JP3399483B2 - Oxymethylene copolymer resin composition - Google Patents
Oxymethylene copolymer resin compositionInfo
- Publication number
- JP3399483B2 JP3399483B2 JP32238393A JP32238393A JP3399483B2 JP 3399483 B2 JP3399483 B2 JP 3399483B2 JP 32238393 A JP32238393 A JP 32238393A JP 32238393 A JP32238393 A JP 32238393A JP 3399483 B2 JP3399483 B2 JP 3399483B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- fatty acid
- carbon atoms
- oxymethylene copolymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱安定化されたオキシ
メチレン共重合体樹脂組成物、特にカラー顔料に対する
改良された熱安定性を有する該共重合体樹脂組成物に係
わる。
【0002】
【従来の技術】トリオキサンと分子中にC−C結合を有
する環状エーテルを共重して得られるオキシメチレン共
重合体は(以下オキシメチレン共重合体と略する事があ
る)、その共重合体成分の末端から容易に分解するこ
と、および、自動酸化により主鎖切断を伴う分解を起こ
すこと、さらには、これらの分解の結果、熱安定性が大
きく損なわれることも良く知られている。
【0003】また、着色を目的にカーボンブラック、酸
化チタン等に代表される着色顔料を配合した場合、これ
らの分解がさらに促進されオキシメチレン共重合体の熱
安定性を大きく損ない、該共重合体のプラスチック材料
としての使用を困難としていることも事実である。
【0004】これまでに、オキシメチレン共重合体の熱
安定性改良を目的として、種々の安定剤を配合する技術
が提案されてきた。例えば、特公昭55−22508号
公報には、立体障害性フェノールと炭素数10〜22の
脂肪酸のアルカリ土類金属塩、および、または、アルカ
リ土類金属の水酸化物が、特公昭60−56748号公
報には、立体障害性フェノールと炭素数22〜36の脂
肪酸のアルカリ土類金属塩が、特公昭62−44227
号公報には、ポリアミドと炭素数12〜35の脂肪酸、
炭素数12〜35の脂肪酸のカルシウム塩、炭素数12
〜35脂肪族アルコールのカルシウム、または、マグネ
シウム塩からなる群の少なくとも一つとの組み合わせ
が、特公昭62−58387号公報には、アミン置換ト
リアジン化合物と立体障害性フェノール及びアルカリ、
または、アルカリ土類金属の水酸化物、無機酸塩、カル
ボン酸塩または、アルコキシドからなる組み合わせが、
特開平4−63857号公報には、炭素数2〜10を有
する多価アルコールと炭素数22〜32を有する高級脂
肪酸とから誘導される多価アルコールの脂肪酸エステル
と炭素数12〜35の脂肪酸のアルカリ土類金属塩の組
み合わせが提案されている。しかしながら、これらの技
術によっては、オキシメチレン共重合体の熱安定性は、
改良されるものの、いまだ不十分であり、さらには、着
色顔料を配合したときの熱安定性の低下は、殆ど改良さ
れなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決しようと
する課題は、オキシメチレン共重合体の着色を目的にカ
ーボンブラック、酸化チタン等に代表される着色顔料を
配合した場合、該共重合体の熱安定性が大きく損なわれ
ることを防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は、トリオキサンと分子中にC−C結合を有する
環状エーテルを共重合して得られるオキシメチレン共重
合体100重量部に対して、
(A)立体障害性フェノール0.01〜5重量部と
(B)アミン置換トリアジン化合物0.01〜7重量部
と
(C)アルカリ土類金属の水酸化物、無機酸塩、アルコ
キシドからなる群で示される金属含有化合物の少なくと
も一種0.001〜5重量部と
(D)炭素数10から36の脂肪酸のアルカリ金属、ま
たは、アルカリ土類金属塩0.001〜5重量部と
(E)炭素数2〜10を有する多価アルコールと炭素数
10〜32を有する高級脂肪酸とから誘導される多価ア
ルコールの脂肪酸エステルの一種以上0.01〜5.0
重量部と
(F)炭素数10以上の長鎖を有する高級脂肪酸アミド
の一種以上0.01〜5.0重量とを配合してなるオキ
シメチレン共重合体樹脂組成物により、優れた熱安定性
が達成された。
【0007】本発明においてオキシメチレン共重合体と
は、オキシメチレン主鎖中に0.4〜40モル%、好ま
しくは、0.4〜10モル%のオキシアルキレン単位を
含む共重合体を言う。かかる共重合体は、ホルムアルデ
ヒド、および、または、その環状オリゴマー、例えば、
トリオキサン、または、テトラオキサンに重合触媒の存
在下、環状エーテル、または、環状アセタールを作用さ
せることによって得られる。重合触媒としては、一般公
知のカチオン重合触媒が用い得るが、特に、フッ化ホウ
素を含む化合物が好適であり、水和物、および、配位錯
体化合物が用いられ、とりわけ、エーテル類との配位錯
体である三フッ化ホウ素ジエチルエーテラートが好まし
い。
【0008】コモノマーとして用いられる環状エーテ
ル、または、環状アセタールとしては、次の一般式
(1)で表される化合物が好適である。
【0009】
【化1】
【0010】ここに、式中 R1 、R2、R3、および、R
4は、同一、または、異なるものであり、水素原子、ア
ルキル基、または、ハロゲンで置換されたアルキル基を
表す。R5は、メチレン基、または、オキシメチレン基、
または、それぞれアルキル基、ハロゲン化アルキル基で
置換されたメチレン基、または、オキシメチレン基(そ
の際nは、0乃至3の整数である)を意味するか、さら
には、一般式(2)、(3)で表される二価の基を意味
する。この場合、nは1であり、mは1乃至4の整数で
ある。また、上記のアルキル基は、1乃至5の炭素原子
を有し、その水素原子が0乃至3個のハロゲ.原子、特
に塩素原子に置換されていてもよい。
【0011】具体的な環状アセタール、または環状エー
テルとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、エピクロルヒドリンさらには、1,3−ジオキソラ
ン、1,3−ジオキセパン、1,3,5−トリオキセパ
ン、1,3、6−トリオキソカン等が例示的にあげるこ
とができる。
【0012】重合反応によって得られたオキシメチレン
共重合体は、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ジ−
iso−プロピルアミン、トリ−iso−プロピルアミ
ン、モノ−n−ブチルアミン、ジブチルアミン、トリブ
チルアミン、ピペリジン、モルホリン等の具体例で示さ
れる1級アミン、2級アミン、3級アミン、および、ア
ルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物、三価の有機
りん化合物等を使用する公知の方法によって触媒の不活
性化、除去処理を行うことができる。これらのなかで、
3級アミンを使用する方法、および、特公昭55−42
085に示された三価の有機りん化合物を用いる触媒失
活処理法は、好ましい方法である。
【0013】本発明の樹脂組成物の(A)成分である立
体障害性フェノールとは、基本的には、一般式(4)で
示される構造を少なくとも一個以上有する化合物を意味
する。
【0014】
【化2】
【0015】なお、式中 R6 、および、 R7 は、アルキ
ル基、置換アルキル基を表す。
【0016】立体障害性フェノールの具体例としては、
2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチ
ルフェノール)、4,4’−メチレン−ビス(2,6−
ジ−t−ブチルフェノール)、1,3,5−トリメチル
−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキソベンジル)ベンゼン、3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジルジメチルアミン、ステアリ
ル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル
ホスホネート、ジエチル−3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシベンジルホスホネート、2,6,7−トリ
オキサ−1−ホスファ−ビシクロ〔2,2,2〕−オク
ト−4−イル−メチル−3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシヒドロシンナメート、3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル−3,5−ジステアリル−
チオトリアジルアミン、2(2’−ヒドロキシ−3’,
5’−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾール、2,6−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
メチルフェノール、2,4−ビス−(n−オクチルチ
オ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチル
アニリノ)−1,3,5−トリアジン、N,N’−ヘキ
サメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシ−ヒドロシンナマミド)、オクタデシル−3−
(3,5−ジ−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕、ペンタエリスリチル−テトラキス
〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕、トリエチレングリコール−
ビス〔3−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕、トリエチレングリコール−ビス
〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート〕トリエチレングリコール−
ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート〕、2,2’−チオジエチル
−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート〕等をあげることができる
が、これらのなかで、特に好ましいものは、一般式
(5)で示される構造を少なくとも一個以上有する化合
物である。
【0017】
【化3】【0018】すなわち、これらの好ましい具体例として
は、前記の中で、N,N’−ヘキサメチレンビス(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマ
ミド)、オクタデシル−3−(3,5−ジ−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1,6−ヘキ
サンジオール−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、ペンタエ
リスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、ト
リエチレングリコール−ビス〔3−(3,5−ジメチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、トリエ
チレングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕ト
リエチレングリコール−ビス〔3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、
2,2’−チオジエチル−ビス〔3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕
が、これに該当する。
【0019】また、これらの中でより好ましいものは、
1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5
−ジ−t−ブチル−−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕、トリエチレングリコール−ビス〔3−
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕、トリエチレングリコール−ビス〔3−(3
−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕トリエチレングリコール−ビス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕、2,2’−チオジエチル−ビス〔3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕である。
【0020】本発明の樹脂組成物の(B)成分であるア
ミン置換トリアジン化合物とは、基本的には、一般式
(6)で示される構造を有するアミン置換トリアジン
類、または、該アミノ置換トリアジン類とホルムアルデ
ヒドとの初期重縮合物の少なくとも一種を意味する。
【0021】
【化4】
【0022】なお、式中、R8、R9、R10 は、水素原子、
ハロゲン原子、水酸基、アルキル基、アルコキシ基、ア
リール基、水添アリール基、アミノ基、または、置換ア
ミノ基を意味し、その少なくとも一つは、アミノ基、も
しくは、置換アミノ基である。
【0023】アミン置換トリアジン化合物、または、該
アミノ置換トリアジン化合物とホルムアルデヒドとの初
期重縮合物の具体例としては、グアナミン、メラミン、
N−ブチルメラミン、N−フェニルメラミン、N,N−
ジフェニルメラミン、N,N−ジアリルメラミン、N,
N’,N”−トリフェニルメラミン、N,N’,N”−
トリメチロールメラミン、ベンゾグアナミン、2,4−
ジアミノ−6−メチル−sym−トリアジン、2,4−
ジアミノ−6−ブチル−sym−トリアジン、2,4−
ジアミノ−6−ベンジルオキシ−sym−トリアジン、
2,4−ジアミノ−6−ブトキシ−sym−トリアジ
ン、2,4−ジアミノ−6−シクロヘキシル−sym−
トリアジン、2,4−ジアミノ−6−クロロ−sym−
トリアジン、2,4−ジアミノ−6−メルカプト−sy
m−トリアジン、アメリン(N,N,N’,N’−テト
ラシアノエチルベンゾグアナミン)、または、それらと
ホルムアルデヒドとの初期重縮合物等があげられる。中
でも、メラミン、メチロールメラミン、ベンゾグアナミ
ン、水溶性メラミン−ホルムアルデヒド樹脂は、特に好
ましい。
【0024】本発明の樹脂組成物の(C)成分は、アル
カリ土類金属の水酸化物、無機酸塩、アルコキシドであ
る。好ましいものは、水酸化カルシウム、水酸化マグネ
シウム、炭酸カルシウム、および、炭酸マグネシウムで
ある。
【0025】本発明の樹脂組成物の(D)成分は、炭素
数10から36の脂肪酸のアルカリ金属またはアルカリ
土類の金属塩であるが、好ましくは炭素数10〜36を
有する飽和、または、不飽和脂肪酸のアルカリ土類の金
属塩であり、マグネシウム塩、カルシウム塩、バリウム
塩、及びストロンチウム塩等を意味するが、脂肪酸の好
ましい具体例例としてはラウリル酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、ベヘン酸、モンタン酸、12−ヒドロキシ
ステアリン酸、オレイン酸、エルカ酸等があげられる。
また、より好ましいものは、炭素数10〜21の飽和、
または、不飽和脂肪酸のアルカリ土類の金属塩である。
【0026】本発明の樹脂組成物の(E)成分の多価ア
ルコールの脂肪酸エステルは、炭素数2〜10を有する
多価アルコールと炭素数10〜32の、好ましくは炭素
数22〜32の高級脂肪酸から誘導されるエステル化合
物を意味する。好ましい多価アルコールの具体例とし
て、グリセリン、ジグリセリン、ペンタエリスリトー
ル、ソルビタン、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリメチロールメタン、トリエチロールエタン
があげられる。好ましい高級脂肪酸は、炭素数22〜3
2の高級脂肪酸であり、具体例としては、ベヘン酸、セ
ロチン酸、モンタン酸、ラクセル酸等があげられる。
【0027】本発明の樹脂組成物の(F)成分の炭素数
10以上の長鎖を有する高級脂肪酸アミドは、炭素数1
0以上の直鎖を有する高級脂肪酸と脂肪族アミンとから
誘導されるアミド化合物を意味するが、好ましい具体例
は、ステアリン酸アミド、エチレンビスステアロアミ
ド、メチレンビスステアロアミド、メチレンビスラウロ
アミド、パルチミン酸アミド、オレイン酸アミド等であ
るが、より好ましい具体例はエチレンビスステアロアミ
ド、メチレンビスステアロアミド、メチレンビスラウロ
アミドがあげられる。
【0028】次に、本発明の樹脂組成物を構成するオキ
シメチレン共重合体と(A)〜(F)の各成分は、オキ
シメチレン共重合体100重量部に対して、(A)立体
障害性フェノール0.01〜5重量部、好ましくは、
0.01〜1重量部と(B)アミン置換トリアジン化合
物0.01〜7重量部、好ましくは、0.1〜1重量部
と(C)アルカリ土類金属の水酸化物、または無機酸
塩、あるいは、アルコキシドからなる群で示される金属
含有化合物の少なくとも一種を0.001〜5重量部、
好ましくは、0.001〜3重量部と(D)炭素数10
から36の脂肪酸のアルカリ金属、または、アルカリ土
類金属塩0.001〜5重量部、好ましくは、0.01
〜3重量部と(E)炭素数2〜10を有する多価アルコ
ールと炭素数22〜32を有する高級脂肪酸とから誘導
される多価アルコールの脂肪酸エステルの一種以上0.
01〜5重量部、好ましくは、0.01〜3重量部、お
よび、(F)炭素数10以上の長鎖を有する高級脂肪酸
アミドの一種以上0.01〜5重量、好ましくは、0.
01〜3重量を配合し得るが、好ましいのは、(A)と
(B)と(C)と(D)と(E)および(F)成分から
なる組成物である。また、各成分の配合量に関しては、
上記の量より少ない場合は、安定化効果が不十分であ
り、多すぎる場合は、成型時ガス発生、成形品の外観不
良等を招き、好ましくない。
【0029】本発明のオキシメチレン共重合体樹脂組成
物を製造する方法は、公知の各種のものが採用できる
が、基本的には、オキシメチレン共重合体と(A)〜
(E)、および、(F)の各成分を溶融混練りすること
によって製造される。溶融混練りに先立ち、各成分をブ
レンダー、ヘンシェルミキサーのごとき混合装置により
予備混合することは好ましい方法である。予備混合は、
乾燥状態、または、湿化物、乳化液、懸濁液の状態で、
実施することもできる。湿化物、乳化液、懸濁液は、オ
キシメチレン共重合体に、水、メタノール、アセトン、
ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン等、および、その
他の公知の溶媒を添加することにより調製される。
【0030】また、(A)〜(F)の各成分は上記の予
備混合をすることなく、押出機のバレル等に取り付けた
添加口等から、直接、溶融状態にあるオキシメチレン共
重合体に添加することも可能である。
【0031】(A)〜(F)の各成分とオキシメチレン
共重合体の溶融混練りは、一軸、二軸の各種押出機、ニ
ーダー、バンバリーミキサー等のいずれの混練機によっ
ても良いが、好ましいのは押出機である。より好ましい
のは、ベント口を有し、減圧下に分解ホルマリン、不純
物等の脱気除去が行える一軸、二軸の押出機である。溶
融混練り温度は通常、オキシメチレン共重合体の融点以
上に設定されるが、170〜270℃が好適な温度範囲
である。
【0032】また本発明の樹脂組成物には、所望に応じ
てその他安定剤、充填剤、顔料、滑剤、可塑剤、紫外線
吸収剤、難燃剤、難燃助剤等の各種添加剤、他の樹脂、
エラストマーなどその他成分が適宜配合され得る。
【0033】充填剤の例としては、ガラスビーズ、ウオ
ラストナイト、マイカ、タルク、カオリン、二酸化珪
素、クレー、アスベスト、シリカ、ケイソウ土、グラフ
ァイト、二硫化モリブデンなどの鉱物質充填剤、およ
び、ガラス繊維、ミルドファイバー、チタン酸カリウム
繊維、ボロン繊維等の無機繊維、並びに、炭素繊維、ア
ラミド繊維に代表される有機繊維をあげることができ
る。
【0034】以下、本発明について、参考例、実施例、
比較例を示して、その実施態様と効果を具体的に説明す
るが、以下に示す例は、具体的に説明するためのもので
あって、本発明の実施態様や発明の範囲を限定するもの
としては意図されていない。
【0035】
【実施例】参考例1
トリオキサン100重量部とコモノマーとして酸化エチ
レン2.5重量部を三沸化ホウ素エーテラートを触媒と
して、またメチラールを連鎖移動剤として使用し、互い
にかみ合うパドルを持つ二軸のニーダー中で重合を行っ
た。重合終了後少量のトリフェニルホスフィンのベンゼ
ン溶液により触媒を失活処理後、粉砕しオキシメチレン
共重合体を得た。p−クロロホルム(α−ピネン添加)
中60℃における極限粘度は、1.4dl/gであっ
た。
【0036】参考例2
トリオキサン100重量部とコモノマーとして1,3−
ジオキソラン4.3重量部を三沸化ホウ素エーテラート
を触媒として、またメチラールを連鎖移動剤として使用
し、互いにかみ合うパドルを持つ二軸のニーダー中で重
合を行った。重合終了後少量のトリブチルアミンのベン
ゼン溶液により触媒を失活処理後、粉砕しオキシメチン
共重合体を得た。p−クロロホルム(α−ピネン添加)
中60℃における極限粘度は、1.46dl/gであっ
た。
【0037】実施例1
参考例1で製造したオキシメチレン共重合体100重量
部に、トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−t−
ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕(チバ・ガイギー社製 立体障害性フェノー
ル、商品名イルガノックス245)0.5重量部と、メ
ラミン0.2重量部と、水酸化マグネシウム0.05重
量部と、ステアリン酸カルシウム0.1重量部とベヘニ
ン酸モノグリセリド0.12重量部、および、エチレン
ビスステアロアミド0.15重量部を添加・配合し、ヘ
ンシェルミキサーを用いて予備混合したのち、常法に従
って、二軸押出機を使用して溶融混練〔シリンダー温度
200℃〕し、次いで、ペレット化を行って樹脂組成物
を得た。樹脂組成物の熱安定性評価は、このペレットを
使用し、滞留熱安定性および成形時ホルマリン発生量を
測定する事により行った。樹脂組成物の着色顔料に対す
る熱安定性評価は、上記ペレットにカーボンブラックを
0.3重量部配合した後、二軸押出機で再溶融混練り
し、次いで、ペレット化して得たペレットを用いて、滞
留熱安定性、および、成形時ホルマリン発生量を測定す
ることにより実施した。評価試験の結果を、表1に示し
た。なお、滞留熱安定性、および、成形時ホルマリン発
生量の測定は、以下のようにして行った。・滞留熱安定
性:75tonの型締め力を持つ射出成形機を用いてシ
リンダー温度240℃、成形サイクル30秒に設定して
試験片にシルバーの発生するまでの時間を測定した。・
成形時ホルマリン発生量:25tonの型締め圧を有す
る射出成形機を用いて、シリンダー温度190℃、金型
温度65℃、成形サイクル15秒に設定して、重量1.
5gの成形品〔試験試料〕を成形した。ここに成形され
た試験試料を、直ちに密閉試料容器に入れて、試験試料
から発生するガスに含まれるホルムアルデヒドの量を定
量した。
【0038】実施例2
実施例1において、参考例1で製造したオキシメチレン
共重合体の替わりに参考例2で製造したオキシメチレン
共重合体を使用した以外は、全て、実施例1と同様にし
て、表1に示す結果を得た。
【0039】実施例3
実施例1において、ベヘニン酸モノグリセリド0.12
重量部の替わりにベヘニン酸モノグリセリドを0.06
重量部を、エチレンビスステアロアミド0.15重量部
の替わりにエチレンビスステアロアミドを0.075重
量部を使用した以外は、全て、実施例1と同様にして、
表1に示す結果を得た。
【0040】比較例1
実施例1において、エチレンビスステアロアミドの配合
量を0.15重量部から0.00重量部に変えた以外
は、全て、実施例1と同様にして、表1に示す結果を得
た。
【0041】比較例2
実施例1において、ベヘニン酸モノグリセリドの配合量
を0.12重量部から0.00重量部に変えた以外は、
全て、実施例1と同様にして、表1に示す結果を得た。
【0042】比較例3
実施例1において、ベヘニン酸モノグリセリドの配合量
を0.12重量部から0.00重量部に、エチレンビス
ステアロアミドの配合量を、0.15重量部から0.0
0重量部に変えた以外は、全て、実施例1と同様にし
て、表1に示す結果を得た。
【0043】比較例4
実施例3において、ステアリン酸カルシウムの替わりに
カプリン酸ナトリウムを使用した以外は、全て、実施例
1と同様にして、表1に示す結果を得た。
【0044】比較例5
実施例3において、ステアリン酸カルシウムの替わりに
カプリン酸ナトリウムを、ベヘニン酸モノグリセリドの
替わりにカプリル酸エチルを使用した以外は、全て、実
施例1と同様にして、表1に示す結果を得た。
【0045】比較例6
実施例3において、エチレンビスステアロアミドの替わ
りにプロピオン酸アミドを、ベヘニン酸モノグリセリド
の替わりにカプリル酸エチルを使用した以外は、全て、
実施例1と同様にして、表1に示す結果を得た。
【0046】実施例4
実施例1において、トリエチレングリコール−ビス〔3
−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート〕の替わりにペンタエリスリチル
−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕(チバ・ガイギ
ー社製 立体障害性フェノール、商品名イルガノックス
1010)を、水酸化マグネシウムの替わりに水酸化カ
ルシウムを、ステアリン酸カルシウムの替わりにモンタ
ン酸ナトリウムを使用した以外は、全て、実施例1と同
様にして、表2に示す結果を得た。
【0047】実施例5
実施例4において、ベヘニン酸モノグリセリドの配合量
を0.06重量部に、エチレンビスステアロアミドの配
合量を0.075重量部に変更した以外は、全て、実施
例1と同様にして、表2に示す結果を得た。
【0048】比較例7
実施例4において、エチレンビスステアロアミドの配合
量を0.15重量部から0.00重量部に変えた以外
は、全て、実施例4と同様にして、表2に示す結果を得
た。
【0049】比較例8
実施例4において、ベヘニン酸モノグリセリドの配合量
を0.12重量部から0.00重量部に変えた以外は、
全て、実施例4と同様にして、表2に示す結果を得た。
【0050】比較例9
実施例4において、ベヘニン酸モノグリセリドの配合量
を0.12重量部から0.00重量部に、エチレンビス
ステアロアミドの配合量を0.15重量部から0.00
重量部に変えた以外は、全て、実施例4と同様にして、
表2に示す結果を得た。
【0051】
【発明の効果】本発明のオキシメチレン共重合体樹脂組
成物は、オキシメチレン共重合体に(A)〜(E)、お
よび、(F)の各成分が効果的に作用したために、従来
の安定剤の組み合わせでは達成されなかった熱安定性が
実現された。特に、カーボンブラック、酸化チタンに代
表される着色顔料配合時の優れた熱安定性は、従来の安
定剤配合技術からは予想困難なものである。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】 Description: FIELD OF THE INVENTION The present invention relates to a thermally stabilized oxymethylene copolymer resin composition, in particular to a copolymer having improved thermal stability to color pigments. The present invention relates to a united resin composition. [0002] An oxymethylene copolymer obtained by copolymerizing trioxane and a cyclic ether having a CC bond in a molecule (hereinafter sometimes abbreviated as an oxymethylene copolymer) has a It is well known that it is easily decomposed from the terminal of the copolymer component, and that the main chain is decomposed by autoxidation, and that the thermal stability is greatly impaired as a result of these decompositions. I have. [0003] When a coloring pigment represented by carbon black, titanium oxide or the like is blended for coloring purposes, the decomposition of these pigments is further promoted and the thermal stability of the oxymethylene copolymer is greatly impaired. It is also true that it is difficult to use as a plastic material. Heretofore, techniques for blending various stabilizers have been proposed for the purpose of improving the thermal stability of oxymethylene copolymers. For example, Japanese Patent Publication No. 55-22508 discloses an alkaline earth metal salt and / or a hydroxide of an alkaline earth metal of a sterically hindered phenol and a fatty acid having 10 to 22 carbon atoms. JP-A-62-44227 discloses an alkaline earth metal salt of a sterically hindered phenol and a fatty acid having 22 to 36 carbon atoms.
In the publication, polyamide and fatty acids having 12 to 35 carbon atoms,
Calcium salt of fatty acid having 12 to 35 carbon atoms, 12 carbon atoms
Japanese Patent Publication No. Sho 62-58387 discloses an amine-substituted triazine compound and a sterically hindered phenol and an alkali,
Or, a combination of an alkaline earth metal hydroxide, an inorganic acid salt, a carboxylate or an alkoxide,
JP-A-4-63857 discloses a fatty acid ester of a polyhydric alcohol derived from a polyhydric alcohol having 2 to 10 carbon atoms and a higher fatty acid having 22 to 32 carbon atoms, and a fatty acid having 12 to 35 carbon atoms. Combinations of alkaline earth metal salts have been proposed. However, depending on these techniques, the thermal stability of the oxymethylene copolymer is
Although improved, it was still insufficient, and furthermore, the reduction in thermal stability when the coloring pigment was blended was hardly improved. [0005] The problem to be solved by the present invention is that when a coloring pigment represented by carbon black, titanium oxide or the like is blended for the purpose of coloring the oxymethylene copolymer, the problem is caused by the following problem. in Rukoto to prevent the thermal stability of the copolymer is significantly impaired. [0006] solving problems you try of the problem-solving means for the invention, oxymethylene copolymer 100 weight obtained by copolymerizing Polymerization of cyclic ethers have C-C bonds at in trioxane and molecular Parts by weight: (A) 0.01 to 5 parts by weight of a sterically hindered phenol, (B) 0.01 to 7 parts by weight of an amine-substituted triazine compound, and (C) a hydroxide or inorganic acid salt of an alkaline earth metal. , Arco
At least one 0.001-5 parts by weight (D) an alkali metal fatty acid from 10 to 36 carbon atoms of the metal-containing compound represented by the group consisting of Kishido, or a 0.001 part by weight of an alkaline earth metal salt (E) at least one fatty acid ester of a polyhydric alcohol derived from a polyhydric alcohol having 2 to 10 carbon atoms and a higher fatty acid having 10 to 32 carbon atoms, from 0.01 to 5.0.
The parts by weight (F) oxymethylene copolymer resin composition obtained by blending a 0.01 to 5.0 weight of one or more higher fatty acid amides having a number 10 or more long chain carbon, excellent thermal stability Was achieved. In the present invention, the term "oxymethylene copolymer" refers to a copolymer containing 0.4 to 40 mol%, preferably 0.4 to 10 mol% of oxyalkylene units in the oxymethylene main chain. Such copolymers include formaldehyde and / or cyclic oligomers thereof, for example,
It is obtained by allowing a cyclic ether or a cyclic acetal to act on trioxane or tetraoxane in the presence of a polymerization catalyst. As the polymerization catalyst, a generally known cationic polymerization catalyst can be used. In particular, a compound containing boron fluoride is preferable, and a hydrate and a coordination complex compound are used. boron trifluoride diethyl over Terato place a complex is preferable. As the cyclic ether or cyclic acetal used as a comonomer, a compound represented by the following general formula (1) is preferable. [0009] Wherein R 1 , R 2 , R 3 and R
4 is the same or different and represents a hydrogen atom, an alkyl group, or an alkyl group substituted with halogen. R 5 is a methylene group or an oxymethylene group,
Or a methylene group or an oxymethylene group each substituted with an alkyl group or a halogenated alkyl group (where n is an integer of 0 to 3), or a compound represented by the general formula (2): It means a divalent group represented by (3). In this case, n is 1 and m is an integer of 1 to 4. Further, the above alkyl group has 1 to 5 carbon atoms, and its hydrogen atom is 0 to 3 halogen atoms. It may be replaced by an atom, especially a chlorine atom. Specific examples of the cyclic acetal or cyclic ether include ethylene oxide, propylene oxide, epichlorohydrin, and 1,3-dioxolan, 1,3-dioxepane, 1,3,5-trioxepane, 1,3,6- Trioxocan and the like can be exemplified. The oxymethylene copolymer obtained by the polymerization reaction includes diethylamine, triethylamine, di-
Primary amine, secondary amine, tertiary amine, and alkali metal represented by specific examples such as iso-propylamine, tri-iso-propylamine, mono-n-butylamine, dibutylamine, tributylamine, piperidine, and morpholine The catalyst can be deactivated and removed by a known method using a hydroxide of an alkaline earth metal, a trivalent organic phosphorus compound, or the like. Among these,
A method using a tertiary amine, and JP-B-55-42
The catalyst deactivation treatment method using a trivalent organic phosphorus compound shown in No. 085 is a preferable method. The sterically hindered phenol which is the component (A) of the resin composition of the present invention basically means a compound having at least one structure represented by the general formula (4). Embedded image In the formula, R 6 and R 7 represent an alkyl group or a substituted alkyl group. Specific examples of the sterically hindered phenol include:
2,2'-methylene-bis (4-methyl-6-t-butylphenol), 4,4'-methylene-bis (2,6-
Di-tert-butylphenol), 1,3,5-trimethyl-2,4,6-tris (3,5-di-tert-butyl-4-)
(Hydroxobenzyl) benzene, 3,5-di-tert-butyl-4-hydroxybenzyldimethylamine, stearyl-3,5-di-tert-butyl-4-hydroxybenzylphosphonate, diethyl-3,5-di-tert- Butyl-4
-Hydroxybenzylphosphonate, 2,6,7-trioxa-1-phospha-bicyclo [2,2,2] -oct-4-yl-methyl-3,5-di-t-butyl-4-
Hydroxyhydrocinnamate, 3,5-di-t-butyl-4-hydroxyphenyl-3,5-distearyl
Thiotriazylamine, 2 (2′-hydroxy-3 ′,
5'-di-t-butylphenyl) -5-chlorobenzotriazole, 2,6-di-t-butyl-4-hydroxymethylphenol, 2,4-bis- (n-octylthio) -6- (4- Hydroxy-3,5-di-t-butylanilino) -1,3,5-triazine, N, N′-hexamethylenebis (3,5-di-t-butyl-4-hydroxy-hydrocinnamamide), Octadecyl-3-
(3,5-di-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate, 1,6-hexanediol-bis [3-
(3,5-di-t-butyl-4-hydroxyphenyl)
Propionate], pentaerythrityl-tetrakis [3- (3,5-di-t-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate], triethylene glycol-
Bis [3- (3,5-dimethyl-4-hydroxyphenyl) propionate], triethylene glycol-bis [3- (3-t-butyl-5-methyl-4-hydroxyphenyl) propionate] triethylene glycol-
Bis [3- (3,5-di-t-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate], 2,2'-thiodiethyl-bis [3- (3,5-di-t-butyl-4-hydroxyphenyl) Propionate] and the like, and among them, particularly preferred are compounds having at least one structure represented by the general formula (5). Embedded image That is, preferred examples of these are N, N'-hexamethylenebis (3,
5-di-t-butyl-4-hydroxy-hydrocinnamamide), octadecyl-3- (3,5-di-butyl-4
-Hydroxyphenyl) propionate, 1,6-hexanediol-bis [3- (3,5-di-t-butyl-
4-hydroxyphenyl) propionate], pentaerythrityl-tetrakis [3- (3,5-di-t-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate], triethylene glycol-bis [3- (3,5-dimethyl) -4-hydroxyphenyl) propionate], triethylene glycol-bis [3- (3-t-butyl-5-
Methyl-4-hydroxyphenyl) propionate] triethylene glycol-bis [3- (3,5-di-t-
Butyl-4-hydroxyphenyl) propionate],
2,2'-thiodiethyl-bis [3- (3,5-di-t
-Butyl-4-hydroxyphenyl) propionate]
Corresponds to this. Further, of these, more preferred are:
1,6-hexanediol-bis [3- (3,5-di-
t-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate], pentaerythrityl-tetrakis [3- (3,5
-Di-t-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate], triethylene glycol-bis [3-
(3,5-dimethyl-4-hydroxyphenyl) propionate], triethylene glycol-bis [3- (3
-T-butyl-5-methyl-4-hydroxyphenyl)
Propionate] triethylene glycol-bis [3-
(3,5-di-t-butyl-4-hydroxyphenyl)
Propionate], 2,2'-thiodiethyl-bis [3
-(3,5-di-t-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate]. The amine-substituted triazine compound which is the component (B) of the resin composition of the present invention is basically an amine-substituted triazine having a structure represented by the general formula (6) or the amino-substituted triazine. Means at least one of the initial polycondensates of aldehydes and formaldehyde. Embedded image In the formula, R 8 , R 9 and R 10 represent a hydrogen atom,
It means a halogen atom, a hydroxyl group, an alkyl group, an alkoxy group, an aryl group, a hydrogenated aryl group, an amino group, or a substituted amino group, at least one of which is an amino group or a substituted amino group. Specific examples of the amine-substituted triazine compound or the initial polycondensate of the amino-substituted triazine compound with formaldehyde include guanamine, melamine, and the like.
N-butylmelamine, N-phenylmelamine, N, N-
Diphenylmelamine, N, N-diallylmelamine, N,
N ', N "-triphenylmelamine, N, N', N"-
Trimethylolmelamine, benzoguanamine, 2,4-
Diamino-6-methyl-sym-triazine, 2,4-
Diamino-6-butyl-sym-triazine, 2,4-
Diamino-6-benzyloxy-sym-triazine,
2,4-diamino-6-butoxy-sym-triazine, 2,4-diamino-6-cyclohexyl-sym-
Triazine, 2,4-diamino-6-chloro-sym-
Triazine, 2,4-diamino-6-mercapto-sy
m-triazine, amelin (N, N, N ', N'-tetracyanoethylbenzoguanamine), or an initial polycondensate thereof with formaldehyde. Among them, melamine, methylolmelamine, benzoguanamine and water-soluble melamine-formaldehyde resin are particularly preferred. The component (C) of the resin composition of the present invention, alkaline earth metal, inorganic acid salt, an alkoxide. Preferred are calcium hydroxide, magnesium hydroxide, calcium carbonate, and magnesium carbonate. The component (D) of the resin composition of the present invention is an alkali metal or alkaline earth metal salt of a fatty acid having 10 to 36 carbon atoms, preferably a saturated or 10 to 36 carbon atom saturated or It is an alkaline earth metal salt of an unsaturated fatty acid, which means a magnesium salt, a calcium salt, a barium salt, a strontium salt, and the like. Preferred specific examples of the fatty acid include lauric acid, palmitic acid, stearic acid, and behenic acid. , Montanic acid, 12-hydroxystearic acid, oleic acid, erucic acid and the like.
Further, more preferred are saturated ones having 10 to 21 carbon atoms,
Alternatively, it is an alkaline earth metal salt of an unsaturated fatty acid. The fatty acid ester of the polyhydric alcohol as the component (E) of the resin composition of the present invention may be a polyhydric alcohol having 2 to 10 carbon atoms and a higher alcohol having 10 to 32 carbon atoms, preferably 22 to 32 carbon atoms. It means an ester compound derived from a fatty acid. Specific examples of preferred polyhydric alcohols include glycerin, diglycerin, pentaerythritol, sorbitan, ethylene glycol, diethylene glycol, trimethylolmethane, and triethylolethane. Preferred higher fatty acids have 22 to 3 carbon atoms.
And higher specific fatty acids, such as behenic acid, cerotic acid, montanic acid, and lacceric acid. The higher fatty acid amide having a long chain of 10 or more carbon atoms as the component (F) of the resin composition of the present invention has 1 carbon atom.
It means an amide compound derived from a higher fatty acid having 0 or more linear chains and an aliphatic amine. Preferred specific examples thereof include stearic acid amide, ethylenebisstearamide, methylenebisstearamide, and methylenebislauroamide. , Palmitic acid amide, oleic acid amide and the like, and more preferred specific examples include ethylene bis stearoamide, methylene bis stearoamide, and methylene bis lauroamide. Next, the oxymethylene copolymer and each of the components (A) to (F) constituting the resin composition of the present invention are used in the amount of (A) steric hindrance based on 100 parts by weight of the oxymethylene copolymer. Sex phenol 0.01 to 5 parts by weight, preferably
0.01 to 1 part by weight and (B) 0.01 to 7 parts by weight, preferably 0.1 to 1 part by weight, of an amine-substituted triazine compound and (C) a hydroxide or inorganic acid salt of an alkaline earth metal Alternatively, 0.001 to 5 parts by weight of at least one metal-containing compound represented by the group consisting of alkoxides,
Preferably, 0.001 to 3 parts by weight and (D) carbon number 10
From 36 to 36 parts by weight of an alkali metal or alkaline earth metal salt of a fatty acid, preferably 0.01 to 5 parts by weight
At least one fatty acid ester of a polyhydric alcohol derived from (C) 2 to 3 parts by weight, (E) a polyhydric alcohol having 2 to 10 carbon atoms and a higher fatty acid having 22 to 32 carbon atoms.
01-5 parts by weight, preferably 0.01 to 3 parts by weight, and your <br/>, 0.01 to 5 wt one or more higher fatty acid amides having the (F) having 10 or more long chain carbon, preferably Is 0.
A composition comprising (A), (B), (C), (D), (E) and (F) is preferred, although the composition may contain from 0 to 1 to 3 parts by weight. Also, regarding the amount of each component,
When the amount is less than the above amount, the stabilizing effect is insufficient, and when the amount is too large, gas generation during molding and poor appearance of the molded product are caused, which is not preferable. As the method for producing the oxymethylene copolymer resin composition of the present invention, various known methods can be employed. Basically, the oxymethylene copolymer and (A) to (A) are used.
(E), and is produced by benefit melt-kneading the respective components (F). Prior to melt-kneading, it is a preferable method to pre-mix the components with a mixing device such as a blender or a Henschel mixer. The premix is
In the dry state, or in the form of a humidified substance, emulsion, or suspension,
It can also be implemented. Wet products, emulsions, and suspensions are prepared by adding oxymethylene copolymer to water, methanol, acetone,
It is prepared by adding benzene, toluene, cyclohexane and the like, and other known solvents. The components (A) to (F) are directly mixed with the oxymethylene copolymer in a molten state from an addition port or the like attached to a barrel or the like of an extruder without performing the premixing described above. It is also possible to add. The melt kneading of the components (A) to (F) and the oxymethylene copolymer may be carried out by any kneading machine such as various single-screw or twin-screw extruders, kneaders and Banbury mixers, but is preferred. Is an extruder. More preferably, a single-screw or twin-screw extruder having a vent port and capable of degassing and removing decomposed formalin and impurities under reduced pressure is used. The melt-kneading temperature is usually set to be equal to or higher than the melting point of the oxymethylene copolymer, and a preferable temperature range is 170 to 270 ° C. The resin composition of the present invention may further contain, if desired, various additives such as stabilizers, fillers, pigments, lubricants, plasticizers, ultraviolet absorbers, flame retardants, and flame retardant auxiliaries. resin,
Other components such as an elastomer can be appropriately compounded. Examples of fillers include mineral fillers such as glass beads, wollastonite, mica, talc, kaolin, silicon dioxide, clay, asbestos, silica, diatomaceous earth, graphite, molybdenum disulfide, and glass. Examples thereof include inorganic fibers such as fibers, milled fibers, potassium titanate fibers, and boron fibers, and organic fibers represented by carbon fibers and aramid fibers. Hereinafter, the present invention will be described with reference examples, working examples,
A comparative example will be described to specifically explain the embodiments and effects, but the examples shown below are for specifically explaining and limit the embodiments and the scope of the present invention. Not as intended. Reference Example 1 100 parts by weight of trioxane, 2.5 parts by weight of ethylene oxide as a comonomer, boron triboride etherate as a catalyst, and methylal as a chain transfer agent. The polymerization was carried out in a shaft kneader. After completion of the polymerization, the catalyst was deactivated with a small amount of a benzene solution of triphenylphosphine, and then pulverized to obtain an oxymethylene copolymer. p-chloroform (α-pinene added)
The intrinsic viscosity at a medium temperature of 60 ° C. was 1.4 dl / g. Reference Example 2 100 parts by weight of trioxane and 1,3-
Using 4.3 parts by weight of dioxolane as a catalyst with boron triboride etherate and methylal as a chain transfer agent, polymerization was carried out in a biaxial kneader having intermeshing paddles. After completion of the polymerization, the catalyst was deactivated with a small amount of a benzene solution of tributylamine, and then pulverized to obtain an oxymethine copolymer. p-chloroform (α-pinene added)
The intrinsic viscosity at medium 60 ° C. was 1.46 dl / g. Example 1 To 100 parts by weight of the oxymethylene copolymer produced in Reference Example 1, triethylene glycol-bis [3- (3-t-
[Butyl-5-methyl-4-hydroxyphenyl) propionate] (Sterically hindered phenol, trade name Irganox 245, manufactured by Ciba-Geigy), 0.5 parts by weight of melamine, 0.2 parts by weight of magnesium hydroxide, and 0.2 parts by weight of magnesium hydroxide. After adding and blending 0.05 parts by weight, 0.1 part by weight of calcium stearate, 0.12 parts by weight of behenic acid monoglyceride, and 0.15 parts by weight of ethylenebisstearamide, premixed using a Henschel mixer, According to a conventional method, melt kneading (cylinder temperature: 200 ° C.) was performed using a twin screw extruder, followed by pelletization to obtain a resin composition. The thermal stability of the resin composition was evaluated by using the pellets and measuring the retention heat stability and the amount of formalin generated during molding. The thermal stability evaluation of the resin composition with respect to the color pigment was performed by blending 0.3 parts by weight of carbon black with the above pellets, then remelting and kneading with a twin screw extruder, and then using the pellets obtained by pelletizing. , Retention heat stability, and the amount of formalin generated during molding were measured. Table 1 shows the results of the evaluation test. The retention heat stability and the amount of formalin generated during molding were measured as follows. Retention heat stability: Using an injection molding machine having a mold clamping force of 75 tons, the cylinder temperature was set to 240 ° C. and the molding cycle was set to 30 seconds, and the time until silver was generated on the test piece was measured.・
Amount of formalin generated during molding: A cylinder temperature of 190 ° C., a mold temperature of 65 ° C., a molding cycle of 15 seconds, and a weight of 1.
5 g of a molded product [test sample] was molded. The test sample molded here was immediately placed in a closed sample container, and the amount of formaldehyde contained in the gas generated from the test sample was quantified. Example 2 The procedure of Example 1 was repeated, except that the oxymethylene copolymer produced in Reference Example 2 was used instead of the oxymethylene copolymer produced in Reference Example 1. Thus, the results shown in Table 1 were obtained. Example 3 Example 1 was repeated except that behenic acid monoglyceride 0.12 was used.
0.06 behenic acid monoglyceride in place of parts by weight
Parts by weight, except that 0.075 part by weight of ethylene bis stearamide was used instead of 0.15 part by weight of ethylene bis stearamide, in the same manner as in Example 1,
The results shown in Table 1 were obtained. COMPARATIVE EXAMPLE 1 The procedure of Example 1 was repeated except that the amount of ethylenebisstearamide was changed from 0.15 part by weight to 0.00 part by weight. The results shown were obtained. Comparative Example 2 In Example 1, except that the compounding amount of behenic acid monoglyceride was changed from 0.12 parts by weight to 0.00 parts by weight.
In all, the results shown in Table 1 were obtained in the same manner as in Example 1. Comparative Example 3 In Example 1, the amount of behenic acid monoglyceride was changed from 0.12 part by weight to 0.00 part by weight, and the amount of ethylenebisstearamide was changed from 0.15 part by weight to 0.0 part by weight.
Except that the amount was changed to 0 parts by weight, the same results as in Example 1 were obtained, and the results shown in Table 1 were obtained. [0043] In Comparative Example 4 Example 3, except for using sodium caprate in place of calcium stearate are all in the same manner as in Example 1 to obtain the results shown in Table 1. [0044] In Comparative Example 5 Example 3, sodium caprate instead of calcium stearate, except for using caprylic acid ethyl instead of behenic acid monoglyceride are all in the same manner as in Example 1, are shown in Table 1 The result was obtained. Comparative Example 6 In Example 3, except that propionamide was used instead of ethylenebisstearamide and ethyl caprylate was used instead of behenic acid monoglyceride,
The results shown in Table 1 were obtained in the same manner as in Example 1. Example 4 In Example 1, triethylene glycol-bis [3
Pentaerythrityl-tetrakis [3- (3,5-di-tert-butyl-4-)-4-substituted- (3-tert-butyl-5-methyl-4-hydroxyphenyl) propionate]
Hydroxyphenyl) propionate] (Sterically hindered phenol, trade name Irganox 1010 manufactured by Ciba-Geigy), calcium hydroxide in place of magnesium hydroxide, and sodium montanate in place of calcium stearate. In the same manner as in Example 1, the results shown in Table 2 were obtained. Example 5 Example 4 was repeated except that the amount of behenic acid monoglyceride was changed to 0.06 parts by weight and the amount of ethylenebisstearamide was changed to 0.075 parts by weight. In the same manner as described above, the results shown in Table 2 were obtained. Comparative Example 7 In Example 4 , except that the blending amount of ethylene bis stearamide was changed from 0.15 part by weight to 0.00 part by weight, all were the same as in Example 4 and the results are shown in Table 2. The results shown were obtained. Comparative Example 8 Example 4 was repeated except that the amount of behenic acid monoglyceride was changed from 0.12 part by weight to 0.00 part by weight.
In all, the results shown in Table 2 were obtained in the same manner as in Example 4 . Comparative Example 9 In Example 4 , the amount of behenic acid monoglyceride was changed from 0.12 part by weight to 0.00 part by weight, and the amount of ethylenebisstearamide was changed from 0.15 part by weight to 0.00 part by weight.
Except for changing to parts by weight, all were the same as in Example 4 ,
The results shown in Table 2 were obtained. The oxymethylene copolymer resin composition of the present invention exhibits, in oxymethylene copolymer (A) ~ (E), and contact <br/>, each component of (F) is effective Work, thermal stability was achieved that was not achieved with conventional stabilizer combinations. In particular, excellent thermal stability when compounding a coloring pigment represented by carbon black and titanium oxide is difficult to predict from conventional stabilizer compounding techniques. [Table 1] [Table 2]
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08K 5/103 C08K 5/103 5/13 5/13 5/20 5/20 5/3492 5/3492 (56)参考文献 特開 平5−156118(JP,A) 欧州特許出願公開289142(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 59/04 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continued on the front page (51) Int.Cl. 7 Identification code FI C08K 5/103 C08K 5/103 5/13 5/13 5/20 5/20 5/3492 5/3492 (56) References Kaihei 5-156118 (JP, A) European Patent Application Publication 289142 (EP, A2) (58) Fields investigated (Int. Cl. 7 , DB name) C08L 59/04
Claims (1)
対して、 (A)立体障害性フェノール0.01〜5重量部と (B)アミン置換トリアジン化合物0.01〜7重量部
と (C)アルカリ土類金属の水酸化物、無機酸塩、アルコ
キシドからなる群で示される金属含有化合物の少なくと
も一種0.001〜5重量部と (D)炭素数10から36の脂肪酸のアルカリ金属、ま
たは、アルカリ土類金属塩0.001〜5重量部と (E)炭素数2〜10を有する多価アルコールと炭素数
10〜32を有する高級脂肪酸とから誘導される多価ア
ルコールの脂肪酸エステルの一種以上0.01〜5.0
重量部と (F)炭素数10以上の長鎖を有する高級脂肪酸アミド
の一種以上0.01〜5.0重量とを配合してなる熱安
定性に優れたオキシメチレン共重合体樹脂組成物。(57) [Claims 1] With respect to 100 parts by weight of an oxymethylene copolymer, (A) 0.01 to 5 parts by weight of a sterically hindered phenol and (B) an amine-substituted triazine compound 0.1 part by weight. (C) alkaline earth metal hydroxide, inorganic acid salt, alcohol
At least one 0.001-5 parts by weight (D) an alkali metal fatty acid from 10 to 36 carbon atoms of the metal-containing compound represented by the group consisting of Kishido, or a 0.001 part by weight of an alkaline earth metal salt (E) at least one fatty acid ester of a polyhydric alcohol derived from a polyhydric alcohol having 2 to 10 carbon atoms and a higher fatty acid having 10 to 32 carbon atoms, from 0.01 to 5.0.
Parts by weight (F) excellent oxymethylene copolymer resin composition in thermal stability obtained by blending with one or more of 0.01 to 5.0 weight of a higher fatty acid amide having a number 10 or more long chain carbon.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32238393A JP3399483B2 (en) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | Oxymethylene copolymer resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32238393A JP3399483B2 (en) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | Oxymethylene copolymer resin composition |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07173368A JPH07173368A (en) | 1995-07-11 |
JP3399483B2 true JP3399483B2 (en) | 2003-04-21 |
Family
ID=18143049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32238393A Expired - Lifetime JP3399483B2 (en) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | Oxymethylene copolymer resin composition |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3399483B2 (en) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MY114026A (en) * | 1995-09-01 | 2002-07-31 | Asahi Chemical Ind | Polyacetal resin molded article and process for producing the same |
JPH1143583A (en) * | 1997-07-28 | 1999-02-16 | Polyplastics Co | Polyoxymethylene composition |
KR100446836B1 (en) * | 1997-12-26 | 2005-01-17 | 주식회사 코오롱 | Polyoxymethylene resin composition comprising polyoxymethylene resin, red phosphorus, triazine compound and metal hydroxide |
US6156834A (en) * | 1998-03-20 | 2000-12-05 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Polyacetal resin composition |
US20030162912A1 (en) * | 2000-09-26 | 2003-08-28 | Stefan Disch | Impact-resistant polyoxymethylene moulding compounds with a low emission, the use thereof and moulded bodies produced therefrom |
KR101677301B1 (en) * | 2008-03-11 | 2016-11-17 | 미츠비시 가스 가가쿠 가부시키가이샤 | Polyacetal resin composition |
EP2284216B1 (en) | 2009-08-07 | 2012-03-28 | Ticona LLC | Low formaldehyde emission polyacetal composition |
US9296874B2 (en) | 2011-04-28 | 2016-03-29 | Ticona Llc | Polyacetal compositions and molded products made therefrom |
JP6422777B2 (en) | 2011-09-29 | 2018-11-14 | ティコナ・エルエルシー | Polymer composition for the manufacture of articles exhibiting a metal-like appearance |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP32238393A patent/JP3399483B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07173368A (en) | 1995-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6211268B1 (en) | Polyoxymethylene resin composition | |
JP2993062B2 (en) | Oxymethylene copolymer composition | |
JP3399483B2 (en) | Oxymethylene copolymer resin composition | |
JP2007051205A (en) | Polyacetal resin composition and resin-molded article | |
JPH09221579A (en) | Polyacetal resin composition excellent in aging properties | |
JP3374874B2 (en) | Method for producing oxymethylene copolymer resin composition | |
JPS6090250A (en) | Oxymethylene copolymer composition | |
JP2000007884A (en) | Polyoxymethylene resin composition | |
US4130604A (en) | Production of an improved polyoxymethylene molding composition which forms reduced mold deposits upon molding | |
JPS6351447A (en) | Stabilized oxymethylene copolymer composition | |
JP3374870B2 (en) | Method for producing oxymethylene copolymer resin composition | |
JP3110959B2 (en) | Polyacetal resin composition with improved mold deposit | |
JP4110336B2 (en) | Polyoxymethylene resin composition | |
JP2808078B2 (en) | Polyacetal resin composition with improved mold deposit | |
JP3341783B2 (en) | Polyacetal resin composition | |
JPH02166151A (en) | Polyoxymethylene composition | |
JPH0649155A (en) | Production of oxymethylene copolymer | |
JP2005263921A (en) | Polyacetal resin composition and molded article of the same | |
JP2517647B2 (en) | Polyoxymethylene resin composition | |
GB1592681A (en) | Process for production of a polyoxymethylene moulding composition | |
JP2769287B2 (en) | Molding method of polyacetal resin composition with improved mold deposit | |
JP2004204172A (en) | Polyoxymethylene resin composition | |
KR910004093B1 (en) | Stabilized oxymethylene copolymer compositions | |
JPH0548781B2 (en) | ||
JP6913443B2 (en) | Method for producing polyacetal copolymer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080221 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130221 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140221 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |