JP2002516998A - ピトー静圧管 - Google Patents

ピトー静圧管

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プロフェッサー エヌ イー ズコフスキ セントラル エアロハイドロダイナミック インスティトゥート
エアロプリボール ヴォスクホド オー ジェイ エス シー
ノルト‐ミクロ エレクトロニーク ファインメヒァニーク アクチエンゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、全圧力と静圧と迎え角とを測定するための三つのオリフィス群(2、5、6、10)と、軸方向対称体(1)と、電気加熱要素との間に配置された空気通路を固定するための支柱(4)とを含むピトー静圧管に関する。ピトー静圧管の空気力学的抵抗と着氷防止システムを加熱するのに必要な電力とを低下させるため、静圧測定用オリフィス(10)は、支柱(4)上流の板(8)に配置される。この構成によりさらに、設計が単純となり、設計重量が削減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、飛行体の飛行パラメータの測定に、または液体および気体の流れを
扱う他の科学技術分野に関するものである。
【0002】 飛行パラメータの測定は、飛行体(FV)の航空及び空気力学における最重要
問題の一つである。現在、飛行パラメータ(流れパラメータ)を測定するにはピ
トー静圧管(PST)が使用され、航空機の胴体や他の飛行体の機体に直接取り
付けられることが多く、平面流れに近い局所的流れのパラメータを実際に測定す
る。一般的に、局所的流れを測定するこれらPSTのいくつかが飛行体に取り付
けられる。実際の飛行パラメータは、事前の校正に基づいて決定される。
【0003】 PSTは国際特許出願公開94/02858号明細書から周知である。このP
STはFVの機体または胴体に取り付けられ、支柱の基部から管に接近するにつ
れて収束する曲線状の前縁および後縁を持つ支柱に取り付けられた円筒管を備え
る。支柱の前縁は丸みを帯びている。静圧管は、全圧力を検出するためのオリフ
ィスを管のノーズ部分に、静圧を検出するためのオリフィスを管のノーズから所
定距離の箇所に備える。ピトー探針は、着氷防止用のヒータを備える。しかしこ
のPSTは、迎え角を測定するのに役立つ圧力検出用オリフィスが設けられてい
ないため、迎え角の決定には使用できない。厳密に述べると、国際特許出願公開
94/02858号明細書から分かるように、ピトー探針はこのような目的で設
計されているわけではないのである。さらに側面から見て、管に接近するにつれ
て支柱が収束しているため、空気通路とヒータとを構成するのに必要な内部体積
を維持した場合、支柱断面の輪郭の相対的厚さが急激に増加する。高い亜音速(
マッハ数M=0.8〜0.9)では、局所的な衝撃波が早い段階で発生し、この
ようなピトー静圧管の衝撃波抵抗が急激に上昇する。
【0004】 全圧力Po、静圧Ps、マッハ数Mと共に迎え角αを測定するための別の装置は
、RU2000561から周知である。この装置は、回転軸と直交して配置され
た上面を持つと共に、静圧を測定するためのオリフィスを備えて前方が尖った板
の構造を持つ本体で構成される。板の後部上面には、板の上面と直交すると共に
端部に全圧力探針を設けた直線状前縁を持つ半翼が配置されている。迎え角を測
定するためのオリフィスは、半翼の直線状前縁に配置されている。静圧を測定す
るオリフィスと、全圧力探針と、対応する空気経路の補助により迎え角を測定す
るためのオリフィスとは、圧力変換器に接続されている。この装置はまた、機体
の角変位のための変換器を備える。静圧測定用オリフィスは、板の上面と同一平
面に設けられた非回転ディスク上に配置されている。基本的にこの装置は、空気
力学的な角度変換器とPSTの機能が中で組み合わされたものである。既知の装
置は幾つかの欠点を持つ。第一に、まず装置が回転式であることから設計が複雑
である。結果的に摩擦係数の非常に低い軸受を備えなければならず、静的および
動的に装置の均衡を保つ必要がある。さらに、機体の角変位のための変換器を備
えなければならない。本質的に第一の欠点から派生する第二の欠点は、設計重量
の増大である。設計上の特徴のため、非回転式空気通路の補助により、全圧力を
飛行体の胴体と様々な機器に伝達することがしばしば必要となるにも関わらず不
可能であることも、既知の装置の欠点である。装置の回転部分から非回転部分へ
の圧力の伝達には、特殊なシールの貼付が必要であり、設計の複雑さおよび重量
の増大と、摩擦力モーメントの増大とを招き、結果的にこのような装置の動作開
始最低速度が高くなる。
【0005】 米国特許第4,378,696号明細書には、飛行(流れ)パラメータつまり
迎え角α、全圧力Po、静圧Psひいてはマッハ数Mを測定するための胴体PST
が示唆されているが、このPSTは、全圧力検出用オリフィスが配置された円錐
形または弓形のヘッド部分を備える長形の軸方向対称体であり、この対称体は、
静圧を検出するためのオリフィスが配置された表面を持つ円形シリンダにつなが
っている。さらにこの円筒面は、迎え角を設定するための圧力を検出するオリフ
ィスが配置された円錐面とつながり、その後、再び円筒面につながっている。F
Vの胴体または機体に固定する目的で、ピトー探針は前縁が尖ったレンズ形状の
断面を持つ支柱を備える。
【0006】 既知のPSTの欠点は、 ・軸方向対称体の全体的寸法が大きいこと、 ・設計が複雑であること、 ・空気力学的抗力が大きいこと、 ・着氷防止システムを加熱するのに必要な電力が増大すること、 ・円錐部分に配置された、そしてαを測定するためのオリフィスで測定される、 迎え角に関する圧力感度が低いため、迎え角の決定に大きな誤差が生じること 、 ・設計重量が増大すること、 である。
【0007】 これは以下の要因によって引き起こされる。
【0008】 1.既知のPSTは、軸方向対称体の中間区分が大きい。中間区分の寸法が大 きいのは、この場合、二つの事情による。
【0009】 第一に、軸方向対称体の円筒部分は、迎え角を測定するための圧力を検出する
オリフィスが配置された円錐部分につながっている。迎え角に応じてこれらオリ
フィスにより検出される圧力の感度を高めるには、円錐の角度を十分に大きくし
なければならず、このことが従来の円錐部分の下流にある軸方向対称体の直径を
著しく増大させることになる。第二の事情は、全圧力と静圧と迎え角を決定する
ために圧力を測定するオリフィス群は、所定の形状に分散されるにも関わらず、
やはり同じ軸方向対称体の上に配置されるという事実に関連する。上記のオリフ
ィス群すべてにより外部に通じる空気通路と、着氷防止システムの筒状電気ヒー
タ(TEH)とを、対称体の中に配置する必要がある。空気通路とTEHの直径
は、空気通路については流体力学的抵抗の大きさにより、TEHについては熱流
束密度の最大値とヒータの表面温度とにより決定される、或る最小値を下回って
はならない。その結果、設計限界が高くなる、つまりPSTの軸方向対称体の設
計複雑度が高くなるのである。
【0010】 上述の事情により、中間区分の面積が増大し、ひいては設計重量と空気力学的
抵抗と着氷防止システムの所要電力が増大する。円筒部分から円錐部分へ、そし
て再び円筒部分への移行により、円錐部分の下流で流れの分離が生じると共に、
局所的衝撃波が小さなマッハ数の段階で現れることにも注目する必要がある。こ
れは、空気力学的抵抗の増大につながる。さらに軸方向対称体の直径が増大する
ことと、空中部分の形状が支柱に対して最適でないことも、支柱のレンズ形空気
力学的輪郭の厚さ最大線の下流に位置するPSTの軸方向対称体のテーパ状テー
ル部分の結合範囲において、望ましくない空気力学的妨害(流れの分離と早い段
階での衝撃波の発現)を引き起こす。これも、幾分かではあるがこの種のPST
の空気力学的抵抗を増大させることになる。
【0011】 2.軸方向対称体の長さの増大。これは、全圧力と静圧と迎え角とを測定する
ため、3個のオリフィス群すべてが軸方向対称体に配置されているという事実に
よって生じる。この場合、静圧を測定するためのオリフィスは、静圧の測定が修
正を要せずに正確であるように、そして支柱からの過圧が実際上排除されるよう
に、支柱から十分に離間して配置しなければならない。これに伴い軸方向対称体
の長さが非常に増大する。周知のように、第一に、流れが減速する範囲に隣接す
る範囲では、飛行体に着氷が起こる(例えば、Bragg M.b.、Grigoreh G.M.、L
ee J.D。による「着氷条件における翼の空気力学」(J.Aircraft、23巻、N1
、1986年)を参照)。PSTの軸方向対称体において、このような範囲はノ
ーズ範囲であり、さらに迎え角がゼロとは異なる場合、PSTの軸方向対称体の
風上部分における流れ拡散線付近の範囲である。結果的に、このような長形の軸
方向対称体内部には、全長にわたって、非常にかさばる筒状の電気ヒータを配置
せざるを得ない。これにより加熱に必要な電力が大幅に増大し、またTEHが非
常にかさばって設計重量もさらに増大するのである。
【0012】 PSTの軸方向対称体に円錐部分が存在すると、静圧測定用オリフィスが配置
された前方に位置する円筒部分に過圧作用がさらに加わることにも注意すべきで
ある。その結果、静圧を修正なしで正確に測定するには、これを検出するオリフ
ィスをこの円錐部分から十分に離間させて配置する必要がある。これにより軸方
向対称体の長さをさらに増大する必要が生じ、設計重量に或る付加的な増大が生
じ、電気加熱式着氷防止システムへの電力を増大することが必要となる。
【0013】 3.前縁における着氷を防止し、それにより軸方向対称体における圧力測定に
この着氷が影響することを防止するために、PSTの支柱内に配置された電気ヒ
ータが、圧力測定用オリフィスを一切配置していない支柱を加熱していることか
ら、妥当な有効性で使用されていない。これは、重量と消費される電力に重大な
増大を引き起こす。
【0014】 本発明の目的は、上に挙げた欠点を排除することである。
【0015】 技術的な成果は、以下のとおりである。 ・PSTの支柱と軸方向対称体の空気力学的抵抗の減少。 ・加熱着氷防止システムに必要な電力の削減。 ・設計の単純化。 ・軸方向対称体の全体的寸法の縮小。 ・設計重量の低下。
【0016】 技術的成果は、全圧力と静圧と迎え角とを測定するための三つのオリフィス群
と、軸方向対称体と、これらの間に配置された空気通路と、着氷防止システムの
電気加熱要素とに固定するための支柱とを含むPSTが、静圧測定用オリフィス
が支柱上流の板に配置されるように構成することにより達成される。
【0017】 効果を上げるため、迎え角を測定するためのオリフィスが支柱に配置される。
このオリフィスは、ノーズと厚さ最大位置との間の個所で、支柱に配置される。
したがってオリフィスは領域X=0...Xc(Xcは厚さ最大位置)に配置され
る。Xcは以下の方程式により定められる。 C(XC)≧C(X≠XC) C(X)は、輪郭ノーズから距離Xだけ離れた位置における輪郭厚さである。
【0018】 探針胴体の空気力学的抵抗をさらに大幅に減少させる目的で、軸方向対称体の
テール部分は、相対厚さが最大の範囲において支柱の空気力学的輪郭を終点とし
、この輪郭と平滑につながっている。
【0019】 FVの一点において静圧を測定し、別の点において全圧力と迎え角を測定する
ことが、設計の観点からまたは空気力学的観点から見て好都合なことがある。こ
の場合、静圧測定用オリフィスを備えた板が、支柱を備える軸方向対称体と別に
構成された、本発明の胴体の探針を測定目的で使用することが可能である。
【0020】 FVの超音速飛行方法に適用するために、非常に狭い範囲の迎え角が必要なら
ば、支柱の断面は尖ったノーズを備える空気力学的輪郭とすればよい。
【0021】 亜音速M数で使用されるFVに適用するためには、支柱の断面は丸いノーズを
備える亜音速空気力学的輪郭を持てばよい。
【0022】 迎え角測定範囲を広くするには、支柱の外面を円筒面の形状にすればよい。
【0023】 迎え角測定範囲をさらに拡大するには、支柱のノーズから厚さ最大部分まで支
柱上に迎え角測定用オリフィスを配置すればよい。
【0024】 着氷防止システムに必要な電力をさらに大幅に減少するためには、着氷防止シ
ステムの電気加熱要素を支柱の前縁に向かってオフセットすればよい。
【0025】 好適な実施例において、迎え角を測定するためのオリフィスは、支柱の基部に
対し軸方向対称体の上方において支柱に配置される。このような配置であると、
・迎え角の決定精度を高めること、 ・遷音速流れ状態の静圧測定精度を高めること、 が可能となる。
【0026】 さらに前記配置では、局所的な迎え角の測定に対するスリップ角の影響を低下
させることができる。これは、FVのずれにより与えられる軸方向対称体からの
渦流の伴流が迎え角測定用オリフィスに流入しないという事実により実現する。
【0027】 PSTの迎え角がゼロの場合と、亜音速または超音速の場合とには、軸方向対
称体の空気力学的抵抗が中間区分の面積に比例するので、PSTの空気力学的抵
抗が低下すると、先行技術のPSTと同じ形状であると仮定して、先行技術のP
STと本発明のPSTの軸方向対称体の直径の二乗の差に比例する。しかし本発
明のPSTの軸方向対称体の形状は、先行技術のPSTの場合と同じく追加の段
部(厚さの増加する円錐の段部)を持たないので、円錐段部の下流では流れが分
離せず、衝撃波も現れない。こうして空気力学的抵抗の低下はさらに大きくなる
。迎え角が大きいと、本発明のPSTの軸方向対称体の長さは先行技術によるP
STの例より概ね短いという事実のため、抵抗の低下は非常に重大である。静圧
測定用オリフィスが位置する板を加熱する電力を供給する必要がないので、本発
明のPSTの場合、着氷のための条件が欠けている、即ち流れの減速する範囲が
ないため、そして迎え角決定用オリフィスが位置する支柱を加熱するのに必要な
電力が、先行技術のPSTの支柱を加熱するのに必要な電力に概ね比例するため
、本発明のPSTを加熱するのに必要な電力の低下は、軸方向対称体の加熱のた
めの電力の低下によって決まる。この低下は、先行技術のPSTと本発明のPS
Tとの軸方向対称体の外面の面積の差に比例する(表面温度が同一と仮定して)
。先行技術のPSTの軸方向対称体を加熱するのに必要な電力が、支柱が必要と
する電力と概ね等しいことから、概算によれば、本発明のPSTの電気ヒータが
必要とする電力は、先行技術のPSTと比較して約50%低下させることができ
る。PSTの支柱の基部に対する過圧に対し修正なしで静圧を測定するべく板に
波形配置したオリフィスのゆらぎは、その後退のため、軸方向対称体に設けられ
た先行技術のPSTの対応するオリフィスと比較してかなり減少するので、本発
明のPSTの板と軸方向対称体の重量は、事前の設計研究から分かるように、先
行技術のPSTの、軸方向対称体の外殻の重量と概ね等しい。その結果、軸方向
対称体のヒータの質量を低下させることにより、本発明のPSTの設計重量の低
下が生じる。この重量低下は、PSTの重量の概ね15−20%である。
【0028】 軸方向対称体は、テール部分が最大厚さ範囲を終点とし、ここで支柱と平滑に
つながるように構成されているので、軸方向対称体と支柱との干渉が改善され、
ディフューザを追加しないためにPSTの空気力学的抵抗がさらに大幅に低下す
る。設計、空気力学、その他の観点から、FV上の板を静圧の測定が実施される
胴体の或る場所に配置しかつPSTの軸方向対称体を持つ支柱を別の場所に配置
しなければならない場合には、静圧測定用オリフィスを備える板は支柱を備える
軸方向対称体とは別に構成される。十分に狭い迎え角測定範囲が必要な時に超音
速FVの抵抗をさらに低下させるため、支柱の断面を尖ったノーズを備える空気
力学的輪郭を持つ。抵抗をさらに低下させて迎え角測定範囲を広げるため、亜音
速マッハ数Mで使用されるFVにPSTを適用する時には、支柱の断面積は丸い
ノーズを備える特殊な亜音速空気力学的輪郭を持つ。迎え角の測定範囲をさらに
広げるには、支柱の外面を円筒面の形状とすればよい。迎え角の測定範囲をなお
一層広げるには、迎え角測定用オリフィスを、支柱のノーズから厚さ最大部分ま
で支柱に配置する。電気加熱要素が支柱の前縁に向かってオフセットしているた
め、先行技術のPSTと比較すると、無用な熱損失をさらにかなり低下させ、加
熱に必要な電力低下させることができる。
【0029】 遷音速的流速で静圧を測定する精度を向上させるには、支柱の空気力学的輪郭
を、静圧を検出するための少なくとも一つの追加オリフィスが配置された出口区
分を設ける。
【0030】 設計を単純化して空気力学的抵抗を減少するには、支柱は、FVの実際的な機
体要素であってもよい。
【0031】 空気力学的輪郭で測定された圧力の大きさに対する迎え角の変化の影響は、円
錐に対する影響よりもかなり大きいという事実のため、本発明のPSTに関する
角度の測定誤差は、オリフィスが近くに配置されている際には特に、先行技術の
PSTよりかなり低い。
【0032】 さらに、迎え角測定オリフィスを軸方向対称体から支柱に移すことにより、軸
方向対称体の設計がかなり単純化し、直径と空気力学的抵抗が低下する。
【0033】 支柱の空気力学的抵抗の低下は、適切な亜音速または超音速用の空気力学的輪
郭を適用することにより達成される。着氷防止システムの電気ヒータを、着氷を
最も起こし易い支柱輪郭のノーズに向かってオフセットすることにより、加熱に
必要な電力はかなり低下する。空気力学的輪郭の出口区分の範囲には圧力の遷音
速安定化現象が見られないので、出口区分に静圧を検出するためのオリフィスを
設け、遷音速的流速の場合、圧力測定の精度をかなり向上することができる。静
圧を検出するためのオリフィスを胴体表面の特殊な板に配置すると、PSTの設
計がかなり単純になると共に、軸方向対称体がかなり単純化し、板は軸方向対称
体ほど着氷を生じないので、着氷防止システムに必要な電力を低下できる。
【0034】 本発明を添付の図面を参照しながら実施例により説明する。
【0035】 図1から10に示すPSTは、軸方向対称体1から成り、そのノーズ部分には
全圧力を測定するためのオリフィス2が配置されている。着氷防止システムのT
EH3は、軸方向対称体1の中に配置されている。軸方向対称体1は、迎え角を
測定するためのオリフィス5、6が配置された支柱4に固定され、TEH7は支
柱4内に配置されている。支柱4の断面の上面および下面にオリフィスを確保す
る目的で、幾つかのオリフィス5、6がそれぞれ配置されている。PSTは、フ
ランジ9に接続できる板8を備える、つまり同時に、支柱4と板とをFVの胴体
に固定するためのフランジ9でもある。静圧を測定するためのオリフィス10が
板8に形成されている。オリフィス2、5、6、10からの圧力は、空気通路1
1とノズル12によりPSTから導出されそしてPSTの軸方向対称体1と支柱
4の加熱は、電気コネクタ13を介して電気ヒータ3、7により実施される。
【0036】 図4、5、14〜19に見られるように、オリフィス5、6はノーズと、厚さ
が最大の位置Xcとの間において、支柱4に配置されている。
【0037】 PSTは次のように作動する。オリフィス2、5、6、10により検出された
圧力は、ノズル12を介して、圧力を電気信号に変換する変換器に伝達される。
これら電気信号は、校正関係から流れ(飛行)パラメータPo、Ps、αを決定す
る情報処理装置に送られる。測定を著しく歪めたり、オリフィスの詰まりとPS
Tの故障を招いたりする可能性のある着氷を防止するため、電気コネクタ13を
介して、TEH3、7には電気エネルギーが供給される。電気TEH3、7は軸
方向対称体と支柱4と、さらに概して熱導電性の高い材料(例えばニッケル))
で製作された空気通路11の外殻とを加熱する。TEHへの供給電力は、軸方向
対称体1と支柱4の表面およびオリフィス2、5、6における着氷を防止するよ
うに選択される。
【0038】 軸方向対称体1と支柱4との間の干渉を改善することによって空気力学的抵抗
をさらに低下させるため、図4〜7に示すように、軸方向対称体のテール部分は
、支柱の厚さ最大範囲を終点として、これと平滑につながっている。
【0039】 必要ならば、設計または空気力学的観点から、図8と9に示すように、静圧測
定用オリフィスを備えた板8を、軸方向対称体1および支柱4とは別に、本発明
のPSTの胴体上に設けることができる。
【0040】 PSTの設計および空気力学的パラメータは、PSTの動作範囲とFVの測定
精度およびFVの流れ状態の必要条件から選択される。PSTの高さh(図11
〜13参照)は、全圧力を検出するオリフィスが境界層の範囲外に位置するよう
に選択される。板上の静圧測定用オリフィスの支柱に対する波形配置Isは、支
柱4からの過圧が測定に影響を与えず、干渉(遷音速または超音速飛行方法での
衝撃波等)を生ずる可能性が無いように選択される。迎え角αを測定するための
オリフィス5、6の高さhαもまた、干渉を無くすという観点から選択される。
PSTが超音速において非常に狭い迎え角で作動すると想定すると、輪郭はノー
ズが尖ったレンズ形または弓形となる。支柱4の断面として考えられるものを幾
つか、図14〜17に図示する。遷音速では、丸いノーズを備える輪郭を採用す
ることも可能である、その場合にはマッハ数M等、対応の動作状況に合わせて調
整される。輪郭と動作条件の特徴から見て、支柱の後退角χも前縁を持つように
選択される(図11から13参照)。
【0041】 例えば非常な低速での迎え角測定範囲を広げるため、支柱の断面輪郭は、特に
楕円形または円形断面を持つ。
【0042】 本線用の中型旅客機または輸送機への取付けに最適化された本発明のPSTの
変形実施例を、図1〜3に示す。
【0043】 図20〜26に示すPSTは、全圧力を判断するためのオリフィスがノーズ部
分に配置された軸方向対称体29から成る。軸方向対称体29の内部には、着氷
防止システムの筒状電気ヒータ(TEH)32が設けられている。軸方向対称体
29は支柱33に固定され、迎え角を測定するためのオリフィス34、35は、
支柱33の基部に対して軸方向対称体29より上方に配置され、支柱33内には
TEH36が配置されている。幾つかのオリフィス34、35はそれぞれ、支柱
断面の上面および下面にオリフィスを確保するために配置されている。これらオ
リフィスは、ノーズと、厚さ最大位置との間に配置されている。PSTはフラン
ジ37により胴体に固定できる。オリフィス30、34、35からの圧力は、空
気通路38とノズル39の補助によりPSTから導出され、PSTの軸方向対称
体と支柱の加熱は、電気コネクタ40を介して電気ヒータ32、36の補助によ
り実施される。支柱33の上流に配置された板のオリフィス44で、静圧が決定
される。
【0044】 ピトー静圧管は次のように作動する。オリフィス30、34、35、44によ
り検出された圧力は、ノズル39を介して、圧力を電気信号に変換する変換器に
伝達される。これら電気信号は校正関係から流れ(飛行)パラメータPo、Px
αを測定する情報処理装置に送られる。測定を著しく歪めたりオリフィスの詰ま
りとPSTの故障を招いたりする可能性のある着氷を防止するため、電気コネク
タ40により、TEH32、36に電気エネルギーが供給される。TEH32、
36は、軸方向対称体29と、支柱33と、さらに熱伝導性の高い材料(例えば
ニッケル))で製作された空気通路38の外殻とを加熱する。TEHと、供給さ
れる電気エネルギーは、軸方向対称体29と支柱33の表面およびオリフィス3
0、34、35、44における着氷を防止するように選択される。
【0045】 軸方向対称体の設計を単純化すると共にPSTのTEHによる消費電力をさら
に削減するため、静圧を検出するためのオリフィス44(図20〜26)が、F
Vの胴体に設けた板45に配置される。
【0046】 着氷防止システムのTEHに必要な電力を削減するため、着氷を最も受け易い
支柱のノーズ部分に向けて、TEHをオフセットすることができる。
【0047】 図23は、静圧検出用の少なくとも一つのオリフィス41が配置された出口区
分を備えたPSTの別の実施例を示す。オリフィス41は空気通路42を介して
ノズルに接続され、マッハ数範囲での静圧測定精度を向上するのに役立つ。先行
技術によるPSTは、圧力安定化を受ける軸方向対称体に配置された静圧用オリ
フィスを持つ。
【0048】 出口区分の圧力は安定化現象(図28)を受けず、事前に実行される校正に基
づき、これに従って静圧が設定される。
【0049】 図24〜26は、本線の中型機または輸送機用に最適化された、本発明のPS
Tの変形実施例を示す。
【0050】 図示のすべての実施例において、支柱の二つの表面に配置されたオリフィスに
より、一つまたは複数のオリフィスが塞がっても信頼性のある測定が可能である
。したがって、全圧力Po、静圧Ps、迎え角αは、起こり得る誤作動に関係なく
決定できる。
【0051】 図27は、本発明のPSTと先行技術のPSTについて迎え角を測定するため
の校正傾斜χα=(P6−P7)/(P2−P3)の関数関係の例を示し、迎え角決
定用オリフィスは軸方向対称体の円錐部分に配置され、Piは対応するオリフィ
スで測定された圧力である。数字2と3は、本発明のPSTと先行技術のPST
の両方において、軸方向対称体のノーズ部分と円筒面に対応して配置されたオリ
フィスを示す。6と7は、本発明のPSTの支柱または先行技術PSTの軸方向
対称体の円錐部分に配置されたオリフィスを示す。
【0052】 図28は、対応して測定された圧力の比P44/P30におけるマッハ数の変化を
示す。P44は支柱上流の板、P30は軸方向対称体のノーズ部分、圧力比P41/P 30 におけるマッハ数の変化であり、P41は支柱の空気力学的輪郭の出口範囲にお
ける圧力である。
【0053】 本発明を用いると以下が達成できる。 ・設計の単純化 ・軸方向対称体の全体的寸法の縮小 ・空気力学的抵抗の低下 ・PSTの着氷防止システムに必要な電力の削減 ・重量の低下 ・迎え角測定精度の向上
【0054】 設計に関する研究から可能であることが分かっているので、支柱の基本的設計
、幾何学的および空気力学的パラメータ(高さ、後退角、輪郭、相対的厚さ)に
ついて、本発明のPSTを先行技術の例と同じにしたままにすると仮定して、こ
れを証明する。
【0055】 1.設計の単純化は、迎え角と静圧を判断するための圧力検出用オリフィス群
がPSTの軸方向対称体でなく、PSTの支柱と板にそれぞれ位置していること
により達成される。上記オリフィス群の各々から空気通路が出ており、着氷防止
システムの電気加熱要素はやはり軸方向対称体と支柱の内部に配置されているの
で、PSTの設計限界は非常に高い。迎え角と静圧を測定するためのオリフィス
を、軸方向対称体から支柱と板とに移した結果、設計限界が低くなり、軸方向対
称体と、支柱を備える本発明のPST全体の構造が実質的に単純化される。
【0056】 2.迎え角と静圧を判断するために用いる圧力検出用オリフィスを、軸方向対
称体から支柱および板に移した結果、軸方向対称体の直径dがかなり小さくなる
(図1)。実施した設計に関する研究から、本発明のPSTの軸方向対称体の直
径dは、先行技術PSTと比較して(内部通路と電気加熱要素の直径は同じと仮
定)、約1.5〜2分の1、対称体の長さlは8〜10分の1になることが分か
る。
【0057】 軸方向対称体の空気力学的抵抗は、D=CxqSの式で表される(Cxは抵抗係
数、qは動的圧力、Sは固有面積)。固有寸法を越えるPSTの軸方向対称体の
場合、S=πd2/4により与えられる中間区分の面積を採用できる(dは中間
区分の直径)。ゆえに、本発明のPSTの軸方向対称体が先行技術PSTの軸方
向対称体と幾何学的に類似している、つまり同じ大きさCsを維持する場合、本
発明のPSTの軸方向対称体の抵抗は、同じ動的圧力であると仮定して、即ち速
度Vとマッハ数Mの大きさが同じである仮定して、直径dが1.5〜2分の1に
なる結果(上の項目2参照)、約2〜2.4分の1に減少する。しかし本発明の
PSTの軸方向対称体の形状は、先行技術PSTの場合のように直径が順次増加
する円錐部分の追加段部がないので、流れの分離が生じず、円錐部分の下流で衝
撃波が発生しない。故に概算が示すように、本発明のPSTの軸方向対称体の抵
抗係数Cxの大きさは、約7〜10%低下する。その結果、本発明のPSTの軸
方向対称体Xの抵抗は、α=0の場合、約2.5〜4.5分の1に低下する。迎
え角がゼロに等しくない場合、長さが8〜10分の1に減少するため、軸方向対
称体の空気力学的抵抗も、実質的に低下する。概算が示すように、この場合、軸
方向対称対の抵抗が5〜7分の1に低下すると予測される。
【0058】 軸方向対称体のテール部分が支柱の厚さ最大範囲を終点とし、ここに平滑につ
ながるという事実のため、本発明のPSTにおける空気力学的抵抗をさらに低下
できることが確実である。干渉を受けるPSTの軸方向対称体のテール部分と支
柱の構成により、肯定的な影響が得られる。この場合、軸方向対称体のテーパ状
テール部分の結合範囲と、結合輪郭のテール部分に追加のディフューザを設けな
いので、流れの分離と局所的衝撃波の発生とを回避できる。概算によれば、PS
T全体の抵抗はさらに10〜15%低下する。
【0059】 FVの対応する基本的飛行方法(支柱の空気力学的輪郭に鋭い前縁を備える超
音波方法または丸い前縁を備える亜音波方法)に合わせて調整されたPSTの支
柱用の特殊空気力学的輪郭を選択すれば、空気力学的抵抗はさらに低下する。
【0060】 4.本発明のPSTの軸方向対称体への着氷防止加熱システムが必要とする電
力を、先行技術PSTの軸方向対称体と比較して、非常に大幅に低下させること
ができる。軸方向対称体の発熱と表面温度を同じにするのに必要な電力は、側面
の面積に比例する、つまりPSTの直径dと長さlに直線的に依存する。項目2
にしたがって、先行技術のPSTの軸方向対称体と比較して、本発明のPSTの
軸方向対称体の直径dは1.5〜2分の1に縮小し、長さは8〜10分の1に短
くし、さらに軸方向対称体の着氷防止システムに必要な電力は12〜20分の1
に削減することが可能である。
【0061】 本発明のPSTでは、静圧測定用オリフィスが位置する板には着氷条件が存在
しない(流れが低下する範囲が見られない)ので、この板を加熱するための電力
を供給する必要がなく、他方支柱を加熱するのに必要な電力は、先行技術PST
の支柱を加熱するのに必要な電力と概ね等しいので、加熱に必要な電力の低下は
、軸方向対称体を加熱するのに必要な電力の低下により決定される。しかし、先
行技術のPSTの軸方向対称体を加熱するのに必要な電力は、支柱に必要な電力
と概ね等しいので、概算では、提示PSTの電気ヒータの必要電力は、先行技術
PSTと比較して約50%低下させることが可能であるという結果となる。
【0062】 さらに、着氷を最も受け易いのは前縁に隣接する範囲なので、TEHを支柱の
前縁に向けてオフセットすることにより、PSTの加熱に必要な電力の低減が実
現できる。
【0063】 5.過圧に対する修正を導入せずに、静圧を測定するための板上のオリフィス
がPSTの支柱基部に対して波形配置されているが、これは、先行技術のPST
の対応するオリフィスと比較して軸方向対称体上で後退しているため、かなり減
少させることができるので、本発明のPSTの板と軸方向対称体の重量は、事前
の設計に関する研究で分かるように、先行技術PSTの軸方向対称体の外殻の重
量と概ね等しくできる。その結果、軸方向対称体におけるヒータ質量の低下のみ
で、提示PSTの設計重量が低下することとなる。この重量低下は、PSTの重
量の概ね15〜20%に達する。
【0064】 6.迎え角を測定するための圧力検出用オリフィスが、軸方向対称体の円錐部
分でなく空気力学的輪郭の形の断面を持つ支柱に配置されている結果、提示PS
Tの迎え角測定精度は先行技術のPSTと比較して上昇する。図27に示す、実
験データに基づいて得られる傾斜(α)の関数関係から、α=0〜20°の範囲
の迎え角の空気力学的輪郭のオリフィス用の導関数は、先行技術のPSTの軸方
向対称体の円錐面に配置されたオリフィスより実質的に(約5倍)大きいことが
分かる。迎え角の決定に見られる誤差は、δα=dα/dχα*δp/qの式で
表される(qは動的圧力、δpは圧力差P35−P34の測定における誤差)。ゆえ
に、M=0.2の場合のP=0.15■の水銀柱の実際の圧力変換における誤差
については、記載された迎え角範囲での迎え角の測定誤差は、本発明のPSTで
は0.08°の大きさであるが、先行技術のPSTでは0.4°である。ゆえに
迎え角決定精度は、本発明のPSTの場合5倍上昇する。
【0065】 7.本発明のPSTでは、支柱の空気力学的輪郭の出口区分側面から底面圧を
選択することが可能であり、底面圧はマッハ数の単調関数であって、遷音波安定
化現象を受けない(図28においてP41/P30とP44/P30の大きさの変化に見
られる特徴を比較)ので、実験から分かるように、提示PSTの所定変数におい
てMが約1.0の場合、静圧の測定精度を向上させることができる。
【0066】 このように、所与の概算結果および設計・計画に関する研究結果から、先行技
術のPSTと比較した場合に見られる、本発明のPSTのあらゆる記載パラメー
タと性質の優位性は明らかとなる。
【0067】 概して、航空機にはこのようなPSTが幾つか設けられるので、重量と空気力
学的抵抗の大幅な低下と、必要な電気エネルギーの節約につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるPSTの第1実施例の側面図である。
【図2】 図1によるPSTの上面図である。
【図3】 図1のA−Aにおける断面図である。
【図4】 本発明のPSTの一変形を示す図である。
【図5】 図4のA−Aにおける断面図である。
【図6】 図4のB−Bにおける断面図である。
【図7】 図4のC−Cにおける断面図である。
【図8】 本発明のPSTの変形例を示す図である。
【図9】 図8によるPSTの上面図である。
【図10】 図8のA−Aにおける断面図である。
【図11】 本発明のPSTの第1変形例を示す図である。
【図12】 本発明のPSTの第2変形例を示す図である。
【図13】 本発明のPSTの第3変形例を示す図である。
【図14】 支柱の輪郭の変形例を示す図である。
【図15】 支柱の輪郭の別の変形例を示す図である。
【図16】 支柱の輪郭の別の変形例を示す図である。
【図17】 支柱の輪郭の別の変形例を示す図である。
【図18】 支柱の輪郭の別の変形例を示す図である。
【図19】 支柱の輪郭の別の変形例を示す図である。
【図20】 本発明のさらなる実施例の側面図である。
【図21】 図20のA−Aにおける断面図である。
【図22】 図20によるPSTの上面図である。
【図23】 本発明の別の実施例の側面図である。
【図24】 本発明によるピトー静圧管の他の実施例を示す図20のA−A断面図である。
【図25】 図24のA−Aにおける断面図である。
【図26】 図25によるPSTの上面図である。
【図27】 校正傾斜の関数関係の一例を示す。
【図28】 P44/P30の比に見られるマッハ数の変化を示す。
【符号の説明】
1、29 軸方向対称体 2、5、6、10、30、34、35、41、44 オリフィス 3、7、32、36 電気ヒータ 4、33 支柱 8、45 板 9、37 フランジ 11、38、42 空気通路 12、39 ノズル 13、40 電気コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (71)出願人 ノルト‐ミクロ エレクトロニーク ファ インメヒァニーク アクチエンゲゼルシャ フト ドイツ連邦共和国 デー‐60388 フラン クフルト アム マイン ヴィクトール- スロトーシュ‐シュトラーセ 20 (72)発明者 ヴォズダエフ、エフゲニー セメノヴィッ チ ロシア国 アールユー‐121165 モスコウ ピーアール 30/32 クツゾフスキ ア パートメント 221 (72)発明者 ケーラー、ハインツ‐ゲルハルト ドイツ連邦共和国 デー‐61137 シェー ネック プファルガッセ 11 (72)発明者 ゴロフキン、ミカイル アレクセーヴィッ チ ロシア国 アールユー‐140160 エムデー ズコフスキ ユーエル バゼノヴァ 5 アパートメント 36 ビルディング 1 (72)発明者 ゴロフキン、ウラディミール アレクセー ヴィッチ ロシア国 アールユー‐140160 エムデー ズコフ スキ ユーエル ドゥギーナ 17 アパートメント 50 (72)発明者 パンクラトフ、アナトリ クズミッチ ロシア国 アールユー‐121352 モスコウ スラヴィアンスキ ブルバード アパー トメント 140 ハウス 13 (72)発明者 エフレモフ、アンドレイ アレクサンドロ ヴィッチ ロシア国 アールユー‐140160 エムデー ズコフスキ ユーエル フェドトヴァ 7 アパートメント 32

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全圧力と静圧と迎え角とを測定するための三つのオリフィス
    群と、軸方向対称体と、これらの間に配置された空気通路と電気加熱要素に固定
    するための支柱とを含み、該静圧測定用オリフィスが該支柱上流の板に配置され
    たことを特徴とするピトー静圧管。
  2. 【請求項2】 迎え角を測定するための前記オリフィスが、支柱に配置され
    たことを特徴とする請求項1記載のピトー静圧管。
  3. 【請求項3】 軸方向対称体が、支柱の厚さ最大範囲を終点とすると共に、
    支柱と平滑につながることを特徴とする請求項1または2記載のピトー静圧管。
  4. 【請求項4】 静圧測定用オリフィスを備える板が、支柱を備える軸方向対
    称体とは別に構成されたことを特徴とする請求項1から3の1つに記載のピトー
    静圧管。
  5. 【請求項5】 支柱の断面が尖った前縁を備える超音波空気力学的輪郭を持
    つことを特徴とする請求項1から4の1つに記載のピトー静圧管。
  6. 【請求項6】 支柱の断面が丸いノーズを備える亜音速空気力学的輪郭を持
    つことを特徴とする請求項1から5の1つに記載のピトー静圧管。
  7. 【請求項7】 支柱の外面が円筒面であることを特徴とする、請求項1から
    4の1つに記載のピトー静圧管。
  8. 【請求項8】 支柱上の迎え角測定用オリフィスが、支柱のノーズから空気
    力学的輪郭の厚さ最大範囲まで配置されたことを特徴とする請求項1から7の1
    つに記載のピトー静圧管。
  9. 【請求項9】 支柱内の電気加熱要素が該支柱のノーズに向かってオフセッ
    トしていることを特徴とする請求項1から8の1つに記載のピトー静圧管。
  10. 【請求項10】 迎え角を測定するための入口オリフィスが、支柱の基部に
    ついて軸方向対称体より上方において支柱に配置されたことを特徴とする請求項
    1から9の1つに記載のピトー静圧管。
  11. 【請求項11】 支柱が、静圧を検出するための少なくとも一つの追加オリ
    フィスが配置された出口区分を備えることを特徴とする請求項1から10の1つ
    に記載のピトー静圧管。
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