JP3356939B2 - 核融合装置のシアパネル - Google Patents

核融合装置のシアパネル

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直之 宮
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    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors

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  • Plasma Technology (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は核融合装置に係り、
特に核融合装置のシアパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の核融合装置のシアパネルは、図5
に示すようにトロイダルコイル1の転倒力等の電磁力を
支持する目的のみに設置されている。そのため、図5の
ように該電磁力を支持するのに適切な位置に設置され、
かつ、図6のようにトロイダルコイル1の両側に局所的
にシアパネル2が必要最小限の幅を有して設定されてい
る。核融合装置においては次の放射線が発生する。図5
のプラズマ6で発生する中性子、その中性子と、第一壁
及びブランケット8及び真空容器7等を構成する物質と
の相互作用によって発生するガンマ線、および、運転停
止後の誘導放射能から発生するガンマ線である。従来の
核融合装置では、これらの放射線を遮蔽するために、図
7に示すように、クライオスタット12の外側の全面を
覆うように、厚さ120cmのコンクリートで生体遮蔽1
1が設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
核融合装置における生体遮蔽11の重さは18000ト
ンにも達し、核融合装置の全体に対する設置面積も大き
く、核融合装置の建屋の構造は重厚であった。
【0004】本発明の目的は、放射線を遮蔽する効果が
高い核融合装置のシアパネルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の要件は、核融合装置に複数設置されたトロイダルコ
イルに接続され、隣合う前記トロイダルコイルがつくる
空間を覆う様に配備され、前記トロイダルコイルの転倒
力等の電磁力を支持する核融合装置のシアパネルにおい
て、前記シアパネルは、板状のステンレス鋼で水素元素
を含む物質を挟むように形成され、前記核融合装置の反
プラズマ側の前記板状のステンレス鋼の厚さを5cmまた
は10cm、前記シアパネル全体の厚さを60cmとし、前
記核融合装置のプラズマ側の前記板状のステンレス鋼の
厚さをXcmとしたとき、前記Xcmを7cmから20cmの範
囲に設定してあることを特徴とする核融合装置のシアパ
ネルである。このような要件を備えることにより、本発
明では、シアパネルがトロイダルコイル間の空間を覆う
こと、及びそのシアパネルの板状のステンレス鋼と水素
元素を含む物質を積層して形成されて、シアパネルにお
いて放射線がより減衰して、且つ線量当量率が良くなる
厚さにそのシアパネルのステンレス鋼の厚さを規定して
いるから放射線の遮蔽性能が良くなって、そのシアパネ
ルの放射線を遮蔽する効果をより高くすることができ
る。
【0006】
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図
1によって説明する。図1は、本発明の一実施例である
核融合装置のシアパネルを示す図である。図1におい
て、1はトロイダルコイルで、プラズマを閉じ込めるた
めのトロイダル磁場を発生するコイルである。2はトロ
イダルコイル1の間を覆うように設置されているシアパ
ネルである。なお、トロイダルコイル1間の上部と下部
にシアパネル2の設置されていない空間は、それぞれ上
部ポート(図示せず),真空容器の支持用の脚(図示せ
ず)が貫通するスペースである。また、シアパネル2の
下部側壁の空間は、ダイヴァータ排気用ダクト(図示せ
ず)が貫通するスペースである。
【0008】図2にシアパネル2の構成を示す。3はプ
ラズマ側の板状構造部材で、ステンレス鋼等の構造材か
らなる板状の部材である。プラズマ側の板状構造部材3
は、トロイダルコイル1に発生する電磁力による転倒力
を支持する役割も兼ねている。4は反プラズマ側の板状
構造部材で、ステンレス鋼等の構造材からなる板状部材
である。反プラズマ側の板状構造部材4は、内部のポリ
エチレン5を保持するのが主要な役割である。また、シ
アパネル2の内部構造は図3に示すものでもよい。図3
では、複数枚のステンレス鋼等の板状構造部材3の間
に、ポリエチレン等の水素元素が多く含まれる材料を充
填している。
【0009】反プラズマ側の板状構造部材4の厚さを5
cmまたは10cm、シアパネル2全体の厚さを60cmと
し、プラズマ側の板状構造部材3の厚さをXcmとして変
化させたときのシアパネル2の遮蔽性能の変化を図4に
示す。図4から、反プラズマ側のステンレス鋼製の板状
構造部材4の厚さが5cmの場合、および10cmの場合で
も、プラズマ側のステンレス鋼の厚さが10cmの時に線
量当量率が最小になり、すなわち遮蔽性能が最大になる
ことがわかる。従って、プラズマ側の板状構造部材3の
厚さXcmを7〜8cmから20cm程度の範囲に設定すれ
ば、最大に近い遮蔽性能が確保できる。なお、内部にポ
リエチレン5の代わりに水を充填しても同様の効果が得
られ、プラズマ側の板状構造部材3の厚さXの範囲も同
様に7〜8cmから20cm程度で、高い放射線の遮蔽性能
が得られる。
【0010】このような構造のシアパネル2を設置する
ことによって、クライオスタット12の外側に設置され
ているコンクリート製の生体遮蔽11の厚さが1/5〜
1/6に軽減できる。従って、生体遮蔽11の重量も1
/5〜1/6となり、建屋への影響も軽減することがで
きる。
【0011】本実施例におけるシアパネル2は、炉心プ
ラズマから発生する中性子、および炉心プラズマから発
生した中性子と第一壁やブランケット等を構成する物質
との相互作用によって発生するガンマ線を空間的に広い
範囲で遮蔽することができる。また、核融合装置の運転
停止後に、第一壁やブランケットを構成する物質の誘導
放射能から発生するガンマ線も空間的に広い範囲で遮蔽
することができる。
【0012】従って、本実施例の核融合装置のシアパネ
ル2は、放射線を遮蔽する効果が高い。また、シアパネ
ル2が放射線を遮蔽するので、生体遮蔽11の厚さを小
さくすることができ、建屋を軽量化することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の核融合装置のシアパネルによれ
ば、放射線を遮蔽する効果を高くすることができる。ま
た、シアパネルの放射線を遮蔽する効果が高いので、生
体遮蔽の厚さを小さくすることができ、核融合装置の建
屋を軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の核融合装置のシアパネルを示
す図。
【図2】本発明の実施例の核融合装置のシアパネルの構
成を示す図。
【図3】本発明の実施例の核融合装置のシアパネルを示
す図。
【図4】本発明の実施例の核融合装置のシアパネルの遮
蔽性能を示す図。
【図5】従来のトカマク型核融合装置を示す図。
【図6】従来の核融合装置のシアパネルとトロイダルコ
イルを示す図。
【図7】従来の核融合装置本体とクライオスタット及び
生体遮蔽を示す図。
【符号の説明】
1…トロイダルコイル、2…シアパネル、3…プラズマ
側の板状構造部材、4…反プラズマ側の板状構造部材、
5…ポリエチレン、6…プラズマ、7…真空容器、8…
第一壁及びブランケット、9…ポロイダルコイル、10
…センターソレノイドコイル、11…生体遮蔽、12…
クライオスタット、13…ダイヴァータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 道夫 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 宮 直之 茨城県那珂郡那珂町大字向山801番地の 1 日本原子力研究所 那珂研究所内 (72)発明者 菊池 満 茨城県那珂郡那珂町大字向山801番地の 1 日本原子力研究所 那珂研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−42488(JP,A) 特開 昭57−106008(JP,A) 特開 昭60−387(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21B 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】核融合装置に複数設置されたトロイダルコ
    イルに接続され、隣合う前記トロイダルコイルがつくる
    空間を覆う様に配備され、前記トロイダルコイルの転倒
    力等の電磁力を支持する核融合装置のシアパネルにおい
    て、 前記シアパネルは、板状のステンレス鋼で水素元素を含
    む物質を挟むように形成され、前記核融合装置の反プラ
    ズマ側の前記板状のステンレス鋼の厚さを5cmまたは1
    0cm、前記シアパネル全体の厚さを60cmとし、前記核
    融合装置のプラズマ側の前記板状のステンレス鋼の厚さ
    をXcmとしたとき、前記Xcmを7cmから20cmの範囲に
    設定してある ことを特徴とする核融合装置のシアパネ
    ル。
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