JP3350564B2 - めっき装置及びめっき方法 - Google Patents

めっき装置及びめっき方法

Info

Publication number
JP3350564B2
JP3350564B2 JP00902593A JP902593A JP3350564B2 JP 3350564 B2 JP3350564 B2 JP 3350564B2 JP 00902593 A JP00902593 A JP 00902593A JP 902593 A JP902593 A JP 902593A JP 3350564 B2 JP3350564 B2 JP 3350564B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
semiconductor wafer
jet
plating solution
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00902593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06224202A (ja
Inventor
和夫 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP00902593A priority Critical patent/JP3350564B2/ja
Publication of JPH06224202A publication Critical patent/JPH06224202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3350564B2 publication Critical patent/JP3350564B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、めっき装置及びめっき
方法に係り、特に大口径半導体ウエハのバンプ電極形成
のめっき装置及びめっき方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、特公昭56−5318号公報、実開昭64−1
0072号公報に開示されるものがあった。
【0003】図9はかかる従来の半導体ウエハのバンプ
電極めっき装置の構成図であり、図9(a)はその半導
体ウエハのバンプ電極めっきシステムの概略図、図9
(b)はその半導体ウエハのバンプ電極めっき装置の断
面図、図9(c)はその半導体ウエハのバンプ電極めっ
き装置のめっき槽の平面図である。
【0004】図において、めっき液貯溜槽5はめっき槽
3より高い位置にあり、それらの底部が管6によって互
に連通している。容器4の底部及びめっき液貯溜槽5の
樋部7はそれぞれ管8もしくは9によってタンク1に接
続し、タンク1とめっき液貯溜槽5は管10によりポン
プ2を介して接続されている。
【0005】めっき槽3は半導体ウエハを水平に設置す
るためその軸線は垂直に設けられ、下部が管部11にな
っており、この管部11の下端は管6に連通する共通の
導管12に接続されている。なお、16は押え、17は
ノズル、18は弾性材、19は板ばね、20は空気管、
21は空気通路である。
【0006】めっき槽3の内部の管部11の上端にはメ
ッシュ状の陽極13が設けられ、めっき槽3は通常は円
形であってその頂部には等間隔に離れた複数個の突出部
14が一体に設けられている。これら突出部14の内周
面には同一高さの段部15があり、そこに被めっき物で
ある半導体ウエハ30がセットされる。
【0007】このように、めっき槽3のカップは被めっ
き物である半導体ウエハ30のサイズ(口径)に合致し
たものである。また、半導体ウエハを真空チャックする
チャックサイズも口径に合致したものである。
【0008】更に、めっき槽内にめっき液を吐出する噴
流ノズルは、めっき槽に1個載置された構造である。め
っき槽内に噴流吐出しためっき液の流量は、固定であ
り、また、めっき液面の確認は、めっき槽の蓋を取っ
て、目視確認をする。更に、従来装置は、めっき液温度
調節はめっき液タンクにおいて行うものが主流であっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のめっき装置では、半導体ウエハの口径が異なる
場合、めっき槽のカップをその口径に合致したものと交
換しないと、めっき装置は被めっき物である半導体ウエ
ハに合致せず、使用できなかった。
【0010】また、交換して、大口径の半導体ウエハに
めっき処理しようとしても、めっき液を吐出する噴流ノ
ズルが1個のために、半導体ウエハに噴流するめっき液
量は、時に半導体ウエハ口径が大きくなると、バラツキ
を持って半導体ウエハに接していた。更に、その半導体
ウエハは、バネまたは真空チャックで固定され、めっき
槽との位置関係も固定であった。また、めっき速度に効
くめっき液の温度調節は、めっき液タンクで行われ、循
環し、噴流ノズルより半導体ウエハに達しているが、配
管系にて温度損失があった。
【0011】このように、被めっき物の半導体ウエハの
口径により、カップを交換する手間が掛かり、めっき装
置全体に20〜25セットが装備されていると、その手
間は数時間に及ぶ。
【0012】また、噴流ノズルから吐出するめっき液の
半導体ウエハに接する量のバラツキは、めっき速度のバ
ラツキとなり、半導体ウエハに形成しようとするバンプ
電極の高さ、大きさのバラツキ、及び形状の不良を引き
起こす原因となる。
【0013】更に、めっき速度に効くめっき液温度の低
下、及び半導体ウエハ面内での温度バラツキは、同様な
不良を引き起こす原因となる。
【0014】したがって、めっき不良による半導体ウエ
ハのチップ良品率の低下が著しく、また、めっき形状不
良のチップを選別したりするのにも手間が掛かる。更
に、不良チップが全て選別できるとは限らず、この選別
ミスが組立不具合の発生を招く恐れがあった。
【0015】本発明は、以上述べた問題点を除去するた
めに、半導体ウエハの口径の大小にかかわらず、めっき
槽(カップ)の交換を行わなくてすみ、めっき液が被め
っき物である半導体ウエハに均一に噴流し接するととも
に、めっき液温度のバラツキを補正し、しかも半導体ウ
エハを回転させるようにし、生産性を向上させるととも
に、半導体ウエハのめっき形状不良を抑え、チップ良品
率を向上させることができるめっき装置及びめっき方法
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、めっき槽と、該めっき槽にめっき液を循
環させる噴流ノズルと、半導体ウエハを保持するチャッ
ク部とを有するめっき装置において、前記チャック部は
複数の吸引部により構成された吸着手段を具備し、前記
噴流ノズルは内部が複数に分割され、該分割されたノズ
ル毎に前記めっき液の噴流を制御する装置を具備するよ
うにしたものである。
【0017】また、めっき槽と、このめっき槽にめっき
液を循環させる噴流ノズルと、半導体ウエハを保持する
チャック部とを有するめっき装置を用いためっき方法に
おいて、半導体ウエハのサイズにかかわりなく半導体ウ
エハの一方の面側を吸着保持し、前記噴流ノズルは内部
が複数に分割され、この分割されたノズル毎に前記めっ
き液の噴流を制御して、前記吸着保持された半導体ウエ
ハの一方の面側にめっき液を供給するようにしたもので
ある。
【0018】
【作用】本発明によれば、めっき槽及び該めっき槽の中
に置かれた噴流ノズルは長方形であり、その内部を分割
し、それぞれに陽極電極を設け、該分割された各ノズル
の流入口にめっき液導管が接続され、該めっき液導管に
接続されるとともに、めっき液を噴流させる複数台の循
環ポンプを配置する。
【0019】したがって、本発明の半導体ウエハのバン
プ電極めっき装置は、めっき槽に設けた噴流ノズルは長
方形であり、大口径又は小口径半導体ウエハをセットで
きるため、従来のように、導体ウエハのサイズに応じて
めっき槽(カップ)の交換の手間がかからない。
【0020】また、めっき槽内に噴流液面を検出する液
面検出装置を設け、前記循環ポンプ及びめっき液ドレイ
ン量調整弁を制御するように構成したので、めっき液は
常に被めっき物である半導体ウエハに均一に接すること
ができる。
【0021】更に、めっき槽内の複数の噴流ノズルにそ
れぞれ温度センサを備え、それらの温度センサから得ら
れる温度を比較し、その温度差により噴流を制御する装
置を設けるようにしたので、めっき液の温度を測温し、
各噴流ノズルから噴流するめっき液の温度差にみあっ
て、噴流を制御することにより、半導体ウエハに析出す
るめっき量は、半導体ウエハ面内において均一となり、
めっきの高さ、大きさのバラツキがなくなる。
【0022】また、半導体ウエハの大口径、小口径にか
かわらず、吸着可能とした2系統の吸引部により構成さ
れた真空チャックを備えるようにしたので、簡単な構成
で、容易に半導体ウエハの大口径、小口径の両方の処理
ができる。
【0023】更に、めっき槽の蓋部に半導体ウエハを保
持する真空チャックを設け、該蓋部を回転又は水平移動
させる機構を設けようにしたので、真空チャックに吸引
された半導体ウエハは、連続あるいは間欠的に回転、又
は水平方向に移動させることができ、めっき中に発生す
る気泡を振り切ることができ、気泡が妨げとなって発生
するめっきの形状不良をなくすことができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照しな
がら詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の第1の実施例を示す半導体
ウエハのバンプ電極めっき装置の縦断面(図2のY−Y
線に沿った断面)図である。
【0026】図中、31はめっき槽、32は噴流ノズ
ル、33は陽極電極、34はめっき液導管群、35はめ
っき液ドレイン管、36はめっき液タンク、37はめっ
き液、38は温調器、39は真空チャック部、40は被
めっき物である半導体ウエハ、41は陰極電極、42は
めっき槽蓋部、43は駆動用モータ、44はカップリン
グ部、45は循環噴流用ポンプ群、46は制御盤、47
はめっき電源部、48は真空ポンプ、49は液面検出
器、50はめっき液ドレイン量調整弁、51はめっき液
フィルタである。
【0027】図2は本発明の第1の実施例を示す半導体
ウエハのバンプ電極めっき装置のめっき槽及び噴流ノズ
ルを示す上面図であり、大口径半導体ウエハ40a、
口径半導体ウエハ40bが、真空チャック部39に吸着
されて、めっき槽31上に配置された図である。
【0028】図3は本発明の第1の実施例を示す半導体
ウエハのバンプ電極めっき装置のめっき槽の断面(図2
のX−X線に沿った断面)図であり、34はめっき液導
管群であり、各めっき液導管34a,34b,34cは
複数個設けた循環噴流用ポンプ数と同数設けられてい
る。
【0029】図4は本発明の第1の実施例を示す半導体
ウエハのバンプ電極めっき装置のめっき槽の蓋部の断面
図であり、43は駆動用モータ、43aは歯車、43b
は軸受ボール、52は回転軸、53は真空吸引系カップ
リング、54は陰極電源系カップリング、55は外部端
子群(53aは配管系の端子、54aは電源系の端
子)、56は蓋駆動用シリンダ、57は緩衝材である。
【0030】このように構成されたバンプ電極めっき装
置で、半導体ウエハ40をめっきする場合は、この半導
体ウエハ40の被めっき面の裏が、めっき槽の蓋駆動用
シリンダ56を動作させて、開けた蓋の真空チャック部
39に吸着するようにセットする。この時、尖った陰極
電極41を半導体ウエハ40の表面に移動させて、押し
込んで、ホトレジストを破り、導通が得られる。陰極電
極41が導通したか否かを確認後、蓋駆動用シリンダ5
6を動作させて、めっき槽31の蓋を閉め、図1に示す
めっき電源部47と循環噴流用ポンプ群45の駆動電源
をONにする。
【0031】すると、めっき液37は真空ポンプ48の
循環作用によりめっき液導管群34を通って、半導体ウ
エハ40に向かって噴流する状態で流れる。また、陽極
電極33と陰極電極41を介して、被めっき物である半
導体ウエハ40との間に電源が印加されると電気めっき
が始まる。
【0032】また、このめっき装置は、図2及び図4に
示すように、被めっき物である半導体ウエハ40は、大
口径半導体ウエハ40aの場合(例えば、6インチ、あ
るいは8インチ)、及び小口径半導体ウエハ40bの場
合(例えば、4インチ)と、めっき槽(カップ)31を
交換することなく、真空チャック部39にセットするこ
とができ、陰極電極41の導通は、半導体ウエハ40表
面のホトレジストに尖った電極を食い込ませるので、そ
の状態が容易に確認できる。
【0033】図2乃至図4に示すように、めっき槽31
及び噴流ノズル32は長方形であり、大口径半導体ウエ
ハにおいても、めっき液の噴流は半導体ウエハ40面内
に均一に接する。また、長方形の噴流ノズル32を複数
に分割し、それぞれに陽極電極33が設けられているの
で、陰極電極41を介して半導体ウエハ40との間に印
加される電源は、半導体ウエハ40の外周においても均
一であり、被めっき面上の全域でのめっき析出速度がバ
ラツキを持つことはない。
【0034】循環噴流用ポンプ群45は噴流ノズル32
の分割数と同数の複数個を有している。この循環噴流用
ポンプによる噴流液面は、常に液面検出器49によって
検出されて、循環噴流用ポンプ群45により制御され
る。また、同様に、めっき液ドレイン量調整弁50を制
御して、噴流液面は半導体ウエハ40に均一に接する。
【0035】図4に示すように、半導体ウエハ40を真
空吸着している真空チャック部39は、駆動用モータ4
3により歯車43aを介して、回転軸52を軸として長
方形の噴流ノズル32に対向して回転する。連続あるい
は間欠的に回転させることにより、半導体ウエハ40の
表面に付着するめっき析出の妨害となる気泡を振り切っ
て、常にめっき中は気泡が付着しない状態を保つように
する。
【0036】これらにより、半導体ウエハ40に均一に
噴流液面が接する。半導体ウエハ40が、連続あるいは
間欠的に回転することにより、気泡が除かれ、めっきの
高さ、大きさ及び形状不良を減らすことができるととも
に、チップ良品率を向上させることができる。また、め
っき形状不良のチップ混在による組立工程での組立不良
も減少する。
【0037】更に、場合によっては、めっき工程の終了
後、外観検査を全チップ、全バンプ電極に対して行わな
くても済むことになるので、外観検査も省けることにな
る。
【0038】図5は本発明の第2の実施例を示す半導体
ウエハのバンプ電極めっき装置のシステム概略図であ
る。
【0039】この図において、図1と同じ部分について
は、同一符号を付しその説明を省略する。以下、図6、
図7、図8も同様である。
【0040】図5に示す第2の実施例の構造と図1に示
す第1の実施例の構造と異なる点は、第2の実施例にお
いて、複数の噴流ノズル32内方に温度センサ104を
有することである。その温度センサ104はめっき液の
温度をそれぞれに検知し、噴流するめっき液の温度差に
より、噴流を制御しようとするものである。
【0041】すなわち、この第2の実施例の半導体ウエ
ハのバンプ電極めっき装置は、噴流用調整弁101、め
っき液流切換弁102、停止弁103、温度センサ10
4、制御器105、温度センサ情報系106、弁調整用
情報系107、ポンプ回転調整系108を具備し、バン
プ電極めっきの析出速度に影響を及ぼすめっき液温度
が、各噴流ノズル32で検知でき、その温度情報は、温
度センサ情報系106を介して、制御器105に達す
る。この制御器105では温度差により、弁調整用情報
系107で噴流用調整弁101を調整し、噴流ノズル3
2より噴流するめっき液が被めっき物の半導体ウエハ4
0に接する量を変化させる。
【0042】また、制御器105の別系統の情報である
ポンプ回転調整系108を介して、循環噴流用ポンプ群
45のそれぞれのポンプの回転数調整を行い、半導体ウ
エハ40に接するめっき液の温度差が面内で均一でない
としても、めっき液の噴流量及びポンプ回転にみあった
噴流速度によって、半導体ウエハ40のめっき析出速度
が、半導体ウエハ40の面内、または複数枚セットした
場合でも、バラツキを最小限として、バンプ電極めっき
の高さ及び大きさのバラツキを無くし、チップ良品率を
向上させる。
【0043】図6は本発明の第2の実施例を示す半導体
ウエハのバンプ電極めっき装置の噴流ノズル部を表す断
面図、図7はその半導体ウエハのバンプ電極めっき装置
のめっき装置の蓋部を表す平面図である。
【0044】図7において、60は蓋部、61は蓋部開
閉用シリンダ、62はリンク、62bは偏心プーリー、
63はモータ、64は摺動レールである。
【0045】ここで、偏心プーリー62bを駆動させる
ことにより、蓋部60は半導体ウエハ40を吸着した状
態で水平方向に移動させることができる。
【0046】図8は本発明の第2の実施例を示す半導体
ウエハのバンプ電極めっき装置の真空チャック部の拡大
図である。
【0047】ここでは、大口径半導体ウエハ及び小口径
半導体ウエハを容易に吸着可能とする2系統の吸引部よ
り合成された真空チャックの一実施例である。
【0048】Aは吸引切換バンプ群であり、それぞれの
バンプの切換により、大口径半導体ウエハ(1枚の場
合)又は小口径半導体ウエハ(2枚の場合)の吸着がで
きる。
【0049】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0050】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。
【0051】(1)めっき装置は、めっき槽に設けた噴
流ノズルは長方形であり、大口径又は小口径半導体ウエ
ハをセットできるため、従来のように、導体ウエハの
サイズに応じてめっき槽(カップ)の交換を行う必要が
ないので、その分手間がかからない。
【0052】(2)複数台の循環噴流用ポンプとめっき
液の噴流液面を検出する液面検出器を設け、循環噴流用
ポンプ及びめっき液ドレイン量調整弁を制御するように
構成したので、めっき液は常に被めっき物である半導体
ウエハに均一に接することができる。
【0053】(3)めっき槽内の複数の噴流ノズルにそ
れぞれ温度センサを備え、それらの温度センサから得ら
れる温度を比較し、その温度差により噴流を制御する装
置を設けるようにしたので、めっき液の温度を測温し、
各噴流ノズルから噴流するめっき液の温度差にみあっ
て、噴流を制御することにより、半導体ウエハに析出す
るめっき量は、半導体ウエハ面内において均一となり、
めっきの高さ、大きさのバラツキがなくなる。
【0054】(4)また、半導体ウエハの大口径、小口
径にかかわらず、吸着可能とした2系統の吸引部により
構成された真空チャックを備えるようにしたので、簡単
な構成で、容易に半導体ウエハの大口径、小口径の両方
の処理ができる。
【0055】(5)更に、めっき槽の蓋部に半導体ウエ
ハを保持する真空チャックを設け、該蓋部を回転又は水
平移動させる機構を設けようにしたので、真空チャッ
クに吸引された半導体ウエハは、連続あるいは間欠的に
回転、又は水平方向に移動させることができ、めっき中
に発生する気泡を振り切ることができ、気泡が妨げとな
って発生するめっきの形状不良をなくすことができる。
【0056】また、めっき形状不良のチップ混在による
組立工程での組立不良も減少する。
【0057】更に、場合によっては、めっき工程の終了
後、外観検査を全チップ、全バンプ電極に対して行わな
くても済むことになるので、外観検査の手間を省くこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す半導体ウエハのバ
ンプ電極めっき装置の縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す半導体ウエハのバ
ンプ電極めっき装置のめっき槽及び噴流ノズルを示す上
面図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示す半導体ウエハのバ
ンプ電極めっき装置のめっき槽の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例を示す半導体ウエハのバ
ンプ電極めっき装置のめっき槽の蓋部の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す半導体ウエハのバ
ンプ電極めっき装置のシステム概略図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す半導体ウエハのバ
ンプ電極めっき装置の噴流ノズル部を表す断面図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施例を示す半導体ウエハのバ
ンプ電極めっき装置の蓋部を表す平面図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示す半導体ウエハのバ
ンプ電極めっき装置の真空チャック部の拡大図である。
【図9】従来の半導体ウエハのバンプ電極めっき装置の
構成図である。
【符号の説明】
31 めっき槽 32 噴流ノズル 33 陽極電極 34 めっき液導管群34a,34b,34c めっき液導管 35 めっき液ドレイン管 36 めっき液タンク 37 めっき液 38 温調器 39 真空チャック部 40 被めっき物(半導体ウエハ) 40a 大口径半導体ウエハ 40b 小口径半導体ウエハ 41 陰極電極 42 めっき槽蓋部 43 駆動用モータ 43a 歯車 43b 軸受ボール 44 カップリング部 45 循環噴流用ポンプ群 46 制御盤 47 めっき電源部 48 真空ポンプ 49 液面検出器 50 めっき液ドレイン量調整弁 51 めっき液フィルタ 52 回転軸 53 真空吸引系カップリング 53a 配管系の端子 54 陰極電源系カップリング 54a 電源系の端子 55 外部端子群 56 蓋駆動用シリンダ 57 緩衝材 60 蓋部 61 蓋部開閉用シリンダ 62 リンク 62b 偏心プーリー 63 モータ 64 摺動レール 101 噴流用調整弁 102 めっき液流切換弁 103 停止弁 104 温度センサ 105 制御器 106 温度センサ情報系 107 弁調整用情報系 108 ポンプ回転調整系

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき槽と、該めっき槽にめっき液を循
    環させる噴流ノズルと、半導体ウエハを保持するチャッ
    ク部とを有するめっき装置において、 前記チャック部は複数の吸引部により構成された吸着手
    段を具備し、前記噴流ノズルは内部が複数に分割され、
    該分割されたノズル毎に前記めっき液の噴流を制御する
    装置を具備することを特徴とするめっき装置。
  2. 【請求項2】 前記めっき槽内の噴流液面を検出する噴
    流液面検出装置を有し、該噴流液面検出装置の検出結果
    に基づいて前記めっき液の噴流を制御することを特徴と
    する請求項1記載のめっき装置。
  3. 【請求項3】 前記複数に分割された噴流ノズルのそれ
    ぞれの内部に温度センサを有し、該温度センサの検出温
    度に基づいて前記めっき液の噴流を制御することを特徴
    とする請求項1記載のめっき装置。
  4. 【請求項4】 駆動用モータにより歯車を介して、回転
    軸を軸として長方形の噴流ノズルに対向して半導体ウエ
    ハを回転する機構を具備することを特徴とする請求項1
    記載のめっき装置。
  5. 【請求項5】 めっき槽と、該めっき槽にめっき液を循
    環させる噴流ノズルと、半導体ウエハを保持するチャッ
    ク部とを有するめっき装置を用いためっき方法におい
    て、 半導体ウエハのサイズにかかわりなく半導体ウエハの一
    方の面側を吸着保持し、前記噴流ノズルは内部が複数に
    分割され、該分割されたノズル毎に前記めっき液の噴流
    を制御して、前記吸着保持された半導体ウエハの一方の
    面側にめっき液を供給することを特徴とするめっき方
    法。
  6. 【請求項6】 前記めっき槽内の噴流液面を噴流液面検
    出装置で検出し、該噴流液面検出装置の検出結果に基づ
    いて前記めっき液の噴流を制御することを特徴とする請
    求項5記載のめっき方法。
  7. 【請求項7】 前記複数に分割された噴流ノズルのそれ
    ぞれの内部に設けられる温度センサの検出温度に基づい
    て前記めっき液の噴流を制御することを特徴とする請求
    項5記載のめっき方法。
  8. 【請求項8】 長方形の噴流ノズルに対向して半導体ウ
    エハを回転することを特徴とする請求項5記載のめっき
    方法。
JP00902593A 1993-01-22 1993-01-22 めっき装置及びめっき方法 Expired - Fee Related JP3350564B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00902593A JP3350564B2 (ja) 1993-01-22 1993-01-22 めっき装置及びめっき方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00902593A JP3350564B2 (ja) 1993-01-22 1993-01-22 めっき装置及びめっき方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06224202A JPH06224202A (ja) 1994-08-12
JP3350564B2 true JP3350564B2 (ja) 2002-11-25

Family

ID=11709123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00902593A Expired - Fee Related JP3350564B2 (ja) 1993-01-22 1993-01-22 めっき装置及びめっき方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3350564B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2320278C (en) * 1998-02-12 2006-01-03 Acm Research, Inc. Plating apparatus and method
JP3364485B2 (ja) * 2001-03-07 2003-01-08 株式会社半導体先端テクノロジーズ めっき装置、及び半導体装置の製造方法
TW202246583A (zh) * 2017-07-10 2022-12-01 美商應用材料股份有限公司 具有減少的夾帶空氣的電鍍系統

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06224202A (ja) 1994-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6551488B1 (en) Segmenting of processing system into wet and dry areas
JP4766579B2 (ja) 電気化学堆積装置
US6582578B1 (en) Method and associated apparatus for tilting a substrate upon entry for metal deposition
US6921467B2 (en) Processing tools, components of processing tools, and method of making and using same for electrochemical processing of microelectronic workpieces
US6254760B1 (en) Electro-chemical deposition system and method
CN1319130C (zh) 半导体基片处理装置及处理方法
US6267853B1 (en) Electro-chemical deposition system
US6635157B2 (en) Electro-chemical deposition system
JP4425801B2 (ja) 基板処理装置
US20020017456A1 (en) Electroplating system having auxiliary electrode exterior to main reactor chamber for contact cleaning operations
US20020046952A1 (en) Electroplating system having auxiliary electrode exterior to main reactor chamber for contact cleaning operations
US6837978B1 (en) Deposition uniformity control for electroplating apparatus, and associated method
JP2002212786A (ja) 基板処理装置
JP2001158968A (ja) 電気めっきシステムにおいて原位置無電解銅シード層を強化するシステム及び方法
JP2001035813A (ja) 熱アニーリング可能な銅の電気化学堆積装置
JP2004524436A (ja) 電気化学的メッキシステムにおいて使用されるフローディフューザ
WO2002029137A2 (en) Method and associated apparatus for tilting a substrate upon entry for metal deposition
US6557237B1 (en) Removable modular cell for electro-chemical plating and method
US6571657B1 (en) Multiple blade robot adjustment apparatus and associated method
US20020096436A1 (en) Substrate holder system with substrate extension apparatus and associated method
US20040206375A1 (en) Integrated bevel clean chamber
JP3350564B2 (ja) めっき装置及びめっき方法
TWI438308B (zh) 電化學電鍍裝置中的去鍍觸點
US20020066665A1 (en) Cup - type plating apparatus
JP2929861B2 (ja) 高精度エッチング方法と装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020903

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070913

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100913

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100913

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100913

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110913

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees