JP3353035B2 - 断熱皮膜系 - Google Patents

断熱皮膜系

Info

Publication number
JP3353035B2
JP3353035B2 JP28486298A JP28486298A JP3353035B2 JP 3353035 B2 JP3353035 B2 JP 3353035B2 JP 28486298 A JP28486298 A JP 28486298A JP 28486298 A JP28486298 A JP 28486298A JP 3353035 B2 JP3353035 B2 JP 3353035B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
coating system
thermal barrier
yttria
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28486298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000119869A (ja
Inventor
ロバート・ウィリアム・ブルース
デイヴィッド・ジョン・ワートマン
ルドルフ・ヴィギィー
デイヴィッド・ウィリアム・スケリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Priority to JP28486298A priority Critical patent/JP3353035B2/ja
Publication of JP2000119869A publication Critical patent/JP2000119869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3353035B2 publication Critical patent/JP3353035B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンエン
ジンの部品のように高温にさらされる部品に使用する保
護皮膜に係る。特に、本発明は断熱セラミック層を含む
断熱皮膜系に関し、このセラミック層の組成と析出法に
より皮膜系の耐スポーリング性が著しく高まるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンエンジン内部の作動環境は
熱的にも化学的にも過酷である。高温合金は鉄、ニッケ
ルおよびコバルトをベースとする組成によって著しく進
歩したが、このような合金からなる部品をガスタービン
エンジンのある部分、たとえばタービン、燃焼器または
オーグメンターに用いると長時間の実用に耐えられない
ことが多い。一般的な対策は、そのような部品の表面を
アルミ化物皮膜や断熱皮膜系のような環境皮膜系で保護
することである。この断熱皮膜系は、環境耐性のボンデ
ィングコートと、このボンディングコートの上に設けら
れたセラミックの断熱皮膜(TBC)の層とを含んでい
る。ボンディングコートは、一般に、MCrAlY(こ
こで、Mは鉄、コバルトおよび/またはニッケルであ
る)のような耐酸化性の合金で形成されるか、または、
耐酸化性の金属間化合物を形成する拡散アルミ化物かア
ルミ化白金から構成される。高温運転中これらのボンデ
ィングコートは、セラミック層をボンディングコートに
化学的に接合させる酸化物層すなわちスケールを形成す
る。
【0003】このセラミック層の材料として、イットリ
ア(Y2 3 )、マグネシア(MgO)その他の酸化物
で部分的または完全に安定化されたジルコニア(ZrO
2 )が用いられている。イットリア安定化ジルコニア
(YSZ)は、望ましい熱サイクル疲れ特性を示すので
TBC用のセラミック層として広く用いられている。ま
た、YSZはエアープラズマ溶射(APS)、低圧プラ
ズマ溶射(LPPS)、および電子ビーム物理蒸着(E
BPVD)のような物理蒸着(PVD)法によって容易
に析出させることができる。注目すべきことに、EBP
VDで析出させたYSZは、その特徴として、歪み耐性
の柱状結晶粒組織を有しており、そのため基材はスポー
リングを起こす有害な応力を生じることなく膨張・収縮
が可能である。
【0004】業界では知られているように、ジルコニア
は、安定化により、そうでなければ有害な体積膨張を起
こすことになる相変態(正方晶から単斜晶)を約100
0℃で起こさなくなる。図3に、ジルコニア‐イットリ
ア系のジルコニウム富化領域の相図を示す。この相図に
示されているように、室温においては、ジルコニアが少
なくとも約6重量%のイットリアで安定化されていれ
ば、より安定な正方晶相が得られ、望ましくない単斜晶
相が回避される。また、この図には、17重量%以上の
イットリア含量で完全に安定な立方晶が確保されること
が示されている。ステキュラ(S. Stecura)の試験報告
「断熱皮膜系の性能に及ぼす組成変化の影響(Effects o
f Compositional Changes on the Performance of a Th
ermal Barrier Coating System) 」、ナサ技術メモ(NAS
A Technical Memorandum) 78976(1976年)に
より、6〜8重量%のイットリアを含有するプラズマ溶
射したYSZ皮膜が、この範囲以外の量のイットリアを
含有するYSZ皮膜より密着しており、高温サイクルに
耐性が高かったことが示された。業界の従来の慣行で
は、少なくとも6重量%のイットリア、さらに典型的に
は約6〜8重量%のイットリアでジルコニアを安定化さ
せている(6〜8%YSZ)。この傾向の例外は、通
常、酸化物の組合せ、たとえば、米国特許第4,13
2,916号や同第4,996,117号に教示されて
いるようにかなりの量の他の酸化物とイットリアの組合
せで安定化されたプラズマ溶射ジルコニアに限定されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】6〜8%のイットリア
