JP3351308B2 - 集積回路装置の出力回路 - Google Patents
集積回路装置の出力回路Info
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Description
プリメンタリMOS)型LSI等のIC(集積回路)装
置の出力回路に関し、特に複数ビットのデータ信号に応
答して複数の容量性負荷をそれぞれ駆動する複数のCM
OS型インバータを含む出力回路において、各CMOS
型インバータを構成するP又はNチャンネルMOS型ト
ランジスタのオン時に生ずるリンギング波形が電源配線
を介して他のCMOS型インバータの負荷へ伝送される
のを阻止することにより容量性負荷の充放電に伴う誤動
作を防止したものである。この明細書において、容量性
負荷とは、実質的に容量性を有する負荷を意味する。
ては、図11に示すものが知られている。
ビットのデータ信号IN1 〜INnを発生する回路(図
示せず)と、この回路からのデータ信号IN1 〜INn
を出力端子O1 〜On に送出する出力回路とが形成され
ている。出力回路にあっては、データ信号IN1 〜IN
n の各ビット毎にPB1 のようなプリバッファ及びOB
1 のような出力バッファを含むトライステート型式の出
力部が設けられている。
プリバッファPB1 は、出力イネーブル信号OENを入
力とするインバータIVと、このインバータIVの出力
信号OE及びデータ信号IN1 を入力とするNANDゲ
ートNAaと、出力イネーブル信号OEN及びデータ信
号IN1 を入力とするNANDゲートNAbとを含んで
いる。また、出力バッファOB1 は、CMOS型インバ
ータからなるもので、ドレイン同士が相互接続されたP
チャンネルMOS型トランジスタP1 及びNチャンネル
MOS型トランジスタN1 を含んでいる。トランジスタ
P1 のソースは、電源配線VD を介して高電位VDD側の
電源端子T1 に接続され、トランジスタN1 のソース
は、電源配線VS を介して低電位VSS側の電源端子T2
に接続される。トランジスタP1 及びN1 のゲートは、
NANDゲートNAaの出力信号及びNANDゲートN
Abの出力信号でそれぞれ駆動される。
とき、インバータIVの出力信号OEが“H”である。
従って、NANDゲートNAa及びNANDゲートNA
bはいずれもデータ信号IN1 を反転した出力信号を送
出する。例えば、データ信号IN1 が“H”になれば、
ゲートNAa,NAbの出力信号はいずれも“L”にな
り、トランジスタP1 ,N1 がそれぞれオン,オフ状態
となって出力端子O1の出力信号は“H”になる。デー
タ信号IN1 が“L”になれば、“H”の場合とは信号
レベルが逆になると共にトランジスタ状態が逆になり、
出力端子O1 の出力信号は“L”となる。
にすると、インバータIVの出力信号OEは“L”とな
る。従って、NANDゲートNAa及びNANDゲート
NAbは、データ信号IN1 のレベルにかかわらずそれ
ぞれ“H”及び“L”の出力信号を送出し、トランジス
タP1 ,N1 はいずれもオフ状態となって出力端子O1
は、高インピーダンス(又はフローティング)状態とな
る。
構成及び動作は、データ信号IN1を扱う出力部につい
て上記したものと同様であり、PB2 〜PBn は、PB
1 と同様の構成のプリバッファ、OB2 〜OBn は、O
B1 と同様の構成の出力バッファ、P2 〜Pn は、Pチ
ャンネルMOS型トランジスタ、N2 〜Nn は、Nチャ
ンネルMOS型トランジスタである。出力端子O1 〜O
n には、それぞれ容量性負荷C1 〜Cn が接続される。
せず)に収容される。ICパッケージのリードは、コネ
クタ又は共用バス等を介して他のLSIの入力部等に接
続される。電源端子T1 ,T2 及び出力端子O1 〜On
は、ICパッケージのリードに相当する。電源端子T
1 ,T2 に相当するリードとICチップ10との間に
は、パッケージのリードやボンディングワイヤ等による
インダクタンスLD ,LSが存在する。インダクタンス
LD ,LS は、通常、数[nH]〜20数[nH]であ
る。出力端子O1 〜On に接続された容量性負荷C1 〜
Cn は、次段に接続される他のLSIの入力部に実質的
に存在する入力容量や配線容量等に相当するものを等価
的に表わしたものである。
ると、出力バッファを構成するN1 等のトランジスタの
オン時にC1 等の容量性負荷の放電に伴って誤動作が生
じるという問題点がある。
めに図11の出力回路の一部を抽出して示すもので、図
11と同様の部分には同様の符号を付してある。
N2 を扱う出力部の出力バッファであり、ドレイン同士
を相互接続したPチャンネルMOS型トランジスタP2
及びNチャンネルMOS型トランジスタN2 からなるC
MOS型インバータにより構成されている。
の信号によりそれぞれオフ,オン状態にあり、出力端子
O2 の出力信号は、“L”レベルにあるものとする。こ
のとき、出力バッファOB1 のトランジスタP1 ,N1
のゲートへの入力信号が“L”レベルから“H”レベル
に立上ると、トランジスタP1 ,N1 は、それぞれオ
フ,オン状態となり、容量性負荷C1 の電荷が出力端子
O1 −トランジスタN1−電源配線VS −インダクタン
スLS の経路で放電され、該経路を介して放電電流Iが
流れる。
次の数1の式で表わされる逆起電力ΔVがインダクタン
スLS に生ずる。
は、ΔVの電圧のバウンドが生ずる。また、出力端子O
2 の電位は、トランジスタN2 のオン抵抗とC2 の容量
とで決まる時定数である程度なまるものの、出力端子O
2 にもX点と同様の波形を生じさせる。
ギング波形WO2 を出力端子O1 の電圧波形WO1 と共
に示すものである。次段のLSIの入力部がTTL(ト
ランジスタ・トランジスタ・ロジック)型式のものであ
る場合、“L”入力電圧(“L”入力と認識する上限の
電圧)VILは、0.8[V]である。従って、リンギン
グ波形WO2 のピークがVIL=0.8[V]を越える
と、次段のLSIは、出力端子O2 の出力信号が“L”
レベルであるにもかかわらず、リンギング波形WO2 を
“H”レベルの信号と誤認して誤動作することがある。
圧が“L”レベル(出力端子O2 の出力信号が“H”レ
ベル)にあるとき、トランジスタP1 ,N1 のゲート電
圧が“H”レベルから“L”レベルに変化すると、トラ
ンジスタP1 ,N1 がそれぞれオン,オフ状態となり、
容量性負荷C1 は、インダクタンスLD −電源配線VD
−トランジスタP1 −出力端子O1 の経路で充電され
る。このときの充電電流によりトランジスタP1 のソー
スに相当するY点には、図4のQ16に示すようにリンギ
ング波形が生じ、このリンギング波形は、トランジスタ
P2 及び出力端子O2 を介して容量性負荷C2 へ伝送さ
れる。このため、次段のLSIでは、出力端子O2 の出
力信号が“H”レベルであるにもかかわらず、リンギン
グ波形を“L”レベルの信号と誤認して誤動作すること
がある。
誤動作を防ぐには、電源配線VS をN1 ,N2 …Nn 等
の各トランジスタ毎に独立させると共に電源配線VD を
P1,P2 …Pn 等の各トランジスタ毎に独立させれば
よい。しかし、このようにすると、データ信号のビット
数nが多くなるにつれて電源配線数が2×n(例えばn
=8では16本)と非常に多くなる不都合がある。
制しつつ容量性負荷の充放電に伴う誤動作を防止するこ
とができる新規な出力回路を提供することにある。
力回路は、高電位が与えられる第1の電源端子と、前記
第1の電源端子に接続された第1及び第2の電源配線
と、低電位が与えられる第2の電源端子と、前記第2の
電源端子に接続された第3及び第4の電源配線と、デー
タ信号を構成する複数ビットの信号にそれぞれ応答する
複数のインバータであって、各インバータがドレイン同
士を相互接続してその接続点を出力端とするP及びNチ
ャンネルMOS型トランジスタにより構成されるもの
と、前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に設
けられた第1〜第4の補助トランジスタであって、第1
の補助トランジスタが前記第1の電源配線と前記Pチャ
ンネルMOS型トランジスタのソースとの間に、第2の
補助トランジスタが前記第2の電源配線と前記Pチャン
ネルMOS型トランジスタのソースとの間に、第3の補
助トランジスタが前記第3の電源配線と前記Nチャンネ
ルMOS型トランジスタのソースとの間に、第4の補助
トランジスタが前記第4の電源配線と前記Nチャンネル
MOS型トランジスタのソースとの間にそれぞれ接続さ
れたものと、前記複数のインバータのうちの各インバー
タ毎に該インバータに対応するビットの信号に基づい
て、前記NチャンネルMOS型トランジスタのオンタイ
ミングを含む所定期間中前記第3の補助トランジスタを
オン状態とし且つ該所定期間の終了後前記第3の補助ト
ランジスタをオフさせると共に、このオフタイミング以
降に前記第4の補助トランジスタをオンさせるように前
記第3及び第4の補助トランジスタを制御する第1の回
路と、前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に
該インバータに対応するビットの信号に基づいて、前記
PチャンネルMOS型トランジスタのオンタイミングを
含む所定期間中前記第1の補助トランジスタをオン状態
とし且つ該所定期間の終了後前記第1の補助トランジス
タをオフさせると共に、このオフタイミング以降に前記
第2の補助トランジスタをオンさせるように前記第1及
び第2の補助トランジスタを制御する第2の回路とを備
えたものである。
タのNチャンネルMOS型トランジスタがオンする際に
はそのオンタイミングを含む所定期間中第3の補助トラ
ンジスタがオン状態となる。このため、容量性負荷−N
チャンネルMOS型トランジスタ−第3の補助トランジ
スタ−第3の電源配線の経路で放電電流が流れ、第3の
電源配線にはリンギング波形が発生する。このとき、第
4の補助トランジスタはオフ状態であり、第4の電源配
線にはリンギング波形が現われない。また、第2のイン
バータにおいて、出力信号のレベルが“L”であるとす
ると、NチャンネルMOS型トランジスタのオン後所定
期間の経過により第3及び第4の補助トランジスタがそ
れぞれオフ及びオンの状態であり、第3の電源配線に生
じたリンギング波形は、オフ状態である第3の補助トラ
ンジスタで阻止されて容量性負荷へ到達しない。
了すると、第3の補助トランジスタがオフし、そのオフ
タイミング以降に第4の補助トランジスタがオンする。
このときのオンタイミングを、容量性負荷からの放電電
流に基づくリンギング波形が無害レベルまで減衰する時
点に一致させておけば、第4の補助トランジスタがオン
したときに第4の電源配線には有害なリンギング波形が
現われない。従って、第2のインバータにおいて、第4
の補助トランジスタがオン状態であっても、容量性負荷
へリンギング波形が到達するような事態は生じない。
荷の放電時の動作によれば、容量性負荷の放電電流に基
づくリンギング波形が他の容量性負荷へ伝送されること
がなくなり、容量性負荷の放電に伴う誤動作を防止する
ことができる。
ンバータのPチャンネルMOS型トランジスタがオンす
る際にはそのオンタイミングを含む所定期間中第1の補
助トランジスタがオン状態となる。このため、第1の電
源配線−第1の補助トランジスタ−PチャンネルMOS
型トランジスタ−容量性負荷の経路で充電電流が流れ、
第1の電源配線にはリンギング波形が発生する。このと
き、第2の補助トランジスタはオフ状態であり、第2の
電源配線にはリンギング波形が現われない。また、第2
のインバータにおいて、出力信号のレベルが“H”であ
るとすると、PチャンネルMOS型トランジスタのオン
後所定期間の経過により第1及び第2の補助トランジス
タがそれぞれオフ及びオンの状態であり、第1の電源配
線に生じたリンギング波形は、オフ状態である第1の補
助トランジスタで阻止されて容量性負荷へ到達しない。
了すると、第1の補助トランジスタがオフし、そのオフ
タイミング以降に第2の補助トランジスタがオンする。
このときのオンタイミングを、容量性負荷への充電電流
に基づくリンギング波形が無害レベルまで減衰する時点
に一致させておけば、第2の補助トランジスタがオンし
たときに第2の電源配線には有害なリンギング波形が現
われない。従って、第2のインバータにおいて、第2の
補助トランジスタがオン状態であっても、容量性負荷へ
リンギング波形が到達するような事態は生じない。
よれば、容量性負荷の充電電流に基づくリンギング波形
が他の容量性負荷へ伝送されることがなくなり、容量性
負荷の充電に伴う誤動作を防止することができる。
ンバータ毎にP又はNチャンネルMOS型トランジスタ
のいずれか一方にてリンギング波形阻止手段を省略して
もよい。すなわち、第1の電源配線に生ずるリンギング
波形に基づいて誤動作が生ずるおそれがない場合、各イ
ンバータ毎に第1及び第2の補助トランジスタを省略す
ると共に、第2の電源配線を省略し、各インバータ毎に
PチャンネルMOS型トランジスタのソースを第1の電
源配線に接続してもよい。また、第3の電源配線に生ず
るリンギング波形に基づいて誤動作が生ずるおそれがな
い場合、各インバータ毎に第3及び第4の補助トランジ
スタを省略すると共に、第4の電源配線を省略し、各イ
ンバータ毎にNチャンネルMOS型トランジスタのソー
スを第3の電源配線に接続してもよい。
が与えられる第1の電源端子と、前記第1の電源端子に
接続された第1及び第2の電源配線と、低電位が与えら
れる第2の電源端子と、前記第2の電源端子に接続され
た第3及び第4の電源配線と、データ信号を構成する複
数ビットの信号にそれぞれ応答する複数のインバータで
あって、各インバータがドレイン同士を相互接続してそ
の接続点を出力端とするP及びNチャンネルMOS型ト
ランジスタにより構成されると共に各インバータ毎に前
記PチャンネルMOS型トランジスタのソースが前記第
1の電源配線に、前記NチャンネルMOS型トランジス
タのソースが前記第3の電源配線にそれぞれ接続された
ものと、前記複数のインバータのうちの各インバータ毎
に設けられた第1及び第2の補助トランジスタであっ
て、第1の補助トランジスタが前記第2の電源配線と前
記PチャンネルMOS型トランジスタのドレインとの間
に、第2の補助トランジスタが前記第4の電源配線と前
記NチャンネルMOS型トランジスタのドレインとの間
にそれぞれ接続されたものと、前記複数のインバータの
うちの各インバータ毎に該インバータに対応するビット
の信号に基づいて、前記NチャンネルMOS型トランジ
スタのオン状態への変化の後そのオン状態を所定期間中
継続させ且つ該所定期間の終了後前記NチャンネルMO
S型トランジスタをオフさせると共に、このオフタイミ
ング以降に前記第2の補助トランジスタをオンさせるよ
うに前記NチャンネルMOS型トランジスタ及び前記第
2の補助トランジスタを制御する第1の回路と、前記複
数のインバータのうちの各インバータ毎に該インバータ
に対応するビットの信号に基づいて、前記Pチャンネル
MOS型トランジスタのオン状態への変化の後そのオン
状態を所定期間中継続させ且つ該所定期間の終了後前記
PチャンネルMOS型トランジスタをオフさせると共
に、このオフタイミング以降に前記第1の補助トランジ
スタをオンさせるように前記PチャンネルMOS型トラ
ンジスタ及び前記第1の補助トランジスタを制御する第
2の回路とを備えたものである。
タのNチャンネルMOS型トランジスタがオンすると、
そのオン状態が所定期間中継続される。このため、容量
性負荷−NチャンネルMOS型トランジスタ−第3の電
源配線の経路で放電電流が流れ、第3の電源配線にはリ
ンギング波形が発生する。このとき、第2の補助トラン
ジスタはオフ状態であり、第4の電源配線にはリンギン
グ波形が現われない。また、第2のインバータにおい
て、出力信号のレベルが“L”であるとすると、Nチャ
ンネルMOS型トランジスタのオン後所定期間の経過に
よりNチャンネルMOS型トランジスタ及び第2の補助
トランジスタがそれぞれオフ及びオンの状態であり、第
3の電源配線に生じたリンギング波形は、オフ状態であ
るNチャンネルMOS型トランジスタで阻止されて容量
性負荷へ到達しない。
了すると、NチャンネルMOS型トランジスタがオフ
し、そのオフタイミング以降に第2の補助トランジスタ
がオンする。このときのオンタイミングを、容量性負荷
からの放電電流に基づくリンギング波形が無害レベルま
で減衰する時点に一致させておけば、第2の補助トラン
ジスタがオンしたときに第4の電源配線には有害なリン
ギング波形が現われない。従って、第2のインバータに
おいて、第2の補助トランジスタがオン状態であって
も、容量性負荷へリンギング波形が到達するような事態
は生じない。
荷の放電時の動作によれば、容量性負荷の放電電流に基
づくリンギング波形が他の容量性負荷へ伝送されること
がなくなり、容量性負荷の放電に伴う誤動作を防止する
ことができる。
ンバータのPチャンネルMOS型トランジスタがオンす
ると、そのオン状態が所定期間中継続される。このた
め、第1の電源配線−PチャンネルMOS型トランジス
タ−容量性負荷の経路で充電電流が流れ、第1の電源配
線にはリンギング波形が発生する。このとき、第1の補
助トランジスタはオフ状態であり、第2の電源配線には
リンギング波形が現われない。また、第2のインバータ
において、出力信号のレベルが“H”であるとすると、
PチャンネルMOS型トランジスタのオン後所定期間の
経過によりPチャンネルMOS型トランジスタ及び第1
の補助トランジスタがそれぞれオフ及びオンの状態であ
り、第1の電源配線に生じたリンギング波形は、オフ状
態であるPチャンネルMOS型トランジスタで阻止され
て容量性負荷へ到達しない。
了すると、PチャンネルMOS型トランジスタがオフ
し、そのオフタイミング以降に第1の補助トランジスタ
がオンする。このときのオンタイミングを、容量性負荷
への充電電流に基づくリンギング波形が無害レベルまで
減衰する時点に一致させておけば、第1の補助トランジ
スタがオンしたときに第2の電源配線には有害なリンギ
ング波形が現われない。従って、第2のインバータにお
いて、第1の補助トランジスタがオン状態であっても、
容量性負荷へリンギング波形が到達するような事態は生
じない。
よれば、容量性負荷の充電電流に基づくリンギング波形
が他の容量性負荷へ伝送されることがなくなり、容量性
負荷の充電に伴う誤動作を防止することができる。
ンバータ毎にP又はNチャンネルMOS型トランジスタ
のいずれか一方にてリンギング波形阻止手段を省略して
もよい。すなわち、第1の電源配線に生ずるリンギング
波形に基づいて誤動作が生ずるおそれがない場合、各イ
ンバータ毎に第1の補助トランジスタを省略すると共
に、第2の電源配線を省略し、各インバータ毎にPチャ
ンネルMOS型トランジスタのソースを第1の電源配線
に接続してもよい。また、第3の電源配線に生ずるリン
ギング波形に基づいて誤動作が生ずるおそれがない場
合、各インバータ毎に第2の補助トランジスタを省略す
ると共に、第4の電源配線を省略し、各インバータ毎に
NチャンネルMOS型トランジスタのソースを第3の電
源配線に接続してもよい。
は、データ信号のビット数が増大しても、電源配線数は
4本で足りる。
施形態に係る出力回路を示すもので、図11,12と同
様の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略す
る。図1は、nビットのデータ信号のうちの第1ビット
のデータ信号DT1 を扱う出力部を示し、図2は、nビ
ットのデータ信号のうちの第2ビットのデータ信号DT
2 を扱う出力部を示す。
電源配線VD1,VD2が接続される。低電位VSS側の出力
端子T2 にも、2本の電源配線VS1,VS2が接続され
る。電源配線VD1と電源配線T1 との間、電源配線VD2
と電源端子T1 との間、電源配線VS1と電源端子T2 と
の間及び電源配線VS2と電源端子T2 との間には、それ
ぞれインダクタンスLD1、LD2、LS1及びLS2が存在す
る。これらのインダクタンスは、いずれもICパッケー
ジのリードやボンディングワイヤ等に基づくものであ
る。
ンバータは、ドレイン同士を相互接続してその接続点を
出力端とするP及びNチャンネルMOS型トランジスタ
P1及びN1 により構成され、該出力端には、出力端子
O1 を介して容量性負荷C1が接続される。トランジス
タP1 のソースと電源配線VD1との間及びトランジスタ
P1 のソースと電源配線VD2との間には、それぞれPチ
ャンネルMOS型トランジスタP11及びP12が接続され
る。トランジスタN1 のソースと電源配線VS1との間及
びトランジスタN1 のソースと電源配線VS2との間に
は、それぞれNチャンネルMOS型トランジスタN11及
びN12が接続される。
ンバータは、ドレイン同士を相互接続してその接続点を
出力端とするP及びNチャンネルMOS型トランジスタ
P2及びN2 により構成され、該出力端には、出力端子
O2 を介して容量性負荷C2が接続される。トランジス
タP2 のソースと電源配線VD1との間及びトランジスタ
P2 のソースと電源配線VD2との間には、それぞれPチ
ャンネルMOS型トランジスタP21及びP22が接続され
る。トランジスタN2 のソースと電源配線VS1との間及
びトランジスタN2 のソースと電源配線VS2との間に
は、それぞれNチャンネルMOS型トランジスタN21及
びN22が接続される。
入力Dとして図3に示すようなデータ信号DT1 を受取
ると共にクロック入力CKとして図3に示すようなクロ
ック信号CLKを受取るもので、データ信号DT1 をク
ロック信号CLKの1周期分遅延したデータ信号IN1
を出力端子OUからプリバッファPB1 に供給する。
述したものと同様の構成を有し、同様に動作するもの
で、出力イネーブル信号OENが“L”であるときに入
力データ信号IN1 を反転した信号を出力信号S1 ,S
2 として送出し、信号OENが“H”であるときに入力
データ信号IN1 のレベルにかかわらず出力信号S1 ,
S2 としてそれぞれ“H”,“L”レベルの信号を送出
してトランジスタP1 ,N1 をオフ状態とし、出力端子
O1 を高インピーダンス(又はフローティング)状態と
する。
示すような出力信号IN1 N(データ信号IN1 を反転
した信号)を出力端子OUNから送出する。NANDゲ
ートNA1 は、データ信号DT1 及びIN1 Nを入力と
するもので、図3に示すような出力信号Q1 を送出す
る。D−フリップフロップ回路DF及びNANDゲート
NA1 は、データ信号DT1 の立下りを検出するための
立下り微分回路DNを構成するものである。ディレイ回
路DL1 は、出力信号Q1 を入力とするもので、図3に
示すように信号Q1 に対して時間d1 だけ遅延した出力
信号Q2 を送出する。遅延時間d1 は、後述するリンギ
ング波形Q4 の減衰時間等を考慮して適宜決定される。
出力信号Q2 は、トランジスタN11のゲートに供給され
る一方、ディレイ回路DL2 及びNANDゲートNA2
に供給される。
時間d2 だけ遅延した出力信号を送出するものである。
遅延時間d2 は、後述するリンギング波形Q4 の減衰時
間等を考慮して適宜決定される。NANDゲートNA2
は、ディレイ回路DL1 からの出力信号Q2 とディレイ
回路DL2 からの出力信号とを入力とするもので、図3
に示すような出力信号Q3 を送出する。出力信号Q3
は、トランジスタN12のゲートに供給される。
ロック信号CLKとに基づいて出力信号2S1 ,2S
2 ,2Q2 ,2Q3 を発生する制御部を含むもので、こ
の制御部の構成は、データ信号がDT1 からDT2 に変
更される点を除き前述の出力信号S1 ,S2 ,Q2 ,Q
3 を発生する制御部と同様である。出力信号2S1 ,2
S2 ,2Q2 ,2Q3 は、それぞれ出力信号S1 ,S
2 ,Q2 ,Q3 に対応し、それぞれトランジスタP2 ,
N2 ,N21,N22のゲートに供給される。
作を説明する。データ信号DT1 は、クロック信号CL
Kのt1 のタイミングで“H”から“L”に変化し、C
LKのt2 のタイミングで“L”から“H”に変化する
ものとする。D−フリップフロップ回路DFは、CLK
のt2 のタイミングで“H”に立上った後CLKのt3
のタイミングで“L”に立下るようなデータ信号IN1
Nを送出する。
1 の出力信号S1 ,S2 が“L”から“H”に立上るの
に応じてトランジスタP1 ,N1 がそれぞれオフ,オン
状態となる。このとき、トランジスタN11は、ディレイ
回路DL1 の出力信号Q2 =“H”に応じてオン状態で
あり、トランジスタN12は、NANDゲートNA2 の出
力信号Q3 =“L”に応じてオフ状態である。従って、
容量性負荷C1 は、出力端子O1 −トランジスタN1 −
トランジスタN11−電源配線VS1−インダクタンスLS1
の経路で放電する。このときの放電電流により電源配線
VS1のX1 点にはリンギング波形Q4 が発生する。
ンジスタP2 ,N2 が、制御回路CN1 の出力信号2S
1 =“H”,2S2 =“H”に応じてそれぞれオフ,オ
ンの状態(出力信号のレベルが“L”の状態)にあるも
のとする。トランジスタN21,N22は、制御回路CN1
の出力信号2Q2 =“L”,2Q3 =“H”に応じてそ
れぞれオフ,オンの状態にある。トランジスタN21がオ
フ状態であるため、リンギング波形Q4 は、出力端子O
2 に現われない。従って、次段のLSIの誤動作を防止
することができる。
タN12がオフ状態であり、電源配線VS2のX2 点には、
図3のQ5 に示すようにリンギング波形は現われない。
出力信号Q2 が“H”から“L”になると、トランジス
タN11がオフする。そして、N11のオフタイミングから
時間d2 だけ遅れて出力信号Q3 が“L”から“H”に
なると、トランジスタN12がオンする。このとき、リン
ギング波形Q4 は、ほぼ減衰しているので、X2 点に
は、図3のQ5 に示すようにリンギング波形が現われな
い。従って、図2の出力部では、トランジスタN22がオ
ン状態であっても、リンギング波形が出力端子O2 に現
われないから、次段のLSIの誤動作を防止することが
できる。
ングでトランジスタN1 ,P1 がそれぞれオン,オフす
るのに伴って図3のO1 に示すように“H”から“L”
になり、この後t3 のタイミングでトランジスタN1 ,
P1 がそれぞれオフ,オンするのに伴って“L”から
“H”になる。
2 ,P21,P22を制御するための制御部について説明す
る。
びIN1 Nを入力とするもので、図4に示すような出力
信号Q11を送出する。図4において、クロック信号CL
K、データ信号DT1 ,IN1 Nは、図3に関して前述
したものと同様のものである。D−フリップフロップ回
路DF及びANDゲートANは、データ信号DT1 の立
上りを検出するための立上り微分回路UPを構成するも
のである。ディレイ回路DL11は、出力信号Q11を入力
とするもので、図4に示すように信号Q11に対して時間
d11だけ遅延した信号Q12を送出する。遅延時間d
11は、後述するリンギング波形Q16の減衰時間等を考慮
して適宜決定される。出力信号Q12は、インバータIV
1 を介して反転信号Q14としてトランジスタP11のゲー
トに供給される一方、ディレイ回路DL12及びNAND
ゲートNA3 に供給される。
時間d12だけ遅延した出力信号を送出するものである。
遅延時間d12は、後述するリンギング波形Q16の減衰時
間等を考慮して適宜決定される。NANDゲートNA3
は、ディレイ回路DL11からの出力信号Q12とディレイ
回路DL12からの出力信号とを入力とするもので、図4
に示すような出力信号Q13を送出する。出力信号Q
13は、インバータIV2 を介して反転信号Q15としてト
ランジスタP12のゲートに供給される。
ロック信号CLKとに基づいて出力信号2Q14,2Q15
を発生する制御部を含むもので、この制御部の構成は、
データ信号がDT1 からDT2 に変更される点を除き前
述の出力信号Q14,O15を発生する制御部と同様であ
る。出力信号2Q14,2Q15は、それぞれ出力信号
Q14,Q15に対応し、それぞれトランジスタP21,P22
のゲートに供給される。
作を説明する。t3 のタイミングでは、プリバッファP
B1 の出力信号S1 ,S2 が“H”から“L”に立下る
のに応じてトランジスタP1 ,N1 がそれぞれオン,オ
フ状態となる。このとき、トランジスタP11は、インバ
ータIV1 の出力信号Q14=“L”に応じてオン状態で
あり、トランジスタP12は、インバータIV2 の出力信
号Q15=“H”に応じてオフ状態である。従って、容量
性負荷C1 は、インダクタンスLD1−電源配線VD1−ト
ランジスタP11−トランジスタP1 −出力端子O1 の経
路で充電される。このときの充電電流により電源配線V
D1のY1 点にはリンギング波形Q16が発生する。
ンジスタP2 ,N2 が、制御回路CN1 からの出力信号
2S1 =“L”,2S2 =“L”に応じてそれぞれオ
ン,オフの状態(出力信号のレベルが“H”の状態)に
あるものとする。トランジスタP21,P22は、t3 のタ
イミングでは、信号2Q14=“H”,2Q15=“L”に
応じてそれぞれオフ,オンの状態にある。トランジスタ
P21がオフ状態であるため、リンギング波形Q16は、出
力端子O2 に現われない。従って、次段のLSIの誤動
作を防止することができる。
タP12がオフ状態であり、電源配線VD2のY2 点には図
4のQ17に示すようにリンギング波形が現われない。
出力信号Q12が“H”から“L”になると、トランジス
タP11がオフする。そして、P11のオフタイミングから
時間d12だけ遅れて出力信号Q13が“L”から“H”に
なると、トランジスタP12がオンする。このとき、リン
ギング波形Q16は、ほぼ減衰しているので、Y2 点には
図4のQ17に示すようにリンギング波形が現われない。
従って、図2の出力部では、トランジスタP22がオン状
態であっても、リンギング波形が出力端子O2に現われ
ないから、次段のLSIの誤動作を防止することができ
る。
扱う出力部は、図1,2に関して上記した第1及び第2
ビットの出力部と同様に構成され、同様に動作するもの
である。図1,2の回路の動作において、4本の電源配
線VD1,VD2,VS1,VS2のうち、VD1,VS1にはリン
ギング波形が乗るものの、VD2,VS2にはリンギング波
形が乗らない。従って、VD2,VS2はクリーンな配線で
ある。
の充放電に伴う誤動作を防止することができ、しかも電
源配線数は、データ信号のビット数が増大しても、4本
で足りる。
IC装置の出力回路を示すものであり、図1,2と同様
の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
CMOS型インバータ毎にPチャンネルMOS型トラン
ジスタ側でリンギング波形阻止手段を省略したことであ
る。すなわち、電源配線T1 には単一の電源配線VD を
接続すると共にトランジスタP1 ,P2 のソースを電源
配線VD に接続したものである。LD は、図11に関し
て前述したものと同様のインダクタンスである。CN2
は、データ信号DT2及びクロック信号CLKに基づい
て出力信号2S1 ,2S2 ,2Q2 ,2Q3 を発生する
制御回路である。
容量性負荷の放電に伴う誤動作を図1,2の場合と同様
に防止できると共に、電源配線数はデータ信号のビット
数が増大しても3本で足りる。図5の出力回路は、イン
ダクタンスLD に基づくリンギング波形により誤動作が
生ずるおそれがない場合に用いるのに好適である。
IC装置の出力回路を示すものであり、図1,2と同様
の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
CMOS型インバータ毎にNチャンネルMOS型トラン
ジスタ側でリンギング波形阻止手段を省略したことであ
る。すなわち、電源端子T2 には単一の電源配線VS を
接続すると共にトランジスタN1 ,N2 のソースを電源
配線VS に接続したものである。LS は、図11に関し
て前述したものと同様のインダクタンスである。CN3
は、データ信号DT2及びクロック信号CLKに基づい
て出力信号2S1 ,2S2 ,2Q14,2Q15を発生する
制御回路である。
容量性負荷の充電に伴う誤動作を図1,2の場合と同様
に防止できると共に、電源配線数はデータ信号のビット
数が増大しても3本で足りる。図6の出力回路は、イン
ダクタンスLS に基づくリンギング波形により誤動作が
生ずるおそれがない場合に用いるのに好適である。
IC装置の出力回路を示すものであり、図1,2と同様
の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7には、出力回路のうち、出力バッファOB1 を含む
第1ビットの出力部と、出力バッファOB2 を含む第2
ビットの出力部とが示される。
のソースが接続される。電源配線VD2とトランジスタP
1 のドレインとの間及び電源配線VD2とトランジスタP
2 のドレインとの間には、それぞれPチャンネルMOS
型トランジスタP12及びP22が接続される。
2 のソースが接続される。電源配線VS2とトランジスタ
N1 のドレインとの間及び電源配線VS2とトランジスタ
N2のドレインとの間には、それぞれNチャンネルMO
S型トランジスタN12及びN22が接続される。
示すようにデータ信号DT1 をクロック信号CLKの1
周期分遅延したデータ信号IN1 を出力端子OUからプ
リバッファPB1 と排他的ORゲートEOとに供給す
る。
1 及びIN1 に基づいて、図8に示すような出力信号Q
21を送出する。D−フリップフロップ回路DF及び排他
的ORゲートEOは、データ信号DT1 の立下り及び立
上りを検出するための立下り・立上り微分回路DUを構
成するものである。
EOからの出力信号Q21を入力とするもので、図8に示
すように信号Q21に対して時間d21だけ遅延した出力信
号Q22を送出する。遅延時間d21は、前述したQ4 ,Q
16のようなリンギング波形の減衰時間等を考慮して決定
される。出力信号Q22は、ANDゲートAN21に供給さ
れる一方、インバータIV21を介してNANDゲートN
A21に供給される。
21からの出力信号Q22と、図8に示すようなプリバッフ
ァPB1 の出力信号1S2 とに基づいて、図8に示すよ
うな出力信号S21をトランジスタN1 のゲートに供給す
る。NANDゲートNA21は、インバータIV21の出力
信号と、図8に示すようなプリバッファPB1 の出力信
号1S1 とに基づいて、図8に示すような出力信号S11
をトランジスタP1 のゲートに供給する。
21からの出力信号Q22に対して時間d22だけ遅延した出
力信号を送出するものである。遅延時間d22は、前述し
たQ4 ,Q16のようなリンギング波形の減衰時間等を考
慮して適宜決定される。
L21,DL22からの出力信号を入力とするもので、図8
に示すような出力信号Q23を送出する。出力信号Q
23は、ANDゲートAN22に供給される一方、インバー
タIV22を介してNANDゲートNA22に供給される。
ANDゲートAN22は、出力信号Q23と、プリバッファ
PB1 の出力信号1S2 とに基づいて、図8に示すよう
な出力信号S22をトランジスタN12のゲートに供給す
る。NANDゲートNA22は、インバータIV22の出力
信号と、プリバッファPB1 の出力信号1S1 とに基づ
いて、図8に示すような出力信号S12をトランジスタP
12のゲートに供給する。
ロック信号CLKとに基づいて出力信号2S11,2
S12,2S21,2S22を発生する制御部を含むもので、
この制御部の構成は、データ信号がDT1 からDT2 に
変更される点を除き前述の出力信号S11,S12,S21,
S22を発生する制御部と同様である。出力信号2S11,
2S12,2S21,2S22は、それぞれ出力信号S11,S
12,S21,S22に対応し、それぞれトランジスタP2 ,
P22,N2 ,N22に供給される。
説明する。t2 のタイミングでは、NANDゲートNA
21の出力信号S11及びANDゲートAN21の出力信号S
21がいずれも“L”から“H”に立上るのに対応してト
ランジスタP1 ,N1 がそれぞれオフ,オン状態とな
る。このとき、トランジスタN12は、ANDゲートAN
22の出力信号S22=“L”に応じてオフ状態である。従
って、容量性負荷C1 は、出力端子O1 −トランジスタ
N1 −電源配線VS1−インダクタンスLS1の経路で放電
する。このときの放電電流により電源配線VS1のX1 点
には、図3のQ4に示したようなリンギング波形が発生
する。
ンジスタP2 ,N22が、制御回路CN4 の出力信号2S
11=“H”,2S22=“H”に応じてそれぞれオフ及び
オンの状態(出力信号のレベルが“L”の状態)にある
ものとする。トランジスタN2 は、制御回路CN4 の出
力信号2S21=“L”に応じてオフ状態にある。トラン
ジスタN2 がオフ状態であるため、リンギング波形が出
力端子O2 に現われない。従って、次段のLSIの誤動
作を防止することができる。
タN12がオフ状態であり、電源配線VS2のX2 点には、
リンギング波形が現われない。
出力信号Q22が“H”から“L”になると、トランジス
タN1 がオフする。そして、N1 のオフタイミングから
時間d22だけ遅れて出力信号Q23が“L”から“H”に
なると、トランジスタN12がオンする。このとき、リン
ギング波形はほぼ減衰しているので、X2 点にはリンギ
ング波形が現われない。従って、第2ビットの出力部で
は、トランジスタN22がオン状態であっても、リンギン
グ波形が出力端子O2 に現われないから、次段のLSI
の誤動作を防止することができる。
の立上りに応じて出力信号Q21が“L”から“H”に立
上り、この立上りタイミングから時間d21だけ遅れた出
力信号Q22が“L”から“H”となる。出力信号Q22が
“H”になるのに応じて出力信号Q23が“L”になり、
Q22=“H”,Q23=“L”に応じてトランジスタN
1 ,N12がそれぞれオン,オフの状態となる。
ァPB1 の出力信号1S1 ,1S2が“H”から“L”
に立下るのに応じてトランジスタP1 ,N1 がそれぞれ
オン,オフ状態となる。このとき、トランジスタP
12は、NANDゲートNA22の出力信号S12=“H”に
応じてオフ状態である。従って、容量性負荷C1 は、イ
ンダクタンスLD1−電源配線VD1−トランジスタP1 −
出力端子O1 の経路で充電される。このときの充電電流
により電源配線VD1のY1 点には、図4のQ16に示した
ようなリンギング波形が発生する。
ンジスタP22,N2 が、制御回路CN4 の出力信号2S
12=“L”,2S21=“L”に応じてそれぞれオン,オ
フの状態(出力信号のレベルが“H”の状態)にあるも
のとする。トランジスタP2は、制御回路CN4 の出力
信号2S11=“H”に応じてオフ状態にある。トランジ
スタP2 がオフ状態であるため、リンギング波形が出力
端子O2 に現われない。従って、次段のLSIの誤動作
を防止することができる。
タP12がオフ状態であり、電源配線VD2のY2 点にはリ
ンギング波形が現われない。
出力信号Q22が“H”から“L”になると、トランジス
タP1 がオフする。そして、P1 のオフタイミングから
時間d22だけ遅れて出力信号Q23が“L”から“H”に
なると、トランジスタP12がオンする。このとき、リン
ギング波形はほぼ減衰しているので、Y2 点にはリンギ
ング波形が現われない。従って、第2ビットの出力部で
は、トランジスタP22がオン状態であっても、リンギン
グ波形が出力端子O2 に現われないから、次段のLSI
の誤動作を防止することができる。
でトランジスタN1 ,P1 がそれぞれオン,オフするの
に伴って図8のO1 に示すように“H”から“L”にな
り、この後トランジスタN1 がオフしてからトランジス
タN12がオンすることにより“L”レベルを維持し、t
3 のタイミングでN12,N1 がそれぞれオフ,オンする
ことによりさらに“L”レベルを維持し、t4 のタイミ
ングでトランジスタN1 ,P1 がそれぞれオフ,オンす
るのに伴って“L”から“H”になり、この後トランジ
スタP1 がオフしてからトランジスタP12がオンするこ
とにより“H”レベルを維持する。
扱う出力部は、図7に関して上記した第1及び第2ビッ
トの出力部と同様に構成され、同様に動作するものであ
る。図7の回路の動作において、4本の電源配線VD1,
VD2,VS1,VS2のうち、VD1,VS1にはリンギング波
形が乗るものの、VD2,VS2にはリンギング波形が乗ら
ない。従って、VD2,VS2はクリーンな配線である。
放電に伴う誤動作を防止することができ、しかも電源配
線数は、データ信号のビット数が増大しても、4本で足
りる。また、図7の出力回路を図1,2の出力回路と比
較すると、各CMOS型インバータ毎にトランジスタ数
が2つ少なくて済む。なお、出力バッファOB1 におい
て、トランジスタP12,N12は、それぞれトランジスタ
P1 ,P2 に比べて小さいものでよく、このことはOB
1 以外の出力バッファについても同様である。
IC装置の出力回路を示すものであり、図7と同様の部
分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
CMOS型インバータ毎にPチャンネルMOS型トラン
ジスタ側でリンギング波形阻止手段を省略したことであ
る。すなわち、電源端子T1 には単一の電源配線VD を
接続すると共にトランジスタP1 ,P2 のソースを電源
配線VD に接続したものである。LD は、図11に関し
て前述したものと同様のインダクタンスである。CN5
は、データ信号DT2及びクロック信号CLKに基づい
て出力信号2S1 ,2S21,2S22を発生する制御回路
である。
容量性負荷の放電に伴う誤動作を図7の場合と同様に防
止できると共に、電源配線数はデータ信号のビット数が
増大しても3本で足りる。図9の出力回路は、インダク
タンスLD に基づくリンギング波形により誤動作が生ず
るおそれがない場合に用いるのに好適である。
るIC装置の出力回路を示すものであり、図7と同様の
部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
各CMOS型インバータ毎にNチャンネルMOS型トラ
ンジスタ側でリンギング波形阻止手段を省略したことで
ある。すなわち、電源端子T2 には単一の電源配線VS
を接続すると共にトランジスタN1 ,N2 のソースを電
源配線VS に接続したものである。LS は、図11に関
して前述したものと同様のインダクタンスである。CN
6 は、データ信号DT2 及びクロック信号CLKに基づ
いて出力信号2S11,2S2 ,2S12を発生する制御回
路である。
容量性負荷の充電に伴う誤動作を図7の場合と同様に防
止できると共に、電源配線数はデータ信号のビット数が
増大しても3本で足りる。図6の出力回路は、インダク
タンスLS に基づくリンギング波形により誤動作が生ず
るおそれがない場合に用いるのに好適である。
位側(又は高電位側)の電源端子に第1及び第2の電源
配線を接続し、しかも(イ)各CMOS型インバータ毎
にN(又はP)チャンネルMOS型トランジスタのソー
ス−第1の電源配線間に接続した第1の補助トランジス
タのオフタイミング以降にN(又はP)チャンネルMO
S型トランジスタのソース−第2の電源配線間に接続し
た第2の補助トランジスタをオンさせることにより又は
(ロ)各CMOS型インバータ毎にN(又はP)チャン
ネルMOS型トランジスタのドレインを第1の電源配線
に接続すると共にN(又はP)チャンネルMOS型トラ
ンジスタのオフタイミング以降にN(又はP)チャンネ
ルMOS型トランジスタのドレイン−第2の電源配線間
に接続した補助トランジスタをオンさせることにより各
CMOS型インバータ毎にN(又はP)チャンネルMO
S型トランジスタのオン時に生ずるリンギング波形が他
のCMOS型インバータの容量性負荷へ伝送されるのを
阻止するようにしたので、容量性負荷の放電(又は充
電)に伴う誤動作を未然に防止できる効果が得られる。
も、電源配線数は4本以内に抑制されるので、電源系の
複雑化を回避できる効果もある。
(図1,2の回路に対応)に比べてこの発明に係る第2
の出力回路(図7の回路に対応)は各インバータ毎に補
助トランジスタ数を2個低減でき、構成が簡単となる利
点がある。
て、各インバータ毎にP又はNチャンネルMOS型トラ
ンジスタのいずれか一方にのみリンギング波形阻止手段
を設けるようにすると、電源配線数を3本にできると共
に各インバータ毎に補助トランジスタ数を2個又は1個
にすることができ、構成が簡単となる利点がある。
出力回路のうち第1ビットの出力部を示す回路図であ
る。
路のうち第2ビットの出力部を示す回路図である。
作を説明するための信号波形図である。
作を説明するための信号波形図である。
出力回路を示す回路図である。
出力回路を示す回路図である。
出力回路を示す回路図である。
図である。
出力回路を示す回路図である。
の出力回路を示す回路図である。
ある。
路図である。
波形図である。
OS型トランジスタ、N1 ,N2 ,N11,N12,N21,
N22:NチャンネルMOS型トランジスタ、DF:D−
フリップフロップ回路、AN,AN21,AN22:AND
ゲート、NA1〜NA3 ,NA21〜NA23:NANDゲ
ート、DL1 ,DL2 ,DL11,DL12,DL21,DL
22:ディレイ回路、IV1 ,IV2 ,IV21,IV22:
インバータ、EO:排他的ORゲート、DN:立下り検
出回路、UP:立上り検出回路、UD:立上り/立下り
検出回路、OB1 ,OB2 :出力バッファ、T1 ,T
2 :電源端子、VD ,VD1,VD2,VS ,VS1,VS2:
電源配線、C1 ,C2 :容量性負荷、CN1 〜CN6 :
制御回路。
Claims (6)
- 【請求項1】高電位が与えられる第1の電源端子と、 前記第1の電源端子に接続された第1及び第2の電源配
線と、 低電位が与えられる第2の電源端子と、 前記第2の電源端子に接続された第3及び第4の電源配
線と、 データ信号を構成する複数ビットの信号にそれぞれ応答
する複数のインバータであって、各インバータがドレイ
ン同士を相互接続してその接続点を出力端とするP及び
NチャンネルMOS型トランジスタにより構成されるも
のと、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に設けら
れた第1〜第4の補助トランジスタであって、第1の補
助トランジスタが前記第1の電源配線と前記Pチャンネ
ルMOS型トランジスタのソースとの間に、第2の補助
トランジスタが前記第2の電源配線と前記Pチャンネル
MOS型トランジスタのソースとの間に、第3の補助ト
ランジスタが前記第3の電源配線と前記NチャンネルM
OS型トランジスタのソースとの間に、第4の補助トラ
ンジスタが前記第4の電源配線と前記NチャンネルMO
S型トランジスタのソースとの間にそれぞれ接続された
ものと、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に該イン
バータに対応するビットの信号に基づいて、前記Nチャ
ンネルMOS型トランジスタのオンタイミングを含む所
定期間中前記第3の補助トランジスタをオン状態とし且
つ該所定期間の終了後前記第3の補助トランジスタをオ
フさせると共に、このオフタイミング以降に前記第4の
補助トランジスタをオンさせるように前記第3及び第4
の補助トランジスタを制御する第1の回路と、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に該イン
バータに対応するビットの信号に基づいて、前記Pチャ
ンネルMOS型トランジスタのオンタイミングを含む所
定期間中前記第1の補助トランジスタをオン状態とし且
つ該所定期間の終了後前記第1の補助トランジスタをオ
フさせると共に、このオフタイミング以降に前記第2の
補助トランジスタをオンさせるように前記第1及び第2
の補助トランジスタを制御する第2の回路とを備えた集
積回路装置の出力回路。 - 【請求項2】高電位が与えられる第1の電源端子と、 前記第1の電源端子に接続された第1の電源配線と、 低電位が与えられる第2の電源端子と、 前記第2の電源端子に接続された第2及び第3の電源配
線と、 データ信号を構成する複数ビットの信号にそれぞれ応答
する複数のインバータであって、各インバータがドレイ
ン同士を相互接続してその接続点を出力端とするP及び
NチャンネルMOS型トランジスタにより構成されると
共に各インバータ毎に前記PチャンネルMOS型トラン
ジスタのソースが前記第1の電源配線に接続されたもの
と、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に設けら
れた第1及び第2の補助トランジスタであって、第1の
補助トランジスタが前記第2の電源配線と前記Nチャン
ネルMOS型トランジスタのソースとの間に、第2の補
助トランジスタが前記第3の電源配線と前記Nチャンネ
ルMOS型トランジスタのソースとの間にそれぞれ接続
されたものと、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に該イン
バータに対応するビットの信号に基づいて、前記Nチャ
ンネルMOS型トランジスタのオンタイミングを含む所
定期間中前記第1の補助トランジスタをオン状態とし且
つ該所定期間の終了後前記第1の補助トランジスタをオ
フさせると共に、このオフタイミング以降に前記第2の
補助トランジスタをオンさせるように前記第1及び第2
の補助トランジスタを制御する回路とを備えた集積回路
装置の出力回路。 - 【請求項3】高電位が与えられる第1の電源端子と、 前記第1の電源端子に接続された第1及び第2の電源配
線と、 低電位が与えられる第2の電源端子と、 前記第2の電源端子に接続された第3の電源配線と、 データ信号を構成する複数ビットの信号にそれぞれ応答
する複数のインバータであって、各インバータがドレイ
ン同士を相互接続してその接続点を出力端とするP及び
NチャンネルMOS型トランジスタにより構成されると
共に各インバータ毎に前記NチャンネルMOS型トラン
ジスタのソースが前記第3の電源配線に接続されたもの
と、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に設けら
れた第1及び第2の補助トランジスタであって、第1の
補助トランジスタが前記第1の電源配線と前記Pチャン
ネルMOS型トランジスタのソースとの間に、第2の補
助トランジスタが前記第2の電源配線と前記Pチャンネ
ルMOS型トランジスタのソースとの間にそれぞれ接続
されたものと、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に該イン
バータに対応するビットの信号に基づいて、前記Pチャ
ンネルMOS型トランジスタのオンタイミングを含む所
定期間中前記第1の補助トランジスタをオン状態とし且
つ該所定期間の終了後前記第1の補助トランジスタをオ
フさせると共に、このオフタイミング以降に前記第2の
補助トランジスタをオンさせるように前記第1及び第2
の補助トランジスタを制御する回路とを備えた集積回路
装置の出力回路。 - 【請求項4】高電位が与えられる第1の電源端子と、 前記第1の電源端子に接続された第1及び第2の電源配
線と、 低電位が与えられる第2の電源端子と、 前記第2の電源端子に接続された第3及び第4の電源配
線と、 データ信号を構成する複数ビットの信号にそれぞれ応答
する複数のインバータであって、各インバータがドレイ
ン同士を相互接続してその接続点を出力端とするP及び
NチャンネルMOS型トランジスタにより構成されると
共に各インバータ毎に前記PチャンネルMOS型トラン
ジスタのソースが前記第1の電源配線に、前記Nチャン
ネルMOS型トランジスタのソースが前記第3の電源配
線にそれぞれ接続されたものと、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に設けら
れた第1及び第2の補助トランジスタであって、第1の
補助トランジスタが前記第2の電源配線と前記Pチャン
ネルMOS型トランジスタのドレインとの間に、第2の
補助トランジスタが前記第4の電源配線と前記Nチャン
ネルMOS型トランジスタのドレインとの間にそれぞれ
接続されたものと、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に該イン
バータに対応するビットの信号に基づいて、前記Nチャ
ンネルMOS型トランジスタのオン状態への変化の後そ
のオン状態を所定期間中継続させ且つ該所定期間の終了
後前記NチャンネルMOS型トランジスタをオフさせる
と共に、このオフタイミング以降に前記第2の補助トラ
ンジスタをオンさせるように前記NチャンネルMOS型
トランジスタ及び前記第2の補助トランジスタを制御す
る第1の回路と、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に該イン
バータに対応するビットの信号に基づいて、前記Pチャ
ンネルMOS型トランジスタのオン状態への変化の後そ
のオン状態を所定期間中継続させ且つ該所定期間の終了
後前記PチャンネルMOS型トランジスタをオフさせる
と共に、このオフタイミング以降に前記第1の補助トラ
ンジスタをオンさせるように前記PチャンネルMOS型
トランジスタ及び前記第1の補助トランジスタを制御す
る第2の回路とを備えた集積回路装置の出力回路。 - 【請求項5】高電位が与えられる第1の電源端子と、 前記第1の電源端子に接続された第1の電源配線と、 低電位が与えられる第2の電源端子と、 前記第2の電源端子に接続された第2及び第3の電源配
線と、 データ信号を構成する複数ビットの信号にそれぞれ応答
する複数のインバータであって、各インバータがドレイ
ン同士を相互接続してその接続点を出力端とするP及び
NチャンネルMOS型トランジスタにより構成されると
共に各インバータ毎に前記PチャンネルMOS型トラン
ジスタのソースが前記第1の電源配線に、前記Nチャン
ネルMOS型トランジスタのソースが前記第2の電源配
線にそれぞれ接続されたものと、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に設けら
れた補助トランジスタであって、前記第3の電源配線と
前記NチャンネルMOS型トランジスタのドレインとの
間に接続されたものと、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に該イン
バータに対応するビットの信号に基づいて、前記Nチャ
ンネルMOS型トランジスタのオン状態への変化の後そ
のオン状態を所定期間中継続させ且つ該所定期間の終了
後前記NチャンネルMOS型トランジスタをオフさせる
と共に、このオフタイミング以降に前記補助トランジス
タをオンさせるように前記NチャンネルMOS型トラン
ジスタ及び前記補助トランジスタを制御する回路とを備
えた集積回路装置の出力回路。 - 【請求項6】高電位が与えられる第1の電源端子と、 前記第1の電源端子に接続された第1及び第2の電源配
線と、 低電位が与えられる第2の電源端子と、 前記第2の電源端子に接続された第3の電源配線と、 データ信号を構成する複数ビットの信号にそれぞれ応答
する複数のインバータであって、各インバータがドレイ
ン同士を相互接続してその接続点を出力端とするP及び
NチャンネルMOS型トランジスタにより構成されると
共に各インバータ毎に前記PチャンネルMOS型トラン
ジスタのソースが前記第1の電源配線に、前記Nチャン
ネルMOS型トランジスタのソースが前記第3の電源配
線にそれぞれ接続されたものと、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に設けら
れた補助トランジスタであって、前記第2の電源配線と
前記PチャンネルMOS型トランジスタのドレインとの
間に接続されたものと、 前記複数のインバータのうちの各インバータ毎に該イン
バータに対応するビットの信号に基づいて、前記Pチャ
ンネルMOS型トランジスタのオン状態への変化の後そ
のオン状態を所定期間中継続させ且つ該所定期間の終了
後前記PチャンネルMOS型トランジスタをオフさせる
と共に、このオフタイミング以降に前記補助トランジス
タをオンさせるように前記PチャンネルMOS型トラン
ジスタ及び前記補助トランジスタを制御する回路とを備
えた集積回路装置の出力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22891797A JP3351308B2 (ja) | 1996-09-02 | 1997-08-11 | 集積回路装置の出力回路 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-250994 | 1996-09-02 | ||
JP25099496 | 1996-09-02 | ||
JP22891797A JP3351308B2 (ja) | 1996-09-02 | 1997-08-11 | 集積回路装置の出力回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10126246A JPH10126246A (ja) | 1998-05-15 |
JP3351308B2 true JP3351308B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=26528534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22891797A Expired - Lifetime JP3351308B2 (ja) | 1996-09-02 | 1997-08-11 | 集積回路装置の出力回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3351308B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6366128B1 (en) * | 2000-09-05 | 2002-04-02 | Xilinx, Inc. | Circuit for producing low-voltage differential signals |
JP2002094364A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-29 | Toshiba Tec Corp | 容量性素子の駆動方法及び駆動装置 |
JP5682490B2 (ja) * | 2011-07-13 | 2015-03-11 | 富士通セミコンダクター株式会社 | インターフェース回路 |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP22891797A patent/JP3351308B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10126246A (ja) | 1998-05-15 |
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