JP3359867B2 - 眼鏡枠測定装置およびこれを有する眼鏡レンズ研削装置 - Google Patents

眼鏡枠測定装置およびこれを有する眼鏡レンズ研削装置

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JP3359867B2
JP3359867B2 JP20070798A JP20070798A JP3359867B2 JP 3359867 B2 JP3359867 B2 JP 3359867B2 JP 20070798 A JP20070798 A JP 20070798A JP 20070798 A JP20070798 A JP 20070798A JP 3359867 B2 JP3359867 B2 JP 3359867B2
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仁 山崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡枠の玉型形状
をトレースする眼鏡枠測定装置及びこれを有する眼鏡枠
に枠入れするための眼鏡レンズ研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】眼鏡枠の玉型形状をトレースする際に
は、眼鏡枠が動かないように固定することが重要であ
る。トレース時に眼鏡枠が動いてしまうと正確な玉型形
状を得ることができない。
【0003】従来、装置への眼鏡枠の固定は、測定者自
身の手により、ネジ等の固定具により固定させていた。
さらに、眼鏡枠を付勢する付勢手段を持つ装置も提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような測
定者の手による固定操作は煩わしく、手間が掛かるとい
う問題があった。また、保持部材の固定が不十分になる
ことも少なくなかった。また、付勢手段を持つものにお
いても、付勢手段の経時劣化やトレース時の押圧力によ
り眼鏡枠が微妙に移動し、信頼性に乏しい。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
装置への眼鏡枠の固定操作が容易にでき、確実に眼鏡枠
を固定保持することのできる眼鏡枠測定装置およびこれ
を有する眼鏡レンズ研削装置を提供することを技術課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成を有することを特徴とす
る。
【0007】(1) 眼鏡枠の玉型形状をトレ−スする
眼鏡枠測定装置において、眼鏡枠と当接する当接面を眼
鏡枠に向けて移動させる付勢手段を有するフレ−ム保持
ユニットを複数個持つフレ−ム保持手段と、眼鏡枠の保
持状態を固定する開始信号を発生させる信号発生手段
と、信号発生手段の開始信号により前記付勢手段の付
勢に抗して前記フレ−ム保持ユニットの動きをロックし
眼鏡枠を固定させる固定手段と、眼鏡枠の固定後に眼鏡
枠の溝に当接するフィ−ラ−を前記フレ−ム保持手段で
定められる高さ平面まで上昇させた後にさらに動径方向
に移動させ眼鏡枠の溝部に挿入する移動手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0008】(2) 眼鏡レンズの縁を加工して眼鏡枠
に枠入れするための眼鏡レンズ研削装置において、眼鏡
枠と当接する当接面を眼鏡枠に向けて移動させる付勢手
段を有するフレ−ム保持ユニットを複数個持つフレ−ム
保持手段と、眼鏡枠の保持状態を固定する開始信号を発
生させる信号発生手段と、信号発生手段の開始信号に
より前記付勢手段の付勢に抗して前記フレ−ム保持ユニ
ットの動きをロックし眼鏡枠を固定させる固定手段と、
眼鏡枠の固定後に眼鏡枠の溝に当接するフィ−ラ−を
記フレ−ム保持手段で定められる高さ平面まで上昇させ
た後にさらに動径方向に移動させ眼鏡枠の溝部に挿入す
る移動手段と、前記フィ−ラ−を眼鏡枠の溝部に沿って
移動させ全周にわたるフィ−ラ−の移動を検知する形状
測定手段と、該形状測定手段の検知結果に基づいて得ら
れる加工デ−タにより制御する制御手段と、を持つこと
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図面に
基いて詳細に説明する。 (1)装置の全体構成 図1は本発明に係るレンズ研削装置の全体構成を示す斜
視図である。1は装置のベースでレンズ研削装置を構成
する各部がその上に配置されている。
【0010】2はレンズ枠及び型板形状測定装置で装置
上部に内蔵されている。その前方には測定結果や演算結
果等を文字またはグラフィックにて表示する表示部3
と、データを入力したり装置に指示を行う入力部4が並
んでいる。装置前部には未加工レンズの仮想コバ厚等を
測定するレンズ形状測定装置5がある。
【0011】6はレンズ研削部で、ガラスレンズ用の荒
砥石60aとプラスティック用の荒砥石60bとヤゲン
及び平加工用60cとから成る砥石60が回転軸61に
回転可能に取付けられている。回転軸61はベース1に
バンド62で固定されている。
【0012】回転軸61の端部にはプーリ63が取付け
られている。プーリ63はベルト64を介してACモー
タ65の回転軸に取付けられたプーリ66と連結されて
いる。このためモータ65が回転すると砥石60が回転
する。7はキャリッジ部で、700はキャリッジであ
る。
【0013】(2)各部の構成及び動作 (イ)キャリッジ部 図1乃至図3に基づいてその構造を説明する。図2はキ
ャリッジの断面図である。図3(a)はキャリッジの駆
動機構を示す矢視A図、図3(b)は図3(a)のB−
B断面図である。
【0014】ベース1に固定されたシャフト701には
キャリッジシャフト702が回転摺動自在に軸支されて
おり、さらにそれにキャリッジ700が回動自在に軸支
されている。キャリッジシャフト702にはそれぞれ同
一歯数のタイミングプーリ703a,703b,703
cが左端、右端、その間に固着している。
【0015】キャリッジ700にはシャフト701と平
行かつ距離不変にレンズ回転軸704a、704bが同
軸かつ回転可能に軸支されている。レンズ回転軸704
bはラック705に回転自在に軸支され、さらにラック
705は軸方向に移動可能であり、モータ706の回転
軸に固定されたピニオン707により軸方向に移動する
ことができ、これによりレンズLEを回転軸704a、
704bに挟持しうる。なお、レンズ回転軸704a、
704bにはそれぞれ同一歯数のプーリ708a、70
8bが取付けられており、それらはタイミングベルト7
09a、709bによりプーリ703c、703bと繋
がっている。
【0016】キャリッジ700の左側には中間板710
が回転自在に固定されている。中間板710にはカムフ
ォロア711が2個付いており、それがシャフト701
と平行な位置関係でベース1に固定されたガイドシャフ
ト712を挟んでいる。中間板710にはラック713
がシャフト701と平行な位置関係でベース1に固定さ
れたキャリッジ左右移動用モータ714の回転軸に取付
けられたピニオン715と噛み合っている。これらの構
造によりモータ714はキャリッジ700をシャフト7
01の軸方向に移動させることができる。
【0017】キャリッジ700の左端には駆動板716
が固定されており、駆動板には回転軸717がシャフト
701と平行かつ回転自在に取付けられている。回転軸
717の左端にはプーリ708a、708bと同一歯数
のプーリ718が付いており、プーリ718はプーリ7
03aとタイミングベルト719により繋がっている。
【0018】回転軸717の右端にはギヤ720が取付
けてあり、ギヤ720はモータ721に付いているギヤ
と噛み合っている。モータ721が回転するとギヤ72
0によりプーリ718が回転し、タイミングベルト71
9を介してキャリッジシャフト702が回転し、これに
よりプーリ703b、703c、タイミングベルト70
9a、709b、プーリ708a、708bを介してレ
ンズチャック軸704a、704bを回転させる。
【0019】ブロック722は駆動板716に回転軸7
17と同軸かつ回転自在に固定されており、モータ72
1はブロック722に固定されている。
【0020】中間板710にはシャフト701と平行な
方向にシャフト723が固定されており、シャフト72
3には補正ブロック724が回転自在に固定されてい
る。丸ラック725は回転軸717とシャフト723の
軸間を結ぶ最短の線分に平行に、かつブロック722及
び補正ブロック724にあけられた穴を貫通し摺動可能
なように配置されている。丸ラック725にはストッパ
726が固定されており、補正ブロック724の当接位
置より下方にしか摺動できない。
【0021】中間板710にはセンサ727が設けら
れ、ストッパ726と補正ブロック724との当接状態
を確認し、レンズの研削状態を知ることができる。
【0022】ブロック722に固定されたモータ728
の回転軸729に固定されたピニオン730が丸ラック
725と噛み合っており、これにより回転軸717とシ
ャフト723の軸間距離γ´をモータ728により制御
することができる。さらに、このような構造によりγ´
とモータ728の回転角にはリニアな関係が保たれてい
る。
【0023】砥石回転中心Bとシャフト701の軸間
(B−C)距離をα、レンズチャック軸704a、70
4bとシャフト701の軸間(A−C)距離をβ、レン
ズチャック軸704a、704bと砥石回転中心の軸間
距離をγ、αとβと成す角をθとし、シャフト723と
シャフト701の軸間(C−D)距離をα´、回転軸7
17とシャフト701との軸間(C−E)距離β´、α
´とβ´の成す角をθ´とする。
【0024】その位置関係を模式化して図4に示す。
α、α´、β、β´は不変であり、さらに砥石回転中
心、シャフト701、723の各中心点は図の平面上に
おいて位置不変であり、レンズチャック軸704a,7
04bの中心点と回転軸717の中心点は相対的位置関
係不変のままシャフト701を中心に回転する。
【0025】ここで、θ=θ´、α´/α=β´/βと
すると、△ABCと△EDCは相似形になる。このと
き、α´/α=γ´/γとなり、γ´とγは直線的な相
関関係を有している。
【0026】このような構造により、回転軸717を中
心に回転するプーリ718を回転させるモータ721が
固定されているブロック722はγ´を変化させたとき
の△CEDの変化に追従してE点を中心に回転する。
【0027】このときプーリ718の回転は以下に説明
するように等速でレンズ軸704a、704bを回転さ
せる。プーリ718を回転させながらモータ728によ
りγ´及びγを変化させたとき、線分EDを基準線とし
て見たプーリ718の回転角と線分ABを基準線として
見たレンズ軸の回転角とは等しくなる。また、モータ7
21とレンズ軸704a、704bの回転においても直
線的な相関関係を持っている。換言すれば、砥石軸とレ
ンズ軸の軸間距離はモータ728の出力軸回転角と相関
関係を持って変化しかつ線分ABを基準線としたレンズ
軸704a、704bはモータ721の出力軸回転角と
直線的相関関係を持って回転する。
【0028】駆動板716にはバネ731のフックが掛
かっており、反対側のフックにはワイヤ732が掛かっ
ている。中間板710に固定されたモータ733の回転
軸にはドラムが付いており、ワイヤ732を巻き上げる
ことができる。こりによりレンズLEの砥石60の研削
圧を変えることができる。
【0029】(ロ)レンズ枠及び型板形状測定部(トレ
ーサ) (a)構成 図5乃至図6をもとにレンズ枠及び型板形状測定部2の
構成を説明する。図5は、本実施例に係るレンズ枠及び
型板形状測定部を示す斜視図である。本部は本体内に組
込まれており、大きく2つの部分、即ち、フレーム及び
型板を保持するフレーム及び型板保持部2000と、フ
レームのレンズ枠及び型板の形状をデジタル計測する計
測部2100とから構成されている。フレーム及び型板
保持部2000は、さらに2つの部分、フレーム保持部
2000Aと型板保持部2000Bとから構成されてい
る。
【0030】[フレーム保持部]フレーム保持部200
0Aを示す図6−1において、眼鏡フレームをフレーム
保持部2000Aにセットした場合のレンズ枠の幾何学
的略中心点を基準点OR、OLとして定め、この2点を通
る直線を基準線とする。
【0031】フレーム保持部2000Aは筺体2001
を有する。センターアーム2002は筺体2001表面
に取付けられたガイドシャフト2003a、2003b
上に摺動可能に載置されており、センターアーム200
2の先端にはOR、OLと同じ間隔でフレーム押工200
4、2005がある。
【0032】同様に、ライトアーム2006がガイドシ
ャフト2007a、2007b上に、レフトアーム20
09がガイドシャフト2010a、2010b上にそれ
ぞれ摺動可能に載置されており、またライトアーム20
06の先端にはフレーム押工2008が、レフトアーム
2009の先端にはフレーム押工2011が回転自在に
軸支されている。
【0033】センターアーム2002はフレーム押工2
004、2005がOR、OLを通るように、基準線と垂
直な方向に摺動し、ライトアーム2006はフレーム押
工2008がORを通り、レフトアーム2009はフレ
ーム押工2011がOLを通る様に基準線と略30°傾
いた方向に摺動する。
【0034】図6−2において、フレーム押工200
4、2005、2008、2011はそれぞれ互いに交
わる2つの斜面(2012a,2012b)、(201
4a,2014b)、(2016a,2016b)、
(2018a,2018b)を持ち、それぞれの2つの
斜面が作る稜線2013、2015、2017、201
9は同一平面(測定面)上にあり、フレーム押工200
8、2011の回転軸もこの測定面上にある。
【0035】また、センターアーム2002には半円状
のフレーム押工2020が、センターアーム2002に
取付けられたガイドシャフト2021a、2021b上
に摺動可能に載置されており、図6−3において、フレ
ーム押工2020を常時センターアーム側へ引っ張る様
にバネ2022の一端がセンターアーム2002に植設
されたピン2023aに掛けられ、他端がフレーム押工
2020に植設されたピン2023bが掛けられてい
る。
【0036】図6−4は筺体2001の一部を裏側から
見た図である。筺体2001の裏面にはプーリー202
4a、2024b、2024c、2024dが回転自在
に軸支され、プーリー2024a〜2024dにワイヤ
ー2025が掛けられており、筺体2001の穴202
8a、2029aを通して裏面に突出した、センターア
ーム2002に植設されたピン2026及びライトアー
ム2006に植設されたピン2027に固着されてい
る。
【0037】同様に、筺体2001の裏面にプーリー2
030a、2030b、2030c、2030dが回転
自在に軸支され、プーリー2030a〜2030dに
は、ワイヤー2031が掛けられており、筺体2001
の穴2028b、2029bを通して、裏面に突出した
センターアーム2002に植設されたピン2026b及
びレフトアーム2009に植設されたピン2032に固
着されている。また、筺体2001の裏面にはセンター
アーム2002を常時OR、OL方向へ引張る定トルクバ
ネ2033が、筺体2001の裏面に回転自在に軸支さ
れたドラム2034に取付けられており、定トルクバネ
2033の一端はセンターアーム2002に植設された
ピン2035に固着されている。
【0038】また、センターアーム2002には、ツメ
2036が植設されており、フレームが保持されていな
い状態では、筺体2001の裏面に取付けられたマイク
ロスイッチ2037に当接しており、フレーム保持の状
態を判断する。レフトアーム2009には、フレームの
リムの厚さを測定するリム厚測定部2040が組込まれ
ている。
【0039】フレーム押工2011の回転軸2041に
はプーリー2042が固着されており、フレーム押工2
011と一体に回動し、この回転軸2041には、フレ
ーム押工2011の回転とは無関係に回動するプーリー
2043が軸支され、プーリー2043にはリム厚測定
ピン2044が植設されている。
【0040】また、レフトアーム2009には、中空の
回転軸2045が回動自在に軸支されており、一端にポ
テンションメータ2046が、他端にプーリー2047
が取付けられている。プーリー2042とプーリー20
47には両端が各プーリーに固着しているワイヤー20
49が掛けられており、ポテンションメータ2046と
フレーム押工2011は常時連動して同方向に回動す
る。
【0041】図6−5において、ワイヤー2050の一
端がプーリー2043に固着され、途中でプーリー20
48に固着され、他端がバネ2051を介してレフトア
ーム2009に植設されたピン2052に掛けられてお
り、リム厚測定ピン2044の動きに応じて、ポテンシ
ョンメータ2046の軸が回動する。
【0042】本実施例では1カ所のリム厚測定しか行わ
ないが、測定子部2120に上下動自在でその移動量を
検出可能な接触子を取付け、レンズ枠形状測定時にリム
前面に接触させることによりリム前面の上下方向の位置
を検出することができる。このリム前面のデータとV溝
の上下方向のデータからレンズ枠全周におけるリム厚を
測定することができる。
【0043】図6−6において、筺体2001上に、一
面にブレーキゴム2062を貼りつけた押工板2061
が押工板2061に取付けたシャフト2063により回
転自在に取付けてあり、筺体2001に取付けられたソ
レノイド2064の摺動軸の一端が、押工板2061に
取付けてある。また、押工板2061がバネ2065の
一端が掛けられ、他端は筺体2001に植設されたピン
2066に掛けられており、常時はブレーキゴム206
2がセンターアーム2002に当接しない方向に押工板
2061を引張っている。ソレノイド2064が作用し
バル2065に抗して押工板2061を押すと、ブレー
キゴム2062がセンターアーム2002に当接し、セ
ンターアーム2002及びセンターアーム2002に連
動して動くライトアーム2006、レフトアーム200
9を固定する。
【0044】[型板保持部]型板保持部2000Bは図
5及び図6−1において、筺体2001に植設された支
柱2071a、2071b、2071c、2071dに
よって支持されている。基板2072は支柱2071a
〜2071dに固着されている。フタ2073はフタ2
073に植設された軸2074a、2074bが基板2
072に形成された軸受2075a、2075bに係合
され、基板2072上に回動自在に載置されている。基
板2072には眼鏡フレームをフレーム保持部に出し入
れするのに十分な穴が開いている。フタ2073には透
明な窓2076が形成され、窓2076の中央には型板
ホルダー2077が固着されている。型板ホルダー20
77にはピン2078a、2078bが植設されてお
り、型板に形成されている穴とピン2078a、207
8bを係合させ、止めネジ2079で型板を型板ホルダ
ー2077に固定する。この型板ホルダー2077の中
心は、フタ2073が閉じられた状態で、OR上に位置
するように構成されいる。
【0045】[計測部]次に計測部2100の構成を図
7をもとに説明する。図7−1は計測部の平面図で、図
7−2はそのC−C断面図である。
【0046】可動ベース2101には、軸穴2102
a、2012b、2102cが形成されており、筺体2
001に取付けられた軸2103a、2103bに摺動
可能に支持されている。また、可動ベース2101には
レバー2104が植設されており、このレバー2104
によって可動ベース2101を摺動させることにより、
回転ベース2105の回転中心が、フレーム及び型板保
持部2000上のOR、OLの位置に移動する。可動ベー
ス2101にはプーリー2106が形成された回転ベー
ス2105が回動可能に軸支されている。プーリー21
06と可動ベース2101に取付けられたパルスモータ
2107の回転軸に取付けられたプーリー2108との
間にベルト2109が掛け渡されており、これによりパ
ルスモータ2107の回転が回転ベース2105に伝達
される。
【0047】回転ベース2105上には、図7−3に示
すように4本のレール2110a、2110b、211
0c、2110dが取付けられており、このレール21
10a、2110b上に測定子部2120が摺動可能に
取付けられている。測定子部2120には、鉛直方向に
軸穴2121が形成されており、この軸穴2121に測
定子軸2122が挿入されている。
【0048】測定子軸2122と軸穴2121との間に
は、ボールベアリング2123が介在し、これにより測
定子軸2122の鉛直方向の移動及び回転を滑らかにし
ている。測定子軸2122の上端にはアーム2124が
取付けられており、このアーム2124の上部には、レ
ンズ枠のヤゲン溝に当接するソロバン玉状のヤゲン測定
子2125が回動自在に軸支されている。
【0049】アーム2124の下部には、型板の縁に当
接する円筒状の型板測定コロ2126が回動自在に軸支
されている。そして、ヤゲン測定子2125及び型板測
定コロ2126の円周点は測定子軸2122の中心線上
に位置するように構成されている。
【0050】測定子軸2122下方には、ピン2128
が、測定子軸2122に回動自在に取付けられたリング
2127に植設されており、ピン2128の回転方向の
動きは、測定子部2120に形成された長穴2129に
より制限されている。ピン2128の先端には、測定子
部2120のポテンションメータ2130の可動部に取
付けられており、測定子軸2122の上下方向の移動量
がポテンションメータ2130によって検出される。
【0051】測定子軸2122の下端にはコロ2131
が回動自在に軸支されている。また測定子部2120に
はツメ2132が植設されている。
【0052】測定子部2120にはピン2133が植設
されており、回転ベース2105に取付けられたポテン
ションメータ2134の軸には、プーリー2135が取
付けられている。回転ベース2105にプーリー213
6a、2136bが回動自在に軸支されており、ピン2
133に固着されたワイヤー2137がプーリー213
6a、2136bに掛けられ、プーリー2135に固着
されている。このように測定子部2120の移動量をポ
テンションメータ2134により検出する構成となって
いる。
【0053】また回転ベース2105には、測定子部2
120を常時アーム2124の先端側へ引張る定トルク
バネ2140が、回転ベース2105に回動自在に軸支
されたドラム2141に取付けられており、定トルクバ
ネ2140の一端は、測定子部2120に植設されたピ
ン2142に固着されている。
【0054】回転ベース2105上のレール2110
c、2110d上に測定子駆動部2150が摺動可能に
取付けられている。測定子駆動部2150にはピン21
51が植設されており、回転ベース2105に取付けら
れたモータ2152の回転軸にはプーリー2153が取
付けられている。回転ベース2105にプーリー215
4a、2154bが回動自在に軸支されており、ピン2
151に固着されたワイヤー2155がプーリー215
4a、2154bに掛けられ、プーリー2153に固着
されている。これにより、モータの回転が測定子駆動部
2150に伝達される。
【0055】測定子駆動部2150は、定トルクバネ2
140によって測定子駆動部2150側へ引張られてい
る測定子部2120に当接しており、測定子駆動部21
50を移動させることにより、測定子部2120を所定
の位置へ移動させることができる。
【0056】また、測定子駆動部2150には、一端に
測定子軸2122の下端に軸支されたコロ2131に当
接するアーム2157を有し、他端にコロ2159を回
動自在に軸支したアーム2158を取付けた軸2156
が回動可能に軸支されている。コロ2159が回転ベー
ス2105に固着された固定ガイド板2160に当接す
る方向に、ネジリバネ2166の一端がアーム2157
に掛けられ、他端は測定子駆動部2150に固着されて
おり、測定子駆動部2150が移動すると、ガイド板2
160にてコロ2159が上下する。
【0057】コロ2159の上下により軸2156が回
転し、軸2156に固着されたアーム2157も軸21
56を中心に回転し、測定子軸2122を上下させる。
回転ベース2105にシャフト2163が回動自在に取
付けてあり、このシャフト2163に可動ガイド板21
61が固着されている。回転ベース2105に取付けら
れたソレノイド2164の摺動軸の一端が可動ガイド板
2161に取付けてある。バネ2165の一端が回転ベ
ース2105に掛けられ、他端が可動ガイド板2161
に掛けられており、常時はコロ2159と可動ガイド板
2161のガイド部2162が当接しない位置へ引張っ
ている。ソレノイド2164が作用し可動ガイド板21
61を引き上げると、可動ガイド板2161のガイド部
2162が、固定ガイド板2160と平行な位置に移動
し、コロ2159がガイド部2162に当接し、ガイド
部2162に沿って移動することができる。
【0058】(b)動作 次に図6乃至図10をもとに、上述のレンズ枠及び型板
形状測定装置2の動作を説明する。
【0059】[レンズ枠形状測定]まず、メガネフレー
ムを測定する場合の作用について説明する。メガネフレ
ーム500のレンズ枠の左右のどちらを測定するか選択
し、可動ベース2101に固着されたレバー2104で
計測部2100を測定する側へ移動させる。
【0060】次にフレーム押工2020を手前に引き、
センターアーム2002との間隔を十分に広げる。メガ
ネフレームのフロント部をフレーム押工2004、20
05の斜面2012a、2012b、2014a、20
14bに当接させた後、フレーム押工2020を戻し、
メガネフレームの中央部に当接させる。その後センター
アーム2002を押し広げながら、メガネフレームのリ
ム部でリム厚測定ピン2044を押し下げながら、フレ
ーム押工2008、2011の斜面2016a、201
6b、2018a、2018bに左右のリム部を当接さ
せる。
【0061】本実施例においては、フレーム押工200
4、2005、2008,2011は連動しており、定
トルクバネ2033によりOR、OLへ向かう方向に引張
られ、フレーム押工2020はバネ2022により、セ
ンターアーム方向に引張られているので、フレーム押工
2004、2005、2008、2011、2020で
フレームを保持すれば、レンズ枠はそれぞれけレンズ枠
の幾何学的略中心に向かう3方向の力で保持され、かつ
フレーム押工2020によりフレームの中心位置が
R、OLの中間点に保持される。また、フレーム押工2
008、2011は4つのフレーム押工の稜線201
3、2015、2017、2019の作る平面内で回転
するため、レンズ枠のヤゲン溝の中心はフレーム押工2
004、2005、2008、2011の中心位置で常
に測定面内に保持される。
【0062】図8−1において、レンズ枠のリム部はリ
ム厚測定ピン2044を押し下げており、ヤゲン溝が測
定面に平行な場合はフレーム押工2011の斜面201
8a、2018bのつくる稜線2019を基準として、
リム厚測定ピン2044の移動量をポテンションメータ
2046で検出できる。
【0063】図8−2において、ヤゲン溝が測定面に対
してある角度傾いている場合はフレーム押工2011が
リム部に沿って傾き、この傾きと同等量だけポテンショ
ンメータ2046も傾くので、常に稜線2019を基準
としてリム厚を測定することができる。こうして求めた
リム厚データはコバ厚と比較されフレームのリムとレン
ズ前側屈折面とが適切な位置になるよう最適なヤゲン位
置を決定するのに使用される。
【0064】上述のようにフレームがセットされた状態
で、操作パネルのトレーススイッチを押すと、ソレノイ
ド2064が作用し、センターアーム2002、ライト
アーム2006、レフトアーム2009を固定する。
【0065】図9−1及び図9−2において、測定子駆
動部2150のコロ2159は基準位置Oにあり、パル
スモータ2107を所定角度回転させ、測定子駆動部2
150の移動方向とフレーム押工2008または201
1の移動方向が一致するところへ回転ベース2105を
旋回させる。
【0066】次にソレノイド2164により可動ガイド
板2161のガイド部2162を所定位置へ移動させ、
測定子駆動部2150をフレーム押工2008または2
011の方向に移動させると、コロ2159は固定ガイ
ド板2160のガイド部2160aから可動ガイド板2
161のガイド部2162bへ移動し、測定子軸212
2がアーム2157によって押し上げられ、ヤゲン測定
子2125は測定面の高さに保たれる。
【0067】さらに測定子駆動部2150が移動する
と、ヤゲン測定子2125がレンズ枠のヤゲン溝に挿入
され、測定子部2120はFRで移動を停止し、測定子
駆動部2150はFRLまで移動し停止する。これによ
り、アーム2157がコロ2131から離れ、ヤゲン測
定子2125は測定平面より下降することができる。続
いてパルスモータ2107を予め定めた単位回転パルス
数毎に回転させる。このとき測定子部2120はレンズ
枠の動径に従って、ガイドシャフト2010a、201
0b上を移動し、その移動量はポテンションメータ21
34によって読取られ、測定子軸2122がレンズ枠の
カーブに従って上下し、その移動量がポテンションメー
タ2130によって読取られる。パルスモータ2107
の回転角Θとポテンションメータ2134の読取り量r
及びポテンションメータ2130の読取り量zからレン
ズ枠形状が(r,Θ,z)(n=1,2,………,N)
として計測される。この計測データ(r,Θ,z)を極
座標−直交座標変換した後のデータ(x,y,z)の任
意の4点(x1,y1,z1)、(x2,y2,z2)、(x
3,y3,z3)、(x4,y4,z4)よりフレームカーブ
Fを求める(計算式はレンズカーブの求め方と同
じ)。
【0068】また図10において(xn,yn,zn)の
x,y成分(xn,yn)から、x方向の最大値を持つ被
計測点A(xa,ya)、x軸方向の最小値を持つ被計測
点B(xb,yb)、y軸方向の最大値を持つ被計測点C
(xc,yc)及びy軸方向の最小値を持つ被計測点D
(xd,yd)を選び、レンズ枠の幾何学中心OF(xF
F)を、
【数1】 として求め、既知であるフレーム中心から測定子部21
20の回転中心O0(x0,y0)までの距離LとO0、O
Fのズレ量(Δx,Δy)から、レンズ枠幾何学中心間
距離FPDの1/2は、
【数2】 として求める。
【0069】次に、入力部4で設定された瞳孔間距離P
Dから内寄せ量Iを、
【数3】 として求め、また設定された上寄せ量Uをもとに、被加
工レンズの光学中心が位置すべき位置Os(xs,ys
を、
【数4】 として求める。
【0070】このOsから(xn,yn)をOsを中心とし
た極座標に変換し、加工データである(s rn,s Θn
(n=1,2,………,N)を得る。
【0071】本実施例の装置では左右のレンズ枠の形状
をそれぞれ測定することも可能であるし、左右一方のレ
ンズ枠の形状を測定し、他は反転させたデータを用いる
こともできる。
【0072】[型板形状測定]次に、型板を測定する場
合の動作について説明する。型板保持部2000Bのフ
タ2073に取付けられた型板ホルダー2077のピン
2078a、2078bに型板に形成されている穴を係
合させ、止ネジ2079で型板ホルダー2077に固定
する。本実施例ではフタ2073を閉じると、型板ホル
ダー2077の中心がOR上に位置し、測定子部212
0の回転中心と一致する構成になっているため、型板の
幾何学的中心と測定子部2120の回転中心が一致す
る。
【0073】上述のように型板がセットされた状態で、
後述する入力部4のトレーススイッチを押す。このとき
回転ベース2105は測定子駆動部2150の移動方向
とy軸方向が一致する位置にあり、測定子駆動部215
0は基準位置Oにある。
【0074】測定子駆動部2150をフレーム測定の場
合と逆の方向に移動すると、測定子部2120に植設さ
れたピン2132がセンターアーム2002に当接し、
さらに移動するとセンターアーム2002、ライトアー
ム2006、レフトアーム2009を押し広げる。コロ
2159は固定ガイド板2160のガイド部2160b
から2160aへ移動し、測定子軸2122がアーム2
157によって押し上げられ、型板測定コロ2126の
フランジ部2126aが型板上面より一定量上の位置に
保たれる。測定子駆動部2150がFOLまで移動した
後、ソレノイド2064が作用し、センターアーム20
02、ライトアーム2006、レフトアーム2009が
固定され、ソレノイド2164により可動ガイド板21
61を所定位置に移動させ、測定子駆動部2150を基
準位置に戻す。この時固定ガイド板2160のガイド部
2160aと可動ガイド板2161のガイド部2162
aの高さが同じになるように構成されているため、型板
測定コロ2126は一定高さを保ったまま型板に当接す
るまで移動する。続いてパルスモータ2107を予め定
めた単位回転パルス数毎に回転させる。この時、測定子
部2120は型板の動径に従ってガイドシャフト201
0a、2010b上を移動し、その移動量はボテンショ
ンメータ2134によって読取られる。パルスモータ2
107の回転角Θとポテンションメータ2134の読取
り量rから、型板形状が(rn,Θn)(n=1,2,…
……,N)として計測される。
【0075】この計測データ(rn,Θn)から、フレー
ム測定の場合と同様に幾何学中心Oを求め、入力部から
のFPD、PD、内寄せ量I、上寄せ量Uをもとに加工
データである(s rn,s Θn)(n=1,2,………,
N)を得る。(ハ)未加工レンズ形状測定部 (a)構成 図11は所定条件における研削加工後のレンズのカーブ
値、コバ厚等を研削加工前に検出するための未加工レン
ズの形状測定部全体の概略図である。その詳細な構成を
図12乃至図13に基づいて説明する。
【0076】図12は未加工レンズの形状測定部5の断
面図、図13は平面図である。フレーム500に軸50
1が軸受502によって回動自在に、またDCモータ5
03、ホトスイッチ504、505、ポテンションメー
タ506がそれぞれ組付けられている。
【0077】軸501には、プーリー507が回転自在
に、またプーリー508、フランジ509がそれぞれ組
付けられている。プーリー507にはセンサ板510と
バネ511が組付けられている。プーリー508には図
14に示すようにバネ511がピン512を挟むように
組付けられている。このため、バネ511がプーリー5
07の回転とともに回転した場合、バネ511は回転自
在なプーリー508に組付けられているピン512を回
転させるバネ力を持ち、ピン512がバネ511とは無
関係に例えば矢印方向に回転した場合にはピン512を
元の位置に戻そうとする力を加える。
【0078】モーター503の回転軸にはプーリー51
3が取付けられ、プーリー507との間に掛けられてい
るベルト514によりモータ503の回転がプーリー5
07に伝達される。モーター503の回転はプーリー5
07に取付けられたセンサ板510によってホトスイッ
チ504、505が検出し制御する。
【0079】プーリー507の回転によりピン512が
組付けられたプーリー508が回転し、ポテンションメ
ータ506の回転軸にプーリー520との間に掛けられ
たロープ521によってプーリー508の回転はポテン
ションメータ506に検出される。このときプーリー5
08の回転と同時に軸501とフランジ509が回転す
る。バネ522はロープ521の張力を一定に保つため
のものである。フィーラー523、524にはピン52
5、526によってそれぞれ測定用アーム527に回転
自在に組付けられ、測定用アーム527はフランジ50
9に取付けられている。
【0080】ホトスイッチ504により測定用アーム5
27の初期位置と測定終了位置とを検出する。またホト
スイッチ505はレンズ前側屈折面、レンズ後側屈折面
それぞれに対してフィーラーの523、524の逃げの
位置と測定の位置とをそれぞれ検出する。ホトスイッチ
504による測定終了位置とホトスイッチ505による
レンズ後側屈折面の逃げの位置とは一致する。図15は
ホトスイッチ504とホトスイッチ505の各信号の対
応関係を示す図である。
【0081】測定用アーム527には図16に示すよう
にマイクロスイッチ528を組付けた軸529が配置さ
れ、軸529上には回転自在なフィーラー530を有す
る回転自在なアーム531があり、バネ532によって
矢印方向に保持され、マイクロスイッチ528によって
フィーラー530の位置を検出する。カバー533は測
定装置に研削水等の付着を防ぎ、シール材534はカバ
ーと測定装置の間から研削水等の侵入を防ぐためのもの
である。
【0082】本実施例ではレンズコバに当接するように
第3のフィーラー530が設けられているが、レンズが
加工に適さないときはフィーラー523、524も異常
なデータを示すことが多いのでフィーラー530を省略
することは可能である。
【0083】(b)測定方法 まず、ホトスイッチ505により制御されたモーター5
03を回転し、図17−1に示すように測定用アーム5
27を初期位置からレンズ前側屈折面の逃げの位置まで
回転させる。なお、逃げの位置ではレンズを保持してい
るキャリッジ700が矢印方向に移動したときにフィー
ラー523とレンズが干渉せず、しかもフィーラー53
0はレンズコバに当接するような位置関係にする。
【0084】次にレンズLEは矢印535方向へ移動す
る。その移動量はレンズ加工後枠入れされる眼鏡枠の形
状データまたは玉型形状データによって制御される。こ
れらのデータに基づいてレンズが矢印方向に移動する。
【0085】上記眼鏡枠の形状データまたは玉型形状デ
ータからレンズサイズが外れていなければ、フィーラー
530はレンズコバに当接し、矢印535方向に移動
し、マイクロスイッチ528がそれを検出する。レンズ
サイズが外れているときマイクロスイッチ528の信号
により研削不可能な旨表示部3に表示される。マイクロ
スイッチ528がフィーラー530の移動を検出したと
きは、レンズ前側屈折面の形状を測定するため、フィー
ラー523を前側屈折面に当接させるようモータ503
を回転させる。回転量はレンズの一般的に厚みとフィー
ラー530のコバ方向の長さを考慮にいれて設計された
位置まで回転させる。この状態を図17−2、図17−
3に示す。
【0086】フィーラー523が図中二点鎖線の位置ま
で移動すると、プーリー507に組付けられたバネ51
1の力はフィーラー523を前側屈折面に当接するよう
に働く。
【0087】次にレンズチャック軸704a、704b
を中心に1回転させると、レンズは前記眼鏡枠の形状デ
ータまたは玉型形状データによって矢印536方向に移
動し、フィーラー523が矢印537方向に移動し、こ
の移動量はプーリー508の回転量を介してポテンショ
ンメータ506により検出し、レンズ前側屈折面形状を
得る。また、同時にマイクロスイッチ528によりレン
ズが上記データに従った玉型に加工できるか否かも測定
し、これを表示する。
【0088】その後、キャリッジ700を初期位置に戻
し、モータ503をさらに回転しレンズ後側屈折面測定
の逃げの位置まで回転させた後、レンズを測定位置まで
移動させる。レンズを1回転させながらフィーラー52
4により前側屈折面の測定と同様にしてその移動量を測
定する。
【0089】(ニ)表示部及び入力部 図18は本実施例の表示部3及び入力部4の外観図で、
両者は一体に形成されている。
【0090】本実施例の入力部は各種のシートスイッチ
からなり、電源の入・切をコントロールするメインスイ
ッチ400、各種の加工情報を入力する設定スイッチ群
401及び装置の操作方法を指示する操作スイッチ群4
10とからなる。
【0091】設定スイッチ群401には、被加工レンズ
の材質がプラスチックかガラスかを指示するレンズスイ
ッチ402、フレームの材質がセルかメタルかを指示す
るフレームスイッチ403、加工モードを平加工かヤゲ
ン加工かを選択するモードスイッチ404、被加工レン
ズが左眼用か右眼用か選択するR/Lスイッチ405、
レンズ光心の上/下レイアウト及びPD値の遠用・近用
変換を行う遠/近スイッチ406、設定データの変更項
目を選択する入力切換スイッチ407、入力切換スイッ
チ407により選択された項目のデータを増減する
(+)スイッチ408及び(−)スイッチ409が配置
されている。
【0092】操作スイッチ群410には、スタートスイ
ッチ411、ヤゲンシュミレーション表示への画面切換
スイッチも兼ねる一時停止用のポーズスイッチ412、
レンズチャック開閉用のスイッチ413、カバー開閉用
のスイッチ414、仕上げ二度摺い用の二度摺いスイッ
チ415、レンズ枠、型板トレースの指示をするトレー
ススイッチ416、レンズ枠及び型板形状測定部2で測
定したデータを転送させる次データスイッチ417があ
る。
【0093】表示部3は液晶ディスプレイにより構成さ
れており、加工情報の設定値、ヤゲン位置やヤゲンとレ
ンズ枠との嵌合状態をシュミレーションするヤゲンシュ
ミレーションや基準設定値等を後述する主演算制御回路
の制御により表示する。
【0094】図19は表示画面の例であり、図19−1
はレンズの加工情報を設定するための画面で、図19−
2はヤゲンシュミレーションの画面である。
【0095】(3)装置全体の電気制御系 以上のような機械的構成を持つ本実施例の電気制御系を
説明する。図20は装置全体の電気系ブロック図であ
る。主演算制御回路は例えばマイクロプロセッサで構成
され、その制御は主プログラムに記憶されているシーケ
ンスプログラムで制御される。主演算制御回路はシリア
ル通信ポートを介して、ICカード、検眼システム装置
等とデータの交換を行うことが可能であり、レンズ枠及
び型板形状測定部のトレーサ演算制御回路とデータ交換
・通信を行う。主演算制御回路には表示部3、入力部4
及び音声再生装置が接続されている。
【0096】また、測定用のホトスイッチ504、50
5、加工終了状態を検知する加工終了ホトスイッチ等の
各ホトスイッチユニットやカバー開閉用・加工圧用・レ
ンズチャック用の各マイクロスイッチユニットも主演算
制御回路に接続されている。
【0097】被加工レンズの形状を測定するポテンショ
ンメータ506はA/Dコンバータに接続され、変換さ
れた結果が主演算制御回路に入力される。主演算制御回
路で演算処理されたレンズの計測データはレンズ・枠デ
ータメモリに記憶される。
【0098】キャリッジ移動モータ714、キャリッジ
上下モータ728、レンズ回転軸モータ721はパルス
モータドライバ、パルス発生器を介して主演算回路に接
続されている。パルス発生器は主演算回路からの指令を
受けて、それぞれのパルスモータへ何Hzの周期で何パ
ルス出力するか、即ち各モータの動作をコントロールす
るための装置である。
【0099】加工圧モータ733、レンズ計測モータ5
03及びカバー開閉用の各モータは主演算制御回路の指
令を受けたドライブ回路により駆動される。
【0100】磁石モータ65及び給水ポンプモータは交
流電源により駆動され、その回転・停止のコントロール
は主演算制御回路からの指令で制御されるスイッチ回路
により制御される。
【0101】次にレンズ枠及び型板形状測定部について
説明する。レンズ枠・型板の形状を測定するポテンショ
ンメータ2130、2134及びフレームのリム厚を測
定するポテンションメータ2046の出力はA/Dコン
バータへ接続され、変換された結果はトレーサ演算制御
回路へ入力される。フレーム確認用のマイクロスイッチ
等の各マイクロスイッチユニットもトレーサ演算制御回
路に接続されている。
【0102】トレーサ回転モータ2107はパルスモー
タドライバを介して、トレーサ演算制御回路により制御
される。またトレーサ移動モータ2152、フレーム固
定ソレノイド2064、測定子固定ソレノイド2164
はトレーサ演算制御回路よりの指令を受けた各ドライブ
回路により駆動される。トレーサ演算制御回路は例えば
マイクロプロセッサで構成され、その制御はプログラム
メモリに記憶されているシーケンスプログラムで制御さ
れる。
【0103】また、測定されたレンズ枠及び型板の形状
データは一旦トレースデータメモリに記憶され、主演算
制御回路に転送される。
【0104】(4)装置全体の動作 次に図21のフローチャートを基にしてレンズ研削装置
の動作を説明する。 [ステップ1−1]図21のメインスイッチ400をO
Nにした後、まずフレームまたは型板をフレームまたは
型板保持部にセットし、トレーススイッチ416にてト
レースを行う。
【0105】[ステップ1−2]被装者のPD値及び乱
視軸を入力する。型板測定の場合にはFPD値も入力す
る。また、遠近切換スイッチ406により、入力される
PDが遠方であるか近方であるかを設定する。設定状態
は表示部3のディスプレイにて表示される。ここで遠方
に設定された状態で遠方PDを入力した後、遠近切換ス
イッチ406にて近方に変更すると、次式により近方P
Dに変換する。 近方PD=遠方PD×((l−12)/(l+13)) lは必要とする作業距離、12は日本人の角膜頂点間距
離、13は角膜頂点と回旋点との距離を意味する。
【0106】近方状態において近方PDを入力した後遠
方に変更すると、下記の式により遠方PDに変換する。 遠方PD=近方PD×((l+13)/(l−12)) 変換の詳細については特開昭63−82621号公報に
記載されている。
【0107】また上下レイアウトも近方、遠方それぞれ
にあらかじめ前述の基準値設定において入力された設定
値に設定する。作業者がその値について変更を加えたい
場合には、(+)スイッチ408、(−)スイッチ40
9にて変更が可能である。このときPDについても変更
が可能である。
【0108】[ステップ1−3]ステップ1−1で求め
たフレームまたは型板の動径情報及びFPD値と前ステ
ップで入力されたPD上下レイアウトの情報により、前
述の方法により新たな座標中心に座標変換し、新たな動
径情報(rsδn,rsθn)を得、これを枠データメモリ
に記憶する。
【0109】[ステップ1−4]作業者は被加工レンズ
の材質を判断し、それがガラスレンズかプラスティック
レンズかをレンズ切換スイッチ402により、フレーム
がメタルかセルかをフレーム切換スイッチ403によ
り、加工レンズが右眼か左眼かをR/L切換スイッチ4
05により、平加工かヤゲン加工かをモードスイッチ4
04により入力する。レンズがプラスティックかガラス
か、フレームがセルかメタルか、モードがヤゲンか平か
による8種類の組合せそれぞれにあらかじめ基準値設定
において入力された設定値に基づいて、レンズ加工サイ
ズを設定する。
【0110】設定値に変更を加えたい場合には、(+)
スイッチ408、(−)スイッチ409にて変更が可能
である。加工レンズのR/L指定がフレーム測定のとき
の測定側と同じ場合には、そのままデータを用いるが、
異なる場合にはデータを左右反転させて用いる。
【0111】[ステップ1−5]レンズをレンズチャッ
ク開閉用のスイッチ413によりモータ706を回転さ
せチャッキングする。この時レンズに乱視軸などの方向
性がある場合、軸方向を砥石回転中心方向に向けてチャ
ックする。
【0112】[ステップ1−6、ステップ1−7]以上
のステップに異常が無ければスタートスイッチ411を
押してスタートさせる。
【0113】スタートスイッチ411が押されているの
を確認すると、主演算制御回路は加工補正(砥石径補
正)を行う。
【0114】ここでa点は砥石回転中心、b点はレンズ
加工中心、Rは砥石半径、LEは枠データ、Lは砥石回
転中心とレンズ加工中心間の距離をそれぞれ示す。ここ
で動径情報(rsδn,rsθn)を枠データメモリより読
み取り、以下の計算を行う。
【数5】 乱視軸が180度以外のときはその差だけrsθnをオフ
セットし、rsθnの代りにそのrsθ´nを用いる。
【0115】次に動径情報(rsδn,rsθn)を微小な
任意の角度だけ加工中心を中心に回転させ、前式と同一
の計算を行う。
【0116】この座標の回転角をξi(i=1,2,…
……,N)とし、ξiよりξnまで順次360度回転させ
る。それぞれのξiでのLの最大値をLi、その時のrs
θnをΘiとする。また(Li,ξi,Θi)(i=1,
2,………,N)を加工補正情報とし、枠データメモリ
に記憶する。
【0117】[ステップ2−1]ここでステップ1−4
での指定がヤゲン加工モードであればステップ2−2
へ、平加工モードであればステップ3−1へ進む。
【0118】[ステップ2−2]ヤゲン加工モードの指
定があるときは主演算制御回路は、パルス発生器、パル
スモータドライバを介して、レンズ回転軸モータ721
を回転させ、rsθnが砥石回転中心方向に向くようにレ
ンズ軸704a、704bを回転させる。
【0119】次に同方法にてキャリッジをモータ714
で回転させ、キャリッジストロークの左端にある測定基
準位置に移動させてから、モータ728を回転させ、L
を測定可能位置まで変化させる。
【0120】その後前述の未加工レンズ形状測定機構を
用い、動径情報の線上のレンズコバ位置を測定する。そ
れにより求めたレンズ前面コバ位置をrZn、レンズ後
面コバ位置をlZnとする。これをコバ情報(lZn,r
n)(n=1,2,………,N)とし、これを枠デー
タメモリに記憶する。
【0121】レンズ外径が玉型径より小さい部分がある
と判断した場合は、所望のレンズ枠の形状を持つレンズ
が得られないと判断し、表示部ディスプレイに警告を出
すとともに以後のステップの実行を中止する。
【0122】[ステップ2−3]ステップ2−2で求め
たコバ情報(lZn,rZn)より前面カーブ及び後面カ
ーブを求める。
【0123】まず動径情報(rsδn,rsθn)を直交座
標(Xn,Yn)に変換する。その任意の4点(X1
1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)の
それぞれのコバ情報(lZ1,rZ1)、(lZ2,r
2)、(lZ3,rZ3)、(lZ4,rZ4)よりまず
前面カーブとその中心を求める。
【0124】ここで、(a,b,c)はカーブの中心座
標を、Rはカーブ半径を示す。
【数6】 ここで、
【数7】
【0125】次に、lZをすべてrZに置換えて後面カ
ーブ及びその中心を求める。これらの情報を基にヤゲン
カーブを求める。
【0126】ヤゲンカーブとはレンズ枠入れのために加
工される外周のV溝の頂点の描くカーブで、一般的には
前面カーブに沿うカーブが望ましいが、ヤゲンカーブが
急すぎたり緩かすぎたりした場合はフレームに入れるの
に不都合が生ずる。そのためヤゲンカーブは前面カーブ
値がある幅の中にある場合は前面カーブと同一のカーブ
をたてる。ヤゲン頂点の位置はレンズ前面のコバ位置よ
り一定量後ろ側にずれた位置とする。そのカーブの中心
は前面カーブのカーブ中心と後面カーブのカーブ中心を
結ぶ線上に置く。
【0127】ヤゲンカーブがある幅を超える場合にはコ
バ情報(lZn,rZn)に基づき、 lZn+(rZn−lZn)R/10=yZn からyZnを求める。このときR=4とすればコバ厚を
4:6の比率で立てるに等しい。前面カーブに沿ったカ
ーブが可能な場合にはそのデータを(rsθn,yln
として、不可能な場合にはR=4として求めたデータを
(rsθn,y4n)としてヤゲンデータとする。コバ厚
が厚いときはレンズの前面カーブに沿う比率で立てる必
要がないこともある。このときはフレームカーブに沿っ
たヤゲンデータとする。
【0128】[ステップ2−4]前記ステップで求めた
ヤゲン形状を表示部3に表示する。ディスプレイには動
径情報(rsδn,rsθn)より枠形状を表示し、さらに
加工中心を中心に回転カーソル30を表示する。このカ
ーソルと枠形状の接する位置のヤゲン断面32をパネル
左側に表示する。カーソルは(+)スイッチを押してい
る間右方向に(−)スイッチを押している間左方向に回
転し、常時その位置のヤゲン断面を表示する。回転カー
ソルがリム厚測定位置マーク33に示した位置にあると
き、ヤゲン断面の左上方にリム位置マーク31を表示す
る。ヤゲンの位置は測定したリム厚を基にレンズ前面が
リム前面と一定の関係を持った位置とする。
【0129】[ステップ2−5、2−6]ヤゲンカーブ
確認後問題がなければ、再度スタートスイッチ400に
よりスタートさせると加工が始まる。ステップ1−4の
設定によりレンズがプラスティックであればプラスティ
ック用荒砥石60b、ガラスであればガラス用荒砥石6
0aの上に被加工レンズがくるようキャリッジをモータ
714にて移動させる。砥石を回転させた後モータによ
り砥石回転中心とレンズ加工中心間の距離Lを枠データ
メモリより読み込んだ加工補正情報(Li,ξi,Θi
の内のL1まで移動させる。その時加工終了ホトスイッ
チ727がONされるのを待って角度をξ 2まで回転さ
せると同時にLをL2まで移動させる。
【0130】以上の動作を連続して(Li,ξi)(i=
1,2,………,N)に基づいて行う。これによりレン
ズは動径情報(rsδn,rsθn)の形状に加工される。
【0131】[ステップ2−7、2−8、2−9]モー
タ728によりレンズを砥石から離脱させた後キャリッ
ジ移動モータ714によりレンズをヤゲン砥石の上に移
動させる。
【0132】次に、加工補正情報(Li,ξi,Θi)と
ヤゲンデータ(rsδn,ylZn)又は(rsθn,yk
n)からヤゲン加工データYZiを変換して求める。変
換はまずΘi=rsθnとなるrsθnをi=1,2,……
…,Nの順で求める。そのときのrsθnに対するヤゲン
位置ylZn又はykZnを順次選択しそれをZiとして
ヤゲン加工情報(Li,ξi,Zi)という形に直してか
ら枠データメモリに記憶し直す。ヤゲンはこの情報に基
づいてモータ728はLiをモータ721はξiをモータ
714はZiをそれぞれi=1,2,………,Nの順に
同時に制御しながら加工する。
【0133】[ステップ3−1]研削モードが平加工モ
ードである場合において、ステップ1−4による設定に
よりレンズがプラスティックであればプラスティック用
荒砥石60b、ガラスであればガラス用荒砥石60aの
上に被加工レンズがくるようキャリッジをモータ714
に移動させる。砥石を回転させてからモータ728によ
り砥石回転中心とレンズ加工中心間の距離Lを枠データ
メモリより読み込んだ加工補正情報(Li,ξi,Θi
の内のLiまで移動する。その時加工終了ホトスイッチ
727がONされるのを待って角度をξ2まで回転させ
ると同時にLをL2まで移動させる。以上の動作を連続
して(Li,ξi)(i=1,2,………,N)に基づき
行う。これによりレンズは動径情報(rsδn,rsθn
の形状に加工される。
【0134】[ステップ3−2、3−3]モータ728
によりレンズを砥石から離脱させたのちキャリッジ移動
モータ714によりレンズLEをヤゲン砥石60cの平
坦部の上に移動させる。ここでステップ2−8以下と同
一の方法によりレンズLEの外周を仕上加工する。
【0135】このような説明は動作の原理的な説明で自
動化の程度により種々の変更を加えることができるのは
勿論である。
【0136】以上本発明の一実施形態を説明したが本発
明と同一の技術思想の下で実施例を容易に変形すること
ができることは当業者には自明であり、これらも本発明
は包含するものであることはいうまでもない。
【0137】
【発明の効果】本発明によれば、眼鏡枠を確実に保持し
た状態で玉型形状が測定できるのみならず、付勢手段の
付勢力を相対的に弱くできるので、眼鏡枠の変形を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ研削装置の全体構成を示す
斜視図である。
【図2】キャリッジの断面図である。
【図3】(a)はキャリッジの駆動機構を示す矢視A
図、(b)はB−B断面図である。
【図4】装置の原理を説明する図である。
【図5】本実施例に係るレンズ枠及び型板形状測定部を
示す斜視図である。
【図6−1】フレーム保持部2000Aを示す図であ
る。
【図6−2】保持部の詳細図である。
【図6−3】レンズ押えの機構を説明する図である。
【図6−4】筐体2001の一部を裏側から見た図であ
る。
【図6−5】リム厚測定機構を説明する図である。
【図6−6】フレーム固定機構を説明する図である。
【図7−1】計測部の平面図である。
【図7−2】図7−1のC−C断面図である。
【図7−3】図7−1のD−D断面図である。
【図7−4】図7−1のE−E断面図である。
【図8−1】測定方法を示す図である。
【図8−2】測定方法を示す図である。
【図9−1】垂直方向の測定子の運動を説明する図であ
る。
【図9−2】垂直方向の測定子の運動を説明する図であ
る。
【図10】座標変換を説明する図である。
【図11】未加工レンズの形状測定部全体の概略図であ
る。
【図12】未加工レンズの形状測定部の断面図である。
【図13】未加工レンズの形状測定部の平面図である。
【図14】バネとピンの作動を示す説明図である。
【図15】ホトスイッチ504とホトスイッチ505の
各信号の対応関係を示す図である。
【図16】レンズの動径を測定する図である。
【図17−1】測定部の測定動作を説明する図である。
【図17−2】測定部の測定動作を説明する図である。
【図17−3】測定部の測定動作を説明する図である。
【図18】本実施例の表示部及び入力部の外観図であ
る。
【図19−1】レンズ加工情報を設定するための表示画
面の図である。
【図19−2】ヤゲンシュミレーションの表示画面の図
である。
【図20】装置全体の電気系ブロック図である。
【図21】装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 レンズ枠及び型板形状測定装置 416 トレーススイッチ 2000A フレーム保持部 2002 センターアーム 2006 ライトアーム 2009 レフトアーム 2020 フレーム押え 2033 定トルクバネ 2061 押エ板 2062 ブレーキゴム 2064 ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 9/14 G01B 5/20 G01B 21/20 G02C 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡枠の玉型形状をトレ−スする眼鏡枠
    測定装置において、眼鏡枠と当接する当接面を眼鏡枠に
    向けて移動させる付勢手段を有するフレ−ム保持ユニッ
    トを複数個持つフレ−ム保持手段と、眼鏡枠の保持状態
    を固定する開始信号を発生させる信号発生手段と、
    号発生手段の開始信号により前記付勢手段の付勢に抗し
    て前記フレ−ム保持ユニットの動きをロックし眼鏡枠を
    固定させる固定手段と、眼鏡枠の固定後に眼鏡枠の溝に
    当接するフィ−ラ−を前記フレ−ム保持手段で定められ
    る高さ平面まで上昇させた後にさらに動径方向に移動さ
    せ眼鏡枠の溝部に挿入する移動手段と、を備えたことを
    特徴とする眼鏡枠測定装置。
  2. 【請求項2】 眼鏡レンズの縁を加工して眼鏡枠に枠入
    れするための眼鏡レンズ研削装置において、眼鏡枠と当
    接する当接面を眼鏡枠に向けて移動させる付勢手段を有
    するフレ−ム保持ユニットを複数個持つフレ−ム保持手
    段と、眼鏡枠の保持状態を固定する開始信号を発生させ
    る信号発生手段と、信号発生手段の開始信号により
    付勢手段の付勢に抗して前記フレ−ム保持ユニットの
    動きをロックし眼鏡枠を固定させる固定手段と、眼鏡枠
    固定後に眼鏡枠の溝に当接するフィ−ラ−を前記フレ
    −ム保持手段で定められる高さ平面まで上昇させた後に
    さらに動径方向に移動させ眼鏡枠の溝部に挿入する移動
    手段と、前記フィ−ラ−を眼鏡枠の溝部に沿って移動さ
    せ全周にわたるフィ−ラ−の移動を検知する形状測定手
    段と、該形状測定手段の検知結果に基づいて得られる加
    工デ−タにより制御する制御手段と、を持つことを特徴
    とする眼鏡レンズ研削装置。
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