で安定化されたジルコニアを用いた断熱皮膜はガスター
ビンエンジン用途で良好に機能し、YSZ皮膜系の密着
力、環境耐性および耐久性をさらに促進するボンディン
グコート材料およびコーティングプロセスにより著しい
進歩が達成されているが、さらに要求の厳しい用途では
さらに一層の改善が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明により、ガスター
ビンエンジンのタービン、燃焼器およびオーグメンター
部品のように過酷な熱環境で使用するべく設計された部
品の断熱皮膜系に使用する断熱セラミック層が提供され
る。このセラミック層は、温度が約2000°F(約1
100℃)を超え、厳しい熱サイクル疲れ応力を誘発す
る用途に特に適している。このセラミック層の材料は部
品の表面とセラミック層との間の公知の金属製ボンディ
ングコート、たとえば拡散アルミ化物やMCrAlYお
よびNiAlの皮膜と適合性である。
【0007】特に、本発明に従って形成される断熱セラ
ミック層は、イットリアで部分的に安定化されたジルコ
ニアで形成され、室温において単斜晶相が存在する柱状
結晶粒組織によって特徴付けられる。単斜晶相を得るた
めに、セラミック層は6重量%未満のイットリア、好ま
しくは約1〜6重量%のイットリアを含有する。この断
熱セラミック層は、基材と、この基材にセラミック層を
密着させるボンディングコートとを含む断熱皮膜系の一
部であるのが好ましい。所望の柱状結晶粒組織を得るた
めには、セラミック層をPVD法、好ましくはEBPV
D法によって析出させるのが好ましい。
【0008】驚くべきことに、本発明のセラミック層を
用いたTBC系は、6重量%以上のイットリアを含有す
る従来のYSZ皮膜と比較して優れた耐スポーリング性
を示すことが示された。重要なことに、TBC系用の従
来技術のセラミック層材料では、6重量%未満のイット
リアで安定化されたジルコニアは、セラミック層のスポ
ーリングを促進する相変態を起こすので、その使用が避
けられていた。しかしながら、本発明によって、6重量
%より低レベルのイットリアを含有するYSZが、セラ
ミック層をEBPVDによって適切に析出させれば優れ
た耐スポーリング性を示すことが決定されたのである。
【0009】本発明の他の目的と利点は以下の詳細な説
明からさらに良く理解されるであろう。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、断熱皮膜系によって熱
的および化学的に過酷な環境から保護される部品に広く
適用可能である。このような部品の重要な例としては、
ガスタービンエンジンの高圧および低圧のタービンノズ
ルおよびブレード、シュラウド、燃焼器ライナーおよび
オーグメンターハードウェアがある。本発明の利点は特
にガスタービンエンジン部品に適用できるが、本発明の
教示は部品をその環境から熱的に遮断するのに皮膜を使
用できるあらゆる部品に広く適用可能である。
【0011】高圧タービンブレード10の一例を図1に
示す。ブレード10は通常翼12とプラットホーム16
をもっており、これらにはガスタービンエンジンの作動
中高温の燃焼ガスがぶつかり、そのためその表面は酸
化、腐食および侵食による厳しい攻撃にさらされる。翼
12はブレード10の根部に形成されたばち形溝14に
よってタービンディスク(図示してない)に固定され
る。翼12には冷却用の穴18があり、ここには強制的
にブリード空気が流され、ブレード10から熱を伝達す
る。
【0012】図2に、本発明による断熱皮膜系20を示
す。図示したように、皮膜系20は基材22を覆うボン
ディングコート24上に断熱セラミック層26を含んで
いる。この基材22は通常ブレード10の母材である。
基材22(したがってブレード10)に適した材料とし
てはニッケル基超合金およびコバルト基超合金がある
が、他の材料も使用できると考えられる。ガスタービン
エンジンの部品の断熱皮膜系で典型的な通り、ボンディ
ングコート24はアルミニウムに富む材料、たとえば拡
散アルミ化物またはMCrAlYもしくはNiAl皮膜
である。これらのボンディングコート組成物は耐酸化性
であり、高温にさらされる間その表面にアルミナ(Al
2 3 )層すなわちスケール28を形成する。アルミナ
スケール28はその下の超合金基材22を酸化から保護
し、セラミック層26が固着する表面を提供する。
【0013】本発明によると、セラミック層26の材料
は6重量%未満のイットリアで安定化されたジルコニア
であり、その適した範囲は約1〜6重量%のイットリア
であり、さらに好ましい範囲は約2〜約5重量%のイッ
トリアである。さらにこのセラミック層26は、その特
徴として、図2に示した通り歪み耐性の柱状結晶粒組織
を有する。この柱状結晶粒組織は、物理蒸着法、好まし
くはEBPVDによってボンディングコート24上にセ
ラミック層26を析出させることによって達成される。
本発明によると、エアープラズマ溶射(APS)や低圧
プラズマ溶射(LPPS)のような他の公知のプロセス
でセラミック層26を析出させると、許容できない結果
となり、たとえば、TBCがスポーリングを起こし易く
なる。
【0014】以上のことから、本発明のセラミック層2
6は、このセラミック層26の含有するイットリアのレ
ベルが安定化のために業界で認められているレベルより
少ない点で、従来技術と対照的である。すなわち、従来
技術のYSZ皮膜は望ましくない単斜晶相を回避するの
に充分なレベル(少なくとも6重量%)のイットリアを
必要とし、通常は完全に正方晶相を維持するためにイッ
トリア含量が約6〜8重量%に限定されている。図3の
ジルコニア‐イットリアの相図で明らかなように、イッ
トリア含量が6重量%未満であると、YSZ皮膜は冷却
中に正方晶から単斜晶への相変態を起こす。そのような
相変態ではYSZ層に体積膨張が起こり、スポーリング
が促進される。しかし、本発明のYSZセラミック層2
6は意図的に6重量%未満のイットリアレベルを使用し
ており、したがって正方晶であるマトリックス中に望ま
しくない単斜晶の相を含有している。驚くべきことに、
本発明のセラミック層26を用いたTBC皮膜系20
は、6重量%以上のイットリアを含有する従来のYSZ
皮膜と比較して優れた耐スポーリング性を示すことが示
された。本発明のイットリアの少ないYSZセラミック
層26の予期に反した優秀な性能の理由は完全には理解
されていない。特定の理論に縛られる意図はないが、こ
の改良された性能はPVDセラミックとプラズマ溶射セ
ラミックとの異なった破壊の機構に関連しているのかも
しれない。プラズマ溶射したセラミックをもつTBC系
ではセラミック層内部での破断によってスポーリングが
起こる傾向があるが、PVDセラミックをもつTBC系
では通常セラミック層とボンディングコートとの間の熱
的に成長した酸化アルミニウム層の内部で破断する。
【0015】本発明の評価過程で、4重量%のイットリ
ア(4%YSZ)または7重量%のイットリア(7%Y
SZ)で安定化されたジルコニア層を有するニッケル基
超合金試片について炉サイクル試験を実施した。後者は
産業界で標準的なYSZ皮膜材料の代表例である。使用
したニッケル基超合金はルネ(Rene)N5であり、その公
称組成は重量%でコバルト7.5、クロム7.0、モリ
ブデン1.5、タングステン5.0、レニウム3.0、
タンタル6.5、アルミニウム6.2、ハフニウム0.
15、炭素0.05、ホウ素0.004で、残部はニッ
ケルと付随する不純物である。YSZ層は、EBPVD
によって、アルミ化白金ボンディングコート上に約0.
005インチ(約125μm)の厚さで析出させた。い
ずれのYSZ皮膜も、その特徴として、EBPVD蒸着
プロセスの結果としての柱状結晶粒組織を有していた。
しかし、7%YSZ皮膜は特徴的に全体が正方晶相であ
るのに対して、本発明の4%YSZ皮膜はその特徴とし
て正方晶のマトリックス中に単斜晶の相を約10容量%
までもっていた。
【0016】この試験は、約2075°F(約1135
℃)の温度で実施し、YSZ皮膜の破断またはスポーリ
ングが起こるまで続けた。本発明の4%YSZ試片は、
標準的な7%YSZ試片の555サイクルと比較して約
1000サイクルの平均寿命を示した。前記と同じ条件
で、ただしわずかに異なるアルミ化白金ボンディングコ
ートを使用して、第二の一連の炉サイクル試験を実施し
た。ここでも、本発明の4%YSZ試片は優れたサイク
ル疲れ寿命を示し、平均寿命が約700サイクルであっ
たのに対して、標準的な7%YSZ試片では538サイ
クルであった。
【0017】これらの試験から、EBPVD4%YSZ
セラミック層(すなわち、正方晶のマトリックス中に単
斜晶の相を有する柱状結晶粒組織によって特徴付けられ
るYSZ皮膜)は過酷な熱条件下で従来の7%YSZ皮
膜より優れた密着力を示すことが決定された。このよう
な結果は、6〜8%YSZ皮膜が優れているということ
を示した従来技術の教示および試験とは完全に対照的で
ある。これらの試験に基づいて、6重量%未満のイット
リアで安定化されたPVDYSZは、約2000°F
(約1100℃)を超える温度で、6重量%より多くの
イットリアで安定化されたPVDYSZよりも大きい密
着力を示すと考えられる。また、本発明のイットリアが
少ないPVDYSZ皮膜の硬さ、したがって侵食耐性お
よび衝撃耐性は7%以上のイットリアを含有する従来技
術のYSZ皮膜より優れていると考えられる。
【0018】また、上記の試験から、6重量%未満のイ
ットリアで安定化されたPVDYSZは他のセラミック
層に対する基層として有利に使用することができると考
えられる。たとえば、20%YSZは高温で極めて安定
であるが、従来の6〜8%YSZと比較して密着力が弱
い。本発明に従って、17%より多くのイットリアで安
定化されたYSZを析出させるベースとして6%未満の
YSZ層を用いると、イットリアの低いYSZ基層によ
る高まった密着力とTBC系の表面のイットリアの多い
YSZ層による増大した熱安定性とを特徴とする断熱皮
膜が得られるであろう。あるいは、セラミック層の組成
を傾斜させて、イットリア含量を、ボンディングコート
の隣接部では6重量%未満とし、セラミック層の外面で
は8重量%以上、たとえば17重量%以上とすることが
できるであろう。
【0019】好ましい具体例に関連して本発明を説明し
て来たが、当業者には他の形態も採用できることは明ら
かである。たとえば、MCrAlYやNiAlのボンデ
ィングコートを使用することができるであろうし、セラ
ミック層の厚さを上記のものと変えることができるであ
ろう。さらに、本発明のYSZ皮膜は2000°Fを超
える温度で使用するのが特に有利であるが、これより低
い温度用途でもこのようなセラミック組成物で得られる
高まった密着力の利益が得られる。したがって、本発明
の範囲は特許請求の範囲によってのみ限定されるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】高圧タービンブレードの透視図である。
【図2】図1のブレードの2−2線に沿った断面図であ
り、本発明によるセラミック層を含む断熱皮膜系を示
す。
【図3】ジルコニア‐イットリア系のジルコニアに富む
領域の相図である。
【符号の説明】
10 タービンブレード 20 断熱皮膜系 22 基材(ブレード10) 24 ボンディングコート 26 セラミック層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルドルフ・ヴィギィー アメリカ合衆国、オハイオ州、シンシナ ティ、テムズ・プレイス、12135番 (72)発明者 デイヴィッド・ウィリアム・スケリー アメリカ合衆国、ニューヨーク州、バー ント・ヒルズ、ハリウッド・ドライブ、 8番 (56)参考文献 特開 昭58−157974(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 30/00 C23C 14/08 F01D 5/28

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上の断熱皮膜系であって、当該断熱
    皮膜系が、1重量%以上6重量%未満のイットリアで部
    分的に安定化されたジルコニアで構成されるPVD断熱
    層を含んでおり、該断熱層であるセラミック層が、室温
    で単斜晶相が存在する柱状結晶粒組織を有することを特
    徴とする、断熱皮膜系。
  2. 【請求項2】 基材がガスタービンエンジンの部品であ
    る、請求項1記載の断熱皮膜系。
  3. 【請求項3】 単斜晶相が正方晶マトリックス中に存在
    する、請求項1又は請求項2記載の断熱皮膜系。
  4. 【請求項4】 さらに、断熱層を基材に密着させるボン
    ディングコートを含む、請求項1乃至請求項3のいずれ
    か1項記載の断熱皮膜系。
  5. 【請求項5】 断熱層が約2〜約5重量%のイットリア
    を含有する、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載
    の断熱皮膜系。
  6. 【請求項6】 断熱層が約4重量%のイットリアを含有
    する、請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の断熱
    皮膜系。
  7. 【請求項7】 断熱層が、断熱層の最内領域では6重量
    %未満のイットリア含量を有し、断熱層の外面では6重
    量%より大きいイットリア含量を有する、請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項記載の断熱皮膜系。
  8. 【請求項8】 断熱層が、断熱層の最内領域では6重量
    %未満で断熱層の外面では6重量%より大きいという特
    徴を有する傾斜イットリア含量を有する、請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項記載の断熱皮膜系。
  9. 【請求項9】 断熱層が、ボンディングコートの隣接部
    では6重量%未満のイットリア含量を有し、断熱層の外
    面では17重量%より大きいイットリア含量を有する、
    請求項4記載の断熱皮膜系。
  10. 【請求項10】 断熱層が、ボンディングコートの隣接
    部では6重量%未満で断熱層の外面では17重量%より
    大きいという特徴を有する傾斜イットリア含量を有す
    る、請求項4記載の断熱皮膜系。
  11. 【請求項11】 断熱層がEBPVDセラミック層であ
    る、請求項1乃至請求項10記載の断熱皮膜系。
JP28486298A 1998-10-07 1998-10-07 断熱皮膜系 Expired - Fee Related JP3353035B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28486298A JP3353035B2 (ja) 1998-10-07 1998-10-07 断熱皮膜系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28486298A JP3353035B2 (ja) 1998-10-07 1998-10-07 断熱皮膜系

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000119869A JP2000119869A (ja) 2000-04-25
JP3353035B2 true JP3353035B2 (ja) 2002-12-03

Family

ID=17684000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28486298A Expired - Fee Related JP3353035B2 (ja) 1998-10-07 1998-10-07 断熱皮膜系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3353035B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6730413B2 (en) * 2001-07-31 2004-05-04 General Electric Company Thermal barrier coating
SG141266A1 (en) * 2006-09-12 2008-04-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd A compressor structure for a refrigeration system
US20100098923A1 (en) * 2006-10-05 2010-04-22 United Technologies Corporation Segmented abradable coatings and process (ES) for applying the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000119869A (ja) 2000-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5981088A (en) Thermal barrier coating system
US6924040B2 (en) Thermal barrier coating systems and materials
US6352788B1 (en) Thermal barrier coating
US6291084B1 (en) Nickel aluminide coating and coating systems formed therewith
EP1652964B1 (en) Superalloy article having a gamma prime nickel aluminide coating
JP4717013B2 (ja) 低熱伝導度を有する耐久性遮熱コーティングを有する金属物品
US7357958B2 (en) Methods for depositing gamma-prime nickel aluminide coatings
KR101519131B1 (ko) 금속 합금 조성물 및 이를 포함하는 제품
US7264888B2 (en) Coating systems containing gamma-prime nickel aluminide coating
US20030224200A1 (en) Thermal barrier coating material
US7666516B2 (en) Ceramic thermal barrier coating
US20030027013A1 (en) Thermal barrier coating
EP1340833A1 (en) Hybrid thermal barrier coating and method of making the same
US6686060B2 (en) Thermal barrier coating material
US6620524B2 (en) Nickel aluminide coating and coating systems formed therewith
JP2005350771A (ja) 改良された酸化物安定領域を備えたニッケルアルミナイド・コーティング
US6974637B2 (en) Ni-base superalloy having a thermal barrier coating system
Gupta et al. A silicon and hafnium modified plasma sprayed MCrAlY coating
KR101166150B1 (ko) 낮은 열 도전율을 갖는 내구성 열 차폐 코팅
JP3353035B2 (ja) 断熱皮膜系
US7208232B1 (en) Structural environmentally-protective coating
EP3192885B1 (en) Internally cooled ni-base superalloy component with spallation-resistant tbc system
EP0987345B1 (en) Thermal barrier coating system

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020821

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080920

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090920

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100920

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110920

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110920

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120920

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130920

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees