刻間隔の平均値の逆数で
ある。
【0036】
【数2】
【0037】ここで、数式2の導出過程を説明する。通
信源の通信に対する観測時間の間隔が、通信時間や非通
信時間と比較して十分に短くはないが、各通信に対して
観測結果が最低1回は得られる程度に短い場合、観測結
果取得時刻間隔△tiには、図3に示す観測結果取得時
刻間隔△t1、△t3、△t4のように、同一通信内での
観測結果から得られるものと、観測結果取得時刻間隔△
2のように、異なる通信の観測結果から得られるもの
の2種類がある。このため、以下に説明するように、観
測結果取得時刻間隔△tiの分布は、同一通信内で得ら
れる観測結果取得時刻間隔と異なる通信で得られる観測
結果取得時刻間隔との混合分布として表される。
【0038】すなわち、微小時間h内に通信を開始する
確率をλhとし、微小時間h内に通信を終了する確率を
μhとし、通信時間の分布hcom(t)と非通信時間の分布
no ncom(t)が指数分布に従う場合、通信時間の分布h
com(t)と非通信時間の分布hn oncom(t)は、下記の数式
3および数式4により表される。ここで、通信時間の期
待値はμ-1であり、非通信時間の期待値はλ-1である。
【0039】
【数3】
【0040】
【数4】
【0041】また、観測結果がポアソン到着に従って得
られる場合、ある通信源が常に通信状態にあるときの観
測結果取得時刻間隔の分布ha(t)は、微小時間h内に観
測結果が得られる確率をshとして、下記の数式5によ
り表される。ここで、観測結果取得時刻間隔の期待値は
-1である。
【0042】
【数5】
【0043】同一通信内で得られる観測結果取得時刻間
隔の分布は、ある通信源が常に通信状態にある場合の観
測結果取得時刻間隔の分布ha(t)と等しくなり、上記の
数式5により表される。これに対し、異なる通信で得ら
れる(非通信時間を含む)観測結果取得時刻間隔の分布
b(t)は、同一通信内で得られる観測結果取得時刻間隔
の分布ha(t)と非通信時間の分布hnoncom(t)とのたた
み込み積分として表され、下記の数式6を得る。
【0044】
【数6】
【0045】このように2種類の観測結果取得時刻間隔
の分布ha(t)およびhb(t)が存在する場合、図4に例示
するように、観測結果取得時刻間隔の分布h(t)は、同
一通信内で得られる観測結果取得時刻間隔の分布ha(t)
と、異なる通信で得られる観測結果取得時刻間隔の分布
b(t)との和により表される。
【0046】ところで、ある観測結果取得時刻間隔は、
分布ha(t)または分布hb(t)のどちらかに従うが、どち
らに従うかは事前に既知ではない。そこで、ある観測結
果取得時刻間隔の分布h(t)を、分布ha(t)と分布h
b(t)との混合分布として下記の数式7により表す。ただ
し、数式7において、αは、全観測結果取得時刻間隔△
iにおいて同一通信内で得られる観測結果取得時刻間
隔が占める割合であり、0から1の間の値をとる。
【0047】
【数7】
【0048】数式7に数式5と数式6とを代入して、下
記の数式8を得る。
【0049】
【数8】
【0050】数式8に含まれる変数は、λ,αを除いて
事前に既知であり、或るλ、αを仮定したときに観測結
果取得時刻間隔△tiが得られる確率p(△ti|λ,μ)
は、下記の数式9により与えられる。
【0051】
【数9】
【0052】各観測結果取得時刻間隔△tiに対して数
式9により与えられる確率p(△ti|λ,μ)の積の負の対
数尤度をとると、上記の数式2が得られる。以上により
数式2の導出過程が説明された。平均非通信時間は、各
観測結果取得時刻間隔△tiに対する確率p(△ti|λ,
μ)の積を最大とするλから推定することができ、数式
2により与えられる評価値Jを最小とするλを求めれば
よい。
【0053】ここで、再び説明を図2および図8に戻
す。評価手段51Bは、パラメータαおよびλを変更す
れば、評価値Jがより小さくなって改善されるか否か
(観測結果取得時刻間隔△tiが得られる確率p(△ti|
λ,μ)が大きくなるか否か)を評価(判定)する(ステ
ップST33)。この評価手法の一例として、例えば、
後述の変更手段51Cによるパラメータαおよびλの変
更に最急降下法のような最適化法を適用し、評価値Jが
前回より小さくなっており、かつその差がある閾値より
大きいならば、評価値Jがパラメータαおよびλを変更
すれば評価値Jはより小さくなると評価する。
【0054】評価手段51Bは、評価値Jがより小さく
なると評価した場合(ステップST33;小さくな
る)、現在のパラメータαおよびλを変更手段51Cに
出力する。逆に、評価値Jが小さくならないと評価した
場合(ステップST33;小さくならない)、それまで
に最も小さい評価値Jを与えたパラメータλの値を特徴
算出手段51Dに出力する。評価手段51Bは、それま
でに最も小さい評価値Jと、その評価値Jを与えたパラ
メータαおよびλの値を内部に蓄積する。
【0055】変更手段51Cは、評価値Jがより小さく
なると評価された場合(ステップST33;小さくな
る)、評価手段51Bからのパラメータαおよびλの値
を変更して評価手段51Bに戻す(ステップST3
4)。この変更の手法としては、例えば上述の最急降下
法のような最適化法やランダムに変更する方法が用いら
れる。特徴算出手段51Dは、評価手段51Bからのパ
ラメータλの逆数を演算して平均非通信時間を算出し
(ステップST35)、通信源特徴として通信源特徴フ
ァイル3に出力する。
【0056】なお、上記の数式2では、負の対数尤度と
して評価値Jを表現したが、これに限定されることな
く、正の対数尤度として表現してもよく、観測結果取得
時刻間隔△tiが得られる確率p(△ti|λ,μ)を適切に
評価できるものであれば、どのように評価値Jを表現し
てもよい。正の対数尤度として評価値Jを表現した場
合、平均非通信時間は、評価値Jを最大とするλから推
定される。
【0057】実施の形態3.以下、本発明の実施の形態
3を説明する。本実施の形態3では、各通信に対する観
測結果が必ずしも得られるとは限らないが、2回以上連
続して得られないことはないとの条件の下に、平均通信
時間と平均非通信時間とを算出する。
【0058】本実施の形態3にかかる通信源特徴推定装
置は、図1に示す上述の実施の形態1の構成において、
特徴推定手段5に代えて、図5に示す特徴推定手段52
を備える。図5において、52Aは、通信源の平均非通
信時間の逆数λと平均通信時間の逆数μとを設定する設
定手段、52Bは、設定手段52Aにより設定された平
均非通信時間の逆数λと平均通信時間の逆数μとをパラ
メータとして観測結果取得時刻間隔算出手段4の算出結
果(観測結果取得時刻間隔△ti)と観測結果取得時刻
間隔データ記憶手段2に記憶された統計データとから上
記算出結果が得られる確率を算出し、パラメータλおよ
びμを変更すれば上記確率がより大きくなるか否かを評
価する評価手段、52Cは、評価手段52Bに設定され
た平均非通信時間の逆数λと平均通信時間の逆数μとを
変更する変更手段、52Dは、平均非通信時間の逆数λ
と平均通信時間の逆数μの逆数とから平均非通信時間(1
/λ)と平均通信時間(1/μ)とを算出して通信源特徴を得
る特徴算出手段であり、変更手段52Cは、上記確率が
大きくなると評価された場合、評価手段52Bに設定さ
れたパラメータλおよびμの値を変更し、特徴算出手段
52Dは、上記確率が大きくならないと評価された場
合、評価手段52Bに設定された平均非通信時間の逆数
λと平均通信時間の逆数μとを入力するように構成され
ている。
【0059】なお、観測結果取得時刻間隔データ記憶手
段2には、上述の統計データとして、上述の実施の形態
2と同様に平均観測結果取得時刻間隔が記録されてい
る。連続通信時の観測結果取得時刻間隔が指数分布に従
うことが既知の場合には平均観測結果取得時刻間隔の逆
数sを統計データとして記録してもよい。
【0060】以下、図9に示すフローチャートに沿っ
て、図5に示す特徴推定手段52を備える本実施の形態
3にかかる通信源特徴推定装置の動作(通信源特徴推定
方法)を説明する。設定手段52Aは、後述する評価手
段52Bに対して、通信源の平均非通信時間の逆数λと
平均通信時間の逆数μとを初期設定する(ステップST
41)。これら平均非通信時間の逆数λおよび平均通信
時間の逆数μは任意の正の実数として設定される。
【0061】評価手段52Bは、設定手段52Aにより
設定された平均非通信時間の逆数λと平均通信時間μと
をパラメータとして、観測結果取得時刻間隔算出手段4
の算出結果(観測結果取得時刻間隔△ti)と観測結果
取得時刻間隔データ記憶手段2に記憶された平均観測結
果取得時刻間隔(統計データ)とから観測結果取得時刻
間隔△tiが得られる確率を評価するための評価値Jを
下記の数式10により算出する(ステップST42)。
ただし、数式10において、Nは観測結果の数、sは指
数分布に従う観測結果取得時刻間隔の平均値の逆数であ
り、P1およびP2は下記の数式11および数式12に
より与えられる。
【0062】
【数10】
【0063】
【数11】
【0064】
【数12】
【0065】ここで、数式10の導出過程を説明する。
連続通信時の観測結果取得時刻間隔が指数分布に従い、
かつ通信時間および非通信時間も指数分布に従うことが
既知である場合、連続通信時の観測結果取得時刻間隔
は、その平均値が1/sとなる指数分布に従う。
【0066】しかし、通信源が通信していない非通信時
間が存在すると、観測結果が得られない場合が生じる。
通信源が通信していなかったために観測結果が得られな
かったことが1回あった場合、その前後の観測結果取得
時刻間隔は、2つの連続通信時の観測結果取得時刻間隔
の和となる。また、観測結果が得られなかったことが2
回連続してあった場合は、3つの連続通信時の観測結果
取得時刻間隔の和となり、観測結果が得られなかった回
数に応じて、連続通信時の観測結果取得時刻間隔の和の
数が増える。
【0067】観測結果が連続して得られる確率は、上述
の数式11により表され、2つの観測結果の間に観測結
果が1回だけ得られない確率は、上述の数式12により
表される。また、観測結果が続けて得られる場合の観測
結果取得時刻間隔の分布は下記の数式13により表さ
れ、2つの観測結果の間に1回だけ観測結果が得られな
い場合の観測結果取得時刻間隔の分布は下記の数式14
により表される。
【0068】
【数13】
【0069】
【数14】
【0070】いま、2回以上連続して観測結果が得られ
ないことはないとすれば、観測結果取得時刻間隔の分布
は、数式13により与えられる分布と数式14により与
えられる分布との混合分布として表すことができる。す
なわち、P1+P2=1となるように正規化して、確率
P1および確率P2で数式13および数式14に対し重
みづけを行うことにより下記の数式15が得られ、上述
の混合分布に従う観測結果取得時刻間隔△tiが得られ
る確率は、数式15から近似的に得られる。
【0071】
【数15】
【0072】そして、各観測結果取得時刻間隔△ti
対して数式15が与える確率p(△ti|λ,μ)の積の負の
対数尤度をとると、上記の数式10が得られる。平均非
通信時間および平均通信時間は、各観測結果取得時刻間
隔△tiに対して数式15が与える確率p(△ti|λ,μ)
を最大とするパラメータλおよびμからそれぞれ推定す
ることができ、数式10により与えられる評価値Jを最
小にするλおよびμを求めればよい。
【0073】ここで、再び説明を図5および図9に戻
す。評価手段52Bは、評価値Jがパラメータλ、μを
変更することによって、より小さくなるか否か(観測結
果取得時刻間隔△tiが得られる確率p(△ti|λ,μ)が
大きくなるか否か)を評価する(ステップST43)。
この評価手法の一例として、例えば、後述の変更手段5
2Cによるパラメータλ、μの変更に最急降下法のよう
な最適化法を適用し、評価値Jが前回より小さくなって
おり、かつその差がある閾値より大きいならば、評価値
Jはより小さくなると判断する。
【0074】評価手段52Bは、評価値Jがより小さく
なると評価した場合(ステップST43;小さくな
る)、現在のパラメータλおよびμを変更手段51Cに
出力する。逆に、評価値Jが小さくならないと評価した
場合(ステップST43;小さくならない)、これまで
で最も小さい評価値を与えたパラメータλおよびμの値
を特徴算出手段52Dに出力する。評価手段52Bは、
それまでに最も小さい評価値Jと、その評価値Jを与え
たパラメータλおよびμの値を内部に蓄積する。
【0075】変更手段52Cは、評価手段52Bからの
パラメータλおよびμの値を変更して評価手段52Bに
戻す(ステップST44)。この変更の手法としては、
例えば上述の最急降下法のような最適化法や、ランダム
に変更する方法が用いられる。特徴算出手段52Dは、
パラメータλおよびμの逆数をそれぞれ演算して平均非
通信時間および平均通信時間を算出し(ステップST4
5)、通信源特徴として通信源特徴ファイル3に出力す
る。
【0076】なお、数式10では、負の対数尤度として
評価値Jを表現したが、これに限定されることなく、正
の対数尤度として表現してもよく、観測結果取得時刻間
隔△tiが得られる確率p(△ti|λ,μ)を適切に評価で
きるものであれば、どのように評価値Jを表現してもよ
い。
【0077】また、数式10は、2回以上連続して観測
結果が得られないことはないとの条件の下で評価値Jを
与えるものであるが、2回以上連続して観測結果が得ら
れないことがある場合には、上記の数式15に対して、
その場合の確率を表す項を付け加えれば、同様に推定す
ることができる。
【0078】実施の形態4.以下、本発明の実施の形態
4を説明する。図6に示す本実施の形態4にかかる通信
源特徴推定装置6Aは、図2に示す前述の実施の形態2
の構成において、観測結果数カウント手段52と、平均
通信時間推定手段53とをさらに備える。
【0079】すなわち、図6において、52は、外部か
ら通信源の通信に対する観測結果の取得時刻を入力して
観測結果数Nsをカウントすると共に総観測時間Tを算
出する観測結果数カウント手段、53は、特徴推定手段
51により推定された平均非通信時間と観測結果数カウ
ント手段52からの観測結果数Nsおよび総観測時間T
と観測結果取得時刻間隔データ記憶手段2に統計データ
として記憶された平均観測結果取得時刻間隔とから、総
通信時間を平均観測結果取得時刻間隔で除算した結果が
観測結果数Nsに等しいとして通信源の平均通信時間を
推定する平均通信時間推定手段である。
【0080】以下、図10に示すフローチャートに沿っ
て、図6に示す本実施の形態4にかかる通信源特徴推定
装置6Aの動作(通信源特徴推定方法)を説明する。前
述の実施の形態2と同様に、観測結果取得間隔算出手段
4により観測結果取得時刻間隔△tiが算出され、特徴
推定手段51により通信源特徴の推定が行われる(ステ
ップST1〜ST4)。特徴推定手段51は、平均通信
時間推定手段53に対し、通信源特徴として平均非通信
時間(1/λ)を推定して出力する。
【0081】この一方、観測結果数カウント手段20
は、観測結果ファイル1からの観測結果取得時刻から観
測結果数Nsをカウントして出力する。また、観測結果
カウント手段20は、観測結果ファイル1の観測結果に
総観測時間Tが記録されている場合にはこの総観測時間
Tを出力し、記録されていない場合には最初に得られた
観測結果と最後に得られた観測結果との時刻差から総観
測時間Tを算出して出力する。
【0082】平均通信時間推定手段21は、観測結果取
得時刻間隔データ記憶手段2からの統計データから平均
観測結果取得時刻間隔(1/s)を求める。そして、観測結
果数Nsと総観測時間Tと平均観測結果取得時刻間隔(1/
s)と特徴推定手段51からの平均非通信時間(1/λ)とか
ら平均通信時間(1/μ)を下記の数式16により算出す
る。以上により、平均非通信時間と平均通信時間とが推
定される。
【0083】
【数16】
【0084】ここで、数式16は、以下のように導出さ
れる。総観測時間Tに対する通信時間の総和Tcの割合
が、平均通信時間(1/μ)と平均非通信時間(1/λ)との和
に対する平均通信時間(1/μ)の割合に等しくなるとすれ
ば、通信時間の総和Tcは下記の数式17により表され
る。
【0085】
【数17】
【0086】通信時間の総和Tcを平均観測結果取得時
刻間隔(1/s)で除算した結果が観測結果数Nsに等しいと
おいて、数式16を得る。ただし、数式16において、
sをNs−1としてもよい。
【0087】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下のような効果を得ることができる。即ち、
本発明にかかる通信源特徴推定装置によれば、通信源の
通信に対する各時刻での観測結果から通信源特徴を推定
する通信源特徴推定装置において、外部から上記通信源
の通信に対する観測結果の取得時刻を入力して観測結果
取得時刻間隔を算出する観測結果取得時刻間隔算出手段
と、連続通信時の上記通信源の通信に対する観測結果取
得時刻間隔の統計データがあらかじめ記憶された観測結
果取得時刻間隔データ記憶手段と、上記観測結果取得時
刻間隔データ記憶手段に記憶された統計データを参照し
て上記観測結果取得時刻間隔算出手段の算出結果を評価
し、上記算出結果の評価結果に基づき上記算出結果から
上記通信源特徴を推定する特徴推定手段とを備えたの
で、通信時間や非通信時間に対して十分に短い時間間隔
で通信源を観測することができない場合であっても、通
信源特徴を正確に推定することができる。
【0088】また、本発明にかかる通信源特徴推定装置
によれば、上記観測結果取得時刻間隔データ記憶手段
は、上記統計データとして連続通信時の上記通信源の通
信に対する観測結果取得時刻間隔の平均値をあらかじめ
記憶し、上記特徴推定手段は、上記観測結果取得時刻間
隔データ記憶手段からの統計データと上記観測結果取得
時刻間隔算出手段の算出結果とを比較して該算出結果が
同一通信内で得られたものか否かを判定し、同一通信内
で得られたものではないと判定された上記算出結果から
上記通信源特徴を推定するので、通信時間や非通信時間
に対して十分に短い時間間隔で通信源を観測することが
できない場合であっても、通信源特徴として平均非通信
時間を正確に推定することができる。
【0089】さらに、本発明にかかる通信源特徴推定装
置によれば、上記観測結果取得時刻間隔データ記憶手段
は、上記統計データとして連続通信時の上記通信源の通
信に対する観測結果取得時刻間隔の平均値をあらかじめ
記憶し、上記特徴推定手段は、同一通信内で得られる観
測結果取得時刻間隔の割合と上記通信源の平均非通信時
間の逆数とを設定する設定手段と、上記設定手段により
設定された上記観測結果取得時刻間隔の割合と上記平均
非通信時間の逆数とをパラメータとして上記観測結果取
得時刻間隔算出手段の算出結果と上記統計データとから
上記算出結果が得られる確率を算出し、上記パラメータ
を変更すれば上記確率がより大きくなるか否かを評価す
る評価手段と、上記評価手段に設定された上記観測結果
取得時刻間隔の割合と上記平均非通信時間の逆数とを変
更する変更手段と、上記平均非通信時間の逆数から平均
非通信時間を算出して上記通信源特徴を得る特徴算出手
段とを備え、上記変更手段は、上記確率が大きくなると
評価された場合、上記評価手段に設定された上記観測結
果取得時刻間隔の割合と上記平均非通信時間の逆数とを
変更し、上記特徴算出手段は、上記確率が大きくならな
いと評価された場合、上記評価手段に設定された上記平
均非通信時間の逆数を入力するので、各通信に対して最
低1回の観測結果が得られる条件の下で、平均非通信時
間を正確に推定することができる。
【0090】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定装置によれば、上記観測結果取得時刻間隔データ記憶
手段は、上記統計データとして連続通信時の上記通信源
の通信に対する観測結果取得時刻間隔の平均値をあらか
じめ記憶し、上記特徴推定手段は、上記通信源の平均非
通信時間の逆数と平均通信時間の逆数とを設定する設定
手段と、上記設定手段により設定された上記平均非通信
時間の逆数と上記平均通信時間の逆数とをパラメータと
して上記観測結果取得時刻間隔算出手段の算出結果と上
記統計データとから上記算出結果が得られる確率を算出
し、上記パラメータを変更すれば上記確率がより大きく
なるか否かを評価する評価手段と、上記評価手段に設定
された上記平均非通信時間の逆数と上記平均通信時間の
逆数とを変更する変更手段と、上記平均非通信時間の逆
数と上記平均通信時間の逆数とから平均非通信時間と平
均通信時間とを算出して上記通信源特徴を得る特徴算出
手段とを備え、上記変更手段は、上記確率が大きくなる
と評価された場合、上記評価手段に設定された上記平均
非通信時間の逆数と上記平均通信時間の逆数とを変更
し、上記特徴算出手段は、上記確率が大きくならないと
評価された場合、上記評価手段に設定された上記平均非
通信時間の逆数と上記平均通信時間の逆数とを入力する
ので、観測がランダムに行なわれる条件の下で、平均非
通信時間と平均通信時間とを正確に推定することができ
る。
【0091】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定装置によれば、外部から上記通信源の通信に対する観
測結果の取得時刻を入力して観測結果数をカウントする
と共に総観測時間を算出する観測結果数カウント手段
と、上記統計データとして上記観測結果取得時刻間隔デ
ータ記憶手段にあらかじめ記憶された連続通信時の観測
結果取得時刻間隔の平均値と上記特徴推定手段からの平
均非通信時間と上記観測結果数カウント手段からの観測
結果数および総観測時間とから、上記総通信時間を上記
観測結果取得時刻間隔の平均値で除算した結果が上記観
測結果数に等しくなる関係に基づき上記通信源の平均通
信時間を推定する平均通信時間推定手段とをさらに備え
たので、各通信に対して最低1回の観測結果が得られる
条件の下に、平均非通信時間を正確に推定することがで
き、推定された平均非通信時間から平均通信時間を得る
ことができる。
【0092】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定方法によれば、通信源の通信に対する各時刻での観測
結果から通信源特徴を推定する通信源特徴推定方法にお
いて、外部から上記通信源の通信に対する観測結果の取
得時刻を入力して観測結果取得時刻間隔を算出する観測
結果取得時刻間隔算出ステップと、あらかじめ準備され
た連続通信時の上記通信源の通信に対する観測結果取得
時刻間隔の統計データを参照して上記観測結果取得時刻
間隔算出ステップでの算出結果を評価し、上記算出結果
の評価結果に基づき上記算出結果から上記通信源特徴を
推定する特徴推定ステップとを含むので、通信時間や非
通信時間に対して十分に短い時間間隔で通信源を観測す
ることができない場合であっても、通信源特徴を正確に
推定することができる。
【0093】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定方法によれば、上記特徴推定ステップは、上記統計デ
ータとしてあらかじめ準備された連続通信時の上記通信
源の通信に対する観測結果取得時刻間隔の平均値と上記
観測結果取得時刻間隔算出ステップでの算出結果とを比
較して該算出結果が同一通信内で得られたものか否かを
判定するステップと、同一通信内で得られたものではな
いと判定された上記算出結果から上記通信源特徴を推定
するステップとを含むので、通信時間や非通信時間に対
して十分に短い時間間隔で通信源を観測することができ
ない場合であっても、通信源特徴として平均非通信時間
を正確に推定することができる。
【0094】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定方法によれば、上記特徴推定ステップは、同一通信内
で得られる観測結果取得時刻間隔の割合と上記通信源の
平均非通信時間の逆数とを設定する設定ステップと、上
記設定ステップで設定された上記観測結果取得時刻間隔
の割合と上記平均非通信時間の逆数とをパラメータとし
て上記観測結果取得時刻間隔算出ステップでの算出結果
と上記統計データとしてあらかじめ設定された連続通信
時の上記通信源の通信に対する観測結果取得時刻間隔の
平均値とから上記算出結果が得られる確率を算出し、上
記パラメータを変更すれば上記確率がより大きくなるか
否かを評価する評価ステップと、上記評価ステップで上
記確率が大きくなると評価された場合、上記評価ステッ
プに設定された上記観測結果取得時刻間隔の割合と上記
平均非通信時間の逆数とを変更する変更ステップと、上
記評価ステップで上記確率が大きくならないと評価され
た場合、上記評価ステップに設定された上記平均非通信
時間の逆数から平均非通信時間を算出して上記通信源特
徴を得る特徴算出ステップとを含むので、各通信に対し
て最低1回の観測結果が得られる条件の下で、平均非通
信時間を正確に推定することができる。
【0095】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定方法によれば、上記特徴推定ステップは、上記通信源
の平均非通信時間の逆数と平均通信時間の逆数とを設定
する設定ステップと、上記設定ステップで設定された上
記平均非通信時間の逆数と上記平均通信時間の逆数とを
パラメータとして上記観測結果取得時刻間隔算出ステッ
プでの算出結果と上記統計データとしてあらかじめ設定
された連続通信時の上記通信源の通信に対する観測結果
取得時刻間隔の平均値とから上記算出結果が得られる確
率を算出し、上記パラメータを変更すれば上記確率がよ
り大きくなるか否かを評価する評価ステップと、上記評
価ステップで上記確率が大きくなると評価された場合、
上記評価ステップに設定された上記平均非通信時間の逆
数と上記平均通信時間の逆数とを変更する変更ステップ
と、上記評価ステップで上記確率が大きくならないと評
価された場合、上記評価ステップに設定された上記平均
非通信時間の逆数と上記平均通信時間の逆数とから平均
非通信時間と平均通信時間とを算出して上記通信源特徴
を得る特徴算出ステップとを含むので、観測がランダム
に行なわれる条件の下で、平均非通信時間と平均通信時
間とを正確に推定することができる。
【0096】さらにまた、本発明にかかる通信源特徴推
定方法によれば、外部から上記通信源の通信に対する観
測結果の取得時刻を取得して観測結果数をカウントする
と共に総観測時間を算出する観測結果数カウントステッ
プと、上記統計データとしてあらかじめ設定された連続
通信時の上記観測結果取得時刻間隔の平均値と上記特徴
推定ステップでの平均非通信時間と上記観測結果数カウ
ントステップでの観測結果数および総観測時間とから、
上記総通信時間を上記観測結果取得時刻間隔の平均値で
除算した結果が上記観測結果数に等しくなる関係に基づ
き上記通信源の平均通信時間を推定する平均通信時間推
定ステップとをさらに含むので、各通信に対して最低1
回の観測結果が得られる条件の下に、平均非通信時間を
正確に推定することができ、推定された平均非通信時間
から平均通信時間を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る通信源特徴推定
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態2に係る通信源特徴推定
装置が備える特徴推定手段の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る通信源特徴推定
装置が対象とする観測結果から得られる観測結果取得時
刻間隔の種類を説明するための図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る通信源特徴推定
装置が対象とする観測結果から得られる観測結果取得時
刻間隔の分布を説明するための図である。
【図5】 本発明の実施の形態3に係る通信源特徴推定
装置が備える特徴推定手段の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態4に係る通信源特徴推定
装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態1に係る通信源特徴推定
装置の動作(通信源特徴推定方法)を説明するためのフ
ローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態2に係る特徴推定手段の
動作(通信源特徴推定方法)を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】 本発明の実施の形態3に係る特徴推定手段の
動作(通信源特徴推定方法)を説明するためのフローチ
ャートである。
【図10】 本発明の実施の形態4に係る通信源特徴推
定装置の動作(通信源特徴推定方法)を説明するための
フローチャートである。
【図11】 従来技術から類推して得られる通信源特徴
推定装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 観測結果ファイル、2 観測結果取得時刻間隔デー
タ記憶手段、3 通信源特徴ファイル、4 観測結果取
得時刻間隔算出手段、5,51,52 特徴推定手段、
6,6A 通信源特徴推定装置、51A,52A 設定
手段、51B,52B 評価手段、51C,52C 変
更手段、51D,52D 特徴算出手段、52 観測結
果数カウント手段、53 平均通信時間推定手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−123245(JP,A) 特開 平3−136435(JP,A) 特開 平8−181698(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/02 H04L 12/24 H04L 12/26

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信源の通信に対する各時刻での観測結
    果から通信源特徴を推定する通信源特徴推定装置におい
    て、 外部から上記通信源の通信に対する観測結果の取得時刻
    を入力して観測結果取得時刻間隔を算出する観測結果取
    得時刻間隔算出手段と、 連続通信時の上記通信源の通信に対する観測結果取得時
    刻間隔の統計データがあらかじめ記憶された観測結果取
    得時刻間隔データ記憶手段と、 上記観測結果取得時刻間隔データ記憶手段に記憶された
    統計データを参照して上記観測結果取得時刻間隔算出手
    段の算出結果を評価し、上記算出結果の評価結果に基づ
    き上記算出結果から上記通信源特徴を推定する特徴推定
    手段とを備えたことを特徴とする通信源特徴推定装置。
  2. 【請求項2】 上記観測結果取得時刻間隔データ記憶手
    段は、上記統計データとして連続通信時の上記通信源の
    通信に対する観測結果取得時刻間隔の平均値をあらかじ
    め記憶し、 上記特徴推定手段は、上記観測結果取得時刻間隔データ
    記憶手段からの統計データと上記観測結果取得時刻間隔
    算出手段の算出結果とを比較して該算出結果が同一通信
    内で得られたものか否かを判定し、同一通信内で得られ
    たものではないと判定された上記算出結果から上記通信
    源特徴を推定することを特徴とする請求項1に記載の通
    信源特徴推定装置。
  3. 【請求項3】 上記観測結果取得時刻間隔データ記憶手
    段は、上記統計データとして連続通信時の上記通信源の
    通信に対する観測結果取得時刻間隔の平均値をあらかじ
    め記憶し、 上記特徴推定手段は、 同一通信内で得られる観測結果取得時刻間隔の割合と上
    記通信源の平均非通信時間の逆数とを設定する設定手段
    と、 上記設定手段により設定された上記観測結果取得時刻間
    隔の割合と上記平均非通信時間の逆数とをパラメータと
    して上記観測結果取得時刻間隔算出手段の算出結果と上
    記統計データとから上記算出結果が得られる確率を算出
    し、上記パラメータを変更すれば上記確率がより大きく
    なるか否かを評価する評価手段と、 上記評価手段に設定された上記観測結果取得時刻間隔の
    割合と上記平均非通信時間の逆数とを変更する変更手段
    と、 上記平均非通信時間の逆数から平均非通信時間を算出し
    て上記通信源特徴を得る特徴算出手段とを備え、 上記変更手段は、上記確率が大きくなると評価された場
    合、上記評価手段に設定された上記観測結果取得時刻間
    隔の割合と上記平均非通信時間の逆数とを変更し、上記
    特徴算出手段は、上記確率が大きくならないと評価され
    た場合、上記評価手段に設定された上記平均非通信時間
    の逆数を入力することを特徴とする請求項1に記載の通
    信源特徴推定装置。
  4. 【請求項4】 上記観測結果取得時刻間隔データ記憶手
    段は、上記統計データとして連続通信時の上記通信源の
    通信に対する観測結果取得時刻間隔の平均値をあらかじ
    め記憶し、 上記特徴推定手段は、 上記通信源の平均非通信時間の逆数と平均通信時間の逆
    数とを設定する設定手段と、 上記設定手段により設定された上記平均非通信時間の逆
    数と上記平均通信時間の逆数とをパラメータとして上記
    観測結果取得時刻間隔算出手段の算出結果と上記統計デ
    ータとから上記算出結果が得られる確率を算出し、上記
    パラメータを変更すれば上記確率がより大きくなるか否
    かを評価する評価手段と、 上記評価手段に設定された上記平均非通信時間の逆数と
    上記平均通信時間の逆数とを変更する変更手段と、 上記平均非通信時間の逆数と上記平均通信時間の逆数と
    から平均非通信時間と平均通信時間とを算出して上記通
    信源特徴を得る特徴算出手段とを備え、 上記変更手段は、上記確率が大きくなると評価された場
    合、上記評価手段に設定された上記平均非通信時間の逆
    数と上記平均通信時間の逆数とを変更し、上記特徴算出
    手段は、上記確率が大きくならないと評価された場合、
    上記評価手段に設定された上記平均非通信時間の逆数と
    上記平均通信時間の逆数とを入力することを特徴とする
    請求項1に記載の通信源特徴推定装置。
  5. 【請求項5】 外部から上記通信源の通信に対する観測
    結果の取得時刻を入力して観測結果数をカウントすると
    共に総観測時間を算出する観測結果数カウント手段と、 上記統計データとして上記観測結果取得時刻間隔データ
    記憶手段にあらかじめ記憶された連続通信時の観測結果
    取得時刻間隔の平均値と上記特徴推定手段からの平均非
    通信時間と上記観測結果数カウント手段からの観測結果
    数および総観測時間とから、上記総通信時間を上記観測
    結果取得時刻間隔の平均値で除算した結果が上記観測結
    果数に等しくなる関係に基づき上記通信源の平均通信時
    間を推定する平均通信時間推定手段とをさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項3に記載の通信源特徴推定装置。
  6. 【請求項6】 通信源の通信に対する各時刻での観測結
    果から通信源特徴を推定する通信源特徴推定方法におい
    て、 外部から上記通信源の通信に対する観測結果の取得時刻
    を入力して観測結果取得時刻間隔を算出する観測結果取
    得時刻間隔算出ステップと、 あらかじめ準備された連続通信時の上記通信源の通信に
    対する観測結果取得時刻間隔の統計データを参照して上
    記観測結果取得時刻間隔算出ステップでの算出結果を評
    価し、上記算出結果の評価結果に基づき上記算出結果か
    ら上記通信源特徴を推定する特徴推定ステップとを含む
    ことを特徴とする通信源特徴推定方法。
  7. 【請求項7】 上記特徴推定ステップは、 上記統計データとしてあらかじめ準備された連続通信時
    の上記通信源の通信に対する観測結果取得時刻間隔の平
    均値と上記観測結果取得時刻間隔算出ステップでの算出
    結果とを比較して該算出結果が同一通信内で得られたも
    のか否かを判定するステップと、 同一通信内で得られたものではないと判定された上記算
    出結果から上記通信源特徴を推定するステップとを含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信源特徴推定方
    法。
  8. 【請求項8】 上記特徴推定ステップは、 同一通信内で得られる観測結果取得時刻間隔の割合と上
    記通信源の平均非通信時間の逆数とを設定する設定ステ
    ップと、 上記設定ステップで設定された上記観測結果取得時刻間
    隔の割合と上記平均非通信時間の逆数とをパラメータと
    して上記観測結果取得時刻間隔算出ステップでの算出結
    果と上記統計データとしてあらかじめ設定された連続通
    信時の上記通信源の通信に対する観測結果取得時刻間隔
    の平均値とから上記算出結果が得られる確率を算出し、
    上記パラメータを変更すれば上記確率がより大きくなる
    か否かを評価する評価ステップと、 上記評価ステップで上記確率が大きくなると評価された
    場合、上記評価ステップに設定された上記観測結果取得
    時刻間隔の割合と上記平均非通信時間の逆数とを変更す
    る変更ステップと、 上記評価ステップで上記確率が大きくならないと評価さ
    れた場合、上記評価ステップに設定された上記平均非通
    信時間の逆数から平均非通信時間を算出して上記通信源
    特徴を得る特徴算出ステップとを含むことを特徴とする
    請求項6に記載の通信源特徴推定方法。
  9. 【請求項9】 上記特徴推定ステップは、 上記通信源の平均非通信時間の逆数と平均通信時間の逆
    数とを設定する設定ステップと、 上記設定ステップで設定された上記平均非通信時間の逆
    数と上記平均通信時間の逆数とをパラメータとして上記
    観測結果取得時刻間隔算出ステップでの算出結果と上記
    統計データとしてあらかじめ設定された連続通信時の上
    記通信源の通信に対する観測結果取得時刻間隔の平均値
    とから上記算出結果が得られる確率を算出し、上記パラ
    メータを変更すれば上記確率がより大きくなるか否かを
    評価する評価ステップと、 上記評価ステップで上記確率が大きくなると評価された
    場合、上記評価ステップに設定された上記平均非通信時
    間の逆数と上記平均通信時間の逆数とを変更する変更ス
    テップと、 上記評価ステップで上記確率が大きくならないと評価さ
    れた場合、上記評価ステップに設定された上記平均非通
    信時間の逆数と上記平均通信時間の逆数とから平均非通
    信時間と平均通信時間とを算出して上記通信源特徴を得
    る特徴算出ステップとを含むことを特徴とする請求項6
    に記載の通信源特徴推定方法。
  10. 【請求項10】 外部から上記通信源の通信に対する観
    測結果の取得時刻を取得して観測結果数をカウントする
    と共に総観測時間を算出する観測結果数カウントステッ
    プと、 上記統計データとしてあらかじめ設定された連続通信時
    の上記観測結果取得時刻間隔の平均値と上記特徴推定ス
    テップでの平均非通信時間と上記観測結果数カウントス
    テップでの観測結果数および総観測時間とから、上記総
    通信時間を上記観測結果取得時刻間隔の平均値で除算し
    た結果が上記観測結果数に等しくなる関係に基づき上記
    通信源の平均通信時間を推定する平均通信時間推定ステ
    ップとをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の
    通信源特徴推定方法。
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