JP3385199B2 - 信号処理方法及び信号処理装置 - Google Patents
信号処理方法及び信号処理装置Info
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- JP3385199B2 JP3385199B2 JP34622097A JP34622097A JP3385199B2 JP 3385199 B2 JP3385199 B2 JP 3385199B2 JP 34622097 A JP34622097 A JP 34622097A JP 34622097 A JP34622097 A JP 34622097A JP 3385199 B2 JP3385199 B2 JP 3385199B2
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- Japan
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- signal
- narrowband
- wideband
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/69—Spread spectrum techniques
- H04B1/707—Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は通信に関し、特に衛
星通信システムに関する。
星通信システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】通常の衛星通信では、搭載されている交
換システムは、主として、ユーザ信号を受信して適切な
宛先へ再送信するベントパイプシステムより構成されて
いる。相異なった通信源から複数のユーザ信号を受信
し、これらの相異なったユーザ信号をそれぞれ相異なっ
た適切な宛先へ再送信するためには、搭載機器に比較的
複雑な交換デザインが必要とされる。この問題に対する
従来技術に係る解決策は、各ユーザ信号を処理する個別
のデジタルハードウエアエレメントを要求する。このよ
うな解決策は、装置の量、インストール及び管理費用、
及びユーザサービスレートを増大させ、信号対干渉信号
比を低下させる。
換システムは、主として、ユーザ信号を受信して適切な
宛先へ再送信するベントパイプシステムより構成されて
いる。相異なった通信源から複数のユーザ信号を受信
し、これらの相異なったユーザ信号をそれぞれ相異なっ
た適切な宛先へ再送信するためには、搭載機器に比較的
複雑な交換デザインが必要とされる。この問題に対する
従来技術に係る解決策は、各ユーザ信号を処理する個別
のデジタルハードウエアエレメントを要求する。このよ
うな解決策は、装置の量、インストール及び管理費用、
及びユーザサービスレートを増大させ、信号対干渉信号
比を低下させる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、衛星交換装
置の費用を受容可能なレベルに保ちつつ、必要とされる
ユーザサービスを高性能に実現することが可能な、シー
ムレスでかつフレキシブルな衛星通信ネットワークに対
する要求が存在する。
置の費用を受容可能なレベルに保ちつつ、必要とされる
ユーザサービスを高性能に実現することが可能な、シー
ムレスでかつフレキシブルな衛星通信ネットワークに対
する要求が存在する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信信号を処
理する方法及びその装置に係るものである。本発明の一
実施例としての通信方法においては、データストリーム
がトラフィックコードによって変調されて狭帯域信号が
生成される。この狭帯域信号は、カバーコードによって
拡散されて広帯域信号が生成される。この広帯域信号
は、アップリンク信号ビームによって、単一あるいは複
数個のアップリンク信号ビームを受信するように適応さ
せられた信号リレー宛に送出される。各アップリンク信
号ビームは単一あるいは複数個の広帯域信号よりなり、
各アップリンク信号ビームのデータストリームは２つあ
るいはより多くのトラフィックコードによって変調され
て単一あるいは複数個のカバーコードによって拡散され
ており、かつ、重畳するアップリンク信号ビーム中の同
一トラフィックコードを有する狭帯域信号は相異なった
カバーコードによって拡散されている。
理する方法及びその装置に係るものである。本発明の一
実施例としての通信方法においては、データストリーム
がトラフィックコードによって変調されて狭帯域信号が
生成される。この狭帯域信号は、カバーコードによって
拡散されて広帯域信号が生成される。この広帯域信号
は、アップリンク信号ビームによって、単一あるいは複
数個のアップリンク信号ビームを受信するように適応さ
せられた信号リレー宛に送出される。各アップリンク信
号ビームは単一あるいは複数個の広帯域信号よりなり、
各アップリンク信号ビームのデータストリームは２つあ
るいはより多くのトラフィックコードによって変調され
て単一あるいは複数個のカバーコードによって拡散され
ており、かつ、重畳するアップリンク信号ビーム中の同
一トラフィックコードを有する狭帯域信号は相異なった
カバーコードによって拡散されている。
【０００５】本発明の一実施例としての通信装置におい
ては、変調器がデータストリームをトラフィックコード
によって変調するように適応させられていて狭帯域信号
を生成し、拡散器が狭帯域信号をカバーコードによって
拡散するように適応させられていて広帯域信号を生成
し、アンテナが、単一あるいは複数個の装置からの単一
あるいは複数個のアップリンク信号ビームにおける単一
あるいは複数個の広帯域信号を受信するように適応させ
られたリレーノード宛に広帯域信号を送信するように適
応させられている。各アップリンク信号ビームのデータ
ストリームは２つあるいはより多くのトラフィックコー
ドによって変調されて単一あるいは複数個のカバーコー
ドによって拡散されており、かつ、重畳するアップリン
ク信号ビーム中の同一トラフィックコードを有する狭帯
域信号は相異なったカバーコードによって拡散されてい
る。
ては、変調器がデータストリームをトラフィックコード
によって変調するように適応させられていて狭帯域信号
を生成し、拡散器が狭帯域信号をカバーコードによって
拡散するように適応させられていて広帯域信号を生成
し、アンテナが、単一あるいは複数個の装置からの単一
あるいは複数個のアップリンク信号ビームにおける単一
あるいは複数個の広帯域信号を受信するように適応させ
られたリレーノード宛に広帯域信号を送信するように適
応させられている。各アップリンク信号ビームのデータ
ストリームは２つあるいはより多くのトラフィックコー
ドによって変調されて単一あるいは複数個のカバーコー
ドによって拡散されており、かつ、重畳するアップリン
ク信号ビーム中の同一トラフィックコードを有する狭帯
域信号は相異なったカバーコードによって拡散されてい
る。
【０００６】本発明の別の実施例としての通信方法にお
いては、単一あるいは複数個のアップリンク信号ビーム
が受信される。各アップリンク信号ビームは単一あるい
は複数個の広帯域信号よりなり、各広帯域信号は、
（１）狭帯域信号を生成する目的でデータストリームを
トラフィックコードによって変調する段階、及び、
（２）前記広帯域信号を生成する目的で前記狭帯域信号
をカバーコードによって拡散する段階、によって生成さ
れており、各アップリンク信号ビームのデータストリー
ムが２つあるいはより多くの相異なったトラフィックコ
ードによって変調されていて単一あるいは複数個のカバ
ーコードによって拡散されており、重畳するアップリン
ク信号ビーム中の同一のトラフィックコードを有する狭
帯域信号が相異なったカバーコードによって拡散されて
いる。各アップリンク信号ビームは、対応するカバーコ
ードによって逆拡散(despread)されて単一あるいは複数
個の狭帯域信号が生成される。各アップリンク信号ビー
ムに係る単一あるいは複数個の狭帯域信号は、選択的に
バンドパスフィルタによって濾波されて単一あるいは複
数個のダウンリンク信号ビームに係る狭帯域信号が分離
される。各ダウンリンク信号ビームに係る狭帯域信号は
加算され、各々の加算された信号が対応するカバーコー
ドによって拡散されてダウンリンク信号ビームの一つに
係る広帯域信号が生成され、各ダウンリンク信号ビーム
に係る広帯域信号が送信される。
いては、単一あるいは複数個のアップリンク信号ビーム
が受信される。各アップリンク信号ビームは単一あるい
は複数個の広帯域信号よりなり、各広帯域信号は、
（１）狭帯域信号を生成する目的でデータストリームを
トラフィックコードによって変調する段階、及び、
（２）前記広帯域信号を生成する目的で前記狭帯域信号
をカバーコードによって拡散する段階、によって生成さ
れており、各アップリンク信号ビームのデータストリー
ムが２つあるいはより多くの相異なったトラフィックコ
ードによって変調されていて単一あるいは複数個のカバ
ーコードによって拡散されており、重畳するアップリン
ク信号ビーム中の同一のトラフィックコードを有する狭
帯域信号が相異なったカバーコードによって拡散されて
いる。各アップリンク信号ビームは、対応するカバーコ
ードによって逆拡散(despread)されて単一あるいは複数
個の狭帯域信号が生成される。各アップリンク信号ビー
ムに係る単一あるいは複数個の狭帯域信号は、選択的に
バンドパスフィルタによって濾波されて単一あるいは複
数個のダウンリンク信号ビームに係る狭帯域信号が分離
される。各ダウンリンク信号ビームに係る狭帯域信号は
加算され、各々の加算された信号が対応するカバーコー
ドによって拡散されてダウンリンク信号ビームの一つに
係る広帯域信号が生成され、各ダウンリンク信号ビーム
に係る広帯域信号が送信される。
【０００７】本発明の別の実施例としての通信装置にお
いては、単一あるいは複数個のアップリンクプロセッサ
が、アップリンク信号ビーム中の単一あるいは複数個の
広帯域信号を受信してそれら受信した広帯域信号を単一
あるいは複数個のダウンリンク信号ビームに関して分離
された狭帯域信号に変換するように各々適応させられて
いる。単一あるいは複数個のダウンリンクプロセッサ
は、アップリンクプロセッサから単一あるいは複数個の
狭帯域信号を受信してダウンリンク信号ビームにおいて
送信される広帯域信号を生成するように各々適応させら
れている。各アップリンク信号ビームは単一あるいは複
数個の広帯域信号よりなり、各アップリンク信号ビーム
中の各広帯域信号は、（１）狭帯域信号を生成する目的
でデータストリームをトラフィックコードによって変調
する段階、及び、（２）前記広帯域信号を生成する目的
で前記狭帯域信号をカバーコードによって拡散する段
階、によって生成されており、各アップリンク信号ビー
ムのデータストリームが２つあるいはより多くの相異な
ったトラフィックコードによって変調されていて単一あ
るいは複数個のカバーコードによって拡散されており、
重畳するアップリンク信号ビーム中の同一のトラフィッ
クコードを有する狭帯域信号が相異なったカバーコード
によって拡散されている。
いては、単一あるいは複数個のアップリンクプロセッサ
が、アップリンク信号ビーム中の単一あるいは複数個の
広帯域信号を受信してそれら受信した広帯域信号を単一
あるいは複数個のダウンリンク信号ビームに関して分離
された狭帯域信号に変換するように各々適応させられて
いる。単一あるいは複数個のダウンリンクプロセッサ
は、アップリンクプロセッサから単一あるいは複数個の
狭帯域信号を受信してダウンリンク信号ビームにおいて
送信される広帯域信号を生成するように各々適応させら
れている。各アップリンク信号ビームは単一あるいは複
数個の広帯域信号よりなり、各アップリンク信号ビーム
中の各広帯域信号は、（１）狭帯域信号を生成する目的
でデータストリームをトラフィックコードによって変調
する段階、及び、（２）前記広帯域信号を生成する目的
で前記狭帯域信号をカバーコードによって拡散する段
階、によって生成されており、各アップリンク信号ビー
ムのデータストリームが２つあるいはより多くの相異な
ったトラフィックコードによって変調されていて単一あ
るいは複数個のカバーコードによって拡散されており、
重畳するアップリンク信号ビーム中の同一のトラフィッ
クコードを有する狭帯域信号が相異なったカバーコード
によって拡散されている。
【０００８】本発明のさらに別の実施例としての通信方
法においては、広帯域信号が信号中継器から受信され
る。この際、広帯域信号は信号中継器によって送信され
た複数個のダウンリンク信号ビームのうちの一つに対応
しており、各ダウンリンク信号ビームはそれぞれある広
帯域信号を有しており、各広帯域信号は単一あるいは複
数個の狭帯域信号を単一あるいは複数個のカバーコード
によって拡散することによって生成されており、各ダウ
ンリンク信号ビームに係る狭帯域信号はデータストリー
ムを２つあるいはより多くの相異なったトラフィックコ
ードによって混合することによって生成されており、重
畳するダウンリンク信号ビーム中の同一トラフィックコ
ードを有する狭帯域信号は相異なったカバーコードによ
って拡散されている。受信された広帯域信号は、対応す
るカバーコードによって逆拡散されて受信された広帯域
信号に係る狭帯域信号が回復される。この狭帯域信号は
対応するデータストリームを回復するよう処理される。
法においては、広帯域信号が信号中継器から受信され
る。この際、広帯域信号は信号中継器によって送信され
た複数個のダウンリンク信号ビームのうちの一つに対応
しており、各ダウンリンク信号ビームはそれぞれある広
帯域信号を有しており、各広帯域信号は単一あるいは複
数個の狭帯域信号を単一あるいは複数個のカバーコード
によって拡散することによって生成されており、各ダウ
ンリンク信号ビームに係る狭帯域信号はデータストリー
ムを２つあるいはより多くの相異なったトラフィックコ
ードによって混合することによって生成されており、重
畳するダウンリンク信号ビーム中の同一トラフィックコ
ードを有する狭帯域信号は相異なったカバーコードによ
って拡散されている。受信された広帯域信号は、対応す
るカバーコードによって逆拡散されて受信された広帯域
信号に係る狭帯域信号が回復される。この狭帯域信号は
対応するデータストリームを回復するよう処理される。
【０００９】本発明のさらに別の実施例としての通信装
置においては、レシーバが信号中継器からの広帯域信号
を受信するように適応させられている。この際、広帯域
信号は信号中継器によって送信された複数個のダウンリ
ンク信号ビームのうちの一つに対応しており、各ダウン
リンク信号ビームはそれぞれある広帯域信号を有してお
り、各広帯域信号は単一あるいは複数個の狭帯域信号を
単一あるいは複数個のカバーコードによって拡散するこ
とによって生成されており、各ダウンリンク信号ビーム
に係る狭帯域信号はデータストリームを２つあるいはよ
り多くの相異なったトラフィックコードによって混合す
ることによって生成されており、重畳するダウンリンク
信号ビーム中の同一トラフィックコードを有する狭帯域
信号は相異なったカバーコードによって拡散されてい
る。逆拡散器が、受信した広帯域信号を対応するカバー
コードによって逆拡散して受信した広帯域信号に係る狭
帯域信号を回復するように適応させられている。プロセ
ッサが、狭帯域信号を処理して対応するデータストリー
ムを回復するように適応させられている。
置においては、レシーバが信号中継器からの広帯域信号
を受信するように適応させられている。この際、広帯域
信号は信号中継器によって送信された複数個のダウンリ
ンク信号ビームのうちの一つに対応しており、各ダウン
リンク信号ビームはそれぞれある広帯域信号を有してお
り、各広帯域信号は単一あるいは複数個の狭帯域信号を
単一あるいは複数個のカバーコードによって拡散するこ
とによって生成されており、各ダウンリンク信号ビーム
に係る狭帯域信号はデータストリームを２つあるいはよ
り多くの相異なったトラフィックコードによって混合す
ることによって生成されており、重畳するダウンリンク
信号ビーム中の同一トラフィックコードを有する狭帯域
信号は相異なったカバーコードによって拡散されてい
る。逆拡散器が、受信した広帯域信号を対応するカバー
コードによって逆拡散して受信した広帯域信号に係る狭
帯域信号を回復するように適応させられている。プロセ
ッサが、狭帯域信号を処理して対応するデータストリー
ムを回復するように適応させられている。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明は、ビーム処理を改善する
する目的で、基礎関数(basis functions)に基づく狭帯
域ユーザトラフィックコードと広帯域カバー（すなわち
拡散）コードとの双方を用いて中間周波数（ＩＦ）領域
における符号分割交換を実現する効率的かつ低コストな
衛星通信システムを実現する。この種の狭帯域ユーザ基
礎関数及び広帯域拡散コードによって符号化されたユー
ザ信号は、通信衛星のアップリンク（すなわち入力側）
レシーバによってユーザのスペクトル拡散信号トランス
ミッタから受信される。通信衛星内部においては、広帯
域コードが復号化され、従来技術に係る無線周波数（Ｒ
Ｆ）コンポーネントが、ＲＦコンポーネントのプログラ
ミングによって指示されるように、ユーザ信号の特定の
ブロックを特定のダウンリンク（すなわち出力側）信号
ビーム宛にルーティングするために利用される。ユーザ
信号ブロックは、特定のダウンリンク信号ビームによっ
て適切な宛て先ユーザ宛に送信される。
する目的で、基礎関数(basis functions)に基づく狭帯
域ユーザトラフィックコードと広帯域カバー（すなわち
拡散）コードとの双方を用いて中間周波数（ＩＦ）領域
における符号分割交換を実現する効率的かつ低コストな
衛星通信システムを実現する。この種の狭帯域ユーザ基
礎関数及び広帯域拡散コードによって符号化されたユー
ザ信号は、通信衛星のアップリンク（すなわち入力側）
レシーバによってユーザのスペクトル拡散信号トランス
ミッタから受信される。通信衛星内部においては、広帯
域コードが復号化され、従来技術に係る無線周波数（Ｒ
Ｆ）コンポーネントが、ＲＦコンポーネントのプログラ
ミングによって指示されるように、ユーザ信号の特定の
ブロックを特定のダウンリンク（すなわち出力側）信号
ビーム宛にルーティングするために利用される。ユーザ
信号ブロックは、特定のダウンリンク信号ビームによっ
て適切な宛て先ユーザ宛に送信される。
【００１１】一つの実施例においては、本発明は、主と
して地上の送信源ユーザと主として地上の宛て先ユーザ
との間の高速かつ高性能衛星通信を容易に実現すること
の一助として、符号分割多重アクセス（ＣＤＭＡ）スペ
クトル拡散技術を最大限に活用する。本発明は、狭帯域
及び広帯域基礎関数符号化に基づくオンボードＩＦ交換
方式として、ハブ（例えば通信衛星）におけるよりもネ
ットワークの周辺（例えば主として地上に位置するユー
ザ）においてインプリメントされ得る。
して地上の送信源ユーザと主として地上の宛て先ユーザ
との間の高速かつ高性能衛星通信を容易に実現すること
の一助として、符号分割多重アクセス（ＣＤＭＡ）スペ
クトル拡散技術を最大限に活用する。本発明は、狭帯域
及び広帯域基礎関数符号化に基づくオンボードＩＦ交換
方式として、ハブ（例えば通信衛星）におけるよりもネ
ットワークの周辺（例えば主として地上に位置するユー
ザ）においてインプリメントされ得る。
【００１２】以下に記述されているように、本発明の実
施例に従って、オンボード交換が、従来技術に係る交換
方式の場合のように個々のユーザ信号に基づくのではな
く、個々のビームに基づいて（すなわち、複数のユーザ
に対応するユーザ信号ブロックに基づいて）実行され
る。その結果、オンボード装置の体積及びその費用が大
幅に低減される。さらに、本発明は、受信したユーザ信
号ブロックを相異なったユーザに対して割り当てられた
特定の狭帯域トラフィックコードに依存して適切なダウ
ンリンク信号ビームに対して割り当てる目的で、ＩＦで
動作する標準的なＲＦコンポーネント（例えばフィル
タ、ミキサ、アップコンバータ、及びダウンコンバー
タ）を用いてインプリメントされ得る。
施例に従って、オンボード交換が、従来技術に係る交換
方式の場合のように個々のユーザ信号に基づくのではな
く、個々のビームに基づいて（すなわち、複数のユーザ
に対応するユーザ信号ブロックに基づいて）実行され
る。その結果、オンボード装置の体積及びその費用が大
幅に低減される。さらに、本発明は、受信したユーザ信
号ブロックを相異なったユーザに対して割り当てられた
特定の狭帯域トラフィックコードに依存して適切なダウ
ンリンク信号ビームに対して割り当てる目的で、ＩＦで
動作する標準的なＲＦコンポーネント（例えばフィル
タ、ミキサ、アップコンバータ、及びダウンコンバー
タ）を用いてインプリメントされ得る。
【００１３】図１は、本発明の一実施例に従った通信シ
ステム１００を模式的に示すブロック図である。通信シ
ステム１００は、（例えば静止軌道上の）通信衛星１０
２及び複数個のユーザ１０４より構成されている。以
下、本明細書においては、“ユーザ”という術語は、通
信衛星１０２宛に送出される信号を生成しかつ通信衛星
１０２から受信した信号を処理する装置を表わすものと
し、その装置を用いる人間を表わすものではないとす
る。インプリメンテーションに依存して、通信システム
１００は相異なったタイプの通信をサポートするように
設計され得る。あるインプリメンテーションにおいて
は、通信システム１００はユーザ１０４間のあらゆる領
域に亘るマルチメディア通信をサポートする。別の実施
例においては、通信システム１００は、ユーザ１０４間
の電話通信をサポートする。
ステム１００を模式的に示すブロック図である。通信シ
ステム１００は、（例えば静止軌道上の）通信衛星１０
２及び複数個のユーザ１０４より構成されている。以
下、本明細書においては、“ユーザ”という術語は、通
信衛星１０２宛に送出される信号を生成しかつ通信衛星
１０２から受信した信号を処理する装置を表わすものと
し、その装置を用いる人間を表わすものではないとす
る。インプリメンテーションに依存して、通信システム
１００は相異なったタイプの通信をサポートするように
設計され得る。あるインプリメンテーションにおいて
は、通信システム１００はユーザ１０４間のあらゆる領
域に亘るマルチメディア通信をサポートする。別の実施
例においては、通信システム１００は、ユーザ１０４間
の電話通信をサポートする。
【００１４】通信衛星１０２は、相異なったアップリン
ク信号ビームにおけるユーザ信号を受信し、かつ、相異
なったダウンリンク信号ビームにおいて受信したユーザ
信号を再送信するように設計されたアンテナシステムを
有している。各アップリンク信号ビーム及び対応するダ
ウンリンク信号ビームは、通信衛星のアンテナシステム
の相異なったカバレージエリアに対応している。通信衛
星の“視野”内全てにおける全体としてのカバレージを
保証するために、隣接するカバレージエリアは互いにあ
る程度重複している。図１においては、相異なったカバ
レージエリアが一次元的に表現されているが、実際の動
作においてはカバレージエリアは実際に二次元であり、
あるいはより正確には三次元的な領域である、というこ
とは当業者には容易に理解され得る。
ク信号ビームにおけるユーザ信号を受信し、かつ、相異
なったダウンリンク信号ビームにおいて受信したユーザ
信号を再送信するように設計されたアンテナシステムを
有している。各アップリンク信号ビーム及び対応するダ
ウンリンク信号ビームは、通信衛星のアンテナシステム
の相異なったカバレージエリアに対応している。通信衛
星の“視野”内全てにおける全体としてのカバレージを
保証するために、隣接するカバレージエリアは互いにあ
る程度重複している。図１においては、相異なったカバ
レージエリアが一次元的に表現されているが、実際の動
作においてはカバレージエリアは実際に二次元であり、
あるいはより正確には三次元的な領域である、というこ
とは当業者には容易に理解され得る。
【００１５】図１に示されているように、カバレージエ
リア０に位置するユーザによって送信された信号は、ア
ップリンク信号ビーム０の一部として通信衛星１０２に
よって受信される。同様に、カバレージエリア１からＮ
内に位置するユーザからの信号は、通信衛星１０２によ
って、それぞれアップリンク信号ビーム１からＮの一部
として受信される。同じく、通信衛星１０２は、カバレ
ージエリア０からＮ内に位置するユーザに対してそれぞ
れダウンリンク信号ビーム０からＮにおいて信号を送信
する。
リア０に位置するユーザによって送信された信号は、ア
ップリンク信号ビーム０の一部として通信衛星１０２に
よって受信される。同様に、カバレージエリア１からＮ
内に位置するユーザからの信号は、通信衛星１０２によ
って、それぞれアップリンク信号ビーム１からＮの一部
として受信される。同じく、通信衛星１０２は、カバレ
ージエリア０からＮ内に位置するユーザに対してそれぞ
れダウンリンク信号ビーム０からＮにおいて信号を送信
する。
【００１６】あるインプリメンテーションにおいては、
通信システム１００は、通信衛星の視野内の相異なった
ユーザよりなる対間でのマルチメディア通信をサポート
する。例えば、カバレージエリア０内のユーザ１がカバ
レージエリア１内のユーザ０と通信する。同時に、カバ
レージエリア０内のユーザ０がカバレージエリアＮ内の
ユーザＭと通信する。さらに同時に、カバレージエリア
１内のユーザ１がカバレージエリア１内のユーザＭと通
信する場合もある。これら相異なった通信をサポートす
る目的で、通信衛星１０２は、全てのアップリンク信号
ビーム中の全てのユーザ信号を受信しかつそれらのユー
ザ信号を適切なダウンリンク信号ビームにおいて適切な
宛て先へ再送信することが可能である。
通信システム１００は、通信衛星の視野内の相異なった
ユーザよりなる対間でのマルチメディア通信をサポート
する。例えば、カバレージエリア０内のユーザ１がカバ
レージエリア１内のユーザ０と通信する。同時に、カバ
レージエリア０内のユーザ０がカバレージエリアＮ内の
ユーザＭと通信する。さらに同時に、カバレージエリア
１内のユーザ１がカバレージエリア１内のユーザＭと通
信する場合もある。これら相異なった通信をサポートす
る目的で、通信衛星１０２は、全てのアップリンク信号
ビーム中の全てのユーザ信号を受信しかつそれらのユー
ザ信号を適切なダウンリンク信号ビームにおいて適切な
宛て先へ再送信することが可能である。
【００１７】図２は、本発明の一実施例に従った、図１
に示された通信システム１００における全てのユーザ１
０４によってインプリメントされるアップリンク処理を
模式的に示したブロック図である。図２に示されている
ように、各ユーザ１０４は、ミキサ２０２及び２０４、
アップコンバータ２０６、及びアンテナ２０８を有して
いる。
に示された通信システム１００における全てのユーザ１
０４によってインプリメントされるアップリンク処理を
模式的に示したブロック図である。図２に示されている
ように、各ユーザ１０４は、ミキサ２０２及び２０４、
アップコンバータ２０６、及びアンテナ２０８を有して
いる。
【００１８】ミキサ２０２は、ユーザデータを狭帯域ト
ラフィックコードＴ（ｉ）と混合して狭帯域信号を生成
する変調器として機能する。この段階に関しては、ダイ
レクトデジタル生成（ＤＤＳ）技法を含む広範な種類の
狭帯域符号化技法が用いられ得る。ある実施例において
は、狭帯域コードＴ（ｉ）は相異なった狭帯域高速フー
リエ変換（ＦＦＴ）に対応する狭帯域トラフィックコー
ドである。別の実施例においては、他の狭帯域符号化技
法が用いられる。これらの代替技法には、ウエーブレッ
ト変換に基づくアプローチ、サブバンドアプローチ、及
びアナログアプローチ等が含まれるがそれらに限定され
るわけではない。
ラフィックコードＴ（ｉ）と混合して狭帯域信号を生成
する変調器として機能する。この段階に関しては、ダイ
レクトデジタル生成（ＤＤＳ）技法を含む広範な種類の
狭帯域符号化技法が用いられ得る。ある実施例において
は、狭帯域コードＴ（ｉ）は相異なった狭帯域高速フー
リエ変換（ＦＦＴ）に対応する狭帯域トラフィックコー
ドである。別の実施例においては、他の狭帯域符号化技
法が用いられる。これらの代替技法には、ウエーブレッ
ト変換に基づくアプローチ、サブバンドアプローチ、及
びアナログアプローチ等が含まれるがそれらに限定され
るわけではない。
【００１９】ミキサ２０４は、ミキサ２０２によって生
成された狭帯域信号を広帯域拡散“カバー”コードＣ
（ｊ）と混合して広帯域信号を生成する拡散器として機
能する。この段階に関しては、従来技術に係るＧｏｌｄ
コードを含む広範な種類の広帯域拡散コードが用いられ
得る。ある実施例においては、カバーコードＣ（ｊ）は
広帯域ダイレクトシーケンス拡散コード（例えばＣＤＭ
Ａコード）である。
成された狭帯域信号を広帯域拡散“カバー”コードＣ
（ｊ）と混合して広帯域信号を生成する拡散器として機
能する。この段階に関しては、従来技術に係るＧｏｌｄ
コードを含む広範な種類の広帯域拡散コードが用いられ
得る。ある実施例においては、カバーコードＣ（ｊ）は
広帯域ダイレクトシーケンス拡散コード（例えばＣＤＭ
Ａコード）である。
【００２０】ミキサ２０２及び２０４は、双方ともＩＦ
領域で機能する。アップコンバータ２０６は、ＩＦ領域
の広帯域信号を、図１に示された通信衛星１０２宛にア
ップリンク信号ビームの一つにおいてアンテナ２０８に
よって送信するのに適したＲＦ領域にアップコンバート
する。
領域で機能する。アップコンバータ２０６は、ＩＦ領域
の広帯域信号を、図１に示された通信衛星１０２宛にア
ップリンク信号ビームの一つにおいてアンテナ２０８に
よって送信するのに適したＲＦ領域にアップコンバート
する。
【００２１】図２に示されているように、各アップリン
ク信号ビームは単一あるいは複数のユーザ信号を有して
おり、それぞれのアップリンク信号ビームにおける各ユ
ーザ信号は相異なった狭帯域トラフィックコードＴ
（ｉ）及び同一のカバーコードＣ（ｊ）によって符号化
されている。相異なったカバーコードＣ（ｊ）は相異な
ったアップリンク信号ビームのユーザ信号を符号化する
ために用いられるが、同一のトラフィックコードＴ
（ｉ）は、相異なったアップリンク信号ビームにおける
ユーザ信号を符号化する目的で再利用され得る。各アッ
プリンク信号ビームにおけるユーザデータを符号化する
ために相異なったトラフィックコードＴ（ｉ）を用いる
ことにより、アップリンク信号ビームにおける各ユーザ
信号をそれぞれ特定のユーザに対して一意的に割り当て
ることになる。相異なったアップリンク信号ビームに関
して相異なったカバーコードＣ（ｊ）を用いることによ
り、各ユーザ信号を特定のアップリンク信号ビームに一
意的に割り当てることになる。このような符号化方式
は、各ユーザ信号が通信システム１００における他の全
てのユーザ信号から識別可能であってかつ互いに干渉し
合わないということを保証する。
ク信号ビームは単一あるいは複数のユーザ信号を有して
おり、それぞれのアップリンク信号ビームにおける各ユ
ーザ信号は相異なった狭帯域トラフィックコードＴ
（ｉ）及び同一のカバーコードＣ（ｊ）によって符号化
されている。相異なったカバーコードＣ（ｊ）は相異な
ったアップリンク信号ビームのユーザ信号を符号化する
ために用いられるが、同一のトラフィックコードＴ
（ｉ）は、相異なったアップリンク信号ビームにおける
ユーザ信号を符号化する目的で再利用され得る。各アッ
プリンク信号ビームにおけるユーザデータを符号化する
ために相異なったトラフィックコードＴ（ｉ）を用いる
ことにより、アップリンク信号ビームにおける各ユーザ
信号をそれぞれ特定のユーザに対して一意的に割り当て
ることになる。相異なったアップリンク信号ビームに関
して相異なったカバーコードＣ（ｊ）を用いることによ
り、各ユーザ信号を特定のアップリンク信号ビームに一
意的に割り当てることになる。このような符号化方式
は、各ユーザ信号が通信システム１００における他の全
てのユーザ信号から識別可能であってかつ互いに干渉し
合わないということを保証する。
【００２２】本発明の別の実施例においては、上述され
た制限がいくらか緩和され得る、ということは当業者に
は明らかである。隣接する（すなわち互いに境界を接し
ている（さらには重畳している）カバレージエリアを有
する）のみが通常無視できない程度の干渉を引き起こす
可能性を有しているため、同一のカバーコードが互いに
隣接していない二つあるいはそれ以上の信号ビームにお
いて用いられ得る、ということは容易に理解される。さ
らに、より大きなフレキシビリティ及び容量を実現する
目的で、複数個のカバーコードが単一の信号ビーム関し
て用いられる可能性がある、ということも容易に理解さ
れる。同一の信号ビームにおいて二つあるいはより多く
のユーザ信号を符号化するために相異なったカバーコー
ドが用いられる場合には、それらのユーザ信号に関して
は同一の狭帯域トラフィックコードが用いられ得る。こ
れらの狭帯域信号間の干渉は、受容可能な程度の低レベ
ルに保つことが可能である。
た制限がいくらか緩和され得る、ということは当業者に
は明らかである。隣接する（すなわち互いに境界を接し
ている（さらには重畳している）カバレージエリアを有
する）のみが通常無視できない程度の干渉を引き起こす
可能性を有しているため、同一のカバーコードが互いに
隣接していない二つあるいはそれ以上の信号ビームにお
いて用いられ得る、ということは容易に理解される。さ
らに、より大きなフレキシビリティ及び容量を実現する
目的で、複数個のカバーコードが単一の信号ビーム関し
て用いられる可能性がある、ということも容易に理解さ
れる。同一の信号ビームにおいて二つあるいはより多く
のユーザ信号を符号化するために相異なったカバーコー
ドが用いられる場合には、それらのユーザ信号に関して
は同一の狭帯域トラフィックコードが用いられ得る。こ
れらの狭帯域信号間の干渉は、受容可能な程度の低レベ
ルに保つことが可能である。
【００２３】図２に関連して上述された実施例において
は、狭帯域基礎関数及び広帯域カバーコードが各ユーザ
信号を符号化するために用いられる。本発明の別の実施
例においては、他の符号化方式に依拠することも可能で
ある、ということは当業者には容易に理解される。例え
ば、狭帯域基礎関数の代わりに広帯域基礎関数が用いら
れ得る。広帯域基礎関数が用いられる場合には、所定の
組の基礎関数を選択するために用いられるフィルタは、
もはや従来技術に係るフィルタとしては機能しない。理
論的には、基礎関数は線型に組み合わせられることが可
能であり、あるコードセットを阻止してべつのコードセ
ットを透過させるふぃるたを設計することが可能である
はずである。
は、狭帯域基礎関数及び広帯域カバーコードが各ユーザ
信号を符号化するために用いられる。本発明の別の実施
例においては、他の符号化方式に依拠することも可能で
ある、ということは当業者には容易に理解される。例え
ば、狭帯域基礎関数の代わりに広帯域基礎関数が用いら
れ得る。広帯域基礎関数が用いられる場合には、所定の
組の基礎関数を選択するために用いられるフィルタは、
もはや従来技術に係るフィルタとしては機能しない。理
論的には、基礎関数は線型に組み合わせられることが可
能であり、あるコードセットを阻止してべつのコードセ
ットを透過させるふぃるたを設計することが可能である
はずである。
【００２４】図３は、本発明の一実施例に従って、図１
に示された通信衛星１０２によってインプリメントされ
る交換処理を模式的に示したブロック図である。通信衛
星１０２は、各アップリンク信号ビームに係るアップリ
ンクプロセッサ３０２とかくダウンリンク信号ビームに
係るダウンリンクプロセッサ３０４を有している。各ア
ップリンクプロセッサ３０２は、対応するアップリンク
信号ビームにおける全てのユーザ信号を受信し、それら
を処理して、適切なダウンリンク信号ビームに含める目
的で適切なダウンリンクプロセッサ３０４宛に供給す
る。このアップリンク処理には、受信したＲＦ信号のＩ
Ｆへのダウンコンバート、符号化された狭帯域ユーザ信
号を回復する目的での各アップリンク信号ビーム毎のカ
バーコードの除去、及び、特定のユーザ信号の分離及び
特定のダウンリンクプロセッサへの転送のための狭帯域
ユーザ信号の濾波が含まれる。
に示された通信衛星１０２によってインプリメントされ
る交換処理を模式的に示したブロック図である。通信衛
星１０２は、各アップリンク信号ビームに係るアップリ
ンクプロセッサ３０２とかくダウンリンク信号ビームに
係るダウンリンクプロセッサ３０４を有している。各ア
ップリンクプロセッサ３０２は、対応するアップリンク
信号ビームにおける全てのユーザ信号を受信し、それら
を処理して、適切なダウンリンク信号ビームに含める目
的で適切なダウンリンクプロセッサ３０４宛に供給す
る。このアップリンク処理には、受信したＲＦ信号のＩ
Ｆへのダウンコンバート、符号化された狭帯域ユーザ信
号を回復する目的での各アップリンク信号ビーム毎のカ
バーコードの除去、及び、特定のユーザ信号の分離及び
特定のダウンリンクプロセッサへの転送のための狭帯域
ユーザ信号の濾波が含まれる。
【００２５】各ダウンリンクプロセッサ３０４は、複数
個のアップリンクプロセッサ３０２からの狭帯域ユーザ
信号を受信し、それらのユーザ信号を対応するダウンリ
ンク信号ビームでの送信のために処理する。ダウンリン
ク処理には、それぞれのダウンリンク信号ビームに係る
ユーザ信号の加算、加算された（すなわち組み合わせら
れた）信号へ適切なカバーコードを再度適用してそれぞ
れのダウンリンク信号ビームに一意的に関連付けられた
広帯域信号を生成すること、広帯域信号を送信のために
ＩＦからＲＦへアップコンバートすること、が含まれ
る。前述されているように、通信衛星１０２は、受信し
たそれぞれのユーザ信号を適切な宛先へ伝送する交換機
能を実現する信号中継器として機能する。
個のアップリンクプロセッサ３０２からの狭帯域ユーザ
信号を受信し、それらのユーザ信号を対応するダウンリ
ンク信号ビームでの送信のために処理する。ダウンリン
ク処理には、それぞれのダウンリンク信号ビームに係る
ユーザ信号の加算、加算された（すなわち組み合わせら
れた）信号へ適切なカバーコードを再度適用してそれぞ
れのダウンリンク信号ビームに一意的に関連付けられた
広帯域信号を生成すること、広帯域信号を送信のために
ＩＦからＲＦへアップコンバートすること、が含まれ
る。前述されているように、通信衛星１０２は、受信し
たそれぞれのユーザ信号を適切な宛先へ伝送する交換機
能を実現する信号中継器として機能する。
【００２６】図４は、本発明の一実施例に従って図３の
通信衛星１０２の各アップリンクプロセッサ３０２によ
ってインプリメントされている処理を模式的に示すブロ
ック図である。アップリンクプロセッサ３０２は、ダウ
ンコンバータ４０２、ミキサ４０４、バンドパスフィル
タ４０６、及びプログラマブルバンドパスフィルタバン
ク４０８を有している。各々のプログラマブルバンドパ
スフィルタ４０８は、それぞれ各々のダウンリンク信号
ビームに対応している。
通信衛星１０２の各アップリンクプロセッサ３０２によ
ってインプリメントされている処理を模式的に示すブロ
ック図である。アップリンクプロセッサ３０２は、ダウ
ンコンバータ４０２、ミキサ４０４、バンドパスフィル
タ４０６、及びプログラマブルバンドパスフィルタバン
ク４０８を有している。各々のプログラマブルバンドパ
スフィルタ４０８は、それぞれ各々のダウンリンク信号
ビームに対応している。
【００２７】ダウンコンバータ４０２は、アップリンク
信号ビームｉにおいて通信衛星１０２が受信した広帯域
ユーザ信号をＲＦからＩＦへダウンコンバートする。こ
こで、ｉは（Ｎ＋１）個のアップリンク信号ビームの一
つに対応している。ミキサ４０４は、ダウンコンバート
された広帯域信号の全てを全体として同期させて適切な
カバーコードＣ（ｉ）と混合することによって狭帯域ユ
ーザ信号を回復する逆拡散器（despreader）として機能
する。ミキサ４０４は、あらゆる狭帯域干渉と隣接する
アップリンク信号ビームからの干渉の双方を無相関にす
る。バンドパスフィルタ４０６は、所定のＩＦ範囲の外
部に位置する不要な信号（例えば、隣接するビームトラ
フィックからの低レベル白色背景雑音及び無相関にされ
た狭帯域干渉）を取り除く。
信号ビームｉにおいて通信衛星１０２が受信した広帯域
ユーザ信号をＲＦからＩＦへダウンコンバートする。こ
こで、ｉは（Ｎ＋１）個のアップリンク信号ビームの一
つに対応している。ミキサ４０４は、ダウンコンバート
された広帯域信号の全てを全体として同期させて適切な
カバーコードＣ（ｉ）と混合することによって狭帯域ユ
ーザ信号を回復する逆拡散器（despreader）として機能
する。ミキサ４０４は、あらゆる狭帯域干渉と隣接する
アップリンク信号ビームからの干渉の双方を無相関にす
る。バンドパスフィルタ４０６は、所定のＩＦ範囲の外
部に位置する不要な信号（例えば、隣接するビームトラ
フィックからの低レベル白色背景雑音及び無相関にされ
た狭帯域干渉）を取り除く。
【００２８】各バンドパスフィルタ４０８は、狭帯域ユ
ーザ信号全体を受け入れ、単一あるいは複数個（もしく
は、適切な場合には０個）の狭帯域ユーザ信号を対応す
るダウンリンクプロセッサ（図３の３０４）宛に伝達す
る。各バンドパスフィルタ４０８は、対応するダウンリ
ンク信号ビームにおいて送出されることが意図されてい
る狭帯域ユーザ信号のみを分離して選択するようにプロ
グラムされている。例えば、バンドパスフィルタ０は、
トラフィックコードＴ（０）からＴ（ｋ）を用いて生成
された狭帯域信号のみをダウンリンクプロセッサ０宛に
伝達するようにプログラムされている。同様に、バンド
パスフィルタ１は、トラフィックコードＴ（ｋ＋１）か
らＴ（ｍ）を用いて生成された狭帯域信号のみをダウン
リンクプロセッサ１宛に伝達するようにプログラムされ
ており、バンドパスフィルタＮは、トラフィックコード
Ｔ（Ｎ−ｐ）からＴ（Ｎ）を用いて生成された狭帯域信
号のみをダウンリンクプロセッサＮ宛に伝達するように
プログラムされている。ここで、０＜ｋ＜ｍ＜Ｎ−ｐ＜
Ｎである。この実施例においては、各ダウンリンクプロ
セッサは、連続するトラフィックコードの組を用いて生
成された狭帯域信号を伝達するようにプログラムされて
いる。各バンドパスフィルタ４０８は、非連続のトラフ
ィックコードの組を用いて生成された狭帯域信号を伝達
するようにプログラムされることも可能である。
ーザ信号全体を受け入れ、単一あるいは複数個（もしく
は、適切な場合には０個）の狭帯域ユーザ信号を対応す
るダウンリンクプロセッサ（図３の３０４）宛に伝達す
る。各バンドパスフィルタ４０８は、対応するダウンリ
ンク信号ビームにおいて送出されることが意図されてい
る狭帯域ユーザ信号のみを分離して選択するようにプロ
グラムされている。例えば、バンドパスフィルタ０は、
トラフィックコードＴ（０）からＴ（ｋ）を用いて生成
された狭帯域信号のみをダウンリンクプロセッサ０宛に
伝達するようにプログラムされている。同様に、バンド
パスフィルタ１は、トラフィックコードＴ（ｋ＋１）か
らＴ（ｍ）を用いて生成された狭帯域信号のみをダウン
リンクプロセッサ１宛に伝達するようにプログラムされ
ており、バンドパスフィルタＮは、トラフィックコード
Ｔ（Ｎ−ｐ）からＴ（Ｎ）を用いて生成された狭帯域信
号のみをダウンリンクプロセッサＮ宛に伝達するように
プログラムされている。ここで、０＜ｋ＜ｍ＜Ｎ−ｐ＜
Ｎである。この実施例においては、各ダウンリンクプロ
セッサは、連続するトラフィックコードの組を用いて生
成された狭帯域信号を伝達するようにプログラムされて
いる。各バンドパスフィルタ４０８は、非連続のトラフ
ィックコードの組を用いて生成された狭帯域信号を伝達
するようにプログラムされることも可能である。
【００２９】図５は、本発明の一実施例に従って、図３
の通信衛星１０２の各ダウンリンクプロセッサ３０４に
よってインプリメントされる処理を模式的に示すブロッ
ク図である。ダウンリンクプロセッサ３０４は、各アッ
プリンクプロセッサ３０２に対して一つずつ割り当てら
れた複数個の周波数変換器５０２、加算器５０４、ミキ
サ５０６、及びアップコンバータ５０８を有している。
各々の周波数変換器５０２は、図３のアップリンクプロ
セッサ３０２から単一あるいは複数個（もしくは、適切
な場合には０個）の狭帯域ユーザ信号を受け入れ、狭帯
域信号の周波数を適切に変換する。加算器５０４は、全
ての狭帯域信号を加算する。ミキサ５０６は、加算され
た狭帯域信号を適切なカバーコードＣ（ｉ）と混合して
全てのユーザ信号に対応する単一の広帯域信号を生成す
る拡散器として機能する。アップコンバータ５０８は、
対応するダウンリンク信号バンドにおける通信衛星１０
２による送出のために広帯域信号をＩＦからＲＦへアッ
プコンバートする。
の通信衛星１０２の各ダウンリンクプロセッサ３０４に
よってインプリメントされる処理を模式的に示すブロッ
ク図である。ダウンリンクプロセッサ３０４は、各アッ
プリンクプロセッサ３０２に対して一つずつ割り当てら
れた複数個の周波数変換器５０２、加算器５０４、ミキ
サ５０６、及びアップコンバータ５０８を有している。
各々の周波数変換器５０２は、図３のアップリンクプロ
セッサ３０２から単一あるいは複数個（もしくは、適切
な場合には０個）の狭帯域ユーザ信号を受け入れ、狭帯
域信号の周波数を適切に変換する。加算器５０４は、全
ての狭帯域信号を加算する。ミキサ５０６は、加算され
た狭帯域信号を適切なカバーコードＣ（ｉ）と混合して
全てのユーザ信号に対応する単一の広帯域信号を生成す
る拡散器として機能する。アップコンバータ５０８は、
対応するダウンリンク信号バンドにおける通信衛星１０
２による送出のために広帯域信号をＩＦからＲＦへアッ
プコンバートする。
【００３０】当業者には容易に理解されることである
が、交換処理のどの段階がインテリジェント化されるか
に依存して、周波数変換器５０２がオプションとなる場
合がある。一般に、システム動作は、地上のネットワー
ク操作制御センター（ＮＯＣＣ）（図示せず）によって
制御される。ＮＯＣＣは、（要求に応じて）動的にコー
ドを割り当ててフィルタを再構成し、所定のルーティン
グが設定されて維持されるようにする。非同期の制御線
が、狭帯域トラフィックコードの発行に先立って同期を
取るために、サービス開始時に用いられる場合がある。
ＮＯＣＣは、同一のアップリンクあるいはダウンリンク
信号ビームを用いる２つのユーザが同一の狭帯域トラフ
ィックコードを用いていないことを保証する。さらに、
ＮＯＣＣは、図４のバンドパスフィルタ４０８が狭帯域
トラフィックコードの連続する組に対応するユーザ信号
を常にフィルタリングすることを保証するためにも用い
られ得る。
が、交換処理のどの段階がインテリジェント化されるか
に依存して、周波数変換器５０２がオプションとなる場
合がある。一般に、システム動作は、地上のネットワー
ク操作制御センター（ＮＯＣＣ）（図示せず）によって
制御される。ＮＯＣＣは、（要求に応じて）動的にコー
ドを割り当ててフィルタを再構成し、所定のルーティン
グが設定されて維持されるようにする。非同期の制御線
が、狭帯域トラフィックコードの発行に先立って同期を
取るために、サービス開始時に用いられる場合がある。
ＮＯＣＣは、同一のアップリンクあるいはダウンリンク
信号ビームを用いる２つのユーザが同一の狭帯域トラフ
ィックコードを用いていないことを保証する。さらに、
ＮＯＣＣは、図４のバンドパスフィルタ４０８が狭帯域
トラフィックコードの連続する組に対応するユーザ信号
を常にフィルタリングすることを保証するためにも用い
られ得る。
【００３１】図４及び図５に示されたアップリンク及び
ダウンリンクプロセッサの実施例においては、アップリ
ンクプロセッサ３０２のミキサ４０４からダウンリンク
プロセッサ３０４のミキサ５０６までの信号処理の全て
がＩＦで実行される。そのため、比較的安価な、従来技
術に係るＲＦ装置がそれらの処理を実行するコンポーネ
ントに対して用いられ得る。さらに、各アップリンク及
びダウンリンクプロセッサ内においては、処理はユーザ
レベルではなくビームレベルで実行される。すなわち、
本発明の実施例に従って、複数のユーザよりなるユーザ
ブロックが同時に個々のコンポーネント、例えばフィル
タ、によって処理される。そのため、ユーザ信号群が、
個々の交換回路を各ユーザ専用にすることなく、ユーザ
ブロックとして交換される。さらに、各ユーザ信号を相
異なった狭帯域トラフィックコードによって符号化する
ことにより、ユーザ信号が、各信号を復調することなく
交換され得る。これら全ては、搭載される交換システム
において必要とされる装置の量及び費用を大幅に低減す
る。
ダウンリンクプロセッサの実施例においては、アップリ
ンクプロセッサ３０２のミキサ４０４からダウンリンク
プロセッサ３０４のミキサ５０６までの信号処理の全て
がＩＦで実行される。そのため、比較的安価な、従来技
術に係るＲＦ装置がそれらの処理を実行するコンポーネ
ントに対して用いられ得る。さらに、各アップリンク及
びダウンリンクプロセッサ内においては、処理はユーザ
レベルではなくビームレベルで実行される。すなわち、
本発明の実施例に従って、複数のユーザよりなるユーザ
ブロックが同時に個々のコンポーネント、例えばフィル
タ、によって処理される。そのため、ユーザ信号群が、
個々の交換回路を各ユーザ専用にすることなく、ユーザ
ブロックとして交換される。さらに、各ユーザ信号を相
異なった狭帯域トラフィックコードによって符号化する
ことにより、ユーザ信号が、各信号を復調することなく
交換され得る。これら全ては、搭載される交換システム
において必要とされる装置の量及び費用を大幅に低減す
る。
【００３２】本発明の一実施例においては、カバーコー
ドＣ（ｉ）はＣＤＭＡコードである。ＣＤＭＡ符号化
は、周波数分割多重アクセス（ＦＤＭＡ）符号化に対し
て多くの利点を有している。これらの利点のうちの幾つ
かは、他のシステムとの間の干渉の抑制や周波数の効率
的利用及び再利用に関連している。本発明が、ＣＤＭＡ
符号化の利点を実現しつつ効率的なＦＤＭＡ的ビームレ
ベル交換を可能にしている、ということは、当業者には
容易に理解される。この意味では、本発明はＣＤＭＡ符
号化及びＦＤＭＡ符号化の双方の利点を実現している。
ドＣ（ｉ）はＣＤＭＡコードである。ＣＤＭＡ符号化
は、周波数分割多重アクセス（ＦＤＭＡ）符号化に対し
て多くの利点を有している。これらの利点のうちの幾つ
かは、他のシステムとの間の干渉の抑制や周波数の効率
的利用及び再利用に関連している。本発明が、ＣＤＭＡ
符号化の利点を実現しつつ効率的なＦＤＭＡ的ビームレ
ベル交換を可能にしている、ということは、当業者には
容易に理解される。この意味では、本発明はＣＤＭＡ符
号化及びＦＤＭＡ符号化の双方の利点を実現している。
【００３３】同一のアップリンク信号ビーム内で相異な
ったユーザ信号を符号化するために相異なったカバーコ
ードが用いられる本発明の実施例においては、複数個の
カバーコードデコーダ（例えば図４の４０４）が通信衛
星において各信号ビームを処理するために必要とされ、
相異なったフィルタの組（例えば図４の４０８）がその
信号ビームの相異なったユーザ信号の組の各々に対して
用いられる必要がある、ということは当業者には容易に
理解される。
ったユーザ信号を符号化するために相異なったカバーコ
ードが用いられる本発明の実施例においては、複数個の
カバーコードデコーダ（例えば図４の４０４）が通信衛
星において各信号ビームを処理するために必要とされ、
相異なったフィルタの組（例えば図４の４０８）がその
信号ビームの相異なったユーザ信号の組の各々に対して
用いられる必要がある、ということは当業者には容易に
理解される。
【００３４】図６は、本発明の一実施例に従って、図１
の通信システムの各々のユーザによってインプリメント
されるダウンリンク処理を模式的に示すブロック図であ
る。各ユーザ１０４は、ダウンコンバータ６０２、ミキ
サ６０４、アナログ−デジタル（Ａ／Ｄ）コンバータ６
０６、変換器６０８、及び復調器６１０を有している。
各ユーザ１０４は、個々のダウンリンク信号ビーム及び
単一のダウンリンク信号ビーム内の個々のユーザ信号を
それぞれ弁別するための符号化済み広帯域カバーコード
及び狭帯域トラフィックコードに基づいて特定のユーザ
信号を受信し、ダウンコンバートし、かつ復号化するス
ペクトル拡散レシーバとして機能する。
の通信システムの各々のユーザによってインプリメント
されるダウンリンク処理を模式的に示すブロック図であ
る。各ユーザ１０４は、ダウンコンバータ６０２、ミキ
サ６０４、アナログ−デジタル（Ａ／Ｄ）コンバータ６
０６、変換器６０８、及び復調器６１０を有している。
各ユーザ１０４は、個々のダウンリンク信号ビーム及び
単一のダウンリンク信号ビーム内の個々のユーザ信号を
それぞれ弁別するための符号化済み広帯域カバーコード
及び狭帯域トラフィックコードに基づいて特定のユーザ
信号を受信し、ダウンコンバートし、かつ復号化するス
ペクトル拡散レシーバとして機能する。
【００３５】詳細に述べれば、ダウンコンバータ６０２
は、ユーザ１０４によって通信衛星１０２から受信され
たＲＦ広帯域信号をそれ以降の処理のためにベースバン
ドにダウンコンバートする。別の実施例においては、広
帯域ＲＦ信号がそれ以降の処理のためにＩＦにダウンコ
ンバートされ得る、ということは当業者には容易に理解
される。ベースバンドへダウンコンバートすることによ
り、ユーザ１０４におけるそれ以降の処理に関してより
複雑ではなくより高価ではないコンポーネントを用いる
ことが可能になる。
は、ユーザ１０４によって通信衛星１０２から受信され
たＲＦ広帯域信号をそれ以降の処理のためにベースバン
ドにダウンコンバートする。別の実施例においては、広
帯域ＲＦ信号がそれ以降の処理のためにＩＦにダウンコ
ンバートされ得る、ということは当業者には容易に理解
される。ベースバンドへダウンコンバートすることによ
り、ユーザ１０４におけるそれ以降の処理に関してより
複雑ではなくより高価ではないコンポーネントを用いる
ことが可能になる。
【００３６】ミキサ６０４は、広帯域信号を適切なカバ
ーコードＣ（ｉ）と混合してダウンリンク信号ビームに
対応する狭帯域ユーザ信号を回復する逆拡散器として機
能する。Ａ／Ｄコンバータ６０６は、狭帯域ユーザ信号
をデジタイズする。変換器６０８は、特定のユーザに対
応する特定の狭帯域信号を分離する目的で簡略化された
ＦＦＴを適用する。復調器６１０は、対応するユーザデ
ータを回復する目的で狭帯域信号を復調する。
ーコードＣ（ｉ）と混合してダウンリンク信号ビームに
対応する狭帯域ユーザ信号を回復する逆拡散器として機
能する。Ａ／Ｄコンバータ６０６は、狭帯域ユーザ信号
をデジタイズする。変換器６０８は、特定のユーザに対
応する特定の狭帯域信号を分離する目的で簡略化された
ＦＦＴを適用する。復調器６１０は、対応するユーザデ
ータを回復する目的で狭帯域信号を復調する。
【００３７】ミキサ６０４の出力がＦＤＭＡ信号として
処理され得る、ということは当業者には容易に理解され
る。そのため、ミキサ６０４の出力は、適切なＦＤＭＡ
復号化技法を用いることによって復号化され得る。さら
に述べれば、用いられる復号化技法は、アップリンク処
理の際に図２のミキサ２０２によって実行された特定の
狭帯域符号化方式に依存している。この復号化技法に
は、全てのキャリアが一度に復号化されるような、直交
ＦＤＭＡ信号の変換に基づく復号化が含まれるが、それ
に限定されているわけではない。
処理され得る、ということは当業者には容易に理解され
る。そのため、ミキサ６０４の出力は、適切なＦＤＭＡ
復号化技法を用いることによって復号化され得る。さら
に述べれば、用いられる復号化技法は、アップリンク処
理の際に図２のミキサ２０２によって実行された特定の
狭帯域符号化方式に依存している。この復号化技法に
は、全てのキャリアが一度に復号化されるような、直交
ＦＤＭＡ信号の変換に基づく復号化が含まれるが、それ
に限定されているわけではない。
【００３８】図１に示された実施例においては、通信シ
ステム１００は通信衛星に基づく通信システムであっ
て、単一の通信衛星１０２が複数個の地上のユーザ１０
４からの信号に係る交換の全てを処理している。本発明
が別の実施例としてインプリメントされ得ることは当業
者には容易に理解される。例えば、信号中継器は、周回
している通信衛星の代わりに地上の交換ノードであって
もよい。別の実施例においては、本発明に係る通信シス
テムは２つあるいはより多くの通信衛星を有しており、
各々が地上のユーザあるいは他の通信衛星との間でのユ
ーザ信号の送受信が可能であって、通信システムによっ
てカバーされる総領域を増大させることができる。この
ような実施例においては、衛星間通信は、送信側通信衛
星によっては単に一つのダウンリンク信号ビームとして
取り扱われ、受信側通信衛星によっては一つのアップリ
ンク信号ビームとして取り扱われる。一般に、本発明は
スペクトル拡散技術を用いるあらゆる種類の有線あるい
は無線ネットワーク（例えばスター型ネットワーク）に
対して適用され得る。
ステム１００は通信衛星に基づく通信システムであっ
て、単一の通信衛星１０２が複数個の地上のユーザ１０
４からの信号に係る交換の全てを処理している。本発明
が別の実施例としてインプリメントされ得ることは当業
者には容易に理解される。例えば、信号中継器は、周回
している通信衛星の代わりに地上の交換ノードであって
もよい。別の実施例においては、本発明に係る通信シス
テムは２つあるいはより多くの通信衛星を有しており、
各々が地上のユーザあるいは他の通信衛星との間でのユ
ーザ信号の送受信が可能であって、通信システムによっ
てカバーされる総領域を増大させることができる。この
ような実施例においては、衛星間通信は、送信側通信衛
星によっては単に一つのダウンリンク信号ビームとして
取り扱われ、受信側通信衛星によっては一つのアップリ
ンク信号ビームとして取り扱われる。一般に、本発明は
スペクトル拡散技術を用いるあらゆる種類の有線あるい
は無線ネットワーク（例えばスター型ネットワーク）に
対して適用され得る。
【００３９】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので，この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
もので，この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
【００４０】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、衛
星交換装置の費用を受容可能なレベルに保ちつつ、必要
とされるユーザサービスを高性能に実現することが可能
な、シームレスでかつフレキシブルな衛星通信ネットワ
ークを実現するための方法及びそのための装置が提供さ
れる。
星交換装置の費用を受容可能なレベルに保ちつつ、必要
とされるユーザサービスを高性能に実現することが可能
な、シームレスでかつフレキシブルな衛星通信ネットワ
ークを実現するための方法及びそのための装置が提供さ
れる。
【図１】 本発明の一実施例に従った通信システムの模
式図。
式図。
【図２】 図１に示された通信システムにおいて全ての
ユーザによってインプリメントされているアップリンク
処理を模式的に示す図。
ユーザによってインプリメントされているアップリンク
処理を模式的に示す図。
【図３】 図１に示された通信衛星によってインプリメ
ントされている交換処理を模式的に示す図。
ントされている交換処理を模式的に示す図。
【図４】 図３に示された通信衛星中の各アップリンク
プロセッサによってインプリメントされている処理を模
式的に示す図。
プロセッサによってインプリメントされている処理を模
式的に示す図。
【図５】 図３に示された通信衛星中の各ダウンリンク
プロセッサによってインプリメントされている処理を模
式的に示す図。
プロセッサによってインプリメントされている処理を模
式的に示す図。
【図６】 図１に示された通信システムにおいて各ユー
ザによってインプリメントされているダウンリンク処理
を模式的に示す図。
ザによってインプリメントされているダウンリンク処理
を模式的に示す図。
１００ 通信システム
１０２ 通信衛星
１０４ ユーザ装置
２０２ ミキサ
２０４ ミキサ
２０６ アップコンバータ
２０８ アンテナ
３０２ アップリンクプロセッサ
３０４ ダウンリンクプロセッサ
４０２ ダウンコンバータ
４０４ ミキサ
４０６ バンドパスフィルタ
４０８ バンドパスフィルタ
５０２ 周波数変換器
５０４ 加算器
５０６ ミキサ
５０８ アップコンバータ
６０２ ダウンコンバータ
６０４ ミキサ
６０６ Ａ／Ｄコンバータ
６０８ 簡略化ＦＦＴ
６１０ 復調器
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 マシュー ジェイ．シャーマン
アメリカ合衆国、07031 ニュージャー
ジー、ノース アーリントン、ナインス
ストリート 15
(56)参考文献 特開 平６−21913（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−56437（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−120879（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−115681（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−123071（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04B 1/69 - 1/713
H04J 13/00 - 13/06
H04B 7/195
Claims (13)
- 【請求項１】 通信信号を処理する方法において、 （ａ）狭帯域信号を生成するために、対応するアップリ
ンク信号ビーム中のデータストリームを独特に識別する
トラフィックコードに従って、データストリームに対し
て周波数変換を適用するステップと、 （ｂ）広帯域信号を生成するために、前記狭帯域信号を
カバーコードで拡散するステップと、 （ｃ）１つ以上のアップリンク信号ビームを受信するよ
うに適合された信号中継器へ、アップリンク信号ビーム
中の前記広帯域信号を送信するステップとを有し、 各アップリンク信号ビームは、１つ以上の広帯域信号を
含み、各アップリンク信号ビームのデータストリーム
は、２つ以上の相異なったトラフィックコードに従って
変換され、重畳するアップリンク信号ビーム中の同一ト
ラフィックコードを有する狭帯域信号が相異なったカバ
ーコードで拡散されることを特徴とする方法。 - 【請求項２】 前記信号中継器が周回通信衛星であり、 各アップリンク信号ビームが前記通信衛星の相異なった
カバレージエリアに対応しており、 各データストリームが前記カバレージエリアのうちの一
つに位置する前記通信衛星の相異なったユーザに対応し
ていることを特徴とする請求項１の方法。 - 【請求項３】 各トラフィックコードが相異なった狭帯
域高速フーリエ（Fourier）変換（ＦＦＴ）ビンに対応
しており、各カバーコードが相異なった広帯域ダイレク
トシーケンス拡散コードに対応していることを特徴とす
る請求項１の方法。 - 【請求項４】 通信信号を処理する方法において、 （ａ）１つ以上のアップリンク信号ビームを受信するス
テップと、 （ｂ）１つ以上の狭帯域信号を生成するために、各アッ
プリンク信号ビームを対応するカバーコードで逆拡散す
るステップと、 （ｃ）１つ以上のダウンリンクビームに対する狭帯域信
号を分離するために、各アップリンク信号ビームに対す
る１つ以上の狭帯域信号を選択的にバンドパスフィルタ
リングするステップと、 （ｄ）各ダウンリンク信号ビームに対する前記狭帯域信
号を加算するステップと、 （ｅ）前記ダウンリンク信号ビームのうちの１つに対す
る広帯域信号を生成するために、加算された信号の各々
を対応するカバーコードで拡散するステップと、 （ｆ）各ダウンリンク信号ビームに対する前記広帯域信
号を送信するステップとを有し、 前記ステップ（ａ）において、 各アップリンク信号ビームは、１つ以上の広帯域信号を
含み、各広帯域信号は、 （１）狭帯域信号を生成す
るために、データストリームをトラフィックコードで変
調するステップ、及び （２）前記広帯域信号を生成するために、前記狭帯域信
号をカバーコードで拡散するステップにより生成されて
おり、 各アップリンク信号ビームのデータストリームは、２つ
以上の相異なったトラフィックコードで変調され、１つ
以上のカバーコードによって拡散され、 重畳するアップリンク信号ビーム中の同一のトラフィッ
クコードを有する狭帯域信号が相異なったカバーコード
で拡散されていることを特徴とする方法。 - 【請求項５】 前記方法は、周回通信衛星によってイン
プリメントされており、 各アップリンク信号ビームは、前記通信衛星の相異なっ
たカバレージエリアに対応しており、 各ダウンリンク信号ビームは、前記通信衛星の相異なっ
たカバレージエリアに対応しており、 各狭帯域信号は、前記カバレージエリアのうちの一つに
位置する前記通信衛星 の相異なったユーザに対応するこ
とを特徴とする請求項４の方法。 - 【請求項６】 通信信号を処理する方法において、 （ａ）信号中継器から広帯域信号を受信するステップ
と、 （ｂ）受信した前記広帯域信号に対する前記狭帯域信号
を復元するために、前記受信した広帯域信号を対応する
カバーコードで逆拡散するステップと、 （ｃ）対応するデータストリームを回復するために、前
記狭帯域信号を処理するステップとを有し、 前記ステップ（ａ）において、 前記広帯域信号は、前記信号中継器により送信された複
数のダウンリンク信号ビームのうちの一つに対応してお
り、 各ダウンリンク信号ビームは、広帯域信号を有し、 各広帯域信号は、１つ以上の狭帯域信号を１つ以上のカ
バーコードで拡散することによって生成され、 前記各ダウンリンク信号ビームに係る前記狭帯域信号
は、対応するアップリンク信号ビーム中のデータストリ
ームを独特に識別する２つ以上の相異なるトラフィック
コードに従って、データストリームに対して周波数変換
を行うことによって生成されており、 重畳するダウンリンク信号ビーム中の同一のトラフィッ
クコードを有する狭帯域信号は、相異なったカバーコー
ドで拡散されていることを特徴とする方法。 - 【請求項７】 前記信号中継器は、周回通信衛星であ
り、 各ダウンリンク信号ビームは、前記通信衛星の相異なっ
たカバレージエリアに対応しており、 各狭帯域信号は、前記カバレージエリアのうちの一つに
位置する前記通信衛星の相異なったユーザに対応するこ
とを特徴とする請求項６の方法。 - 【請求項８】 各トラフィックコードが相異なった狭帯
域ＦＦＴビンに対応しており、各カバーコードが相異な
った広帯域ダイレクトシーケンス拡散コード に対応して
いることを特徴とする請求項６の方法。 - 【請求項９】 前記ステップ（ｃ）が、 （１）前記狭帯域信号をデジタイズするステップと、 （２）前記特定の狭帯域信号を分離するために、前記デ
ジタイズされた信号に対して簡略化ＦＦＴを適用するス
テップと、 （３）前記対応するデータストリームを回復するため
に、前記特定の狭帯域信号を復調するステップとをを有
することを特徴とする請求項６の方法。 - 【請求項１０】通信信号を処理する方法において、 （ａ）狭帯域信号を生成するために、データストリーム
をトラフィックコードで変調するステップと、 （ｂ）広帯域信号を生成するために、前記狭帯域信号を
カバーコードで拡散するステップと、 （ｃ）１つ以上のアップリンク信号ビームを受信するよ
うに適応された信号中継器へ、アップリンク信号ビーム
において前記広帯域信号を送信するステップとを有し、 各アップリンク信号ビームは、１つ以上の広帯域信号を
含み、 各アップリンク信号ビームのデータストリームは、２つ
以上の相異なったトラフィックコードで変調され、かつ
１つ以上のカバーコードで拡散されており、 重畳するアップリンク信号ビーム中の同一トラフィック
コードを有する狭帯域信号は、相異なったカバーコード
で拡散されており、 前記信号中継器は、周回通信衛星であり、 各アップリンク信号ビームは、前記通信衛星の相異なっ
たカバレージエリアに対応しており、 各データストリームは、前記カバレージエリアのうちの
一つに位置する前記通信衛星の相異なったユーザに対応
していることを特徴とする方法。 - 【請求項１１】 通信信号を処理する方法において、 （ａ）１つ以上のアップリンク信号ビームを受信するス
テップと、 （ｂ）１つ以上の狭帯域信号を生成するために、各アッ
プリンク信号ビームを対応するカバーコードで逆拡散す
るステップと、 （ｃ）１つ以上のダウンリンク信号ビームに対する狭帯
域信号を分離するために、各アップリンク信号ビームに
対する前記１つ以上の狭帯域信号を選択的にバンドパス
フィルタリングするステップと、 （ｄ）各ダウンリンク信号ビームに対する前記狭帯域信
号を加算するステップと、 （ｅ）前記ダウンリンク信号ビームのうちの１つに対す
る広帯域信号を生成するために、各加算された信号を対
応するカバーコードで拡散するステップと、 （ｆ）各ダウンリンク信号ビームに対する前記広帯域信
号を送信するステップとを有し、 前記ステップ（ａ）において、各アップリンク信号ビー
ムは、１つ以上の広帯域信号を含み、 各広帯域信号は、 （１）狭帯域信号を生成するために、対応するアップリ
ンク信号ビームの中のデータストリームを独特に識別す
るトラフィックコードに従って、データストリームに周
波数変換を適用するステップ、及び （２）前記広帯域信号を生成するために、前記狭帯域信
号をカバーコードで拡散するステップによって生成され
ており、 各アップリンク信号ビームのデータストリームは、２つ
以上の相異なったトラフィックコードに従って変換さ
れ、かつ１つ以上のカバーコードで拡散されており、 重畳するアップリンク信号ビームにおける同一のトラフ
ィックコードを有する狭帯域信号が相異なったカバーコ
ードによって拡散されていることを特徴とする方法。 - 【請求項１２】 通信信号を処理する方法において、 （ａ）信号中継器から広帯域信号を受信するステップ
と、 （ｂ）受信した前記広帯域信号に対する狭帯域信号を復
元するために、前記受信した広帯域信号を対応するカバ
ーコードで逆拡散するステップと、 （ｃ）対応するデータストリームを回復するために、前
記狭帯域信号を処理するステップとを有し、 前記ステップ（ａ）において、 前記広帯域信号は、前記信号中継器によって送信された
複数個のダウンリンク信号ビームのうちの一つに対応し
ており、 前記各ダウンリンク信号ビームは、広帯域信号を有し、 各広帯域信号は、１つ以上の狭帯域信号を１つ以上のカ
バーコードで拡散することによって生成されており、 各ダウンリンク信号ビームに対する前記狭帯域信号は、
２つ以上の相異なったトラフィックコードに従ってデー
タストリームに周波数変換を適用することによって生成
されており、 重畳するダウンリンク信号ビームにおけ
る同一のトラフィックコードを有する狭帯域信号は、相
異なったカバーコードによって拡散されており、 前記ステップ（ｃ）において、 前記信号中継器は、周回通信衛星であり、 各ダウンリンク信号ビームは、前記通信衛星の相異なっ
たカバレージエリアに対応しており、 各狭帯域信号は、前記カバレージエリアのうちの一つに
位置する前記通信衛星の相異なったユーザに対応するこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項１３】 通信信号を処理する方法において、 （ａ）信号中継器から広帯域信号を受信するステップ
と、 （ｂ）受信した前記広帯域信号に対する狭帯域信号を復
元するために、前記受信した広帯域信号を対応するカバ
ーコードで逆拡散するステップと、 （ｃ）対応するデータストリームを回復するために、前
記狭帯域信号を処理するステップとを有し、 前記ステップ（ａ）において、 前記広帯域信号は、前記信号中継器により送信された複
数のダウンリンク信号 ビームのうちの一つに対応してお
り、 各ダウンリンク信号ビームは、広帯域信号を有し、 各広帯域信号は、１つ以上の狭帯域信号を１つ以上のカ
バーコードで拡散することにより生成されており、 各ダウンリンク信号ビームに対する前記狭帯域信号は、
２つ以上の相異なったトラフィックコードに従ってデー
タストリームに周波数変換を適用することによって生成
されており、 重畳するダウンリンク信号ビームにおけ
る同一のトラフィックコードを有する狭帯域信号は、相
異なったカバーコードによって拡散されており、 前記ステップ（ｃ）が、 （１）前記狭帯域信号をデジタイズするステップと、 （２）前記特定の狭帯域信号を分離するために、前記デ
ジタイズされた信号に対して簡略化ＦＦＴを適用するス
テップと、 （３）前記対応するデータストリームを回復するため
に、前記特定の狭帯域信号を復調するステップとを有す
ることを特徴とする信号処理方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/769286 | 1996-12-18 | ||
| US08/769,286 US5878037A (en) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | Code division switching scheme |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10190624A JPH10190624A (ja) | 1998-07-21 |
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|---|---|---|---|
| JP34622097A Expired - Fee Related JP3385199B2 (ja) | 1996-12-18 | 1997-12-16 | 信号処理方法及び信号処理装置 |
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|---|---|
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| EP (1) | EP0851610B1 (ja) |
| JP (1) | JP3385199B2 (ja) |
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| US6160852A (en) * | 1998-02-12 | 2000-12-12 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for providing wide-band and narrow-band communications |
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| US6397039B1 (en) * | 1998-09-14 | 2002-05-28 | Space Systems/Loral, Inc. | Satellite communication system using multiple ground station RF power control in a single downlink beam |
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| WO2003003770A1 (en) * | 2001-06-26 | 2003-01-09 | Nokia Corporation | Method for transcoding audio signals, transcoder, network element, wireless communications network and communications system |
| US7356010B2 (en) * | 2002-12-02 | 2008-04-08 | Ntt Docomo Inc. | Point coordinator control passing scheme using a scheduling information parameter set for an IEEE 802.11 wireless local area network |
| FI20055001A0 (fi) * | 2005-01-03 | 2005-01-03 | Nokia Corp | Ylälinkin tiedonsiirto GSM/EDGE-järjestelmässä |
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| US5351269A (en) * | 1990-12-05 | 1994-09-27 | Scs Mobilecom, Inc. | Overlaying spread spectrum CDMA personal communications system |
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| KR100217715B1 (ko) * | 1993-12-31 | 1999-09-01 | 윤종용 | 직접확산/부호분할 다중접근 시스템에서의 업-링크 접근 시스템 |
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| US5638376A (en) * | 1994-04-22 | 1997-06-10 | Ntt Mobile Communications Network | Code division multiplex signal receiving method |
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| US5737327A (en) * | 1996-03-29 | 1998-04-07 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for demodulation and power control bit detection in a spread spectrum communication system |
-
1996
- 1996-12-18 US US08/769,286 patent/US5878037A/en not_active Expired - Lifetime
-
1997
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