JP3404019B2 - ピトー静圧管 - Google Patents

ピトー静圧管

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JP3404019B2 JP2000551267A JP2000551267A JP3404019B2 JP 3404019 B2 JP3404019 B2 JP 3404019B2 JP 2000551267 A JP2000551267 A JP 2000551267A JP 2000551267 A JP2000551267 A JP 2000551267A JP 3404019 B2 JP3404019 B2 JP 3404019B2
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アレクセーヴィッチ ゴロフキン、ウラディミール
クズミッチ パンクラトフ、アナトリ
アレクサンドロヴィッチ エフレモフ、アンドレイ
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プロフェッサー エヌ イー ズコフスキ セントラル エアロハイドロダイナミック インスティトゥート
エアロプリボール ヴォスクホド オー ジェイ エス シー
ノルト‐ミクロ エレクトロニーク ファインメヒァニーク アクチエンゲゼルシャフト
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、飛行体の飛行パラメータの測定
に、または液体および気体の流れを扱う他の科学技術分
野に関するものである。
【0002】飛行パラメータの測定は、飛行体(FV)
の航空及び空気力学における最重要問題の一つである。
現在、飛行パラメータ(流れパラメータ)を測定するに
はピトー静圧管(PST)が使用され、航空機の胴体や
他の飛行体の機体に直接取り付けられることが多く、平
面流れに近い局所的流れのパラメータを実際に測定す
る。一般的に、局所的流れを測定するこれらPSTのい
くつかが飛行体に取り付けられる。実際の飛行パラメー
タは、事前の校正に基づいて決定される。
【0003】PSTは国際特許出願公開94/0285
8号明細書から周知である。このPSTはFVの機体ま
たは胴体に取り付けられ、支柱の基部から管に接近する
につれて収束する曲線状の前縁および後縁を持つ支柱に
取り付けられた円筒管を備える。支柱の前縁は丸みを帯
びている。静圧管は、全圧力を検出するためのオリフィ
スを管のノーズ部分に、静圧を検出するためのオリフィ
スを管のノーズから所定距離の箇所に備える。ピトー探
針は、着氷防止用のヒータを備える。しかしこのPST
は、迎え角を測定するのに役立つ圧力検出用オリフィス
が設けられていないため、迎え角の決定には使用できな
い。厳密に述べると、国際特許出願公開94/0285
8号明細書から分かるように、ピトー探針はこのような
目的で設計されているわけではないのである。さらに側
面から見て、管に接近するにつれて支柱が収束している
ため、空気通路とヒータとを構成するのに必要な内部体
積を維持した場合、支柱断面の輪郭の相対的厚さが急激
に増加する。高い亜音速(マッハ数M=0.8〜0.
9)では、局所的な衝撃波が早い段階で発生し、このよ
うなピトー静圧管の衝撃波抵抗が急激に上昇する。
【0004】全圧力P0、静圧Ps、マッハ数と共に迎え
角αを測定するための別の装置は、RU2000561
から周知である。この装置は、回転軸と直交して配置さ
れた上面を持つと共に、静圧を測定するためのオリフィ
スを備えて前方が尖った板の構造を持つ本体で構成され
る。板の後部上面には、板の上面と直交すると共に端部
に全圧力探針を設けた直線状前縁を持つ半翼が配置され
ている。迎え角を測定するためのオリフィスは、半翼の
直線状前縁に配置されている。静圧を測定するオリフィ
スと、全圧力探針と、対応する空気経路の補助により迎
え角を測定するためのオリフィスとは、圧力変換器に接
続されている。この装置はまた、機体の角変位のための
変換器を備える。静圧測定用オリフィスは、板の上面と
同一平面に設けられた非回転ディスク上に配置されてい
る。基本的にこの装置は、空気力学的な角度変換器とP
STの機能が中で組み合わされたものである。既知の装
置は幾つかの欠点を持つ。第一に、まず装置が回転式で
あることから設計が複雑である。結果的に摩擦係数の非
常に低い軸受を備えなければならず、静的および動的に
装置の均衡を保つ必要がある。さらに、機体の角変位の
ための変換器を備えなければならない。本質的に第一の
欠点から派生する第二の欠点は、設計重量の増大であ
る。設計上の特徴のため、非回転式空気通路の補助によ
り、全圧力を飛行体の胴体と様々な機器に伝達すること
がしばしば必要となるにも関わらず不可能であること
も、既知の装置の欠点である。装置の回転部分から非回
転部分への圧力の伝達には、特殊なシールの貼付が必要
であり、設計の複雑さおよび重量の増大と、摩擦力モー
メントの増大とを招き、結果的にこのような装置の動作
開始最低速度が高くなる。
【0005】米国特許第4,378,696号明細書に
は、飛行(流れ)パラメータつまり迎え角α、全圧力P
0、静圧Psひいてはマッハ数Mを測定するための胴体P
STが示唆されているが、このPSTは、全圧力検出用
オリフィスが配置された円錐形または弓形のヘッド部分
を備える長形の軸方向対称体であり、この対称体は、静
圧を検出するためのオリフィスが配置された表面を持つ
円形シリンダにつながっている。さらにこの円筒面は、
迎え角を設定するための圧力を検出するオリフィスが配
置された円錐面とつながり、その後、再び円筒面につな
がっている。FVの胴体または機体に固定する目的で、
ピトー探針は前縁が尖ったレンズ形状の断面を持つ支柱
を備える。
【0006】既知のPSTの欠点は、 ・軸方向対称体の全体的寸法が大きいこと、 ・設計が複雑であること、 ・空気力学的抗力が大きいこと、 ・着氷防止システムを加熱するのに必要な電力が増大す
ること、 ・円錐部分に配置された、そしてαを測定するためのオ
リフィスで測定される、迎え角に関する圧力感度が低い
ため、迎え角の決定に大きな誤差が生じること、 ・設計重量が増大すること、 である。
【0007】これは以下の要因によって引き起こされ
る。
【0008】1.既知のPSTは、軸方向対称体の中間
区分が大きい。中間区分の寸法が大きいのは、この場
合、二つの事情による。
【0009】第一に、軸方向対称体の円筒部分は、迎え
角を測定するための圧力を検出するオリフィスが配置さ
れた円錐部分につながっている。迎え角に応じてこれら
オリフィスにより検出される圧力の感度を高めるには、
円錐の角度を十分に大きくしなければならず、このこと
が従来の円錐部分の下流にある軸方向対称体の直径を著
しく増大させることになる。第二の事情は、全圧力と静
圧と迎え角を決定するために圧力を測定するオリフィス
群は、所定の形状に分散されるにも関わらず、やはり同
じ軸方向対称体の上に配置されるという事実に関連す
る。上記のオリフィス群すべてにより外部に通じる空気
通路と、着氷防止システムの筒状電気ヒータ(TEH)
とを、対称体の中に配置する必要がある。空気通路とT
EHの直径は、空気通路については流体力学的抵抗の大
きさにより、TEHについては熱流束密度の最大値とヒ
ータの表面温度とにより決定される、或る最小値を下回
ってはならない。その結果、設計限界が高くなる、つま
りPSTの軸方向対称体の設計複雑度が高くなるのであ
る。
【0010】上述の事情により、中間区分の面積が増大
し、ひいては設計重量と空気力学的抵抗と着氷防止シス
テムの所要電力が増大する。円筒部分から円錐部分へ、
そして再び円筒部分への移行により、円錐部分の下流で
流れの分離が生じると共に、局所的衝撃波が小さなマッ
ハ数の段階で現れることにも注目する必要がある。これ
は、空気力学的抵抗の増大につながる。さらに軸方向対
称体の直径が増大することと、空中部分の形状が支柱に
対して最適でないことも、支柱のレンズ形空気力学的輪
郭の厚さ最大線の下流に位置するPSTの軸方向対称体
のテーパ状テール部分の結合範囲において、望ましくな
い空気力学的妨害(流れの分離と早い段階での衝撃波の
発現)を引き起こす。これも、幾分かではあるがこの種
のPSTの空気力学的抵抗を増大させることになる。
【0011】2.軸方向対称体の長さの増大。これは、
全圧力と静圧と迎え角とを測定するため、3個のオリフ
ィス群すべてが軸方向対称体に配置されているという事
実によって生じる。この場合、静圧を測定するためのオ
リフィスは、静圧の測定が修正を要せずに正確であるよ
うに、そして支柱からの過圧が実際上排除されるよう
に、支柱から十分に離間して配置しなければならない。
これに伴い軸方向対称体の長さが非常に増大する。周知
のように、第一に、流れが減速する範囲に隣接する範囲
では、飛行体に着氷が起こる(例えば、Bragg M.b.、G
rigoreh G.M.、Lee J.D。による「着氷条件における翼
の空気力学」(J.Aircraft、23巻、N1、1986
年)を参照)。PSTの軸方向対称体において、このよ
うな範囲はノーズ範囲であり、さらに迎え角がゼロとは
異なる場合、PSTの軸方向対称体の風上部分における
流れ拡散線付近の範囲である。結果的に、このような長
形の軸方向対称体内部には、全長にわたって、非常にか
さばる筒状の電気ヒータを配置せざるを得ない。これに
より加熱に必要な電力が大幅に増大し、またTEHが非
常にかさばって設計重量もさらに増大するのである。
【0012】PSTの軸方向対称体に円錐部分が存在す
ると、静圧測定用オリフィスが配置された前方に位置す
る円筒部分に過圧作用がさらに加わることにも注意すべ
きである。その結果、静圧を修正なしで正確に測定する
には、これを検出するオリフィスをこの円錐部分から十
分に離間させて配置する必要がある。これにより軸方向
対称体の長さをさらに増大する必要が生じ、設計重量に
或る付加的な増大が生じ、電気加熱式着氷防止システム
への電力を増大することが必要となる。
【0013】3.前縁における着氷を防止し、それによ
り軸方向対称体における圧力測定にこの着氷が影響する
ことを防止するために、PSTの支柱内に配置された電
気ヒータが、圧力測定用オリフィスを一切配置していな
い支柱を加熱していることから、妥当な有効性で使用さ
れていない。これは、重量と消費される電力に重大な増
大を引き起こす。
【0014】本発明の目的は、上に挙げた欠点を排除す
ることである。
【0015】技術的な成果は、以下のとおりである。 ・PSTの支柱と軸方向対称体の空気力学的抵抗の減
少。 ・加熱着氷防止システムに必要な電力の削減。 ・設計の単純化。 ・軸方向対称体の全体的寸法の縮小。 ・設計重量の低下。
【0016】技術的成果は、全圧力と静圧と迎え角とを
測定するための三つのオリフィス群と、軸方向対称体
と、これらの間に配置された空気通路と、着氷防止シス
テムの電気加熱要素とに固定するための支柱とを含むP
STが、静圧測定用オリフィスが支柱上流の板に配置さ
れるように構成することにより達成される。
【0017】効果を上げるため、迎え角を測定するため
のオリフィスが支柱に配置される。このオリフィスは、
ノーズと厚さ最大位置との間の箇所で、支柱に配置され
る。したがってオリフィスは領域X=0...Xc(Xc
は厚さ最大位置)に配置される。Xcは以下の方程式に
より定められる。 C(XC)≧C(X≠XC) C(X)は、輪郭ノーズから距離Xだけ離れた位置にお
ける輪郭厚さである。
【0018】探針胴体の空気力学的抵抗をさらに大幅に
減少させる目的で、軸方向対称体のテール部分は、相対
厚さが最大の範囲において支柱の空気力学的輪郭を終点
とし、この輪郭と平滑につながっている。
【0019】FVの一点において静圧を測定し、別の点
において全圧力と迎え角を測定することが、設計の観点
からまたは空気力学的観点から見て好都合なことがあ
る。この場合、静圧測定用オリフィスを備えた板が、支
柱を備える軸方向対称体と別に構成された、本発明の胴
体の探針を測定目的で使用することが可能である。
【0020】FVの超音速飛行方法に適用するために、
非常に狭い範囲の迎え角が必要ならば、支柱の断面は尖
ったノーズを備える空気力学的輪郭とすればよい。
【0021】亜音速M数で使用されるFVに適用するた
めには、支柱の断面は丸いノーズを備える亜音速空気力
学的輪郭を持てばよい。
【0022】迎え角測定範囲を広くするには、支柱の外
面を円筒面の形状にすればよい。
【0023】迎え角測定範囲をさらに拡大するには、支
柱のノーズから厚さ最大部分まで支柱上に迎え角測定用
オリフィスを配置すればよい。
【0024】着氷防止システムに必要な電力をさらに大
幅に減少するためには、着氷防止システムの電気加熱要
素を支柱の前縁に向かってオフセットすればよい。
【0025】好適な実施例において、迎え角を測定する
ためのオリフィスは、支柱の基部に対し軸方向対称体の
上方において支柱に配置される。このような配置である
と、 ・迎え角の決定精度を高めること、 ・遷音速流れ状態の静圧測定精度を高めること、 が可能となる。
【0026】さらに前記配置では、局所的な迎え角の測
定に対するスリップ角の影響を低下させることができ
る。これは、FVのずれにより与えられる軸方向対称体
からの渦流の伴流が迎え角測定用オリフィスに流入しな
いという事実により実現する。
【0027】PSTの迎え角がゼロの場合と、亜音速ま
たは超音速の場合とには、軸方向対称体の空気力学的抵
抗が中間区分の面積に比例するので、PSTの空気力学
的抵抗が低下すると、先行技術のPSTと同じ形状であ
ると仮定して、先行技術のPSTと本発明のPSTの軸
方向対称体の直径の二乗の差に比例する。しかし本発明
のPSTの軸方向対称体の形状は、先行技術のPSTの
場合と同じく追加の段部(厚さの増加する円錐の段部)
を持たないので、円錐段部の下流では流れが分離せず、
衝撃波も現れない。こうして空気力学的抵抗の低下はさ
らに大きくなる。迎え角が大きいと、本発明のPSTの
軸方向対称体の長さは先行技術によるPSTの例より概
ね短いという事実のため、抵抗の低下は非常に重大であ
る。静圧測定用オリフィスが位置する板を加熱する電力
を供給する必要がないので、本発明のPSTの場合、着
氷のための条件が欠けている、即ち流れの減速する範囲
がないため、そして迎え角決定用オリフィスが位置する
支柱を加熱するのに必要な電力が、先行技術のPSTの
支柱を加熱するのに必要な電力に概ね比例するため、本
発明のPSTを加熱するのに必要な電力の低下は、軸方
向対称体の加熱のための電力の低下によって決まる。こ
の低下は、先行技術のPSTと本発明のPSTとの軸方
向対称体の外面の面積の差に比例する(表面温度が同一
と仮定して)。先行技術のPSTの軸方向対称体を加熱
するのに必要な電力が、支柱が必要とする電力と概ね等
しいことから、概算によれば、本発明のPSTの電気ヒ
ータが必要とする電力は、先行技術のPSTと比較して
約50%低下させることができる。PSTの支柱の基部
に対する過圧に対し修正なしで静圧を測定するべく板に
波形配置したオリフィスのゆらぎは、その後退のため、
軸方向対称体に設けられた先行技術のPSTの対応する
オリフィスと比較してかなり減少するので、本発明のP
STの板と軸方向対称体の重量は、事前の設計研究から
分かるように、先行技術のPSTの、軸方向対称体の外
殻の重量と概ね等しい。その結果、軸方向対称体のヒー
タの質量を低下させることにより、本発明のPSTの設
計重量の低下が生じる。この重量低下は、PSTの重量
の概ね15−20%である。
【0028】軸方向対称体は、テール部分が最大厚さ範
囲を終点とし、ここで支柱と平滑につながるように構成
されているので、軸方向対称体と支柱との干渉が改善さ
れ、ディフューザを追加しないためにPSTの空気力学
的抵抗がさらに大幅に低下する。設計、空気力学、その
他の観点から、FV上の板を静圧の測定が実施される胴
体の或る場所に配置しかつPSTの軸方向対称体を持つ
支柱を別の場所に配置しなければならない場合には、静
圧測定用オリフィスを備える板は支柱を備える軸方向対
称体とは別に構成される。十分に狭い迎え角測定範囲が
必要な時に超音速FVの抵抗をさらに低下させるため
に、支柱の断面を尖ったノーズを備える空気力学的輪郭
を持つ。抵抗をさらに低下させて迎え角測定範囲を広げ
るため、亜音速マッハ数Mで使用されるFVにPSTを
適用する時には、支柱の断面積は丸いノーズを備える特
殊な亜音速空気力学的輪郭を持つ。迎え角の測定範囲を
さらに広げるには、支柱の外面を円筒面の形状とすれば
よい。迎え角の測定範囲をなお一層広げるには、迎え角
測定用オリフィスを、支柱のノーズから厚さ再大部分ま
で支柱に配置する。電気加熱要素が支柱の前縁に向かっ
てオフセットしているため、先行技術のPSTと比較す
ると、無用な熱損失をさらにかなり低下させ、加熱に必
要な電力低下させることができる。
【0029】遷音速的流束で静圧を測定する精度を向上
させるには、支柱の空気力学的輪郭を、静圧を検出する
ための少なくとも一つの追加オリフィスが配置された出
口区分を設ける。
【0030】設計を単純化して空気力学的抵抗を減少す
るには、支柱は、FVの実際的な機体要素であってもよ
い。
【0031】空気力学的輪郭で測定された圧力の大きさ
に対する迎え角の変化の影響は、円錐に対する影響より
もかなり大きいという事実のため、本発明のPSTに関
する角度の測定誤差は、オリフィスが近くに配置されて
いる際には特に、先行技術のPSTよりかなり低い。
【0032】さらに、迎え角測定オリフィスを軸方向対
称体から支柱に移すことにより、軸方向対称体の設計が
かなり単純化し、直径と空気力学的抵抗が低下する。
【0033】支柱の空気力学的抵抗の低下は、適切な亜
音速または超音速用の空気力学的輪郭を適用することに
より達成される。着氷防止システムの電気ヒータを、着
氷を最も起こし易い支柱輪郭のノーズに向かってオフセ
ットすることにより、加熱に必要な電力はかなり低下す
る。空気力学的輪郭の出口区分の範囲には圧力の遷音速
安定化現象が見られないので、出口区分に静圧を検出す
るためのオリフィスを設け、遷音速的流速の場合、圧力
測定の精度をかなり向上することができる。静圧を検出
するためのオリフィスを胴体表面の特殊な板に配置する
と、PSTの設計がかなり単純になると共に、軸方向対
称体がかなり単純化し、板は軸方向対称体ほど着氷を生
じないので、着氷防止システムに必要な電力を低下でき
る。
【0034】本発明を添付の図面を参照しながら実施例
により説明する。
【0035】図1から10に示すPSTは、軸方向対称
体1から成り、そのノーズ部分には全圧力を測定するた
めのオリフィス2が配置されている。着氷防止システム
のTEH3は、軸方向対称体1の中に配置されている。
軸方向対称体1は、迎え角を測定するためのオリフィス
5、6が配置された支柱4に固定され、TEH7は支柱
4内に配置されている。支柱4の断面の上面および下面
にオリフィスを確保する目的で、幾つかのオリフィス
5、6がそれぞれ配置されている。PSTは、フランジ
9に接続できる板8を備える、つまり同時に、支柱4と
板とをFVの胴体に固定するためのフランジ9でもあ
る。静圧を測定するためのオリフィス10が板8に形成
されている。オリフィス2、5、6、10からの圧力
は、空気通路11とノズル12によりPSTから導出さ
れそしてPSTの軸方向対称体1と支柱4の加熱は、電
気コネクタ13を介して電気ヒータ3、7により実施さ
れる。
【0036】図4、5、14〜19に見られるように、
オリフィス5、6はノーズと、厚さが最大の位置Xc
の間において、支柱4に配置されている。
【0037】PSTは次のように作動する。オリフィス
2、5、6、10により検出された圧力は、ノズル12
を介して、圧力を電気信号に変換する変換器に伝達され
る。これら電気信号は、校正関係から流れ(飛行)パラ
メータP0、Ps、αを決定する情報処理装置に送られ
る。測定を著しく歪めたり、オリフィスの詰まりとPS
Tの故障を招いたりする可能性のある着氷を防止するた
め、電気コネクタ13を介して、TEH3、7には電気
エネルギーが供給される。電気TEH3、7は軸方向対
称体と支柱4と、さらに概して熱導電性の高い材料(例
えばニッケル))で製作された空気通路11の外殻とを
加熱する。TEHへの供給電力は、軸方向対称体1と支
柱4の表面およびオリフィス2、5、6における着氷を
防止するように選択される。
【0038】軸方向対称体1と支柱4との間の干渉を改
善することによって空気力学的抵抗をさらに低下させる
ため、図4〜7に示すように、軸方向対称体のテール部
分は、支柱の厚さ最大範囲を終点として、これと平滑に
つながっている。
【0039】必要ならば、設計または空気力学的観点か
ら、図8と9に示すように、静圧測定用オリフィスを備
えた板8を、軸方向対称体1および支柱4とは別に、本
発明のPSTの胴体上に設けることができる。
【0040】PSTの設計および空気力学的パラメータ
は、PSTの動作範囲とFVの測定精度およびFVの流
れ状態の必要条件から選択される。PSTの高さh(図
11〜13参照)は、全圧力を検出するオリフィスが境
界層の範囲外に位置するように選択される。板上の静圧
測定用オリフィスの支柱に対する波形配置Isは、支柱
4からの過圧が測定に影響を与えず、干渉(遷音速また
は超音速飛行方法での衝撃波等)を生ずる可能性が無い
ように選択される。迎え角αを測定するためのオリフィ
ス5、6の高さhαもまた、干渉を無くすという観点か
ら選択される。PSTが超音速において非常に狭い迎え
角で作動すると想定すると、輪郭はノーズが尖ったレン
ズ形または弓形となる。支柱4の断面として考えられる
ものを幾つか、図14〜17に図示する。遷音速では、
丸いノーズを備える輪郭を採用することも可能である、
その場合にはマッハ数M等、対応の動作状況に合わせて
調整される。輪郭と動作条件の特徴から見て、支柱の後
退角χも前縁を持つように選択される(図11から13
参照)。
【0041】例えば非常な低速での迎え角測定範囲を広
げるため、支柱の断面輪郭は、特に楕円形または円形断
面を持つ。
【0042】本線用の中型旅客機または輸送機への取付
けに最適化された本発明のPSTの変形実施例を、図1
〜3に示す。
【0043】図20〜26に示すPSTは、全圧力を判
断するためのオリフィスがノーズ部分に配置された軸方
向対称体29から成る。軸方向対称体29の内部には、
着氷防止システムの筒状電気ヒータ(TEH)32が設
けられている。軸方向対称体29は支柱33に固定さ
れ、迎え角を測定するためのオリフィス34、35は、
支柱33の基部に対して軸方向対称体29より上方に配
置され、支柱33内にはTEH36が配置されている。
幾つかのオリフィス34、35はそれぞれ、支柱断面の
上面および下面にオリフィスを確保するために配置され
ている。これらオリフィスは、ノーズと、厚さ最大位置
との間に配置されている。PSTはフランジ37により
胴体に固定できる。オリフィス30、34、35からの
圧力は、空気通路38とノズル39の補助によりPST
から導出され、PSTの軸方向対称体と支柱の加熱は、
電気コネクタ40を介して電気ヒータ32、36の補助
により実施される。支柱33の上流に配置された板のオ
リフィス44で、静圧が決定される。
【0044】ピトー静圧管は次のように作動する。オリ
フィス30、34、35、44により検出された圧力
は、ノズル39を介して、圧力を電気信号に変換する変
換器に伝達される。これら電気信号は校正関係から流れ
(飛行)パラメータP0、Px、αを測定する情報処理装
置に送られる。測定を著しく歪めたりオリフィスの詰ま
りとPSTの故障を招いたりする可能性のある着氷を防
止するため、電気コネクタ40により、TEH32、3
6に電気エネルギーが供給される。TEH32、36
は、軸方向対称体29と、支柱33と、さらに熱伝導性
の高い材料(例えばニッケル))で製作された空気通路
38の外殻とを加熱する。TEHと、供給される電気エ
ネルギーは、軸方向対称体29と支柱33の表面および
オリフィス30、34、35、44における着氷を防止
するように選択される。
【0045】軸方向対称体の設計を単純化すると共にP
STのTEHによる消費電力をさらに削減するため、静
圧を検出するためのオリフィス44(図20〜26)
が、FVの胴体に設けた板45に配置される。
【0046】着氷防止システムのTEHに必要な電力を
削減するため、着氷を最も受け易い支柱のノーズ部分に
向けて、TEHをオフセットすることができる。
【0047】図23は、静圧検出用の少なくとも一つの
オリフィス41が配置された出口区分を備えたPSTの
別の実施例を示す。オリフィス41は空気通路42を介
してノズルに接続され、マッハ数範囲での静圧測定精度
を向上するのに役立つ。先行技術によるPSTは、圧力
安定化を受ける軸方向対称体に配置された静圧用オリフ
ィスを持つ。
【0048】出口区分の圧力は安定化現象(図28)を
受けず、事前に実行される校正に基づき、これに従って
静圧が設定される。
【0049】図24〜26は、本線の中型機または輸送
機用に最適化された、本発明のPSTの変形実施例を示
す。
【0050】図示のすべての実施例において、支柱の二
つの表面に配置されたオリフィスにより、一つまたは複
数のオリフィスが塞がっても信頼性のある測定が可能で
ある。したがって、全圧力P0、静圧Ps、迎え角αは、
起こり得る誤作動に関係なく決定できる。
【0051】図27は、本発明のPSTと先行技術のP
STについて迎え角を測定するための校正傾斜χα=
(P6−P7)/(P2−P3)の関数関係の例を示し、迎
え角決定用オリフィスは軸方向対称体の円錐部分に配置
され、Piは対応するオリフィスで測定された圧力であ
る。数字2と3は、本発明のPSTと先行技術のPST
の両方において、軸方向対称体のノーズ部分と円筒面に
対応して配置されたオリフィスを示す。6と7は、本発
明のPSTの支柱または先行技術PSTの軸方向対称体
の円錐部分に配置されたオリフィスを示す。
【0052】図28は、対応して測定された圧力の比P
44/P30におけるマッハ数の変化を示す。P44は支柱上
流の板、P30は軸方向対称体のノーズ部分、圧力比P41
/P30におけるマッハ数の変化であり、P41は支柱の空
気力学的輪郭の出口範囲における圧力である。
【0053】本発明を用いると以下が達成できる。 ・設計の単純化 ・軸方向対称体の全体的寸法の縮小 ・空気力学的抵抗の低下 ・PSTの着氷防止システムに必要な電力の削減 ・重量の低下 ・迎え角測定精度の向上
【0054】設計に関する研究から可能であることが分
かっているので、支柱の基本的設計、幾何学的および空
気力学的パラメータ(高さ、後退角、輪郭、相対的厚
さ)について、本発明のPSTを先行技術の例と同じに
したままにすると仮定して、これを証明する。
【0055】1.設計の単純化は、迎え角と静圧を判断
するための圧力検出用オリフィス群がPSTの軸方向対
称体でなく、PSTの支柱と板にそれぞれ位置している
ことにより達成される。上記オリフィス群の各々から空
気通路が出ており、着氷防止システムの電気加熱要素は
やはり軸方向対称体と支柱の内部に配置されているの
で、PSTは設計限界は非常に高い。迎え角と静圧を測
定するためのオリフィスを、軸方向対称体から支柱と板
とに移した結果、設計限界が低くなり、軸方向対称体
と、支柱を備える本発明のPST全体の構造が実質的に
単純化される。
【0056】2.迎え角と静圧を判断するために用いる
圧力検出用オリフィスを、軸方向対称体から支柱および
板に移した結果、軸方向対称体の直径dがかなり小さく
なる(図1)。実施した設計に関する研究から、本発明
のPSTの軸方向対称体の直径dは、先行技術PSTと
比較して(内部通路と電気加熱要素の直径は同じと仮
定)、約1.5〜2分の1、対称体の長さ1は8〜10
分の1になることが分かる。
【0057】軸方向対称体の空気力学的抵抗は、D=C
xqSの式で表される(Cxは抵抗係数、qは動的圧力、
Sは固有面積)。固有寸法を越えるPSTの軸方向対称
体の場合、S=πd2/4により与えられる中間区分の
面積を採用できる(dは中間区分の直径)。ゆえに、本
発明のPSTの軸方向対称体が先行技術PSTの軸方向
対称体と幾何学的に類似している、つまり同じ大きさC
sを維持する場合、本発明のPSTの軸方向対称体の抵
抗は、同じ動的圧力であると仮定して、即ち速度Vとマ
ッハ数Mの大きさが同じである仮定して、直径dが1.
5〜2分の1になる結果(上の項目2参照)、約2〜
2.4分の1に減少する。しかし本発明のPSTの軸方
向対称体の形状は、先行技術PSTの場合のように直径
が順次増加する円錐部分の追加段部がないので、流れの
分離が生じず、円錐部分の下流で衝撃波が発生しない。
故に概算が示すように、本発明のPSTの軸方向対称体
の抵抗係数Cxの大きさは、約7〜10%低下する。そ
の結果、本発明のPSTの軸方向対称体Xの抵抗は、α
=0の場合、約2.5〜4.5分の1に低下する。迎え
角がゼロに等しくない場合、長さが8〜10分の1に減
少するため、軸方向対称体の空気力学的抵抗も、実質的
に低下する。概算が示すように、この場合、軸方向対称
対の抵抗が5〜7分の1に低下すると予測される。
【0058】軸方向対称体のテール部分が支柱の厚さ最
大範囲を終点とし、ここに平滑につながるという事実の
ため、本発明のPSTにおける空気力学的抵抗をさらに
低下できることが確実である。干渉を受けるPSTの軸
方向対称体のテール部分と支柱の構成により、肯定的な
影響が得られる。この場合、軸方向対称体のテーパ状テ
ール部分の結合範囲と、結合輪郭のテール部分に追加の
ディフューザを設けないので、流れの分離と局所的衝撃
波の発生とを回避できる。概算によれば、PST全体の
抵抗はさらに10〜15%低下する。
【0059】FVの対応する基本的飛行方法(支柱の空
気力学的輪郭に鋭い前縁を備える超音波方法または丸い
前縁を備える亜音波方法)に合わせて調整されたPST
の支柱用の特殊空気力学的輪郭を選択すれば、空気力学
的抵抗はさらに低下する。
【0060】4.本発明のPSTの軸方向対称体への着
氷防止加熱システムが必要とする電力を、先行技術PS
Tの軸方向対称体と比較して、非常に大幅に低下させる
ことができる。軸方向対称体の発熱と表面温度を同じに
するのに必要な電力は、側面の面積に比例する、つまり
PSTの直径dと長さlに直線的に依存する。項目2に
したがって、先行技術のPSTの軸方向対称体と比較し
て、本発明のPSTの軸方向対称体の直径dは1.5〜
2分の1に縮小し、長さは8〜10分の1に短くし、さ
らに軸方向対称体の着氷防止システムに必要な電力は1
2〜20分の1に削減することが可能である。
【0061】本発明のPSTでは、静圧測定用オリフィ
スが位置する板には着氷条件が存在しない(流れが低下
する範囲が見られない)ので、この板を加熱するための
電力を供給する必要がなく、他方支柱を加熱するのに必
要な電力は、先行技術PSTの支柱を加熱するのに必要
な電力と概ね等しいので、加熱に必要な電力の低下は、
軸方向対称体を加熱するのに必要な電力の低下により決
定される。しかし、先行技術のPSTの軸方向対称体を
加熱するのに必要な電力は、支柱に必要な電力と概ね等
しいので、概算では、提示PSTの電気ヒータの必要電
力は、先行技術PSTと比較して約50%低下させるこ
とが可能であるという結果となる。
【0062】さらに、着氷を最も受け易いのは前縁に隣
接する範囲なので、TEHを支柱の前縁に向けてオフセ
ットすることにより、PSTの加熱に必要な電力の低減
が実現できる。
【0063】5.過圧に対する修正を導入せずに、静圧
を測定するための板上のオリフィスがPSTの支柱基部
に対して波形配置されているが、これは、先行技術のP
STの対応するオリフィスと比較して軸方向対称体上で
後退しているため、かなり減少させることができるの
で、本発明のPSTの板と軸方向対称体の重量は、事前
の設計に関する研究で分かるように、先行技術PSTの
軸方向対称体の外殻の重量と概ね等しくできる。その結
果、軸方向対称体におけるヒータ質量の低下のみで、提
示PSTの設計重量が低下することとなる。この重量低
下は、PSTの重量の概ね15〜20%に達する。
【0064】6.迎え角を測定するための圧力検出用オ
リフィスが、軸方向対称体の円錐部分でなく空気力学的
輪郭の形の断面を持つ支柱に配置されている結果、提示
PSTの迎え角測定精度は先行技術のPSTと比較して
上昇する。図27に示す、実験データに基づいて得られ
る傾斜(α)の関数関係から、α=0〜20゜の範囲の
迎え角の空気力学的輪郭のオリフィス用の導関数は、先
行技術のPSTの軸方向対称体の円錐面に配置されたオ
リフィスより実質的に(約5倍)大きいことが分かる。
迎え角の決定に見られる誤差は、δα=dα/dχα*
δp/qの式で表される(qは動的圧力、δpは圧力差
35−P34の測定における誤差)。ゆえに、M=0.2
の場合のP=0.15■の水銀注の実際の圧力変換にお
ける誤差については、記載された迎え角範囲での迎え角
の測定誤差は、本発明のPSTでは0.08゜の大きさ
であるが、先行技術のPSTでは0.4゜である。ゆえ
に迎え角決定精度は、本発明のPSTの場合5倍上昇す
る。
【0065】7.本発明のPSTでは、支柱の空気力学
的輪郭の出口区分側面から底面圧を選択することが可能
であり、底面圧はマッハ数の単調関数であって、遷音波
安定化現象を受けない(図28においてP41/P30とP
44/P30の大きさの変化に見られる特徴を比較)ので、
実験から分かるように、提示PSTの所定変数において
Mが約1.0の場合、静圧の測定精度を向上させること
ができる。
【0066】このように、所与の概算結果および設計・
計画に関する研究結果から、先行技術のPSTと比較し
た場合に見られる、本発明のPSTのあらゆる記載パラ
メータと性質の優位性は明らかとなる。
【0067】概して、航空機にはこのようなPSTが幾
つか設けられるので、重量と空気力学的抵抗の大幅な低
下と、必要な電気エネルギーの節約につながる。 [図面の簡単な説明]
【図1】本発明によるPSTの第1実施例の側面図であ
る。
【図2】図1によるPSTの上面図である。
【図3】図1のA−Aにおける断面図である。
【図4】本発明のPSTの一変形を示す図である。
【図5】図4のA−Aにおける断面図である。
【図6】図4のB−Bにおける断面図である。
【図7】図4のC−Cにおける断面図である。
【図8】本発明のPSTの変形例を示す図である。
【図9】図8によるPSTの上面図である。
【図10】図8のA−Aにおける断面図である。
【図11】本発明のPSTの第1変形例を示す図であ
る。
【図12】本発明のPSTの第2変形例を示す図であ
る。
【図13】本発明のPSTの第3変形例を示す図であ
る。
【図14】支柱の輪郭の変形例を示す図である。
【図15】支柱の輪郭の別の変形例を示す図である。
【図16】支柱の輪郭の別の変形例を示す図である。
【図17】支柱の輪郭の別の変形例を示す図である。
【図18】支柱の輪郭の別の変形例を示す図である。
【図19】支柱の輪郭の別の変形例を示す図である。
【図20】本発明のさらなる実施例の側面図である。
【図21】図20のA−Aにおける断面図である。
【図22】図20によるPSTの上面図である。
【図23】本発明の別の実施例の側面図である。
【図24】本発明によるピトー静圧管の他の実施例を示
す図20のA−A断面図である。
【図25】図24のA−Aにおける断面図である。
【図26】図25によるPSTの上面図である。
【図27】校正傾斜の関数関係の一例を示す。
【図28】P44/P30の比に見られるマッハ数の変化を
示す。
【符号の説明】
1、29 軸方向対称体 2、5、6、10、30、34、35、41、44
オリフィス 3、7、32、36 電気ヒータ 4、33 支柱 8、45 板 9、37 フランジ 11、38、42 空気通路 12、39 ノズル 13、40 電気コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 500539192 ノルト‐ミクロ エレクトロニーク フ ァインメヒァニーク アクチエンゲゼル シャフト ドイツ連邦共和国 デー‐60388 フラ ンクフルト アム マイン ヴィクトー ル‐スロトーシュ‐シュトラーセ 20 (72)発明者 ヴォズダエフ、エフゲニー セメノヴィ ッチ ロシア国 アールユー‐121165 モスコ ウ ピーアール 30/32 クツゾフスキ アパートメント 221 (72)発明者 ケーラー、ハインツ‐ゲルハルト ドイツ連邦共和国 デー‐61137 シェ ーネック プファルガッセ 11 (72)発明者 ゴロフキン、ミカイル アレクセーヴィ ッチ ロシア国 アールユー‐140160 エムデ ー ズコフスキ ユーエル バゼノヴァ 5 アパートメント 36 ビルディン グ 1 (72)発明者 ゴロフキン、ウラディミール アレクセ ーヴィッチ ロシア国 アールユー‐140160 エムデ ー ズコフ スキ ユーエル ドゥギー ナ 17 アパートメント 50 (72)発明者 パンクラトフ、アナトリ クズミッチ ロシア国 アールユー‐121352 モスコ ウ スラヴィアンスキ ブルバード ア パートメント 140 ハウス 13 (72)発明者 エフレモフ、アンドレイ アレクサンド ロヴィッチ ロシア国 アールユー‐140160 エムデ ー ズコフスキ ユーエル フェドトヴ ァ 7 アパートメント 32 (56)参考文献 特表 平4−504079(JP,A) 米国特許3329016(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 5/165 G01P 5/16

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全圧力と静圧と迎え角とを測定するため
    の三つのオリフィス群と、軸方向対称体と、これらの間
    に配置された空気通路と電気加熱要素に固定するための
    支柱とを含み、該静圧測定用オリフィスが該支柱上流の
    板に配置されたことを特徴とするピトー静圧管。
  2. 【請求項2】 迎え角を測定するための前記オリフィス
    が、支柱に配置されたことを特徴とする請求項1記載の
    ピトー静圧管。
  3. 【請求項3】 軸方向対称体が、支柱の厚さ最大範囲を
    終点とすると共に、支柱と平滑につながることを特徴と
    する請求項1または2記載のピトー静圧管。
  4. 【請求項4】 静圧測定用オリフィスを備える板が、支
    柱を備える軸方向対称体とは別に構成されたことを特徴
    とする請求項1から3の1つに記載のピトー静圧管。
  5. 【請求項5】 支柱の断面が尖った前縁を備える超音波
    空気力学的輪郭を持つことを特徴とする請求項1から4
    の1つに記載のピトー静圧管。
  6. 【請求項6】 支柱の断面が丸いノーズを備える亜音速
    空気力学的輪郭を持つことを特徴とする請求項1から5
    の1つに記載のピトー静圧管。
  7. 【請求項7】 支柱の外面が円筒面であることを特徴と
    する、請求項1から4の1つに記載のピトー静圧管。
  8. 【請求項8】 支柱上の迎え角測定用オリフィスが、支
    柱のノーズから空気力学的輪郭の厚さ最大範囲まで配置
    されたことを特徴とする請求項1から7の1つに記載の
    ピトー静圧管。
  9. 【請求項9】 支柱内の電気加熱要素が該支柱のノーズ
    に向かってオフセットしていることを特徴とする請求項
    1から8の1つに記載のピトー静圧管。
  10. 【請求項10】 迎え角を測定するための入口オリフィ
    スが、支柱の基部について軸方向対称体より上方におい
    て支柱に配置されたことを特徴とする請求項1から9の
    1つに記載のピトー静圧管。
  11. 【請求項11】 支柱が、静圧を検出するための少なく
    とも一つの追加オリフィスが配置された出口区分を備え
    ることを特徴とする請求項1から10の1つに記載のピ
    トー静圧管。
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