JP3393214B1 - ナナカマド組成剤 - Google Patents

ナナカマド組成剤

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Abstract

【要約】 【課題】還元能、抗菌活性能にとても優れ、アレルギ
ー、肌荒れなどの心配がほとんどなく、実施効果が多方
面に渡って期待できるナナカマドの果実を用い、従来の
養毛育毛剤の塗布に替え、または補完して施術を行うこ
とを特徴とする育毛法は従来なかった。 【解決手段】ナナカマド育毛法を導入。この方法によれ
ば、ナナカマドの果皮・果実抽出物そのものが持つ還元
能、抗菌活性能から、毛穴の汚れを除去し薄毛や脱毛を
防止する効果、キューティクルを再生させる効果、毛髪
の活性能、匂い発生の予防、従来の養毛育毛剤の不耐者
に効果的である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、頭髪の育毛施術
を主目的としつつ、人間の体毛全般の育毛施術方法に関
する。本発明の溶液及び外用剤は、毛穴の汚れの除去、
薄毛脱毛の防止、キューティクルの再生、毛髪活性化、
痛んだ髪の修復能に優れた効果を有する。
【0002】
【従来の技術】従来の育毛法では、一連の施術の中で、
養毛育毛剤の塗布を施す手法が大抵である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
従来技術によれば、従来の一般的な養毛育毛剤の使用に
よると、化学薬品使用によるアレルギー、肌荒れなどト
ラブルも多く、施術に不向きな方も数多く見受けられ
た。従来の一般的な養毛育毛剤に替えまたは補完する目
的としてナナカマドの果皮・果実抽出物から抽出した溶
液及び外用剤を用いることは効果的であることが確認さ
れた。
【0004】本発明は、ナナカマドの果皮・果実抽出物
を育毛剤として使用できるかを研究課題として研究を開
始したことからはじまる。その結果、医薬としてあるい
は化粧品として用いることはなんら問題はなく、さらに
ナナカマドの果皮・果実抽出物は還元能、抗菌活性能に
非常に優れていることが証明され、育毛法に取り入れる
上で有効であることが判明したことを根拠にしている。
【0005】そこで、この発明は、還元能、抗菌活性能
にとても優れ、アレルギー、肌荒れなどの心配がほとん
どなく、実施効果が多方面に渡って期待できるナナカマ
ドの果皮・果実抽出物を用いた育毛法を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ナナカマドの
樹木の果実を採取し25日間から45日間乾燥させた
後、煮沸しフィルターにて抽出したナナカマドエッセン
ス溶液と、果皮及び果実を粉末状態にし、ナナカマドエ
ッセンス溶液を作り出す過程で生じた溶液でペースト状
態にした外用剤を製造し、従来の育毛法の養毛育毛剤の
塗布に替え、または補完して実施の形態の通り行う。
【0007】このことにより、従来の育毛剤でアレルギ
ーや肌荒れなどの症状が生じる方は養毛育毛剤の塗布に
替え行うことにより、ほぼすべての方に施術が可能とな
った。
【0008】また、ナナカマドの果皮・果実抽出物は還
元能、抗菌活性能に優れている成分が含まれ育毛法に取
り入れる上で非常に有効である。さらに、ナナカマドの
甘酸っぱい香りは心身に心地よさを与え育毛効果を高め
る。よって、従来の養毛育毛剤による施術に補完するこ
とにより、さらに育毛に顕著な効果が生じることにな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を順を追って説
明する。まず、ナナカマドの果皮・果実抽出物から、ナ
ナカマドエッセンス溶液とナナカマドペーストを製造す
る。以下、それらの製造方法を説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
【0010】この発見によるナナカマドエッセンス溶液
の製造方法を説明する。ナナカマドの樹木の果実を採取
し25日間から45日間乾燥させたナナカマド乾燥物を
15分程度煮沸する。
【0011】圧縮器にて一度果汁を搾り出し、ナナカマ
ド抽出液とナナカマドの搾りかすに分離させる。果実皮
の成分をより濃く抽出するために、さらに当該抽出液と
当該搾りかすを混合させ、フィルターにて抽出する。
【0012】24時間冷暗所にて保管すると、うわずみ
溶液と凝縮された成分溶液に自然に分離される。凝縮さ
れた成分溶液部分がナナカマドエッセンス溶液である。
ナナカマドの甘酸っぱい香りは心身に心地よさを与え、
その成分の持つ抗菌能により、保管性にも優れている。
【0013】この発見によるナナカマドペーストの製造
方法は次の通りである。ナナカマドエッセンス溶液の製
造方法と同様にナナカマドの樹木の果実を採取し、25
日間から45日間乾燥させたナナカマド乾燥物を、粉砕
器にて粉末状態にする。
【0014】粉末200gに対し、ナナカマドエッセン
ス溶液を製造する過程で生じたうわずみ溶液100CC
を混合し、良く混ぜ合わせるとペースト状態になる。こ
ちらもその成分による香りは心身に心地よさを与え、か
つ、その成分の持つ抗菌能により保管にも優れている。
【0015】次に、ナナカマド育毛法の標準方式の実施
の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。以
下、その一実施形態を説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0016】本発明による実施例を図面、図1に基づき
説明する。1では、シャンプーと蒸留水とソルプの混合
液AとナナカマドペーストBを頭髪と頭皮によくすり込
んで軽くマッサージを行う。その後ヘア・スチーマーC
にて約5分程度蒸気をあで、毛穴及び髪のキューティク
ルを拡張する。
【0017】2では、シャワーによりシャンプーを丁寧
に行い、汚れ(脂)を洗い流す。
【0018】3では、ぬるま湯を溜めた循環器Gによも
ぎ入りソルトを溶かし、蒸気放出器Dを頭髪及び頭皮に
当て、ナナカマドエッセンス溶液Eを頭髪に注入しなが
らマッサージを行う。効果を高めるため、時々吸引器F
により、頭皮を吸引することにより毛穴を広げ頭皮下の
毛母血管の拡張を促す。その後頭皮を冷却剤により冷却
することにより、血流が倍化し毛母細胞が活性化される
ことになる。上記サイクルを概ね5分程度で行い、3度
繰り返す。
【0019】4では、養毛育毛剤Hとナナカマドエッセ
ンス溶液Iを頭皮に塗布し、マッサージを行う。養毛育
毛剤Hによるアレルギーがある方はナナカマドエッセン
ス溶液Iのみの塗布とする。
【0020】5では、毛母細胞を活性化させるため、タ
ピットJによるマッサージ、オゾン発生器K使用による
頭皮の殺菌、髪針器Lにより低周波による刺激を加え、
ナナカマド育毛法の効果を高める。
【0021】6では、遠赤外線器Mにより、頭皮及び頭
髪を照射する。赤外線は同一の波長が物質にあたると電
磁的な共振を起こす。人の体からは常時8ミクロンから
12ミクロン程度の遠赤外線が発生されているため、波
長の合う遠赤外線の照射は、ナナカマド育毛法の効果を
高めることになる。
【0022】7では、コンセランNによる施術を行う。
コンセランとは、空気を送り込んだり、抜いたりして加
圧減圧を繰り返し血行を促す機器である。血行を良くす
る効果があり、コンセランを10分程度行うと0.6度
から1度ぐらい頭皮温は上昇し、血管の拡張により血液
の流れを良くする。
【0023】8では、シャワーにより洗い、ドライヤー
Oにて整髪を行い一応の施術は終了することになる。
【0024】この実施形態によれば、下記のような効果
が発生する。毛包の活動を促し毛母の細胞分裂が活性化
されることになる。
【0025】毛髪においても、タンニン、蛋白質、炭水
化物、アミノ酸をはじめとする含有成分により、毛髪の
キューティクルを修復し、毛髪に活力を与え、輝きと潤
いのあるものにする効果がある。
【0026】ナナカマドの果皮・果実の抗菌活性能によ
り、雑菌の繁殖防止を持続。還元能により皮脂腺から流
出する皮脂と空気の酸化を抑制する効果がある。よっ
て、匂い発生の予防、抜毛の予防に絶大な効果がある。
【0027】アレルギーや肌荒れの心配はほとんど見ら
れない。
【0028】
【他の実施形態】この発明は頭髪のみならず、人間のあ
らゆる体毛に効果が及ぶことになる。
【0029】また、ナナカマドの樹木の果実を採取し2
5日間から45日間乾燥させた後、煮沸しフィルターに
て抽出したナナカマドエッセンス溶液と、果皮及び果実
を粉末状態にし、ナナカマドエッセンス溶液を作り出す
過程で生じた溶液でペースト状態にした外用剤は両製品
とも香りが良く、その持つ還元能、抗菌活性能により、
シャンプー、リンス、石鹸等の化粧品全般に含有させる
添加剤として有効である。もちろんそのままの状態にお
いて商品化しても、十分化粧品としての商品性はある。
【0030】同様に、浴剤として利用することも有効で
ある。特に皮膚のかさつく者や、アトピー性皮膚炎、水
虫など皮膚疾患の者が利用することにより、優れた湯治
効果を発揮することになる。
【0031】さらに、上記に留まらず、昨今多発してい
る家畜の疫病防止のための家畜飼料及び家畜飼料添加
剤、汚染された土壌及び水質の改良剤、食品に提供する
抗菌防腐剤、さらには医薬品として提供する水虫治療薬
としても有効である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、毛母の細胞分裂活性化、キューティクルを修復、毛
髪の活力能、薄毛や脱毛を防止し、匂い発生の予防、養
毛育毛剤の不耐者に効果がある。また、他の実施形態で
示したシャンプー、リンス、石鹸等の化粧品全般に含有
させる添加剤、浴剤、家畜飼料及び家畜飼料添加剤、土
壌及び水質の改良剤、食品に提供する抗菌防腐剤、さら
には医薬品として提供する水虫治療薬としても有効であ
る。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】施術の標準方法を示すマニュアルである。
【符号の説明】
A シャンプーと蒸留水とソルプの混合液 B ナナカマドペースト C ヘア・スチーマー D 蒸気放出器 E ナナカマドエッセンス溶液 F 吸引器 G 循環器 H 養毛育毛剤 I ナナカマドエッセンス溶液 J タピット K オゾン発生器 L 髪針器 M 遠赤外線器 N コンセラン O ドライヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 35/78 A61K 35/78 Y A61P 17/14 A61P 17/14 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 JICSTファイル(JOIS) CA(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナナカマドの樹木の果実を採取
    し、25日間から45日間乾燥させた後、煮沸し、フィ
    ルターにて抽出したナナカマドエッセンス溶液と、果皮
    及び果実を粉末状態にし、ナナカマドエッセンス溶液を
    作り出す過程で生じた溶液でペースト状にした外用剤を
    有効成分として含有する育毛用組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のナナカマドエッ
    センス溶液及び外用剤を含有することを特徴とする化粧
    品。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のナナカマドエッ
    センス溶液及び外用剤を含有することを特徴とする浴用
    剤。
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