JP3381032B2 - Monoclonal antibody - Google Patents

Monoclonal antibody

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JP3381032B2
JP3381032B2 JP2000022597A JP2000022597A JP3381032B2 JP 3381032 B2 JP3381032 B2 JP 3381032B2 JP 2000022597 A JP2000022597 A JP 2000022597A JP 2000022597 A JP2000022597 A JP 2000022597A JP 3381032 B2 JP3381032 B2 JP 3381032B2
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恵三 河野
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Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は新規なモノクロー
ナル抗体に関するものであり、詳細には、免疫担当細胞
においてインターフェロン−γ(以下、「IFN−γ」
と略記する。)の産生を誘導する蛋白質に特異的なモノ
クローナル抗体に関する。 【0002】 【従来の技術】IFN−γは、抗ウイルス作用、抗腫瘍
作用、免疫調節作用を有する蛋白質として知られ、抗原
やマイトジェンによる刺激を受けた免疫担当細胞が産生
すると云われている。これら生物作用ゆえに、IFN−
γはその発見当初より抗腫瘍剤としての実用化が鶴首さ
れ、現在では脳腫瘍を始めとする悪性腫瘍一般の治療剤
として精力的に臨床試験が進められている。現在入手し
得るIFN−γは免疫担当細胞が産生する天然型IFN
−γと、免疫担当細胞から採取したIFN−γをコード
するDNAを大腸菌に導入してなる形質転換体が産生す
る組換え型IFN−γに大別され、上記臨床試験におい
ては、これらのうちのいずれかが「外来IFN−γ」と
して投与されている。 【0003】このうち、天然型IFN−γは、通常、培
養株化した免疫担当細胞をIFN−γ誘導剤を含む培養
培地で培養し、その培養物を精製することにより製造さ
れる。この方法では、IFN−γ誘導剤の種類がIFN
−γの産生量や精製のし易さ、さらには、製品の安全性
等に多大の影響を及ぼすと云われており、通常、コンカ
ナバリンA、レンズ豆レクチン、アメリカヤマゴボウレ
クチン、エンドトキシン、リポ多糖などのマイトジェン
が頻用される。しかしながら、これら物質は、いずれも
分子に多様性があり、給源や精製方法に依って品質が変
動し易く、誘導能の一定したIFN−γ誘導剤を所望量
入手し難いという問題がある。くわえて、上記物質の多
くは生体に投与すると顕著な副作用を示したり、物質に
依っては毒性を示すものすらあり、生体に直接投与して
IFN−γの産生を誘導するのが極めて困難であった。 【0004】本発明者らが、哺乳類の細胞が産生するサ
イトカイン類につき研究していたところ、マウスの肝臓
中にIFN−γの産生を誘導する従来未知の全く新規な
物質が存在することを見出した。カラムクロマトグラフ
ィーを中心とする種々の精製方法を組合せてこの物質を
単離し、その性質・性状を調べたところ、その本質は蛋
白質であり、次のような理化学的性質を有していること
が判明した。 (1) 分子量 SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法又はゲル濾
過法で測定すると、分子量19,000±5,000ダ
ルトンを示す。 (2) 等電点 クロマトフォーカシング法で測定すると、4.8±1.
0に等電点を示す。 (3) 部分アミノ酸配列 配列表における配列番号1及び2に示す部分アミノ酸配
列を有する。 (4) 生物作用 免疫担当細胞においてIFN−γの産生を誘導する。 【0005】斯かる理化学的性質を有する蛋白質は未だ
知られておらず、新規物質であると判断される。そこ
で、本発明者らが、引続き、マウス肝細胞を鋭意検索し
たところ、この蛋白質をコードするDNAを単離するの
に成功した。解読したところ、このDNAは471塩基
対からなり、配列表における配列番号3に示すアミノ酸
配列をコードしていることが判明した。その後、このD
NAを大腸菌に導入し、発現させたところ、培養物中に
当該蛋白質が好収量で産生した。以上の知見は、同じ特
許出願人による特願平6−184162号明細書(特開
平8−27189号公報)に開示されている。 【0006】前述のとおり、当該蛋白質は免疫担当細胞
においてIFN−γの産生を誘導する性質を具備してお
り、汎用IFN−γ誘導剤、さらには、抗ウイルス剤、
抗腫瘍剤、抗菌剤、免疫調節剤、血小板増多剤などとし
て多種多様な用途が期待される。一般に、生理活性蛋白
質を医薬品に配合使用しようとすると、その蛋白質を高
度且つ効率的に精製し得る方法や、数多くの被検試料を
一度にアッセイする方法の開発が不可欠となる。斯かる
精製及びアッセイを可能ならしめる最良の材料はモノク
ローナル抗体であるが、当該蛋白質に特異的なモノクロ
ーナル抗体は未だ樹立されていない。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】斯かる状況に鑑み、こ
の発明の目的は、前述のごとき理化学的性質を有する蛋
白質に特異的なモノクローナル抗体を提供することにあ
る。 【0008】この発明の別の目的は、斯かるモノクロー
ナル抗体を産生し得るハイブリドーマを提供することに
ある。 【0009】この発明のさらに別の目的は、斯かるモノ
クローナル抗体の製造方法を提供することにある。 【0010】この発明のさらに別の目的は、斯かるモノ
クローナル抗体による当該蛋白質の精製方法を提供する
ことにある。 【0011】この発明のさらに別の目的は、斯かるモノ
クローナル抗体による当該蛋白質の検出方法を提供する
ことにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】この発明は、前記第一の
課題を、下記の理化学的性質を有する蛋白質に特異的な
モノクローナル抗体により解決するものである。 (1) 分子量 SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法又はゲル濾
過法で測定すると、分子量19,000±5,000ダ
ルトンを示す。 (2) 等電点 クロマトフォーカシング法で測定すると、4.8±1.
0に等電点を示す。 (3) 部分アミノ酸配列 配列表における配列番号1及び2に示す部分アミノ酸配
列を有する。 (4) 生物作用 免疫担当細胞においてインターフェロン−γの産生を誘
導する。 【0013】この発明は、前記第二の課題を、斯かるモ
ノクローナル抗体を産生し得るハイブリドーマにより解
決するものである。 【0014】この発明は、前記第三の課題を、斯かるモ
ノクローナル抗体を産生し得るハイブリドーマを生体外
又は生体内で培養する工程とその培養物又は体液からモ
ノクローナル抗体を採取する工程を含んでなるモノクロ
ーナル抗体の製造方法により解決するものである。 【0015】この発明は、前記第四の課題を、斯かるモ
ノクローナル抗体を当該蛋白質と夾雑物質を含む混合物
に接触させてモノクローナル抗体に蛋白質を吸着させる
工程と、吸着した蛋白質をモノクローナル抗体から脱着
させる工程を含んでなる蛋白質の精製方法により解決す
るものである。 【0016】この発明は、前記第五の課題を、被検試料
に斯かるモノクローナル抗体を接触せしめ、免疫反応に
より当該蛋白質を検出する蛋白質の検出方法により解決
するものである。 【0017】 【発明の実施の形態】この発明のモノクローナル抗体
は、特定の理化学的性質を有する蛋白質と特異的に反応
する。 【0018】この発明のハイブリドーマは、生体内外で
培養すると、斯かるモノクローナル抗体を産生する。 【0019】この発明による製造方法によるときには、
斯かるモノクローナル抗体の所望量が容易に得られる。 【0020】この発明による精製方法によるときには、
当該蛋白質と夾雑物質を含む混合物から、当該蛋白質が
高純度且つ効率的に採取される。 【0021】この発明による検出方法によるときには、
被検試料中の当該蛋白質のみが免疫反応を呈するので、
適宜手法によりその免疫反応を測定することにより、被
検試料中の当該蛋白質を定性的又は定量的に検出するこ
とができる。 【0022】この発明でいうモノクローナル抗体とは、
前述の理化学的性質を有する蛋白質に特異的なモノクロ
ーナル抗体全般を包含するものとし、その出所・由来、
クラスは問わない。対象となる個々の蛋白質としては、
例えば、配列表における配列番号3に示すアミノ酸配列
又はそれに相同的なアミノ酸配列を有する蛋白質が挙げ
られる。配列表における配列番号3に示すアミノ酸配列
に相同的なアミノ酸配列とは、前述の理化学的性質を実
質的に変えることなく、その配列番号3のアミノ酸配列
におけるアミノ酸の1個又は2個以上を他のアミノ酸で
置換したもの、配列番号3のアミノ酸配列におけるN末
端及び/又はC末端にアミノ酸が1又は2個以上付加し
たもの及びそのN末端及び/C末端のアミノ酸が1個又
は2個以上欠失したものを包含する。 【0023】この発明のモノクローナル抗体は、斯かる
蛋白質又はその抗原性フラグメントを抗原として用いる
ことにより得ることができる。具体的には、例えば、斯
かる抗原で免疫感作しておいた哺乳動物より採取した抗
体産生細胞と無限増殖可能な哺乳類由来の細胞とのハイ
ブリドーマを作製し、これよりこの発明のモノクローナ
ル抗体を産生し得るハイブリドーマのクローンを選択
し、これを生体内外で培養することにより得ることがで
きる。 【0024】抗原となり得る蛋白質は、例えば、特願平
6−184162号明細書(特開平8−27189号公
報)に開示したように、マウス肝細胞から採取するか、
配列表における配列番号3に示すアミノ酸配列又はそれ
に相同的なアミノ酸配列をコードするDNAを導入した
形質転換体を培養することにより得ることができ、それ
らは、通常、完全精製又は部分精製した状態で使用され
る。抗原性フラグメントを得るには、これら完全精製品
又は部分精製品を化学的又は酵素的に分解するか、配列
表における配列番号3に示すアミノ酸配列に基づきペプ
チド合成すればよい。 【0025】免疫感作は慣用の方法によればよく、例え
ば、上記のごとき抗原を単独又は適宜アジュバントとと
もに哺乳動物の静脈、皮内、皮下又は腹腔内に注射接種
し、一定期間飼育する。哺乳動物に特に限定はなく、所
期の抗体産生細胞が得られるかぎり、種類、大きさ、雌
雄は問わない。通常はラット、マウス、ハムスターなど
のげっ歯類が用いられ、後記無限増殖可能な哺乳類由来
の細胞との適合性も勘案しながら、最適のものが選択さ
れる。哺乳動物の種類や大きさにも依るが、抗原の接種
量は、通常、総接種量を約5乃至500μg/匹とし、
これを約1乃至2週間の間隔を置いて2乃至5回に分け
て接種する。そして、最終接種から3乃至5日後に脾臓
を摘出し、分散して抗体産生細胞としての脾細胞を得
る。 【0026】つぎに、斯くして得られた抗体産生細胞と
無限増殖可能な哺乳類由来の細胞とを融合させて、目的
のハイブリドーマを含む細胞融合産物を得る。無限増殖
可能な哺乳類由来の細胞には、通常、P3−NS1−A
g4−1細胞(ATCC TIB18)、P3−X63
−Ag8細胞(ATCC TIB9)及びSP2/0−
Ag14細胞(ATCC CRL1581)などのマウ
ス骨髄種由来の細胞株又はその変異株が用いられる。細
胞融合は、例えば、ポリエチレングリコールやセンダイ
ウイルスを始めとする融合促進剤や電気パルスによる慣
用の方法が用いられ、一例を挙げると、融合促進剤を含
む融合培地に抗体産生細胞と無限増殖可能な哺乳類由来
の細胞を約1:1乃至1:10の割合で浮遊させ、この
状態のまま、約30乃至40℃で約1乃至5分間インキ
ュベートする。融合培地には、例えば、MEM培地、R
PMI1640培地及びイスコフ改変ダルベコ培地を始
めとする通常一般のものを用い得るが、ウシ血清などの
血清類は除いておくのが望ましい。 【0027】目的のハイブリドーマを選択するには、ま
ず、上記のようにして得た細胞融合産物をHAT培地な
どの選択用培地に移し、約30乃至40℃で約3日乃至
3週間培養してハイブリドーマ以外の細胞を死滅させ
る。つぎに、ハイブリドーマを常法により培養し、培養
物中に分泌された抗体につき、当該蛋白質との反応性を
試験する。試験には、エンザイムイムノアッセイ、ラジ
オイムノアッセイ及びバイオアッセイなどの抗体を検出
するための慣用の方法が用いられ、例えば、富山朔二・
安東民衛編『単クローン抗体実験マニュアル』、199
1年、講談社サイエンティフィク発行、第105乃至1
52頁にはそのための方法が種々詳述されている。当該
蛋白質に特異的な抗体を産生するハイブリドーマは、限
界希釈法などにより、直ちにクローニングされ、単一ク
ローン化されたこの発明によるハイブリドーマを得る。 【0028】この発明のモノクローナル抗体は、斯かる
ハイブリドーマを生体内外で培養することにより得るこ
とができる。培養には、哺乳類由来の細胞を培養するた
めの慣用の方法が用いられ、例えば、生体外の培養培地
で培養するときには、その培養物から、一方、ヒト以外
の温血動物に移植し、生体内で培養するときには、その
腹水及び/又は血液からモノクローナル抗体を採取す
る。後述のハイブリドーマM−1はモノクローナル抗体
の産生能高く、しかも、生体内外における培養が容易で
あるという特徴がある。培養物又は腹水若しくは血液か
らモノクローナル抗体を採取するには、抗体一般を精製
するための斯界における慣用の方法が用いられる。個々
の方法としては、例えば、塩析、透析、濾過、濃縮、遠
心分離、分別沈澱、ゲル濾過クロマトグラフィー、イオ
ン交換クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグ
ラフィー、高速液体クロマトグラフィー、ゲル電気泳動
及び等電点電気泳動が挙げられ、これらは必要に応じて
組合せて適用される。精製したモノクローナル抗体は、
その後、濃縮・乾燥し、用途に応じて液状又は固状とす
る。 【0029】この発明のモノクローナル抗体は、イムノ
アフィニティークロマトグラフィーによる当該蛋白質の
精製にきわめて有用である。斯かる精製方法は、この発
明のモノクローナル抗体を当該蛋白質と当該蛋白質以外
の夾雑蛋白質を始めとする夾雑物質との混合物に接触さ
せてモノクローナル抗体に当該蛋白質のみを吸着させる
工程と、吸着した蛋白質をモノクローナル抗体から脱着
させる工程を含んでなり、両工程は、通常、水性媒体中
で行なわれる。この発明のモノクローナル抗体は、通
常、ゲル状の水不溶性担体に結合した状態で用いられ、
その水不溶性担体を円筒管などにカラム状に充填し、こ
れに、例えば、マウス肝細胞の抽出液若しくは形質転換
体の培養液又はそれらの部分精製品を通液すると、実質
的に当該蛋白質のみが水不溶性担体上のモノクローナル
抗体に吸着する。吸着した蛋白質は、モノクローナル抗
体周囲の水素イオン濃度を変えることにより、容易に脱
着させることができ、例えば、IgGのクラスに属する
モノクローナル抗体を用いる場合は酸性側のpH、通
常、pH2乃至3で、一方、IgMのクラスに属するモ
ノクローナル抗体を用いる場合はアルカリ側のpH、通
常、pH10乃至11で溶出させる。 【0030】この発明の精製方法によるときには、当該
蛋白質を最少限の労力と時間で高度に精製できる。前述
のとおり、当該蛋白質は、免疫担当細胞においてIFN
−γの産生を誘導する性質を具備するので、得られた精
製蛋白質は細胞培養法によりIFN−γを製造の際の誘
導剤として、さらには、IFN−γに感受性を有する、
例えば、エイズや尖圭コンジロムなどのウイルス性疾
患、腎臓癌、肉芽腫、菌状息肉症、脳腫瘍などの悪性腫
瘍、関節リウマチやアレルギー症などの免疫疾患に対す
る治療剤・予防剤として有用である。当該蛋白質がキラ
ー細胞による細胞障害性を増強する性質を兼備する場合
には、インターロイキン2や腫瘍壊死因子と適宜併用す
ることにより、養子免疫療法による肺癌、腎臓癌、乳癌
などの固形癌を含む悪性腫瘍の治療における治療効果や
副作用の改善に著効が得られる。 【0031】この発明のモノクローナル抗体は、当該蛋
白質の検出を必要とする諸分野にも広範な用途を有す
る。すなわち、この発明のモノクローナル抗体にラジオ
イムノアッセイ、エンザイムイムノアッセイ、蛍光イム
ノアッセイなどの標識イムノアッセイを適用するときに
は、被検試料中の当該蛋白質を迅速且つ正確に定性又は
定量分析することができる。斯かる分析において、この
発明のモノクローナル抗体は、例えば、放射性物質、酵
素及び/又は蛍光物質により標識して用いられる。この
発明のモノクローナル抗体は当該蛋白質に特異的に反応
し、免疫反応を呈するので、その免疫反応をこれら標識
物質を指標に測定すれば、被検試料中のごく微量の当該
蛋白質を精度良く検出することができる。標識イムノア
ッセイは、バイオアッセイと比較して、一度に数多くの
被検試料を分析できるうえに、分析に要する時間と労力
が少なくてすみ、しかも、分析が高精度であるという特
徴がある。したがって、この発明による検出方法は、当
該蛋白質を製造する際の工程管理や製品の品質管理にき
わめて有用である。なお、この発明はモノクローナル抗
体の標識や標識アッセイそのものに係わるものではない
ので詳細な説明は省くが、例えば、ピー・ティッセン
著、石川栄治訳『エンザイムイムノアッセイ』、198
9年、東京化学同人発行、第196乃至348頁などに
はそのための方法が種々詳述されている。 【0032】以下、実施例に基づきこの発明を説明する
が、斯界の技術水準においては、斯かる実施例は多種多
様に改変可能である。斯かる技術水準に鑑み、この発明
がこれら実施例のみに限定されるべきでないことは云う
までもない。 【0033】 【実施例1】〈ハイブリドーマM−1の調製〉 【0034】 【実施例1−1】〈形質転換体KGFM5の作製〉 0.5ml容反応管に25mM塩化マグネシウムを8μ
l、10×PCR緩衝液を10μl、25mM dNT
Pミックスを1μl、2.5単位/μlアンプリタック
DNAポリメラーゼを1μl、特願平6−184162
号明細書(特開平8−27189号公報)に記載された
方法にしたがってファージDNAクローンから調製した
配列表における配列番号4に示す塩基配列を有し当該蛋
白質をコードするDNAを含む組換えDNAを1ng、
配列表の配列番号3におけるN末端及びC末端付近のア
ミノ酸配列に基づき化学合成した5´−GAGGAAT
TCTGGAGGAAGGTACCATGAACTTT
GGCCGACTTC−3´及び5´−GCGAAAG
CTTCTAACTTTGATGTAAG−3´で表わ
される塩基配列のセンスプライマー及びアンチセンスプ
ライマーの適量を加え、滅菌蒸留水で100μlとし
た。常法により、この混合物を94℃で1分間、43℃
で1分間、72℃で1分間、この順序でインキュベート
するサイクルを3回繰返した後、さらに、94℃で1分
間、60℃で1分間、70℃で1分間、この順序でイン
キュベーションするサイクルを37回繰返しPCR反応
させ、配列番号4に示す塩基配列における5´末端及び
3´末端にそれぞれEco RI切断部位及びHind
III切断部位を設けた。 【0035】PCR産物、ストラタジーン製プラスミド
ベクター『pCR−ScriptSK (+)』10n
gを常法により、DNAリガーゼで連結して組換えDN
Aとし、これをコンピテントセル法によりストラタジー
ン製大腸菌『XL−1 Blue MRF´Kan』株
に導入して形質転換した。形質転換体を50μg/ml
アンピシリンを含むL−ブロス培地(pH7.2)に接
種し、37℃で18時間振盪培養した後、培養物を遠心
分離して形質転換体を採取し、通常のアルカリ−SDS
法を適用して組換えDNAを単離した。この組換えDN
Aの一部をとり、ジデオキシ法により分析したところ、
配列表における配列番号4に示す塩基配列のDNAが連
結されており、PCR反応において、所期のDNAが正
しく遺伝子増幅されたことが確認された。 【0036】そこで、常法にしたがって残りの組換えD
NAを制限酵素Eco RI及びHind IIIで切
断後、宝酒造製DNAライゲーションキット『DNAラ
イゲーション・キット・バージョン2』を使用して、得
られたEco RI−Hind III DNA断片
0.1μgと予め同じ制限酵素で切断しておいたファル
マシア製プラスミドベクター『pKK223−3』10
ngを16℃で30分間反応させて連結させて複製可能
な組換えDNA『pKGFM5』を得た。コンピテント
セル法により、この組換えDNA pKGFM5で大腸
菌Y1090株(ATCC37197)を形質転換し、
得られた形質転換体『KGFM5』を50μg/mlア
ンピシリンを含むL−ブロス培地(pH7.2)に接種
し、37℃で18時間振盪培養した。培養物を遠心分離
して形質転換体を採取し、その一部に通常のSDS−ア
ルカリ法を適用して組換えDNA pKGFM5を抽出
した。ジデオキシ法により分析したところ、図1に示す
ように、組換えDNA pKGFM5においては、配列
表における配列番号4に示す塩基配列のKGFM5cD
NAがTacプロモータの下流に連結されていた。 【0037】 【実施例1−2】〈形質転換体KGFM5による蛋白質
の産生〉オートクレーブによりアンピシリン50μg/
mlを含むL−ブロス培地(pH7.2)を滅菌し、3
7℃に冷却後、実施例1−1で作製した形質転換体KG
FM5を接種し、振盪下、同じ温度で18時間種培養し
た。20l容ジャーファーメンタに新鮮な同一培地を1
8lとり、同様に滅菌し、37℃に冷却後、上記で得た
種培養物を1%(v/v)接種し、同じ温度で8時間通
気攪拌培養した。培養物を遠心分離して菌体を採取し、
150mM塩化ナトリウム、16mM燐酸水素二ナトリ
ウム及び4mM燐酸二水素ナトリウムを含む混液(pH
7.3)に浮遊させ、超音波破砕後、遠心分離により菌
体破砕物を除去し、上清を採取した。 【0038】この上清に氷冷下で硫酸アンモニウムを4
0%(w/v)まで加え、均一に溶解し、暫時静置し、
遠心分離後、上清を採取した。この新たに生じた上清に
硫酸アンモニウムを85%(w/v)まで加え、4℃で
25時間攪拌し、遠心分離後、当該蛋白質を含む沈澱を
採取した。この沈澱を1.5M硫酸アンモニウムを含む
150mM燐酸緩衝液(pH6.6)に溶解し、溶液を
予め1.5M硫酸アンモニウムを含む10mM燐酸緩衝
液(pH6.6)により平衡化しておいたファルマシア
製『フェニル・セファロース』のカラムに負荷し、カラ
ムを新鮮な同一緩衝液で洗浄後、1.5Mから0Mに下
降する硫酸アンモニウムの濃度勾配下、10mM燐酸緩
衝液(pH6.6)を通液した。 【0039】つぎに、硫酸アンモニウム濃度0.9M付
近で溶出した画分をプールし、膜濃縮後、10mM燐酸
緩衝液(pH6.5)に対して4℃で18時間透析し、
予め10mM燐酸緩衝液(pH6.5)により平衡化し
ておいた東ソー製『DEAE5PW』のカラムに負荷
し、カラムを新鮮な同一緩衝液で洗浄後、0Mから0.
2Mに上昇する塩化ナトリウムの濃度勾配下、10mM
燐酸緩衝液(pH6.5)を通液し、塩化ナトリウム濃
度0.1M付近で溶出した画分を採取した。 【0040】その後、この画分を膜濃縮し、予め燐酸食
塩緩衝液(以下、「PBS」と云う。)により平衡化し
ておいたファルマシア製『スーパー・デックス75』の
カラムに負荷し、新鮮なPBSを通液して溶出した分子
量19,000ダルトン付近の画分を採取したところ、
精製蛋白質を約4.7mg含む水溶液が得られた。全精
製工程を通じての収率は約26%であった。 【0041】特願平6−184162号明細書(特開平
8−27189号公報)に記載した方法に準じて分析し
たところ、精製蛋白質は次のような理化学的性質を有し
ていた。すなわち、非還元条件下でSDS−ポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動すると、分子量19,000±
5,000ダルトンに相当する位置にIFN−γ誘導能
ある主たるバンドを示す一方、クロマトフォーカシング
すると、4.8±1.0に等電点を示した。また、トリ
プシン消化して得られる2種類のペプチド断片は、配列
表における配列番号1及び2に示すアミノ酸配列を有し
ていた。 【0042】 【実施例1−3】〈ハイブリドーマM−1の調製〉10
週齢SDラットの腹腔内に実施例1−2の方法により得
た精製蛋白質を完全フロイントアジュバントともに20
μg/匹の割合で注射接種した。その後、2週間おきに
同一量を2回接種し、最後の接種から1週間後に同一量
をさらに静脈注射し、3日後に脾臓を摘出し、分散して
脾細胞を得た。 【0043】この脾細胞とマウス骨髄腫由来のSP2/
0−Ag14細胞(ATCC CRL1581)を37
℃に予温しておいた血清無含有のRPMI1640培地
(pH7.2)にそれぞれ細胞密度3×104個/ml
及び1×104個/mlになるように浮遊させ、遠心分
離後、沈澱部を採取した。この沈澱に平均分子量1,5
00ダルトンの50%(w/v)ポリエチレングリコー
ルを含む血清無含有のRPMI1640培地(pH7.
2)1mlを1分間かけて滴々加え、37℃で1分間イ
ンキュベートした後、全量が50mlになるまで血清無
含有のRPMI1640培地(pH7.2)を滴々加
え、遠心分離後、沈澱部を採取した。この沈澱をHAT
培地に浮遊させ、96ウェルマイクロプレートに200
μl/ウェルずつ分注し、37℃で1週間インキュベー
トしてハイブリドーマを選択した。 【0044】各ウェルにおける培養上清中に分泌された
抗体につき、実施例1−2の方法により得た精製蛋白質
との反応性をエンザイムイムノアッセイにより調べ、同
精製蛋白質に反応性を示す抗体を産生するハイブリドー
マを選別した。引続き、このハイブリドーマに常法にし
たがって限界希釈を繰返し適用し、この発明のモノクロ
ーナル抗体を産生し得るハイブリドーマのクローンM−
1を得た。 【0045】 【実施例2】〈モノクローナル抗体M−1mAbの調製
とウェスタンブロッテイング分析〉 【0046】 【実施例2−1】〈モノクローナル抗体M−1mAbの
調製〉実施例1−3の方法により得たハイブリドーマM
−1を細胞密度約1×106個/mlになるように5%
(v/v)ウシ血清を補足したRPMI1640培地
(pH7.2)に浮遊させ、培養規模を拡大しながら、
5%CO2インキュベータ中、37℃で培養した。所期
の細胞密度に達した時点で、ハイブリドーマM−1を予
めウサギ由来の抗ハムスター胸腺細胞抗体により免疫抑
制するとともに、プリスタンを0.5ml/匹腹腔内注
射しておいた5週齢のハムスターの腹腔内に1×107
個/匹注射接種し、通常の方法で1週間飼育した。 【0047】ハムスターから腹水を採取し、PBSで3
倍希釈した後、硫酸アンモニウムを50%飽和になるよ
うに加え、4℃で24時間静置し、遠心分離後、沈澱部
を採取した。この沈澱を20mM燐酸二水素カリウム水
溶液(pH6.7)に対して4℃で一晩透析した後、予
め新鮮な同一水溶液で平衡化しておいたヒドロキシアパ
タイトカラムに負荷し、濃度が20mMから300mM
に直線的に上昇する燐酸二水素カリウム水溶液(pH
6.7)を通液したところ、この発明のモノクローナル
抗体M−1mAbを含む水溶液が得られた。収量は、ハ
ムスター1匹当たり、約5mgであった。常法にしたが
って分析したところ、このモノクローナル抗体M−1m
AbはIgMのクラスに属していた。 【0048】 【実施例2−2】〈ウェスタンブロッティング分析〉ジ
チオトレイトール100mg、10%(w/v)SDS
水溶液0.5ml及びグリセロール1mlからなる混液
に実施例1−2の方法により得た精製蛋白質を1μg加
え、37℃で1時間インキュベートした後、SDS−ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動した。常法によりゲルを
ニトロセルロース膜に移し、ニトロセルロース膜をハイ
ブリドーマM−1の培養上清に1時間浸漬した後、0.
05%(v/v)ツイーン20を含む50mMトリス−
塩酸緩衝液(pH7.5)で洗浄して過剰の抗体を除い
た。ニトロセルロース膜を西洋ワサビパーオキシダーゼ
で標識したウサギ由来の抗ラットIg抗体を含むPBS
に1時間浸漬して反応させ、0.05%(v/v)ツイ
ーン20を含む50mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.
5)で洗浄後、0.005%(v/v)過酸化水素と
0.3mg/mlジアミノベンジジンを含む50mMト
リス−塩酸緩衝液(pH7.5)に浸漬して発色させ
た。 【0049】同時に、精製蛋白質に代えて、後記実施例
4の方法により得たマウス肝細胞由来の精製蛋白質又は
組換え型ヒトインターロイキン12を用いる系を設け、
上記と同様に処置して対照とした。なお、分子量マーカ
には、ウシ血清アルブミン(67,000ダルトン)、
オボアルブミン(45,000ダルトン)、カルボニッ
クアンヒドラーゼ(30,000ダルトン)、トリプシ
ンインヒビター(20,100ダルトン)及びα−ラク
トアルブミン(14,400ダルトン)を用いた。結果
を図2に示す。 【0050】図2の結果に見られるように、モノクロー
ナル抗体M−1mAbは、実施例1−2の方法により得
た精製蛋白質(レーン1)及び実施例4の方法により得
た精製蛋白質(レーン2)にのみ特異的に反応し、ヒト
インターロイキン12(レーン3)には全く反応しなか
った。このことは、この発明のモノクローナル抗体が、
製造方法の如何に依らず、特定の理化学的性質を有する
蛋白質に特異的に反応することを裏付けている。 【0051】 【実施例3】〈イムノアフィニティークロマトグラフィ
ーによる蛋白質の精製〉 【0052】 【実施例3−1】〈イムノアフィニティークロマトグラ
フィー用ゲルの調製〉実施例2−1の方法により得たモ
ノクローナル抗体M−1mAbを80mgとり、0.5
M塩化ナトリウムを含む0.1M硼酸緩衝液(pH8.
5)に対して4℃で一晩透析した。水不溶性担体として
ファルマシア製『CNBr−活性化セファロース4B』
4gを1mM塩酸水溶液中で膨潤させ、新鮮な同一塩酸
水溶液、0.5M塩化ナトリウムを含む0.1M硼酸緩
衝液(pH8.5)の順序で洗浄した後、上記のモノク
ローナル抗体水溶液約10mlを加え、室温下で2時
間、4℃でさらに一晩緩やかに攪拌した。その後、ゲル
を1Mエタノールアミン水溶液(pH8.0)で洗浄
し、さらに、0.5M塩化ナトリウムを含む0.1M硼
酸緩衝液(pH8.5)及び0.5M塩化ナトリウムを
含む0.1M酢酸緩衝液(pH4.0)をこの順序で用
いて洗浄する工程を5回繰返し、最後にPBSで洗浄し
てイムノアフィニティークロマトグラフィー用ゲルを得
た。常法により分析したところ、ゲル1ml当たり、約
6mgのモノクローナル抗体M−1mAbが結合してい
た。 【0053】 【実施例3−2】〈イムノアフィニティークロマトグラ
フィーによる蛋白質の精製〉実施例3−1で得たイムノ
アフィニティークロマトグラフィー用ゲル10mlをプ
ラスチック製円筒管内部にカラム状に充填し、PBSで
洗浄後、実施例1−2の方法により得た当該蛋白質を約
0.1mg/ml含むフェニルセファロース溶出画分1
0mlを負荷した。新鮮なPBSで洗浄した後、カラム
に35mMエチルアミン水溶液(pH10.8)を通液
し、IFN−γ誘導能ある画分を採取した。採取した画
分をプールし、濃縮後、IFN−γ誘導活性及び蛋白質
含量を測定したところ、純度95%以上の精製蛋白質
が、原料当たり、ほぼ100%の収量で得られたことが
判明した。 【0054】 【実施例4】〈イムノアフィニティークロマトグラフィ
ーによる蛋白質の精製〉8週齢の雌CD−1マウス60
0匹の腹腔内にコリネバクテリウム・パルバム(ATC
C11827)を60℃で1時間加熱して調製した死菌
体を1mg/匹注射投与し、通常一般の方法で7日間飼
育後、静脈内に大腸菌由来の精製リポ多糖を1μg/匹
注射投与した。1乃至2時間後、マウスを屠殺し、心臓
採血後、肝臓を摘出し、8倍容の50mM燐酸緩衝液
(pH7.3)中、ホモゲナイザーにより破砕して抽出
した。抽出物を約8,000rpmで20分間遠心分離
し、得られた上清約9lに飽和硫酸アンモニウムを含む
50mM燐酸緩衝液(pH7.3)を硫酸アンモニウム
が45%飽和になるように加え、4℃で18時間静置
後、約8,000rpmで30分間遠心分離して当該蛋
白質を含む上清約19lを得た。 【0055】この上清を予め1M硫酸アンモニウムを含
む50mM燐酸緩衝液(pH7.3)で平衡化させてお
いたファルマシア製『フェニルセファロース』約4.6
lのカラムに負荷し、カラムを新鮮な同一緩衝液で洗浄
後、1Mから0.2Mに下降する硫酸アンモニウムの濃
度勾配下、50mM燐酸緩衝液(pH7.3)をSV
0.57で通液した。硫酸アンモニウム濃度が0.8M
付近のときに溶出した当該蛋白質を含む画分約4.8l
を採取し、膜濃縮し、20mM燐酸緩衝液(pH6.
5)に対して4℃で18時間透析後、予め20mM燐酸
緩衝液(pH6.5)で平衡化させておいたファルマシ
ア製『DEAE−セファロース』約250mlのカラム
に負荷した。カラムを新鮮な同一緩衝液で洗浄後、0M
から0.2Mに上昇する塩化ナトリウムの濃度勾配下、
カラムに20mM燐酸緩衝液(pH6.5)をSV1.
2で通液したところ、当該蛋白質が0.13M付近の塩
化ナトリウム濃度で溶出した。 【0056】当該蛋白質を含む溶出液約260mlを採
取し、濃縮後、実施例3と同様に精製したところ、純度
95%以上の精製蛋白質が、原料当たり、ほぼ100%
の収量で得られた。 【0057】 【実施例5】〈エンザイムイムノアッセイによる蛋白質
の検出〉常法にしたがって、実施例1−2の方法により
得た精製蛋白質でウサギを免疫感作した後、血液を採取
し、IgG抗体を単離した。このIgG抗体をPBSに
20μg/mlになるように溶解し、96ウェルマイク
ロプレートに100μl/ウェルずつ分注した。マイク
ロプレートを室温下で3時間インキュベートした後、I
gG溶液を除き、1%(w/v)ウシ血清アルブミンを
含むPBSを200μl/ウェルずつ加え、4℃で一晩
静置した。 【0058】マイクロプレートからPBSを除き、0.
05%(v/v)ツイーン20を含むPBSで洗浄後、
実施例1−2の方法により得た精製蛋白質を0.5%
(w/v)ウシ血清アルブミンを含むPBSにより適宜
濃度に希釈して100μl/ウェルずつ加え、振盪下、
室温下で2時間反応させた。0.05%(v/v)ツイ
ーン20を含むPBSで洗浄し、ビオチン標識したモノ
クローナル抗体M−1mAbを100μl/ウェルずつ
加え、振盪しながら室温下で2時間反応させ、0.05
%(v/v)ツイーン20を含むPBSで洗浄した後、
西洋ワサビパーオキシダーゼとストレプトアビジンとの
複合体を100μl/ウェルずつ加え、振盪しながら室
温下でさらに2時間反応させた。0.05%(v/v)
ツイーン20を含むPBSで洗浄後、精製蛋白質に結合
した西洋ワサビパーオキシダーゼの活性をo−フェニレ
ンジアミンを基質に波長492nmにおける吸光度とし
て測定した。結果を表1に示す。 【0059】 【表1】 【0060】表1の結果から明らかなように、本検出方
法によるときには、少なくとも約50乃至2,000p
g/mlの当該蛋白質を精度良く検出し得る。 【0061】 【実施例6】〈ラジオイムノアッセイによる蛋白質の検
出〉常法にしたがって、実施例1−2の方法により得た
精製蛋白質でウサギを免疫感作した後、血液を採取し、
IgG抗体を単離した。このIgG抗体を常法によりラ
ジオイムノアッセイ用ポリスチレンビーズに吸着させ、
2%(w/v)ウシ血清アルブミンを含むPBS中、4
℃で一晩静置して固相抗体を得た。 【0062】試験管にこの固相抗体を1個ずつとり、実
施例1−2の方法により得た精製蛋白質を0.5%(w
/v)ウシ血清アルブミンを含むPBSにより適宜濃度
に希釈して0.2mlずつ加え、4℃で4時間静置し
た。固相抗体を0.05%(v/v)ツイーン20と
0.5%(w/v)ウシ血清アルブミンを含むPBSで
洗浄した後、実施例2−1の方法により得たモノクロー
ナル抗体M−1mAbを常法により125I標識して0.
2ml(1×105cpm)ずつ加え、4℃で一晩静置
した。過剰の標識抗体を除去し、0.05%(v/v)
ツイーン20と0.5%(w/v)ウシ血清アルブミン
を含むPBSで洗浄した後、ガンマカウンタによりビー
ズの放射能を測定した。結果を表2に示す。 【0063】 【表2】 【0064】表2の結果から明らかなように、本検出方
法によるときには、少なくとも約100乃至1,200
pg/mlの当該蛋白質を精度良く検出できる。 【0065】 【発明の効果】以上説明したごとく、この発明のモノク
ローナル抗体は、免疫担当細胞においてIFN−γの産
生を誘導する蛋白質に特異的に反応する。したがって、
この発明のモノクローナル抗体は、斯かる蛋白質の精製
及び検出に多種多様の用途を有することとなる。斯くも
有用なこの発明のモノクローナル抗体は、ハイブリドー
マを用いる製造方法により、所望量を容易に得ることが
できる。 【0066】この発明は、斯くも顕著な作用効果を発揮
するものであり、斯界に貢献すること誠に多大な意義の
ある発明であると云える。 【0067】 【配列表】 配列番号:1 配列の長さ:25 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメントの種類:中間部フラグメント 配列 Ile Ile Ser Phe Glu Glu Met Asp Pro Pro Glu Asn Ile Asp Asp Ile Gln 1 5 10 15 Ser Asp Leu Ile Phe Phe Gln Lys 20 25 【0068】 配列番号:2 配列の長さ:18 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメントの種類:中間部フラグメント 配列 Gln Pro Val Phe Glu Asp Met Thr Asp Ile Asp Gln Ser Ala Ser Glu Pro 1 5 10 15 Gln 【0069】 配列番号:3 配列の長さ:157 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列 Asn Phe Gly Arg Leu His Cys Thr Thr Ala Val Ile Arg Asn Ile Asn Asp 1 5 10 15 Gln Val Leu Phe Val Asp Lys Arg Gln Pro Val Phe Glu Asp Met Thr Asp 20 25 30 Ile Asp Gln Ser Ala Ser Glu Pro Gln Thr Arg Leu Ile Ile Tyr Met Tyr 35 40 45 50 Lys Asp Ser Glu Val Arg Gly Leu Ala Val Thr Leu Ser Val Lys Asp Ser 55 60 65 Lys Xaa Ser Thr Leu Ser Cys Lys Asn Lys Ile Ile Ser Phe Glu Glu Met 70 75 80 85 Asp Pro Pro Glu Asn Ile Asp Asp Ile Gln Ser Asp Leu Ile Phe Phe Gln 90 95 100 Lys Arg Val Pro Gly His Asn Lys Met Glu Phe Glu Ser Ser Leu Tyr Glu 105 110 115 Gly His Phe Leu Ala Cys Gln Lys Glu Asp Asp Ala Phe Lys Leu Ile Leu 120 125 130 135 Lys Lys Lys Asp Glu Asn Gly Asp Lys Ser Val Met Phe Thr Leu Thr Asn 140 145 150 Leu His Gln Ser 155 【0070】 配列番号:4 配列の長さ:471 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 生物名:マウス 組織名:肝臓 配列の特徴 配列を表わす記号:mat peptide 存在位置:1..471 特徴を決定した方法:S 配列 AAC TTT GGC CGA CTT CAC TGT ACA ACC GCA GTA ATA CGG AAT ATA AAT 48 Asn Phe Gly Arg Leu His Cys Thr Thr Ala Val Ile Arg Asn Ile Asn 1 5 10 15 GAC CAA GTT CTC TTC GTT GAC AAA AGA CAG CCT GTG TTC GAG GAT ATG 96 Asp Gln Val Leu Phe Val Asp Lys Arg Gln Pro Val Phe Glu Asp Met 20 25 30 ACT GAT ATT GAT CAA AGT GCC AGT GAA CCC CAG ACC AGA CTG ATA ATA 144 Thr Asp Ile Asp Gln Ser Ala Ser Glu Pro Gln Thr Arg Leu Ile Ile 35 40 45 TAC ATG TAC AAA GAC AGT GAA GTA AGA GGA CTG GCT GTG ACC CTC TCT 192 Tyr Met Tyr Lys Asp Ser Glu Val Arg Gly Leu Ala Val Thr Leu Ser 50 55 60 GTG AAG GAT AGT AAA AYG TCT ACC CTC TCC TGT AAG AAC AAG ATC ATT 240 Val Lys Asp Ser Lys Xaa Ser Thr Leu Ser Cys Lys Asn Lys Ile Ile 65 70 75 80 TCC TTT GAG GAA ATG GAT CCA CCT GAA AAT ATT GAT GAT ATA CAA AGT 288 Ser Phe Glu Glu Met Asp Pro Pro Glu Asn Ile Asp Asp Ile Gln Ser 85 90 95 GAT CTC ATA TTC TTT CAG AAA CGT GTT CCA GGA CAC AAC AAG ATG GAG 336 Asp Leu Ile Phe Phe Gln Lys Arg Val Pro Gly His Asn Lys Met Glu 100 105 110 TTT GAA TCT TCA CTG TAT GAA GGA CAC TTT CTT GCT TGC CAA AAG GAA 384 Phe Glu Ser Ser Leu Tyr Glu Gly His Phe Leu Ala Cys Gln Lys Glu 115 120 125 GAT GAT GCT TTC AAA CTC ATT CTG AAA AAA AAG GAT GAA AAT GGG GAT 432 Asp Asp Ala Phe Lys Leu Ile Leu Lys Lys Lys Asp Glu Asn Gly Asp 130 135 140 AAA TCT GTA ATG TTC ACT CTC ACT AAC TTA CAT CAA AGT 471 Lys Ser Val Met Phe Thr Leu Thr Asn Leu His Gln Ser 145 150 155
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [0001] TECHNICAL FIELD The present invention relates to a novel monochrome
Null antibodies, specifically immunocompetent cells
In the interferon-γ (hereinafter, “IFN-γ”
Abbreviated. ) -Specific protein-inducing products
For clonal antibodies. [0002] 2. Description of the Related Art IFN-γ has an antiviral action,
Known as a protein having an action and immunomodulatory action,
Cells produced by immune and mitogen-stimulated cells
It is said that. Because of these biological effects, IFN-
Since its discovery, γ has been put to practical use as an antitumor agent.
Currently, it is a general treatment for malignant tumors including brain tumors
Clinical trials are being vigorously pursued. Currently obtained
The obtained IFN-γ is a natural IFN produced by an immunocompetent cell.
-Γ and IFN-γ collected from immunocompetent cells
Transformant obtained by introducing DNA into Escherichia coli
Recombinant IFN-γ is classified into
In some cases, one of these is called “foreign IFN-γ”
Have been administered. [0003] Of these, natural IFN-γ is usually cultured.
Culture of established immunocompetent cells containing IFN-γ inducer
It is produced by culturing in a medium and purifying the culture.
It is. In this method, the type of IFN-γ inducer is IFN-γ
-Yield and ease of purification, and product safety
It is said to have a great effect on
Navarin A, lentil lectin, American pokeweed
Mitogens such as cutin, endotoxin, and lipopolysaccharide
Is frequently used. However, none of these substances
There is a diversity of molecules, and the quality varies depending on the source and purification method.
The desired amount of an IFN-γ inducer that is easy to move and has a constant inducibility
There is a problem that it is difficult to obtain. In addition, many of the above substances
When administered to a living body,
It may even be toxic,
It was extremely difficult to induce the production of IFN-γ. [0004] The present inventors have found that mammalian cells produce
When I was studying about itokines, the mouse liver
A previously unknown completely novel inducer of IFN-γ
The substance was found to be present. Column chromatograph
Combining various purification methods, mainly
When isolated and examined for its properties and properties, its essence was protein.
White matter with the following physicochemical properties
There was found. (1) Molecular weight SDS-polyacrylamide gel electrophoresis or gel filtration
When measured by the excess method, the molecular weight is 19,000 ± 5,000 da.
Show Luton. (2) Isoelectric point When measured by the chromatofocusing method, 4.8 ± 1.
0 indicates the isoelectric point. (3) Partial amino acid sequence Partial amino acid sequences shown in SEQ ID NOs: 1 and 2 in the sequence listing
With columns. (4) Biological effects Induces IFN-γ production in immunocompetent cells. [0005] Proteins having such physicochemical properties are not yet available.
Not known and determined to be new. There
Then, the present inventors continued to search for mouse hepatocytes diligently.
As a result, the DNA encoding this protein was isolated.
succeeded in. When decoded, this DNA was 471 bases.
An amino acid consisting of a pair and represented by SEQ ID NO: 3 in the sequence listing
It turned out to encode a sequence. Then this D
When NA was introduced into E. coli and expressed,
The protein was produced in good yield. The above findings are the same
Japanese Patent Application No. 6-184162 by the applicant(JP
JP-A-8-27189)Is disclosed. As described above, the protein is an immunocompetent cell.
Has the property of inducing the production of IFN-γ in
A general-purpose IFN-γ inducer, furthermore, an antiviral agent,
Antitumor agents, antibacterial agents, immunomodulators, platelet increasing agents, etc.
A wide variety of applications are expected. Generally, bioactive proteins
If you try to mix quality with pharmaceuticals, the protein
Method that can be purified efficiently and efficiently,
It is essential to develop a method to perform the assay at one time. Such
The best material that enables purification and assays is
A monoclonal antibody specific to the protein
No local antibody has yet been established. [0007] SUMMARY OF THE INVENTION In view of such a situation,
An object of the invention of the present invention is to provide a protein having physicochemical properties as described above.
To provide monoclonal antibodies specific to white matter
You. Another object of the present invention is to provide such a monochrome
To provide a hybridoma capable of producing a null antibody
is there. [0009] Still another object of the present invention is to provide such an object.
An object of the present invention is to provide a method for producing a clonal antibody. [0010] Still another object of the present invention is to provide such an object.
Provided is a method for purifying the protein using a clonal antibody.
It is in. [0011] Still another object of the present invention is to provide such an object.
Provided is a method for detecting the protein using a clonal antibody.
It is in. [0012] According to the present invention, there is provided the above-mentioned first aspect.
Challenges specific to proteins with the following physicochemical properties:
The problem is solved by a monoclonal antibody. (1) Molecular weight SDS-polyacrylamide gel electrophoresis or gel filtration
When measured by the excess method, the molecular weight is 19,000 ± 5,000 da.
Show Luton. (2) Isoelectric point When measured by the chromatofocusing method, 4.8 ± 1.
0 indicates the isoelectric point. (3) Partial amino acid sequence Partial amino acid sequences shown in SEQ ID NOs: 1 and 2 in the sequence listing
With columns. (4) Biological effects Induces production of interferon-γ in immunocompetent cells
Lead. [0013] The present invention solves the second problem by using such a module.
Solution by hybridoma capable of producing noclonal antibody
Is to decide. [0014] The present invention solves the third problem by using such a module.
In vitro hybridomas capable of producing noclonal antibodies
Alternatively, the process of culturing in vivo and the culture or body fluid
Monoclonal comprising a step of collecting noclonal antibodies
The problem is solved by a method for producing an internal antibody. The present invention solves the above-mentioned fourth problem by using such a mode.
Noclonal antibody is a mixture containing the protein and contaminants
To adsorb proteins to monoclonal antibodies
Process and desorption of adsorbed protein from monoclonal antibody
A protein purification method comprising the step of:
Things. [0016] According to the present invention, the fifth object is achieved by providing a test sample
The monoclonal antibody is brought into contact with the
Solved by a protein detection method that detects the protein more
Is what you do. [0017] BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Monoclonal antibody of the present invention
Reacts specifically with proteins with specific physicochemical properties
I do. The hybridoma of the present invention can be used
When cultured, such monoclonal antibodies are produced. According to the manufacturing method of the present invention,
The desired amount of such a monoclonal antibody is easily obtained. According to the purification method of the present invention,
From the mixture containing the protein and contaminants, the protein is
It is collected with high purity and efficiency. According to the detection method of the present invention,
Since only the protein in the test sample gives an immune response,
By measuring the immune response by an appropriate method,
Qualitatively or quantitatively detect the protein in the test sample.
Can be. The monoclonal antibody referred to in the present invention is:
Monochrome specific to proteins having the aforementioned physicochemical properties
And the origin, origin,
Classes do not matter. As individual proteins of interest,
For example, the amino acid sequence shown in SEQ ID NO: 3 in the sequence listing
Or a protein having an amino acid sequence homologous thereto
Can be Amino acid sequence shown in SEQ ID NO: 3 in Sequence Listing
An amino acid sequence that is homologous to
The amino acid sequence of SEQ ID NO: 3 without qualitative change
One or more of the amino acids in
Substituted, N-terminal in the amino acid sequence of SEQ ID NO: 3
Adding one or more amino acids to the terminal and / or C-terminal
And one of the N-terminal and / C-terminal amino acids or
Includes two or more deletions. The monoclonal antibody of the present invention
Using a protein or antigenic fragment thereof as an antigen
Can be obtained. Specifically, for example,
Antibodies collected from mammals immunized with such antigen
High levels of somatic cells and mammalian cells that can grow indefinitely
The hybridoma of the present invention
Select hybridoma clones that can produce antibody
It can be obtained by culturing this in vivo or outside.
Wear. Proteins that can serve as antigens are described in, for example,
6-184162 specification(JP-A-8-27189)
Information)Collected from mouse hepatocytes, as disclosed in
The amino acid sequence represented by SEQ ID NO: 3 in the sequence listing, or
DNA encoding an amino acid sequence homologous to
Can be obtained by culturing a transformant,
Are usually used in a fully purified or partially purified state.
You. In order to obtain antigenic fragments, these complete purified products
Or chemically or enzymatically decompose or purify the partially purified product
Based on the amino acid sequence shown in SEQ ID NO: 3 in the table,
What is necessary is just to synthesize tide. The immunization may be performed according to a conventional method.
For example, the above antigen may be used alone or as appropriate with an adjuvant.
Injection into vein, intradermal, subcutaneous or intraperitoneal cavity of mammals
And keep them for a certain period of time. There is no particular limitation on mammals.
Type, size, female, as long as antibody-producing cells at
Males do not matter. Usually rats, mice, hamsters, etc.
Derived from mammals that can be used in infinite breeding
The best one is selected while considering the compatibility with other cells.
It is. Depending on the type and size of mammal, inoculation of antigen
The amount is usually about 5 to 500 μg / animal,
Divide this into 2 to 5 times at intervals of about 1 to 2 weeks
Inoculate. And 3-5 days after the last inoculation, the spleen
And dispersing them to obtain spleen cells as antibody-producing cells
You. Next, the antibody-producing cells thus obtained are
Fusion of infinitely proliferable mammalian cells to achieve
To obtain a cell fusion product containing the hybridoma. Infinite proliferation
Possible mammalian-derived cells typically include P3-NS1-A
g4-1 cells (ATCC TIB18), P3-X63
-Ag8 cells (ATCC TIB9) and SP2 / 0-
Ag14 cells (ATCC CRL1581)
A cell line derived from a myeloma or a mutant thereof is used. Fine
Cell fusion, for example, polyethylene glycol or Sendai
Virus and other fusion promoters and
Method, for example, including a fusion promoter.
Derived from mammals capable of infinite growth with antibody-producing cells in a fusion medium
Of cells are suspended at a ratio of about 1: 1 to 1:10.
Leave the ink at about 30-40 ° C for about 1-5 minutes
Lab. The fusion medium includes, for example, MEM medium, R
Starting with PMI1640 medium and Iskov's modified Dulbecco's medium
Ordinary general ones can be used.
It is desirable to exclude serums. To select a desired hybridoma,
The cell fusion product obtained as described above was
Transfer to any selection medium, and at about 30-40 ° C for about 3 days
Culture for 3 weeks to kill cells other than hybridomas
You. Next, the hybridoma is cultured by a standard method, and
Antibody secreted into the product should be tested for reactivity with the protein.
test. Testing includes enzyme immunoassay, radioactivity
Detect antibodies in immunoassays and bioassays
Conventional methods are used, for example, Sakuji Toyama
Tamoe Ando, Monoclonal Antibody Experiment Manual, 199
One year, published by Kodansha Scientific, 105th to 1st
On page 52, various methods are described in detail. The
Hybridomas producing protein-specific antibodies are limited.
Immediately cloned by single-
Obtain a loaned hybridoma according to the invention. The monoclonal antibody of the present invention
Obtained by culturing hybridomas in vivo and outside
Can be. Culture is performed by culturing mammalian cells.
Conventional methods are used, for example, in vitro culture media
When culturing in a non-human culture,
When transplanted into warm-blooded animals and cultured in vivo,
Collect monoclonal antibodies from ascites and / or blood
You. Hybridoma M-1 described below is a monoclonal antibody
High productivity and easy to culture in and out of the body
There is a feature that there is. Culture or ascites or blood
To collect monoclonal antibodies, purify antibodies in general
Conventional methods in the art are used to accomplish this. individual
Examples of the method include salting out, dialysis, filtration, concentration, and centrifugation.
Heart separation, fractional precipitation, gel filtration chromatography,
Exchange chromatography, affinity chromatography
Luffy, high performance liquid chromatography, gel electrophoresis
And isoelectric focusing, which can be used as needed.
Applied in combination. The purified monoclonal antibody is
Then, concentrate and dry to a liquid or solid state depending on the application.
You. The monoclonal antibody of the present invention is
Of the protein by affinity chromatography
Very useful for purification. Such a purification method is
Ming monoclonal antibody to the protein and non-protein
Contact with a mixture of contaminants such as
To allow the monoclonal antibody to adsorb only the protein
Process and desorption of adsorbed protein from monoclonal antibody
And both steps are usually carried out in an aqueous medium.
It is done in. The monoclonal antibodies of this invention are generally
Usually used in the state of being bound to a gel-like water-insoluble carrier,
The water-insoluble carrier is packed into a cylindrical tube or the like in the form of a column.
In addition, for example, mouse hepatocyte extract or transformation
When a body culture or a partially purified product thereof is passed,
Monoclonal on a water-insoluble carrier
Adsorb to antibody. The adsorbed protein is a monoclonal antibody
Easy removal by changing the hydrogen ion concentration around the body
Can belong to, for example, the IgG class
When using a monoclonal antibody, the pH on the acidic side
Normally, the pH is 2 to 3, while a model belonging to the class of IgM
When using a noclonal antibody, the pH on the alkaline side
It is usually eluted at pH 10-11. According to the purification method of the present invention,
Proteins can be highly purified with minimal effort and time. Above
As shown in FIG.
-Has the property of inducing the production of
Produced protein is used to induce IFN-γ by cell culture.
As a conductive agent, further having sensitivity to IFN-γ;
For example, viral diseases such as AIDS and condyloma condyloma
Malignant tumors such as disease, kidney cancer, granuloma, mycosis fungoides, and brain tumors
Against immune diseases such as ulcers, rheumatoid arthritis and allergies
It is useful as a therapeutic or prophylactic agent. The protein is Kira
-When it also has the property of enhancing cytotoxicity by cells
May be used in combination with interleukin 2 or tumor necrosis factor as appropriate.
By adoptive immunotherapy, lung cancer, kidney cancer, breast cancer
And therapeutic effects in the treatment of malignant tumors including solid cancers
Significant effects are obtained in improving side effects. The monoclonal antibody of the present invention
Has a wide range of applications in areas requiring white matter detection
You. That is, the monoclonal antibody of the present invention
Immunoassay, enzyme immunoassay, fluorescent immunoassay
When applying labeled immunoassays such as immunoassays
Qualitatively or accurately qualify the protein in the test sample
Quantitative analysis can be performed. In such an analysis,
The monoclonal antibodies of the invention include, for example, radioactive substances,
It is used after being labeled with an element and / or a fluorescent substance. this
The monoclonal antibody of the invention reacts specifically with the protein
And presents an immune response.
If a substance is used as an indicator, only a very small amount of the
Protein can be detected with high accuracy. Sign immunoa
Assays are more numerous at once than bioassays.
Analyzes the test sample and the time and effort required for analysis
And the accuracy of analysis is high.
There is a sign. Therefore, the detection method according to the present invention
It is useful for process control and product quality control when manufacturing the protein.
It is useful. This invention is a monoclonal antibody
Does not concern body labeling or the labeling assay itself
Therefore, detailed explanation is omitted, but for example, P. Thyssen
Written by Eiji Ishikawa, "Enzyme Immunoassay", 198.
9, published by Tokyo Chemical Doujinshi, pages 196 to 348
Describes various methods for that purpose. Hereinafter, the present invention will be described with reference to examples.
However, in the state of the art, there are many such embodiments.
It can be modified as follows. In view of such a technical level, the present invention
Should not be limited to only these examples
Not even. [0033] Example 1 <Preparation of hybridoma M-1> [0034] Example 1-1 <Preparation of transformant KGFM5> 8 μm of 25 mM magnesium chloride in a 0.5 ml reaction tube
10 μl of 10 × PCR buffer, 25 mM dNT
1 μl of P mix, 2.5 units / μl
1 μl of DNA polymerase, Japanese Patent Application No. 6-184162
Issue statement(JP-A-8-27189)Described in
Prepared from phage DNA clones according to the method
Having the nucleotide sequence of SEQ ID NO: 4 in the sequence listing,
1 ng of recombinant DNA containing DNA encoding white matter,
In the SEQ ID No. 3 in the sequence listing, the N-terminal and C-terminal
5'-GAGGAAT chemically synthesized based on amino acid sequence
TCTGGAGGAAGGTACCATGAACTTT
GGCGCGACTTC-3 'and 5'-GCGAAAG
Represented by CTTCTAACTTTGATGTAAG-3 '
Sense primer and antisense primer
Add the appropriate amount of primer and make up to 100 μl with sterile distilled water.
Was. The mixture is kept at 94 ° C. for 1 minute at 43 ° C.
Incubate in this order for 1 minute at 72 ° C for 1 minute
Cycle was repeated three times, and further at 94 ° C. for 1 minute.
For 1 minute at 60 ° C. and 1 minute at 70 ° C.
Repeat the incubation cycle 37 times PCR reaction
And the 5 'end of the nucleotide sequence shown in SEQ ID NO: 4 and
Eco RI cleavage site and Hind at the 3 'end respectively
  A III cleavage site was provided. PCR product, Stratagene plasmid
Vector "pCR-ScriptSK (+)" 10n
g was ligated with DNA ligase by a conventional method, and
A, which is determined by the competent cell method
E. coli "XL-1 Blue MRF'Kan" strain
And transformed. 50 μg / ml of transformant
In contact with L-broth medium (pH 7.2) containing ampicillin
After seeding and culturing with shaking at 37 ° C. for 18 hours, the culture is centrifuged.
The transformant was separated and collected, and then subjected to normal alkali-SDS
The recombinant DNA was isolated by applying the method. This recombinant DN
When a part of A was analyzed by the dideoxy method,
The DNA having the nucleotide sequence shown in SEQ ID NO: 4 in the sequence listing
The expected DNA is correct in the PCR reaction.
It was confirmed that the gene was amplified properly. Therefore, the remaining recombinant D
Cut NA with restriction enzymes Eco RI and Hind III
After the disconnection, Takara Shuzo DNA Ligation Kit “DNA La
Ignition Kit Version 2 ”
Eco RI-Hind III DNA Fragment
0.1 μg of the previously cut fal
Macia plasmid vector "pKK223-3" 10
ng is allowed to react at 16 ° C for 30 minutes to ligate and replicate.
Thus, a recombinant DNA "pKGFM5" was obtained. Competent
By the cell method, the recombinant DNA pKGFM5 was used
Transforming the strain Y1090 (ATCC 37197),
The obtained transformant “KGFM5” was added to a 50 μg / ml solution.
Inoculate L-broth medium (pH 7.2) containing ampicillin
After shaking at 37 ° C. for 18 hours. Centrifuge culture
And transformants were collected, and normal SDS-A
Extract recombinant DNA pKGFM5 by applying Lucari method
did. When analyzed by the dideoxy method, it is shown in FIG.
Thus, in the recombinant DNA pKGFM5, the sequence
KGFM5cD having the nucleotide sequence shown in SEQ ID NO: 4 in the table
NA was linked downstream of the Tac promoter. [0037] Example 1-2 <Protein by transformant KGFM5
Production of ampicillin 50 μg /
sterilized L-broth medium (pH 7.2) containing
After cooling to 7 ° C., the transformant KG prepared in Example 1-1
FM5 was inoculated and seeded under shaking at the same temperature for 18 hours.
Was. 1 liter of the same fresh medium in a 20-liter jar fermenter
8 liters were similarly sterilized, cooled to 37 ° C., and obtained above.
Seed cultures are inoculated with 1% (v / v) and run at the same temperature for 8 hours.
The cells were cultured with aeration and agitation. Centrifuge the culture to collect the cells,
150 mM sodium chloride, 16 mM hydrogen phosphate
Solution containing 4 mM sodium and 4 mM sodium dihydrogen phosphate (pH
7.3), sonicated, and centrifuged to isolate the bacteria
The crushed material was removed, and the supernatant was collected. The supernatant was added with 4 g of ammonium sulfate under ice-cooling.
0% (w / v), dissolve uniformly, leave for a while,
After centrifugation, the supernatant was collected. This newly generated supernatant
Add ammonium sulfate to 85% (w / v) and at 4 ° C
After stirring for 25 hours and centrifuging, the precipitate containing the protein is removed.
Collected. The precipitate contains 1.5M ammonium sulfate.
Dissolve in 150 mM phosphate buffer (pH 6.6)
10 mM phosphate buffer containing 1.5 M ammonium sulfate beforehand
Pharmacia equilibrated with liquid (pH 6.6)
Into the column of “Phenyl Sepharose”
After washing the buffer with fresh same buffer,
10 mM phosphate buffer under a gradient of ammonium sulfate
The buffer (pH 6.6) was passed. Next, with an ammonium sulfate concentration of 0.9 M
The fractions eluted in the vicinity are pooled, and after membrane concentration, 10 mM phosphate
Dialysis against buffer (pH 6.5) at 4 ° C. for 18 hours,
Equilibrate in advance with 10 mM phosphate buffer (pH 6.5)
Load on the column of "DEAE5PW" made by Tosoh
After washing the column with fresh identical buffer,
Under a concentration gradient of sodium chloride rising to 2M, 10 mM
Pass through a phosphate buffer (pH 6.5) and concentrate sodium chloride.
The fraction eluted at around 0.1 M was collected. Thereafter, this fraction was concentrated on a membrane, and was previously phosphated.
Equilibrated with a salt buffer (hereinafter referred to as “PBS”)
Of the "Super Dex 75" made by Pharmacia
Molecules loaded on the column and eluted through fresh PBS
When a fraction with a volume of around 19,000 daltons was collected,
An aqueous solution containing about 4.7 mg of the purified protein was obtained. Whole spirit
The yield throughout the manufacturing process was about 26%. Japanese Patent Application No. 6-184162(JP
8-27189)Analysis according to the method described in
As a result, the purified protein has the following physicochemical properties:
I was That is, SDS-polyacrylic acid under non-reducing conditions
Luamide gel electrophoresis showed a molecular weight of 19,000 ±
IFN-γ inducibility at a position corresponding to 5,000 daltons
Chromatofocusing while showing one major band
Then, the isoelectric point was shown at 4.8 ± 1.0. Also, birds
The two types of peptide fragments obtained by digestion with psin have the sequence
Having the amino acid sequence shown in SEQ ID NOS: 1 and 2 in the table
I was [0042] Example 1-3 <Preparation of Hybridoma M-1> 10
Obtained intraperitoneally in a week-old SD rat by the method of Example 1-2
Purified protein with complete Freund's adjuvant for 20
Inoculation was performed at a rate of μg / animal. Then every two weeks
Inoculate the same amount twice, and the same amount one week after the last inoculation
Was further injected intravenously, and three days later the spleen was removed and dispersed.
Splenocytes were obtained. The splenocytes were combined with mouse myeloma-derived SP2 /
0-Ag14 cells (ATCC CRL1581)
RPMI 1640 medium without serum pre-warmed to ° C.
(PH 7.2) at a cell density of 3 x 10FourPieces / ml
And 1 × 10FourCells / ml.
After separation, a precipitate was collected. This precipitate has an average molecular weight of 1,5.
00 Dalton 50% (w / v) polyethylene glycol
Serum-free RPMI 1640 medium (pH 7.
2) Add 1 ml dropwise over 1 minute and incubate at 37 ° C for 1 minute.
After incubation, remove serum until the total volume is 50 ml.
Containing RPMI 1640 medium (pH 7.2)
After centrifugation, the precipitate was collected. HAT
Suspend in medium and place in 200 well microplate
Dispense μl / well and incubate at 37 ° C for 1 week
To select a hybridoma. Secreted into the culture supernatant in each well
For antibody, purified protein obtained by the method of Example 1-2
The reactivity with was determined by enzyme immunoassay.
A hybrid that produces an antibody reactive with the purified protein
Ma was sorted out. Continue to use this hybridoma
Therefore, the limiting dilution is applied repeatedly, and the monochrome
Hybridoma clone M- capable of producing an internal antibody
1 was obtained. [0045] Example 2 <Preparation of monoclonal antibody M-1 mAb
And Western blotting analysis> [0046] Example 2-1 Monoclonal Antibody M-1 mAb
Preparation> Hybridoma M obtained by the method of Example 1-3
-1 at a cell density of about 1 × 1065% so that it will be pieces / ml
(V / v) RPMI 1640 medium supplemented with bovine serum
(PH 7.2), while expanding the culture scale,
5% COTwoThe cells were cultured at 37 ° C. in an incubator. Expected
When the cell density reaches the above, hybridoma M-1 is predicted.
Immunosuppression with rabbit anti-hamster thymocyte antibody
And pristane intraperitoneally 0.5 ml / animal
1 × 10 intraperitoneally in 5 week old hamsters7
Each animal was inoculated by injection and bred for 1 week in a usual manner. [0047] Ascites was collected from the hamster, and 3 hours with PBS.
After double dilution, ammonium sulfate will be 50% saturated
And allowed to stand at 4 ° C. for 24 hours.
Was collected. The precipitate is washed with 20 mM potassium dihydrogen phosphate aqueous solution.
After dialysis against the solution (pH 6.7) at 4 ° C. overnight,
Hydroxyapa equilibrated with the same fresh aqueous solution
Load on a tight column and concentrate at 20 mM to 300 mM
Potassium dihydrogen phosphate aqueous solution (pH
6.7) After passing through, the monoclonal of the present invention
An aqueous solution containing the antibody M-1 mAb was obtained. The yield is c
It was about 5 mg per muster. I used the usual law
Analysis revealed that this monoclonal antibody M-1m
Abs belonged to the class of IgM. [0048] [Example 2-2] <Western blotting analysis>
Thiothreitol 100 mg, 10% (w / v) SDS
Mixed solution consisting of 0.5 ml of aqueous solution and 1 ml of glycerol
Then, 1 μg of the purified protein obtained by the method of Example 1-2 was added.
After incubating at 37 ° C for 1 hour,
Liacrylamide gel electrophoresis was performed. Gel by standard method
Transfer to nitrocellulose membrane
After immersion in the culture supernatant of Bridoma M-1 for 1 hour,
50 mM Tris containing 05% (v / v) Tween 20
Wash with hydrochloric acid buffer (pH 7.5) to remove excess antibody
Was. Nitrocellulose membrane for horseradish peroxidase
Containing rabbit-derived anti-rat Ig antibody labeled with
For 1 hour to react, 0.05% (v / v)
50 mM Tris-HCl buffer (pH 7.
After washing in 5), 0.005% (v / v) hydrogen peroxide
50 mM toluene containing 0.3 mg / ml diaminobenzidine
Squirt in squirrel-HCl buffer (pH 7.5) to develop color
Was. At the same time, in place of the purified protein,
Purified protein derived from mouse hepatocytes obtained by the method of 4 or
Providing a system using recombinant human interleukin 12,
Controls were treated as described above. The molecular weight marker
Include bovine serum albumin (67,000 daltons),
Ovalbumin (45,000 daltons), carbonic
Quanhydrase (30,000 Dalton), Trypsi
Inhibitor (20,100 daltons) and α-lac
Toalbumin (14,400 daltons) was used. result
Is shown in FIG. As can be seen from the results in FIG.
Null antibody M-1 mAb was obtained by the method of Example 1-2.
Purified protein (lane 1) and the method of Example 4
Specifically reacts with the purified protein (lane 2)
No reaction to interleukin 12 (lane 3)
Was. This means that the monoclonal antibody of the present invention
Has specific physicochemical properties irrespective of manufacturing method
It supports that it reacts specifically with proteins. [0051] Example 3 <Immunoaffinity chromatography
-Purification of protein> [0052] Example 3-1 <Immunoaffinity Chromatography
Preparation of gel for fee> Model obtained by the method of Example 2-1
Take 80 mg of the noclonal antibody M-1 mAb and add 0.5 mg
0.1 M borate buffer (pH 8.
Dialysis was performed overnight at 4 ° C against 5). As a water-insoluble carrier
"CNBr-activated Sepharose 4B" manufactured by Pharmacia
4 g was swollen in 1 mM aqueous hydrochloric acid, and
Aqueous solution, 0.1 M boric acid buffer containing 0.5 M sodium chloride
After washing in the order of buffer solution (pH 8.5),
Add about 10 ml of an aqueous solution of lonal antibody and leave at room temperature for 2 hours.
While gently stirring at 4 ° C. overnight. Then the gel
Is washed with a 1 M aqueous solution of ethanolamine (pH 8.0)
And 0.1 M boron containing 0.5 M sodium chloride.
Acid buffer (pH 8.5) and 0.5 M sodium chloride
0.1M acetate buffer (pH 4.0)
And washing 5 times, and finally washing with PBS.
To obtain a gel for immunoaffinity chromatography
Was. Analysis by a conventional method showed that about 1 ml of gel
6 mg of monoclonal antibody M-1 mAb bound
Was. [0053] Example 3-2 <Immunoaffinity Chromatography>
Purification of protein by fee> Immunoassay obtained in Example 3-1
Purify 10 ml of affinity chromatography gel.
Fill the inside of a plastic cylindrical tube in a column shape and use PBS.
After washing, the protein obtained by the method of Example 1-2 was washed
Fraction 1 containing phenyl sepharose containing 0.1 mg / ml
0 ml was loaded. After washing with fresh PBS, the column
35 mM ethylamine aqueous solution (pH 10.8)
Then, a fraction capable of inducing IFN-γ was collected. Picture taken
After pooling and concentration, the IFN-γ-inducing activity and protein
When the content was measured, the purified protein had a purity of 95% or more.
Was obtained at a yield of almost 100% per raw material.
found. [0054] Example 4 <Immunoaffinity chromatography
-Purification of protein> -80-week-old female CD-1 mouse 60
No corynebacterium parvum (ATC)
C11827) at 60 ° C. for 1 hour
The body is injected at 1 mg / animal and given for 7 days in the usual manner.
After growth, 1 μg / animal of purified lipopolysaccharide derived from Escherichia coli
Injection was given. After 1-2 hours, the mice are sacrificed and
After blood collection, the liver was removed and 8 volumes of 50 mM phosphate buffer was added.
(PH 7.3), crushed by homogenizer and extracted
did. Extract is centrifuged at about 8,000 rpm for 20 minutes
And about 9 l of the resulting supernatant contains saturated ammonium sulfate.
50 mM phosphate buffer (pH 7.3) was replaced with ammonium sulfate
To 45% saturation and left at 4 ° C for 18 hours
Then, centrifuged at about 8,000 rpm for 30 minutes to remove the protein.
About 19 l of supernatant containing white matter was obtained. The supernatant was previously containing 1M ammonium sulfate.
Equilibrated with 50 mM phosphate buffer (pH 7.3)
"Phenyl Sepharose" manufactured by Italia Pharmacia, about 4.6
Load 1 column and wash column with fresh identical buffer
Then, the concentration of ammonium sulfate falling from 1M to 0.2M
A 50 mM phosphate buffer (pH 7.3) was added to the SV
The solution was passed at 0.57. 0.8M ammonium sulfate concentration
Fraction containing the protein eluted at around 4.8 l
Was collected, concentrated on a membrane, and subjected to 20 mM phosphate buffer (pH 6.
After dialysis against 5) at 4 ° C for 18 hours,
Pharmacy equilibrated with buffer (pH 6.5)
"DEAE-Sepharose" column of about 250 ml
Loaded. After washing the column with fresh identical buffer,
Under a concentration gradient of sodium chloride rising from
20 mM phosphate buffer (pH 6.5) was added to the column with SV1.
After passing through in step 2, the protein was found to have a salt of about 0.13M.
It eluted at the sodium chloride concentration. Collect about 260 ml of the eluate containing the protein.
Then, after concentrating and purifying in the same manner as in Example 3, the purity was
More than 95% of purified protein is almost 100% per raw material
In the yield. [0057] Example 5 <Protein by enzyme immunoassay
Detection> by the method of Example 1-2 according to a conventional method
After immunizing rabbits with the purified protein obtained, blood was collected
Then, the IgG antibody was isolated. Put this IgG antibody in PBS
Dissolve to 20 μg / ml and use a 96-well microphone
100 μl / well was dispensed to the plate. Microphone
After incubating the plate for 3 hours at room temperature,
The gG solution was removed and 1% (w / v) bovine serum albumin was added.
Add 200 μl / well of PBS at 4 ° C. overnight
It was left still. The PBS was removed from the microplate.
After washing with PBS containing 05% (v / v) Tween 20,
0.5% of purified protein obtained by the method of Example 1-2
(W / v) As appropriate with PBS containing bovine serum albumin
Dilute to a concentration and add 100 μl / well, with shaking,
The reaction was performed at room temperature for 2 hours. 0.05% (v / v) twist
Washed with PBS containing DNA 20 and labeled with biotin
100 μl / well of clonal antibody M-1 mAb
In addition, the reaction was carried out at room temperature for 2 hours while shaking.
% (V / v) after washing with PBS containing Tween 20
Between horseradish peroxidase and streptavidin
Add 100 μl / well of complex and shake the chamber
The reaction was allowed to proceed for another 2 hours at the temperature. 0.05% (v / v)
After washing with PBS containing Tween 20, binding to purified protein
O-phenylene activity of isolated horseradish peroxidase
Absorbance at 492 nm wavelength using diamine as a substrate
Measured. Table 1 shows the results. [0059] [Table 1] As is evident from the results in Table 1, this detection method
By law, at least about 50-2,000p
g / ml of the protein can be accurately detected. [0061] Example 6 <Detection of protein by radioimmunoassay
Ex.) Obtained by the method of Example 1-2 according to a conventional method.
After immunizing rabbits with the purified protein, blood is collected,
IgG antibodies were isolated. This IgG antibody was purified by
Adsorb to polyimmune beads for geoimmunoassay,
In PBS containing 2% (w / v) bovine serum albumin, 4
The mixture was allowed to stand at 0 ° C. overnight to obtain a solid phase antibody. Each of the solid phase antibodies was placed in a test tube,
0.5% (w) of the purified protein obtained by the method of Example 1-2
/ V) Concentration appropriately with PBS containing bovine serum albumin
And then add 0.2 ml each and let stand at 4 ° C for 4 hours
Was. The solid phase antibody was combined with 0.05% (v / v) Tween 20.
In PBS containing 0.5% (w / v) bovine serum albumin
After washing, the monochrome obtained by the method of Example 2-1
Null antibody M-1 mAb was prepared by a standard method.125I label.
2 ml (1 × 10Fivecpm), and leave at 4 ° C overnight.
did. Remove excess labeled antibody and remove 0.05% (v / v)
Tween 20 and 0.5% (w / v) bovine serum albumin
After washing with PBS containing
Was measured for radioactivity. Table 2 shows the results. [0063] [Table 2] As is clear from the results in Table 2, this detection method
By law, at least about 100 to 1,200
pg / ml of the protein can be accurately detected. [0065] As described above, the present invention has
Lonal antibodies produce IFN-γ in immunocompetent cells.
Reacts specifically to proteins that induce life. Therefore,
The monoclonal antibody of the present invention can be used for purifying such a protein.
And have a wide variety of uses for detection. So
Useful monoclonal antibodies of the invention are hybrid
The desired amount can be easily obtained by the manufacturing method using
it can. The present invention exhibits such remarkable functions and effects.
It is of great significance to contribute to the world
This is an invention. [0067] [Sequence list] SEQ ID NO: 1 Array length: 25 Sequence type: amino acid Topology: linear Sequence type: Peptide Fragment type: middle fragment Array   Ile Ile Ser Phe Glu Glu Met Asp Pro Pro Glu Asn Ile Asp Asp Ile Gln   1 5 10 15   Ser Asp Leu Ile Phe Phe Gln Lys           20 25 [0068] SEQ ID NO: 2 Array length: 18 Sequence type: amino acid Topology: linear Sequence type: Peptide Fragment type: middle fragment Array   Gln Pro Val Phe Glu Asp Met Thr Asp Ile Asp Gln Ser Ala Ser Glu Pro   1 5 10 15   Gln [0069] SEQ ID NO: 3 Sequence length: 157 Sequence type: amino acid Topology: linear Sequence type: protein Array   Asn Phe Gly Arg Leu His Cys Thr Thr Ala Val Ile Arg Asn Ile Asn Asp     1 5 10 15   Gln Val Leu Phe Val Asp Lys Arg Gln Pro Val Phe Glu Asp Met Thr Asp            20 25 30   Ile Asp Gln Ser Ala Ser Glu Pro Gln Thr Arg Leu Ile Ile Tyr Met Tyr    35 40 45 50   Lys Asp Ser Glu Val Arg Gly Leu Ala Val Thr Leu Ser Val Lys Asp Ser                55 60 65   Lys Xaa Ser Thr Leu Ser Cys Lys Asn Lys Ile Ile Ser Phe Glu Glu Met        70 75 80 85   Asp Pro Pro Glu Asn Ile Asp Asp Ile Gln Ser Asp Leu Ile Phe Phe Gln                    90 95 100   Lys Arg Val Pro Gly His Asn Lys Met Glu Phe Glu Ser Ser Leu Tyr Glu           105 110 115   Gly His Phe Leu Ala Cys Gln Lys Glu Asp Asp Ala Phe Lys Leu Ile Leu   120 125 130 135   Lys Lys Lys Asp Glu Asn Gly Asp Lys Ser Val Met Phe Thr Leu Thr Asn               140 145 150   Leu His Gln Ser       155 [0070] SEQ ID NO: 4 Sequence length: 471 Sequence type: nucleic acid Number of chains: double strand Topology: linear Sequence type: cDNA to mRNA origin   Organism name: Mouse   Tissue name: liver Array features   Symbol representing sequence: mat peptide   Location: 1..471   How the features were determined: S Array   AAC TTT GGC CGA CTT CAC TGT ACA ACC GCA GTA ATA CGG AAT ATA AAT 48   Asn Phe Gly Arg Leu His Cys Thr Thr Ala Val Ile Arg Asn Ile Asn     1 5 10 15   GAC CAA GTT CTC TTC GTT GAC AAA AGA CAG CCT GTG TTC GAG GAT ATG 96   Asp Gln Val Leu Phe Val Asp Lys Arg Gln Pro Val Phe Glu Asp Met                20 25 30   ACT GAT ATT GAT CAA AGT GCC AGT GAA CCC CAG ACC AGA CTG ATA ATA 144   Thr Asp Ile Asp Gln Ser Ala Ser Glu Pro Gln Thr Arg Leu Ile Ile            35 40 45   TAC ATG TAC AAA GAC AGT GAA GTA AGA GGA CTG GCT GTG ACC CTC TCT 192   Tyr Met Tyr Lys Asp Ser Glu Val Arg Gly Leu Ala Val Thr Leu Ser        50 55 60   GTG AAG GAT AGT AAA AYG TCT ACC CTC TCC TGT AAG AAC AAG ATC ATT 240   Val Lys Asp Ser Lys Xaa Ser Thr Leu Ser Cys Lys Asn Lys Ile Ile    65 70 75 80   TCC TTT GAG GAA ATG GAT CCA CCT GAA AAT ATT GAT GAT ATA CAA AGT 288   Ser Phe Glu Glu Met Asp Pro Pro Glu Asn Ile Asp Asp Ile Gln Ser                   85 90 95   GAT CTC ATA TTC TTT CAG AAA CGT GTT CCA GGA CAC AAC AAG ATG GAG 336   Asp Leu Ile Phe Phe Gln Lys Arg Val Pro Gly His Asn Lys Met Glu               100 105 110   TTT GAA TCT TCA CTG TAT GAA GGA CAC TTT CTT GCT TGC CAA AAG GAA 384   Phe Glu Ser Ser Leu Tyr Glu Gly His Phe Leu Ala Cys Gln Lys Glu           115 120 125   GAT GAT GCT TTC AAA CTC ATT CTG AAA AAA AAG GAT GAA AAT GGG GAT 432   Asp Asp Ala Phe Lys Leu Ile Leu Lys Lys Lys Asp Glu Asn Gly Asp       130 135 140   AAA TCT GTA ATG TTC ACT CTC ACT AAC TTA CAT CAA AGT 471   Lys Ser Val Met Phe Thr Leu Thr Asn Leu His Gln Ser   145 150 155

【図面の簡単な説明】 【図1】組換えDNA pKGFM5の構造を示す図で
ある。 【図2】この発明によるモノクローナル抗体M−1mA
bと種々の蛋白質との反応性を示すウェスタンブロッテ
ィング図である。 【符号の説明】 KGFM5 cDNA 蛋白質をコードするcDNA Ptac tacプロモータ rrnBT1T2 リボソームRNAオペロンの
転写終止領域 AmpR アンピシリン耐性遺伝子 pBR322ori 大腸菌における複製開始点
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a view showing the structure of recombinant DNA pKGFM5. FIG. 2 shows the monoclonal antibody M-1 mA according to the present invention.
FIG. 4 is a western blotting diagram showing the reactivity of b with various proteins. [Description of Signs] cDNA encoding KGFM5 cDNA protein Ptactac promoter rrnBT1T2 Transcription termination region of ribosomal RNA operon AmpR Ampicillin resistance gene pBR322ori Replication origin in Escherichia coli

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) SwissProt/PIR/GeneS eq GenBank/EMBL/DDBJ/G eneSeq BIOSIS/WPI(DIALOG) PubMed──────────────────────────────────────────────────の Continued on the front page (58) Fields surveyed (Int. Cl. 7 , DB name) SwissProt / PIR / GeneSeq GenBank / EMBL / DDBJ / GeneSeq BIOSIS / WPI (DIALOG) PubMed

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 配列表における配列番号3(ただし、
「Xaa」はメチオニン又はトレオニンを意味するもの
とする。)に示すアミノ酸配列を有し、免疫担当細胞に
おいてインターフェロン−γの産生を誘導する蛋白質又
はその抗原性フラグメントを用いて哺乳動物を免疫感作
する工程を経由して得られる、該蛋白質と免疫反応する
抗体。
(57) [Claims] [Claim 1] SEQ ID NO: 3 in the sequence listing (provided that
“Xaa” shall mean methionine or threonine. It has an amino acid sequence shown in), obtained a mammal with a protein or antigenic fragment thereof induces the production of interferon -γ immunocompetent cells via a process of immunization, protein and immune Reactive antibodies.
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