JP3390436B2 - 外科手術用器具 - Google Patents

外科手術用器具

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JP3390436B2 JP51227193A JP51227193A JP3390436B2 JP 3390436 B2 JP3390436 B2 JP 3390436B2 JP 51227193 A JP51227193 A JP 51227193A JP 51227193 A JP51227193 A JP 51227193A JP 3390436 B2 JP3390436 B2 JP 3390436B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、外科手術用器具及びその操作方法に関す
る。
腹部外科において、外科医が物理的に指を挿入するこ
となく腹部の器官を検査したり手術したりすることは可
能である。これは、体腔内に挿入するべく皮膚や他の組
織に穴をあけ、該穴を通して不活性ガスを所定圧力で腹
腔内に圧入することにより空間を形成し、外科医が遠隔
式モニタにより上記器官を観察できるように内視鏡カメ
ラをその開口を通して挿入することによりなされる。次
いで、他のチューブ(通常、直径5−11mmの)が、上記
不活性ガスが外部へ流出しないように密封されている腹
壁内に挿入される。次いで、器具が、これらのチューブ
を通して挿入される。この器具により、上記器官を手術
したり、器官を押圧してこれを邪魔にならないところへ
移動させたりすることができ、外科医は、体の外側から
それらのものを操作できるようになっている。
上記チューブの直径は限定されており(通常、最大11
mm)、チューブを通して挿入することができるすべての
器具は、上記チューブよりも僅かに小さい直径を有し比
較的直線的に構成されている。従って、外科手術用レト
ラクタが用いられるところでは、外科医は、器官を移動
させ、直線ロッドを使用してそれらの器官を所定の移動
位置に保持しなければならない。器官をそのように移動
させ、そのような直線ロッドを用いて器官を保持するの
は困難なことである。そして、器官は上記ロッドの端部
上で滑り易く、このような滑りが生じた場合には、手術
が妨げられてしまう。
ここに記載の外科手術用器具は、このタイプの手術に
関係する上記問題点を減じることを目的とする。
本発明の一つの特徴は次のとおりである。すなわち、
外科手術用レトラクタは、第1位置から、第2位置へ移
動可能な一端部を有する。すなわち、この第1位置は、
使用に際して、レトラクタの上記端部と中間部とが体腔
内に至る限定された開口を通して略直線方向に挿入され
ることができるような位置であり、一方、この第2位置
は、上記端部が体腔内に至る限定された開口を通して略
直線方向に挿入されることができないような位置であ
る。上記端部は、体腔内に至る限定された開口の外側に
設けられ使用されるようにしたレトラクタのアクチュエ
ータの作動時に、第1位置から第2位置へ移動させるこ
とができるようになっている。
上記アクチュエータは、2つの位置の間で移動自在な
レバーを備えることができる。上記アクチュエータは、
回転により並進運動を生じるように構成された回転部材
を備えることができる。
上記レトラクタは、上記アクチュエータと上記端部に
接続されたコネクタを備えることができ、上記コネクタ
は、アクチュエータ及び上記端部の少なくとも一方又は
両方に直接接続されることができる。このコネクタは、
レトラクタ内において摺動自在に構成されることができ
る。このコネクタは、剛性を有することができる。これ
に加えて、又は、選択的に、このコネクタの少なくとも
一部分は、柔軟性を有することができ、このコネクタ
は、同一空間に延在するように構成された二つの柔軟な
部分を備えることができる。この柔軟なコネクタは、例
えばワイヤ等のループから構成されることができる。
上記柔軟なコネクタは、上記端部を構成する複数のセ
グメントを通して延在することができる。隣接するセグ
メントは、上記第2位置において、たとえば直接的に互
いに協働するように設けられることができる。これらの
セグメントは、上記第2位置において、互いに付勢され
るように設けられることができる。
少なくとも一つの、好ましくは、複数のセグメント
は、上記第1位置に位置せしめられているときにレトラ
クタの略長手方向に対して90゜以外の所定角度で形成さ
れた協働部を有することができる。この協働部は、上記
第2位置において、隣接する部分に接することができ
る。隣接するセグメントは、上記第1位置に位置せしめ
られているときに、夫々、レトラクタの長手方向に対し
て所定角度に形成された協働部を有することができる。
そして、少なくとも一つのセグメントの両端部は、その
ような協働部を備えることができる。少なくとも二つの
協働部は、上記第1位置に位置せしめられているときに
略平行であることができる。また、上記第1位置にある
ときに、少なくとも一対の他の協働部は、上記一対の他
の平行な協働部に対して異なった方向に平行であること
ができる。
上記第1位置において、複数のセグメントは、柔軟な
部材により接続されることができる。そして、この柔軟
な部材によって、これらのセグメントは上記第1位置に
保持されるようにすることができる。この柔軟な部材に
より、隣接する部材が互いにねじれないように補助され
ることができる。
上記端部は、上記第1,2位置に位置せしめられている
とき、レトラクタの中間部の大略長手方向延在領域と同
一空間内の領域において、レトラクタに接続されたリン
ク機構を備えることができる。このリンク機構は、ピボ
ットによってレトラクタに接続されることができる。こ
のリンク機構は、一対のリンクを接続するところのさら
なるピボットを備えることができる。このさらなるピボ
ットは、上記第2位置において、上記中間部の大略長手
方向の延在領域の外側に位置するように構成されること
ができる。レトラクタに対するこのリンク機構の少なく
とも一つの接続部は、上記端部を上記第1位置から上記
第2位置に移動させるときに、並進的に上記中間部の大
略長手方向に移動することができる。
このレトラクタは、上記第1位置における、上記リン
ク機構の大部分を構成するように設けられたロッドを有
することができる。このロッドは、スリットを有するこ
とができる。
このレトラクタは、一対のリンク機構を備えることが
できる。そして、このリンク機構は、レトラクタに対し
て一般的な接続部を有することができる。
本発明の他の特徴は次のとおりである。すなわち、外
科手術用レトラクタは、該レトラクタの一端部と中間部
とを体腔に連絡する限定された開口内に略直線方向に挿
入される。次いで、この端部は、第1位置から第2位置
へ移動せしめられる。体腔の外側に位置するレトラクタ
のアクチュエータ操作時に、この第2位置において、上
記端部は、体腔内に至る上記限定された開口内において
大略直線方向に収縮できなくなっている。
上記端部は、レバーを2つの位置の間を移動させるこ
とにより、上記第1位置から上記第2位置へ移動させる
ことができる。選択的に、上記端部は、一つの部材を回
転させて並進運動を生じさせることにより、上記第1位
置から上記第2位置へ移動させることができる。
上記アクチュエータにより、コネクタを上記中間部に
対して移動させるようにすることができ、このコネクタ
は、摺動状態でレトラクタ内を移動できるようにするこ
とができる。
上記方法は、上記端部を上記第1位置から上記第2に
移動させるときに、上記アクチュエータにより、柔軟な
コネクタの張力を増すようにすることからなる。隣接す
るセグメントは、この柔軟なコネクタに作用する張力が
増すとき、協働するように、又は、さらに、互いに協働
するように構成される。複数のセグメントは、少なくと
も一つのセグメントの協働部により互いに協働すること
ができる。このセグメントの協働部は、上記第1位置に
位置しているときには、レトラクタの大略長手方向に対
して所定角度で延在し、上記第2位置に位置していると
きには、隣接する部分に直接的に接することができる。
上記セグメントは、上記第1位置から上記第2位置へ移
動したときに、互いに固定されるようにすることができ
る。
上記方法は、上記第1位置に位置しているときに、隣
接するセグメントを、隣接するセグメント間に延在する
柔軟な部材によって、上記中間部の長手方向、若しく
は、その方向を中心とする回転方向、若しくは、該両方
向に保持することからなる。
この方法は、上記端部を上記第1位置から上記第2位
置へ移動させるときに、リンク機構を回動させることか
らなる。この方法は、リンク機構を、上記第1位置に位
置しているときに上記長手方向に延在する上記中間部の
領域内に実質的に位置する位置から、実質的にリンク機
構の全体が上記長手方向に延在する上記中間部のの領域
を越えて位置する位置へ移動させることからなる。
本発明によれば、また、上記リンク機構は、上記第2
位置から上記第1位置へ移動せしめられるようになって
いる。
本発明のさらなる特徴は、次のとおりである。すなわ
ち、外科手術用レトラクタは、使用に際して、体腔内に
至る限定された開口内に挿入されるように構成された細
長形状の部分を有する。この細長部は、上記第1位置か
ら上記第2位置へ互いに移動自在な複数のセグメントか
らなる。この構成において、セグメントが上記第1位置
から上記第2位置へ移動したとき、上記細長部の一方の
部分の他方の部分に対する相対的延在方向は、変更され
る。
上記セグメントは、個々分離したピースから構成され
ることができる。選択的に、隣接するセグメントは、互
いに一体化した部分から形成されることもできる。該セ
グメントは、一体的に形成されることができる。該セグ
メントは、一体的に形成された材料の一部を取り除くこ
とにより形成することができる。
上記セグメントは、上記第1位置から上記第2位置へ
移動せしめられるとき、互いに協働するように構成する
ことができる。該セグメントは、互いに、直接的に協働
するように構成することができる。
上記セグメントは、上記第1位置から上記第2位置へ
の移動中に、案内されるようにすることができる。
上記セグメントは、上記第2位置に位置せしめられた
ときに、上記細長部の長手方向に対して交差する少なく
とも一方向への相対移動を防止するべく互いに協働する
ように構成されることができる。
上記第1位置から上記第2位置へ移動自在であって互
いに移動自在な所定数のセグメントを設けることができ
る。この構成において、このような移動が生じたとき、
中間部に位置するセグメントと、一方側に隣接するセグ
メントとの間の相対移動は、上記細長部の長手方向に対
して第1方向に生じ、一方、該中間部と、他方側に隣接
するセグメントとの間の相対移動は、上記細長部の上記
第1方向と長手方向とに対して所定の角度をなす第2方
向に生じることができる。
上記器具が第1位置に位置しているとき、上記細長部
は、略直線方向に延在することができる。
上記セグメントが上記第2位置に位置しているとき、
上記細長部は、45゜以上、又は90゜以上、又は120゜以
上、又は180゜以上曲げられるようにすることができ
る。
上記細長部は、上記第2位置において、くびれを有す
ることができる。
上記セグメントは、上記第1位置から上記第2位置へ
移動せしめるべく、互いに付勢されるように構成するこ
とができる。上記セグメントは、柔軟な部材によって、
互いに付勢されるように構成されることができる。そし
て、この柔軟な部材は、セグメント内に延在することが
できる。この柔軟な部材は、使用に際してセグメントが
身体の内側に位置せしめられるとき、身体の外側に位置
するコントロール手段により、張力が作用せしめられる
ように構成されることができる。
上記第2位置において、セグメントの上記第1位置か
らのさらなる移動は、例えば、アバットメントに接する
セグメントによって防止される。該アバットメントは、
隣接するセグメントに備えることができる。これらのセ
グメントが、上記第1位置から上記第2位置への移動時
に互いに付勢されたとき、セグメントを互いに付勢する
力は、セグメントがアバットメントに接する一対の部位
の間に作用せしめられることができる。
上記器具の上記長手方向に直交する方向の断面積は、
上記両第1,2位置において、大きく変化しないようにす
ることができる。
上記セグメントは、上記細長部沿いの中間部に位置す
ることができる。これに加えて、又は、選択的に、セグ
メントは、上記細長部の端部方向に延在するように構成
することができる。
上記細長部の延在部は、保護レーヤで覆われるように
することができる。そして、該保護レーヤで覆われた細
長部のその延在部が、実質的に完全な延在部であること
ができる。
一つの機構が、上記細長部沿いのセグメントの一つに
接続されることができる。
上記細長部の実質的に完全な延在部は、上記第1位置
から上記第2位置へ移動自在であって互いに移動自在な
セグメントにより構成されることができる。
隣接するセグメントに作用するように構成された細長
形状の柔軟な部材を備えることができ、これによって、
それらを所定の位置方向、たとえば上記第1位置方向に
付勢するようにすることができる。その柔軟な部材は、
この器具に十分な剛性を与えるように構成されることが
でき、この構成において、この器具は、セグメントが第
1位置から隔てられた所定位置、つまり所定の限界位置
から隔てられた第2位置において使用されることでき
る。
本発明のさらなる特徴は、次の通りである。外科手術
用器具は、使用に際して、身体内の限定された開口内を
通して挿入されるように構成された細長部を有する。こ
の器具は、上記細長部の一部に一つの機構を有する。該
機構が上記細長部の他の部分に対して向き合う方向は、
この機構が身体の内側に位置せしめられたときに変化で
きるようになっている。
上記機構は、上記細長部の端部に位置することができ
る。
上記機構は、把持手段や切断手段を備えることができ
る。
上記機構は、その機構が身体の内側に位置せしめられ
たとき、身体の外側に位置する器具の一部から操作でき
るようにすることができる。
上記機構は、細長形状の柔軟な部材を上記細長部の延
在方向に沿って移動させることにより、操作するように
することができる。
上記機構は、細長形状の柔軟な部材を、上記細長部の
内側で上記細長部の延在方向沿いに移動させることによ
り、操作するようにすることができる。
本発明の他の特徴は、次ぎのとおりである。すなわ
ち、外科手術用器具は、使用に際して、身体内の限定さ
れた開口内に挿入されるように構成された細長形状の部
分を備えている。この細長部は、該細長部がその長手方
向に沿って変形可能な第1状態と、該細長部がその長手
方向に沿って変形不可能な第2状態とを取るように構成
される。
上記細長部は、その長手方向沿いに位置する複数のセ
グメントから構成されることができる。
この細長部は、該細長部が挿入される身体の外部に備
えられたコントロール手段により、上記第1状態から上
記第2状態へ移動せしめられるように構成されることが
できる。
上記第2状態において、この細長部は、該細長部の長
手領域に対して、該細長部の該領域沿いの2方向におけ
る所定位置に固定されることができる。
本発明の他の特徴は、次ぎのとおりである。すなわ
ち、外科手術用器具の使用方法は、該器具の細長部を身
体内の限定された開口内に挿入し、該細長部の一部が延
在する相対方向を変化させるべく該細長部の複数のセグ
メントを第1位置から第2位置へ移動させることからな
る。
この方法は、この細長部を上記第1位置から上記第2
位置へ移動させたときに、細長部の端部が延在する上記
相対方向を変化させることからなる。
この方法は、上記第1位置から上記第2位置への移動
時に上記細長部の中間部が延在する相対方向を変更する
ことからなることができる。
この方法は、上記第2位置において、セグメントをロ
ックすることからなることができる。
この方法は、上記細長部を上記限定された開口を通し
て取り出す前に、セグメントを上記第2位置から上記第
1位置へ移動させることからなることができる。
この方法は、上記第1位置から上記第2位置への移動
時に上記細長部の細長領域少なくとも2つの方向に変化
させることからなることができる。
この方法は、上記第1位置から上記第2位置への移動
時に、上記細長部の端部を復帰させ、該端部を上記限定
された開口に対して少なく部分的に対向させるようにす
ることからなることができる。
上記方法は、上記第1位置から上記第2位置への移動
時に、上記細長部により、身体内の一部を少なくとも部
分的に取り囲むようにすると共に該一部を把持するよう
にすることからなることができる。
上記方法は、上記細長部が上記第2位置に位置してい
るときに、上記細長部に接続された機構を作動させるこ
とからなるようにすることができる。
本発明の他の特徴は、次ぎのとおりである。すなわ
ち、外科手術用器具の使用方法は、該器具の細長部を身
体内の限定された開口内に挿入し、該細長部に設けられ
た機構が延在する方向を変更し、該装置を作動させるこ
とからなる。
上記方法は、把持機構又は切断機構を作動させること
からなる。
本発明の他の特徴は、次ぎのとおりである。すなわ
ち、身体の第1部分を身体の第2部分から隔てられた状
態に保持する方法は、外科手術用器具の細長部分を身体
内の限定された開口内に挿入し、該細長部を、その長手
方向沿いにしなやかになる第1状態から、その長手方向
に沿って所定形状に固定されかつ身体の第1部分を第2
部分から隔てられた状態に保持する第2状態に変化させ
ることからなる。
上記方法は、上記細長部が第1状態から上記第2状態
に変化せしめられるとき、身体の上記第1部分を上記第
2部分から隔てる方向に付勢することからなる。
上記方法は、上記細長部が上記第1状態から上記第2
状態に変化せしめられた後に、身体の上記第1部分が上
記第2部分から隔てられる方向に移動せしめられること
からなる。
上記方法は、複数の外科手術用器具の細長部を個々の
限定された開口を通して挿入し、各部を上記第1状態か
ら第2状態へ変化させることからなる。
本発明のさらなる特徴は、次ぎのとおりである。すな
わち、外科手術用器具は、使用に際して、身体内の限定
された開口を通して挿入されるように構成される。この
構成において、この器具は、細長部と、該細長部が器具
の他の部分に対して延在する方向を変化させるための手
段と、該細長部に作用して該細長部を特定の延在方向に
付勢するように構成した付勢手段とを有する。
この付勢手段は、上記細長部の延在領域のうちの少な
くとも所定領域を通して延在する部材を備えることがで
きる。そして、この部材は、上記細長部に対して、器具
の長手領域の方向に移動自在であることができる。
本発明は、ここに言及された特徴点を有する装置又は
限定された装置のあらゆる組み合わせに係るものを含
む。
本発明は、種々の方法で実施されることができる。つ
いで、種々の実施例を添付図面に従って記載する。
図1は、直線的な端部2を備えた外科手術用レトラク
タ1からなる第1実施例に係る外科手術用器具の側面図
である。
図2は、図1のレトラクタの端部2が直線的フック形
状となっている状態を示す図である。
図3は、図1に示したレトラクタに類似のレトラクタ
の端部2が曲線的フック形状となっている状態を示す図
である。
図4は、図1のレトラクタの端部におけるセグメント
3の一つを示す大略斜視図である。
図5A及び図5Bは、夫々、端部5が拡張位置にある場合
の外科手術用レトラクタ4の正面図及び正面断面図であ
る。
図6は、図5A及び図5Bのコネクタの端部5のブレード
ジョイントを断続的に示した拡大図である。
図7A及び図7Bは、夫々、直線的フック形状となってい
るレトラクタの一端部の側面図及び端面図である。
図8は、曲線部を備えたレトラクタの一部であって、
長手方向の中間部分を示す側面図である。
図9は、緩やかな曲線部を有するレトラクタの一端部
を示す側面図である。
図10A及び図10Bは、夫々、曲線的フック形状のレトラ
クタの底面図及び側面図である。
図11A〜図11Dは、夫々、図10A及び図10Bに示すレトラ
クタに備えられたチェンジ オバー セグメントの側面
図、平面図、及び端面図である。
図12A及び図12Bは、夫々、図10A及び図10Bに示すレト
ラクタの一対のセグメントの側面図及び斜視図である。
図13は、ダブルフォーク式レトラクタ又はプシャーの
斜視図である。
図14は、締め付け用フックの斜視図である。
図15は、剛性を有するワイヤ スプリングの位置を示
すレトラクタのセグメントの大略斜視図である。
図16は、端部において直線状フックを有しかつ中間部
において湾曲部を有するレトラクタの斜視図である。
図17は、中間に位置する湾曲部が挿入時及びレトラク
タの取り外し時には直線的になることができる点を除い
て図16のレトラクタに類似しているレトラクタの斜視図
である。
図18は、体腔の手術又は検査時に不活性ガスを使用し
なくてもよいように、人体の一部を持ち上げた状態に保
持する細長の支持部材の大略側面図である。
図19〜21は、ハサミと、ニードルホルダと、把持用ピ
ンセットが自由端側に備えられた器具の端部を示す大略
斜視図である。
図22は、ピンセット、ニードルホルダ又はハサミが体
腔への挿入方向とは逆方向に向いた器具の端面図であ
る。
図23A及び図23Bは、結紮糸挿入装置の端部における目
(eye)を斜め方向から示した側面図、及び断面図であ
る。
図24〜29は、レトラクタが作動位置にあるときにその
端部が有し得る他の形状の図である。
図30は、端部が作動位置にあるときのレトラクタの正
面図である。
図31A〜31Cは、夫々、端部セグメントの側面図、正面
図及び端面図である。
図32は、変形例に係るレトラクタを大略的に示す斜視
図である。
図33は、記憶金属製コアを備えたレトラクタの端部を
大略的に示す断面図である。
図1は、ハンドル6を有するレトラクタ1を示してい
る。このハンドル6は、中空ロッド7を介して端部2に
接続されている。図示する形状の端部を有するレトラク
タの使用に際して、ロッド7の端部2とその一部がチュ
ーブを通して腹壁内に案内される。次いで、外科医はハ
ンドル6によりレトラクタを操作し、ぎざぎざのある操
作用ナット8を回転させることにより端部2を図2に示
す連続的なフック形状に変化させることができる。
ナット8は、スクリュー部材9に螺合しており、ハン
ドルの自由端側から見てナット8を時計方向に回転させ
たときに、このスクリュー部材9は上記端部2から隔て
られる方向に並進運動して移動するようになっている。
ワイヤ10からなるループがスクリュー部材9の自由端に
接続されており、ループの両側は各セグメント3に設け
られた開口11内に延在している。従って、ワイヤ10がロ
ッド7内の方向に移動したとき、セグメントは相互に固
定される。
上記各セグメントの端面12はロッドの軸直角方向に対
して僅かに角度をつけて形成されているため、上記セグ
メント3が互いに押圧せしめられたときには、セグメン
トはロッドの軸方向から外れる方向に移動する。図1に
おいて、各セグメントの上側に位置する対向面は互いに
平行になっており、一方、各セグメントの下側に位置す
る対向面も、同様に、互いに平行になっている。従っ
て、ワイヤがピンと張ったときには、隣接する面は互い
に接することになり、セグメントが図2に示す形状にな
ったときには、大略180゜に向き合う連続的で実質的に
撓まないフックが形成される。図1に示す位置におい
て、各面は、チューブの軸に対して略10゜の角度をもっ
て形成されている。
セグメントが図3に示す形状となり、実質的に撓まな
いフックがロッドの軸直角方向に略180゜向き合うよう
に形成されるようにするために、セグメントの少なくと
も一つの面は、異なった角度をもって形成される。たと
えば、端部2が、弛緩位置にありロッド7の軸と略平行
に延在しているときには、最も上に位置しているセグメ
ントは、ロッドの軸に対して45゜の角度を有してなる面
をもってロッドに対向すると共に、ロッドの端部は、こ
れに対応する角度をもって形成されることができる。従
って、ワイヤがピンと張られるときに、ロッドに隣接す
るセグメントは90゜方向転換する。その他の残りのセグ
メントの上面と下面は、上記の如く図1に示すように夫
々互いに平行に形成されることができる。
図2,3に示したフックは、器官を所定位置に移動又は
保持する際に便利にかつ速やかに用いられることができ
る。
図2,3に示した形状のセグメントを解放するには、ナ
ット8を反対方向に回転させればよく、これによって、
ワイヤの張力が解放される。このワイヤは十分な強度を
有しており、フック形状が要求されない場合に挿入又は
取り外しを容易にするべくワイヤの撓みによりセグメン
トが連続的になるよう、セグメント間の距離は十分に小
さく構成されている。ワイヤは各セグメントの一対の開
口内に通されているため、ワイヤの強度と、セグメント
の上記近接により、上記端部2の長手方向沿いに位置す
るセグメントの相対的な回転は有意に防止される。
フック形状となるときにレトラクタの他の部分に接す
る各セグメントの面は、互いに平行な波状の凹凸13を有
して形成されている。この波状の凹凸13は、隣接するス
タイレーションに対して平行に形成されており、これに
より、協働する面が回転方向に、或いは平進方向に滑ら
ないようになっている。このような運動を制限するため
の変形例として、図12に示すごとく構成のものを用いる
こともできる。
図5に示すレトラクタ4は、不図示の作動機構に連動
するシャフト14を有している。その端部5は、図5A,5B
に示す如く連動装置を有している。該連動装置は、対向
するクロス部材16と、一対の支持部材17とを有してい
る。このクロス部材16は、チューブの軸に対して略90゜
の角度を有して延在しており、一方、この一対の支持部
材17は、各支持部材17の基端部からシャフト14沿い後方
にかつ該シャフト14内方向に延在している。このレトラ
クタを腹腔内において図示の状態で用いることにより、
器官を移動させたり保持したりできるようになってい
る。
このレトラクタを、図5A,5Bに示す位置から、クロス
部材16と支持部材17とがシャフト14により画定される領
域内に延在する位置へ移動させるために、ハンドルの延
長部が使用され、これによって、ロッド23を該器具の操
作端部から隔てる方向にスライドさせるようになってい
る。
上記ハンドルは、上記端部5が位置している腹腔の外
部から、レバー装置によって押圧又は操作されることが
できるようになっている。このハンドルは、実質的にシ
ャフト14の全長内をスライドさせることができるロッド
23に接続されている。このロッド23が上記操作端部から
隔てられる方向にシャフト内をスライドしたときに、上
記端部5に位置するピボットピン24は、上記操作端部か
ら隔てられる方向に移動せしめられる。このピボットピ
ン24は、また、各支持部材17内に延在すると共に、各支
持部材17を軸支しており、従って、それらの端部は、さ
らに、シャフト内に移動せしめられることになる。ま
た、ピボットピン24により、支持部材17はクロス部材16
に接続されており、このクロス部材16は、ピン15により
シャフト14の端部に連結されている。従って、クロス部
材16と、支持部材17とが、実質的にロッド14の領域内に
位置する「折り畳み」状態になるまで、クロス部材16は
軸を中心として内側に回動すると共に、支持部材17はス
ライドしてシャフト方向に移動する。
上記クロス部材16と上記支持部材17とを上記シャフト
14内に位置決めするために、図6に示すように、シャフ
トの端部にスロット26が設けられている。図6に示す位
置において、クロス部材16と、支持部材17とは、上記折
り畳み位置に位置している。
図7A,7Bに示す実施例は、レトラクタ1の両ワイヤ10
に張力を効果的に作用させたときにレトラクタ1が直線
的形状から図示の形状に変化する端部2を備えている点
において、図2に示す実施例と類似している。
レトラクタの端部には、自由端側にネジの切られたネ
ジ穴を有するセグメント27が備えられている。レトラク
タの組み立て時には、このワイヤ10を操作してネジ穴内
に通すようにすることができる。その端部は、体内への
挿入時に滑らかさを供するべく、つまり、表面を滑らか
にするために、所望により、ネジキャップにより閉鎖さ
れることができる。
図8において、レトラクタには、所定角度に曲げられ
た5つのアングルセグメントがその延在領域の中間部に
備えられている。従って、ワイヤ10がピンと張られたと
きに、セグメントは図示の形状になる。次いで、その並
びの端部セグメントが、どちらも、図示の螺合部30に沿
って隣接する直線部分に螺合せしめられる。
図9において、セグメント31は、上記他のセグメント
よりも大きい延在領域を有している。このレトラクタ
は、ワイヤ10がピンと張られたときに図示の如くかなり
滑らかな曲線形状が要求される場合に用いられる。
図8,9及びその他の図においては、ワイヤをピンと張
ったときにのみ二次元方向に形状変化する器具が示され
ている。しかしながら、これらの器具に変更を加えるこ
とにより、三次元方向に形状変化する器具の提供される
ことが理解されるであろう。同様にして、三次元方向に
形状変化する器具が示されているところにおいては、こ
れらの器具に変更を加えて、二次元方向にのみ形状変化
する器具を提供することができるであろう。図10A,10B
は、図3に関連して記載した上記レトラクタに類似のレ
トラクタ用アングルフックであって、角度を付けて形成
されたアングル フックの形状を示している。このレト
ラクタは、初めの一連の5つのセグメント32と、さらな
る一連のセグメント35とからなり、前者の各セグメント
32は一端部と他端部に夫々ロッド部33とソケット部34と
を有し、一方、後者のセグメント35は一端部と他端部に
夫々ロッド部36とソケット部とを有する。これらのセグ
メントは、隣接するセグメントと協働する。
ワイヤをピンと張ったとき、このレトラクタは、図12
A,12Bにさらに詳しく示すように、各ロッド部33又は36
が隣接するソケット部34又は37に係合して直線形状から
曲線形状に変化する。このとき、角度をつけて形成され
ており隣接している面38は互いに平行になるか、又は互
いに接する。
上記初めの一連のセグメント32は、互いに平行なロッ
ド部の長手方向軸を有し、該セグメント32は、図10Bに
示すように、これらの部分によってレトラクタの延在領
域が90゜変化するように構成されている。残りのセグメ
ント35は、互いに平行かつ他のロッド部33に対して直角
となるロッド部36の長手方向軸を有している。従って、
セグメント35は、セグメント32に対して生じた変化に直
角な方向の変化を受けた状態で180゜変化する。従っ
て、セグメント32及びセグメント33が相接するところで
は、その一端部におけるセグメント32の一つのソケット
が他端部におけるロッド部に対して直角になる必要があ
る。
図11A〜11Dは、端面40,41を備えたセグメント39を示
している。該端面40,41は、夫々、セグメントの長手方
向に対して異なった角度で延在している。端面40は、
(図11Dの一側面から見たときに)水平に延在するリッ
ジと凹部42とを有しており、他の面41は、(図11Cのそ
の側面から見たときに)垂直方向に延在するリッジと凹
部43とを有している。これらの端面40,41は、使用に際
して、隣接するセグメントと協働するように構成されて
いる。該隣接するセグメントは、リッジと凹部とを備え
た協働面を有しており、これらの協働面のリッジと凹部
とは、該協働面と組合わされる協働面と同一方向に形成
されている。従って、セグメント39は、器具が延在する
方向に変化が所望されるところで使用される。
ここに記載されたリッジと凹部、及び図10A,10Bに関
連して記載したロッド部とソケット部により、可能な並
進運動の少なくとも一つの相対方向において、隣接する
セグメントに安定性が与えられる。また、ワイヤ10によ
り、これがピンと張られるときに、セグメント間におけ
る回転運動及び並進運動に対する抵抗が与えられる。
一旦、略直線的に延在する器具の方向を変化させるこ
とができる原理が確立されると、必要に応じて、装置の
形状を湾曲させることができるような装置が設計でき
る。図13は、ダブルフォーク式のレトラクタ又はプッシ
ャ43を示している。このレトラクタ43の(図示の如く)
一対のジングルワイヤつまりダブルワイヤ10に張力を加
えることにより、2列になっているセグメント44は所定
角度で拡張せしめられる。このワイヤ10は、張力が作用
したときに各並びのセグメント44内に延在するワイヤの
端部を引っ張ってセグメントを互いに固定するように機
能する。
図14に示すように、器具の端部は参照符号45で示すフ
ックの形状に構成することができる。該端部は、それ自
体曲げ返されており、体の一部を図示の囲み領域内に保
持したり圧迫したりするのに使用されることができる。
図15は、角度を付けて形成されているセグメント46を
示している。このセグメント46は、図示したすべてのレ
トラクタやすべての他の器具と共に用いられることがで
きる。このセグメントは、中央部に位置する開口47を備
えており、この開口内に柔軟なエレメント48が通ってい
る。このエレメント48は、隣接するセグメント間に所定
の堅さ(stiffness)を与えるのに用いられ、これによ
って、開口11内を通る(不図示の)ワイヤに張力が作用
しなくなったときに、エレメント48により、セグメント
の並びは所定位置に、つまり該セグメントの並びが直線
的に延在する位置に向けて弛緩せしめられる。これに加
えて、又は、選択的に、図18〜22に関連して後述する如
く器具の端部で装置を操作することができるように、上
記エレメント又はフィラメント48は、整列した開口47を
通して引っ張られるようにすることができる。
図16は、形状不変の曲げ部55を備えたレトラクタを示
している。図17は、器具の端部に曲げ形状のレトラクタ
又はプッシャ57を備えると共に、中間部において曲げ部
56を備えたレトラクタを示している。図17の器具は、ま
た、体腔の外側に位置するオフセットハンドルを有して
いる。この器具は、特に骨盤の手術に使用される。
内視鏡検査に係る外科において、身体の壁と器官との
間には空洞が形成されており、この空洞は、ガスの圧力
により保持される。しかしながら、カメラや器具が挿入
されたり取り出されたしている間に十分な圧力を得よう
と試みたり保持したりすることが、重要な問題になって
いる。図18は、身体の一側面側に位置する開口60内に挿
入されている人工的な「リブ」59の使用状態を示してい
る。このリブ59は、体腔内に該身体を横切るように延在
しており、器官から遠ざがる方向に壁61を保持してい
る。上記リブ59は、一般的に直線方向に挿入されること
ができ、次いで、図示の如く器官から隔てられる方向に
壁を持ち上げて所定位置に固定されることができる。こ
れに加えて、又は、選択的に、リブ59が図示の湾曲した
形状に固定されているとき、器官を束縛しないように上
記身体の壁を持ち上げるようにすることができる。
身体の壁の全領域を持ち上げるために、一つ以上のリ
ブを備えることもできる。この場合、リブは、一般的に
相互に平行にかつ相互に隔てられるように配置される。
手術中にリブを所定位置に保持するために保持手段62
を備えることもできる。
上記の如くリブを備えることによって、上記空洞内に
過剰なガス圧を供給することなく、つまり低いガス圧に
より手術を行うことができる。
図示のリブを用いることにより、レトラクタの各セグ
メントの長手方向の領域周囲に4つの開口を等間隔に配
置することができ、この構成において、一対のワイヤは
これらの開口内及びリブの端部周辺に延在する。上記各
開口内にワイヤを備えることにより、リブの強度は、特
に、ワイヤに張力が作用せしめられワイヤによりリブが
曲げ形状に保持される部位において増す。該部位におい
て、このリブの曲げ構成は、一つのシングルワイヤが直
径方向反対側に位置する開口内に延在している場合より
もより強固なものとなる。
図19において、器具の端部は、一対のブレード部材49
を備えている。このブレード部材49のいずれか一方又は
両方は、軸50を中心として回動することができ、これに
より、ブレード部材を相互に移動させて切断に供するよ
うになっている。また、この構成により、その端部はコ
ンパクトに形成され、身体の壁の狭い通路に対する該端
部の挿入/取り出しを可能にする。中央に位置するフィ
ラメント48により、所望時に、各ブレード部材が作動せ
しめられるようになっている。張力を解放することによ
り、ブレードは、図示の位置に復帰せしめられるように
なっている。フィラメント48の復帰により、ブレード部
材は、開かられるようになっている。これに加えて又は
選択的に設けられる弾性手段により、ブレード部材を相
対的に移動させて該ブレード部材を閉じ位置又は開き位
置に移動させるようにすることができる。
図20,21に示す実施例では、ニードルホルダ51とピン
セットグラスパー52が、夫々、装置の端部に示されてい
る。ピボット部材53,54は軸50を中心として回動するこ
とができ、所望時に、ニードル又はピンセットを把持で
きるようになっている。ピボット部材53,54の維持とそ
の動作は、図19のブレード部材に関して上記した相対的
回動動作と同様である。
図22は、図19に示したものと同様、一対のブレード部
材を備えた器具を示している。セグメント63は、互いに
相対的に角度をつけて形成されており、セグメントが曲
がった状態で延在するようにワイヤに張力が作用せしめ
られた後に、身体の壁内への挿入時にブレード部材がそ
れに対して実質的に逆方向に拡張せしめられるようにな
っている。このブレード部材は、柔軟なコード又はフィ
ラメントをピンと張ることによって操作することができ
る。このコード又はフィラメントは、上記の如く、各セ
グメントの中央に位置する開口内に延在している。
上記ブレード部材は、器具の遠隔側端部を保持する使
用者側方向に戻ったり反転したりするピンセットやニー
ドルホルダ等の他の部材によって置き換えられ得ること
が理解されるであろう。
図23A,24Bは、体腔内に挿入後に曲げられることがで
きる器具の端部を示している。この器具には、結紮糸や
糸のアクセス又は回収用の構成つまり目64が備えられて
いる。
図24〜28に示すように、セグメントは、セグメント内
でワイヤがピンと張られたときにあらゆる所望の形状を
提供するように構成されると共に、比較的容易に身体内
に挿入されることができしかもワイヤが弛緩したときに
該装置が直線形状になるように構成されることができ
る。
図24に、適切に配列構成されたセグメント67の間に設
けられた細長形状のセグメント66、を備えた「ヒシ形」
状の器具が示されている。図25に示す「ヒシ形」は、図
24に示す如く実質的に平坦であるものと異なり、45゜の
角度でロッド7方向に延在している。図26は、ロッド7
に対して角度を有して設けられることができるリング、
又は該ロッド7に対して平面的に設けられることができ
るリングを示している。
図27は、第1湾曲部68と、第2湾曲部69とを備えたセ
グメントを示している。この第2湾曲部69は、第1湾曲
部68から隔てられかつ第1湾曲部部68に対して実質的に
平行である。
図28は、図24の平面的に構成されたヒシ形を詳細に示
している。図において、セグメント67の20゜の角度と、
細長形状のセグメント66の端部における角度とは、端部
セグメント70として図31A〜31Cに、より明確に示してい
る。
図29は、端部に位置する直線部71が細長形状のセグメ
ント66の一端側から隔てられている点、及び、このセグ
メント66の他端側には細長部72が位置しておりセグメン
ト66の該他端部から隔てられている点を除いて、図26に
示したものと類似の形状になっている。
図30は、端部を三角形状にするために直線部73,74を
同一長さに構成すると共に部分75よりも僅かに短く構成
している点を除いて、図29に示したものと類似の端部形
状を備えたレトラクタを示す図である。
図31A〜31Cは、端部セグメント70を詳細に示したもの
である。このセグメントには、一対の通路76が備えられ
ており、該通路内にワイヤが通されるようになってい
る。このセグメントには、また、上記通路に連絡し、セ
グメントの外側に開口するチャネル77が備えられてい
る。このワイヤは、セグメントがレトラクタの端部に組
みつけられたときに滑らかな上記通路内に延在する。こ
の端部セグメント70は、図示したすべての器具と共に使
用されることができる。
図32は、セグメントを備えたレトラクタの一つの形成
方法を示している。このセグメントは、所定長さのプラ
スチック78を用いて一端側から他端側へノッチ79を切っ
ていくことで形成される。しかしながら、このノッチ
は、もう一方の側には形成されない。プラスチックの残
りの部分は、隣接するセグメントを軸支するヒンジとし
て機能する。このノッチの部位と角度と領域は、ワイヤ
80をピンと張ったときにレトラクタが所望のあらゆる形
状となるように、調整されることができる。本実施例に
より、セグメントは互いに一体的に形成されることを示
すことができる。所望により、プラスチックは、型内で
形成されるセグメントと共に成形することができる。
図33は、「記憶金属」製コア81を備えたものを示して
いる。このコア81は、詳細図面に示すように、ワイヤ82
の2つの領域(extent)間に位置しており、セグメント
内を自由に摺動する。
上記コア81は、セグメントが曲げられたときに曲がる
ようになっているが、このコアは、図33に示す如くコア
の延在していた初期方向を「記憶」している。従って、
ワイヤがピンと張られ、この器具が曲げられたときに、
ワイヤもまた曲げられる。しかしながら、このワイヤに
より、セグメントは図示の位置に復帰しようとする。従
って、セグメントが相互に十分に引っ張られていないと
きには、ワイヤの力、及びコアの対向力は、該器具を十
分に堅固に保持するのに十分であり、これにより、該器
具を手術に用いることができる。
上記ワイヤの張力が解放されたとき、上記コアは、図
示の位置に復帰せしめられそれらのものを該位置に保持
するように機能する。
また、上記コアを備えることにより、患者の壁内への
挿入時に、及び患者の身体への挿入時に、器具の堅固さ
が保たれる。
コア81は、ここに言及されているすべての器具に備え
られることができ、これにより、図33に関連して記載し
た効果と同一又は同様の効果が得られる。
上記記載のすべての器具は、所望により、完全防水又
は部分防水処理の施されたスリーブ又はプラスチック製
シースを備えることができる。このスリーブ又はシース
により、該器具挿入時における該器具のひっかかりを防
止することができ、身体や器具の汚染防止にも役立つ。
また、このスリーブ又はシースにより、ワイヤの張力解
放時に、該器具を容易に直線形状に戻すことができる。
ここに記載したすべての実施例において、チューブを
通して挿入・案内されることができ、また、チューブに
より画定された領域を越えて延在する所定形状の器具
は、必要に応じて、所定形状に固定されるようになって
いる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モラン、ピーター イギリス、エルエス13・4アールエヌ、 ウェスト・ヨークシャー、リーズ、スプ リング・バレイ・ドライブ 31番 (56)参考文献 特開 昭63−257535(JP,A) 特開 平3−109021(JP,A) 特開 平3−218723(JP,A) 特開 昭63−305854(JP,A) 実開 平3−126101(JP,U) 米国特許4911148(US,A) 米国特許4239036(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 17/00 320 A61B 17/28 310

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のセグメントを有する細長部を備えた
    内視鏡外科手術用器具であって、 細長部は、第1位置にあるときに身体の限定された開口
    内に挿入して使用され、 細長部内に延在するコントロール用コネクタを引っ張る
    ことにより、複数のセグメントは、隣接するセグメント
    が、器具の第1側面側に位置する軸を中心として、第1
    位置から、セグメントを相互に固定する所定の第2位置
    に向けて、相互に回動自在であり、 コントロール用コネクタは、器具の上記第1側面側の反
    対側の第2側面側に位置しており、 複数のセグメントが第1位置から第2位置に向けて移動
    するとき、細長部の一方の部分の他方の部分に対する相
    対方向が変化し、 複数のセグメントが第2位置に保持されているとき、コ
    ントロール用コネクタによる隣接するセグメント同士の
    当接により、複数のセグメントの第1位置から更に隔て
    られる方向への移動が阻止されるようにした外科手術用
    器具。
  2. 【請求項2】上記セグメントは、個別ピースからなる請
    求項1記載の外科手術用器具。
  3. 【請求項3】上記セグメントは、中間セグメントと、該
    中間セグメントの一方側に位置する隣接セグメントと、
    該中間セグメントの他方側に位置する隣接セグメントと
    を有し、 上記中間セグメントと上記2つの隣接セグメントとは、
    上記第1位置から上記第2位置に移動自在であり、 上記中間セグメントと上記2つの隣接セグメントとが上
    記第1位置から上記第2位置に移動するとき、中間セグ
    メントと該中間セグメントの一方側に位置する隣接セグ
    メントとの間の相対移動が、上記細長部の長手方向に対
    して第1方向に生じると共に、中間セグメントと該中間
    セグメントの他方側に位置する隣接セグメントとの間の
    相対移動が、上記第1方向と上記細長部の長手方向との
    両方向に対して所定の角度をなす第2方向に生じる請求
    項1又は2記載の外科手術用器具。
  4. 【請求項4】上記セグメントは、上記第1位置から上記
    第2位置へ移動せしめるべく互いに付勢されるように構
    成された請求項1〜3のいずれかに記載の外科手術用器
    具。
  5. 【請求項5】上記器具の長手方向に直交する方向におけ
    る断面積は、上記第1,2位置において、該長手方向に沿
    って大きく変化しない請求項1〜4のいずれかに記載の
    外科手術用器具。
  6. 【請求項6】上記セグメントは、上記細長部沿いの中間
    部に位置する請求項1〜5のいずれかに記載の外科手術
    用器具。
  7. 【請求項7】上記細長部は、保護レイヤにより覆われて
    いる請求項1〜6のいずれかに記載の外科手術用器具。
  8. 【請求項8】上記細長部に備えられたセグメントの一つ
    には、一つの機構が接続されており、 該機構は、一対のブレード部材、ニードルホルダ、又は
    ピンセットグラスパーである請求項1〜7のいずれかに
    記載の外科手術用器具。
  9. 【請求項9】上記細長部が上記身体内に配置されたと
    き、細長部の上記一方の部分は、上記他方の部分に対し
    て、方向を変化させることができる請求項1〜8のいず
    れかに記載の外科手術用器具。
  10. 【請求項10】上記細長部の上記一方の部分は、コント
    ロール手段により操作され、 上記一方の部分が上記身体内に配置されたとき、上記コ
    ントロール手段は、上記身体の外部に位置する請求項9
    記載の外科手術用器具。
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