JP3385210B2 - テストデータスキャン装置およびスキャン方法 - Google Patents

テストデータスキャン装置およびスキャン方法

Info

Publication number
JP3385210B2
JP3385210B2 JP08723198A JP8723198A JP3385210B2 JP 3385210 B2 JP3385210 B2 JP 3385210B2 JP 08723198 A JP08723198 A JP 08723198A JP 8723198 A JP8723198 A JP 8723198A JP 3385210 B2 JP3385210 B2 JP 3385210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test data
data
test
scan
instruction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08723198A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11282717A (ja
Inventor
泰幸 稲越
博之 江川
明 高草木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP08723198A priority Critical patent/JP3385210B2/ja
Publication of JPH11282717A publication Critical patent/JPH11282717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3385210B2 publication Critical patent/JP3385210B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路に対するテスト
データのスキャン方式に係り、更に詳しくはLSIのボ
ードレベルでのテストとしてのJTAG方式を用いたテ
ストデータのスキャンイン/スキャンアウトを行うため
のテストデータスキャン装置、およびスキャン方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体集積回路技術の進歩はめざ
ましく、最近では200万〜300万という素子を有す
るULSIも登場してきている。これに伴って、このよ
うなLSIのテスト方式が問題となっている。特にボー
ドレベルでのテストの容易化が今後益々重要になるもの
と考えられる。
【0003】このようなボードレベルまでカバーするテ
スト容易化の方式として標準化されているものが、JT
AG(ジョイント テスト アクション グループ)方
式である。この方式は1990年5月にIEEE標準1
149.1として標準化された。
【0004】このIEEE標準1149.1の中心はバ
ウンダリスキャンデザインである。このバウンダリスキ
ャンデザインでは、チップがボード上に実装された後に
も、ボードの外部から内部のLSIへのテストデータの
書込みと内部のデータの読出しが可能となるように、ス
キャン動作可能なフリップフロップがLSIの全ての入
出力ピンに付加されており、このフリップフロップが例
えばシフト用のフリップフロップとして用いられ、デー
タのスキャンイン/スキャンアウトが行われる。ここで
“バウンダリ”は、このようなフリップフロップがチッ
プの境界(バウンダリ)に配置されていることに関連し
て名付けられている。
【0005】後述する本発明の実施の形態においては、
例えば複数のチップのそれぞれにn段のシフト用フリッ
プフロップによって構成されるデータレジスタが複数個
備えられ、この複数個のデータレジスタのいずれか1つ
が選択されて、スキャンデータの格納に使用される。ど
のデータレジスタを選択するかは、それぞれのボードに
備えられる命令レジスタに格納される命令の内部で指定
される。すなわち命令レジスタに格納されるJTAG命
令によって複数のデータレジスタのいずれかが選択さ
れ、そのデータレジスタに対するテストデータのスキャ
ンイン/スキャンアウトが実行される。
【0006】これら複数のチップ上のそれぞれの命令レ
ジスタは、例えば直列に接続され、JTAG制御回路か
らシリアルにテスト用の命令データが伝送されることに
よって、各命令レジスタにテスト用の命令データが格納
される。このシーケンスはIRシーケンスと呼ばれる。
【0007】その後、それぞれのチップ上で各命令レジ
スタに格納された命令の中で指定されるデータレジスタ
が選択され、各データレジスタに対して例えばテストデ
ータのスキャンインが行われる。この場合にもそれぞれ
のチップ上のデータレジスタは直列に接続され、JTA
G制御回路からテストデータがシリアルに伝送されるこ
とによって、各データレジスタへのテストデータのスキ
ャンインが行われる。このシーケンスはDRシーケンス
と呼ばれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、各チ
ップ上の命令レジスタ(IR)のビット長は8ビット一
定であり、そのことを前提として命令レジスタに格納す
べき命令の命令コードが例えばコマンドレジスタに格納
され、その命令コードが読み出されることによってテス
ト用の命令データのスキャンインが行われていた。この
ためチップ上の命令レジスタのビット長が8ビット以外
の場合には、JTAG方式でのテストデータのスキャン
イン/スキャンアウトが不可能であるという問題点があ
った。
【0009】また従来においては、IRシーケンスとD
Rシーケンスとは一体のものとして、1回の起動でまず
IRシーケンス、次にDRシーケンスが行われていた。
そこでJTAGコマンドを用いてデータレジスタに格納
されたデータをすぐにスキャンアウトしたい場合でも、
IRシーケンスとDRシーケンスを実行しなければなら
ず、処理時間がかかるという問題点があった。
【0010】本発明は、8ビット以外のビット長を持つ
命令レジスタを備えるチップに対してもJTAG方式に
よるテストを可能にすると共に、IRシーケンスとDR
シーケンスとをそれぞれ独立に実行することを可能にす
るテストデータスキャン装置、およびスキャン方法を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明のテストデ
ータスキャン装置の原理構成ブロック図である。同図は
第1のテストデータが格納される第1の記憶素子列、例
えば命令レジスタ(IR)の列と第2のテストデータが
格納される第2の記憶素子列、例えばデータレジスタ
(DR)の列とを備える集積回路に対するテストデータ
スキャン装置の原理構成ブロック図である。
【0012】図1において第1のテストデータスキャン
手段1は、外部からの起動に対応して集積回路内の第1
の記憶素子列に対する第1のテストデータのスキャン、
例えばIRシーケンスのみを行うものである。また第2
のテストデータスキャン手段2は、外部からの起動に対
応して集積回路内の第2の記憶素子列に対する第2のテ
ストデータのスキャン、例えばDRシーケンスのみを行
うものである。
【0013】またテストデータ連続スキャン制御手段3
は、外部からの起動に対応して第1のテストデータスキ
ャン手段1に第1の記憶素子列に対する第1のテストデ
ータのスキャン、例えばIRシーケンスを行わせ、その
後直ちに第2のテストデータスキャン手段2に第2の記
憶素子列に対する第2のテストデータのスキャン、例え
ばDRシーケンスを行わせるものである。
【0014】本発明の実施の形態においては、例えば第
1の記憶素子列に格納される第1のテストデータが、集
積回路の内部で第2のテストデータが格納される第2の
記憶素子列を指定するデータを含むものになる。
【0015】また本発明の実施の形態において、第1の
記憶素子列は例えば命令が格納される命令レジスタの列
であり、第2の記憶素子列は、その命令レジスタ列内の
各命令レジスタに対応するそれぞれ複数のデータレジス
タの中で、その命令レジスタに格納された第1のテスト
データによって指定され、第2のテストデータが格納さ
れる、それぞれ1つのデータレジスタの列である。
【0016】また本発明の実施の形態においては、集積
回路が例えば命令レジスタの1つと、命令レジスタに対
応する複数のデータレジスタとをそれぞれ備える複数の
集積回路、例えばチップによって構成される。
【0017】更に本発明の実施の形態においては、例え
ば複数のチップにそれぞれ備えられる命令レジスタのビ
ット長が複数のチップの間で必ずしも一定ではなく、こ
のような場合には命令レジスタの列としての第1の記憶
素子列に格納すべき第1のテストデータとしての命令列
が格納されるループスキャンデータ記憶手段が更に備え
られる。
【0018】本発明のテストデータスキャン方法、すな
わち第1のテストデータが格納される第1の記憶素子列
と第2のテストデータが格納される第2の記憶素子列と
を備える集積回路に対するテストデータスキャン方法に
おいては、外部からの起動に対応して、第1の記憶素子
列を構成する複数のレジスタであって、ビット長が必ず
しも同一でない各命令レジスタに第1のテストデータが
スキャンインされた後に、外部からの起動に対応して第
2の記憶素子列を構成する複数のレジスタであって、各
命令レジスタに対応するデータレジスタに第2のテスト
データがスキャンインされる。
【0019】また本発明のテストデータスキャン方法に
おいては、外部からの起動に対応して第1の記憶素子列
を構成する複数のレジスタであって、ビット長が必ずし
も同一でない各命令レジスタに第1のテストデータがス
キャンインされた後に、外部からの起動に対応して第2
の記憶素子列を構成する複数のレジスタであって、各命
令レジスタに対応するデータレジスタに格納されている
第2のテストデータがスキャンアウトされる。
【0020】以上のように本発明によれば、外部からの
起動に対応して第1の記憶素子列に対する第1のテスト
データのスキャン、例えばIRシーケンスと、外部から
の起動に対応して第2の記憶素子列に対する第2のテス
トデータのスキャン、例えばDRシーケンスとをそれぞ
れ独立に実行することもでき、また外部からの起動に対
応して最初にIRシーケンス、その後直ちにDRシーケ
ンスを連続して実行することも可能となる。またループ
スキャン制御手段を備えることにより、第1の記憶素子
列としての命令レジスタ列を構成する各命令レジスタの
ビット長が必ずしも同一ではない場合にも、JTAG方
式のテストを実行することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】図2は本発明のデータスキャン装
置が実現されるデータ処理システムの全体構成ブロック
図である。同図において中央処理装置(CPU)10に
入出力プロセッサ(IOP)11が接続され、入出力プ
ロセッサ11はチャネルインタフェースとしてのチャネ
ルエレメント(CHE)12a,12b,...,12
iと接続され、各チャネルエレメントは入出力装置(I
/O)13a,13b,...,13iにそれぞれ接続
されている。そして本発明のテストデータスキャン装置
は入出力プロセッサ11の内部のJTAG制御回路とし
て実現され、また集積回路を構成する複数のチップは複
数のチャネルエレメント12a,12b,...,12
nに対応するものとして、本発明の実施形態を説明す
る。
【0022】図3は入出力プロセッサ(IOP)11
と、各チャネルエレメント(CHE)12a〜12d、
およびチャネルアダプタ(CHA)14が搭載されたC
HEプリント板15の内部の命令レジスタ(IR)、お
よひデータレジスタ(DR)との接続を示す図である。
同図において、入出力プロセッサ(IOP)11の内部
にはマイクロプログラム16、JTAG制御回路17、
およびループスキャンメモリ(LSM)18が備えられ
ている。
【0023】ループスキャンメモリ(LSM)18は、
複数の命令レベル(IR)のビット長が例えば必ずしも
8ビット一定でない場合に、IR21に格納すべき命令
コードをあらかじめ記憶し、IRシーケンスにおいてI
R21に命令コードをスキャンインする場合に、その記
憶内容をJTAG制御回路17による読出しによって各
命令レジスタにシリアルに伝送するために用いられるも
のである。
【0024】CHEプリント板15の内部のチャネルエ
レメント(CHE)、またはチャネルアダプタ(CH
A)の内部には、命令レジスタ(IR)21がそれぞれ
1つ備えられ、これらのIRは直列に接続され、JTA
G制御回路17から各IRに格納すべき命令コードがシ
リアルに伝送される。また各CHE、またはCHAに
は、それぞれn段のシフト用フリップフロップ22によ
って構成されるデータレジスタが、IR21と並列に複
数個備えられている。そして前述のようにIR21に格
納された命令コードの内容によって、これらの複数個の
n段のシフト用フリップフロップとしてのDRが1つ指
定され、DRシーケンスにおいてデータレジスタへのテ
ーブルへのスキャンキン/スキャンアウトが行われる。
【0025】なお図3においてCHEプリント板15に
は2種類のチップ、すなわちCHEとCHAとが搭載さ
れているが、このチップの種類はプリント板上のLSI
に対する、例えばバウンダリスキャンデザインに対応す
るJTAG回路から知ることができる。このJTAG回
路にはタップコントローラというものが備えられ、その
中にデバイスアイデンティファイアレジスタ(DIR)
というレジスタが備えられ、そのレジスタは32ビット
のビット長を持っている。この32ビットのデータとし
ては、LSIの版数、パートナンバーなどが格納されて
いる。各LSIのDIRに格納されている値をマイクロ
プログラム16に覚えさせておき、読み出されたDIR
の値と比較してチップの種類などを検知することができ
る。
【0026】図4は本発明におけるJTAGシーケンス
動作の説明図である。同図において、まず図3の各命令
レジスタ(IR)のビット長が8ビット一定である場合
の動作を中心にして、シーケンス動作を説明する。
【0027】この場合には、まずS1のテスト−ロジッ
ク−リセットのステップにおいて、テスト−モード−セ
レクト信号がオン、すなわち“1”の場合には、テスト
−ロジック−リセットのステップに留まり、テスト−モ
ード−セレクト信号がオフ、すなわち“0”になると、
JTAGコマンドが後述するコマンドレジスタにセット
されて、JTAGシーケンスとしての処理が開始され、
テストクロックに同期してS2のラン−テスト/アイド
ルのステップに移行する。このステップではスキャン操
作に入るための前処理が行われる。これに際して、IR
シーケンスであることを意味するFFの値を“1”とし
て、IRシーケンスが終了するまでその値を保持させ
る。
【0028】その後テスト−モード−セレクト信号がオ
ンになると、一時的なステップとしてのセレクト−DR
−スキャンのステップ、すなわちS3に移行する。ここ
ではIRシーケンスであることを意味するFFの値が
“1”となっているため、1クロック後にはこれも一時
的な処理であるS4、すなわちセレクト−IR−スキャ
ンのステップに移行する。
【0029】ここでIRシーケンスであることを意味す
るFFの値が“1”となっているため、テスト−モード
−セレクト信号がオフとされ、1クロック後IRシーケ
ンスの開始を意味するカプチャ−IRのステップS5に
移行する。このステップS5では全ての命令レジスタ
(IR)に対して初期値として“オール0”が設定され
る。
【0030】次にテスト−モード−セレクト信号がオフ
であれば、S6のシフト−IRのステップに移行する。
このステップでは図3においてCHE、またはCHAの
内部のIR21の入力側のテスト−データ−イン(TD
I)と、テスト−データ−アウト(TDO)とがIR2
1の内部のシフトレジスタ部を介して接続され、直列に
接続された5つのシフトレジスタ部に対しては、テスト
クロックの立ち上りにおいてJTAG制御回路17から
シリアルに伝送されるデータ、すなわち命令コードが次
々とシフトされ、対象となるCHE、またはCHAの内
部のIR21に対して、それぞれ複数のDRのうち、ど
のDRを選択するかを示すコードを含む命令コードが、
例えばJTAG制御回路17の内部のコマンドレジスタ
から格納される。また対象外のCHEなどに対しては、
バイパスを意味する固定コード、例えばHEX“FF”
が発行される。
【0031】シフト−IR、すなわちステップS6での
処理が終了すると、テスト−モード−セレクト信号がオ
ンとなり、一時的な処理のステップであるエクジット1
−IRのS7に移行する。続いてテスト−モード−セレ
クト信号がオンであれば、アップデート−IRのステッ
プS8に移行する。このステップではシフトされた命令
コードがIRに保持されると共に、IRシーケンスを終
了し、引き続いてDRシーケンスを開始するために、テ
スト−モード−セレクト信号がオンに保持される。
【0032】アップデート−IRのステップS8の1ク
ロック後にセレクト−DR−スキャンのステップS3に
移行し、同時にIRのシーケンスであることを意味する
FFの値が“0”とされ、それに代わってDRのシーケ
ンスであることを意味するFFの値が“1”とされ、D
Rのシーケンスが終了するまでその値が保持される。
【0033】1クロック後、テスト−モード−セレクト
信号がオフとされ、ステップS3からステップS10の
カプチャ−DRに移行する。このステップでは、IRに
格納された命令コードによって選択されているDRにデ
ータをロードするための起動が行われる。そしてテスト
−モード−セレクト信号がオフであれば、次のステップ
のシフト−DR、すなわちステップS11に移行する。
【0034】このステップでは、IRシーケンスにおけ
るステップS6と同様に、図3の各CHE、またはCH
Aの内部でIR21に格納された命令コードによって選
択されたDR、すなわちn段のシフト用フリップフロッ
プがTDIとTDOの間に接続され、JTAG制御回路
17からシリアルに伝送されるデータが選択されたDR
に格納される。
【0035】シフト−DRのステップS11における処
理が終了すると、テスト−モード−セレクト信号がオン
となり、一時的な処理としてのエクジット1−DRのス
テップS12を介して、アップデート−DRのステップ
S13に移行する。このステップではシフトされた値が
DRに保持され、テスト−モード−セレクト信号がオフ
であれば、ラン−テスト/アイドルのステップS2に移
行する。
【0036】本発明においては図3の各CHE、または
CHAの内部の命令レジスタ(IR)21のビット長が
必ずしも全て同一でない場合、すなわち8ビット以外の
IRを持つLSIチップが存在する場合には、IRに格
納される命令コードはコマンドレジスタではなく、図3
のループスキャンメモリ18に格納され、その内容がJ
TAG制御回路17によって読出され、シリアルにデー
タ伝送が行われることにより、8ビット以外のIRを持
つLSIに対してもIRシーケンスを実行することが可
能となる。
【0037】また図4においてテスト−ロジック−リセ
ットのステップS1から処理が開始される場合には、I
Rシーケンスに続いてDRシーケンスが実行されるもの
としてシーケンス動作を説明したが、DRシーケンスの
みを独立に実行する場合にはテスト−ロジック−リセッ
トのステップを通らないようにすることによってDRシ
ーケンスのみを行うことが可能となる。
【0038】続いて図3において4つのCHE12a〜
12d、およびCHA14の内部のIRおよびDRに対
するテストデータのスキャンインの方法について、更に
説明する。ここでJTAG制御回路17からシリアルに
データを転送する場合に、最初のレジスタを持つチッ
プ、ここではCHE12dをA1、次のチップをA2,
A3,A4とし、最後のチップCHA14をA5とし
て、スキャンインの方法を説明する。
【0039】例えばA2とA4のデータレジスタDRに
テストデータをスキャンインするものとすれば、まずA
2とA4の命令レジスタIR21に対して命令コードを
スキャンインするための前処理として、ループスキャン
メモリ(LSM)18に5個のチップに対するIRのビ
ット長の合計分だけのデータを書き込む必要がある。A
1,A3,A5のIRに対してはバイパスを指示するコ
マンドとして、例えば全てのビットが“1”の命令コー
ドを、またA2,A4に対してはDRの選択コードを含
む命令コードを発行するために、これらのデータがあら
かじめLSM18に書き込まれる。
【0040】ここでテストデータのスキャンをマイクロ
プログラム16によって制御する場合には、LSM18
のハードウェアシステムエリア(HSA)領域の先頭に
位置するHSAポインタエリア(HSAP)の中の、I
/Oセットアップブロック(ISUB)にスキャンデー
タが格納されて、JTAGシーケンスが実行される。後
述するようにマイクロプログラムでなく、サービスプロ
セッサを用いて制御する場合には、サービスプロセッサ
(SVP)のソフトウェアによって全ての制御が行われ
る。
【0041】JTAG制御回路17のコマンドレジスタ
(CMR)にIRシーケンスのみのスキャンインのコマ
ンドがセットされてIRシーケンスが開始され、S5の
カプチャ−IRにおいてA1〜A5の命令レジスタIR
の初期化が行われ、シフト−IRのステップS6に移行
する。このステップでは、CMRにセットされたコマン
ドがIRシーケンスのみのスキャンインを示すコマンド
であるため、IRにステップインすべきデータがLSM
18から読み出される。
【0042】読み出されたデータは、テストクロックの
立ち上りに同期してTDI(テスト−データ−イン)信
号としてチップA1のIR21のシフトレジスタ部に入
力され、A1からA5のIR21のシフト用レジスタ部
のループを経由して、シリアルに伝送される。
【0043】この伝送が済むと、一時的な処理としての
エクジット1−IRのステップS7に移行し、更にアッ
プデート−IRのステップS8でIRの値の保持が行わ
れ、CMRにセットされたコマンドがIRシーケンスの
みのスキャンインを示すものであったため、IRシーケ
ンスは終了し、テスト−モード−セレクト信号がオフと
されて、ラン−テスト/アイドルのS2で次のコマンド
の発行を待つ状態となる。
【0044】続いてDRシーケンスのみのスキャンイン
のコマンドがCMRにセットされた場合の処理を説明す
る。IRシーケンスにおいてA2とA4に対して発行さ
れた命令コードによって選択されるDRに対して格納さ
れるべきデータがLSM18にあらかじめ書き込まれ
る。そのデータはチップA1,A3,A5のDRに対し
ては対象外であるという意味で“0”とされ、A2,A
4のDRに対してはスキャンインされるべきデータであ
る。
【0045】CMRにコマンドがセットされると、DR
シーケンスのみのコマンドを受け付けたということを意
味するFFの値が“1”とされ、処理が開始される。ラ
ン−テスト/アイドルのステップS2からセレクト−D
R−スキャンのS3を介してカプチャ−DRのS10に
移行し、DRシーケンスが開始される。カプチャ−DR
のステップでは、IRに格納された命令コードで選択さ
れるべきDRにデータをロードするための起動が行われ
る。シフト−DRのステップS11では、シフト−IR
におけると同様にLSM18からデータが読み出され、
A2,A4の内部のデータレジスタDRに対してテスト
データがスキャンインされる。次に一時的な処理のエク
ジット1−DRのステップS12を経由して、アップデ
ート−DRのS13でスキャンインされたデータの保持
が行われ、1クロック後のDRシーケンスのみのコマン
ドを受け付けたことを意味するFFの値が“0”とさ
れ、ラン−テスト/アイドルのステップS2に移行して
DRシーケンスを終了する。
【0046】図5は、IRシーケンスにおいて図3のL
SM18から読み出され、5つのチップのIRにスキャ
ンインされるべきIRコードの一例を示す。同図の場合
には前述のチップA1に相当するCHE12dのみが対
象となり、その他のチップは全て対象外となるために、
対象外の4つのチップのIRに対する命令コードは全て
のビットが“1”であるFFとなっており、またCHE
12dに対するIRコードは18番目のDRを示す命令
コードとなっている。このような命令コードに対応し
て、DRシーケンスにおいてはCHE12dの内部の1
8番目のDRのn段のシフト用フリップフロップにテス
トデータのスキャンインが行われる。
【0047】図6はIRシーケンスのみが実行される場
合の動作タイムチャート、図7はDRシーケンスのみが
実行される場合の動作タイムチャートである。図6にお
いて、図4では説明しなかったテストリセット信号がオ
ン、すなわち“1”となる時点でテスト−ロジック−リ
セットのステップ、すなわちステップS1が開始され、
テストクロックの立ち上りに同期してラン−テスト/ア
イドルのステップS2に移行する。そしてテスト−モー
ド−セレクト信号がオンとなり、かつテストクロックの
立ち上りに同期してセレクト−DR−スキャンのステッ
プS3に移行し、それに続くクロックでセレクト−IR
−スキャンに移行する。次のクロックの立ち上りでカプ
チャ−IRのステップS5に移行し、更に次のクロック
の立ち上りでシフト−IRのステップS6に移行する。
【0048】シフト−IRのステップS6では、前述の
ようにテスト−データ−イン信号としてのスキャンイン
データが次々とシリアルに命令レジスタIRに伝送され
る。この間はテスト−モード−セレクト信号はオフとな
っている。
【0049】テスト−モード−セレクト信号がオンとな
った次のクロックの立ち上りの時点でエクジット1−I
RのステップS7に移行し、次のクロックでアップデー
ト−IRのステップS8に移行し、更にテスト−モード
−セレクト信号がオフとされて、次のクロックでラン−
テスト/アイドルのステップS2に移行して、IRシー
ケンスが終了する。
【0050】図7においてDRシーケンスのみを実行す
る場合には、テスト−リセット信号がオンとされること
はなく、テスト−ロジック−リセットのステップを経由
することなく、ラン−テスト/アイドルのステップS2
からシーケンスが開始される。
【0051】テスト−モード−セレクト信号がオンとさ
れた後、次のクロックの立ち上り時点でセレクト−DR
−スキャンのステップS3に移行し、テスト−モード−
セレクト信号がオフとされて、次のクロックの立ち上り
でカプチャ−DRのステップS10に移行し、更に次の
クロックの立ち上りでシフト−DRのステップS11に
移行する。
【0052】シフト−DRのステップでは、前述のよう
にデータレジスタDRへのテストデータのスキャンイン
がシリアルに行われ、テスト−モード−セレクト信号が
オンとされた次のクロックの立ち上りでエクジット1−
DRのS12、更に次のクロックでアップデート−DR
のステップS13に移行し、テスト−モード−セレクト
信号がオフとされた次のクロックの立ち上りでラン−テ
スト/アイドルのステップS2に移行して、DRシーケ
ンスを終了する。
【0053】図8はJTAGシーケンスの流れの概略説
明図である。同図において全てのチップ上の命令レジス
タIRのビット長が8ビット一定である場合と、必ずし
も8ビット一定ではない場合に分けて、処理の概略を説
明する。全てのIRが8ビット一定のビット長である場
合には、1回の起動に対応してDRに対するデータのス
キャンイン、またはスキャンアウトまでが実行される。
スキャンインの場合には、起動に対応してテスト−ロジ
ック−リセットのステップS1の処理が行われ、次にI
RシーケンスしてのIRスキャンイン、すなわちコマン
ドレジスタからIRへの命令コードのスキャンインが行
われ、続いてDRシーケンスとしてのループスキャンメ
モリからデータレジスタDRへのスキャンインの処理が
行われる。
【0054】データレジスタにすでに格納されているデ
ータのスキャンアウトの場合には、起動に対応してテス
ト−ロジック−リセットのステップS1の処理が行わ
れ、次にIRシーケンスとしてコマンドレジスタからの
命令コードの読出しと、選択されるべきDRなどを示す
命令コードの命令レジスタIRへのスキャンインが行わ
れ、続いてDRシーケンスとしてデータレジスタDRに
格納されていたデータのループスキャンメモリLSMへ
のスキャンアウトが行われる。
【0055】全てのチップ上の命令レジスタIRのビッ
ト長が必ずしも8ビット一定でない場合には、スキャン
イン動作において起動に対応してテスト−ロジック−リ
セットのステップS1の処理が行われ、IRシーケンス
としてループスキャンメモリから命令レジスタIRへの
命令コードのスキャンインが行われる。その後DRシー
ケンスの起動が行われ、ループスキャンメモリに格納さ
れているテストデータがデータレジスタDRにスキャン
インされる。IRのビット長が全て8ビット一定である
場合に比べると、IRシーケンスの起動とDRシーケン
スの起動とが独立して行われる点が基本的に異なってい
る。
【0056】スキャンアウトの場合にも同様であり、I
Rシーケンスの起動によってループスキャンメモリから
命令レジスタIRに対して命令コードのスキャンインが
行われ、その後DRシーケンスの起動が行われて、デー
タレジスタDRに格納されていたデータがループスキャ
ンメモリLSMにスキャンアウトされる。
【0057】図9、および図10は図3のJTAG制御
回路17の詳細構成ブロック図である。図3において
は、マイクロプログラム16によってJTAG制御回路
17が起動されるものとして処理を説明したが、図9、
図10ではマイクロプログラム、またはサービスプロセ
ッサのいずれかがその起動を行うものとして処理を説明
する。
【0058】マイクロプログラム、またはサービスプロ
セッサ(SVP)がデータレジスタDRに対してテスト
データのスキャンイン、またはスキャンアウトを実行す
るための前処理として、JTAG制御回路17に対して
ロックをかける処理が実行される。このロックはマイク
ロプログラム、またはSVPがJTAG制御回路に対し
て要求を行っている場合には、JTAG制御回路が他か
らの要求を受け付けないということを意味する。JTA
G制御回路に対してロックがかけられることによって、
JTAGシーケンスが開始可能な状態となる。ここでは
IRシーケンスのみのスキャンインと、DRシーケンス
のみのスキャンインとが連続して行われる場合の動作に
ついて説明する。
【0059】マイクロプログラム、またはサービスプロ
セッサによってコマンドレジスタ(CMR)32にスキ
ャンインのコマンドコードが格納され、同時に、または
それ以降にCMR−スタート31に“1”が格納される
と、JTAGシーケンスが開始される。CMR32は次
のコマンドが発行されるまで格納されたコマンドコード
を保持している。CMR−スタート31は1クロック
(周期期間)のみその値が“1”となる。
【0060】続いてテスト−ロジック−リセット33の
値が1クロックだけ“1”とされ、その後テスト−リセ
ット48、ラン−テスト/アイドル34、IR−シーケ
ンス35の値がそれぞれ“1”とされる。なお、ここで
テスト−ロジック−リセット33の値を“1”とするた
めに、CMR−スタート31とCMR32とのデコード
結果としてのスキャン−イン/アウト−ウィズアウト−
IR信号の値“1”とCMR−スタート31とのAND
がとられて、テスト−ロジック−リセット33に入力さ
れる。
【0061】テスト−リセット48はチップ上のJTA
G回路全体をリセットするために用いられるものであ
り、1クロックだけ“1”とされる。ラン−テスト/ア
イドル34は一時的な処理を意味するものであり、1ク
ロック後にテスト−モード−セレクト49を“1”とす
ることにより、JATG回路に現在の状態が通知され
る。
【0062】IR−シーケンス35は、CMR32に格
納されたコマンドのコードがIRシーケンスを含むコー
ドであり、かつテスト−ロジック−リセット33がオン
となったことを示すアンド条件に対応して作成され、ア
ップデート−IR40が“1”となるまで状態を保持す
る。
【0063】ラン−テスト/アイドル34が“1”とな
った1クロック後に、セレクト−DR−スキャン43が
1クロックだけ“1”とされ、更にテスト−モード−セ
レクト49が1クロックだけ“1”とされる。IR−シ
ーケンス35とセレクト−DR−スキャン43のAND
をとることにより、セレクト−IR−スキャン36が作
られる。セレクト−IR−スキャン36は1クロックだ
け“1”とされ、カプチャ−IR37が“1”の状態に
遷移する。カプチャ−IR37も1クロックだけ“1”
となり、シフト−IR38が“1”となる状態に遷移す
る。
【0064】シフト−IR38が“1”となっている状
態において、JTAG回路にテスト−データ−イン信号
50を用いて命令コードとしてのスキャンインデータが
シリアル伝送される。このデータのデータ列はループス
キャンメモリ18にマイクロプログラム16、またはサ
ービスプロセッサによってあらかじめ格納されている。
命令コードのシリアル伝送に際しては、マイクロプログ
ラム、またはサービスプロセッサによってチップの個数
がLSI−NO. 51に、またシリアルデータの全体のビ
ット長がループ−レングス53にそれぞれ格納される。
但しIRの長さが例えば8ビット一定というように全て
のチップで等しい場合を除いて、1つでも異なるビット
長のIRが存在する場合には、LSI−NO. 51には
“1”がセットされる。
【0065】命令コードのシリアル伝送開始時にシフト
−カウント54が“0”となるようにリセットされ、1
クロック毎にその値はインクリメントされる、シフト−
カウント54の値がループ−レングス53の値と一致し
た時点で、シフト−カウント−マッチという信号が
“1”とされる。LSI−カウント52についても、同
様に命令コードのシリアル伝送開始時に“1”がセット
され、例えば全てのIRのビット長が8ビット一定の場
合には8クロック毎にカウントアップされ、LSI−N
O. 51の値と一致した時点で、LSI−カウント−マ
ッチという信号が“1”にされる。但し全てのチップの
IRのビット長が一定でない場合には、LSI−カウン
トの値のカウントアップは行われず、LSI−カウント
−マッチという信号は常に“1”となっており、シフト
−カウント54のみがカウントアップされながらデータ
のスキャンインが行われる。
【0066】シフト−カウント−マッチとLSI−カウ
ント−マッチとが共に“1”となった時点で、シフト−
IR38の値は“1”から“0”とされるが、この時テ
スト−モード−セレクト信号49が“1”とされ、エク
ジット1−IR39が“1”の状態に遷移する。
【0067】またデータのスキャンインが行われないチ
ップに対しては、バイパス指示を行うために、そのチッ
プ上のIRに対して全ビットが“1”のスキャンインデ
ータが伝送される。
【0068】エクジット1−IR39は1クロックのみ
その値が“1”であって、アップデート−IR40が次
の1クロックのみ“1”とされ、ラン−テスト/アイド
ル34が“1”の状態に遷移し、IR−シーケンス35
が“0”とされて、IRシーケンスを終了し、ラン−テ
スト/アイドル34が“1”の状態に、次のコマンドが
発行されるまで留まる。
【0069】続いてDRシーケンスのみのスキャンイン
が行われる。そのコマンドがCMR32に格納され、C
MR−スタート31に“1”が格納されると、DR−W
OIR−シーケンス41が1クロックのみ“1”とさ
れ、DR−シーケンス42が“1”の状態に遷移する。
このDR−シーケンス42は、アップデート−DR47
が“1”となるまでその状態を保持する。なお、DRシ
ーケンスのみのコマンドの場合には、CMR−スタート
31とCMR32とのデコード結果としてのスキャン−
イン/アウト−ウィズアウト−IR信号は“0”とな
り、テスト−ロジック−リセット33は“0”のままで
あり、直前のIRシーケンスで命令レジスタに格納され
たデータのクリアは行われない。
【0070】次にラン−テスト/アイドル34とDR−
シーケンス42がそれぞれ“1”となっている時、その
2つの入力のAND条件でセレクト−DR−スキャン4
3が“1”となり、それと同時にラン−テスト/アイド
ル34が“0”とされ、テスト−モード−セレクト49
が1クロックのみ“1”とされる。セレクト−DR−ス
キャン43は1クロックのみ“1”であり、次にカプチ
ャ−DR44が“1”の状態に遷移する。カプチャ−D
R44も1クロックだけ“1”であり、次にシフト−D
R45が“1”の状態に遷移する。この状態においてテ
スト−データ−イン信号50を用いてデータレジスタ
(DR)へのスキャンインデータのシリアル伝送が行わ
れる。このシリアル伝送の方法は命令コードのIRへの
伝送の場合とほぼ同様であるが、IRに対してバイパス
指示が行われたチップに対しては、空のビットという意
味で“1”が1ビットだけ伝送される。
【0071】シフト−カウント−マッチとLSI−カウ
ント−マッチという信号が共に“1”となった時点で、
シフト−DR45が“1”から“0”とされ、テスト−
モード−セレクト49が“1”とされ、エクジット1−
DR46が“1”の状態に遷移する。この状態も1クロ
ックのみであり、次にアップデート−DR47が“1”
の状態に遷移し、更に1クロックのみでラン−テスト/
アイドル34が“1”の状態に遷移し、DR−シーケン
ス42が“0”とされて、DRシーケンスを終了する。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、例えば8ビット以外の長さのビット長を持つ命令
レジスタが複数のチップの中に存在しても、従来の8ビ
ット固定長命令レジスタに対する命令コードスキャンを
行うJTAG制御回路の技術を基本的に利用して、命令
コードのスキャンを行うことが可能となり、また命令レ
ジスタに対するデータスキャンシーケンスおよびデータ
レジスタに対するデータスキャンシーケンスとをそれぞ
れ独立させることによって、例えばデータレジスタに対
するスキャンアウトのみの処理に要する時間を短縮する
ことが可能となり、JTAG制御回路の動作の効率化に
寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテストデータスキャン装置の原理構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明のテストデータスキャン装置が実現され
るデータ処理システムの全体構成を示すブロック図であ
る。
【図3】プリント板内部の命令レジスタ(IR)および
データレジスタ(DR)と入出力プロセッサとの接続状
態を説明する図である。
【図4】JTAGシーケンス動作を説明する図である。
【図5】IRシーケンスにおいてスキャンインされるべ
きIRコードの一例を示す図である。
【図6】IRシーケンスのみが実行される場合の動作タ
イムチャートである。
【図7】DRシーケンスのみが実行される場合の動作タ
イムチャートである。
【図8】JTAGシーケンスの流れの概略を説明する図
である。
【図9】JTAG制御回路の詳細構成を示すブロック図
(その1)である。
【図10】JTAG制御回路の詳細構成を示すブロック
図(その2)である。
【符号の説明】
1 第1のテストデータスキャン手段 2 第2のテストデータスキャン手段 3 テストデータ連続スキャン制御手段 10 CPU 11 入出力プロセッサ(IOP) 12a,12b,...チャネルエレメント(CHE) 13a,13b,...入出力装置(I/O) 14 チャネルアダプタ(CHA) 15 CHEプリント板 16 マイクロプログラム 17 JTAG制御回路 18 ループスキャンメモリ(LSM)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−160799(JP,A) 特開 平7−260883(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/22 - 11/26 G01R 31/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のテストデータが格納される第1の
    記憶素子列と、第2のテストデータが格納される第2の
    記憶素子列とを備える集積回路に対するテストデータス
    キャン装置において、 外部からの起動に対応して、該第1のテストデータのス
    キャンを行う第1のテストデータスキャン手段と、 外部からの起動に対応して、該第2のテストデータのス
    キャンを行う第2のテストデータスキャン手段と、 外部からの起動に対応して、該第1のテストデータスキ
    ャン手段に第1のテストデータのスキャンを行わせ、そ
    の後該第2のテストデータスキャン手段に第2のテスト
    データのスキャンを行わせるテストデータ連続スキャン
    制御手段と 前記スキャンに係るデータを格納するループスキャンデ
    ータ記憶手段と、 を備えることを特徴とするテストデータスキャン装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の記憶素子列に格納される第1
    のテストデータが、前記集積回路内で前記第2のテスト
    データが格納される第2の記憶素子列を指定するデータ
    を含むことを特徴とする請求項1記載のテストデータス
    キャン装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の記憶素子列が命令が格納され
    る命令レジスタの列であり、前記第2の記憶素子列が、
    該命令レジスタ列内の各命令レジスタに対応するそれぞ
    れ複数のデータレジスタの中で、該各命令レジスタに格
    納された第1のテストデータによって指定され、第2の
    テストデータが格納されるそれぞれ1つのデータレジス
    タの列であることを特徴とする請求項2記載のテストデ
    ータスキャン装置。
  4. 【請求項4】 前記集積回路が、前記命令レジスタの1
    つと、該命令レジスタに対応する複数のデータレジスタ
    とをそれぞれ備える複数の集積回路によって構成される
    ことを特徴とする請求項3記載のテストデータスキャン
    装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の集積回路にそれぞれ備えられ
    る命令レジスタのビット長が該複数の集積回路の間で必
    ずしも一定ではないことと、前記ループスキャンデータ記憶手段は、該命令レジスタ
    の列としての第1の記憶素子列に格納すべき第1のテス
    トデータとしての命令列を格納すること を特徴とする請
    求項4記載のテストデータスキャン装置。
  6. 【請求項6】 第1のテストデータが格納される第1の
    記憶素子列と第2のテストデータが格納される第2の記
    憶素子列とを備える集積回路に対するテストデータスキ
    ャン方法において、 外部からの起動に対応して、前記第1の記憶素子列を構
    成する複数のレジスタであって、ビット長が必ずしも同
    一でない各命令レジスタにループスキャンメモリに格納
    されている第1のテストデータをスキャンインした後
    に、 外部からの起動に対応して、前記第2の記憶素子列を構
    成する複数のレジスタであって、前記各命令レジスタに
    対応するデータレジスタに前記ループスキャンメモリに
    格納されている第2のテストデータをスキャンインする
    ことを特徴とするテストデータスキャン方法。
  7. 【請求項7】 第1のテストデータが格納される第1の
    記憶素子列と第2のテストデータが格納される第2の記
    憶素子列とを備える集積回路に対するテストデータスキ
    ャン方法において、 外部からの起動に対応して、前記第1の記憶素子列を構
    成する複数のレジスタであって、ビット長が必ずしも同
    一でない各命令レジスタにループスキャンメモリに格納
    されている第1のテストデータをスキャンインした後
    に、 外部からの起動に対応して、前記第2の記憶素子列を構
    成する複数のレジスタであって、前記各命令レジスタに
    対応するデータレジスタに格納されている第2のテスト
    データを前記ループスキャンメモリにスキャンアウトす
    ることを特徴とするテストデータスキャン方法。
  8. 【請求項8】 前記各命令レジスタに対応するデータレ
    ジスタが、各命令レジスタに対応するそれぞれ複数のデ
    ータレジスタの中から、該命令レジスタにスキャンイン
    された第1のテストデータによって指定されるデータレ
    ジスタであることを特徴とする請求項6、または7記載
    のテストデータスキャン方法。
JP08723198A 1998-03-31 1998-03-31 テストデータスキャン装置およびスキャン方法 Expired - Fee Related JP3385210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08723198A JP3385210B2 (ja) 1998-03-31 1998-03-31 テストデータスキャン装置およびスキャン方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08723198A JP3385210B2 (ja) 1998-03-31 1998-03-31 テストデータスキャン装置およびスキャン方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11282717A JPH11282717A (ja) 1999-10-15
JP3385210B2 true JP3385210B2 (ja) 2003-03-10

Family

ID=13909092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08723198A Expired - Fee Related JP3385210B2 (ja) 1998-03-31 1998-03-31 テストデータスキャン装置およびスキャン方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3385210B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITTO20010615A1 (it) 2001-06-26 2002-12-26 Iveco Motorenforschung Ag Unita' motore endotermico-turbocompressore per un autoveicolo, in particolare per un veicolo industriale, con controllo della potenza della
JP4491174B2 (ja) 2001-08-31 2010-06-30 富士通株式会社 アクセス制御装置及び試験方法
US8775884B2 (en) 2009-03-04 2014-07-08 Alcatel Lucent Method and apparatus for position-based scheduling for JTAG systems
US20100229058A1 (en) * 2009-03-04 2010-09-09 Suresh Goyal Method and apparatus for system testing using scan chain decomposition
US8719649B2 (en) 2009-03-04 2014-05-06 Alcatel Lucent Method and apparatus for deferred scheduling for JTAG systems
GB2509715A (en) * 2013-01-09 2014-07-16 Nordic Semiconductor Asa Tester for microcontroller integrated circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11282717A (ja) 1999-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2627464B2 (ja) 集積回路装置
US5828825A (en) Method and apparatus for pseudo-direct access to embedded memories of a micro-controller integrated circuit via the IEEE test access port
EP0511752B1 (en) High-speed integrated circuit testing with JTAG
US6085344A (en) Data communication interface with memory access controller
US6122762A (en) Memory interface device and method for supporting debugging
US5768289A (en) Dynamically controlling the number of boundary-scan cells in a boundary-scan path
JP2794482B2 (ja) Lsiチップを識別する方法
JP3333036B2 (ja) 試験装置、試験装置を備えたシステムおよび試験方法
KR100267096B1 (ko) 디버그 및 제조 테스트 목적을 위한 적응적 스캔 체인
KR100217535B1 (ko) 이벤트 한정 검사 아키텍춰
US7581151B2 (en) Method and apparatus for affecting a portion of an integrated circuit
JPH07244127A (ja) 集積回路パーシャルスキャン・テスト実施方法
US20070101217A1 (en) Serial data input/output method and apparatus
JP3287539B2 (ja) テスト機構を有する処理システム
JP2001523005A (ja) アドレス依存型命令を有する境界走査システム
JPH1183956A (ja) 集積回路
US5673274A (en) Test method for semiconductor device
US20060156117A1 (en) Processor, its error analytical method and program
US6014752A (en) Method and apparatus for fully controllable integrated circuit internal clock
JP3385210B2 (ja) テストデータスキャン装置およびスキャン方法
US5581564A (en) Diagnostic circuit
JPH07168732A (ja) マルチドライババスを有するシステムの改善された擬似ランダムテストを実行するシステム及び方法
US5831993A (en) Method and apparatus for scan chain with reduced delay penalty
JP2008520980A (ja) 集積回路及びマルチtap集積回路を試験する方法
US5353308A (en) Event qualified test methods and circuitry

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021217

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071227

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081227

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091227

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091227

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101227

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111227

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111227

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121227

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121227

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131227

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees