JP3375576B2 - おしぼり製造装置 - Google Patents
おしぼり製造装置Info
- Publication number
- JP3375576B2 JP3375576B2 JP23432299A JP23432299A JP3375576B2 JP 3375576 B2 JP3375576 B2 JP 3375576B2 JP 23432299 A JP23432299 A JP 23432299A JP 23432299 A JP23432299 A JP 23432299A JP 3375576 B2 JP3375576 B2 JP 3375576B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- roller
- sheet material
- moisture
- wet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Body Washing Hand Wipes And Brushes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用する場所で折
り畳み状の使い捨ておしぼりを製造できるようにした小
型のおしぼり製造装置に関する。 【0002】 【従来の技術】最近、紙や不織布等のおしぼり素材とな
るシート材を繰り出し可能にロール状に巻いたシートロ
ールと、このシート材に湿り気を施す薬液などの水分と
を業者等から提供されたレストランや会社等のユーザー
によってレストラン内や会社内等の使用する場所で、必
要な時に必要量の使い捨てのおしぼりを製造できるよう
にした小型のおしぼり製造装置が普及し始めている。必
要な場所で必要な時に必要量の使い捨てのおしぼりを製
造できる便利さや、業者から提供されるおしぼりのよう
な保存期間がないので、カビや乾燥の心配も無く清潔で
大変便利であることから更なる普及が期待されている。
使用される場所で必要量のおしぼりをユーザーによって
製造するようにしたこの種の小型のおしぼり製造装置と
しては、紙や不織布等のおしぼり素材となるシート材を
繰り出し可能にロール状に巻いたシートロールと、この
シートロールから繰り出されたシート材に湿り気を施す
水分を入れた水分タンクを装置内に備え、前記シートロ
ールから繰り出されたシート材を一個のおしぼりとして
の単位長さにカッターによって切断する切断手段と、単
位長さに切断されたシート材のシート面に向けて水分タ
ンクから供給された水分を散水する散水手段と、単位長
さに切断されかつ散水されたシート材をロール状に巻き
付ける巻き付け手段によって構成されていて、前記巻き
付け手段を、おしぼりとしての単位長さに切断されかつ
散水されたシート材を移送する移送無端ベルトと、この
移送無端ベルトの移送面に沿い所定間隔離間して配設さ
れた固定ベルトとで構成し、前記移送無端ベルトと固定
ベルトの間で前記シート材を挟持的に搬送しつつ転動さ
せてロール状に巻き付けるように構成されたものが知ら
れている。 【0003】しかしながら前記した散水手段、巻き付け
手段及び切断手段による従来のおしぼり製造装置では次
のような問題点が指摘されている。先ず、前記した散水
手段は、シート材のシート面に向けて水分タンクから供
給された水分を噴出管に形成された複数の噴出口から噴
出してシート材に水分を付与するようにしているため、
水分を直接噴射されたシート部分と噴射されないシート
部分では水分が均等に含浸されににく、直接噴射されな
いシート部分は水分浸透に時間がかかることから、適正
量の水分を瞬時にシート材全体に均等に含浸させにく
く、シート面に向けて散水される水分がシート面以外に
飛散されやすく、余分な水分が装置内に留まり常に取り
除きの作業が必要である。このことから、装置内部に湿
気が留まりやすく、雑菌等が繁殖したり、水分のロスも
多くなってしまう弊害がある。 【0004】また、移送無端ベルトと固定ベルトの間で
シート材を挟持的に搬送しつつ転動させてロール状に巻
き付けるように構成した前記巻き付け手段によるおしぼ
り製造装置は、ゴムベルトとシート材の習性を利用して
丸めるので、適確に巻き付けられたり巻き付けられなか
ったりし、またシート材が巻き付ける途中でつかえたり
して確実性に劣るものであった。また、前記巻き付け手
段によるおしぼり製造装置は、シート材の素材の変化や
厚さの変化に対応できないので、おしぼり素材が限定さ
れてしまう。また、前記巻き付け手段によるおしぼり製
造装置は、シート材をロール状に転動させる移送無端ベ
ルトと固定ベルトとから成る巻き付け部が装置内のスペ
ースの多くを占有してしまうことから、必然的に装置全
体が大きくなってしまい、装置のコンパクト化を図りに
くいものであり、装置内に備えられるシートロールや水
分タンクの量が限定されてしまうので、それらの交換サ
イクルが短くなってしまう弊害がある。 【0005】また、カッターによってシートロールから
繰り出されたシート材を一個のおしぼりとしての単位長
さに切断するように構成した前記切断手段によるおしぼ
り製造装置は、例えば、このカッター装置を固定刃と回
転刃によって構成したようなものは、このカッター装置
が装置内のスペースの多くを占有してしまうことから、
必然的に装置全体が大きくなってしまい、装置のコンパ
クト化を図りにくいことや、前記の巻き付け部による弊
害と同様に装置内に備えられるシートロールや水分タン
クの量が限定される弊害がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような実
情に鑑みて開発されたものであり、紙や不織布等のおし
ぼり素材となるシート材を繰り出し可能にロール状に巻
いたシートロールと、このシート材に湿り気を施す薬液
などの水分とを業者等から提供されたユーザーによって
おしぼりを使用する場所で、必要な時に必要量の折り畳
み状の使い捨てのおしぼりを製造できるようにした小型
のおしぼり製造装置について、特に、適正量の水分を瞬
時にシート材全体に均等に含浸でき、シート材へ付与さ
れる水分がシート面以外に飛散されににく、水分のロス
が少なくてすむシート材への水分付与手段をもつおしぼ
り製造装置を提供しようとするものである。また、シー
ト材の素材の変化や厚さの変化に対応でき、広範囲のお
しぼり素材を使用でき、折り畳み部が装置内に占めるス
ペースを従来の巻き付け部によるものと比較して小さく
でき、装置全体のコンパクト化を図りやすく、また折り
畳み部を小さくできることから装置内に備えられるシー
トロールや水分タンクのスペースを相対的に大きく構成
できるようにした折り畳み手段をもつおしぼり製造装置
を提供しようとするものである。また、シートロールか
ら繰り出されたシート材を一個のおしぼりとしての単位
長さに切断するための刃物装置から成るカッター装置を
使用しないおしぼり単位長さ形成手段をもつおしぼり製
造装置を提供しようとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明のおしぼり製造装
置は、上記の課題を解決するため、おしぼり素材となる
シート材が繰り出し可能に装着されるシートロールと、
前記シート材に湿り気を施す水分を入れた給水タンクと
を備え、前記シートロールから繰り出し供給された前記
シート材に前記給水タンクから供給された水分を付着さ
せる水分付着手段と、この水分付着手段で水分を付着さ
れ湿り気を施された前記シート材を繰り出し方向に直交
する折り目で折り畳む折り畳み手段と、この折り畳み手
段で折り畳まれた前記シート材をおしぼり単位長さに形
成するおしぼり単位長さ形成手段とから構成したもので
あり、これらの水分付着手段、折り畳み手段、及びおし
ぼり単位長さ形成手段を次のように構成した。 【0008】前記水分付着手段を、各ローラーの全外周
面に該ローラーの軸方向に延びる多数の溝部を連続形成
され、この溝部を形成された各ローラー間に圧接状態に
挟まれて前記シートロールから繰り出し供給された前記
シート材を次工程へ送るように対設された一対の送りロ
ーラーから成る水分付与ローラーと、この水分付与ロー
ラーの前記溝部に向けて前記給水タンクから供給された
水分を上方より散水供給するようにした散水装置とから
構成した。 【0009】また、前記折り畳み手段を、圧接状態に対
設され反対方向に回転駆動される一対のローラー間に挟
んでシート材を下方へ供給する折り畳みローラーで構成
し、この折り畳みローラーの各ローラー外周面に、前記
水分付着手段で水分を付着され湿り気を施された前記シ
ート材のシート面が面接着可能な平滑なローラー面をも
つ濡れシート接着面部と、前記水分付着手段で水分を付
着され湿り気を施された前記シート材のシート面が面接
着されにくいような凹凸を付与したローラー面をもつ濡
れシート非接着面部とをその円周方向に区分け形成し、
各ローラーの回転中に各ローラーに区分け形成された前
記濡れシート接着面部と濡れシート非接着面部が交互に
対設されるように構成し、且つ、前記濡れシート接着面
部と濡れシート非接着面部の各区分け部で、前記濡れシ
ート接着面部のロール回転方向の終端側に、前記シート
材に対して繰り出し方向に直交する折り目を付与するシ
ート押し込み部材を形成すると共に、前記濡れシート接
着面部と濡れシート非接着面部の各区分け部で、前記濡
れシート接着面部のロール回転方向の始端側に、前記シ
ート材に対して繰り出し方向に直交する折り目を付与す
るシート受け入れ凹部を形成し、各ローラーの回転中に
一方のローラーの前記シート受け入れ凹部内に他方のロ
ーラーの前記シート押し込み部材が交互に押し込まれる
ように構成し、前記水分付着手段で水分を付着され湿り
気を施された前記シート材に対して、一方の折り畳みロ
ーラーのシート受け入れ凹部内に他方の折り畳みローラ
ーのシート押し込み部材を押し込むことによって繰り出
し移送方向に直交する折り目を交互に形成し、この折り
目を前記シート受け入れ凹部内に軽く咥え、このシート
受け入れ凹部内に軽く咥えられた折り目を先頭にして、
折り畳みローラーの濡れシート接着面部に前記シート材
のシート面を交互に面接着し、各折り目を先頭にして左
右に交互に振り分けて折り畳むように構成した。 【0010】また、前記おしぼり単位長さ形成手段を、
前記シート材に所定等寸法のおしぼり単位長さごと繰り
出し方向に直交させて区分けする切り離し用ミシン目線
を形成してあり、この切り離し用ミシン目線を形成され
たシート材を繰り出し供給する第1繰り出し駆動ローラ
ーと第2繰り出し駆動ローラーを前記シートロール側か
ら順に配設し、前記第1繰り出し駆動ローラー間に前記
切り離し用ミシン目線で区分けされた次位のおしぼり単
位となるシート材部分の先頭側を挟持した状態で該第1
繰り出し駆動ローラーの回転駆動が停止されるように制
御され、この停止位置で次位のおしぼり単位となるシー
ト材部分の繰り出しを停止し、前記第1繰り出し駆動ロ
ーラーの回転駆動が停止されてから所定時間経過後にそ
の回転駆動を停止されるように制御された前記第2繰り
出し駆動ローラーの繰り出し力によって該第2繰り出し
駆動ローラー間に挟持された前記切り離し用ミシン目線
で区分けされた先位のおしぼり単位となるシート材部分
を前記切り離し用ミシン目線から切り離すように構成
し、前記第1繰り出し駆動ローラー及び前記第2繰り出
し駆動ローラーの回転駆動の停止制御を、これらの繰り
出し駆動ローラーの配設位置より前記シートロール側の
所定位置に在る切り離し用ミシン目線の位置を検知する
検知装置からの電気信号によって行うように構成した。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明のおしぼり製造装置の実施
の形態について添付の図面に基づいて説明する。図1は
本発明のおしぼり製造装置の概略側面図を示し、図2は
図1に示した水分付与ローラーの部分拡大側面図、図3
は図1に示した水分付与ローラーと散水装置の平面図、
図4から図9は図1に示したおしぼり製造装置の動作を
動作順にそれぞれ示した概略側面図である。 【0012】図1において、1はおしぼり製造装置を示
し、このおしぼり製造装置1内には、おしぼり素材とな
る紙や不織布等のシート材2を繰り出し可能に装着され
るシートロール3と、前記シート材2に湿り気を施す水
分を入れた給水タンク4とが備えられている。前記水分
は水でも良いが香料等を含浸させた薬液でも良い。 【0013】5は前記シートロール3から繰り出し供給
された前記シート材2に前記給水タンク4から供給され
た水分を付着させる水分付着手段であり、この水分付着
手段5は、各ローラーの全外周面に該ローラーの軸方向
に延びる多数の溝部6を連続形成され、この溝部6を形
成された各ローラー間に圧接状態に挟まれて前記シート
ロール3から繰り出し供給された前記シート材2を次工
程へ送るように対設された一対の送りローラーから成る
水分付与ローラー7,7と、この水分付与ローラー7,
7の上方に配設され、上方より前記水分付与ローラー
7,7の前記溝部6に向けて前記給水タンク4から給水
管8を介してポンプ9によって圧送供給された水分を散
水供給するようにした散水口10をもつ散水装置11,
11とから構成されている。前記水分付与ローラー7,
7に形成された前記溝部6は、図2に示すように一方の
ローラーの溝部6に他方のローラーの山部が食い込むよ
うに交合され、この交合状態で前記シート材2を各ロー
ラー間に圧接状態に挟みながら次工程へ繰り出すように
されている。この図2において符号Wは散水供給されて
前記溝部6内に付着された水分を示している。前記散水
装置11には、図3に示すように前記水分付与ローラー
7,7の軸方向に沿って配設された散水管12に前記ロ
ーラー7の溝部6に向けられた前記散水口10が複数形
成されている。図面に示した実施形態では前記散水装置
11を一対の水分付与ローラー7,7に対応させてそれ
ぞれ配設してあるが、一方の水分付与ローラー7側のみ
に配設したものでも良い。前記散水装置11の散水口1
0において、シート材に向けて直接水分を散水するよう
にした従来のおしぼり製造装置では、小さい口径の散水
口を多数形成してあるため、この小さい口径の散水口か
ら散水される薬液の該薬液中の成分によって散水口の小
さな穴が詰まってしまう弊害があつたが、本発明のおし
ぼり製造装置では、前記散水装置11の散水口10から
水分付与ローラー7の溝部6に向けて散水供給された水
分が該水分付与ローラー7の軸方向に延びる溝部6に沿
って該ローラー7の軸方向に瞬時に且つ均等に供給され
るため、前記散水口10の形成個数を少なくでき、よっ
て散水口10の穴の口径を比較的大きく形成できるた
め、従来装置のような薬液中の成分によって散水口の穴
が詰まってしまう弊害を解消できる。12は一方の水分
付与ローラー7のロール面を他方の水分付与ローラー7
のロール面へ圧接させるためバネ圧を付勢させた圧接手
段である。また、13は前記水分付与ローラー7,7か
ら下方へ繰り出されたシート材2を次工程へ案内するガ
イドプレートである。 【0014】前記散水装置11から水分付与ローラー7
の溝部6に向けて散水供給された水分は、該水分付与ロ
ーラー7の軸方向に延びる溝部6に沿って該ローラー7
の軸方向に瞬時に且つ均等に供給され、図2に示すよう
に、この溝部6内に瞬時に且つ均等に供給された水分W
は前記水分付与ローラー7,7間を圧接状態に挟まれて
下方へ繰り出し供給される吸水性のあるシート材2のシ
ート面(前記散水装置11を図面の実施形態のように一
