JP3371157B2 - 衛星放送受信用チューナ - Google Patents

衛星放送受信用チューナ

Info

Publication number
JP3371157B2
JP3371157B2 JP12981193A JP12981193A JP3371157B2 JP 3371157 B2 JP3371157 B2 JP 3371157B2 JP 12981193 A JP12981193 A JP 12981193A JP 12981193 A JP12981193 A JP 12981193A JP 3371157 B2 JP3371157 B2 JP 3371157B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supplied
frequency signal
circuit
level
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12981193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06338736A (ja
Inventor
正志 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP12981193A priority Critical patent/JP3371157B2/ja
Publication of JPH06338736A publication Critical patent/JPH06338736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3371157B2 publication Critical patent/JP3371157B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば衛星放送受信用チ
ューナの入力切換回路関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星放送受信用チューナとして、
複数の入力端子を備えたものが開発されている。即ち、
例えば図5に示すように、パラボラアンテナなどの衛星
用アンテナが接続される入力端子として2個の入力端子
1及び2を備え、入力端子1及び2に得られる1GHz
帯の受信信号を、高周波スイッチ(RFスイッチ)3に
供給し、この高周波スイッチ3で入力の選択(即ち受信
するアンテナの選択)を行う。この入力の選択は、この
チューナのシステムコントローラ(図示せず)から供給
される制御信号に基づいて行われる。
【0003】そして、この高周波スイッチ3で選択され
た1GHz帯の受信信号を、ローパスフィルタ4,増幅
器5,自動利得調整回路(以下AGC回路と称する)
6,バンドパスフィルタ7,増幅器8,AGC回路9,
増幅器10,ハイパスフィルタ11を介して混合器12
に供給する。そして、この混合器12でPLL回路(フ
ェーズ・ロックド・ループ回路)を使用した発振器13
の出力を混合して、中間周波信号とする。従って、発振
器13の出力周波数は、受信チャンネル(受信周波数)
に応じて変化する。そして、この中間周波信号を、AG
C回路14,増幅器15,バンドパスフィルタ16,増
幅器17を介してFM復調回路18に供給する。そし
て、このFM復調回路18で伝送用にFM変調(周波数
変調)された受信信号の復調を行い、復調信号を出力端
子19に供給する。
【0004】そして、FM復調回路18までの間に接続
された3個のAGC回路6,9,14には、FM復調回
路18に供給される受信信号レベルに応じた制御信号を
供給し、それぞれのAGC回路6,9,14で適切な利
得調整を行わせる。
【0005】ここで、高周波スイッチ3の具体的な構成
の一例を図6に示すと、一方の入力端子1を、コンデン
サ21と抵抗器22を介して、ダイオード23,24,
25の直列回路に接続する。また、他方の入力端子2
を、コンデンサ31と抵抗器32を介して、ダイオード
33,34,35の直列回路に接続する。この場合、ダ
イオード23〜25の接続方向と、ダイオード33〜3
5の接続方向とを、逆にする。即ち、抵抗器22をダイ
オード23のアノードに接続し、以下同じ方向にダイオ
ード24,25を接続する。また、抵抗器32をダイオ
ード33のカソードに接続し、以下同じ方向にダイオー
ド34,35を接続する。
【0006】また、ダイオード23とダイオード24と
の間を、コンデンサ26を介して接地し、ダイオード2
4とダイオード25との間を、コンデンサ27を介して
接地する。さらに、ダイオード33とダイオード34と
