JP3373055B2 - X線透視診断装置を有する内視鏡検査システム - Google Patents

X線透視診断装置を有する内視鏡検査システム

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JP3373055B2
JP3373055B2 JP18937294A JP18937294A JP3373055B2 JP 3373055 B2 JP3373055 B2 JP 3373055B2 JP 18937294 A JP18937294 A JP 18937294A JP 18937294 A JP18937294 A JP 18937294A JP 3373055 B2 JP3373055 B2 JP 3373055B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体内に挿入した内
視鏡のスコープの進行状態をX線透視画像により確認し
ながら検査を行なうX線透視診断装置を備えた内視鏡検
査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】複雑な構造をした臓器、例えば大腸を内
視鏡を用いて検査する場合、内視鏡装置とX線透視診断
装置とを組み合わせて用いている。そして、X線透視画
像により被検体内での内視鏡の進み具合を認識しなが
ら、内視鏡に写される画像を観察し、必要に応じて記録
している。
【0003】このような、X線透視診断装置を有する内
視鏡検査システムの概略ブロック図を図5に示す。内視
鏡20は、電子スコープ21、内視鏡画像処理装置2
2、画像記録装置23、及びTVモニタ24により構成
され、X線透視診断装置は、X線管25、I.I.2
6、TVカメラ27、X線画像処理装置28、及びX線
画像用TVモニタ29により構成される。
【0004】この内視鏡検査システムで検査するにあた
り、まず被検体H内に、電子スコープ21の挿入部を挿
入する。電子スコープ21の先端に設けられた図示しな
い撮像素子に撮像された画像は、内視鏡画像処理装置2
2により画像処理され映像信号に変換される。この映像
信号は、必要に応じて画像記録装置23により記録され
ながら内視鏡画像用TVモニタ24に表示される。
【0005】一方、これと平行してX線管25からX線
が曝射される。被検体Hを透過したX線は、I.I.2
6及びTVカメラ27により映像信号に変換され、X線
画像処理装置28により所要の画像処理が行なわれた
後、TVモニタ29に表示される。
【0006】したがって検査医師は、X線画像用TVモ
ニタ29に表示されたX線透視画像により電子スコープ
21の挿入部の位置を確認しながら、内視鏡画像用TV
モニタ24に表示された内視鏡画像を観察し、必要に応
じてその画像を記録している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たX線透視診断装置によれば、X線透視画像は記録され
ていないため、内視鏡画像を大腸等の診断部位のどの部
分で記録したかは検査医師の記憶に頼るしかなかった。
【0008】また、内視鏡記録画像を読影(記録した画
像を見ること)している際、表示されている画像が診断
部位のどの部分なのかということも、検査医師の記憶に
頼っていた。この場合、検査医師とは別の医師が読影す
る場合は、それも不正確であった。
【0009】したがって、正確に検査されているにもか
かわらず、診断効率を低める場合が生じていた。
【0010】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、X線透視画像において内視鏡画像記録を行なっ
た位置を容易に把握することができ、診断効率を高める
ことができるX線透視診断装置を有する内視鏡検査シス
テムを提供することをその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するた
め、請求項1記載の発明は、被検体に内視鏡のスコープ
を挿入し、前記スコープの撮像部に撮像された画像に基
づいて前記被検体内の検査を行なう内視鏡検査システム
であって、前記被検体にX線を曝射し、前記被検体を透
過したX線に基づいて得られるX線透視像により前記ス
コープの位置を認識するX線透視診断装置を有する内視
鏡検査システムにおいて、前記スコープの先端部に設け
られたX線遮断性の高い部材と、前記スコープの撮像部
に撮像された画像から第1の画像データを得る手段と、
この第1の画像データを記録するよう指示する画像記録
スイッチと、前記被検体を透過したX線によるX線透視
画像データを得る手段と、このX線透視画像データに対
し前記画像記録スイッチによる指示のタイミングでボト
ムトレース処理を施すボトムレース処理手段と、このボ
トムトレース処理された画像データと前記X線透視画像
データとを加算して第2の画像データとする画像データ
加算手段と、前記第1の画像データと前記第2の画像デ
ータとを関連づけて記録するデータ記録手段とを備え
ている。
【0012】特に、請求項2記載の発明では、前記デー
タ記録手段は、前記第1の画像データと前記第2の画像
データとが並列表示されるように合成して一つのフレー
ム画像データとする画像データ合成手段である請求項1
記載のX線透視診断装置を有する内視鏡検査システムを
有している。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】本発明のX線透視診断装置を有する内視鏡検査
システムによれば、画像記録スイッチにより、データ記
録手段の記録タイミングとボトムトレース処理手段のボ
トムトレース処理タイミングとが一致している。つま
り、内視鏡及びX線透視画像が記録されている(データ
記録手段の記録タイミングがON)間に第2の画像デー
タに対してボトムトレース処理が施される。
【0019】ボトムトレース処理手段によりボトムトレ
ース処理{対象となる被写体の移動等により移り変わる
画素の画素値に対し、常に画素値の最小値(ボトム値)
を画素毎に保持する処理}され且つスコープの一部(例
えば先端)にX線遮断性の高い部材を設けているため、
第2の画像データにおける、内視鏡画像を記録した際の
スコープの位置に対応する画素領域は、画素値が低くな
っている(つまり、画像で考えれば、その位置の画素領
域部分だけ黒く表示される)。
【0020】ボトムトレース処理手段によりボトムトレ
ース処理された画像データは、画像送信手段により画像
データ合成手段へ送られ、画像合成手段により、別途送
られた第1の画像データと並列表示されるように合成さ
れる。このとき、データ記録手段の記録タイミングがO
Nになっているため、合成されたフレーム画像データ
は、データ記録手段に記録される。したがって、このフ
レーム画像データをTVモニタに表示すると、並列表示
されたX線透視像において、内視鏡画像を記録した際の
スコープ先端が位置した領域の画像だけ黒く表示され
る。
【0021】また、本発明によれば、第2の画像データ
にボトムトレース処理が施された際の各画素の画素値が
記憶手段に記憶される。そして、画像データ加算手段に
より、ボトムトレース処理されたフレーム画像データと
第2のフレーム画像データの内の一方と、記憶手段に記
憶された各画素の画素値とが加算される。そして、この
加算された画像データは、画像送信手段により、第2の
画像データとして画像データ合成手段に送られる。
【0022】つまり、この加算された後の画像データ
は、ボトムトレース処理が施された領域の画像データ
(記憶手段に記憶された画像データ)と、ボトムトレー
ス処理が施されたか否かに関係ないフレーム画像データ
(第2の画像データ)とが加算されているため、スコー
プを移動させながら例えば所要のタイミング毎に内視鏡
画像を記録した場合、スコープの移動した軌跡中におけ
る内視鏡画像を記録した部分のすべての領域の画素値が
低くなる。
【0023】したがって、このようにして得られた画像
データと第1のフレーム画像データを合成した画像は、
内視鏡の移動した軌跡の中で内視鏡画像を記録した際の
スコープ先端が位置した領域の画像だけがすべて黒く表
示される。
【0024】
【0025】
【実施例】以下、本発明に係るX線透視診断装置を有す
る内視鏡検査システムの実施例を、添付図面を参照して
説明する。
【0026】第1実施例を図1〜図5に基づいて説明す
る。
【0027】図1に示すX線透視診断装置を有する内視
鏡検査システムは、内視鏡検査部1,X線透視診断部
2,コントローラ3を備えている。内視鏡検査部1,X
線透視診断部2の出力側には、画像貼り合わせ部4Aを
有する画像表示部4が接続されている。
【0028】内視鏡検査部1は、挿入部と把持部とから
なる電子スコープ5を備えている。この電子スコープ5
の挿入部は、図示しないライトガイド、対物レンズ、及
びCCD等の撮像部をその先端に備えた電子スコープ5
を備えている。また、この電子スコープ5の先端には、
図2に示すように、X線遮断性の高い部材で形成され
た、例えば鉄や鉛製のリング5aが埋設されている。
【0029】電子スコープ5の挿入部は、被検体Hの例
えば肛門から挿入され、被検体H内を移動しながらライ
トガイドで被検体H内の検査部位を照射する。照射され
た検査部位は、対物レンズにより撮像部の撮像面に結像
される。
【0030】この像は、撮像部によりアナログのフレー
ム画像信号に変換され、A/D変換器6に入力される。
【0031】A/D変換器6は、入力されたフレーム画
像信号(アナログ)をディジタルのフレーム画像データ
に変換し、このフレーム画像データdを内視鏡用
画像処理装置7に送る。内視鏡画像処理装置7は、送ら
れたフレーム画像データdに対し、例えば輝度や色調
整等の所望の画像処理を施す。画像処理が施されたフレ
ーム画像データdは、第1のフレームメモリ8に保持
される。
【0032】一方、X線透視診断部2は、X線管9、及
びイメージインテンシファイヤ(以下、I.I.とい
う)10を備えている。X線管9には、このX線管9に
X線曝射用の電圧を供給する高電圧装置11が接続され
ている。この高電圧装置11には、X線曝射用の電圧を
X線管9に供給するタイミングとなるトリガー信号tを
手動で出力するX線曝射スイッチ12が接続されてい
る。また、高電圧装置11は、コントローラ3から送ら
れる制御信号c1 に基づいて、自動的にX線曝射用の電
圧を供給することも可能になっている。
【0033】X線管9から曝射され、被検体Hを透過し
たX線は、I.I.10により光学像に変換され、CC
D等を備えたTVカメラ13に出力される。TVカメラ
13は、入力された光学像をフレーム画像信号(アナロ
グ)に変換し、A/D変換器14に送る。A/D変換器
14では、フレーム画像信号(アナログ)をディジタル
のフレーム画像データd3 に変換し、このフレーム画像
データd3 をX線画像処理装置15に送るようになって
いる。X線画像処理装置15は、送られたフレーム画像
データd3 に対し、例えば階調変換等の所望の画像処理
を施こすようになっている。
【0034】なお、コントローラ3は、後述する画像記
録スイッチ19から送られる画像記録信号やX線スイッ
チ12のトリガ信号出力タイミング等に基づいて制御信
号c〜cを出力するようになっている。特に、制御
信号c及びcは、画像記録スイッチ19からコント
ローラ3に送られる画像記録信号に同期して出力される
ようになっている。
【0035】X線画像処理装置15の出力ラインは分岐
され、その一方は、画像データ処理装置16に接続さ
れ、他方は、画像データ選択部17に接続されている。
【0036】この画像データ処理装置16は、中央処理
装置(以下CPUという)、バッファ、及びメモリを備
え、後述する図4に基づく処理を行なうようになってい
る。画像データ処理装置16による処理後、コントロー
ラ3から送られる制御信号c2 に基づいて読み出された
フレーム画像データd5 は、画像データ選択部17に送
られる。
【0037】一方、X線画像処理装置15から出力され
るフレーム画像データd4 の他方は、画像データ選択部
17に直接入力される。
【0038】画像データ選択部17は、バッファ及び電
子スイッチ部17aを備えている。そして、画像データ
処理装置16から送られるフレーム画像データd5 と、
X線画像処理装置15から直接送られるフレーム画像デ
ータd4 をバッファに保持し、コントローラ3から送ら
れる制御信号c3 に基づいて、フレーム画像データd5
及びフレーム画像データd4 のどちらか一方を電子スイ
ッチ部17aのスイッチングにより選択して第2のフレ
ームメモリ18に送るようになっている。したがって、
フレームメモリ18には、画像データ処理装置16から
出力されるフレーム画像データd5 、あるいはX線画像
処理装置15から出力されるフレーム画像データd4
保持される。
【0039】フレームメモリ8に保持されたフレーム画
像データd、及びフレームメモリ18に保持されたフ
レーム画像データd(あるいはd、以下、dとし
て説明する)は、コントローラ3からの制御信号c
基づいて読み出され、画像表示装置4の画像貼り合わせ
4Aに送られる。
【0040】画像貼り合わせ部4Aは、後述するTVモ
ニタ4Dの画素に対応した記憶領域を有する図示しない
フレームメモリを備え、入力されたフレーム画像データ
、及びフレーム画像データdを並列表示されるよ
うに合成して保持する。例えば、フレームメモリの記憶
領域を2分割し、向って右側の領域にフレーム画像デー
タd、左側の領域にフレーム画像データdをそれぞ
れ保持する。
【0041】フレーム画像データd2 及びフレーム画像
データd5 が合成されたフレーム画像データd6 は、T
V同期タイミングに基づくコントローラ3からの制御信
号c5 に応じて画像記録部4Bに送られる。この画像記
録部4Bは、例えば磁気ディスク等の記録媒体を備え、
コントローラ3から制御信号c6 が送られている場合
(記録タイミングON)には、フレーム画像データd6
を記録する。また、制御信号c6 が送られていない場合
(記録タイミングOFF)、フレーム画像データd
6 は、画像記録部4BをスルーしてD/A変換器4Cに
送られるようになっている。
【0042】画像記録スイッチ19は、例えばオペレー
タの操作により画像記録開始信号(ON信号)、画像記
録終了信号(OFF信号)をコントローラ3に送信可能
になっている。
【0043】一方、D/A変換器4Cにより、フレーム
画像データd6 はアナログ画像信号に変換される。この
アナログ画像信号は、TVモニタ4Dに送られるように
なっている。
【0044】ここで、画像データ処理装置16のCPU
で行なわれる処理について図4に基づき説明する。な
お、図4は、CPUにおける処理の流れ及びその処理の
流れに伴う画像の流れを示す図である。
【0045】CPUは、画像データ処理装置16に順次
送られるフレーム画像データd4 を一旦バッファに保持
し、コントローラ3から制御信号c2 が送られているか
否か判断する。この判断の結果、送られていない場合
は、入力されたフレーム画像データd4 を表示画像デー
タd5 として画像データ選択部17に送る。一方、制御
信号c2 が送られていた場合は、ボトムトレース処理を
行なう。
【0046】ここで、ボトムトレース処理について説明
する。電子スコープ5の移動等により、被検体Hを透過
したX線データに基づくフレーム画像データd4 の各画
素の画素値は、フレーム毎に変化する。このとき、各画
素の画素値が、その画素にいままで入力された画素値の
範囲内で最小のものとなるように処理する(この最小の
画素値をボトム値という)。例えば、N−1番目のフレ
ーム画像データまではアドレス(a,b)に対応する画
素のボトム値はnであり、続いてN番目のフレーム画像
データがボトムトレース処理部に入力され、アドレス
(a,b)に対応する画素の画素値がm(<n)であっ
たとする。このとき、アドレス(a,b)に対応する画
素の画素値は、N番目のフレーム画像データの入力後は
m(1〜N番目までのボトム値)となる。この処理をフ
レーム画像データd4 の全画素について行ない、生成さ
れた新たなフレーム画像データは、再度バッファに保持
される。
【0047】一方、電子スコープ5の挿入部先端は、X
線遮断性の高い部材で形成されたリング5aが埋設され
ているため、その先端が位置する部分の画素は、周囲に
比べて画素値が低くなる。したがって、ボトムトレース
処理が施されている場合、図4における画像データIa
に示すように、電子スコープ5の挿入部先端の通過した
部分は、画素値が低くなる(Ia では、画素値の低い部
分を実際に表示される画像に対応させて黒く表してい
る。以下の図でも同様とする)(ステップ(a))。
【0048】CPUは、このフレーム画像データを読み
出し、表示画像データd5 として画像データ選択部17
に送る。この結果、この表示画像データは、図4におけ
る画像データIb に示すように、ボトムトレース処理が
施された(電子スコープ5の先端の位置する部分が黒く
表示されるような)フレーム画像データとなっている
(ステップ(b))。
【0049】そして、CPUは、コントローラ3からの
制御信号c2 に基づきボトムトレース処理を終了させる
か否かを判断し、この結果、終了させない場合は、次段
以降送られるフレーム画像データd4 に対して上述した
ボトムトレース処理を繰り返す。
【0050】次に、ボトムトレース処理を終了させた場
合は、終了と同時にボトムトレース処理時における画像
データIc に基づくフレーム画像データd5 (表示画像
データ)の画素値をメモリに記憶する(図4における画
像データIc ;この処理をイメージメモリ処理とい
う)。図4における画像データIc に示すように、メモ
リに記憶されたフレーム画像データIc は、ボトムトレ
ース処理を行なった部分の画素値のみが低くなっている
(ステップ(c))。
【0051】続いてCPUは、コントローラ3から再度
制御信号c2 が送られたか否か判断する。この判断の結
果、送られていない場合は、X線画像処理装置15から
次に送られるフレーム画像データd4 (図4における画
像データId ;スコープ5の先端だけ画素値が低くなっ
ている)とメモリに記憶された画素値(画像データIc
の画素値)とを加算する(この処理を画像データ加算処
理という;ステップ(d))。そして、この加算結果を
表示画像データd5 (図4における画像データIf )と
して画像データ選択部17に送る。図4における画像デ
ータIf によれば、画像データ選択部17に送られるフ
レーム画像データd5 (画像データIf )は、ボトムト
レース処理を行なった部分の画素値は低く、そうでない
部分は、スコープ5の挿入部先端のみの画素値が低くな
っている(ステップ(e))。
【0052】続いてCPUは、コントローラ3から次の
制御信号c2 が送られたか否か判断する。この判断の結
果、NOの場合は、上述したメモリに記憶された画像デ
ータIc とフレーム画像データd4 との加算結果の表示
処理を繰り返す。
【0053】一方、この判断の結果、YESの場合は、
次に送られるフレーム画像データd4 に対して上述した
ボトムトレース処理を行ない(図4gにおける画像デー
タIg )、この結果をバッファに保持する(ステップ
(f))。次いでこのバッファに保持されたフレーム画
像データd4 のボトムトレース像(図4における画像デ
ータIg )とメモリに記憶された画素値(画像データI
c )とを加算し、この加算結果If を表示画像データd
5 として画像データ選択部17に送る(ステップ
(g))。画像データIi によれば、ボトムトレース処
理を行なった部分の画素値に加えて、再度ボトムトレー
ス処理を行なった部分の画素値も低くなっている(ステ
ップ(h))。
【0054】そして、CPUは、c2 によりボトムトレ
ース処理を終了させるか否かを判断する。この判断の結
果、終了させない場合は、次段以降送られるフレーム画
像データに対して上述したボトムトレース処理を繰り返
し、この判断の結果終了させる場合は、ボトムトレース
処理を終了し、終了と同時にフレーム画像データd
5(画像データIj )の画素値をメモリに記憶する(イ
メージメモリ処理)。ボトムトレース処理終了時のメモ
リに記憶されたフレーム画像データIj は、ボトムトレ
ース処理を行なった部分の画素値が低くなっている(ス
テップ(i))。
【0055】次にCPUは、コントローラ3から再度制
御信号c2 が送られたか否か判断する。この判断の結
果、送られていない場合は、次に送られるフレーム画像
データd4 (図4における画像データIk )とメモリに
記憶された画素値(画像データIj とを加算する(画像
データ加算処理)。そして、この加算結果(画像データ
m )を表示画像データとして画像データ選択部17に
送る(ステップ(j))。画像データIm は、ボトムト
レース処理を行なった部分の画素値がすべて低くなって
いる(ステップ(k)。
【0056】以下、コントローラ3から送られる制御信
号c2 に応じて、上述した処理を繰り返している。
【0057】なお、A/D変換器6、内視鏡画像処理装
置7、フレームメモリ8が第1の画像データを得る手段
を形成し、X線管9、I.I.10、TVカメラ13、
A/D変換器14、X線画像処理装置15、画像データ
選択部17、フレームメモリ18がX線透過画像データ
を得る手段を形成する。また、コントローラ3、画像貼
り合わせ部4A、画像記録部4B、フレームメモリ8、
フレームメモリ18、画像記録スイッチ19がデータ記
録手段を形成する。また、コントローラ3、画像貼り合
わせ部4A、フレームメモリ8、フレームメモリ18が
画像データ合成手段を形成する
【0058】さらに、コントローラ3、画像データ処理
装置16の図4に示す処理がボトムトレース処理手段及
画像データ加算手段を形成する。
【0059】なお、コントローラ3は、画像データ合成
手段、ボトムトレース処理手段及び画像データ加算手段
を兼ねる構成となっている。また、画像データ処理装置
16は、ボトムトレース処理手段及び画像データ加算手
段を兼ねる構成となっている。
【0060】次に全体動作を述べる。
【0061】内視鏡検査を開始するにあたり、まず被検
体Hの例えば肛門から内視鏡の電子スコープ5を挿入す
る。
【0062】被検体Hに挿入された電子スコープ5の撮
像部により撮像された内視鏡画像は、A/D変換器6に
よりフレーム画像データd1 に変換され、内視鏡画像処
理装置7を介してフレーム画像データd2 としてフレー
ムメモリ8に記憶される。
【0063】一方、X線管9から曝射され、被検体を透
過したX線は、I.I.10、TVカメラ13、A/D
変換器14によりフレーム画像データd3 に変換され、
X線画像処理装置15を介してフレーム画像データd4
となる。また、このフレーム画像データd4 は分岐し
て、画像データ処理装置16及び画像選択部17に送ら
れている。画像データ処理装置16では、上述した図4
に示す処理を行なっている。
【0064】今、コントローラ3による制御信号c3
基づいて、画像データ選択部17がX線画像処理装置1
5から送られるフレーム画像データd4 を選択した場
合、画像データ選択部17のバッファから読み出された
フレーム画像データd4 は、フレームメモリ18に記憶
される。
【0065】フレームメモリ8に記憶されたフレーム画
像データd2 及びフレームメモリ18に記憶されたフレ
ーム画像データd4 は、コントローラ3の制御信号c4
に基づいて読み出され、画像貼り合わせ部4Aに送られ
て画像の貼り合わせが行なわれる。すなわち、図示しな
いフレームメモリの向って右側の領域にフレーム画像デ
ータd2 、左側の領域にフレーム画像データd4 が保持
される。つまり、画像貼り合わせ部4Aのフレームメモ
リには、内視鏡画像データであるフレーム画像データd
2 と、X線透視画像データであるフレーム画像データd
4 が一つのフレーム画像データd6 として並列的に保持
される。
【0066】そして、コントローラ3からの制御信号c
5 に基づいて読み出されたフレーム画像データd6 は、
画像記録部4B、D/A変換器4Cを介してTVモニタ
4Dに送られる。この結果、TVモニタ4Dには、図1
に示すように、画面の向かって右側にはフレーム画像デ
ータd2 に基づく内視鏡画像I1 を、向かって左側には
フレーム画像データd4 に基づくX線透視画像I2 をそ
れぞれ表示することができる。
【0067】また、コントローラ3からの制御信号c6
に基づいて画像記録スイッチ19から画像記録信号を画
像記録部4Bに送ることにより、その画像記録部4Bに
送られたフレーム画像データd6 を記録することができ
る。つまり、画像記録部4Bに記録されたフレーム画像
データd6 に基づく画像は、内視鏡画像I1 とX線透視
画像I2 とが並列表示されるようになっている。
【0068】したがってオペレータは、検査時、読影時
にかかわらず内視鏡画像とX線透視画像とをペアで見る
ことができる。
【0069】なお、通常は、コントローラ3からの制御
信号c4 に基づいて、フレームメモリ8、フレームメモ
リ18へのフレーム画像データの記憶及び読み出しを同
期させて行なうことにより、実際の内視鏡画像及びX線
透視画像(動画像)を表示し、必要に応じて、コントロ
ーラ3からの制御信号c4 に基づきフレームメモリ8、
フレームメモリ18へ新たなフレーム画像データを記憶
せずに、フレームメモリ8、及びフレームメモリ18に
一度記憶されたフレーム画像データを画像貼り合わせ部
4Aに送り続けることにより、静止画像を表示させるこ
ともできる。また、X線による被曝を少なくする為に、
重要な部分だけX線を曝射して動画像を表示し、他はフ
レームメモリ18に記憶されたフレーム画像データに基
づく静止画像を表示し続けるといった使用も考えられ
る。
【0070】次に、画像データ処理装置16により処理
された画像データを記録する場合の全体動作について説
明する。
【0071】この画像データ処理装置16により処理さ
れた画像データを記録する場合、予めコントローラ3か
ら画像データ選択部17へ制御信号c3 が送られ、出力
データd5 が選択されている。
【0072】また、オペレータからの操作により画像記
録スイッチ19からコントローラ3に画像記録信号が送
られると、コントローラ3は、制御信号c2 及び制御信
号c6 をONにする(図3参照)。
【0073】一方、I.I.10により被検体Hの透視
画像は、光学像に変換される。この光学像は、TVカメ
ラ13によりフレーム画像信号に変換されて出力され
る。このフレーム画像信号は、A/D変換器14により
ディジタルフレーム画像データd3 に変換された後、X
線画像処理装置15により所定の画像処理が施される。
【0074】この画像処理が施されたフレーム画像デー
タd4 は、画像処理装置16に出力される。画像処理装
置16では、前述した図3及び図4に示す処理が施され
る。すなわち、今、制御信号c2 がONであるから、フ
レーム画像データd4 にボトムトレース処理が施されて
得られたボトムトレース像(図3における画像データI
a )がフレーム画像データd5 として画像データ処理装
置16から出力される。このフレーム画像データd
5 は、画像データ選択部17を介してフレームメモリ1
8に記憶される。
【0075】このX線撮影と同時に、スコープ5により
被検体H内の撮影が行なわれている。すなわち、スコー
プ5の挿入部に備えられた撮像部を介して得られたアナ
ログのフレーム画像信号は、A/D変換器6を介してデ
ィジタルのフレーム画像信号d1 として内視鏡画像処理
装置7に送られ、所定の画像処理が施される。画像処理
が施されたフレーム画像データd2 は、フレームメモリ
8に記憶される。
【0076】このフレームメモリ8及びフレームメモリ
18にそれぞれ記憶されたフレーム画像データd2 及び
5 は、画像貼り合わせ部4Aに送られて画像の貼り合
わせが行なわれる。すなわち、図示しないフレームメモ
リの向って右側の領域にフレーム画像データd2 、左側
の領域にフレーム画像データd5 が保持される。つま
り、画像貼り合わせ部4Aのフレームメモリには、内視
鏡画像データであるフレーム画像データd2 と、X線透
視画像データであるフレーム画像データd5 が一つのフ
レーム画像データd6 として並列的に保持される。
【0077】画像記録部4Bでは、コントローラ3から
送られる制御信号c6 がONのため、フレーム画像デー
タd6 の記録が行なわれる。また、画像記録部4Bを介
してD/A変換器4Cに送られるフレーム画像データd
6 は、アナログのフレーム画像データに変換された後T
Vモニタ4Dに表示される。
【0078】すなわち、このTVモニタ4Dには、スコ
ープ5により撮影された内視鏡画像I1 とTVカメラ1
3により撮影されたX線透視画像のボトムトレース像
(図3に示すIb (=Ia ))が並列表示されている。
また、この内視鏡画像I1 及びIb は、画像記録部4B
に記録されている。
【0079】続いて、画像記録停止が選択された場合の
全体動作について説明する。なお、画像記録時の全体動
作と同様の点については、その説明を省略又は簡略化す
る。オペレータからの操作により画像記録スイッチ19
からコントローラ3に画像記録停止信号が送られると、
コントローラ3は、制御信号c2 及び制御信号c6をO
FFにする(図3参照)。制御信号c2 がONからOF
Fに切り換わると、画像データ処理装置16では、その
時点でのフレーム画像データd5 (画像データIc )の
画素値が当該画像データ処理装置16内のメモリに記憶
される。そして、メモリに記憶されたフレーム画像デー
タd5 (画像データIc )の画素値と、次に送られるフ
レーム画像データd4 (画像データId )の画素値との
加算結果がフレーム画像データd5 (画像データIf
として出力される。この出力されたフレーム画像データ
5 は、画像データ選択部17を介してフレームメモリ
18に記憶される。
【0080】こうして、画像記録時と同様にフレームメ
モリ8及びフレームメモリ18にそれぞれ記憶されたフ
レーム画像データd及びdは、画像貼り合わせ部4
Aに送られて画像の貼り合わせが行なわれる。この貼り
合わせが行なわれたフレーム画像データdは、画像記
録部4Bを介してD/A変換器4Cに送られ、アナログ
フレーム画像データに変換された後TVモニタ4Dに
表示される。なお、このとき、画像記録部4Bでは、コ
ントローラ3から送られる制御信号cがOFFのた
め、画像の記録は行なわれない。
【0081】この場合、TVモニタ4Dには、スコープ
5により撮影された内視鏡画像 1 及びTVカメラ13
により撮影されたX線透視画像Idと先に画像データ処
理装置16のメモリに記憶されたボトムトレース像Ic
との加算像Ifが並列表示されている。
【0082】さらに続いて再度画像データ処理装置16
により処理された画像データを記録する場合の全体動作
について説明する。
【0083】オペレータからの操作により画像記録スイ
ッチ19からコントローラ3に画像記録信号が送られる
と、コントローラ3は、制御信号c及び制御信号c
をONにする(図3参照)。画像処理装置16では、制
御信号cを受けて前述した図3及び図4に示す処理が
施される。すなわち、次に送られてくるフレーム画像デ
ータdにボトムトレース処理が施されて得られたボト
ムトレース像(図3における画像データIg)の画素値
とメモリに記憶されている画像データIfの画素値との
加算結果がフレーム画像データd(画像データIi)
として出力される。この出力されたフレーム画像データ
は、画像データ選択部17を介してフレームメモリ
18に記憶される。
【0084】こうして、画像記録時と同様にフレームメ
モリ8及びフレームメモリ18にそれぞれ記憶されたフ
レーム画像データd2 及びd5 は、画像貼り合わせ部4
Aに送られて画像の貼り合わせが行なわれる。
【0085】画像記録部4Bでは、コントローラ3から
送られる制御信号c6 がONのため、画像貼り合わせ後
のフレーム画像データd6 の記録が行なわれる。また、
画像記録部4Bを介してD/A変換器4Cに送られるフ
レーム画像データd6 は、アナログのフレーム画像デー
タに変換された後TVモニタ4Dに表示される。
【0086】これにより、TVモニタ4Dには、スコー
プ5により撮影された内視鏡画像I1 及びTVカメラ1
3により撮影されたX線透視画像のボトムトレース像I
gと先に画像データ処理装置16のメモリに記憶された
ボトムトレース像If との加算像Ii が並列表示されて
いる。また、この内視鏡画像I1 及びIi は、画像記録
部4Bに記録されている。
【0087】さらにまた、画像記録停止が選択された場
合の全体動作について説明する。
【0088】オペレータからの操作により画像記録スイ
ッチ19からコントローラ3に画像記録停止信号が送ら
れると、コントローラ3は、制御信号c2 及び制御信号
6をOFFにする(図3参照)。コントローラ3は、
制御信号c2 及び制御信号c6 をOFFにする(図3参
照)。制御信号c2 がONからOFFに切り換わると、
画像データ処理装置16では、その時点でのフレーム画
像データd5 (画像データIj )の画素値が当該画像デ
ータ処理装置16内のメモリに記憶される。
【0089】そして、メモリに記憶されたフレーム画像
データd5 (画像データIj )の画素値と、次に送られ
るフレーム画像データd4 (画像データIk )の画素値
との加算結果がフレーム画像データd5 (画像データI
m )として出力される。この出力されたフレーム画像デ
ータd5 は、画像データ選択部17を介してフレームメ
モリ18に記憶される。
【0090】こうして、画像記録時と同様にフレームメ
モリ8及びフレームメモリ18にそれぞれ記憶されたフ
レーム画像データd及びdは、画像貼り合わせ部4
Aに送られて画像の貼り合わせが行なわれる。この貼り
合わせが行なわれたフレーム画像データdは、画像記
録部4Bを介してD/A変換器4Cに送られ、アナログ
フレーム画像データに変換された後TVモニタ4Dに
表示される。なお、このとき、画像記録部4Bでは、コ
ントローラ3から送られる制御信号cがOFFのた
め、画像の記録は行なわれない。
【0091】この場合、TVモニタ4Dには、スコープ
5により撮影された内視鏡画像 1 及びTVカメラ13
により撮影されたX線透視画像Ikと先に画像データ処
理装置16のメモリに記憶されたボトムトレース像Ij
との加算像Imが並列表示されている。
【0092】上述した画像記録/停止の一連の動作を繰
り返すことにより、内視鏡画像を記録した部位がX線透
視画像上に黒く表示されることになる。
【0093】したがって、リアルタイムの動画上に、内
視鏡検査開始からの内視鏡画像を記録した部分を、ペア
で記録されたX線透視画像上に黒くマークすることがで
きる。この結果、オペレータは、検査時、読影時にかか
わらず内視鏡画像の記録位置をX線透視画像で容易に認
識することができる。
【0094】なお、画像データ選択部17による通常の
X線透視像に基づくフレーム画像データd4 と画像デー
タ処理装置16により処理されたフレーム画像データd
6 とは、コントローラ3からの制御信号c3 によるスイ
ッチ部17aの動作により必要に応じて選択可能になっ
ている。
【0095】また、コントローラ3から画像記録スイッ
チ19に送られる制御信号c6 とX線高電圧装置11に
送られる制御信号c1 とを同期させることもできる。こ
れにより、画像記録スイッチ19から画像記録信号が出
力されている間、X線高電圧装置11を制御することに
よりX線管9に曝射用高電圧を供給することにより、当
該X線管9から被検体Hに向けてX線を曝射させ続ける
ことができる。この結果、X線画像も動画で記録・表示
される。またX線被曝を少なくするために、制御信号c
1 を制御して画像記録スイッチ19がOFF→ONの瞬
間に1フレーム分だけX線を曝射させることもできる。
この曝射されたX線に基づくフレーム画像データはフレ
ームメモリ18に保持されるため、後はこのフレームメ
モリ18に保持されたフレーム画像データ(静止画)を
記録・表示することもできる。
【0096】また、X線曝射スイッチ12を、コントロ
ーラ3からの制御にかかわらず、内視鏡の電子スコープ
5を視認したいときに駆動させてもよい。
【0097】さらに、本実施例では、電子スコープ5の
挿入部先端にX線遮断性の高い部材で形成した鉄や鉛製
のリング5aを埋設したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば、X線遮断性の高い部材で形成し
た所要形状のものを、電子スコープ5の挿入部先端の所
要位置に設けてもよい。
【0098】さらにまた、本実施例では、内視鏡画像デ
ータとX線画像データとを画像貼り合わせ部で1フレー
ムに合成し、一つのTVモニタで記録・再生したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、各画像を合成せ
ず別々の媒体に記録し、その後別々のTVモニタに表示
してもよい。この場合、内視鏡画像データとX線画像デ
ータとを記録する際の記録タイミングを合わせ、さらに
同一の記録タイミングを表すマーカを共に記録する等、
内視鏡画像データとX線画像データとを関連づけて記録
することにより、オペレータは、検査時、読影時にかか
わらず内視鏡画像の記録位置をX線透視画像で容易に認
識することができる。
【0099】
【0100】
【0101】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のX線透視診
断を有する内視鏡検査システムによれば、スコープの一
部(例えば先端)にX線遮断性の高い部材を設けると共
に、内視鏡画像データである第1の画像データの記録タ
イミングと一致させてX線透視画像データである第2の
画像データをボトムトレース処理し、画像データ合成手
段に送ることができるため、第1の画像データと合成さ
れる第2の画像データ(X線透視画像)には、内視鏡画
像及びX線透視画像記録時にだけそのスコープの先端を
黒くマークすることができる。特に、ボトムトレース処
理が施された領域の画像データを保持し、この画像デー
タと通常のフレーム画像データ又はボトムトレース処理
されたフレーム画像データとを加算して画像データ合成
手段に送ることにより、X線透視画像上では、内視鏡の
移動した軌跡の中で、内視鏡画像を記録した際のスコー
プの先端位置だけをすべて黒くマークすることができ
る。したがって、オペレータは、検査時、読影時にかか
わらず内視鏡画像の記録位置をX線透視画像で容易に認
識することができ、診断時間の短縮等を含む検査・読影
効率を向上させることができる。
【0102】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるX線透視診断装置を有する内視
鏡検査システムの概略構成例を示すブロック図。
【図2】実施例における電子スコープの先端を示す図。
【図3】実施例における画像データ処理装置のCPUに
おける各処理の時間的関係を示すタイムチャート。
【図4】実施例における画像データ処理装置のCPUに
おける処理の流れ及びその処理の流れに伴う画像の流れ
を示す図。
【図5】従来のX線透視診断装置を有する内視鏡検査シ
ステムの概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 内視鏡検査部 2 X線透視診断部 3 コントローラ 4 画像表示部 4A 画像貼り合わせ部 4B 画像記録部 4C D/A変換器(D/A) 4D TVモニタ 5 電子スコープ 6 A/D変換器(A/D) 7 内視鏡画像処理装置 8 第1のフレームメモリ 9 X線管 10 イメージインテンシファイヤ(I.I.) 11 X線高電圧装置 12 X線曝射スイッチ 13 TVカメラ 14 A/D変換器(A/D) 15 X線画像処理装置 16 画像データ処理装置 17 画像データ選択部 17a 電子スイッチ部 18 第2のフレームメモリ 19 画像記録スイッチ c1 、c2 、c3 、c4 、c5 、c6 コントローラ3
から出力される制御信号 d1 、d2 、d3 、d4 、d5 、d6 フレーム画像デ
ータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に内視鏡のスコープを挿入し、前
    記スコープの撮像部に撮像された画像に基づいて前記被
    検体内の検査を行なう内視鏡検査システムであって、前
    記被検体にX線を曝射し、前記被検体を透過したX線に
    基づいて得られるX線透視像により前記スコープの位置
    を認識するX線透視診断装置を有する内視鏡検査システ
    ムにおいて、前記スコープの先端部に設けられたX線遮断性の高い部
    材と、 前記スコープの撮像部に撮像された画像から第1の画像
    データを得る手段と、この第1の画像データを記録するよう指示する画像記録
    スイッチと、 前記被検体を透過したX線によるX線透視画像データを
    得る手段と、 このX線透視画像データに対し前記画像記録スイッチに
    よる指示のタイミングでボトムトレース処理を施すボト
    ムレース処理手段と、 このボトムトレース処理された画像データと前記X線透
    視画像データとを加算して第2の画像データとする画像
    データ加算手段と、 前記第1の画像データと前記第2の画像データとを関連
    づけて記録するデータ記録手段と を備えたことを特徴とするX線透視診断装置を有する内
    視鏡検査システム。
  2. 【請求項2】 前記データ記録手段は、前記第1の画像
    データと前記第2の画像データとが並列表示されるよう
    に合成して一つのフレーム画像データとする画像データ
    合成手段である請求項1記載のX線透視診断装置を有す
    る内視鏡検査システム。
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CN110167417B (zh) * 2017-01-26 2022-01-07 奥林巴斯株式会社 图像处理装置、动作方法和存储介质

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