対の水分付与ローラー7,7にそれぞれ対応させて配設
した場合はシート材の表裏面から)に瞬時に且つ均等に
吸水される。 【0015】15は前記水分付着手段5で水分を付着さ
れ湿り気を施された前記シート材2を繰り出し方向に直
交する折り目で折り畳む折り畳み手段であり、この折り
畳み手段15は、前記水分付着手段5の前記水分付与ロ
ーラー7,7の下方に配設されている。この折り畳み手
段15は、圧接状態に対設され反対方向に回転駆動され
る一対のローラー間に挟んでシート材を下方へ供給する
折り畳みローラー16,16で構成し、この折り畳みロ
ーラー16,16の各ローラー外周面に、前記水分付着
手段5で水分を付着され湿り気を施された前記シート材
2のシート面が面接着可能な平滑なローラー面をもつ濡
れシート接着面部17と、前記水分付着手段5で水分を
付着され湿り気を施された前記シート材2のシート面が
面接着されにくいような凹凸を付与したローラー面をも
つ濡れシート非接着面部18とをその円周方向に区分け
形成(図面に示した実施形態では、前記折り畳みローラ
ー16のローラー外周面を円周方向に4等分し、前記濡
れシート接着面部17と濡れシート非接着面部18を交
互に形成してあるが、これに限らず、前記折り畳みロー
ラー16のローラー外周面を円周方向に2等分し、前記
濡れシート接着面部17と濡れシート非接着面部18を
それぞれ区分け形成したものでも良い。)し、各折り畳
みローラー16の回転中に各ローラー16に区分け形成
された前記濡れシート接着面部17と濡れシート非接着
面部18が交互に対設されるように構成し、且つ、前記
濡れシート接着面部17と濡れシート非接着面部18の
各区分け部で、前記濡れシート接着面部17のロール回
転方向の終端側に、前記シート材2に対して繰り出し方
向に直交する折り目を付与するシート押し込み部材19
を形成すると共に、前記濡れシート接着面部17と濡れ
シート非接着面部18の各区分け部で、前記濡れシート
接着面部17のロール回転方向の始端側に、前記シート
材2に対して繰り出し方向に直交する折り目を付与する
シート受け入れ凹部20を形成し、各折り畳みローラー
16,16の回転中に一方のローラー16の前記シート
受け入れ凹部20内に他方のローラー16の前記シート
押し込み部材19が交互に押し込まれるように構成し、
前記水分付着手段5で水分を付着され湿り気を施された
前記シート材2に対して、一方の折り畳みローラー16
のシート受け入れ凹部20内に他方の折り畳みローラー
16のシート押し込み部材19を押し込むことによって
繰り出し移送方向に直交する折り目21を交互に形成
し、この折り目21を前記シート受け入れ凹部20内に
軽く咥え、このシート受け入れ凹部20内に軽く咥えら
れた折り目21を先頭にして、折り畳みローラー16の
濡れシート接着面部17側に前記シート材2の折り畳ま
れるシート面を交互に面接着し、各折り目21を先頭に
して左右に交互に振り分けて折り畳むように構成されて
いる。 【0016】22は、前記各折り畳みローラー16,1
6のロール面に円周方向に沿って形成された離脱用溝部
23内に該折り畳みローラー16の回転方向に抵抗する
ようにその作用端部を入れられ、シート材2を前記シー
ト受け入れ凹部20及び前記濡れシート接着面部17か
ら下方へ強制的に離脱させるスクレーパである。なお、
前記シート材2の折り目21は前記シート受け入れ凹部
20内にかるく咥えられることから、このスクレーパ2
2が無くとも折り畳みローラー16のロール面から離脱
される。よって、このスクレーパ22の強制的な離脱作
用は補助的なものである。 【0017】前記水分付着手段5で水分を付着され湿り
気を施された前記シート材2は、前記水分付着手段5の
下方に配設されたこの折り畳み手段15に移送され、こ
の折り畳み手段15において、一方の折り畳みローラー
の16シート受け入れ凹部20内に他方の折り畳みロー
ラー16のシート押し込み部材19を押し込むことによ
って繰り出し移送方向に直交する折り目21が形成さ
れ、この折り目21が前記シート受け入れ凹部20内に
かるく咥えられ、このシート受け入れ凹部20内にかる
く咥えられた折り目21を先頭にして、折り畳みローラ
ー16の濡れシート接着面部17側に面接着され、左右
に交互に振り分けられ、振り分けられたシート材は前記
スクレーパ22によって前記シート受け入れ凹部20及
び前記濡れシート接着面部17から下方へ強制的に離脱
され、繰り出し方向に直交する折り目21で折り畳まれ
る。 【0018】次に、前記折り畳み手段15で折り畳まれ
た前記シート材2をおしぼり単位長さに形成するおしぼ
り単位長さ形成手段について説明する。このおしぼり単
位長さ形成手段は、前記シート材2に所定等寸法のおし
ぼり単位長さごと繰り出し方向に直交させて区分けする
切り離し用ミシン目線25(図4、図8及び図9に示
す)を形成してあり、この切り離し用ミシン目線25を
形成されたシート材2を繰り出し供給する第1繰り出し
駆動ローラー26,26(7,7)と第2繰り出し駆動
ローラー27,27(16,16)を前記シートロール
3側から順に配設し、前記第1繰り出し駆動ローラー2
6,26(7,7)間に前記切り離し用ミシン目線25
で区分けされた次位のおしぼり単位となるシート材部分
の先頭側を挟持した状態で該第1繰り出し駆動ローラー
26,26(7,7)の回転駆動が停止されるように制
御され、この停止位置で次位のおしぼり単位となるシー
ト材部分の繰り出しを停止し、前記第1繰り出し駆動ロ
ーラー26,26(7,7)の回転駆動が停止されてか
ら所定時間経過後にその回転駆動を停止されるように制
御された前記第2繰り出し駆動ローラー27,27(1
6,16)の繰り出し力によって該第2繰り出し駆動ロ
ーラー27,27(16,16)間に挟持された前記切
り離し用ミシン目線25で区分けされた先位のおしぼり
単位となるシート材部分を前記切り離し用ミシン目線2
5から切り離すように構成し、前記第1繰り出し駆動ロ
ーラー26,26(7,7)及び前記第2繰り出し駆動
ローラー27,27(16,16)の回転駆動の停止制
御を、これらの繰り出し駆動ローラーの配設位置より前
記シートロール3側の所定位置に在る切り離し用ミシン
目線25の位置を検知する検知装置28からの電気信号
によって行うように構成されている。 【0019】そして、図面に示したこの実施形態では、
前記水分付与ローラー7,7を前記第1繰り出し駆動ロ
ーラー26,26として、前記折り畳みローラー16,
16を第2繰り出し駆動ローラー27,27としてそれ
ぞれ機能させている。 【0020】30は、前記折り畳みローラー16,16
の下方に配設された搬送コンベアであり、この搬送コン
ベア30で搬送ベルト面上に載置されたおしぼりを取り
出し口31に形成されたトレー32上へ搬送する。 【0021】次に図1に示したおしぼり製造装置によっ
ておしぼりが製造される動作手順を図4から図9の図面
に基づいて説明する。図4はスタート位置を示し、一個
のおしぼり単位となるシート材2の始端部が前記水分付
与ローラー7,7間に圧接され、この終端部(前記切り
離し用ミシン目線25の形成位置)は前記検知装置28
の検知位置にある。このスタート状態でおしぼり製造装
置1の電源がONされると前記散水装置11の散水が開
始(この散水は図4から図7の状態で継続される)さ
れ、前記水分付与ローラー7,7と折り畳みローラー1
6,16の回転駆動が開始される。図5から図7に示す
ように前記水分付与ローラー7,7間を通過して繰り出
されたシート材2は前記折り畳みローラー16,16で
折り畳まれる。図8において、次位のおしぼり単位とな
るシート材2の終端部(前記切り離し用ミシン目線25
の形成位置)がシートロール3から検知位置まで繰り出
されると、前記散水装置11の散水が停止され、前記第
1繰り出し駆動ローラー(水分付与ローラー)26,2
6(7,7)の回転駆動が次位のおしぼり単位となるシ
ート材2の始端部を該ローラー間に圧接した固定状態で
停止される。この第1繰り出し駆動ローラー(水分付与
ローラー)26,26(7,7)の回転駆動が停止され
た後、時間差をおいて回転駆動が停止される前記第2繰
り出し駆動ローラー(折り畳みローラー)27,27
(16,16)の繰り出し力によってこの第2繰り出し
駆動ローラー(折り畳みローラー)27,27(16,
16)間に挟持されているおしぼり単位部分が切り離し
用ミシン目線25から切り離される。前記切り離し用ミ
シン目線25で切り離され、おしぼり単位に形成された
シート材2は、図9に示す折り畳み完了後、下方にある
搬送コンベア30の搬送ベルト面上に落下載置され、こ
の搬送コンベア30によって図1に示す取り出し口31
のトレー32上へ搬出される。なお、前記折り畳みロー
ラー16,16によって前記シート材2の折り畳みを完
了し、該折り畳みローラー16,16から折り畳みシー
ト材を離脱させた後、この折り畳みローラー16,16
は図9に示した回動位置から図4に示したスタート位置
まで回動される。 【0022】 【発明の効果】本発明のおしぼり製造装置によれば、紙
や不織布等のおしぼり素材となるシート材を繰り出し可
能にロール状に巻いたシートロールと、このシート材に
湿り気を施す薬液などの水分とを、業者等から提供され
たユーザーによっておしぼりを使用する場所で、必要な
時に必要量の折り畳み状の使い捨てのおしぼりを製造で
きる小型のおしぼり製造装置を提供できる。 【0023】特に、本発明のおしぼり製造装置によれ
ば、適正量の水分を瞬時にシート材全体に均等に含浸で
き、シート材へ付与される水分がシート面以外に飛散さ
れににく、水分のロスが少なくてすむシート材への水分
付与手段をもつおしぼり製造装置を提供できる。 【0024】また、本発明のおしぼり製造装置によれ
ば、シート材の素材の変化や厚さの変化に対応でき、広
範囲のおしぼり素材を使用でき、折り畳み部が装置内に
占めるスペースを従来の巻き付け部によるものと比較し
て小さくでき、装置全体のコンパクト化を図りやすく、
また折り畳み部を小さくできることから装置内に備えら
れるシートロールや水分タンクのスペースを相対的に大
きく構成できるようにした折り畳み手段をもつおしぼり
製造装置を提供できる。 【0025】また、本発明のおしぼり製造装置によれ
ば、シートロールから繰り出されたシート材を一個のお
しぼりとしての単位長さに切断するための刃物装置から
成るカッター装置を使用しないおしぼり単位長さ形成手
段をもつおしぼり製造装置を提供できる。
り畳み状の使い捨ておしぼりを製造できるようにした小
型のおしぼり製造装置に関する。 【0002】 【従来の技術】最近、紙や不織布等のおしぼり素材とな
るシート材を繰り出し可能にロール状に巻いたシートロ
ールと、このシート材に湿り気を施す薬液などの水分と
を業者等から提供されたレストランや会社等のユーザー
によってレストラン内や会社内等の使用する場所で、必
要な時に必要量の使い捨てのおしぼりを製造できるよう
にした小型のおしぼり製造装置が普及し始めている。必
要な場所で必要な時に必要量の使い捨てのおしぼりを製
造できる便利さや、業者から提供されるおしぼりのよう
な保存期間がないので、カビや乾燥の心配も無く清潔で
大変便利であることから更なる普及が期待されている。
使用される場所で必要量のおしぼりをユーザーによって
製造するようにしたこの種の小型のおしぼり製造装置と
しては、紙や不織布等のおしぼり素材となるシート材を
繰り出し可能にロール状に巻いたシートロールと、この
シートロールから繰り出されたシート材に湿り気を施す
水分を入れた水分タンクを装置内に備え、前記シートロ
ールから繰り出されたシート材を一個のおしぼりとして
の単位長さにカッターによって切断する切断手段と、単
位長さに切断されたシート材のシート面に向けて水分タ
ンクから供給された水分を散水する散水手段と、単位長
さに切断されかつ散水されたシート材をロール状に巻き
付ける巻き付け手段によって構成されていて、前記巻き
付け手段を、おしぼりとしての単位長さに切断されかつ
散水されたシート材を移送する移送無端ベルトと、この
移送無端ベルトの移送面に沿い所定間隔離間して配設さ
れた固定ベルトとで構成し、前記移送無端ベルトと固定
ベルトの間で前記シート材を挟持的に搬送しつつ転動さ
せてロール状に巻き付けるように構成されたものが知ら
れている。 【0003】しかしながら前記した散水手段、巻き付け
手段及び切断手段による従来のおしぼり製造装置では次
のような問題点が指摘されている。先ず、前記した散水
手段は、シート材のシート面に向けて水分タンクから供
給された水分を噴出管に形成された複数の噴出口から噴
出してシート材に水分を付与するようにしているため、
水分を直接噴射されたシート部分と噴射されないシート
部分では水分が均等に含浸されににく、直接噴射されな
いシート部分は水分浸透に時間がかかることから、適正
量の水分を瞬時にシート材全体に均等に含浸させにく
く、シート面に向けて散水される水分がシート面以外に
飛散されやすく、余分な水分が装置内に留まり常に取り
除きの作業が必要である。このことから、装置内部に湿
気が留まりやすく、雑菌等が繁殖したり、水分のロスも
多くなってしまう弊害がある。 【0004】また、移送無端ベルトと固定ベルトの間で
シート材を挟持的に搬送しつつ転動させてロール状に巻
き付けるように構成した前記巻き付け手段によるおしぼ
り製造装置は、ゴムベルトとシート材の習性を利用して
丸めるので、適確に巻き付けられたり巻き付けられなか
ったりし、またシート材が巻き付ける途中でつかえたり
して確実性に劣るものであった。また、前記巻き付け手
段によるおしぼり製造装置は、シート材の素材の変化や
厚さの変化に対応できないので、おしぼり素材が限定さ
れてしまう。また、前記巻き付け手段によるおしぼり製
造装置は、シート材をロール状に転動させる移送無端ベ
ルトと固定ベルトとから成る巻き付け部が装置内のスペ
ースの多くを占有してしまうことから、必然的に装置全
体が大きくなってしまい、装置のコンパクト化を図りに
くいものであり、装置内に備えられるシートロールや水
分タンクの量が限定されてしまうので、それらの交換サ
イクルが短くなってしまう弊害がある。 【0005】また、カッターによってシートロールから
繰り出されたシート材を一個のおしぼりとしての単位長
さに切断するように構成した前記切断手段によるおしぼ
り製造装置は、例えば、このカッター装置を固定刃と回
転刃によって構成したようなものは、このカッター装置
が装置内のスペースの多くを占有してしまうことから、
必然的に装置全体が大きくなってしまい、装置のコンパ
クト化を図りにくいことや、前記の巻き付け部による弊
害と同様に装置内に備えられるシートロールや水分タン
クの量が限定される弊害がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような実
情に鑑みて開発されたものであり、紙や不織布等のおし
ぼり素材となるシート材を繰り出し可能にロール状に巻
いたシートロールと、このシート材に湿り気を施す薬液
などの水分とを業者等から提供されたユーザーによって
おしぼりを使用する場所で、必要な時に必要量の折り畳
み状の使い捨てのおしぼりを製造できるようにした小型
のおしぼり製造装置について、特に、適正量の水分を瞬
時にシート材全体に均等に含浸でき、シート材へ付与さ
れる水分がシート面以外に飛散されににく、水分のロス
が少なくてすむシート材への水分付与手段をもつおしぼ
り製造装置を提供しようとするものである。また、シー
ト材の素材の変化や厚さの変化に対応でき、広範囲のお
しぼり素材を使用でき、折り畳み部が装置内に占めるス
ペースを従来の巻き付け部によるものと比較して小さく
でき、装置全体のコンパクト化を図りやすく、また折り
畳み部を小さくできることから装置内に備えられるシー
トロールや水分タンクのスペースを相対的に大きく構成
できるようにした折り畳み手段をもつおしぼり製造装置
を提供しようとするものである。また、シートロールか
ら繰り出されたシート材を一個のおしぼりとしての単位
長さに切断するための刃物装置から成るカッター装置を
使用しないおしぼり単位長さ形成手段をもつおしぼり製
造装置を提供しようとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明のおしぼり製造装
置は、上記の課題を解決するため、おしぼり素材となる
シート材が繰り出し可能に装着されるシートロールと、
前記シート材に湿り気を施す水分を入れた給水タンクと
を備え、前記シートロールから繰り出し供給された前記
シート材に前記給水タンクから供給された水分を付着さ
せる水分付着手段と、この水分付着手段で水分を付着さ
れ湿り気を施された前記シート材を繰り出し方向に直交
する折り目で折り畳む折り畳み手段と、この折り畳み手
段で折り畳まれた前記シート材をおしぼり単位長さに形
成するおしぼり単位長さ形成手段とから構成したもので
あり、これらの水分付着手段、折り畳み手段、及びおし
ぼり単位長さ形成手段を次のように構成した。 【0008】前記水分付着手段を、各ローラーの全外周
面に該ローラーの軸方向に延びる多数の溝部を連続形成
され、この溝部を形成された各ローラー間に圧接状態に
挟まれて前記シートロールから繰り出し供給された前記
シート材を次工程へ送るように対設された一対の送りロ
ーラーから成る水分付与ローラーと、この水分付与ロー
ラーの前記溝部に向けて前記給水タンクから供給された
水分を上方より散水供給するようにした散水装置とから
構成した。 【0009】また、前記折り畳み手段を、圧接状態に対
設され反対方向に回転駆動される一対のローラー間に挟
んでシート材を下方へ供給する折り畳みローラーで構成
し、この折り畳みローラーの各ローラー外周面に、前記
水分付着手段で水分を付着され湿り気を施された前記シ
ート材のシート面が面接着可能な平滑なローラー面をも
つ濡れシート接着面部と、前記水分付着手段で水分を付
着され湿り気を施された前記シート材のシート面が面接
着されにくいような凹凸を付与したローラー面をもつ濡
れシート非接着面部とをその円周方向に区分け形成し、
各ローラーの回転中に各ローラーに区分け形成された前
記濡れシート接着面部と濡れシート非接着面部が交互に
対設されるように構成し、且つ、前記濡れシート接着面
部と濡れシート非接着面部の各区分け部で、前記濡れシ
ート接着面部のロール回転方向の終端側に、前記シート
材に対して繰り出し方向に直交する折り目を付与するシ
ート押し込み部材を形成すると共に、前記濡れシート接
着面部と濡れシート非接着面部の各区分け部で、前記濡
れシート接着面部のロール回転方向の始端側に、前記シ
ート材に対して繰り出し方向に直交する折り目を付与す
るシート受け入れ凹部を形成し、各ローラーの回転中に
一方のローラーの前記シート受け入れ凹部内に他方のロ
ーラーの前記シート押し込み部材が交互に押し込まれる
ように構成し、前記水分付着手段で水分を付着され湿り
気を施された前記シート材に対して、一方の折り畳みロ
ーラーのシート受け入れ凹部内に他方の折り畳みローラ
ーのシート押し込み部材を押し込むことによって繰り出
し移送方向に直交する折り目を交互に形成し、この折り
目を前記シート受け入れ凹部内に軽く咥え、このシート
受け入れ凹部内に軽く咥えられた折り目を先頭にして、
折り畳みローラーの濡れシート接着面部に前記シート材
のシート面を交互に面接着し、各折り目を先頭にして左
右に交互に振り分けて折り畳むように構成した。 【0010】また、前記おしぼり単位長さ形成手段を、
前記シート材に所定等寸法のおしぼり単位長さごと繰り
出し方向に直交させて区分けする切り離し用ミシン目線
を形成してあり、この切り離し用ミシン目線を形成され
たシート材を繰り出し供給する第1繰り出し駆動ローラ
ーと第2繰り出し駆動ローラーを前記シートロール側か
ら順に配設し、前記第1繰り出し駆動ローラー間に前記
切り離し用ミシン目線で区分けされた次位のおしぼり単
位となるシート材部分の先頭側を挟持した状態で該第1
繰り出し駆動ローラーの回転駆動が停止されるように制
御され、この停止位置で次位のおしぼり単位となるシー
ト材部分の繰り出しを停止し、前記第1繰り出し駆動ロ
ーラーの回転駆動が停止されてから所定時間経過後にそ
の回転駆動を停止されるように制御された前記第2繰り
出し駆動ローラーの繰り出し力によって該第2繰り出し
駆動ローラー間に挟持された前記切り離し用ミシン目線
で区分けされた先位のおしぼり単位となるシート材部分
を前記切り離し用ミシン目線から切り離すように構成
し、前記第1繰り出し駆動ローラー及び前記第2繰り出
し駆動ローラーの回転駆動の停止制御を、これらの繰り
出し駆動ローラーの配設位置より前記シートロール側の
所定位置に在る切り離し用ミシン目線の位置を検知する
検知装置からの電気信号によって行うように構成した。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明のおしぼり製造装置の実施
の形態について添付の図面に基づいて説明する。図1は
本発明のおしぼり製造装置の概略側面図を示し、図2は
図1に示した水分付与ローラーの部分拡大側面図、図3
は図1に示した水分付与ローラーと散水装置の平面図、
図4から図9は図1に示したおしぼり製造装置の動作を
動作順にそれぞれ示した概略側面図である。 【0012】図1において、1はおしぼり製造装置を示
し、このおしぼり製造装置1内には、おしぼり素材とな
る紙や不織布等のシート材2を繰り出し可能に装着され
るシートロール3と、前記シート材2に湿り気を施す水
分を入れた給水タンク4とが備えられている。前記水分
は水でも良いが香料等を含浸させた薬液でも良い。 【0013】5は前記シートロール3から繰り出し供給
された前記シート材2に前記給水タンク4から供給され
た水分を付着させる水分付着手段であり、この水分付着
手段5は、各ローラーの全外周面に該ローラーの軸方向
に延びる多数の溝部6を連続形成され、この溝部6を形
成された各ローラー間に圧接状態に挟まれて前記シート
ロール3から繰り出し供給された前記シート材2を次工
程へ送るように対設された一対の送りローラーから成る
水分付与ローラー7,7と、この水分付与ローラー7,
7の上方に配設され、上方より前記水分付与ローラー
7,7の前記溝部6に向けて前記給水タンク4から給水
管8を介してポンプ9によって圧送供給された水分を散
水供給するようにした散水口10をもつ散水装置11,
11とから構成されている。前記水分付与ローラー7,
7に形成された前記溝部6は、図2に示すように一方の
ローラーの溝部6に他方のローラーの山部が食い込むよ
うに交合され、この交合状態で前記シート材2を各ロー
ラー間に圧接状態に挟みながら次工程へ繰り出すように
されている。この図2において符号Wは散水供給されて
前記溝部6内に付着された水分を示している。前記散水
装置11には、図3に示すように前記水分付与ローラー
7,7の軸方向に沿って配設された散水管12に前記ロ
ーラー7の溝部6に向けられた前記散水口10が複数形
成されている。図面に示した実施形態では前記散水装置
11を一対の水分付与ローラー7,7に対応させてそれ
ぞれ配設してあるが、一方の水分付与ローラー7側のみ
に配設したものでも良い。前記散水装置11の散水口1
