JP3350838B2 - 分散システム制御方法 - Google Patents

分散システム制御方法

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JP3350838B2
JP3350838B2 JP12791895A JP12791895A JP3350838B2 JP 3350838 B2 JP3350838 B2 JP 3350838B2 JP 12791895 A JP12791895 A JP 12791895A JP 12791895 A JP12791895 A JP 12791895A JP 3350838 B2 JP3350838 B2 JP 3350838B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランザクション処理
を複数モジュールにより負荷分散して処理する分散シス
テムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の通信制御モジュールと複数のサー
ビス制御モジュールからなり、通信制御モジュールは通
信回線を介してトランザクションの受信/送信の制御及
びサービス制御モジュールへのトランザクションの振り
分け処理を行い、サービス制御モジュールはデータベー
スを有し、データベースに基づいてトランザクション処
理を行う分散処理システムにおいて、データベースはレ
コード単位に分割され各サービス制御モジュールに割り
当てられている。さらにデータベースのどのレコードが
どのサービス制御モジュールに格納されているかを示す
ディレクトリを全てのサービス制御モジュールは有し、
ディレクトリ検索処理は任意のサービス制御モジュール
でも可能である。このような分散処理システムでは各モ
ジュールを一様に高い使用率で動作させることがシステ
ム全体の効率(すなわち経済性)の上から重要である。
【0003】図2は、従来の分散システムの負荷の割り
当てを説明する図であって、1、2はそれぞれ第1番目
の通信制御モジュール(CCM1)及び第m番目の通信
制御モジュール(CCMm)、3、4はそれぞれ第1番
目のサービス制御モジュール(SCM1)及び第n番目
のサービス制御モジュール(SCMn)、5はモジュー
ル間を接続する結合機構、6、7はそれぞれサービス制
御モジュール3、4内格納されているディレクトリ、
8、9はレコード単位にn分割され、それぞれサービス
制御モジュール3、4内に格納されているデータベー
ス、14、15は通信回線、16、17はそれぞれ通信
制御モジュール1、2と結合機構5を接続する信号線、
18、19はサービス制御モジュール3、4と結合機構
5を接続する信号線である。図2において、通信回線1
4を介して送られてきたトランザクションは例えば通信
制御モジュール1で受信される。通信制御モジュール1
は、当該トランザクションで必要とするレコードがどの
サービス制御モジュールに格納されているかを調べるた
め、任意のサービス制御モジュールを選択し、ディレク
トリ検索処理を依頼する。サービス制御モジュールの選
択方法としては、ラウンドロビン方法が一般に用いられ
る。これは、1番目のトランザクションのディレクトリ
検索処理は1番目のサービス制御モジュール、2番目の
トランザクションのディレクトリ検索処理は2番目のサ
ービス制御モジュールとトランザクション毎に、問い合
わせるサービス制御モジュールを順番に替えていき、n
番目のサービス制御モジュールまで行き着くと、また、
1番目のサービス制御モジュールに戻り、問い合わせる
サービス制御モジュールを順番に替えて行く方法であ
る。本説明では、サービス制御モジュール3に問い合わ
せるとして説明する。
【0004】通信制御モジュール1は、信号線16、結
合機構5及び信号線18を介して、サービス制御モジュ
ール3にディレクトリ検索処理を依頼する。サービス制
御モジュール3はディレクトリ6を検索し、当該トラン
ザクションが必要とするレコードがどのサービス制御モ
ジュールに格納されているかを、信号線18、結合機構
5及び信号線16を介して通信制御モジュール1に通知
する。通信制御モジュール1はその結果に従って、デー
タベースアクセス処理の問い合わせを行う。ここでは、
当該トランザクションが必要とするレコードはサービス
制御モジュール4のデータベース9に格納されていると
して説明する。通信制御モジュール1は信号線16、結
合機構5及び信号線19を介してサービス制御モジュー
ル4へデータベースアクセス処理を依頼する。サービス
制御モジュール4はデータベース9にアクセスし、トラ
ンザクション処理を行い、その結果を信号線19、結合
機構5及び信号線16をガして通信制御モジュール1に
通知する。通信制御モジュール1はさらに通信回線14
を介してトランザクション送信元へトランザクション処
理結果を送る。以上、通信制御モジュール1で受信され
たトランザクションがどのように処理されるかを説明し
た。通信制御モジュール2で受信された、トランザクシ
ョンの処理についても全く同様に処理される。
【0005】従来の方式では、ディレクトリ検索処理は
ラウンドロビン法により各サービス制御モジュールに一
様に分散される。しかし、データベースの各レコードへ
のアクセス頻度はレコード毎に異なり、しかも時々刻々
変化するため、アクセス頻度の高いレコードを多く格納
しているサービス制御モジュールの負荷は高くなり、ア
クセス頻度の低いレコードを多く格納しているサービス
制御モジュールの負荷は低くなり、サービス制御モジュ
ール間の負荷にアンバランスが生じ、システムのアンバ
ランスを少くするためには、負荷の高いサービス制御モ
ジュールに格納されているレコードの一部を負荷の低い
サービス制御モジュールに移すことが考えられる。しか
し、サービスを中断せずにデータベースの一部をモジュ
ール間で移すことは困難である。また、負荷の小さい夜
中等にシステムを停止し、データベースの移し替えを行
ったとしても、レコード毎のアクセス頻度は時々刻々変
化するため、レコードの移し替えのみでは、負荷のアン
バランスを完全に解決できない欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、デ
ータベース(更新系)をレコード単位に分割し、複数の
サービス制御モジュールに配備してトランザクション処
理する場合、トランザクションは当該レコードが配備さ
れたサービス制御モジュールのみで処理可能である。こ
のため、アクセス頻度の高いレコードが配備されたサー
ビス制御モジュールの負荷が高くなり、サービス制御モ
ジュール間の負荷アンバランスが生じ、プロセッサの使
用率が負荷の高いサービス制御モジュールにより制限さ
れる。このため、システム全体としてプロセッサ使用率
が低く抑えられ、システムの効率が低下する。
【0007】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、通信制御モジュールでサービス制御モジュールから
の応答時間を監視し、この結果に基づいて、データベー
スアクセス処理の負荷の高いサービス制御モジュールに
はディレクトリ検索処理(データベースアクセスに先だ
って、どのレコードがどのサービス制御モジュールに格
納されているかを示すディレクトリを検索する処理であ
って、ディレクトリを全てのサービス制御モジュールに
格納することにより、どのサービス制御モジュールでも
処理可能)を少く割り当て、データベースアクセス処理
の負荷の低いサービス制御モジュールにはディレクトリ
検索処理を多く割り当てることにより、サービス制御モ
ジュール間の負荷を平準化することにある。また、ディ
レクトリ検索処理の割り当てを応答時間に基づいて調整
することにより、時々刻々変化するデータベースアクセ
ス処理の負荷の変動にも対応可能とした、分散システム
制御方法を提供することにある。さらに、参照系データ
ベースのような共通のデータベースを全てのサービス制
御モジュールに配備し、どのサービス制御モジュールで
も処理可能とする。このようにどのサービス制御モジュ
ールでも処理可能な別のデータベース処理と組み合わ
せ、サービス制御モジュールの負荷を調整することによ
り、サービス制御モジュール間の負荷の平準化をより一
層進め、システム全体としての効率をより一層高めるこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の分散システム制御方法は、通信制御モジュ
ールでサービス制御モジュールへデータベースアクセス
処理依頼を送信してから応答を受信するまでの応答時間
を計測し、その応答時間に基づいてディレクトリ検索処
理の割り当てを表示し(図1の10〜13にて)、デー
タベースアクセス処理の負荷の高いサービス制御モジュ
ールにはディレクトリ検索処理を少く割り当て、データ
ベースアクセス処理の負荷の低いサービス制御モジュー
ルにはディレクトリ検索処理を多く割り当てるように調
整する。なお、割り当てフラグ(図1の10、11)を
オン/オフする制御を行うため、フラグオフ時アクティ
ブ応答回数(OFF.ACT.CNT)、フラグオフ時
限界応答回数(OFF.LMIT.CNT)、フラグオ
フ時限界応答時間(OFF.LMIT.TIM)、フラ
グオン時アクティブ応答回数(ON.ACT.CN
T)、フラグオン時限界応答回数(ON.LMIT.C
NT)、及びフラグオン時限界応答時間(ON.LMI
T.TIM)を通信制御モジュールに保持する(図3の
20、21)。また、参照系データベースB(図5の2
2、23)を全てのサービス制御モジュールに配備し、
どのサービス制御モジュールでも処理可能とし、ディレ
クトリ検索処理と更新系データベースA(図5の8、
9)のトランザクション処理と参照系データベースBの
処理とを調整し、サービス制御モジュールの負荷変動に
対応する。
【0009】
【作用】本発明においては、通信制御モジュールに設け
た割り当てフラグにより、各サービス制御モジュール対
応にディレクトリ検索処理を割り当て可能か否かを表示
し、割り当てフラグがオンのサービス制御モジュールの
中から、ディレクトリ検索処理を依頼するサービス制御
モジュールを選択してディレクトリ検索処理を行わせ、
検索結果に従い、当該トランザクション処理に要するレ
コードを格納しているサービス制御モジュールに対して
データベースアクセス処理を依頼する。この際、ポイン
タにて指された割り当てフラグの内容をチェックし、フ
ラグオンであればそのサービス制御モジュールにディレ
クトリ検索処理を割り振り、フラグオフであれば割り振
りは禁止される。また、通信制御モジュールは、サービ
ス制御モジュールからの応答時間を常時監視するととも
に、各サービス制御モジュール対応に、フラグオフ時ア
クティブ応答回数、フラグオフ時限界応答時間、フラグ
オフ時限界応答回数、フラグオン時アクティブ応答回
数、フラグオン時限界応答時間、フラグオン時限界応答
回数を保持することにより、前記サービス制御モジュー
ルからの応答時間、割り当てフラグのオン/オフ、及び
前記各情報を基にして、サービス制御モジュール毎のデ
ータベースアクセス処理の負荷の変動に柔軟に対応し、
ディレクトリ検索処理の割り当てを調整する。さらに、
更新系のデータベースAへのトランザクション処理は、
当該トランザクションで要するレコードが格納されてい
るサービス制御モジュールで行い、ディレクトリの検索
処理及び参照系のデータベースBへのトランザクション
処理は任意のサービス制御モジュールで行うこととし、
サービス制御モジュールからの応答時間が長いサービス
制御モジュールにはディレクトリ検索処理及びデータベ
ースBへのトランザクション処理を少く割り当て、応答
時間の短いサービス制御モジュールにはディレクトリ検
索処理及びデータベースBへのトランザクション処理を
多く割り当てることにより、サービス制御モジュール間
の負荷を平準化する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例における分散システ
ムの負荷の割り当てを説明する図であって、前記請求項
1に対応する。1、2はそれぞれ第1番目の通信制御モ
ジュール(CCM1)及び第m番目の通信制御モジュー
ル(CCMm)、3、4はそれぞれ第1番目のサービス
制御モジュール(SCM1)及び第n番目のサービス制
御モジュール(SCMn)、5はモジュール間を接続す
る結合機構、6、7はそれぞれサービス制御モジュール
3、4内に格納されているディレクトリ、8、9はデー
タベースをレコード単位にn分割したものであって、そ
れぞれサービス制御モジュール3、4内に格納されてい
るデータベース、10、11はそれぞれ通信制御モジュ
ール1、2内に格納されている割り当てフラグであり、
n個の配列情報からなり、n台のサービス制御モジュー
ル毎に割り当てが可能か否かを表示している。12、1
3はそれぞれ通信制御モジュール1、2内に格納されて
いる割り当てフラグ10、11のポインタであり、次に
トランザクションを割り当てるサービス制御モジュール
の番号を表示する。14、15は通信回線、16、17
はそれぞれ通信制御モジュール1、2と結合機構5を接
続する信号線、18、19はサービス制御モジュール
3、4と結合機構5を接続する信号線である。なお、通
信制御モジュール1、2にはサービス制御モジュールか
らの応答時間を計測する手段を有し、サービス制御モジ
ュール3、4にはディレクトリ検索手段を有する。
【0011】図1において、通信回線14を介して送ら
れてきたトランザクションは通信制御モジュール1で受
信される。通信制御モジュール1はポインタ12でポイ
ントされる割り当てフラグ10の内容をチェックし、フ
ラグがオン(”1”)であれば、ポインタ12の指すサ
ービス制御モジュールにディレクトリ検索処理を割り振
り、ポインタ12の値を+1する。一方、フラグがオフ
(”0”)の場合は、ポインタ12の指すサービス制御
モジュールにはディレクトリ検索処理の割り振りが禁止
されているため、ポインタ12の値を+1し、ポインタ
12でポイントされる割り当てフラグ10がオンか否か
をチュックする。割り当てフラグがオンであることを検
出するまで同様のことを繰り返す。割り当てフラグがオ
ンであることを検出すると、ポインタ12の指すサービ
ス制御モジュールにトランザクションを割り振り、ポイ
ンタ値を+1する。通信制御モジュール14がどのサー
ビス制御モジュールにディレクトリ検索処理を割り当て
るか決定すると、トランザクションに宛先を付加し、信
号線16を介して結合機構5へ送る。結合機構5では、
宛先によりどのサービス制御モジュールへ送るトランザ
クションかを判断し、宛先がサービス制御モジュール3
の場合は信号線18を介してサービス制御モジュール3
へ、宛先がサービス制御モジュール4の場合は信号線1
9を介してサービス制御モジュール4へ送る。説明の都
合上、サービス制御モジュール3へトランザクションが
送られたとして以下説明する。
【0012】本実施例では、サービス制御モジュール3
はトランザクションを受信すると、ディレクトリ6を検
索し、当該トランザクションで必要とするレコードがど
のサービス制御モジュールのデータベースに格納されて
いるかを得る。サービス制御モジュールはディレクトリ
検索結果を信号線18、結合機構5及び信号線16を介
して通信制御モジュール1に通知する。説明の都合上、
ここでは、サービス制御モジュール4内のデータベース
9に当該トランザクションが必要とするレコードが格納
されているとする。通信制御モジュール1は信号線1
6、結合機構5及び信号線19を介してトランザクショ
ンをサービス制御モジュール4へ送る。サービス制御モ
ジュール4は、データベース9内のレコードに従ってデ
ータベース処理を行い、その結果を、信号線19、結合
機構5及び信号線16を介して通信制御モジュール1に
送る。通信制御モジュール1はさらに通信回線14を介
してトランザクション送信元へトランザクション処理結
果を送る。
【0013】上記実施例では、サービス制御モジュール
3でディレクトリ検索を行った結果を通信制御モジュー
ル1に通知し、データベースアクセス処理依頼を通信制
御モジュール1からサービス制御モジュール4へ行うこ
ととして説明したが、ディレクトリ検索処理を行ったサ
ービス制御モジュール3から直接、データベースアクセ
ス処理を行うサービス制御モジュール4へトランザクシ
ョンを転送する制御方法をとることも可能である。
【0014】以上、通信制御モジュール1で受信された
トランザクションがどのサービス制御モジュールでディ
レクトリ検索が行われ、当該トランザクションが必要と
するレコードが格納されているサービス制御モジュール
を決定し、データベースアクセス処理を行い、その結果
をトランザクション送出もとに応答するかを説明した。
通信制御モジュール2で受信された、トランザクション
の処理についても全く同様に処理される。
【0015】このように、通信制御モジュール内の割り
当てフラグによりディレクトリ検索処理をどのサービス
制御モジュールで行うかを制御し、例えば、データベー
スアクセス処理の頻度の高いサービス制御モジュールに
はディレクトリ検索処理を少く割り当て、データベース
アクセス処理の頻度の低いサービス制御モジュールには
ディレクトリ検索処理を多く割り当てることにより、サ
ービス制御モジュールの負荷を平準化できる。
【0016】上記実施例では、通信制御モジュールに格
納されている割り当てフラグは、オン(”1”)かオフ
(”0”)の2通りとし、ディレクトリ検索処理を割り
当てるか否かを判断しているが、例えば、”0.5”等
の値を導入し、2回のうち1回は割り当てを行い、1回
は割り当てを行わないようにする制御により、よりきめ
細かにディレクトリ検索処理の割り振りを制御すること
も可能である。
【0017】図3は、本発明の第2の実施例における分
散システムの負荷の割り当てを説明する図であって、前
記請求項2に対応し、1〜19までは図1と同様であ
る。20、21はそれぞれ通信制御モジュール1、2内
にあって、各サービス制御モジュールからの応答時間を
監視し、割り当てフラグのオン、オフを制御するための
応答時間監視情報である。この応答時間監視情報は、サ
ービス制御モジュール毎に管理され、その内容は、フラ
グオフ時アクティブ応答回数(OFF.ACT.CN
T)、フラグオフ時限界応答回数(OFF.LMIT.
CNT)、フラグオフ時限界応答時間(OFF.LMI
T.TIM)、フラグオン時アクティブ応答回数(O
N.ACT.CNT)、フラグオン時限界応答回数(O
N.LMIT.CNT)、フラグオン時限界応答時間
(ON.LMIT.TIM)である。これらの情報は、
通信制御モジュールからサービス制御モジュールへデー
タベースアクセス処理依頼を送信してから応答を受信す
るまでの応答時間を計測し、その結果に基づいて、割り
当てフラグをオンとするかオフとするかの制御を行うた
めのものである。
【0018】本実施例の具体的な制御方法を図4を用い
て説明する。なお図4において、応答時間はRT、応答
時間監視情報は前記の記号を用いる。図4において、通
信制御モジュールがサービス制御モジュールからデータ
ベースアクセス処理の結果を受け取ると、当該サービス
制御モジュールの割り当てフラグがオンかオフかを判断
する(ステップ401)。割り当てフラグがオフの場合
(ステップ401のYES:割り当て禁止の場合)、応
答時間(RT)が予め決められたフラグオフ時限界応答
時間より大きいか小さいかを判断する(ステップ40
2)。応答時間がフラグオフ時限界応答時間より大きい
場合は(ステップ402のNO)、フラグオフ時アクテ
ィブ応答回数を”0”とする(ステップ403)。一
方、応答時間がフラグオフ時限界応答時間より小さい場
合は(ステップ402のYES)、フラグオフ時アクテ
ィブ応答回数を+1する(ステップ404)。次に、フ
ラグオフ時アクティブ応答回数が予め決められたフラグ
オフ時限界応答回数と同一か否かを判断する(ステップ
405)。その結果、同一となった場合(ステップ40
5のYES)、割り当てフラグをオフからオンへ変更
し、以後、ディレクトリ検索処理の割り当てを可能とす
る。また、以後、フラグオン後の応答を監視するため、
フラグオン時アクティブ応答回数を”0”とする(ステ
ップ406)。フラグオフ時アクティブ応答回数がフラ
グオフ時限界応答回数より小さいときは(ステップ40
5のNO)、何もせず処理を終える。このように、サー
ビス制御モジュールからの応答時間を時々刻々監視し、
一度割り当てフラグをオフとし、割り当てを禁止したと
しても、予め決められた応答時間以下の応答が決められ
た回数続くと、割り当てフラグをオンに戻す。一方、割
り当てフラグがオンであり(ステップ401のNO)、
割り当てが許可されていたとしても、予め決められた応
答時間以上の応答が決められた回数以上続くと、割り当
てフラグをオフとする(ステップ407〜411)。
【0019】図5は、本発明の第3の実施例における分
散システムの負荷の割り当てを説明する図であって、前
記請求項3に対応し、1〜21までは図3と同様であ
る。22、23はそれぞれサービス制御モジュール3、
4内にあって、全てのサービス制御モジュール内に格納
されたデータベースである。以後の説明を判りやすくす
るため、各サービス制御モジュールに分割されて格納さ
れているデータベース8、9をデータベースA、全ての
サービス制御モジュールに格納されているデータベース
22、23をデータベースBと記す。一般に、複数のサ
ービス制御モジュールにデータベースを格納する場合、
当該データベースが更新系データベース(トランザクシ
ョンの処理時にデータベースの内容が更新されるデータ
ベース)では、同じデータベースを各サービス制御モジ
ュールに格納すると、あるサービス制御モジュールがデ
ータベースを更新する都度、他の全てのサービス制御モ
ジュールのデータベースを更新する必要があり、オーバ
ヘッドが多くなるため、分割して各サービス制御モジュ
ールに格納される。このため、データベースAに対する
トランザクション処理は、当該トランザクションでアク
セスするレコードを格納しているサービス制御モジュー
ルのみで処理可能である。なお、データベースAにアク
セスする前に、データベースAのどのレコードがどのサ
ービス制御モジュールに格納されているかを検索する必
要がある。このため、ディレクトリを用意し、これは全
てのサービス制御モジュールに格納する。従って、ディ
レクトリ検索処理は任意のサービス制御モジュールで処
理可能である。一方、当該データベースが参照系データ
ベース(トランザクションの処理時にデータベースの内
容を参照するのみで、更新されないデータベース)で
は、同じデータベースを各サービス制御モジュールに格
納したとしても、性能上のオーバヘッドは生じない。本
実施例においては、データベースAは更新系データベー
ス、データベースBは参照系データベースとする。
【0020】本実施例では、データベースAに対するト
ランザクション処理は、当該トランザクションでアクセ
スするレコードを格納しているサービス制御モジュール
のみで処理可能であるため、モジュール間の負荷のアン
バランスが生ずる。しかも、各レコードへのアクセス頻
度は時々刻々変化するため、それに併せて、サービス制
御モジュールの負荷のアンバランスも変化する。前記請
求項3は、サービス制御モジュールの負荷を平準化する
ため、データベースAのディレクトリ検索処理に加え
て、どのサービス制御モジュールでも処理可能な別のデ
ータベースBを全てのサービス制御モジュールの負荷の
平準化のために利用するものである。
【0021】図5において、通信制御モジュールはサー
ビス制御モジュールからの応答時間を監視し(監視方法
等については、請求項1、2と同様であるため、説明を
省略する)、応答時間の長いサービス制御モジュールに
は、データベースAのディレクトリ検索処理及びデータ
ベースBへのアクセス処理を少く割り当て、応答時間の
短いサービス制御モジュールには、データベースAのデ
ィレクトリ検索処理及びデータベースBへのアクセス処
理を多く割り当て、サービス制御モジュールの負荷の平
準化をより一層進めるものである。なお図5では、特定
のサービス制御モジュールのみで処理可能なデータベー
スA及び全てのサービス制御モジュールで処理可能なデ
ータベースBは、それぞれ1個として説明したが、本願
はデータベースの個数に制約を加えるものではなく、複
数の更新系データベースと複数の参照系データベースを
適当に組み合わせて、サービス制御モジュールの負荷を
平準化することも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サービス制御モジュールに分割して格納され、トランザ
クション処理が当該トランザクションでアクセスするレ
コードを格納しているサービス制御モジュールのみで処
理可能な更新系データベースと全てのサービス制御モジ
ュールに格納され、どのサービス制御モジュールでも処
理可能な参照系データベースとを組み合わせることによ
り、更新系データベースの処理負荷の高いサービス制御
モジュールには参照系データベースの処理を少く割り当
て、更新系データベースの処理負荷の低いサービス制御
モジュールには参照系データベースの処理を多く割り当
てることにより、サービス制御モジュールの負荷を平準
化でき、全てのサービス制御モジュールを一様に高い使
用率で動作させることが可能となり、分散処理システム
の効率を高めることができる。また、データベースの各
レコードへのアクセス頻度は時々刻々変化するが、サー
ビス制御モジュールからの応答時間を監視し、この負荷
変動に合わせて、負荷の割り当てを動的に調整すること
により、サービス制御モジュールの負荷の平準化が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における分散システムの
負荷の割り当てを説明する図である。
【図2】従来の分散システムの負荷の割り当てを説明す
る図である。
【図3】本発明の第2の実施例における分散システムの
負荷の割り当てを説明する図である。
【図4】本発明の第2の実施例における分散システムの
制御方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施例における分散システムの
負荷の割り当てを説明する図である。
【符号の説明】
1,2:、3,4:、5:結合機構、6,7:ディレク
トリ、8,9,22,23:データベース、10,1
1:割り当てフラグ、12,13:ポインタ、14,1
5:通信回線、16〜19:信号線、20,21:応答
時間監視情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 孝至 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−332782(JP,A) 特開 平5−165797(JP,A) 特開 平4−128959(JP,A) 疋田定幸,図解分散型データベースシ ステム入門,日本,株式会社オーム社, 1989年5月25日,第1版,p.67−80 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/16 - 15/177 G06F 12/00 G06F 13/00 G06F 17/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m台の通信制御モジュールとn台のサー
    ビス制御モジュールからなり、該サービス制御モジュー
    ルには、レコード単位にn個に分割されたデータベース
    と該データベースのどのレコードがどのサービス制御モ
    ジュールに格納されているかを示すディレクトリと該デ
    ィレクトリを検索する手段とをを有し、前記通信制御モ
    ジュールは、通信回線を介してトランザクションの受信
    /送信の制御及び前記サービス制御モジュールへのトラ
    ンザクションの振り分け処理を行い、前記サービス制御
    モジュールは、前記データベースに基づいてトランザク
    ション処理を行う分散処理システムの制御方法におい
    て、 前記通信制御モジュールには、各サービス制御モジュー
    ル対応にディレクトリ検索処理を割り当て可能か否かを
    表示する割り当てフラグを有し、 該割り当てフラグがオフの場合は、当該サービス制御モ
    ジュールに対するディレクトリ検索処理の割り当てを禁
    止し、割り当てフラグがオンの場合には、割り当てを許
    可し、通信制御モジュールは通信回線を介してトランザ
    クションを受信すると、割り当てフラグがオンのサービ
    ス制御モジュールの中から、予め決められた規則に従っ
    て、ディレクトリ検索処理を依頼するサービス制御モジ
    ュールを選択し、該サービス制御モジュールにアクセス
    してディレクトリ検索処理を行い、検索結果に従って、
    当該トランザクションでアクセスするレコードを格納し
    ているサービス制御モジュールに対してデータベースア
    クセス処理を依頼し、アクセス結果を通信回線を経由し
    てトランザクション送出元へ送信することを特徴とする
    分散システム制御方法。
  2. 【請求項2】 前記通信制御モジュールは、サービス制
    御モジュールからの応答時間を常時監視するとともに、
    各サービス制御モジュール対応に、フラグオフ時アクテ
    ィブ応答回数、フラグオフ時限界応答時間、フラグオフ
    時限界応答回数、フラグオン時アクティブ応答回数、フ
    ラグオン時限界応答時間、フラグオン時限界応答回数を
    保持し、 前記割り当てフラグがオフであって、当該サービス制御
    モジュールからの応答時間がフラグオフ時限界応答時間
    より小さい場合は、フラグオフ時アクティブ応答回数の
    値を+1し、フラグオフ時アクティブ応答回数がフラグ
    オフ時限界応答回数と同一になると、割り当てフラグを
    オンとし、当該サービス制御モジュールからの応答時間
    がフラグオフ時限界応答時間より大きい場合には、フラ
    グオフ時アクティブ応答回数をクリアし、割り当てフラ
    グがオンであって、当該サービス制御モジュールからの
    応答時間がフラグオン時限界応答時間より大きい場合
    は、フラグオン時アクティブ応答回数の値を+1し、フ
    ラグオン時アクティブ応答回数がフラグオン時限界応答
    回数と同一になると、割り当てフラグをオフとし、当該
    サービス制御モジュールからの応答時間がフラグオン時
    限界応答時間より小さい場合には、フラグオン時アクテ
    ィブ応答回数をクリアすることを特徴とする請求項1記
    載の分散システム制御方法。
  3. 【請求項3】 前記データベースは、各サービス制御モ
    ジュールに格納される更新系データベースAと全てのサ
    ービス制御モジュールに格納される共通の参照系データ
    ベースBとから構成され、前記ディレクトリは、データ
    ベースAの各レコードがどのサービス制御モジュールに
    格納されているかを示し、 データベースAへのトランザクション処理は、当該トラ
    ンザクションで必要とするレコードが格納されているサ
    ービス制御モジュールで行い、ディレクトリの検索処理
    及びデータベースBへのトランザクション処理は任意の
    サービス制御モジュールで行い、 通信制御モジュールは、サービス制御モジュールからの
    応答時間を常時監視し、応答時間の長いサービス制御モ
    ジュールにはディレクトリ検索処理及びデータベースB
    へのトランザクション処理を少く割り当て、応答時間の
    短いサービス制御モジュールにはディレクトリ検索処理
    及びデータベースBへのトランザクション処理を多く割
    り当てることを特徴とする請求項1記載の分散システム
    制御方法。
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