JP3385534B2 - インテリジェントネットワークシステム、及びその制御方法 - Google Patents
インテリジェントネットワークシステム、及びその制御方法Info
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- JP3385534B2 JP3385534B2 JP2000089384A JP2000089384A JP3385534B2 JP 3385534 B2 JP3385534 B2 JP 3385534B2 JP 2000089384 A JP2000089384 A JP 2000089384A JP 2000089384 A JP2000089384 A JP 2000089384A JP 3385534 B2 JP3385534 B2 JP 3385534B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はインテリジェントネ
ットワークシステム、及びその制御方法に関し、特にサ
ービス制御機能を実現するサービス制御ポイント装置
と、前記サービス制御ポイント装置の制御の下で呼接続
機能を実現するサービス交換ポイント装置とを有し、各
加入者に固有の加入者番号を割り当てるとともに提供す
るサービス内容に対応した特番を割り当て、発信加入者
からの前記特番を示すダイヤル情報を受信すると対応す
る着信加入者の加入者番号に翻訳し、前記発信加入者及
び前記着信加入者間の接続を行い対応するサービスを提
供するインテリジェントネットワークシステムと，その
制御方法とに関する。
ットワークシステム、及びその制御方法に関し、特にサ
ービス制御機能を実現するサービス制御ポイント装置
と、前記サービス制御ポイント装置の制御の下で呼接続
機能を実現するサービス交換ポイント装置とを有し、各
加入者に固有の加入者番号を割り当てるとともに提供す
るサービス内容に対応した特番を割り当て、発信加入者
からの前記特番を示すダイヤル情報を受信すると対応す
る着信加入者の加入者番号に翻訳し、前記発信加入者及
び前記着信加入者間の接続を行い対応するサービスを提
供するインテリジェントネットワークシステムと，その
制御方法とに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、通信用ネットワークとして、通常
の発信加入者及び着信加入者間の呼接続サービス（発信
加入者課金）の他に、着信加入者課金サービス（ＮＴＴ
提供のフリーダイヤル）や情報量回収代行サービス（Ｎ
ＴＴ提供のダイヤルＱ2）などの多様なネットワーク・
サービスを提供するインテリジェントネットワーク（Ｉ
Ｎ）が用いられている。
の発信加入者及び着信加入者間の呼接続サービス（発信
加入者課金）の他に、着信加入者課金サービス（ＮＴＴ
提供のフリーダイヤル）や情報量回収代行サービス（Ｎ
ＴＴ提供のダイヤルＱ2）などの多様なネットワーク・
サービスを提供するインテリジェントネットワーク（Ｉ
Ｎ）が用いられている。
【０００３】このＩＮでは、着信加入者は固有の加入者
番号の他にサービス内容に対応した特番を割り当てられ
ており、基本的な呼接続機能（中継機能を含む）は交換
機によるサービス交換ポイント（サービススイッチング
ポイント：ＳＳＰ）で分担し、特番から着信加入者番号
への番号翻訳や、翻訳結果に基づく接続制御，課金管理
などのサービス制御機能は交換機とは別に設けたサービ
ス制御ポイント（サービスコントロールポイント：ＳＣ
Ｐ）で分担する。
番号の他にサービス内容に対応した特番を割り当てられ
ており、基本的な呼接続機能（中継機能を含む）は交換
機によるサービス交換ポイント（サービススイッチング
ポイント：ＳＳＰ）で分担し、特番から着信加入者番号
への番号翻訳や、翻訳結果に基づく接続制御，課金管理
などのサービス制御機能は交換機とは別に設けたサービ
ス制御ポイント（サービスコントロールポイント：ＳＣ
Ｐ）で分担する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来のＩＮ（インテリ
ジェントネットワーク）では、ＳＳＰ（サービス交換ポ
イント）装置は交換機の中のソフトウェアで実装する形
態が一般であり、ＩＮを実際のネットワークに導入する
場合、一般にコンピュータで実現されるＳＣＰ（サービ
ス制御ポイント）装置に加え、既存交換機のソフトウェ
アの改修が必要であった。
ジェントネットワーク）では、ＳＳＰ（サービス交換ポ
イント）装置は交換機の中のソフトウェアで実装する形
態が一般であり、ＩＮを実際のネットワークに導入する
場合、一般にコンピュータで実現されるＳＣＰ（サービ
ス制御ポイント）装置に加え、既存交換機のソフトウェ
アの改修が必要であった。
【０００５】そのため、設置済みの交換機が古かった場
合や、異なるメーカーから提供されている場合に、交換
機のソフトウェアの改修が困難であったり、ＳＣＰとの
インタフェース（ＩＮＡＰ：インテリジェントネットワ
ーク・アプリケーションプロトコル）の調整に時間がか
かることが多く、現実的にはＳＳＰ機能を提供可能な新
規交換機を導入する手法が用いられており、導入コスト
や導入するまでに多大の時間を要するという問題があっ
た。また、ＳＳＰ交換機で電話交換網に対するオーバー
レイネットワークを構築する場合も、多くのＳＳＰ交換
機を交換網に展開する必要があり、非常に高価であると
いう問題があった。
合や、異なるメーカーから提供されている場合に、交換
機のソフトウェアの改修が困難であったり、ＳＣＰとの
インタフェース（ＩＮＡＰ：インテリジェントネットワ
ーク・アプリケーションプロトコル）の調整に時間がか
かることが多く、現実的にはＳＳＰ機能を提供可能な新
規交換機を導入する手法が用いられており、導入コスト
や導入するまでに多大の時間を要するという問題があっ
た。また、ＳＳＰ交換機で電話交換網に対するオーバー
レイネットワークを構築する場合も、多くのＳＳＰ交換
機を交換網に展開する必要があり、非常に高価であると
いう問題があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のインテリジェン
トネットワークシステムは、サービス制御機能を実現す
るサービス制御ポイント装置と、前記サービス制御ポイ
ント装置の制御の下で呼接続機能を実現するサービス交
換ポイント装置とを有し、各加入者に固有の加入者番号
を割り当てるとともに提供するサービス内容に対応した
特番を割り当て、発信加入者からの前記特番を示すダイ
ヤル情報を受信すると対応する着信加入者の加入者番号
に翻訳し、前記発信加入者及び前記着信加入者間の接続
を行い対応するサービスを提供するインテリジェントネ
ットワークシステムにおいて、発信加入者を収容し、予
め折り返しにより相互接続した前記特番に対応する前記
サービス交換ポイント装置を対地とする出接用トランク
と入接用トランクとを有し、前記発信加入者からの前記
特番を示すダイヤル情報を受信すると対応する前記出接
用トランクを対象とする前記サービス交換ポイント装置
に対する発信接続処理を行い、当該ダイヤル情報に基づ
く発信制御情報を制御情報を伝送する共通線を介して前
記サービス交換ポイント装置に出力する交換機と、前記
特番と加入者番号との対応を記録したデータベースを有
し、番号翻訳，接続制御，課金管理などのサービス制御
を行う前記サービス制御ポイント装置と、前記サービス
交換ポイント装置として設けられ、前記交換機の出接用
トランクに仮想的に接続された仮想入接用トランクと、
前記交換機の入接用トランクに仮想的に接続された仮想
出接用トランクとを有し、前記共通線を介して前記交換
機から前記発信制御情報を受信すると前記出接用トラン
ク及び前記仮想入接用トランクを介して入力される中継
呼として認識して当該発信制御情報を前記サービス制御
ポイント装置に転送し、前記サービス制御ポイント装置
から当該発信制御情報中の特番に対応する加入者番号を
最終着信加入者番号とする接続要求を受信すると前記仮
想出接用トランクを対象とする前記最終着信加入者番号
に対する発信接続処理を行い、前記接続要求に基づく発
信制御情報を前記共通線を介して前記交換機に出力し、
前記交換機に前記仮想出接用トランク及び前記入接用ト
ランクを介して入力される新規呼として認識させ前記最
終着信加入者番号宛の接続処理を行わせることにより、
前記交換機の折り返しにより相互接続された出接用トラ
ンク及び入接用トランクを介して前記発信加入者と前記
着信加入者間の接続を行う仮想ＳＳＰ交換機とを備え
る。
トネットワークシステムは、サービス制御機能を実現す
るサービス制御ポイント装置と、前記サービス制御ポイ
ント装置の制御の下で呼接続機能を実現するサービス交
換ポイント装置とを有し、各加入者に固有の加入者番号
を割り当てるとともに提供するサービス内容に対応した
特番を割り当て、発信加入者からの前記特番を示すダイ
ヤル情報を受信すると対応する着信加入者の加入者番号
に翻訳し、前記発信加入者及び前記着信加入者間の接続
を行い対応するサービスを提供するインテリジェントネ
ットワークシステムにおいて、発信加入者を収容し、予
め折り返しにより相互接続した前記特番に対応する前記
サービス交換ポイント装置を対地とする出接用トランク
と入接用トランクとを有し、前記発信加入者からの前記
特番を示すダイヤル情報を受信すると対応する前記出接
用トランクを対象とする前記サービス交換ポイント装置
に対する発信接続処理を行い、当該ダイヤル情報に基づ
く発信制御情報を制御情報を伝送する共通線を介して前
記サービス交換ポイント装置に出力する交換機と、前記
特番と加入者番号との対応を記録したデータベースを有
し、番号翻訳，接続制御，課金管理などのサービス制御
を行う前記サービス制御ポイント装置と、前記サービス
交換ポイント装置として設けられ、前記交換機の出接用
トランクに仮想的に接続された仮想入接用トランクと、
前記交換機の入接用トランクに仮想的に接続された仮想
出接用トランクとを有し、前記共通線を介して前記交換
機から前記発信制御情報を受信すると前記出接用トラン
ク及び前記仮想入接用トランクを介して入力される中継
呼として認識して当該発信制御情報を前記サービス制御
ポイント装置に転送し、前記サービス制御ポイント装置
から当該発信制御情報中の特番に対応する加入者番号を
最終着信加入者番号とする接続要求を受信すると前記仮
想出接用トランクを対象とする前記最終着信加入者番号
に対する発信接続処理を行い、前記接続要求に基づく発
信制御情報を前記共通線を介して前記交換機に出力し、
前記交換機に前記仮想出接用トランク及び前記入接用ト
ランクを介して入力される新規呼として認識させ前記最
終着信加入者番号宛の接続処理を行わせることにより、
前記交換機の折り返しにより相互接続された出接用トラ
ンク及び入接用トランクを介して前記発信加入者と前記
着信加入者間の接続を行う仮想ＳＳＰ交換機とを備え
る。
【０００７】また、上記構成において、前記交換機を介
して前記発信加入者に接続され音声周波数帯域信号を送
受信するとともに、共通線を介して前記サービス制御ポ
イント装置に接続され、前記発信加入者の発信時に、パ
スワードの入力を案内する音声ガイダンスを前記発信加
入者へ送出し、前記発信加入者からのＤＴＭＦ信号によ
るパスワード情報を前記サービス制御ポイント装置へ送
信し前記発信加入者に対するサービス提供の適否を判断
させるＩＰ装置を備える構成とすることができる。
して前記発信加入者に接続され音声周波数帯域信号を送
受信するとともに、共通線を介して前記サービス制御ポ
イント装置に接続され、前記発信加入者の発信時に、パ
スワードの入力を案内する音声ガイダンスを前記発信加
入者へ送出し、前記発信加入者からのＤＴＭＦ信号によ
るパスワード情報を前記サービス制御ポイント装置へ送
信し前記発信加入者に対するサービス提供の適否を判断
させるＩＰ装置を備える構成とすることができる。
【０００８】あるいはまた、前記仮想ＳＳＰ交換機が、
ＮＯ．７共通線信号網を介して前記交換機と前記サービ
ス制御ポイント装置とに接続され、前記交換機との間で
ＮＯ．７共通線信号リンクのＩＳＵＰ信号方式で信号の
送受信を行い、前記サービス制御ポイント装置との間で
ＮＯ．７共通線信号リンクのＩＮＡＰ信号方式で信号の
送受信を行う構成とすることができる。
ＮＯ．７共通線信号網を介して前記交換機と前記サービ
ス制御ポイント装置とに接続され、前記交換機との間で
ＮＯ．７共通線信号リンクのＩＳＵＰ信号方式で信号の
送受信を行い、前記サービス制御ポイント装置との間で
ＮＯ．７共通線信号リンクのＩＮＡＰ信号方式で信号の
送受信を行う構成とすることができる。
【０００９】本発明のインテリジェントネットワークシ
ステムの制御方法は、サービス制御機能を実現するサー
ビス制御ポイント装置と、前記サービス制御ポイント装
置の制御の下で呼接続機能を実現するサービス交換ポイ
ント装置とを有し、各加入者に固有の加入者番号を割り
当てるとともに提供するサービス内容に対応した特番を
割り当て、発信加入者からの前記特番を示すダイヤル情
報を受信すると対応する着信加入者の加入者番号に翻訳
し、前記発信加入者及び前記着信加入者間の接続を行い
対応するサービスを提供するインテリジェントネットワ
ークシステムの制御方法において、発信加入者を収容す
る交換機で、前記特番に対応する前記サービス交換ポイ
ント装置を対地とする出接用トランクと入接用トランク
とを折り返しにより相互接続し、前記発信加入者からの
前記特番を示すダイヤル情報を受信すると対応する前記
出接用トランクを対象とする前記サービス交換ポイント
装置に対する発信接続処理を行い、当該ダイヤル情報に
基づく発信制御情報を制御情報を伝送する共通線を介し
て前記サービス交換ポイント装置に出力し、前記サービ
ス交換ポイント装置として設けられた仮想ＳＳＰ交換機
で、仮想入接用トランクを前記交換機の出接用トランク
に仮想的に接続し、仮想出接用トランクを前記交換機の
入接用トランクに仮想的に接続し、前記共通線を介して
前記交換機から前記発信制御情報を受信すると前記出接
用トランク及び前記仮想入接用トランクを介して入力さ
れる中継呼として認識して当該発信制御情報を前記サー
ビス制御ポイント装置に転送し、前記サービス制御ポイ
ント装置から当該発信制御情報中の特番に対応する加入
者番号を最終着信加入者番号とする接続要求を受信する
と前記仮想出接用トランクを対象とする前記最終着信加
入者番号に対する発信接続処理を行い、前記接続要求に
基づく発信制御情報を前記共通線を介して前記交換機に
出力し、前記交換機で、前記接続要求に基づく発信制御
情報を受信すると前記仮想出接用トランク及び前記入接
用トランクを介して入力される新規呼として認識し、前
記最終着信加入者番号宛の接続処理を行なうことによ
り、前記折り返しにより相互接続された出接用トランク
及び入接用トランクを介して前記発信加入者と前記着信
加入者間の接続を行う工程を有する。
ステムの制御方法は、サービス制御機能を実現するサー
ビス制御ポイント装置と、前記サービス制御ポイント装
置の制御の下で呼接続機能を実現するサービス交換ポイ
ント装置とを有し、各加入者に固有の加入者番号を割り
当てるとともに提供するサービス内容に対応した特番を
割り当て、発信加入者からの前記特番を示すダイヤル情
報を受信すると対応する着信加入者の加入者番号に翻訳
し、前記発信加入者及び前記着信加入者間の接続を行い
対応するサービスを提供するインテリジェントネットワ
ークシステムの制御方法において、発信加入者を収容す
る交換機で、前記特番に対応する前記サービス交換ポイ
ント装置を対地とする出接用トランクと入接用トランク
とを折り返しにより相互接続し、前記発信加入者からの
前記特番を示すダイヤル情報を受信すると対応する前記
出接用トランクを対象とする前記サービス交換ポイント
装置に対する発信接続処理を行い、当該ダイヤル情報に
基づく発信制御情報を制御情報を伝送する共通線を介し
て前記サービス交換ポイント装置に出力し、前記サービ
ス交換ポイント装置として設けられた仮想ＳＳＰ交換機
で、仮想入接用トランクを前記交換機の出接用トランク
に仮想的に接続し、仮想出接用トランクを前記交換機の
入接用トランクに仮想的に接続し、前記共通線を介して
前記交換機から前記発信制御情報を受信すると前記出接
用トランク及び前記仮想入接用トランクを介して入力さ
れる中継呼として認識して当該発信制御情報を前記サー
ビス制御ポイント装置に転送し、前記サービス制御ポイ
ント装置から当該発信制御情報中の特番に対応する加入
者番号を最終着信加入者番号とする接続要求を受信する
と前記仮想出接用トランクを対象とする前記最終着信加
入者番号に対する発信接続処理を行い、前記接続要求に
基づく発信制御情報を前記共通線を介して前記交換機に
出力し、前記交換機で、前記接続要求に基づく発信制御
情報を受信すると前記仮想出接用トランク及び前記入接
用トランクを介して入力される新規呼として認識し、前
記最終着信加入者番号宛の接続処理を行なうことによ
り、前記折り返しにより相互接続された出接用トランク
及び入接用トランクを介して前記発信加入者と前記着信
加入者間の接続を行う工程を有する。
【００１０】また、上記工程において、前記交換機を介
して前記発信加入者に接続され音声周波数帯域信号を送
受信するとともに、共通線を介して前記サービス制御ポ
イント装置に接続されるＩＰ装置で、前記発信加入者の
発信時に、パスワードの入力を案内する音声ガイダンス
を前記発信加入者へ送出し、前記発信加入者からのＤＴ
ＭＦ信号によるパスワード情報を前記サービス制御ポイ
ント装置へ送信し前記発信加入者に対するサービス提供
の適否を判断させる工程を含むことができる。
して前記発信加入者に接続され音声周波数帯域信号を送
受信するとともに、共通線を介して前記サービス制御ポ
イント装置に接続されるＩＰ装置で、前記発信加入者の
発信時に、パスワードの入力を案内する音声ガイダンス
を前記発信加入者へ送出し、前記発信加入者からのＤＴ
ＭＦ信号によるパスワード情報を前記サービス制御ポイ
ント装置へ送信し前記発信加入者に対するサービス提供
の適否を判断させる工程を含むことができる。
【００１１】あるいはまた、前記仮想ＳＳＰ交換機が、
ＮＯ．７共通線信号網を介して前記交換機と前記サービ
ス制御ポイント装置とに接続され、前記交換機との間で
ＮＯ．７共通線信号リンクのＩＳＵＰ信号方式で信号の
送受信を行い、前記サービス制御ポイント装置との間で
ＮＯ．７共通線信号リンクのＩＮＡＰ信号方式で信号の
送受信を行う工程を含むことができる。
ＮＯ．７共通線信号網を介して前記交換機と前記サービ
ス制御ポイント装置とに接続され、前記交換機との間で
ＮＯ．７共通線信号リンクのＩＳＵＰ信号方式で信号の
送受信を行い、前記サービス制御ポイント装置との間で
ＮＯ．７共通線信号リンクのＩＮＡＰ信号方式で信号の
送受信を行う工程を含むことができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概要を説明する。
本発明のインテリジェントネットワークシステムは、Ｓ
ＳＰ（サービス交換ポイント）交換機には共通線信号用
のインタフェースのみ実装し、実際の交換処理に利用さ
れるハードウェアとしてのトランクを実装せず、仮想的
なトランクで実現することで、既設交換機とＳＳＰ交換
機の間の伝送装置を不要とするだけでなく、既設の交換
機に特別な変更なしに容易にインテリジェントネットワ
ーク（ＩＮ）を導入可能とするものである。
本発明のインテリジェントネットワークシステムは、Ｓ
ＳＰ（サービス交換ポイント）交換機には共通線信号用
のインタフェースのみ実装し、実際の交換処理に利用さ
れるハードウェアとしてのトランクを実装せず、仮想的
なトランクで実現することで、既設交換機とＳＳＰ交換
機の間の伝送装置を不要とするだけでなく、既設の交換
機に特別な変更なしに容易にインテリジェントネットワ
ーク（ＩＮ）を導入可能とするものである。
【００１３】より具体的には、既存に設置されている交
換機の出接用トランク（ＯＧＴ）と、入接用トランク
（ＩＣＴ）とを折り返し接続させておく。交換機の局デ
ータは、ＯＧＴとＩＣＴとが仮想ＳＳＰ交換機であるＶ
ＳＳＰの仮想入接用トランク（ＶＩＣＴ）と仮想出接用
トランク（ＶＯＧＴ）とにそれぞれ接続されているもの
として設定されている。
換機の出接用トランク（ＯＧＴ）と、入接用トランク
（ＩＣＴ）とを折り返し接続させておく。交換機の局デ
ータは、ＯＧＴとＩＣＴとが仮想ＳＳＰ交換機であるＶ
ＳＳＰの仮想入接用トランク（ＶＩＣＴ）と仮想出接用
トランク（ＶＯＧＴ）とにそれぞれ接続されているもの
として設定されている。
【００１４】仮想ＳＳＰ交換機ＶＳＳＰに実装されてい
るＶＩＣＴとＶＯＧＴとは、ハードウェアとしては実際
存在せず、ソフトウェアのみにより仮想的に存在する。
交換機と仮想交換機ＶＳＳＰは、Ｎｏ．７共通線信号方
式（ＳＳ７）のリンクにより結合されており、トランク
の制御信号として標準のＩＳＵＰ（ＩＳＤＮ Ｕｓｅｒ
Ｐａｒｔ）信号方式が用いられる。仮想ＳＳＰである
ＶＳＳＰには、ハードウエアとしてのトランクは実装さ
れていないが、要求元である既設交換機にトランクの折
り返しとともに、標準のＩＳＵＰでインタワークしなが
ら動作することにより、ＩＮサービスを実現する。
るＶＩＣＴとＶＯＧＴとは、ハードウェアとしては実際
存在せず、ソフトウェアのみにより仮想的に存在する。
交換機と仮想交換機ＶＳＳＰは、Ｎｏ．７共通線信号方
式（ＳＳ７）のリンクにより結合されており、トランク
の制御信号として標準のＩＳＵＰ（ＩＳＤＮ Ｕｓｅｒ
Ｐａｒｔ）信号方式が用いられる。仮想ＳＳＰである
ＶＳＳＰには、ハードウエアとしてのトランクは実装さ
れていないが、要求元である既設交換機にトランクの折
り返しとともに、標準のＩＳＵＰでインタワークしなが
ら動作することにより、ＩＮサービスを実現する。
【００１５】次に、本発明の実施の形態について図面を
参照して詳細に説明する。
参照して詳細に説明する。
【００１６】図１は本発明のインテリジェントネットワ
ークシステムの一実施の形態を示すブロック構成図であ
る。図１において、交換機１０は、既存に設置されてい
る電話交換機であり、加入者２０を収容するとともに、
他の交換機、電話網に接続するための複数の出接用トラ
ンク（ＯＧＴ１１）及び入接用トランク（ＩＣＴ１２）
と、Ｎｏ．７共通線信号方式（ＳＳ７）のリンク信号と
してＩＳＵＰ（ＩＳＤＮ Ｕｓｅｒ Ｐａｒｔ）信号を
送受信可能なインタフェースとを有している。
ークシステムの一実施の形態を示すブロック構成図であ
る。図１において、交換機１０は、既存に設置されてい
る電話交換機であり、加入者２０を収容するとともに、
他の交換機、電話網に接続するための複数の出接用トラ
ンク（ＯＧＴ１１）及び入接用トランク（ＩＣＴ１２）
と、Ｎｏ．７共通線信号方式（ＳＳ７）のリンク信号と
してＩＳＵＰ（ＩＳＤＮ Ｕｓｅｒ Ｐａｒｔ）信号を
送受信可能なインタフェースとを有している。
【００１７】交換機１０のＯＧＴ１１及びＩＣＴ１２の
うち、仮想ＳＳＰ交換機であるＶＳＳＰ３０に対応する
ＯＧＴとＩＣＴとを一対（ＯＧＴ１１−１、ＩＣＴ１２
−１）選択し折り返し接続させておく。交換機１０の局
データは、ＯＧＴ１１−１とＩＣＴ１２−１とが、ＶＳ
ＳＰ３０の仮想入接用トランク（ＶＩＣＴ）３２と仮想
出接用トランク（ＶＯＧＴ）３１とにそれぞれ接続され
ているものとして設定されている。交換機１０はまた、
他のＯＧＴ１１−２を介して、他の加入者８０を収容す
る電話網（ＰＳＴＮ）７０に接続可能である。
うち、仮想ＳＳＰ交換機であるＶＳＳＰ３０に対応する
ＯＧＴとＩＣＴとを一対（ＯＧＴ１１−１、ＩＣＴ１２
−１）選択し折り返し接続させておく。交換機１０の局
データは、ＯＧＴ１１−１とＩＣＴ１２−１とが、ＶＳ
ＳＰ３０の仮想入接用トランク（ＶＩＣＴ）３２と仮想
出接用トランク（ＶＯＧＴ）３１とにそれぞれ接続され
ているものとして設定されている。交換機１０はまた、
他のＯＧＴ１１−２を介して、他の加入者８０を収容す
る電話網（ＰＳＴＮ）７０に接続可能である。
【００１８】仮想交換機ＶＳＳＰ３０は、通常の中継交
換機の機能とともにインテリジェントネットワークとし
て作動するサービススイッチング機能をもつ交換機であ
るが、実装しているＶＩＣＴ３２とＶＯＧＴ３１とは、
ハードウェアとしては実際存在せず、ソフトウェアのみ
により仮想的に存在している。このため仮想交換機ＶＳ
ＳＰ３０は、通常、汎用のコンピュータにて実現され
る。
換機の機能とともにインテリジェントネットワークとし
て作動するサービススイッチング機能をもつ交換機であ
るが、実装しているＶＩＣＴ３２とＶＯＧＴ３１とは、
ハードウェアとしては実際存在せず、ソフトウェアのみ
により仮想的に存在している。このため仮想交換機ＶＳ
ＳＰ３０は、通常、汎用のコンピュータにて実現され
る。
【００１９】交換機１０と仮想交換機ＶＳＳ３０とは、
ＮＯ．７共通線信号網のＳＳ７リンク５１により結合さ
れており、通話トランクの制御信号として標準のＩＳＵ
Ｐ信号方式が用いられる。
ＮＯ．７共通線信号網のＳＳ７リンク５１により結合さ
れており、通話トランクの制御信号として標準のＩＳＵ
Ｐ信号方式が用いられる。
【００２０】仮想交換機ＶＳＳＰ３０は、インテリジェ
ントネットワークサービスの制御装置であるサービス制
御ポイントＳＣＰ４０と、ＮＯ．７共通線信号網のＳＳ
７信号リンク５２で結合されており、標準のＩＮＡＰ
（インテリジェントネットワーク・アプリケーションプ
ロトコル）が使用される。
ントネットワークサービスの制御装置であるサービス制
御ポイントＳＣＰ４０と、ＮＯ．７共通線信号網のＳＳ
７信号リンク５２で結合されており、標準のＩＮＡＰ
（インテリジェントネットワーク・アプリケーションプ
ロトコル）が使用される。
【００２１】次に、本実施の形態例の動作について説明
する。
する。
【００２２】加入者２０が、ＩＮサービス、例えばフリ
ーダイヤルの“０１２０−ＺＺＺＺＺＺ”をダイヤルし
たとする。交換機１０は、“０１２０−ＺＺＺＺＺＺ”
を受信するとアクセスコード“０１２０”からＩＮサー
ビスであると認識し、通常の呼処理を行い、フリーダイ
ヤルを実現するＳＳＰ交換機である仮想交換機ＶＳＳＰ
３０に対向する出接用トランク（ＯＧＴ）１１−１を捕
捉し、ＩＳＵＰの発呼信号（ＩＡＭ）をＳＳ７信号リン
ク５１を経由しＶＳＳＰ３０に送信する。
ーダイヤルの“０１２０−ＺＺＺＺＺＺ”をダイヤルし
たとする。交換機１０は、“０１２０−ＺＺＺＺＺＺ”
を受信するとアクセスコード“０１２０”からＩＮサー
ビスであると認識し、通常の呼処理を行い、フリーダイ
ヤルを実現するＳＳＰ交換機である仮想交換機ＶＳＳＰ
３０に対向する出接用トランク（ＯＧＴ）１１−１を捕
捉し、ＩＳＵＰの発呼信号（ＩＡＭ）をＳＳ７信号リン
ク５１を経由しＶＳＳＰ３０に送信する。
【００２３】ＶＳＳＰ３０は、発呼信号を受信し仮想入
接用トランク（ＶＩＣＴ）３２を介して入力される中継
呼として認識し、着信番号がフリーダイヤルを示す“０
１２０”のアクセスコードで始まっていることを確認す
ると、フリーダイヤルを制御する装置ＳＣＰ４０へ、標
準のＩＮＡＰ信号を使い発信者番号（この場合、加入者
２０の加入者番号：ＸＸＸＸ−ＸＸＸＸ）を含めて着信
番号（ＺＺＺＺＺＺ）を通知する。
接用トランク（ＶＩＣＴ）３２を介して入力される中継
呼として認識し、着信番号がフリーダイヤルを示す“０
１２０”のアクセスコードで始まっていることを確認す
ると、フリーダイヤルを制御する装置ＳＣＰ４０へ、標
準のＩＮＡＰ信号を使い発信者番号（この場合、加入者
２０の加入者番号：ＸＸＸＸ−ＸＸＸＸ）を含めて着信
番号（ＺＺＺＺＺＺ）を通知する。
【００２４】ＳＣＰ４０は、あらかじめフリーダイヤル
サービスの契約者の申し込み内容に従い設定されたデー
タベース（図示せず）を参照し、通知された着信番号、
発信者番号や、通知を受けた時間帯等に基づき、実際に
着信すべき電話番号（最終着信電話番号、例えば加入者
８０の加入者番号：ＹＹＹＹ−ＹＹＹＹ）に変換する。
ＳＣＰ４０は、ＩＮＡＰ信号でＶＳＳＰ３０に最終着信
電話番号に対する接続要求を送信する。また、通話料金
の課金先を着信側加入者（加入者８０）とする。
サービスの契約者の申し込み内容に従い設定されたデー
タベース（図示せず）を参照し、通知された着信番号、
発信者番号や、通知を受けた時間帯等に基づき、実際に
着信すべき電話番号（最終着信電話番号、例えば加入者
８０の加入者番号：ＹＹＹＹ−ＹＹＹＹ）に変換する。
ＳＣＰ４０は、ＩＮＡＰ信号でＶＳＳＰ３０に最終着信
電話番号に対する接続要求を送信する。また、通話料金
の課金先を着信側加入者（加入者８０）とする。
【００２５】ＶＳＳＰ３０は、ＶＩＣＴ３２に一対一対
応する交換機１０の入接用トランク（ＩＣＴ）１２−１
と対向する仮想出接用トランク（ＶＯＧＴ）３１を捕捉
し、そのトランクに対してＩＳＵＰの発呼信号（ＩＡ
Ｍ）を送信する。
応する交換機１０の入接用トランク（ＩＣＴ）１２−１
と対向する仮想出接用トランク（ＶＯＧＴ）３１を捕捉
し、そのトランクに対してＩＳＵＰの発呼信号（ＩＡ
Ｍ）を送信する。
【００２６】交換機１０は、ＩＣＴ１２−１に対応する
発呼信号を受信すると、ＯＧＴ１１−１を捕捉した呼と
は別の新しい呼を受信したとして動作し、通常の呼処理
を起動し、ＯＧＴ１１−２より最終対地（加入者８０）
に向け接続が行われる。
発呼信号を受信すると、ＯＧＴ１１−１を捕捉した呼と
は別の新しい呼を受信したとして動作し、通常の呼処理
を起動し、ＯＧＴ１１−２より最終対地（加入者８０）
に向け接続が行われる。
【００２７】このようにして、発信側加入者２０は、交
換機１０、ＯＧＴ１１−１、ＩＣＴ１２−１、ＯＧＴ１
１−２、ＰＳＴＮ７０を経由して着信側加入者８０と接
続され、通話料金の負担なしに通話することができる。
換機１０、ＯＧＴ１１−１、ＩＣＴ１２−１、ＯＧＴ１
１−２、ＰＳＴＮ７０を経由して着信側加入者８０と接
続され、通話料金の負担なしに通話することができる。
【００２８】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。
明する。
【００２９】上述した実施の形態例（図１）では、ＶＳ
ＳＰとＳＣＰとを分離し、ＳＳ７のＩＮＡＰで接続する
システムとして説明したが、ＶＳＳＰとＳＣＰとを一体
化して実現するシステムが可能である。
ＳＰとＳＣＰとを分離し、ＳＳ７のＩＮＡＰで接続する
システムとして説明したが、ＶＳＳＰとＳＣＰとを一体
化して実現するシステムが可能である。
【００３０】また、音声周波数帯域の情報を処理するイ
ンテリジェントペリフェラル（ＩＰ）を使用しない例で
説明したが、ＤＴＭＦ信号（押しボタンダイヤル信号）
を使ったユーザインタラクションをＩＰを使って行う場
合でも問題なく使用可能である。図２に、ＩＰを使用し
たシステム例を示す。基本的な構成は図１と同様であ
り、同一機能のものは同一符号を付与している。
ンテリジェントペリフェラル（ＩＰ）を使用しない例で
説明したが、ＤＴＭＦ信号（押しボタンダイヤル信号）
を使ったユーザインタラクションをＩＰを使って行う場
合でも問題なく使用可能である。図２に、ＩＰを使用し
たシステム例を示す。基本的な構成は図１と同様であ
り、同一機能のものは同一符号を付与している。
【００３１】図２において、ＩＰ６０が、既設交換機に
接続されている。このＩＰ６０の通話情報処理部は、折
り返し接続をされている交換機１０に、通話伝送路５５
とを介して直接接続されていてもよいし、通話伝送路５
６及び交換網（ＰＳＴＮ）７０を経由し接続されていて
もよい。
接続されている。このＩＰ６０の通話情報処理部は、折
り返し接続をされている交換機１０に、通話伝送路５５
とを介して直接接続されていてもよいし、通話伝送路５
６及び交換網（ＰＳＴＮ）７０を経由し接続されていて
もよい。
【００３２】ＩＰ６０の制御情報処理部は、交換機１０
とＮＯ．７共通線信号網のＳＳ７信号リンク５４を介し
て接続され、ＩＳＵＰでインタワークする。
とＮＯ．７共通線信号網のＳＳ７信号リンク５４を介し
て接続され、ＩＳＵＰでインタワークする。
【００３３】ＳＣＰ４０とＩＰ６０とは、ＮＯ．７共通
線信号網のＳＳ７信号リンク５３で接続されＩＮＡＰで
インタワークする。
線信号網のＳＳ７信号リンク５３で接続されＩＮＡＰで
インタワークする。
【００３４】フリーダイヤルで、認証用のＰＩＮ番号
（パスワード）を発呼加入者から入力させる場合、前に
説明した図１のシステムの動作手順と同様の手順で、加
入者２０がダイヤルし交換機１０を通してＶＳＳＰ３
０，ＳＣＰ４０で解析して、最終対地の電話番号で発呼
信号をＩＣＴ１２−１に向け送信する前に、ＩＰ６０に
接続するために次のような処理を行う。
（パスワード）を発呼加入者から入力させる場合、前に
説明した図１のシステムの動作手順と同様の手順で、加
入者２０がダイヤルし交換機１０を通してＶＳＳＰ３
０，ＳＣＰ４０で解析して、最終対地の電話番号で発呼
信号をＩＣＴ１２−１に向け送信する前に、ＩＰ６０に
接続するために次のような処理を行う。
【００３５】まず、ＳＣＰ４０からの通知を受けたＶＳ
ＳＰ３０は、ＩＰ６０を対地とした発呼信号をＩＣＴ１
２−１に向け送信し、交換機１０、ＯＧＴ１１−１、Ｉ
ＣＴ１２−１、ＯＧＴ１１−３を介して、加入者２０と
ＩＰ６０とを接続する。
ＳＰ３０は、ＩＰ６０を対地とした発呼信号をＩＣＴ１
２−１に向け送信し、交換機１０、ＯＧＴ１１−１、Ｉ
ＣＴ１２−１、ＯＧＴ１１−３を介して、加入者２０と
ＩＰ６０とを接続する。
【００３６】ＩＰ６０から送信されるＰＩＮ番号の入力
を案内する音声ガイダンスに基づき、加入者２０はＰＢ
信号（押しボタンダイヤル信号：ＤＴＭＦ信号）でＰＩ
Ｎ番号を送信し、ＩＰ６０で検出する。
を案内する音声ガイダンスに基づき、加入者２０はＰＢ
信号（押しボタンダイヤル信号：ＤＴＭＦ信号）でＰＩ
Ｎ番号を送信し、ＩＰ６０で検出する。
【００３７】ＩＰ６０で検出されたＰＩＮ番号は、ＳＳ
７の信号リンク５３上をＩＮＡＰでＳＣＰ４０に送出さ
れ、ＳＣＰ４０でその正当性をチェック（認証）しフリ
ーダイヤルを許容するかどうかを判定する。
７の信号リンク５３上をＩＮＡＰでＳＣＰ４０に送出さ
れ、ＳＣＰ４０でその正当性をチェック（認証）しフリ
ーダイヤルを許容するかどうかを判定する。
【００３８】ＳＣＰ４０での認証でフリーダイヤルが許
容された場合、ＶＳＳＰ３０に通知し、ＩＣＴ１２−１
からＯＧＴ１１−３経由でＩＰ６０に接続されている通
話パスをＶＳＳＰ３０の指示に基づき切断する。
容された場合、ＶＳＳＰ３０に通知し、ＩＣＴ１２−１
からＯＧＴ１１−３経由でＩＰ６０に接続されている通
話パスをＶＳＳＰ３０の指示に基づき切断する。
【００３９】その後、同じＩＣＴ１２−１に対して最終
対地（加入者８０）に向けた発呼信号をＶＳＳＰ３０か
ら送信することにより、フリーダイヤルの呼が確立す
る。
対地（加入者８０）に向けた発呼信号をＶＳＳＰ３０か
ら送信することにより、フリーダイヤルの呼が確立す
る。
【００４０】
【発明の効果】本発明によれば、既設交換機に対して特
別なソフトの改修がなく、単にトランクの折り返し接続
を作成するだけで、ＩＮサービスを導入できるようにな
り、提供メーカーや機種の新しい古いの区別なく、標準
的なＩＳＵＰが実装されているだけで実現することがで
きる。
別なソフトの改修がなく、単にトランクの折り返し接続
を作成するだけで、ＩＮサービスを導入できるようにな
り、提供メーカーや機種の新しい古いの区別なく、標準
的なＩＳＵＰが実装されているだけで実現することがで
きる。
【００４１】また、仮想ＳＳＰをハードウェアのトラン
ク装置なしで実現することができる、すなわちコンピュ
ータで実現でき、小規模のシステムでも安価にＩＮサー
ビスの導入が図れる。
ク装置なしで実現することができる、すなわちコンピュ
ータで実現でき、小規模のシステムでも安価にＩＮサー
ビスの導入が図れる。
【００４２】さらに、既設の交換機とコンピュータで実
現される仮想ＳＳＰの間に伝送装置を必要としないため
（共通線信号網のみでよい）、伝送コストをかけず一台
若しくは少数のコンピュータでＩＮの全国網を実現する
ことができる。
現される仮想ＳＳＰの間に伝送装置を必要としないため
（共通線信号網のみでよい）、伝送コストをかけず一台
若しくは少数のコンピュータでＩＮの全国網を実現する
ことができる。
【図１】本発明の一実施の形態を示すブロック構成図で
ある。
ある。
【図２】本発明の他の実施の形態を示すブロック構成図
である。
である。
１０ 交換機
１１−１〜１１−３ 出接用トランク（ＯＧＴ）
１２−１ 入接用トランク（ＩＣＴ）
２０，８０ 加入者
３０ 仮想ＳＳＰ交換機（ＶＳＳＰ）
３１ 仮想出接用トランク（ＶＯＧＴ）
３２ 仮想入接用トランク（ＶＩＣＴ）
４０ サービス制御ポイント（ＳＣＰ）
５１〜５４ ＳＳ７信号リンク
６０ インテリジェントペリフェラル（ＩＰ）
Claims (6)
- 【請求項１】 サービス制御機能を実現するサービス制
御ポイント装置と、前記サービス制御ポイント装置の制
御の下で呼接続機能を実現するサービス交換ポイント装
置とを有し、各加入者に固有の加入者番号を割り当てる
とともに提供するサービス内容に対応した特番を割り当
て、発信加入者からの前記特番を示すダイヤル情報を受
信すると対応する着信加入者の加入者番号に翻訳し、前
記発信加入者及び前記着信加入者間の接続を行い対応す
るサービスを提供するインテリジェントネットワークシ
ステムにおいて、 発信加入者を収容し、予め折り返しにより相互接続した
前記特番に対応する前記サービス交換ポイント装置を対
地とする出接用トランクと入接用トランクとを有し、前
記発信加入者からの前記特番を示すダイヤル情報を受信
すると対応する前記出接用トランクを対象とする前記サ
ービス交換ポイント装置に対する発信接続処理を行い、
当該ダイヤル情報に基づく発信制御情報を制御情報を伝
送する共通線を介して前記サービス交換ポイント装置に
出力する交換機と、 前記特番と加入者番号との対応を記録したデータベース
を有し、番号翻訳，接続制御，課金管理などのサービス
制御を行う前記サービス制御ポイント装置と、前記サー
ビス交換ポイント装置として設けられ、前記交換機の出
接用トランクに仮想的に接続された仮想入接用トランク
と、前記交換機の入接用トランクに仮想的に接続された
仮想出接用トランクとを有し、前記共通線を介して前記
交換機から前記発信制御情報を受信すると前記出接用ト
ランク及び前記仮想入接用トランクを介して入力される
中継呼として認識して当該発信制御情報を前記サービス
制御ポイント装置に転送し、前記サービス制御ポイント
装置から当該発信制御情報中の特番に対応する加入者番
号を最終着信加入者番号とする接続要求を受信すると前
記仮想出接用トランクを対象とする前記最終着信加入者
番号に対する発信接続処理を行い、前記接続要求に基づ
く発信制御情報を前記共通線を介して前記交換機に出力
し、前記交換機に前記仮想出接用トランク及び前記入接
用トランクを介して入力される新規呼として認識させ前
記最終着信加入者番号宛の接続処理を行わせることによ
り、前記交換機の折り返しにより相互接続された出接用
トランク及び入接用トランクを介して前記発信加入者と
前記着信加入者間の接続を行う仮想ＳＳＰ交換機とを備
えたことを特徴とするインテリジェントネットワークシ
ステム。 - 【請求項２】 前記交換機を介して前記発信加入者に接
続され音声周波数帯域信号を送受信するとともに、共通
線を介して前記サービス制御ポイント装置に接続され、
前記発信加入者の発信時に、パスワードの入力を案内す
る音声ガイダンスを前記発信加入者へ送出し、前記発信
加入者からのＤＴＭＦ信号によるパスワード情報を前記
サービス制御ポイント装置へ送信し前記発信加入者に対
するサービス提供の適否を判断させるＩＰ装置を備えた
ことを特徴とする請求項１記載のインテリジェントネッ
トワークシステム。 - 【請求項３】 前記仮想ＳＳＰ交換機が、ＮＯ．７共通
線信号網を介して前記交換機と前記サービス制御ポイン
ト装置とに接続され、前記交換機との間でＮＯ．７共通
線信号リンクのＩＳＵＰ信号方式で信号の送受信を行
い、前記サービス制御ポイント装置との間でＮＯ．７共
通線信号リンクのＩＮＡＰ信号方式で信号の送受信を行
うことを特徴とする請求項１または２記載のインテリジ
ェントネットワークシステム。 - 【請求項４】 サービス制御機能を実現するサービス制
御ポイント装置と、前記サービス制御ポイント装置の制
御の下で呼接続機能を実現するサービス交換ポイント装
置とを有し、各加入者に固有の加入者番号を割り当てる
とともに提供するサービス内容に対応した特番を割り当
て、発信加入者からの前記特番を示すダイヤル情報を受
信すると対応する着信加入者の加入者番号に翻訳し、前
記発信加入者及び前記着信加入者間の接続を行い対応す
るサービスを提供するインテリジェントネットワークシ
ステムの制御方法において、 発信加入者を収容する交換機で、前記特番に対応する前
記サービス交換ポイント装置を対地とする出接用トラン
クと入接用トランクとを折り返しにより相互接続し、前
記発信加入者からの前記特番を示すダイヤル情報を受信
すると対応する前記出接用トランクを対象とする前記サ
ービス交換ポイント装置に対する発信接続処理を行い、
当該ダイヤル情報に基づく発信制御情報を制御情報を伝
送する共通線を介して前記サービス交換ポイント装置に
出力し、 前記サービス交換ポイント装置として設けられた仮想Ｓ
ＳＰ交換機で、仮想入接用トランクを前記交換機の出接
用トランクに仮想的に接続し、仮想出接用トランクを前
記交換機の入接用トランクに仮想的に接続し、前記共通
線を介して前記交換機から前記発信制御情報を受信する
と前記出接用トランク及び前記仮想入接用トランクを介
して入力される中継呼として認識して当該発信制御情報
を前記サービス制御ポイント装置に転送し、前記サービ
ス制御ポイント装置から当該発信制御情報中の特番に対
応する加入者番号を最終着信加入者番号とする接続要求
を受信すると前記仮想出接用トランクを対象とする前記
最終着信加入者番号に対する発信接続処理を行い、前記
接続要求に基づく発信制御情報を前記共通線を介して前
記交換機に出力し、 前記交換機で、前記接続要求に基づく発信制御情報を受
信すると前記仮想出接用トランク及び前記入接用トラン
クを介して入力される新規呼として認識し、前記最終着
信加入者番号宛の接続処理を行なうことにより、前記折
り返しにより相互接続された出接用トランク及び入接用
トランクを介して前記発信加入者と前記着信加入者間の
接続を行うことを特徴とするインテリジェントネットワ
ークシステムの制御方法。 - 【請求項５】 前記交換機を介して前記発信加入者に接
続され音声周波数帯域信号を送受信するとともに、共通
線を介して前記サービス制御ポイント装置に接続される
ＩＰ装置で、前記発信加入者の発信時に、パスワードの
入力を案内する音声ガイダンスを前記発信加入者へ送出
し、前記発信加入者からのＤＴＭＦ信号によるパスワー
ド情報を前記サービス制御ポイント装置へ送信し前記発
信加入者に対するサービス提供の適否を判断させること
を特徴とする請求項４記載のインテリジェントネットワ
ークシステムの制御方法。 - 【請求項６】 前記仮想ＳＳＰ交換機が、ＮＯ．７共通
線信号網を介して前記交換機と前記サービス制御ポイン
ト装置とに接続され、前記交換機との間でＮＯ．７共通
線信号リンクのＩＳＵＰ信号方式で信号の送受信を行
い、前記サービス制御ポイント装置との間でＮＯ．７共
通線信号リンクのＩＮＡＰ信号方式で信号の送受信を行
うことを特徴とする請求項４または５記載のインテリジ
ェントネットワークシステムの制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000089384A JP3385534B2 (ja) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | インテリジェントネットワークシステム、及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000089384A JP3385534B2 (ja) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | インテリジェントネットワークシステム、及びその制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001285483A JP2001285483A (ja) | 2001-10-12 |
| JP3385534B2 true JP3385534B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=18605153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000089384A Expired - Fee Related JP3385534B2 (ja) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | インテリジェントネットワークシステム、及びその制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3385534B2 (ja) |
-
2000
- 2000-03-28 JP JP2000089384A patent/JP3385534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001285483A (ja) | 2001-10-12 |
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Legal Events
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