JP3402695B2 - クリップ - Google Patents
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- JP3402695B2 JP3402695B2 JP26990193A JP26990193A JP3402695B2 JP 3402695 B2 JP3402695 B2 JP 3402695B2 JP 26990193 A JP26990193 A JP 26990193A JP 26990193 A JP26990193 A JP 26990193A JP 3402695 B2 JP3402695 B2 JP 3402695B2
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- Japan
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- holding
- clip
- pieces
- shaped
- shaped folded
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
- Supports For Plants (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
保持させる際に用いるクリップに関するものである。
常は、紐を用いて苗木の茎を支柱に結び付けていた。し
かし、結び付ける際に茎を損傷するおそれがあったばか
りか、苗木の成長につれて茎が太くなることから、茎の
太さに応じて紐を結び直さなければならないこともあっ
た。そこでこのような不都合を解消せんとして、例えば
実開昭55−170961号公報や実開平2−1201
46号公報等が開示するクリップが提案されている。こ
の種のクリップは、例えば図9に示すように、一対の摘
み片a,aを、これがバネ手段bにより閉方向に付勢さ
れる如く枢着すると共に、該摘み片の先端に、支柱cを
挾持する内方に湾曲した突出片d,dを連設し、又該突
出片の先端には、内方に湾曲する保持片e,eを連設し
てなり、両保持片e,eが形成する環状の保持部fに茎
gを挿通状態にして苗木を保持するものであった。
従来のクリップによるときは、次のような理由によっ
て、用いうる支柱の太さに制約があった。
される環状の挾持部hの内径よりも径が小さい支柱を対
象とする場合は、当然のことながらクリップを支柱に固
定できなかった。一方図10に示すように、支柱cの径
が前記挾持部hの内径よりも大きい場合は、挾持部h,
hが支柱を挾持した状態において保持片先端i,iが開
くことになる。このように保持片先端が開いても、該開
いた間隙jから茎gが抜け出さない限り特に問題はない
が、この間隙jは、支柱の太さが多少変わっただけでも
例えば同図に示すように極端に大きくなる。これでは茎
gが間隙jから抜け出てしまうことになり、クリップに
よる茎保持が不可能となる。このようなことから従来の
クリップにおいては、一つのクリップを対応させ得る支
柱太さが極限られたものであって、支柱の太さに応じて
幾種類ものクリップを製作せざるを得ない問題があっ
た。
ップの提供を目的とすものである。
め、本発明は以下の手段を採用する。
片6,6をその前端部分において開閉可能に枢着すると
共に、該摘み片6,6の前端には、内方側が凹面9をな
す突出片10,10を前方向に連設し、又該突出片1
0,10には、内方側が凹となるように折曲する保持片
11,11を前方向に連設し、両保持片11,11は、
前記摘み片6,6が開いた状態では閉じた状態となっ
て、被保持物30を保持する環状の保持部12を形成す
る如くなし、又両保持片11,11がこのように閉じた
とき、対向する前記凹面9,9と前記摘み片の枢着部分
の前部13とがU字状凹部15を形成する如くなし、又
摘み片6,6の側面部には、前後に延びる後開口16,
16が左右対向して設けられると共に、突出片10の側
面部と保持片11の側面部には、両者に跨がる状態で、
前後に延びる前開口17,17が左右対向して設けられ
てなるクリップ本体2と;対向する前記後開口16,1
6を挿通する挿通部19の両端を前方に向け内方に折曲
してなるC字折り返し部20の先端に、前記前開口1
7,17を通して内方に突出するU字折り返し部21,
21を連設し、該U字折り返し部21,21の先端に
は、前開口17の前縁部22の外面と係合しうる係合突
片25,25を折曲してなる、Ω字状のバネ部材3と;
を具え:前記U字状凹部15とU字折り返し部21,2
1とによって、保持棒材31を嵌入させるための、入口
33が幅狭である嵌入部29が形成されていることを特
徴とするものである。
樹脂を以って形成し、特にバネ部材に関しては、これを
弾力性に富む合成樹脂を以って形成するのがよい。
握持すると、バネ部材3の係合突片25,25が前開口
17の前縁部22の外面23と係合することから、U字
折り返し部21,21の内端26,26は更に離間す
る。この状態で、保持片前端間の間隙32に導入した保
持棒材31を、前記離間間隙(嵌入部の入口)33を通
して嵌入部29に容易に嵌入させ得る。それと併せて、
保持片前端間の間隙32を通して、保持片11,11間
に被保持物30を導入する。
底部分34に受けられた支持棒材31の周面の前側部分
35が、両U字折り返し部21,21の後側部分36に
より弾性的に押圧されて、該支持棒材31は入口幅狭の
嵌入部29に拘束される。つまり、クリップ1は支持棒
材31に固定状態となる。同時に、嵌入部29への支持
棒材31の嵌入によってC字折り返し部20が拡張する
ため、両U字折り返し部21,21の前側部分37,3
7が前開口の前縁部22を内方向に弾性的に押圧した状
態となり、従って保持片11,11の前端38,38相
互は、弾性的に押し合った当接状態となる。被保持物3
0は、これによって形成された環状の保持部12に拘束
され、保持棒材31に保持せしめられる。
し、特にバネ部材に関しては、これを弾力性に富む合成
樹脂を以って形成することにより、クリップを保持棒材
に嵌入固定する際、保持棒材の嵌入がソフトに行われ
る。又クリップは腐食のおそれがないため、水で丸洗い
できる。
る。
は、開閉可能に形成されたクリップ本体2にバネ部材3
を組み込んでなり、全体を、合成樹脂を好適材料として
形成してなる。特にバネ部材3に関しては、弾力性に富
む合成樹脂を以って形成してなる。
うに、前端部位の内面部上下に連結片5,5が突設され
た摘み片の一対6,6を、一方の摘み片の連結片5,5
と他方の摘み片の連結片5,5とを噛み合わせると共に
その全体を枢軸7により連結して開閉可能としてなる。
(本実施例においては半円弧状面)9をなす突出片1
0,10を前方向に連設し、又該突出片10,10に
は、内方側が凹となるように折曲し(本実施例において
は半円弧状面を形成するように折曲する)且つ前端が斜
め外方に稍屈曲した保持片11,11を前方向に連設し
てなる。該両保持片11,11は、前記摘み片6,6が
開いた状態では閉じて円環状の保持部12を形成し、又
両保持片11,11がこのように閉じたとき、対向する
前記凹面9,9と連結片相互の枢着部分の前部13とが
U字状凹部15を形成する。又摘み片6,6の側面部に
は、前後に長い矩形状の後開口16,16が左右対向し
て開穿されると共に、突出片10の側面部と保持片11
の側面部には、両者に跨がる状態で、前後に長い矩形状
の前開口17,17が左右対向して開穿されている。
に、対向する後開口16,16を挿通する挿通部19の
両端を前方に向け内方に円弧状に折曲してなるC字折り
返し部20の先端に、前開口17を通して内方に突出す
るU字折り返し部21,21が連設され、該U字折り返
し部21,21の先端には、前開口17の前縁部22の
外面23と係合しうる係合突片25,25が前方向に折
曲されており、全体形状はΩ字状を呈する。該バネ部材
3がクリップ本体2に装着された状態において、U字折
り返し部21,21の内端相互26,26は稍離間して
おり、該U字折り返し部21,21と前記U字状凹部1
5との組合せによって、入口27が幅狭である嵌入部2
9が形成されている。
いて苗木の茎(被保持物)30を円柱状の支柱(保持棒
材)31に保持させる場合を例にとり、その作用を図4
〜5に基づいて説明する。
6を握持して両保持片11,11を拡開状態にすると、
バネ部材3の係合突片25,25が前開口17の前縁部
22の外面23と係合状態になることから、U字折り返
し部の内端26,26間は図4に示すように更に離間す
る。この状態で、保持片前端間の間隙32に導入した支
柱31を該離間間隙(嵌入部の入口)33を通して図5
に示すように嵌入部29に嵌入させる。該嵌入は、バネ
部材3の弾性的な拡開によって無理なく行われる。それ
と併せて、保持片前端間の間隙32を通して保持片1
1,11間に茎30を導入する。その後摘み片を離す
と、U字状凹部25の底部分34に受けられた支柱31
の周面の前側部分35が、バネ部材3の付勢作用によ
り、両U字折り返し部21,21の後側部分36,36
によって弾性的に押圧され、該支柱31は入口幅狭の嵌
入部29に拘束される。つまり、クリップ1は支柱31
に固定状態となる。同時に、嵌入部29への支柱31の
嵌入によってC字折り返し部20が拡張するため、両U
字折り返し部21,21の前側部分37,37が前開口
の前縁部22を内方向に弾性的に押圧した状態となり、
従って、保持片11,11の前端38,38相互は弾性
的に押し合った当接状態となる。茎30は、図5〜6に
示すように、これによって形成された環状の保持部12
に拘束され、支柱31に保持せしめられる。
支柱周面を弾性的に押圧して該支柱31が嵌入部29に
拘束された状態にある限り、支柱太さに違いがあって
も、保持片11,11は、U字折り返し部21,21の
付勢作用によって閉じる方向に付勢されることとなる。
そして、突出片の内方側が凹面をなしてU字状凹部15
が形成される如くなされているため、該U字状凹部15
に支柱周面が密接状態となるまでは、支柱31の太さが
変わっても保持片前端38,38間に間隙が生ずること
がない(図7)。なお支柱31が太いために、該付勢状
態において、図8に示すように保持片前端間に多少の隙
間39が開いたとしても、茎30が該間隙よりも太けれ
ば、それが間隙から抜け出るおそれがない。
る。
字折り返し部が保持棒材の周面を弾性的に押圧した状態
で該保持棒材が嵌入部に拘束された状態にある限り、保
持棒材の太さに違いがあっても、保持片は、U字折り返
し部の付勢作用によって閉じる方向に付勢されることと
なる。保持棒材が太いために、該付勢状態において保持
片前端間に多少の隙間が開いたとしても、被保持物が該
間隙よりも太ければ、それが隙間から抜け出るおそれが
ない。
きは、U字状凹部に保持棒材の周面が密接状態となるま
では勿論のこと、U字状凹部に保持棒材の周面が密接状
態となって保持片前端が稍開いた状態となった後も、被
保持物の保持が可能なのであり、一種類で対応できる保
持棒材の太さの範囲が広い。従って、用いる保持棒材の
太さに応じて幾種類ものクリップを製作せざるを得なか
った従来クリップの問題点を解消しうることとなる。
脂を以って形成し、特にバネ部材に関しては、これを弾
力性に富む合成樹脂を以って形成することにより、クリ
ップを保持棒材に嵌入固定する際、保持棒材の嵌入がソ
フトに行われるために保持棒材を傷つけるおそれがな
い。又腐食のおそれがないために、汚れたクリップを水
で丸洗いできる。
図である。
に保持させた状態を示す平面図である。
示す斜視図である。
苗木の茎を保持した状態を示す平面図である。
開いた状態を示す平面図である。
面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の摘み片(6,6)をその前端部分
において開閉可能に枢着すると共に、該摘み片(6,
6)の前端には、内方側が凹面(9)をなす突出片(1
0,10)を前方向に連設し、又該突出片(10,1
0)には、内方側が凹となるように折曲する保持片(1
1,11)を前方向に連設し、両保持片(11,11)
は、前記摘み片(6,6)が開いた状態では閉じた状態
となって、被保持物(30)を保持する環状の保持部
(12)を形成する如くなし、又両保持片(11,1
1)がこのように閉じたとき、対向する前記凹面(9,
9)と前記摘み片の枢着部分の前部(13)とがU字状
凹部(15)を形成する如くなし、又摘み片(6,6)
の側面部には、前後に延びる後開口(16,16)が左
右対向して設けられると共に、突出片(10)の側面部
と保持片(11)の側面部には、両者に跨がる状態で、
前後に延びる前開口(17,17)が左右対向して設け
られてなるクリップ本体(2)と、 対向する前記後開口(16,16)を挿通する挿通部
(19)の両端を前方に向け内方に折曲してなるC字折
り返し部(20)の先端に、前記前開口(17,17)
を通して内方に突出するU字折り返し部(21,21)
を連設し、該U字折り返し部(21,21)の先端に
は、前開口(17)の前縁部(22)の外面と係合しう
る係合突片(25,25)を折曲してなる、Ω字状のバ
ネ部材(3)と、を具え、 前記U字状凹部(15)とU字折り返し部(21,2
1)とによって、保持棒材(31)を嵌入させるため
の、入口(33)が幅狭である嵌入部(29)が形成さ
れていることを特徴とするクリップ。 - 【請求項2】 請求項1記載のクリップにおいて、クリ
ップの全体を合成樹脂を以って形成し、特にバネ部材に
関しては、これを弾力性に富む合成樹脂を以って形成し
たことを特徴とするクリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26990193A JP3402695B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26990193A JP3402695B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | クリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0799841A JPH0799841A (ja) | 1995-04-18 |
JP3402695B2 true JP3402695B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=17478798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26990193A Expired - Lifetime JP3402695B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3402695B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100713775B1 (ko) * | 2006-04-29 | 2007-05-02 | 채승병 | 접목용 집게 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1007438C2 (nl) * | 1997-11-04 | 1999-05-10 | Agrarisch Loonbedrijf C Pellik | Klem alsmede draadklemsamenstel. |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP26990193A patent/JP3402695B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100713775B1 (ko) * | 2006-04-29 | 2007-05-02 | 채승병 | 접목용 집게 |
Also Published As
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---|---|
JPH0799841A (ja) | 1995-04-18 |
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