0において、シート材に向けて直接水分を散水するよう
にした従来のおしぼり製造装置では、小さい口径の散水
口を多数形成してあるため、この小さい口径の散水口か
ら散水される薬液の該薬液中の成分によって散水口の小
さな穴が詰まってしまう弊害があつたが、本発明のおし
ぼり製造装置では、前記散水装置11の散水口10から
水分付与ローラー7の溝部6に向けて散水供給された水
分が該水分付与ローラー7の軸方向に延びる溝部6に沿
って該ローラー7の軸方向に瞬時に且つ均等に供給され
るため、前記散水口10の形成個数を少なくでき、よっ
て散水口10の穴の口径を比較的大きく形成できるた
め、従来装置のような薬液中の成分によって散水口の穴
が詰まってしまう弊害を解消できる。12は一方の水分
付与ローラー7のロール面を他方の水分付与ローラー7
のロール面へ圧接させるためバネ圧を付勢させた圧接手
段である。また、13は前記水分付与ローラー7,7か
ら下方へ繰り出されたシート材2を次工程へ案内するガ
イドプレートである。 【0014】前記散水装置11から水分付与ローラー7
の溝部6に向けて散水供給された水分は、該水分付与ロ
ーラー7の軸方向に延びる溝部6に沿って該ローラー7
の軸方向に瞬時に且つ均等に供給され、図2に示すよう
に、この溝部6内に瞬時に且つ均等に供給された水分W
は前記水分付与ローラー7,7間を圧接状態に挟まれて
下方へ繰り出し供給される吸水性のあるシート材2のシ
ート面(前記散水装置11を図面の実施形態のように一
対の水分付与ローラー7,7にそれぞれ対応させて配設
した場合はシート材の表裏面から)に瞬時に且つ均等に
吸水される。 【0015】15は前記水分付着手段5で水分を付着さ
れ湿り気を施された前記シート材2を繰り出し方向に直
交する折り目で折り畳む折り畳み手段であり、この折り
畳み手段15は、前記水分付着手段5の前記水分付与ロ
ーラー7,7の下方に配設されている。この折り畳み手
段15は、圧接状態に対設され反対方向に回転駆動され
る一対のローラー間に挟んでシート材を下方へ供給する
折り畳みローラー16,16で構成し、この折り畳みロ
ーラー16,16の各ローラー外周面に、前記水分付着
手段5で水分を付着され湿り気を施された前記シート材
2のシート面が面接着可能な平滑なローラー面をもつ濡
れシート接着面部17と、前記水分付着手段5で水分を
付着され湿り気を施された前記シート材2のシート面が
面接着されにくいような凹凸を付与したローラー面をも
つ濡れシート非接着面部18とをその円周方向に区分け
形成(図面に示した実施形態では、前記折り畳みローラ
ー16のローラー外周面を円周方向に4等分し、前記濡
れシート接着面部17と濡れシート非接着面部18を交
互に形成してあるが、これに限らず、前記折り畳みロー
ラー16のローラー外周面を円周方向に2等分し、前記
濡れシート接着面部17と濡れシート非接着面部18を
それぞれ区分け形成したものでも良い。)し、各折り畳
みローラー16の回転中に各ローラー16に区分け形成
された前記濡れシート接着面部17と濡れシート非接着
面部18が交互に対設されるように構成し、且つ、前記
濡れシート接着面部17と濡れシート非接着面部18の
各区分け部で、前記濡れシート接着面部17のロール回
転方向の終端側に、前記シート材2に対して繰り出し方
向に直交する折り目を付与するシート押し込み部材19
を形成すると共に、前記濡れシート接着面部17と濡れ
シート非接着面部18の各区分け部で、前記濡れシート
接着面部17のロール回転方向の始端側に、前記シート
材2に対して繰り出し方向に直交する折り目を付与する
シート受け入れ凹部20を形成し、各折り畳みローラー
16,16の回転中に一方のローラー16の前記シート
受け入れ凹部20内に他方のローラー16の前記シート
押し込み部材19が交互に押し込まれるように構成し、
前記水分付着手段5で水分を付着され湿り気を施された
前記シート材2に対して、一方の折り畳みローラー16
のシート受け入れ凹部20内に他方の折り畳みローラー
16のシート押し込み部材19を押し込むことによって
繰り出し移送方向に直交する折り目21を交互に形成
し、この折り目21を前記シート受け入れ凹部20内に
軽く咥え、このシート受け入れ凹部20内に軽く咥えら
れた折り目21を先頭にして、折り畳みローラー16の
濡れシート接着面部17側に前記シート材2の折り畳ま
れるシート面を交互に面接着し、各折り目21を先頭に
して左右に交互に振り分けて折り畳むように構成されて
いる。 【0016】22は、前記各折り畳みローラー16,1
6のロール面に円周方向に沿って形成された離脱用溝部
23内に該折り畳みローラー16の回転方向に抵抗する
ようにその作用端部を入れられ、シート材2を前記シー
ト受け入れ凹部20及び前記濡れシート接着面部17か
ら下方へ強制的に離脱させるスクレーパである。なお、
前記シート材2の折り目21は前記シート受け入れ凹部
20内にかるく咥えられることから、このスクレーパ2
2が無くとも折り畳みローラー16のロール面から離脱
される。よって、このスクレーパ22の強制的な離脱作
用は補助的なものである。 【0017】前記水分付着手段5で水分を付着され湿り
気を施された前記シート材2は、前記水分付着手段5の
下方に配設されたこの折り畳み手段15に移送され、こ
の折り畳み手段15において、一方の折り畳みローラー
の16シート受け入れ凹部20内に他方の折り畳みロー
ラー16のシート押し込み部材19を押し込むことによ
って繰り出し移送方向に直交する折り目21が形成さ
れ、この折り目21が前記シート受け入れ凹部20内に
かるく咥えられ、このシート受け入れ凹部20内にかる
く咥えられた折り目21を先頭にして、折り畳みローラ
ー16の濡れシート接着面部17側に面接着され、左右
に交互に振り分けられ、振り分けられたシート材は前記
スクレーパ22によって前記シート受け入れ凹部20及
び前記濡れシート接着面部17から下方へ強制的に離脱
され、繰り出し方向に直交する折り目21で折り畳まれ
る。 【0018】次に、前記折り畳み手段15で折り畳まれ
た前記シート材2をおしぼり単位長さに形成するおしぼ
り単位長さ形成手段について説明する。このおしぼり単
位長さ形成手段は、前記シート材2に所定等寸法のおし
ぼり単位長さごと繰り出し方向に直交させて区分けする
切り離し用ミシン目線25(図4、図8及び図9に示
す)を形成してあり、この切り離し用ミシン目線25を
形成されたシート材2を繰り出し供給する第1繰り出し
駆動ローラー26,26(7,7)と第2繰り出し駆動
ローラー27,27(16,16)を前記シートロール
3側から順に配設し、前記第1繰り出し駆動ローラー2
6,26(7,7)間に前記切り離し用ミシン目線25
で区分けされた次位のおしぼり単位となるシート材部分
の先頭側を挟持した状態で該第1繰り出し駆動ローラー
26,26(7,7)の回転駆動が停止されるように制
御され、この停止位置で次位のおしぼり単位となるシー
ト材部分の繰り出しを停止し、前記第1繰り出し駆動ロ
ーラー26,26(7,7)の回転駆動が停止されてか
ら所定時間経過後にその回転駆動を停止されるように制
御された前記第2繰り出し駆動ローラー27,27(1
6,16)の繰り出し力によって該第2繰り出し駆動ロ
ーラー27,27(16,16)間に挟持された前記切
り離し用ミシン目線25で区分けされた先位のおしぼり
単位となるシート材部分を前記切り離し用ミシン目線2
5から切り離すように構成し、前記第1繰り出し駆動ロ
ーラー26,26(7,7)及び前記第2繰り出し駆動
ローラー27,27(16,16)の回転駆動の停止制
御を、これらの繰り出し駆動ローラーの配設位置より前
記シートロール3側の所定位置に在る切り離し用ミシン
目線25の位置を検知する検知装置28からの電気信号
によって行うように構成されている。 【0019】そして、図面に示したこの実施形態では、
前記水分付与ローラー7,7を前記第1繰り出し駆動ロ
ーラー26,26として、前記折り畳みローラー16,
16を第2繰り出し駆動ローラー27,27としてそれ
ぞれ機能させている。 【0020】30は、前記折り畳みローラー16,16
の下方に配設された搬送コンベアであり、この搬送コン
ベア30で搬送ベルト面上に載置されたおしぼりを取り
出し口31に形成されたトレー32上へ搬送する。 【0021】次に図1に示したおしぼり製造装置によっ
ておしぼりが製造される動作手順を図4から図9の図面
に基づいて説明する。図4はスタート位置を示し、一個
のおしぼり単位となるシート材2の始端部が前記水分付
与ローラー7,7間に圧接され、この終端部(前記切り
離し用ミシン目線25の形成位置)は前記検知装置28
の検知位置にある。このスタート状態でおしぼり製造装
置1の電源がONされると前記散水装置11の散水が開
始(この散水は図4から図7の状態で継続される)さ
れ、前記水分付与ローラー7,7と折り畳みローラー1
6,16の回転駆動が開始される。図5から図7に示す
ように前記水分付与ローラー7,7間を通過して繰り出
されたシート材2は前記折り畳みローラー16,16で
折り畳まれる。図8において、次位のおしぼり単位とな
るシート材2の終端部(前記切り離し用ミシン目線25
の形成位置)がシートロール3から検知位置まで繰り出
されると、前記散水装置11の散水が停止され、前記第
1繰り出し駆動ローラー(水分付与ローラー)26,2
6(7,7)の回転駆動が次位のおしぼり単位となるシ
ート材2の始端部を該ローラー間に圧接した固定状態で
停止される。この第1繰り出し駆動ローラー(水分付与
ローラー)26,26(7,7)の回転駆動が停止され
た後、時間差をおいて回転駆動が停止される前記第2繰
り出し駆動ローラー(折り畳みローラー)27,27
(16,16)の繰り出し力によってこの第2繰り出し
駆動ローラー(折り畳みローラー)27,27(16,
16)間に挟持されているおしぼり単位部分が切り離し
用ミシン目線25から切り離される。前記切り離し用ミ
シン目線25で切り離され、おしぼり単位に形成された
シート材2は、図9に示す折り畳み完了後、下方にある
搬送コンベア30の搬送ベルト面上に落下載置され、こ
の搬送コンベア30によって図1に示す取り出し口31
のトレー32上へ搬出される。なお、前記折り畳みロー
ラー16,16によって前記シート材2の折り畳みを完
了し、該折り畳みローラー16,16から折り畳みシー
ト材を離脱させた後、この折り畳みローラー16,16
は図9に示した回動位置から図4に示したスタート位置
まで回動される。 【0022】 【発明の効果】本発明のおしぼり製造装置によれば、紙
や不織布等のおしぼり素材となるシート材を繰り出し可
能にロール状に巻いたシートロールと、このシート材に
湿り気を施す薬液などの水分とを、業者等から提供され
たユーザーによっておしぼりを使用する場所で、必要な
時に必要量の折り畳み状の使い捨てのおしぼりを製造で
きる小型のおしぼり製造装置を提供できる。 【0023】特に、本発明のおしぼり製造装置によれ
ば、適正量の水分を瞬時にシート材全体に均等に含浸で
き、シート材へ付与される水分がシート面以外に飛散さ
れににく、水分のロスが少なくてすむシート材への水分
付与手段をもつおしぼり製造装置を提供できる。 【0024】また、本発明のおしぼり製造装置によれ
ば、シート材の素材の変化や厚さの変化に対応でき、広
範囲のおしぼり素材を使用でき、折り畳み部が装置内に
占めるスペースを従来の巻き付け部によるものと比較し
て小さくでき、装置全体のコンパクト化を図りやすく、
また折り畳み部を小さくできることから装置内に備えら
れるシートロールや水分タンクのスペースを相対的に大
きく構成できるようにした折り畳み手段をもつおしぼり
製造装置を提供できる。 【0025】また、本発明のおしぼり製造装置によれ
ば、シートロールから繰り出されたシート材を一個のお
しぼりとしての単位長さに切断するための刃物装置から
成るカッター装置を使用しないおしぼり単位長さ形成手
段をもつおしぼり製造装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のおしぼり製造装置の概略側面図であ
る。 【図2】図1に示した水分付与ローラーの部分拡大側面
図である。 【図3】図1に示した水分付与ローラーと散水装置を示
す平面図である。 【図4】図1に示したおしぼり製造装置の動作を示した
概略側面図である。 【図5】図1に示したおしぼり製造装置の動作を示した
概略側面図である。 【図6】図1に示したおしぼり製造装置の動作を示した
概略側面図である。 【図7】図1に示したおしぼり製造装置の動作を示した
概略側面図である。 【図8】図1に示したおしぼり製造装置の動作を示した
概略側面図である。 【図9】図1に示したおしぼり製造装置の動作を示した
概略側面図である。 【符号の説明】 1 おしぼり製造装置 2 シート材 3 シートロール 4 給水タンク 5 水分付着手段 6 溝部 7 水分付与ローラー 11 散水装置 15 折り畳み手段 16 折り畳みローラー 17 濡れシート接着面部 18 濡れシート非接着面部 19 シート押し込み部材 20 シート受け入れ凹部 21 折り目 22 スクレーパ 23 離脱用溝部 25 切り離し用ミシン目線 26 第1繰り出し駆動ローラー 27 第2繰り出し駆動ローラー 28 検知装置
る。 【図2】図1に示した水分付与ローラーの部分拡大側面
図である。 【図3】図1に示した水分付与ローラーと散水装置を示
す平面図である。 【図4】図1に示したおしぼり製造装置の動作を示した
概略側面図である。 【図5】図1に示したおしぼり製造装置の動作を示した
概略側面図である。 【図6】図1に示したおしぼり製造装置の動作を示した
概略側面図である。 【図7】図1に示したおしぼり製造装置の動作を示した
概略側面図である。 【図8】図1に示したおしぼり製造装置の動作を示した
概略側面図である。 【図9】図1に示したおしぼり製造装置の動作を示した
概略側面図である。 【符号の説明】 1 おしぼり製造装置 2 シート材 3 シートロール 4 給水タンク 5 水分付着手段 6 溝部 7 水分付与ローラー 11 散水装置 15 折り畳み手段 16 折り畳みローラー 17 濡れシート接着面部 18 濡れシート非接着面部 19 シート押し込み部材 20 シート受け入れ凹部 21 折り目 22 スクレーパ 23 離脱用溝部 25 切り離し用ミシン目線 26 第1繰り出し駆動ローラー 27 第2繰り出し駆動ローラー 28 検知装置
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 おしぼり素材となるシート材が繰り出し
可能に装着されるシートロールと、前記シート材に湿り
気を施す水分を入れた給水タンクとを備え、前記シート
ロールから繰り出し供給された前記シート材に前記給水
タンクから供給された水分を付着させる水分付着手段
と、この水分付着手段で水分を付着され湿り気を施され
た前記シート材を繰り出し方向に直交する折り目で折り
畳む折り畳み手段と、この折り畳み手段で折り畳まれた
前記シート材をおしぼり単位長さに形成するおしぼり単
位長さ形成手段とから構成され、前記折り畳み手段を、
圧接状態に対設され反対方向に回転駆動される一対のロ
ーラー間に挟んでシート材を下方へ供給する折り畳みロ
ーラーで構成し、この折り畳みローラーの各ローラー外
周面に、前記水分付着手段で水分を付着され湿り気を施
された前記シート材のシート面が面接着可能な平滑なロ
ーラー面をもつ濡れシート接着面部と、前記水分付着手
段で水分を付着され湿り気を施された前記シート材のシ
ート面が面接着されにくいような凹凸を付与したローラ
ー面をもつ濡れシート非接着面部とをその円周方向に区
分け形成し、各ローラーの回転中に各ローラーに区分け
形成された前記濡れシート接着面部と濡れシート非接着
面部が交互に対設されるように構成し、且つ、前記濡れ
シート接着面部と濡れシート非接着面部の各区分け部
で、前記濡れシート接着面部のロール回転方向の終端側
に、前記シート材に対して繰り出し方向に直交する折り
目を付与するシート押し込み部材を形成すると共に、前
記濡れシート接着面部と濡れシート非接着面部の各区分
け部で、前記濡れシート接着面部のロール回転方向の始
端側に、前記シート材に対して繰り出し方向に直交する
折り目を付与するシート受け入れ凹部を形成し、各ロー
ラーの回転中に一方のローラーの前記シート受け入れ凹
部内に他方のローラーの前記シート押し込み部材が交互
に押し込まれるように構成し、前記水分付着手段で水分
を付着され湿り気を施された前記シート材に対して、一
方の折り畳みローラーのシート受け入れ凹部内に他方の
折り畳みローラーのシート押し込み部材を押し込むこと
によって繰り出し移送方向に直交する折り目を交互に形
成し、この折り目を前記シート受け入れ凹部内に軽く咥
え、このシート受け入れ凹部内に軽く咥えられた折り目
を先頭にして、折り畳みローラーの濡れシート接着面部
に前記シート材の シート面を交互に面接着し、各折り目
を先頭にして左右に交互に振り分けて折り畳むように構
成したことを特徴とするおしぼり製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23432299A JP3375576B2 (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | おしぼり製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23432299A JP3375576B2 (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | おしぼり製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001057947A JP2001057947A (ja) | 2001-03-06 |
JP3375576B2 true JP3375576B2 (ja) | 2003-02-10 |
Family
ID=16969198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23432299A Expired - Fee Related JP3375576B2 (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | おしぼり製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3375576B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6668843B2 (en) * | 2001-04-17 | 2003-12-30 | Yen Sun Technology Corp. | Method for manufacturing a wet towel and the apparatus thereof |
JP5555540B2 (ja) * | 2010-05-18 | 2014-07-23 | 株式会社白興商会 | 矩形状生地部材の折り畳み方法及び装置 |
CN113978043B (zh) * | 2021-10-23 | 2024-01-19 | 郑州维普斯机械设备有限公司 | 一种湿巾自动化生产线 |
-
1999
- 1999-08-20 JP JP23432299A patent/JP3375576B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001057947A (ja) | 2001-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2682829C (en) | Method and device for closing the tail end of a log of web material and log obtained | |
JP3279584B2 (ja) | 弾性材料を可撓性裏打ち材に接合させる装置及び方法 | |
AU2006242795B2 (en) | Coreless roll of web material, machine and method for its production | |
US5467936A (en) | Apparatus and method for forming coreless paper roll products | |
JP4452623B2 (ja) | ウエブ材料のログの製造方法と前記方法を実行する巻き戻し機 | |
US20080115898A1 (en) | Method and System for Producing an Article Made of Tissue Paper or the Like Comprising a Superabsorbent Material | |
RU2613861C2 (ru) | Стопка сложенного ленточного материала для гигиенических изделий | |
US20030116674A1 (en) | Continuous motion coreless roll winder | |
EP1667563B1 (en) | Center-feed roll and method of making thereof | |
JP3375576B2 (ja) | おしぼり製造装置 | |
JP2002017601A (ja) | おしぼり製造装置 | |
JP5255146B1 (ja) | トイレットペーパー | |
JP5859238B2 (ja) | トイレットロール | |
JPH07187111A (ja) | 材料ウェブロールを包装する方法及び装置 | |
JP2001261203A (ja) | 芯無しシートロール、その製造方法および製造装置 | |
US6539997B1 (en) | Adhesive transfer device | |
US20220396446A1 (en) | Rewinding machine and method for the production of logs of paper material | |
EP4081471B1 (en) | Rewinding machine and method for the production of logs of paper material | |
JP2572568Y2 (ja) | 折畳みウエブ製造機 | |
JPH033400Y2 (ja) | ||
JP3693723B2 (ja) | 無芯トイレットペーパーロールの製造方法及び製造装置 | |
JP2001058745A (ja) | 無芯ロールペーパー用のウエブ巻回体連続製造方法及びその製造機 | |
CN113493035A (zh) | 一种纸巾生产用包装成型装置 | |
JP2000189342A (ja) | トイレットペ―パ―ロ―ル | |
JPH11244189A (ja) | ロールペーパー取出機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |