JP3399662B2 - 対流冷却部構造 - Google Patents

対流冷却部構造

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JP3399662B2 JP25517894A JP25517894A JP3399662B2 JP 3399662 B2 JP3399662 B2 JP 3399662B2 JP 25517894 A JP25517894 A JP 25517894A JP 25517894 A JP25517894 A JP 25517894A JP 3399662 B2 JP3399662 B2 JP 3399662B2
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正幸 小薬
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石川島播磨重工業株式会社
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はジエットエンジンやガス
タービン等のタービンシュラウドや排気部ライナーなど
高温に晒される部材を空気で冷却する対流冷却部構造に
関する。 【0002】 【従来の技術】航空用や産業用にジエットエンジンやガ
スタービンが用いられており、タービンシュラウドや排
気部ライナーなどの部材は、例えば、1000℃程度の
高温に晒されるため空気を用いて冷却する対流冷却構造
が用いられている。 【0003】図2はターボジェットエンジンの模式的構
造図であり、空気取入口1、圧縮機2、燃焼機3、ター
ビン4、アフターバーナ5、ジェットノズル6等を備
え、空気取入口1から空気を取り入れ、圧縮機2で圧縮
し、燃焼機3内で圧縮空気により燃料を燃焼させて高温
の燃焼ガスを発生させ、この燃焼ガスでタービン4を駆
動し、このタービン4で圧縮機2を駆動し、アフターバ
ーナ5でタービン4をでた排ガスにより燃料を再度燃焼
させ、高温の燃焼排ガスをジェットノズル6で膨張させ
て後方に噴射し、推力を発生している。 【0004】図3は図2のX−X断面を示し、タービン
静翼部を示す。タービン静翼9は高温ガスの流れに沿っ
てこれを案内するように配置され、外周側を外周側ター
ビンシュラウド10aで支持され、内周側を内周側ター
ビンシュラウド10bで支持されている。外周側タービ
ンシュラウド10aはジェットエンジンの外周板7に固
定され、内周側タービンシュラウド10bは内周板8に
より固定されている。外周板7と内周板8の間にパイプ
11がタービン静翼内を貫通して設けられ、空気等を内
部に供給している。外周側タービンシュラウド10aと
内周側タービンシュラウド10bの間は高温ガスが流れ
ている。 【0005】図4は図3のY−Y断面図を示し、図5は
図4のZ−Z断面図を示す。図4及び図5は外周側ター
ビンシュラウド10aを示すが、内周側タービンシュラ
ウド10bも同じ構造なので、以下両者を区別せずター
ビンシュラウド10として説明する。図4、図5を参照
して、タービンシュラウド10は断面が円弧状の矩形の
パネルが連続し円筒形を形成しており、各パネルはその
上流側を外周板7からの支持部材7aによってボルト1
2で固定され、下流側を支持部材7bによって熱膨張可
能に支持されている。タービンシュラウド10の内面側
は高温ガスが流れている。外面側は周囲壁13が設けら
れこの周囲壁13に周囲を固定された頂板14が設けら
れ、タービンシュラウド10、周囲壁13、頂板14で
囲まれる冷却空間15を構成する。頂板14の上流側に
は空気取り入れ孔16が設けられタービンシュラウド1
0の下流側には空気吐出孔17が設けられている。外周
板7、支持部材7a、7b、頂板14によって囲まれる
周囲空間18にはパイプ11より冷却空気が供給されて
いる。 【0006】この冷却空気は空気取り入れ孔16より流
入し、タービンシュラウド10を冷却し、空気吐出孔1
7より吐出して高温ガスと混合する。このように一方の
面が加熱され、他方の面を冷却する方法を対流冷却とい
い、この部分を対流冷却部と称する。これによりタービ
ンシュラウド10の温度は低下し、強度を維持すること
ができる。例えば、高温ガスの温度を1000℃、冷却
空気の温度を300℃とすると、タービンシュラウド1
0の温度は900℃程度になる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】図6は頂板14の温度
分布の一例を示す。頂板14の周囲はタービンシュラウ
ド10と同じ900℃程度となり、中間で700℃程
度、中央部で500℃程度となる。このように中央部は
温度が低いため、熱膨張が他より少なく熱応力が高くな
り割れが発生し易かった。 【0008】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、対流冷却部を構成する頂板14の中央部に伸縮性
を持たせることにより中央部の熱応力を軽減するように
した対流冷却部構造を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は内面を高温ガスに晒されるタービンシュラ
ウド10の外面に、周囲壁(13)と、この周囲壁(1
3)に周囲を固着した頂板(14)とを設けて冷却空間
(15)を構成し、この冷却空間(15)に冷却空気を
通して前記タービンシュラウド(10)を冷却する対流
冷却部構造において、前記頂板(14)の上流側に設け
られた空気取り入れ孔(16)と、前記タービンシュラ
ウド(10)の下流側に設けられた空気吐出孔(17)
と、前記頂板(14)の中央部に設けられた、伸縮可能
球面状の凹凸が多数あるディンプル(20)と、を備
えたものである。 【0010】 【作用】上記本発明の構成では、頂板(14)は周囲を
周囲壁(13)により固定され、温度分布は周囲が高く
中央部で低くなっているため、中央部は熱膨張が少なく
熱応力が高い。このため中央部はディンプル(20)の
伸縮作用により周囲とともに伸びるので熱応力の発生は
少なくなり、割れの発生を防止することができる。 【0011】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本実施例の構造を示し、(A)は平
面図、(B)は(A)のX−X断面図、(C)は(B)
のP部詳細図である。(A)は図4のZ−Z断面を表
し、図5とは頂板14の中央部の形状が異なる以外は同
じである。タービンシュラウド10の内面は高温ガスが
流れ、外面側は周囲壁13を設け、この周囲壁13に周
囲を溶接やロー付けで固定した頂板14が設けられてい
る。頂板14の上流側には空気取り入れ孔16が設けら
れタービンシュラウド10の下流側には空気吐出孔17
が設けられている。頂板14の中央部には球面状の凹凸
が多数あるディンプル20が設けられ、周囲の熱膨張に
応じて伸び熱応力を少なくしている。 【0012】タービンシュラウド10、周囲壁13、頂
板14は冷却空間15を構成する。冷却空間15では図
4で説明した周囲空間18に供給された冷却空気が空気
取り入れ孔16より流入し、タービンシュラウド10を
冷却して空気吐出孔17より吐出される。この場合、一
例として、高温ガスの温度を1000℃程度とし、冷却
空気の温度を300℃程度とすると、タービンシュラウ
ド10の温度は900℃程度となる。また周囲壁13も
900℃程度で頂板14の中央部は500℃程度となる
が、中央部はディンプル20の伸縮作用により周囲とと
もに伸びるので熱応力の発生は少なく割れの発生は防止
される。なおディンプル20の代わりに波形の形状とし
ても同一の効果が得られる。ジェットエンジンやガスタ
ービンの排気部ライナーも同様な対流冷却部構造を有し
ているので、本実施例を適用することができる。 【0013】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は対流冷却部の頂板中央部に伸縮可能な凹凸を設けるこ
とにより、中央部の熱応力を緩和し割れの発生を防止す
ることが出来る。これにより対流冷却部を有するタービ
ンシュラウドや排気部ライナーの冷却の信頼性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】(A)は平面図、(B)は(A)のX−X断面
図、(C)は(B)のP部詳細図である。 【図2】ターボジェットエンジンの構造を示す模式図で
ある。 【図3】図2のX−X断面でタービン静翼部の断面を示
す。 【図4】図3のY−Y断面で対流冷却部を示す図であ
る。 【図5】図4のZ−Z断面で頂板の平面を示す図であ
る。 【図6】頂板の温度分布の一例を示す図である。 【符号の説明】 1 空気取入口 2 圧縮機 3 燃焼機 4 タービン 5 アフターバーナ 6 ジェットノズル 7 外周板 7a 支持部材 7b 支持部材 8 内周板 9 タービン静翼 10 タービンシュラウド(板状部材) 10a 外周側タービンシュラウド 10b 内周側タービンシュラウド 11 パイプ 12 ボルト 13 周囲壁 14 頂板 15 冷却空間 16 空気取り入れ孔 17 空気吐出孔 18 周囲空間 20 ディンプル

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内面を高温ガスに晒されるタービンシュ
    ラウド10の外面に、周囲壁(13)と、この周囲壁
    (13)に周囲を固着した頂板(14)とを設けて冷却
    空間(15)を構成し、この冷却空間(15)に冷却空
    気を通して前記タービンシュラウド(10)を冷却する
    対流冷却部構造において、 前記頂板(14)の上流側に設けられた空気取り入れ孔
    (16)と、 前記タービンシュラウド(10)の下流側に設けられた
    空気吐出孔(17)と、 前記頂板(14)の中央部に設けられた、 伸縮可能な
    面状の凹凸が多数あるディンプル(20)と、を備え
    た、ことを特徴とする対流冷却部構造。
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US20060269409A1 (en) * 2005-05-27 2006-11-30 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Gas turbine moving blade having a platform, a method of forming the moving blade, a sealing plate, and a gas turbine having these elements

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