の間を、コンデンサ36を介して接地し、ダイオード3
4とダイオード35との間を、コンデンサ37を介して
接地する。
【0007】そして、ダイオード25及び35を、コン
デンサ41を介して出力端子42と接続する。また、端
子43に得られるバイアス信号(ここではバイアス信号
は6Vとする)を、コイル44を介してダイオード25
及び35の接続点に供給する。この場合、端子43とコ
イル44との間を、コンデンサ45を介して接地する。
【0008】そして、システムコントローラ側から端子
46に供給される切換制御信号を、抵抗器28を介して
抵抗器22とダイオード23との接続中点に供給すると
共に、抵抗器38を介して抵抗器32とダイオード33
との接続中点に供給する。この場合、端子46と抵抗器
28,38との間を、コンデンサ47,48を介して接
地する。
【0009】このシステムコントローラ側から端子46
に供給する切換制御信号としては、一方の入力端子1を
選択するとき電位12Vの制御信号を供給し、他方の入
力端子2を選択するとき電位0Vの制御信号を供給す
る。
【0010】このように構成される高周波スイッチによ
り切換えが行われる動作について説明すると、例えば一
方の入力端子1を選択するときには、電位12Vの制御
信号を、端子46から抵抗器22とダイオード23の間
及び抵抗器32とダイオード33〜35の間に供給し、
それぞれに12Vがバイアスとして重畳させる。この状
態で出力端子42側には、端子43からの6Vのバイア
ス信号が供給される。ここで、ダイオード23〜25の
接続方向とダイオード33〜35の接続方向とが逆であ
るので、この場合にはダイオード23〜25が導通し、
このダイオード23〜25に接続された一方の入力端子
1に得られる高周波信号が、出力端子42側に供給され
る。また、他方の入力端子2に得られる高周波信号は、
接続方向が逆で非導通状態のダイオード33〜35によ
り、出力端子42側に流れるのが阻止される。
【0011】また、他方の入力端子2を選択するときに
は、電位0Vの制御信号を端子46から抵抗器22とダ
イオード23の間及び抵抗器32とダイオード33〜3
5の間に供給し、それぞれに0Vがバイアスとして重畳
させる(即ちバイアス電圧0Vの状態)。この場合には
ダイオード33〜35が導通し、このダイオード33〜
35に接続された他方の入力端子2に得られる高周波信
号が、出力端子42側に供給される。また、一方の入力
端子1に得られる高周波信号は、接続方向が逆で非導通
状態のダイオード23〜25により、出力端子42側に
流れるのが阻止される。
【0012】このように、接続方向が相互に逆のダイオ
ードと、バイアス電圧の切換えにより、高周波スイッチ
として機能する。なお、それぞれの入力端子1及び2
に、3個のダイオード23〜25及び33〜35を直列
に接続するようにしたのは、一方の入力端子1と他方の
入力端子2との間で高周波信号が干渉しないレベル(5
0〜60dB程度)を設定するためである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の衛星放送受信用チューナのフロントエンドでは、
複雑な利得制御が必要である不都合があった。即ち、図
5に示すように、FM復調回路18の前段だけで3個の
AGC回路6,9,14が必要で、これらのAGC回路
6,9,14を制御するための構成が複雑であると共
に、フロントエンドの初段となる増幅器5の前段には利
得制御手段がないで、この増幅器5の入力レベルが不安
定で、増幅器5の出力に相互変調歪みが生じ易い不都合
があった。
【0014】本発明はかかる点に鑑み、ロントエンド
の構成の簡易化及び高性能を図ることができる衛星放送
受信用チューナを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、複数の入力端子1及び2と、それぞれの入
力端子1及び2に得られる高周波信号が供給され入力の
選択を行うと共に、何れかの選択された入力高周波信号
だけを設定された利得で出力する高周波信号切換回路
0と、この高周波信号切換回路50の出力信号レベルを
検出するレベル検出回路18とを備え、レベル検出回路
18での検出レベルに応じて、高周波信号切換回路50
の利得を変化させて、切換えられた高周波信号の出力レ
ベルをほぼ一定に保つようにしたものである。
【0016】また、この場合に高周波信号切換回路とし
て、例えば図2に示すように、各入力端子1,2毎に個
別のダイオード53〜55,63〜65を介して共通に
接続し、この接続点に得られる高周波信号を出力させる
ようにし、選択された入力端子1又は2とダイオード5
3〜55又は63〜65との間にだけ所定のバイアス信
号を供給して、入力端子1,2に得られる高周波信号の
切換えを行うと共に、接続点にレベル検出回路での検出
レベルに応じた制御電圧を供給し、この制御電圧により
ダイオード53〜55又は63〜65の順電流量を変化
させて利得制御を行うようにしたものである。
【0017】さらに、この構成の高周波信号切換回路
場合に、制御電圧をトランジスタで電流増幅すると共
に、所定のバイアス信号をトランジスタで構成された差
動アンプを介して供給するようにしたものである。
【0018】さらにまた、上述した高周波信号切換回路
の場合に、可変利得回路として、例えば図4に示すよう
に、各入力端子1,2毎に個別のガリウムひ素トランジ
スタ103,104を介して共通に接続し、この接続点
に得られる高周波信号を出力させるようにし、選択され
た入力端子1又は2に接続されたガリウムひ素トランジ
スタ103,104にだけ所定のバイアス信号を供給し
て、入力端子1,2に得られる高周波信号の切換えを行
うと共に、各ガリウムひ素トランジスタ103,104
に、レベル検出回路での検出レベルに応じた制御電圧を
供給し、この制御電圧により利得制御を行うようにした
ものである。
【0019】
【作用】本発明によると、高周波信号切換回路での高周
波信号の切換と同時に利得調整が行われ、この切換回路
の出力が利得制御された安定されたレベルの信号にな
る。
【0020】この場合、ダイオードの順電流量を変化さ
せて利得制御を行うようにしたことで、回路構成が簡単
になる。
【0021】さらに、このダイオードを使用する場合
に、制御電圧をトランジスタで電流増幅すると共に、バ
イアス信号をトランジスタで構成された差動アンプを介
して供給することで、切換回路のコントローラ側から制
御電圧やバイアス信号を供給するための回路構成が簡単
にできる。
【0022】また、ガリウムひ素トランジスタを使用し
て切換えと利得制御を行うようにしたことで、回路構成
がより簡単になる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1及び図2を
参照して説明する。この図1及び図2において、従来例
として説明した図5及び図6に対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明は省略する。
【0024】図1は本例の高周波信号切換回路が適用さ
れる衛星放送受信用チューナのフロントエンドの構成を
示す図で、入力端子1及び2に得られる衛星用アンテナ
からの1GHz帯の受信信号を、高周波スイッチ(RF
スイッチ)50に供給し、この高周波スイッチ50で入
力の選択(即ち受信するアンテナの選択)を行う。この
高周波スイッチ50は、出力の利得制御が可能とされ、
その構成については後述する。
【0025】そして、この高周波スイッチ50で選択さ
れた1GHz帯の受信信号を、ローパスフィルタ4,増
幅器5,AGC回路6,バンドパスフィルタ7,増幅器
8を介して混合器12に供給する。そして、この混合器
12で発振器13の出力を混合して、中間周波信号とす
る。そして、この中間周波信号を、増幅器15,バンド
パスフィルタ16,増幅器17を介してFM復調回路1
8に供給する。そして、このFM復調回路18で伝送用
にFM変調(周波数変調)された受信信号の復調を行
い、復調信号を出力端子19に供給する。
【0026】そして、高周波スイッチ50とAGC回路
6には、FM復調回路18に供給される受信信号レベル
に応じた制御信号を供給し、高周波スイッチ50及びA
GC回路6で適切な利得調整を行わせる。
【0027】次に、本例の高周波スイッチ50の構成
を、図2を参照して説明する。図2に示すように、一方
の入力端子1を、コンデンサ51と抵抗器52を介し
て、ダイオード53,54,55の直列回路に接続す
る。また、他方の入力端子2を、コンデンサ61と抵抗
器62を介して、ダイオード63,64,65の直列回
路に接続する。この場合、各ダイオード53〜55,6
3〜65としては高周波特性に優れたピンダイオードを
使用し、ダイオード53〜55の接続方向と、ダイオー
ド63〜65の接続方向とを、同じにする。即ち、抵抗
器52をダイオード53のアノードに接続し、以下同じ
方向にダイオード54,55を接続する。また、抵抗器
62をダイオード63のアノードに接続し、以下同じ方
向にダイオード64,65を接続する。なお、コンデン
サ51,61は直流阻止用のコンデンサで、抵抗器5
2,62は高周波減衰用抵抗である。
【0028】そして、ダイオード53,54の間をコン
デンサ56を介して接地し、ダイオード54,55の間
をコンデンサ57を介して接地し、ダイオード63,6
4の間をコンデンサ66を介して接地し、ダイオード6
4,65の間をコンデンサ67を介して接地する。これ
らのコンデンサ56,57,66,67は、整合用コン
デンサである。
【0029】そして、ダイオード55及び65を、コン
デンサ70を介して出力端子71と接続する。また、端
子73に得られるバイアス信号を、高周波阻止用のチョ
ークコイル44を介してダイオード55及び65の接続
点に供給する。ここで、本例のバイアス信号としては、
上述したFM復調回路18から出力される受信信号レベ
ルに応じた制御信号とする。従って、バイアス信号のレ
ベルが受信信号レベルに応じて変化する。また、端子7
3とコイル72との間を、高周波接地容量としてのコン
デンサ74を介して接地する。
【0030】そして、システムコントローラ側から端子
75に供給される切換制御信号を、抵抗器58を介して
抵抗器52とダイオード53との接続中点に供給する。
また、この端子75に供給される切換制御信号を、抵抗
器77を介しPNP型のトランジスタ76のベースに供
給し、このトランジスタ76のコレクタを、抵抗器68
を介して抵抗器62とダイオード63との接続中点に接
続する。さらに、12Vの電源電圧Vccが得られる電源
端子79を、トランジスタ76のエミッタに供給すると
共に、この端子79を抵抗器78を介してトランジスタ
76のベース側に接続する。なお、本例の端子75に供
給される切換制御信号としては、一方の入力端子1側を
選択するとき、電源電圧Vcc(即ち12V)の信号とな
り、他方の入力端子2側を選択するとき、0Vの信号と
なるようにしてある。
【0031】また、端子75と抵抗器58との間を、高
周波接地容量であるコンデンサ59を介して接地すると
共に、トランジスタ76のコレクタと抵抗器68との間
を、高周波接地容量であるコンデンサ69を介して接地
する。
【0032】次に、このように構成される高周波スイッ
チ50の動作を説明する。本例においては、入力端子1
に得られる一方の高周波信号と、入力端子2に得られる
他方の高周波信号とが、一方の組のダイオード53〜5
5の導通又は他方の組のダイオード63〜65の導通に
より選択されて出力端子71に導かれるものである。こ
こで、端子75に得られる切換制御信号の電位が、バイ
アス信号供給端子73に得られるバイアス信号の電位よ
りも高い場合、ダイオード53〜55が導通して、一方
の入力端子1に得られる高周波信号が出力端子71に供
給される。また、端子75に得られる切換制御信号の電
位が、バイアス信号供給端子73に得られるバイアス信
号の電位よりも低い場合、トランジスタ76がオンにな
って、電源端子79からの電流がダイオード63〜65
側に供給されて、このダイオード63〜65が導通し、
他方の入力端子2に得られる高周波信号が出力端子71
に供給される。
【0033】そして本例においては、端子73に得られ
るバイアス信号として、受信信号レベルに応じた電圧の
制御信号としてあるため、この制御信号レベルによって
導通しているダイオード53〜55又はダイオード63
〜65の順電流量が変化し、出力端子71に供給される
高周波信号の利得制御が、制御信号レベルに応じて行わ
れ、出力端子71から出力される高周波信号のレベルが
ほぼ一定に制御される。
【0034】このようにして、高周波スイッチ50で受
信信号レベルに応じた利得制御が行われることで、この
高周波スイッチ50の後段の回路に接続されるAGC回
路を省略することが可能になり、それだけ衛星放送受信
用チューナのフロントエンドの構成を簡単にすることが
可能になる。即ち、従来はFM復調回路18までの回路
に3個のAGC回路が必要であったのが(図5参照)、
本例の場合には図1に示すように1個のAGC回路6だ
けを設けれけば良く、回路構成がそれだけ簡単になる。
【0035】また、フロントエンドの初段となる増幅器
5に供給される高周波信号が、高周波スイッチ50で既
に利得制御された信号となっているので、この増幅器5
の入力レベルが安定化し、増幅器5の入力レベルの不安
定に起因する相互変調歪みの発生を防止することができ
る。
【0036】なお、上述実施例では12Vの電源電圧な
どの比較的高圧の信号を高周波スイッチに直接供給する
ようにしたが、トランジスタなどの増幅手段を介して供
給するようにし、高周波スイッチとその周辺回路をIC
化に適した回路としても良い。例えば図3に示すよう
に、端子82に得られる受信レベルに応じたバイアス信
号を、抵抗器81を介してNPN型のトランジスタ80
のベースに供給し、このトランジスタ80のベースとエ
ミッタとを抵抗器83で接続し、このエミッタを接地さ
せる。そして、トランジスタ80のコレクタを、コイル
72を介してダイオード55,65の接続点に接続す
る。
【0037】このようにすることで、受信レベルに応じ
たバイアス信号がトランジスタ80で電流増幅されてか
ら高周波スイッチ50側に供給され、FM復調回路18
側で生成されるバイアス信号の小電流化を図ることがで
きる。
【0038】また、この図3の例では、端子94に得ら
れる切換制御信号(5V又は0Vの信号)を、抵抗器9
3を介してNPN型のトランジスタ90のベースに供給
し、電源端子92を、抵抗器91を介してトランジスタ
90のコレクタに供給する。さらに、トランジスタ90
のベースを、抵抗器95を介してエミッタと接続し、こ
のエミッタを接地する。このようなトランジスタ90を
臨む回路により、5V又は0Vの切換制御信号が、電源
電圧に基づいた切換制御信号に変換される。
【0039】そして、トランジスタ90のコレクタを、
抵抗器89を介してPNP型のトランジスタ84のベー
スに接続し、このトランジスタ84のエミッタをPNP
型のトランジスタ85のエミッタと接続し、端子94に
得られる切換制御信号を、抵抗器96を介してトランジ
スタ85のベースに供給する。さらに、電源端子87
を、抵抗器86及び88を介してトランジスタ84及び
85のベースに接続すると共に、両トランジスタ84,
85のエミッタに接続し、両トランジスタ84,85で
差動アンプを構成させる。
【0040】そして、この差動アンプを構成するトラン
ジスタ84及び85のコレクタを、抵抗器58及び68
を介して、抵抗器52,ダイオード53の接続点及び抵
抗器62,ダイオード63の接続点と接続する。
【0041】その他の部分は、図2に示した上述実施例
の高周波スイッチと同様に構成する。
【0042】この図3に示した高周波スイッチの場合に
も、上述実施例と同様に、切換制御信号に基づいた入力
高周波信号の選択が行われると共に、バイアス信号に基
づいた利得制御が行われる。そして、この場合には切換
制御信号とバイアス信号とを増幅してから高周波スイッ
チ側に供給するようにしているので、切換制御信号やバ
イアス信号の低圧化,低電流化を図ることができる。
【0043】また、上述実施例ではピンダイオードを使
用して入力の選択を行うようにしたが、ガリウムひ素F
ETを使用するようにしても良い。即ち、例えば図4に
示すように、一方の入力端子1を、コンデンサ101を
介して第1のガリウムひ素FET103の入力GA2に
供給し、他方の入力端子2を、コンデンサ102を介し
て第2のガリウムひ素FET104の入力GA2に供給
する。そして、両FET103,104の入力GA2間
を、抵抗器105,106の直列回路を介して接続し、
端子108に得られるバイアス信号(受信レベルに応じ
たレベルのバイアス信号)を、抵抗器105,106の
接続中点に供給し、この接続中点をコンデンサ107を
介して接地する。
【0044】そして、端子119に得られる切換制御信
号を、NPN型のトランジスタ117のベースに供給
し、このベースをコンデンサ120を介して接地する。
さらに、トランジスタ117のエミッタを、NPN型の
トランジスタ118のエミッタに接続し、電源端子11
2をトランジスタ118のベースに接続し、このベース
をコンデンサ121を介して接地する。
【0045】そして、トランジスタ118のコレクタ
を、抵抗器115を介して第1のガリウムひ素FET1
03の入力GA1に接続し、トランジスタ117のコレ
クタを、抵抗器116を介して第2のガリウムひ素FE
T104の入力GA1に接続する。
【0046】そして、第1のガリウムひ素FET103
の出力側を、コンデンサ109を介して出力端子111
に接続し、第2のガリウムひ素FET104の出力側
を、コンデンサ110を介して出力端子111に接続す
る。そして、電源端子114を、抵抗器112を介して
第1のガリウムひ素FET103とコンデンサ109と
の間に接続すると共に、抵抗器113を介して第2のガ
リウムひ素FET104とコンデンサ110との間に接
続する。
【0047】このように構成される高周波スイッチによ
ると、各ガリウムひ素FETは2入力GA1,GA2の
電位差により入力GA2の出力が選択される素子である
ので、切換制御信号による各ガリウムひ素FETの入力
GA1の電位の設定状況に応じた入力の選択が行われ、
ピンダイオードを使用した場合と同様に、バイアス信号
に応じた利得制御が行われる高周波スイッチとして作動
する。そして、ガリウムひ素FETの場合には、1個で
充分な高周波信号のスイッチング特性(40〜50dB
程度)が得られるので、ピンダイオードの場合のように
複数個直列に接続させる必要がなく、それだけ回路構成
が簡単になる。
【0048】なお、上述各実施例では衛星放送受信用チ
ューナの入力切換回路に適用したが、他の同様な高周波
信号の切換回路にも適用できることは勿論である。
【0049】
【発明の効果】本発明によると、高周波信号切換回路で
の高周波信号の切換と同時に利得調整が行われ、この切
換回路の出力が利得制御された安定されたレベルの信号
になり、切換えられた信号の処理が安定して行えるよう
になる。
【0050】この場合、ダイオードの順電流量を変化さ
せて利得制御を行うようにしたことで、回路構成が簡単
になる。
【0051】さらに、このダイオードを使用する場合
に、制御電圧をトランジスタで電流増幅すると共に、バ
イアス信号をトランジスタで構成された差動アンプを介
して供給することで、切換回路のコントローラ側から制
御電圧やバイアス信号を供給するための回路構成が簡単
にできる。
【0052】また、ガリウムひ素トランジスタを使用し
て切換えと利得制御を行うようにしたことで、回路構成
がより簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の切換回路が適用されるチュ
ーナを示す構成図である。
【図2】一実施例の切換回路を示す回路図である。
【図3】本発明の他の実施例による切換回路を示す回路
図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例による切換回路を示
す回路図である。
【図5】従来の衛星放送受信用チューナのフロントエン
ドの一例を示す構成図である。
【図6】従来の切換回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2 入力端子 18 FM復調回路 19 復調信号出力端子 50 高周波スイッチ 53,54,55,63,64,65 ピンダイオード 103,104 ガリウムひ素トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 3/189 H03G 3/30 H03K 17/76 H04B 1/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力端子と、 該それぞれの入力端子に得られる高周波信号が供給され
    入力の選択を行うと共に、何れかの選択された入力高周
    波信号だけを設定された利得で出力する高周波信号切換
    回路と、 上記高周波信号切換回路の出力信号レベルを検出するレ
    ベル検出回路とを備え、 上記レベル検出回路での検出レベルに応じて、上記高周
    波信号切換回路の利得を変化させて、切換えられた高周
    波信号の出力レベルをほぼ一定に保つようにした衛星放
    送受信用チューナ
  2. 【請求項2】 上記高周波信号切換回路として、 各入力端子毎に個別のダイオードを介して共通に接続
    し、この接続点に得られる高周波信号を出力させるよう
    にし、 選択された入力端子とダイオードとの間にだけ所定のバ
    イアス信号を供給して、各入力端子に得られる高周波信
    号の切換えを行うと共に、 上記接続点に上記レベル検出回路での検出レベルに応じ
    た制御電圧を供給し、この制御電圧により上記ダイオー
    ドの順電流量を変化させて利得制御を行うようにした請
    求項1記載の衛星放送受信用チューナ
  3. 【請求項3】 上記制御電圧をトランジスタで電流増幅
    すると共に、上記所定のバイアス信号をトランジスタで
    構成された差動アンプを介して供給するようにした請求
    項2記載の衛星放送受信用チューナ
  4. 【請求項4】 上記高周波信号切換回路として、 各入力端子毎に個別のガリウムひ素トランジスタを介し
    て共通に接続し、この接続点に得られる高周波信号を出
    力させるようにし、 選択された入力端子に接続された上記ガリウムひ素トラ
    ンジスタにだけ所定のバイアス信号を供給して、各入力
    端子に得られる高周波信号の切換えを行うと共に、 上記各ガリウムひ素トランジスタに、上記レベル検出回
    路での検出レベルに応じた制御電圧を供給し、この制御
    電圧により利得制御を行うようにした請求項1記載の
    星放送受信用チューナ
JP12981193A 1993-05-31 1993-05-31 衛星放送受信用チューナ Expired - Fee Related JP3371157B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12981193A JP3371157B2 (ja) 1993-05-31 1993-05-31 衛星放送受信用チューナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12981193A JP3371157B2 (ja) 1993-05-31 1993-05-31 衛星放送受信用チューナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06338736A JPH06338736A (ja) 1994-12-06
JP3371157B2 true JP3371157B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=15018813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12981193A Expired - Fee Related JP3371157B2 (ja) 1993-05-31 1993-05-31 衛星放送受信用チューナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3371157B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06338736A (ja) 1994-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4520507A (en) Low noise CATV converter
US4588968A (en) Low noise constant amplitude oscillator circuit
US6795128B2 (en) Television tuner capable of receiving FM broadcast
US4160953A (en) Self-oscillation mixer circuits
US5436931A (en) FSK receiver
JP2677570B2 (ja) 増幅回路配置
US4633188A (en) Mixer/amplifier circuit
US5896062A (en) Amplifier with switched DC bias voltage feedback
US4056787A (en) Self-oscillating mixer circuit
US3800229A (en) Gain controlled high-frequency input stage having a pin-diode network
JP3371157B2 (ja) 衛星放送受信用チューナ
US4688263A (en) Integrated AM-FM mixer
US4048569A (en) Receiver automatic gain control system
US4255815A (en) Electronic switching for AM-FM radio
US5887246A (en) Amplifier circuit for an intermediate-frequency signal of a radio receiver
EP0232560B1 (en) Uhf amplifier-mixer circuit
US5170498A (en) Band switching filter and satellite broadcast receiving system using the same
US3823379A (en) Television automatic gain control circuitry providing for compatible control of vhf tuner and uhf tuner
US3210566A (en) Multiple function circuit
JP3120909B2 (ja) 自動利得制御回路
US7414675B2 (en) Television tuner being capable of receiving FM broadcast signal
US4509207A (en) UHF RF Amplifier and AGC system
JPH0427229Y2 (ja)
JPS5936023Y2 (ja) チュ−ナ装置
US3546591A (en) Forward and delayed reverse automatic gain control circuit

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees