JP3356191B2 - サイロブレンダー - Google Patents

サイロブレンダー

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/80Falling particle mixers, e.g. with repeated agitation along a vertical axis

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は粉粒体の貯蔵排出時の
分級防止のための装置及びサイロブレンダーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の貯槽は,貯槽のホッパー内
面に接した数個所の流入口からホッパー母線(ポッパー
の内面にそって,中心から放射状に伸びる線)にそった
シュートを出口附近まで設けて,その上に出口口径より
小さい径の開口部をもった漏斗を重ねた構造であった。
【0003】
【発明か解決しようとする課題】貯槽内の,粉粒体の流
動特性の説明を交えながら本発明が解決しようとする課
題を箇条書きにすると下記の通りである。
【0004】(イ)貯槽からの排出時の分級を少くす
るには,貯槽の直径を小さくするか又は出口を多数設け
て同時多点排出方式にしなければならない。
【0005】(ロ)従来の構造貯槽(図3を参照)
における流れのパターンには,漏斗(4)の内側を流下
して口径(D2)から流下するものと,漏斗口径(D
1)の外側で,ホッパー1にそって流下して隣接するシ
ュートとシュートの間から流出するものと,シュート3
(図1を参照)内をへて流出するものと3通りある。
【0006】(ハ)出口からの流出量の割合には次の様
な原理がある。それは図3の径(D)の出口面積に占め
る3通りの流れのそれぞれの出口の投影面積の割合に
正比例することである。
【0007】これを詳しく説明する。図2において斜線
で示す出口の投影面積部(A1)はシュート下端の出口
開口部の投影面積を示し,(A2)は漏斗の出口の投影
面積部を示すが,この面積を用いて,上記原理を数式で
説明すると,垂直方向の流速を単位1とすれば下記の等
式で示される。 全流出量=D2 π/4=4A1+A2+(D2 π/4−4A1−A2) となり,ここで(D2 π/4−4A1−A2)は隣接す
るシュートとシュートの間から流出する量を示す。
【0008】(ニ)シュートについて説明すると,一例
として図2に示されているように,ホッパー1の母線に
そって中心方向に四つのシュート3が配置されている
(図に示すようにその上に漏斗4は位置している)。こ
こで,その数は4本だが,発明者によるモデル実験の結
果から槽の直径が3m級で8本以上,12m級では12
〜16本あった方が混合効果が大きい事がわかってい
る。又シュートの入口点の平面位置の配分は各々の隣接
間隔が均等なことが混合効果をあげるのに重要である。
【0009】(ホ)混合効果をあげるもう1つの条件は
出口開口部の投影面積の関係を下式の様に設計すること
である。 A1=A2=(D2 π/4−4A1−A2)/4 ところが上式で設計すると粒体の場合は問題がないが粉
体を取扱う場合に閉塞をおこす危険がある。それは上式
の右辺で示す隣接するシュート間の面積が小さくなり従
って出口での巾がせまくなることが原因である。
【0010】(ヘ)以上従来の構造について流動特性と
原理と混合効果増大のための条件をのべたが,流動しに
くい粉体を取扱う場合に閉塞トラブルを解消するために
は出口を大きくすればよいが不都合なことがある。それ
は仮りに出口の直径を2倍にすればその下流の管路にレ
ジューサーを取付けて元の直径まで縮小しなければなら
ないこうすると図4に示す様に(C)の部分だけファ
ヌルフローになるので流動特性の説明でのべた(ハ)項
の原理と(ホ)項の条件に適合せず混合効果がなくな
る。
【0011】但し(C)ファヌルフローを解消する方
法として,図4に示すEの寸法をDの10倍位長くすれ
ば出口(D)の断面でマスフローとなり(ハ)項の原理
と(ホ)項の条件に適合するが,実機の設計では機器レ
イアウトで空間ロスが大きくなり設備全体の経済ロスが
大きくなる欠点がある。
【0012】(ト)従来の構造では,図1で,粉体の堆
積表面が(B)で示す位置まで降下するとシュートから
の流入がなくなりそれ以後の混合効果が激減する欠点が
あった。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る装置は,
ホッパー内面に接しかつ母線にそってシュート数本をホ
ッパーの出口附近まで設けて,このシュートの下端部上
縁に切口が合致する形の多角筒又は円筒を上から垂直に
のせて固定する。又このの上方に,円錐殻の下端を各
シュートの上面と切口が合致する形に成形し又円錐殻の
下縁近くに数個所の流入口を穴あけしたバッフルを定置
する。尚及び円錐殻とシュート上面との接合部には
れぞれ,略三角形の板2枚が1辺を共有する様に向き合
って接するカバーを形成しこれを固定する。次に前項の
(ト)の課題を解決するためにシュートの側面に開口部
を設けて図1の堆積表面(B)以下の状態でのシュート
への2次流入口とする。本装置は,サイロブレンダーと
しても,分級防止装置としても使用できる。
【0014】
【作用】この発明に係る装置はその特徴とする作用が2
つある。その1つは図5図6に示す円錐殻に設けた流
入口からの流れである。
【0015】これを図7で説明すると,この流入口がな
い場合は円錐殻の下縁全周から摺鉢状円錐表面安息角で
流下するが,流入口(6a)があるとその位置が円錐殻
の下縁より高い位置にあるので流れはそのポテンシャル
エネルギーによって優先してこの穴からだけ流入するの
で,(E)は滞留層となり又流入口の真上はファヌルフ
(F)となり又流入口を通過したものは滞留層上の
斜面流下層(G)を経て筒外の筒側流下層(H)を下っ
て斜面流下層(J)となり出口から排出する。
【0016】このファヌルフロー(F)の混合効果は第
1図のシュート(3)のそれと全く同じであり従って多
点排出の数が倍加した作用となる。
【0017】次の特徴は図5に示すシュート(3)の側
面の2次流入口(3a)の作用でこのために貯槽の底部
まで十分な混合が可能になった。尚シュートの頂部から
流入が続いている間は2次流入口からの流入はないこと
が発明者のモデル実験で判っている。
【0018】
【実施例】以下,本発明の実施例を図により説明する
と,図5は本発明の全体を示す側面断面図で(1)はホ
ッパー,(2)は出口,(3)は案内管路の角形シュー
ト,(3a)はシュートの側面に開口した2次流入口,
(5)は多角筒でその下縁はシュートの上縁と切口が合
するように接合し,この接合部上に粉粒体の残留防止
として三角形の板2枚が1辺を共有する様に向き合って
接しカバーを形成しこれを溶接固定する又円錐殻
(6)の下縁部にはシュートの数と同じ4個の流入口
(6a)があり,円錐殻とシュートの接合部は多角筒の
場合と同様にカバーで溶接固定してある。尚第6図には
シュート,多角筒,円錐殻,流入口の関係配置が示して
ある。
【0019】
【発明の効果】出口の口径を大きくすることなく,シュ
ート(3)を倍増することなく,又出口附近でシュート
間隔をせまくすることなく多点排出の数を倍加した混合
効果がえられ,尚排出時の終りに貯槽の底部まで十分な
混合が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の構造を示す全体側面断面図
【図2】従来の構造を示す全体側面平面図
【図3】従来の構造を示す部分側面断面図
【図4】従来の構造を示す部分側面断面図
【図5】本発明の全体側面断面図
【図6】本発明の全体側面平面図
【図7】本発明の部分側面断面図
【符号の説明】
1 ホッパー 2 出口 3 シュート 4 漏斗 A1 シュート下端の出口開口部の投影面積 A2 漏斗の出口の投影面積 B 粉体の堆積表面 C ファヌルフロー部 D 出口の直径 D1 漏斗の上部口径 D2 漏斗の下部口径 E レジューサーの長さ 3a 2次流入口 5 多角筒 6 円錐殻 6a 流入口 F 滞留層 G 斜面流下層 H 筒側流下層 J 斜面流下層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 88/00 - 90/66 B01F 9/00 - 13/10 B01J 4/00 - 7/02 B29B 7/00 - 11/14 B29B 13/00 - 15/06 B29C 31/00 - 31/10 B29C 37/00 - 37/04 B29C 71/00 - 71/02 B65G 69/00 - 69/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯槽のホッパー内面に接しかつ母線にそっ
    て,複数のシュート(3)をホッパーの出口(2)附近
    まで設けて,このシュートの下端部上縁に切口が合致す
    る形状の(5)を備え,この筒(5)の上方に,流入
    口(6a)をもつ円錐殻(6)を備えた装置。
  2. 【請求項2】シュート(3)の側面に開口部(3a)を
    もつ,請求項1記載の装置
  3. 【請求項3】当該装置が,サイロブレンダーまたは分級
    防止装置である,請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】前記筒が,多角形筒または円筒である,請
    求項1記載の装置
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