JP3389708B2 - 映像信号伝送方法 - Google Patents
映像信号伝送方法Info
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- JP3389708B2 JP3389708B2 JP29160494A JP29160494A JP3389708B2 JP 3389708 B2 JP3389708 B2 JP 3389708B2 JP 29160494 A JP29160494 A JP 29160494A JP 29160494 A JP29160494 A JP 29160494A JP 3389708 B2 JP3389708 B2 JP 3389708B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報配線システムにお
いて、映像信号,音声信号,制御信号等を効率よく伝送
するための映像信号伝送方法に関するものである。
いて、映像信号,音声信号,制御信号等を効率よく伝送
するための映像信号伝送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスや工場等において、様々
な情報を伝送するために、非シールドのツイストペア線
(UTPケーブル)や同軸ケーブルを用いた情報配線シ
ステムが広く用いられている。この種のシステムで伝送
される情報の形態としては、電話回線やファクシミリ等
のアナログ信号に限らず、LAN端末のデジタル信号も
含まれることが多い。また、情報の内容についても、映
像信号,音声信号,制御信号等のあらゆるメディアが含
まれる。このような様々な情報機器を統一的なアーキテ
クチャに基づいてネットワーク構成したものが、統合情
報配線システムである。
な情報を伝送するために、非シールドのツイストペア線
(UTPケーブル)や同軸ケーブルを用いた情報配線シ
ステムが広く用いられている。この種のシステムで伝送
される情報の形態としては、電話回線やファクシミリ等
のアナログ信号に限らず、LAN端末のデジタル信号も
含まれることが多い。また、情報の内容についても、映
像信号,音声信号,制御信号等のあらゆるメディアが含
まれる。このような様々な情報機器を統一的なアーキテ
クチャに基づいてネットワーク構成したものが、統合情
報配線システムである。
【0003】図7は、統合情報配線システムを示す概略
構成図であり、ハブHからUTPケーブルCaを介して
クロスコネクトCに接続され、クロスコネクトCからU
TPケーブルCaを介してアウトレットOに接続され、
アウトレットOから端末Tに接続されてシステムを構成
している。統合情報配線システムに用いられるUTPケ
ーブルCaは、同軸ケーブル等のシールド付きケーブル
に比べて施工性が良いため、国際的に標準化し採用され
る傾向にある。これを様々な信号伝送に利用しようとす
るときは、様々なアダプタを取り付けることにより伝送
している。
構成図であり、ハブHからUTPケーブルCaを介して
クロスコネクトCに接続され、クロスコネクトCからU
TPケーブルCaを介してアウトレットOに接続され、
アウトレットOから端末Tに接続されてシステムを構成
している。統合情報配線システムに用いられるUTPケ
ーブルCaは、同軸ケーブル等のシールド付きケーブル
に比べて施工性が良いため、国際的に標準化し採用され
る傾向にある。これを様々な信号伝送に利用しようとす
るときは、様々なアダプタを取り付けることにより伝送
している。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】例えば、統合情報配線
システムにおいて映像信号を伝送する場合においては、
ビデオバランを使ったベースバンド伝送方式が多く用い
られている。このベースバンドを使った伝送では、チャ
ネル数を多く確保できないといった欠点があった。ま
た、チャネル数を確保するために隣接したチャネルを用
いた場合、受信機での信号分離が難しくなってしまうと
いう問題があった。
システムにおいて映像信号を伝送する場合においては、
ビデオバランを使ったベースバンド伝送方式が多く用い
られている。このベースバンドを使った伝送では、チャ
ネル数を多く確保できないといった欠点があった。ま
た、チャネル数を確保するために隣接したチャネルを用
いた場合、受信機での信号分離が難しくなってしまうと
いう問題があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、受信機においてチャ
ネルの分離が容易になり、かつ、チャネル数を多く確保
でき、UTPケーブルを用いて、映像信号を効率よく伝
送することのできる映像信号伝送方法を提供することに
ある。
であり、その目的とするところは、受信機においてチャ
ネルの分離が容易になり、かつ、チャネル数を多く確保
でき、UTPケーブルを用いて、映像信号を効率よく伝
送することのできる映像信号伝送方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シース内に複数対の信号線を有して成る多対ケーブルを
用いて映像信号を伝送するようにしたものであって、所
定の周波数帯域から生成した複数のチャネルの内、少な
くとも隣接するチャネルを同一シース内の別の対の信号
線に振り分けて伝送する映像信号伝送方法において、前
記チャネルのガード帯域を、高い周波数になるにしたが
って、広くするようにしたことを特徴とするものであ
る。
シース内に複数対の信号線を有して成る多対ケーブルを
用いて映像信号を伝送するようにしたものであって、所
定の周波数帯域から生成した複数のチャネルの内、少な
くとも隣接するチャネルを同一シース内の別の対の信号
線に振り分けて伝送する映像信号伝送方法において、前
記チャネルのガード帯域を、高い周波数になるにしたが
って、広くするようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の映
像信号伝送方法において、前記チャネルの内、少なくと
も一部が重なったチャネルを同一シース内の別の対の信
号線に振り分けて伝送するようにし、少なくとも一部が
重なった前記チャネルを、高い周波数では生成しないよ
うにしたことを特徴とするものである。
像信号伝送方法において、前記チャネルの内、少なくと
も一部が重なったチャネルを同一シース内の別の対の信
号線に振り分けて伝送するようにし、少なくとも一部が
重なった前記チャネルを、高い周波数では生成しないよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の映
像信号伝送方法において、前記チャネルの内、少なくと
も一部が重なったチャネルを同一シース内の別の対の信
号線に振り分けて伝送するようにし、少なくとも一部が
重なった前記チャネルを、周波数が高くなるにしたがっ
て、少なくするようにしたことを特徴とするものであ
る。
像信号伝送方法において、前記チャネルの内、少なくと
も一部が重なったチャネルを同一シース内の別の対の信
号線に振り分けて伝送するようにし、少なくとも一部が
重なった前記チャネルを、周波数が高くなるにしたがっ
て、少なくするようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】請求項1記載の発明にあっては、所定の周波数
帯域から生成した複数のチャネルの内、少なくとも隣接
するチャネルを同一シース内の別の対の信号線に振り分
けて伝送するようにし、前記チャネルのガード帯域を、
高い周波数になるにしたがって、広くするようにしたの
で、チャネル数を多く確保することができるとともに、
受信機においてチャネルの分離が容易になり、チャネル
毎のクロストークをある一定の値以下にすることができ
る。
帯域から生成した複数のチャネルの内、少なくとも隣接
するチャネルを同一シース内の別の対の信号線に振り分
けて伝送するようにし、前記チャネルのガード帯域を、
高い周波数になるにしたがって、広くするようにしたの
で、チャネル数を多く確保することができるとともに、
受信機においてチャネルの分離が容易になり、チャネル
毎のクロストークをある一定の値以下にすることができ
る。
【0013】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の映像信号伝送方法において、前記チャネルの内、
少なくとも一部が重なったチャネルを同一シース内の別
の対の信号線に振り分けて伝送するようにし、少なくと
も一部が重なった前記チャネルを、高い周波数では生成
しないようにしたので、チャネル数を多く確保すること
ができ、クロストークを低減することができる。
記載の映像信号伝送方法において、前記チャネルの内、
少なくとも一部が重なったチャネルを同一シース内の別
の対の信号線に振り分けて伝送するようにし、少なくと
も一部が重なった前記チャネルを、高い周波数では生成
しないようにしたので、チャネル数を多く確保すること
ができ、クロストークを低減することができる。
【0014】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
記載の映像信号伝送方法において、前記チャネルの内、
少なくとも一部が重なったチャネルを同一シース内の別
の対の信号線に振り分けて伝送するようにし、少なくと
も一部が重なった前記チャネルを、周波数が高くなるに
したがって、少なくするようにしたので、チャネル数を
多く確保することができ、チャネル毎のクロストークを
低減するとともに、ある一定の値以下にすることができ
る。
記載の映像信号伝送方法において、前記チャネルの内、
少なくとも一部が重なったチャネルを同一シース内の別
の対の信号線に振り分けて伝送するようにし、少なくと
も一部が重なった前記チャネルを、周波数が高くなるに
したがって、少なくするようにしたので、チャネル数を
多く確保することができ、チャネル毎のクロストークを
低減するとともに、ある一定の値以下にすることができ
る。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に基づ
き説明する。情報配線システムに多く用いられる非シー
ルドツイストペア線(UTPケーブル)は、100MH
z位までしか伝送帯域が確保できない。そこで、本発明
では、ケーブルのクロストークを考慮し、ベースバンド
帯及びサブバンド帯の上限周波数である50〜80MH
z位までを用いて信号伝送を行う。
き説明する。情報配線システムに多く用いられる非シー
ルドツイストペア線(UTPケーブル)は、100MH
z位までしか伝送帯域が確保できない。そこで、本発明
では、ケーブルのクロストークを考慮し、ベースバンド
帯及びサブバンド帯の上限周波数である50〜80MH
z位までを用いて信号伝送を行う。
【0019】図1は、本発明の参考例に係るシース内に
2対の信号線を有するUTPケーブルを用いたチャネル
のスペクトル分布を示す模式図である。ここで、本参考
例では2対の信号線を第1対,第2対として用いる。T
V放送等で用いられているNTSC方式を用いる映像の
伝送では、1チャネル分の周波数帯域として6MHzが
必要である。この時、例えば、10MHz〜50MHz
帯の周波数帯においてNTSC方式を用いる場合、12
〜18MHz(1チャネル),18〜24MHz(2チ
ャネル),24〜30MHz(3チャネル),30〜3
6MHz(4チャネル),36〜42MHz(5チャネ
ル),42〜48MHz(6チャネル)の6つのチャン
ネルを確保することができる。ここで、同一シース内の
2対の信号線の内、第1対の信号線では1,3,5チャ
ネルを伝送し、第2対の信号線では2,4,6チャネル
を伝送するように設定する。
2対の信号線を有するUTPケーブルを用いたチャネル
のスペクトル分布を示す模式図である。ここで、本参考
例では2対の信号線を第1対,第2対として用いる。T
V放送等で用いられているNTSC方式を用いる映像の
伝送では、1チャネル分の周波数帯域として6MHzが
必要である。この時、例えば、10MHz〜50MHz
帯の周波数帯においてNTSC方式を用いる場合、12
〜18MHz(1チャネル),18〜24MHz(2チ
ャネル),24〜30MHz(3チャネル),30〜3
6MHz(4チャネル),36〜42MHz(5チャネ
ル),42〜48MHz(6チャネル)の6つのチャン
ネルを確保することができる。ここで、同一シース内の
2対の信号線の内、第1対の信号線では1,3,5チャ
ネルを伝送し、第2対の信号線では2,4,6チャネル
を伝送するように設定する。
【0020】なお、本参考例では、各チャネルが接する
ように周波数帯域を配置したが、これに限定されるもの
ではなく、チャネル間のガード帯域を十分とるように各
チャネルを設定してもよい。また、各チャネルの帯域当
たりのピークの伝送エネルギーを下げて、EMI特性を
良好にしたり、妨害波に強くするようにしてもよい。
ように周波数帯域を配置したが、これに限定されるもの
ではなく、チャネル間のガード帯域を十分とるように各
チャネルを設定してもよい。また、各チャネルの帯域当
たりのピークの伝送エネルギーを下げて、EMI特性を
良好にしたり、妨害波に強くするようにしてもよい。
【0021】従って、本参考例により、隣接するチャネ
ルを同一シース内の別対の信号線に振り分けることによ
り、多くのチャネル数を確保でき、かつ、受信機での信
号分離が容易になる。
ルを同一シース内の別対の信号線に振り分けることによ
り、多くのチャネル数を確保でき、かつ、受信機での信
号分離が容易になる。
【0022】図2は、UTPケーブルの信号線の数に対
する周波数−クロストーク特性図であり、縦軸はクロス
トークの量をその絶対値で示しており、上にいくほどク
ロストークの量が減少している。これにより、周波数が
低くなるにしたがってクロストークが減少し、また、信
号線の数が増加するにしたがってクロストーク総量が増
加する特性を示している。
する周波数−クロストーク特性図であり、縦軸はクロス
トークの量をその絶対値で示しており、上にいくほどク
ロストークの量が減少している。これにより、周波数が
低くなるにしたがってクロストークが減少し、また、信
号線の数が増加するにしたがってクロストーク総量が増
加する特性を示している。
【0023】情報配線システムでは、オフィスのフロア
面においてシース内に4対の信号線を有するUTPケー
ブルを用いることが推奨されている。複数対の信号線を
有するUTPケーブルにおいて、チャネル数を確保しよ
うとすると周波数帯域が同じチャネルを同一シース内の
別対の信号線に振り分けることになる。しかし、周波数
帯域が同じチャネルを同一シース内の別対の信号線に振
り分けて使用すると、使用する対の数が増加するに従っ
て信号線間のクロストークが増加する。このクロストー
クの増加を防ぐために、以下に示す方法が考えられる。
面においてシース内に4対の信号線を有するUTPケー
ブルを用いることが推奨されている。複数対の信号線を
有するUTPケーブルにおいて、チャネル数を確保しよ
うとすると周波数帯域が同じチャネルを同一シース内の
別対の信号線に振り分けることになる。しかし、周波数
帯域が同じチャネルを同一シース内の別対の信号線に振
り分けて使用すると、使用する対の数が増加するに従っ
て信号線間のクロストークが増加する。このクロストー
クの増加を防ぐために、以下に示す方法が考えられる。
【0024】図3は、本発明の一実施例に係るシース内
に4対の信号線を有するUTPケーブルを用いたチャネ
ルのスペクトル分布を示す模式図である。受信機ではチ
ャネルと周波数帯域が異なるノイズは帯域フィルターに
よって除去されるが、チャネルと周波数帯域が同じノイ
ズは帯域フィルターによって除去することができない。
そこで、ノイズを減少させるためには、チャネル毎の
クロストークをある一定の値(本実施例では−50〜−
40dB)以下にし、安定化することが必要となる。こ
のため、チャネル数を確保し、かつ、クロストークを低
減するためには、図2に示す特性を利用して、図3に示
すように、低い周波数では周波数帯域が同じチャネルを
多くの対の信号線で使用し、周波数が高くなるにしたが
って周波数帯域が同じチャネルを使用する対の信号線の
数を少なくしている。
に4対の信号線を有するUTPケーブルを用いたチャネ
ルのスペクトル分布を示す模式図である。受信機ではチ
ャネルと周波数帯域が異なるノイズは帯域フィルターに
よって除去されるが、チャネルと周波数帯域が同じノイ
ズは帯域フィルターによって除去することができない。
そこで、ノイズを減少させるためには、チャネル毎の
クロストークをある一定の値(本実施例では−50〜−
40dB)以下にし、安定化することが必要となる。こ
のため、チャネル数を確保し、かつ、クロストークを低
減するためには、図2に示す特性を利用して、図3に示
すように、低い周波数では周波数帯域が同じチャネルを
多くの対の信号線で使用し、周波数が高くなるにしたが
って周波数帯域が同じチャネルを使用する対の信号線の
数を少なくしている。
【0025】従って、本実施例により、チャネル毎のク
ロストークを低減し、かつ、ある一定の値(本実施例で
は−50〜−40dB)以下にして良好に保つことがで
き、映像品質を高めながらチャネル数を最適化し確保す
ることができる。
ロストークを低減し、かつ、ある一定の値(本実施例で
は−50〜−40dB)以下にして良好に保つことがで
き、映像品質を高めながらチャネル数を最適化し確保す
ることができる。
【0026】図4は、本発明の他の実施例に係るUTP
ケーブルの別対の信号線に映像信号と音声信号を振り分
けたチャネルのスペクトル分布を示す模式図であり、図
5は、本発明の他の実施例に係る制御信号と映像信号及
び音声信号の複合信号のチャネルのスペクトル分布を示
す模式図である。図4においては、第1対及び第2対の
信号線に映像信号が伝送され、第3対の信号線に音声信
号が伝送されている。また、図5においては、第1対及
び第3対の信号線に制御信号(たとえば10BASE−
T信号)が伝送され、第2対及び第4対に映像信号と音
声信号の複合信号が伝送されている。本実施例では、L
AN(ローカルエリアネットワーク)で多く使われてい
る制御信号としての10BASE−T信号と映像信号を
多重化している。
ケーブルの別対の信号線に映像信号と音声信号を振り分
けたチャネルのスペクトル分布を示す模式図であり、図
5は、本発明の他の実施例に係る制御信号と映像信号及
び音声信号の複合信号のチャネルのスペクトル分布を示
す模式図である。図4においては、第1対及び第2対の
信号線に映像信号が伝送され、第3対の信号線に音声信
号が伝送されている。また、図5においては、第1対及
び第3対の信号線に制御信号(たとえば10BASE−
T信号)が伝送され、第2対及び第4対に映像信号と音
声信号の複合信号が伝送されている。本実施例では、L
AN(ローカルエリアネットワーク)で多く使われてい
る制御信号としての10BASE−T信号と映像信号を
多重化している。
【0027】なお、本実施例では、制御信号と映像信号
及び音声信号の複合信号とを別対の信号線に振り分けた
が、必ずしもその必要はなく、制御信号(例えば10B
ASE−T信号)の周波数帯域が16MHz程度までで
あるので、16MHzから適当なガード帯域を設ければ
映像信号及び音声信号の複合信号との多重化が可能とな
る。また、制御信号と映像信号及び音声信号の複合信号
との周波数帯域を異なったものにすることにより、更に
クロストークを低減することができる。
及び音声信号の複合信号とを別対の信号線に振り分けた
が、必ずしもその必要はなく、制御信号(例えば10B
ASE−T信号)の周波数帯域が16MHz程度までで
あるので、16MHzから適当なガード帯域を設ければ
映像信号及び音声信号の複合信号との多重化が可能とな
る。また、制御信号と映像信号及び音声信号の複合信号
との周波数帯域を異なったものにすることにより、更に
クロストークを低減することができる。
【0028】従って、本実施例により、制御信号を映像
信号の選択やON/OFF等の制御を行うことに用いる
ことにより、多重化する映像信号を効率よく伝送するこ
とができる。
信号の選択やON/OFF等の制御を行うことに用いる
ことにより、多重化する映像信号を効率よく伝送するこ
とができる。
【0029】図6は、本発明の他の実施例に係るチャネ
ルの分割を行うためのシステムを示す概略構成図であ
り、ヘッドエンドHEからUTPケーブルCaを介して
アウトレットOに接続され、アウトレットOからアダプ
タAに接続され、アダプタAから端末Tに接続されてい
る。オフィス等の水平配線に本実施例を用いて、アウト
レットOの先にチャネルを分割するアダプタAを使用す
れば、複数の端末Tに簡単に映像信号を提供することが
できる。
ルの分割を行うためのシステムを示す概略構成図であ
り、ヘッドエンドHEからUTPケーブルCaを介して
アウトレットOに接続され、アウトレットOからアダプ
タAに接続され、アダプタAから端末Tに接続されてい
る。オフィス等の水平配線に本実施例を用いて、アウト
レットOの先にチャネルを分割するアダプタAを使用す
れば、複数の端末Tに簡単に映像信号を提供することが
できる。
【0030】以上の実施例により、隣接したチャネルや
少なくとも周波数帯域の重なったチャネルをシース内の
別対の信号線に振り分けるようにしたので、受信機にお
いてチャネルの分離が容易になり、かつ、周波数が高く
なるにしたがって周波数帯域の重なったチャネルを使用
する対の信号線の数を少なくしたことにより、クロスト
ークをある一定の値(本実施例では−50〜−40d
B)以下に低減することができる。
少なくとも周波数帯域の重なったチャネルをシース内の
別対の信号線に振り分けるようにしたので、受信機にお
いてチャネルの分離が容易になり、かつ、周波数が高く
なるにしたがって周波数帯域の重なったチャネルを使用
する対の信号線の数を少なくしたことにより、クロスト
ークをある一定の値(本実施例では−50〜−40d
B)以下に低減することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、所定の
周波数帯域から生成した複数のチャネルの内、少なくと
も隣接するチャネルを同一シース内の別対の信号線に振
り分けて伝送する映像信号伝送方法において、チャネル
のガード帯域を、高い周波数になるにしたがって、広く
してチャネル毎のクロストークをある一定の値以下にな
るようにしたので、受信機においてチャネルの分離が容
易になり、かつ、チャネル数を多く確保することがで
き、UTPケーブルを用いて、映像信号を効率よく伝送
することができ、映像品質を高めながらチャネル数を確
保することのできる映像信号伝送方法が提供できた。
周波数帯域から生成した複数のチャネルの内、少なくと
も隣接するチャネルを同一シース内の別対の信号線に振
り分けて伝送する映像信号伝送方法において、チャネル
のガード帯域を、高い周波数になるにしたがって、広く
してチャネル毎のクロストークをある一定の値以下にな
るようにしたので、受信機においてチャネルの分離が容
易になり、かつ、チャネル数を多く確保することがで
き、UTPケーブルを用いて、映像信号を効率よく伝送
することができ、映像品質を高めながらチャネル数を確
保することのできる映像信号伝送方法が提供できた。
【0032】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の映像信号伝送方法において、チャネルの内、少な
くとも一部が重なったチャネルを同一シース内の別対の
信号線に振り分けて伝送するようにし、少なくとも一部
が重なったチャネルを、高い周波数では生成しないよう
にしたので、チャネル数を多く確保することができ、ク
ロストークを低減することができる。
記載の映像信号伝送方法において、チャネルの内、少な
くとも一部が重なったチャネルを同一シース内の別対の
信号線に振り分けて伝送するようにし、少なくとも一部
が重なったチャネルを、高い周波数では生成しないよう
にしたので、チャネル数を多く確保することができ、ク
ロストークを低減することができる。
【0033】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
記載の映像信号伝送方法において、チャネルの内、少な
くとも一部が重なったチャネルを同一シース内の別対の
信号線に振り分けて伝送するようにし、少なくとも一部
が重なったチャネルを使用する対の信号線の数を、周波
数が高くなるにしたがって、少なくするようにしたの
で、チャネル数を多く確保することができるとともにク
ロストークをある一定の値以下に低減することができ、
映像品質を高めながらチャネル数を確保することができ
る。
記載の映像信号伝送方法において、チャネルの内、少な
くとも一部が重なったチャネルを同一シース内の別対の
信号線に振り分けて伝送するようにし、少なくとも一部
が重なったチャネルを使用する対の信号線の数を、周波
数が高くなるにしたがって、少なくするようにしたの
で、チャネル数を多く確保することができるとともにク
ロストークをある一定の値以下に低減することができ、
映像品質を高めながらチャネル数を確保することができ
る。
【0034】
【0035】
【0036】
【図1】本発明の参考例に係るシース内に2対の信号線
を有するUTPケーブルを用いたチャネルのスペクトル
分布を示す模式図である。
を有するUTPケーブルを用いたチャネルのスペクトル
分布を示す模式図である。
【図2】UTPケーブルの信号線の数に対する周波数−
クロストーク特性図である。
クロストーク特性図である。
【図3】本発明の一実施例に係るシース内に4対の信号
線を有するUTPケーブルを用いたチャネルのスペクト
ル分布を示す模式図である。
線を有するUTPケーブルを用いたチャネルのスペクト
ル分布を示す模式図である。
【図4】本発明の他の実施例に係るUTPケーブルの別
対の信号線に映像信号と音声信号を振り分けたチャネル
のスペクトル分布を示す模式図である。
対の信号線に映像信号と音声信号を振り分けたチャネル
のスペクトル分布を示す模式図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る制御信号と映像信号
及び音声信号の複合信号のチャネルのスペクトル分布を
示す模式図である。
及び音声信号の複合信号のチャネルのスペクトル分布を
示す模式図である。
【図6】本発明の他の実施例に係るチャネルの分割を行
うためのシステムを示す概略構成図である。
うためのシステムを示す概略構成図である。
【図7】統合情報配線システムを示す概略構成図であ
る。
る。
H ハブ
Ca UTPケーブル
C クロスコネクタ
O アウトレット
T 端末
HE ヘッドエンド
A アダプタ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 佐瀬 貴郎
大阪府門真市大字門真1048番地松下電工
株式会社内
(72)発明者 松下 浩二
大阪府門真市大字門真1048番地松下電工
株式会社内
(72)発明者 岸本 英治
大阪府門真市大字門真1048番地松下電工
株式会社内
(72)発明者 奥野 裕寿
大阪府門真市大字門真1048番地松下電工
株式会社内
(56)参考文献 特開 平5−168016(JP,A)
特開 昭62−123860(JP,A)
特開 平5−276566(JP,A)
特開 平5−110701(JP,A)
実開 平2−120971(JP,U)
実開 平5−88041(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04N 7/10
H04N 7/14 - 7/173
H04N 7/20 - 7/22
Claims (3)
- 【請求項1】 シース内に複数対の信号線を有して成る
多対ケーブルを用いて映像信号を伝送するようにしたも
のであって、所定の周波数帯域から生成した複数のチャ
ネルの内、少なくとも隣接するチャネルを同一シース内
の別の対の信号線に振り分けて伝送する映像信号伝送方
法において、前記チャネルのガード帯域を、高い周波数
になるにしたがって、広くするようにしたことを特徴と
する映像信号伝送方法。 - 【請求項2】 前記チャネルの内、少なくとも一部が重
なったチャネルを同一シース内の別の対の信号線に振り
分けて伝送するようにし、少なくとも一部が重なった前
記チャネルを、高い周波数では生成しないようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の映像信号伝送方法。 - 【請求項3】 前記チャネルの内、少なくとも一部が重
なったチャネルを同一シース内の別の対の信号線に振り
分けて伝送するようにし、少なくとも一部が重なった前
記チャネルを、周波数が高くなるにしたがって、少なく
するようにしたことを特徴とする請求項1記載の映像信
号伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29160494A JP3389708B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 映像信号伝送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29160494A JP3389708B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 映像信号伝送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08154238A JPH08154238A (ja) | 1996-06-11 |
JP3389708B2 true JP3389708B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=17771103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29160494A Expired - Fee Related JP3389708B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 映像信号伝送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3389708B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP29160494A patent/JP3389708B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08154238A (ja) | 1996-06-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |