JP3398596B2 - フラッシュランプ及びフラッシュランプ用トリガプローブ電極 - Google Patents

フラッシュランプ及びフラッシュランプ用トリガプローブ電極

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分光分析、発光分
析などの光源、ストロボ用光源又は高画像処理用光源な
どに利用されるフラッシュランプ及びフラッシュランプ
の放電を制御するフラッシュランプ用トリガプローブ電
極に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、分光分析機器、発光分析機器
などの光源として、また、ストロボ用光源、又は高画像
処理用光源としてフラッシュランプが利用されている。
このようなフラッシュランプとして、例えば特開昭60
−151953号公報に記載されるものがある。このフ
ラッシュランプにおいては、不活性ガスを封入した密閉
容器内に陽極と陰極とが互いに向き合って配置され、ま
た、密閉容器内にはモリブデンやタングステンなどの高
融点金属からなる針状のトリガプローブ電極が設けら
れ、その先端部が陽極と陰極との間に配置されている。
更に、密閉容器内には、トリガプローブ電極とともに陽
極と陰極との間の放電を制御するスパーカ電極が設けら
れている。そして、陽極と陰極との間に適当な電圧を印
加した状態でトリガプローブ電極及びスパーカ電極にト
リガ電圧が印加されると、陰極と陽極との間にアーク放
電が生成され、その放電に伴って密閉容器の外部にパル
ス光が放射される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来からあるフラッシュランプにおいては、高い再現
性が要求される分析機器や、精密なタイミングでの発光
が要求される分析機器に用いられる場合、フラッシュ毎
に放射される光出力の安定性が十分とは言えず、上記の
分析機器などにおいて要求される0.8〜1%p−pレ
ベルの高度な光出力安定性を達成することができなかっ
た。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、光出
力の安定性を改善したフラッシュランプ及びフラッシュ
ランプ用トリガプローブ電極を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、フラッシ
ュランプの光出力安定性を改善すべく鋭意検討した結
果、フラッシュランプの光出力の不安定性の原因が、陽
極と陰極との間のアーク放電の経路が一定せず変動する
ことにあり、更にこの放電経路の変動が、タングステン
やモリブデンからなるトリガプローブ電極の表面におけ
る放電位置の変動に起因することを見い出し、本発明を
完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、不活性ガスを封入し
た密閉容器内に設けられる陽極と陰極との間の放電を制
御するフラッシュランプ用トリガプローブ電極におい
て、陽極と陰極との間に配置されるべき先端部を有する
電極基材と、電極基材の先端部に被覆されダイヤモンド
を主成分として含有するダイヤモンド薄膜とを備えるこ
とを特徴とする。ここで、「ダイヤモンド薄膜」とは、
ダイヤモンドのみで構成される膜も含むものとする。
【0007】本発明によるフラッシュランプ用トリガプ
ローブ電極によれば、フラッシュランプの密閉容器内で
陰極と陽極との間に先端部が配置された状態でトリガ電
圧パルスの印加によって放電が起こる際に、ダイヤモン
ドの高い電子放出能により、放電がダイヤモンド薄膜の
表面上のごく制限された領域で起こる。
【0008】また、本発明によるフラッシュランプ用ト
リガプローブ電極においては、電極基材の先端部が円錐
状となっていることが好ましい。この場合、電極基材の
先端部を円錐状とすることでダイヤモンド薄膜が円錐状
となり、その頂点で放電が起こりやすくなり、放電がよ
り制限された領域で起こることとなる。
【0009】また、本発明によるフラッシュランプ用ト
リガプローブ電極において、ダイヤモンド薄膜にはII
I族及びV族の元素からなる群より選択される少なくと
も1つの元素がドープされていることが好ましい。この
場合、ダイヤモンド薄膜は半導体化されて電気伝導性が
向上し、電子放出効率が向上する。
【0010】更に、本発明によるフラッシュランプ用ト
リガプローブ電極において、電極基材は、モリブデン及
び/又はタングステンからなることが好ましい。この場
合、電極基材がモリブデン及び/又はタングステンなど
の高融点金属からなることでトリガプローブ電極が放電
時の高温に十分に耐えることができる。
【0011】また、本発明によるフラッシュランプは、
不活性ガスを封入した密閉容器と、密閉容器内に設けら
れる陽極及び陰極と、密閉容器内に設けられ陽極と陰極
との間の放電を制御する上記のトリガプローブ電極と、
陰極又は陽極に接続されトリガプローブ電極とともに陽
極と陰極との間の放電を制御するスパーカ電極とを備え
ることを特徴とする。
【0012】本発明のフラッシュランプによれば、トリ
ガプローブ電極にトリガ電圧パルスの印加により放電が
起こる際に、ダイヤモンドのもつ高い電子放出能によ
り、放電がダイヤモンド薄膜の表面上のごく制限された
領域で起こる。従って、密閉容器の外側に放射される光
出力の安定性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるフ
ラッシュランプの好適な実施形態について詳細に説明す
る。
【0014】図1は、本発明に係るフラッシュランプの
外観を示す平面図、図2は、図1のII−II線に沿う
断面図である。これら図面に示すフラッシュランプ1
は、円筒状のガラス製バルブ2を有し、このバルブ2の
一端は投光窓4となっており、バルブ2の他端は基部6
となっており、基部6には、5本のガラス製ステム3
0,31,32,33,34が貫通している。また、ガ
ラス製バルブ2の内部には、不活性ガスの一例としてキ
セノンガスが、基部6を貫通する排気パイプ(図示せ
ず)を通して導入され、この排気パイプを溶着させるこ
とでバルブ2内に封入され、このようにして、フラッシ
ュランプ1の密閉型容器Hが構成されている。
【0015】この容器H内には、アーク放電を引き起こ
す陰極8と陽極9とが配置され、これら電極8,9はス
テムピン10,11を介してステム30,31に固定さ
れている。また、容器H内には、スパーカ電極16が配
置され、このスパーカ電極16は、ステムピン17を介
してステム32に固定され、同時に陰極8に電気的に接
続されている。更に、容器H内には、2本の同一構成の
トリガプローブ電極12,13が配置され、これら電極
12,13は、ステムピン14,15を介してステム3
3,34に固定されている。
【0016】そこで、ステムピン10,11を介して、
陰極8と陰極9との間に所定の電圧を印加し、ステムピ
ン14,15,17を介して、トリガプローブ電極1
2,13及びスパーカ電極16にトリガ電圧パルスを印
加すると、トリガプローブ電極12,13に放電が発生
し、この放電に伴って陰極8と陽極9との間にアークの
主放電が発生する。
【0017】図3は、本発明に係るトリガプローブ電極
12を示す一部拡大側面図である。図3に示すように、
トリガプローブ電極12は針状の電極基材18を有して
いる。電極基材18は、好ましくはモリブデン又はタン
グステンが用いられる。このように電極基材18として
モリブデン又はタングステンなどを用いることで、トリ
ガプローブ電極12,13がアーク放電時の高温に十分
に耐えることができる。なお、電極基材18の直径は、
通常は0.2〜0.5mmである。
【0018】また、電極基材18の先端部20には、ダ
イヤモンド薄膜21が被覆されている。ダイヤモンド薄
膜21は、ダイヤモンドを主成分として含有するもので
ある。ダイヤモンドを主成分とするのは、ダイヤモンド
が電極基材18を構成するタングステンなどよりも高い
電子放出能を有するからである。ここで、ダイヤモンド
薄膜21中のダイヤモンドの含有率は、好ましくは50
〜100重量%である。
【0019】また、ダイヤモンド薄膜21には、他の成
分としてIII族の元素がドープされている。III族
の元素としては、ホウ素、ガリウムなどが挙げられる。
このようにダイヤモンド薄膜21にIII族の元素がド
ープされると、ダイヤモンド薄膜21は半導体化されて
電気伝導性が向上し、電子放出効率がより向上するよう
になる。また、ダイヤモンド薄膜21にIII族の元素
がドープされることで、ダイヤモンド薄膜21の結晶性
も向上する。また、ダイヤモンド薄膜21中のIII族
元素の濃度は、通常は1016〜1021cm-3であり、好
ましくは1019〜1021cm-3である。更に、電極基材
18は、その先端部20が円錐状となっている。このよ
うに先端部20を円錐状とすることで、ダイヤモンド薄
膜21も円錐状となり、ダイヤモンド薄膜21の頂点で
放電が起こりやすくなり、放電がより制限された領域内
で起こるようになる。
【0020】なお、ダイヤモンド薄膜21の厚さは、通
常は0.1〜20μmであり、より好ましくは3〜10
μmである。また、ダイヤモンド薄膜21が形成される
領域は、電極基材18の先端部20の頂点から2〜5m
mの領域である。
【0021】ここで、電極基材18の先端部20の表面
にダイヤモンド薄膜21を被覆する方法について説明す
る。
【0022】まず、電極基材18を反応チャンバ内に設
置し、電極基材18の温度を600〜1000℃に設定
する。次いで、反応チャンバ内に原料ガス(水素希釈の
メタン0.5〜10%、ジボラン0.5〜100pp
m、原料ガスの圧力10Torr〜1atm)を導入
し、反応チャンバ内にマイクロ波を照射する。このよう
にして、マイクロ波により混合ガスのプラズマが発生
し、電極基材18の表面にIII族の元素をドープした
ダイヤモンド薄膜21が被覆される。
【0023】以上のような構成をもったフラッシュラン
プ1によれば、電極基材18の先端部20にダイヤモン
ド薄膜21が被覆されることで、トリガプローブ電極1
2,13で放電が起こる際に、ダイヤモンドのもつ高い
電子放出能によって、放電がダイヤモンド薄膜21の表
面上の様々な位置で起こらずごく制限された領域内、す
なわち電極基材18の先端部20の頂点付近で起こる。
この結果、トリガプローブ電極12,13の表面におけ
る放電位置が固定され、陰極8と陽極9との間のアーク
放電経路の変動が十分に防止される。従って、フラッシ
ュランプ1から放射される光出力が安定し、0.8〜1
%p−pレベルの光出力安定性をも達成することが可能
となる。
【0024】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではない。例えば、ダイヤモンド薄膜21に
は、III族の元素に代えて、V族の元素が含有されて
もよい。ここで、V族の元素としては、窒素、リン、砒
素などが挙げられる。また、ダイヤモンド薄膜21にお
けるV族の元素の濃度は、III族の元素の場合と同様
に1018〜1022cm-3である。この場合でも、ダイヤ
モンド薄膜21は半導体化されて電気伝導性が向上し、
電子放出効率がより向上するようになる。また、ダイヤ
モンド薄膜21に不純物がドープされることで、ダイヤ
モンド薄膜21の結晶性も向上する。
【0025】また、ダイヤモンド薄膜21は、ダイヤモ
ンドのみで構成されてもよい。
【0026】更に、トリガプローブ電極は、2本に限定
されず、陰極8と陽極9との間の距離に応じて適宜その
本数を変えることができる(例えば1〜5本)。
【0027】以下、実施例により本発明の内容を具体的
に説明する。
【0028】
【実施例】(実施例1)まず、トリガプローブ電極12
を以下のようにして作製した。すなわち、まず、プレス
成形により、直径0.5mm、長さ18mmのタングス
テンからなる針状の電極基材18を作製した。その後、
この電極基材18の表面に対してダイヤモンド粉末を用
いてバフ研磨し、電極基材18の表面を粗面化した。
【0029】次に、この粗面化した電極基材18を反応
チャンバ内に設置し、電極基材18の温度を850℃に
設定して、反応容器内に原料ガス(水素希釈のメタン
0.5%、ジボラン5ppm、原料ガスの圧力100T
orr)を導入した。そして、反応チャンバ内にマイク
ロ波を照射したところ、電極基材18の先端部20の頂
点から5mmの領域にわたって多結晶ダイヤモンド薄膜
21が形成された。数時間経過後には、電極基材18の
表面に厚さ10μm、硼素の濃度が1021cm-3程度で
あるダイヤモンド薄膜21が被覆され、トリガプローブ
電極12が得られた。また、上記と同様にしてトリガプ
ローブ電極13も作製した。
【0030】一方、外径28mm、内径26mm、長さ
30mmの円筒状のガラス製バルブ2の内部に、陰極8
と陽極9とを互いに向き合わせて配置し、これら両電極
間の距離を3.0mmとした。
【0031】続いて、得られたトリガプローブ電極1
2,13をバルブ2内に配置し、電極12,13の先端
部20が両電極間の距離を3等分するようにした。次い
で、排気パイプを通して真空ポンプにより真空引きし、
バルブ2内にキセノンガスを導入してバルブ2内の圧力
を1気圧程度とし、その後、排気パイプの先端を溶着さ
せてキセノンガスをバルブ2内に封入した。
【0032】このようにして得られたフラッシュランプ
1について以下のようにして点灯試験を行った。
【0033】すなわち、陰極8と陽極9に直流電圧10
00Vを印加し、トリガプローブ電極12,13及びス
パーカ電極16にそれぞれ1パルスあたりの入力エネル
ギー0.1ジュール、点灯周期100Hzのトリガ電圧
パルスを印加した。そして、この状態で光束安定度Sを
フラッシュランプの寿命期間(109パルス)にわたっ
て測定した。
【0034】ここで、光束安定度Sとは、フラッシュラ
ンプから出射される光強度のゆらぎを表すパラメータで
あり、以下のようにして算出した。すなわち、まず、ア
ークをレンズを通して、矩形スリットが形成された衝立
てに投影した。衝立ては、矩形スリットがアーク投影像
の中心にくるように配置し、このスリットを通過する光
強度を10分間にわたってシリコンフォトダイオードで
測定した。そして、この測定結果から以下の式: S=[(Imax−Imin)/Imax]×100
(%) を用いて光束安定度Sを計算した。なお、Imaxは最
大光強度であり、Iminは最小光強度である。また、
矩形スリットの大きさは、幅0.2mm、長さ3mmと
した。
【0035】上記の点灯試験の結果を図4に示す。図4
に示すように、光束安定度Sは1.0%p−pレベル以
下であり、極めて高い光出力安定性が得られることが分
かった。
【0036】(比較例1)トリガプローブ電極12,1
3として、電極基材18の先端部20の表面にダイヤモ
ンド薄膜21のないものを用いた以外は、実施例1と同
様にしてフラッシュランプ1を用意した。このフラッシ
ュランプ1について、実施例1と同様にして点灯試験を
行い、光束安定度Sを測定した。この点灯試験の結果を
図5に示す。図5に示すように、光束安定度Sは、2.
0〜3.0%p−pレベル程度であり、光出力の安定性
が十分でないことが分かった。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるフラッ
シュランプによれば、トリガプローブ電極で放電が起こ
るときに、ダイヤモンドのもつ高い電子放出能によっ
て、放電がダイヤモンド薄膜の表面上のごく制限された
位置で起こる。この結果、トリガプローブ電極の表面に
おける放電位置が固定され、陰極と陽極との間のアーク
放電経路の変動が十分に防止される。従って、フラッシ
ュランプから放射される光出力が安定することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラッシュランプの一実施形態を
示す平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】本発明に係るフラッシュランプ用トリガプロー
ブ電極の一実施形態を示す側面図である。
【図4】実施例1に係るフラッシュランプの光出力を時
間に対して示すグラフである。
【図5】比較例1に係るフラッシュランプの光出力を時
間に対して示すグラフである。
【符号の説明】
1…フラッシュランプ、8…陰極、9…陽極、12,1
3…トリガプローブ電極、16…スパーカ電極、18…
電極基材、20…先端部、21…ダイヤモンド薄膜、H
…密閉型容器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 嘉宏 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所 神戸総合技術研 究所内 (72)発明者 橘 武史 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所 神戸総合技術研 究所内 (56)参考文献 特開 昭60−151953(JP,A) 特開 平10−149796(JP,A) 特開 昭55−72352(JP,A) 特開 昭60−151949(JP,A) 特開 平9−99105(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 61/073 H01J 61/54 H01J 1/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性ガスを封入した密閉容器内に設け
    られる陽極と陰極との間の放電を制御するフラッシュラ
    ンプ用トリガプローブ電極において、 前記陽極と前記陰極との間に配置されるべき先端部を有
    する電極基材と、 前記電極基材の先端部に被覆されダイヤモンドを主成分
    として含有するダイヤモンド薄膜と、を備えることを特
    徴とするフラッシュランプ用トリガブローブ電極。
  2. 【請求項2】 前記電極基材の先端部が円錐状となって
    いることを特徴とする請求項1に記載のフラッシュラン
    プ用トリガプローブ電極。
  3. 【請求項3】 前記ダイヤモンド薄膜にはIII族及び
    V族の元素からなる群より選択される少なくとも1つの
    元素がドープされていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のフラッシュランプ用トリガプローブ電極。
  4. 【請求項4】 前記電極基材は、モリブデン及び/又は
    タングステンからなることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか一項に記載のフラッシュランプ用トリガプロー
    ブ電極。
  5. 【請求項5】 不活性ガスを封入した密閉容器と、 前記密閉容器内に設けられる陽極及び陰極と、 前記密閉容器内に設けられ前記陽極と前記陰極との間の
    放電を制御する請求項1〜4のいずれか一項に記載のフ
    ラッシュランプ用トリガプローブ電極と、 前記陰極又は前記陽極に接続され前記トリガプローブ電
    極とともに前記陽極と前記陰極との間の放電を制御する
    スパーカ電極と、を備えることを特徴とするフラッシュ
    ランプ。
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US7176610B2 (en) 2004-02-10 2007-02-13 Toshiba Machine America, Inc. High brightness thermionic cathode
JP4805060B2 (ja) * 2006-08-11 2011-11-02 浜松ホトニクス株式会社 フラッシュランプ
JP5661375B2 (ja) * 2010-08-23 2015-01-28 浜松ホトニクス株式会社 フラッシュランプ
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