JP3348812B2 - ガス除去用フィルタの構造 - Google Patents

ガス除去用フィルタの構造

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JP3348812B2 JP30250895A JP30250895A JP3348812B2 JP 3348812 B2 JP3348812 B2 JP 3348812B2 JP 30250895 A JP30250895 A JP 30250895A JP 30250895 A JP30250895 A JP 30250895A JP 3348812 B2 JP3348812 B2 JP 3348812B2
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス除去用フィル
タの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】微粒子除去用フィルタでは、素材となる
繊維等に均一性がないため、空隙の大きい場所から目詰
まりしていく。そして、目詰まりした場所の圧力損失が
上昇すると、他の場所に移行していく等、偏流があって
も自己制御性があり、マクロ的に均一な流れで微粒子を
あたかも均等に分配しているようにみえる。
【0003】一方、ガス除去用フィルタでは、上記マク
ロ的な均一な流れではフィルタの持っているガス吸着成
分が一次的に満杯となり、あたかも劣化した現象が表わ
れてしまい、ガス除去用フィルタのライフが予想以上に
短くなってしまう。
【0004】従って、従来の微粒子除去用フィルタのプ
リーツ折り構造では、十分な性能が発揮できない恐れが
でてきた。
【0005】図4には、複数のフィルタを積層しプリー
ツ折り加工して得られたガス除去用フィルタ50の鎖線
で囲まれた1単位が示され、図5には、その1単位分を
取り出してモデル化したものの、入口部52における流
速分布が示されている。すなわち、フィルタ50の入口
部すなわち角部51に流れが集中している。したがっ
て、角部51でガスとの接触が起こり、ガス吸着成分が
劣化していることが解る。
【0006】また、図6に示すように、流速は、出口部
53で一番大きくなっている。すなわち、空気の通り易
い所と通りにくい所の差が大きい。これにより、フィル
タ50の出口側の各部位の残留イオン交換容量にバラツ
キが発生する。これは、フィルタ50を通過した空気
が、フィルタ50と接触して見掛けの境膜の厚みを増す
からである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、入口側プリーツの角部が最初に劣化するのを防止す
ると共に、出口側プリーツ角部の残留イオン交換容量の
バラツキをなくすようにしたガス除去用フィルタの構造
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のガス除去用フィ
ルタ構造によれば、複数のイオン交換繊維の不織布を積
層してプリーツ加工して形成したフィルタユニットの入
口側プリーツの間に入口側セパレータを挿入し、出口側
プリーツの間に出口側セパレータを挿入すると共に、前
記入口側プリーツの角部を覆うスペーサを設けてある。
【0009】また、本発明のガス除去用フィルタの構造
によれば、複数のイオン交換繊維の不織布を積層してプ
リーツ加工して形成したフィルタユニットの入口側プリ
ーツの間に入口側セパレータを挿入し、出口側プリーツ
の間に出口側セパレータを挿入すると共に、前記入口
側、出口側プリーツの角部を熱融着して不織布のすき間
をつぶし先端を鋭角にしたことで先端部からガスを透過
させないようになっている。
【0010】さらに本発明のガス除去用フィルタの構造
によれば、複数のフィルタを積層してプリーツ加工して
形成したフィルタユニットの入口側プリーツの間に入口
側セパレータを挿入し、出口側プリーツの間に出口側セ
パレータを挿入すると共に、前記入口側プリーツの角部
を覆うスペーサを設け、前記出口側セパレータが多孔性
板体で形成されている。
【0011】そして本発明のガス除去用フィルタの構造
によれば、複数のフィルタを積層してプリーツ加工して
形成したフィルタユニットの入口側プリーツの間に入口
側セパレータを挿入し、出口側プリーツの間に出口側セ
パレータを挿入すると共に、前記入口側プリーツの角部
を覆うスペーサを設け、前記スペーサが多孔性板体で形
成されている。
【0012】更に本発明によれば、スペーサが、多孔性
板体であることを特徴としている。更に本発明によれ
ば、入口側、出口側セパレータが、多孔性板体であるこ
とを特徴としている。
【0013】
【0014】上記のように構成されたガス除去用フィル
タにおいては、プリーツ折り入口の角部は、熱融着し先
端を鋭角にしたことで、この先端部分から空気が透過し
なくなるため、イオン交換作用が生じなくなる。
【0015】また、プリーツ出口側は、多孔性板体の出
口側セパレータにより、空気の流れに乱流が発生し、フ
ィルタとセパレータとの間の境膜がなくなり、均一なガ
ス接触が行われ、出口各部の残留イオン交換容量のバラ
ツキがなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
例を説明する。
【0017】図1において、本発明のガス除去用フィル
タは、下部外枠1、上部外枠2、左外枠3及び右外枠4
で画成された空所に収納されるフィルタユニット10、
そのフィルタユニット10の入口側プリーツA(図2)
の間に挿入された入口側セパレータ20、出口側プリー
ツB(図2)の間に挿入された出口側セパレータ30及
びフィルタユニット10の入口側プリーツAの角部12
(図2)から構成されている。
【0018】前記フィルタユニット10は図2にも示す
ように、複数(図示の例では4枚)のイオン交換繊維の
不織布11a〜11dを積層してプリーツ加工し、空気
の流れSに平行な側部14、15、16・・・を、角部
12、13で接続し、その角部12、13を熱融着して
不織布のすき間をつぶし先端Tを鋭角にして入口側プリ
ーツAと出口側プリーツBとを形成している。また、ア
ンモニア又は酸性ガスを処理する場合は、アンモニア又
は酸性ガスを吸着する不織布は、1枚目以外の不織布1
1b、11cに用いられる。
【0019】前記入口側セパレータ20は、多孔性板体
で流れSに直交する方向に薄板21を波型に折り曲げた
多数の小孔33を穿設して構成され、各頂縁22は、入
口側プリーツAの側壁に当接されている。
【0020】前記出口側セパレータ30は、多孔性板体
で前記セパレータ20と同様に、薄板31を流れSに直
交する方向に波型に折り曲げ、多数の小孔33を穿設し
て形成され、各頂縁32は、出口側プリーツBの側壁に
当接されている。
【0021】次に作用について説明する。
【0022】ガス除去に際し、入口側プリーツAの角部
12は、熱融着して不織布のすき間をつぶし、先端Tを
鋭角にしたことで先端部からガスを透過させない構造で
あり、したがって、角部12が一番先に劣化するのが避
けられる。なお、この熱融着部分は先端Tから流れSの
方向に奥行き10%以下、0.5%以上であることが好
ましい。熱融着部分が10%以上になると、フィルタの
有効部分が減少し、先端部をつぶした効果がなくなる。
0.5%以下では先端熱融着部分を設けた意味がなくな
る。
【0023】また、出口側プリーツBに、パンチングメ
タルの出口側セパレータ30で挿入されているので、空
気の流れに乱流が発生し、フィルタユニット10とセパ
レータ30との境膜がなくなり、均一なガス接触が行わ
れ、出口側プリーツBの残留イオン交換容量のバラツキ
がなくなる。入口側も出口側も熱融着して先端を鋭角に
しないと、イオン交換の有効利用ができなくなる。
【0024】図3は本発明の別の実施例を示し、出口側
セパレータ30Aを、多孔性板体である側部が出口側プ
リーツBの側壁に接触する金網34で構成し、他を図1
と同様に構成した例である。この実施例でも、前記実施
例と同じ作用効果がある。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、入口側プリーツの角部が最初に劣化するの
を防止すると共に、出口側プリーツ各部の残留イオン交
換容量のバラツキをなくし、したがって、フィルタの寿
命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】フィルタユニット及びスペーサを示す水平断面
図。
【図3】本発明の別の実施例を示す分解斜視図。
【図4】従来のフィルタをモデル化して示した図面。
【図5】入口側プリーツの角部付近の流速分布図。
【図6】出口側プリーツの角部付近の流速分布図。
【符号の説明】
A・・・入口側プリーツ B・・・出口側プリーツ S・・・空気の流れ 1・・・下部外枠 2・・・上部外枠 3・・・左外枠 4・・・右外枠 10・・・フィルタユニット 11a〜11d・・・不織布 12、13、51・・・角部 14、15、16・・・側部 20・・・入口側セパレータ 21、31・・・薄板 22、32・・・頂縁 30・・・出口側セパレータ 33・・・小孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−227249(JP,A) 特開 昭63−205115(JP,A) 特開 昭59−4412(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 46/00 - 46/54 B01D 53/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のイオン交換繊維の不織布を積層し
    てプリーツ加工して形成したフィルタユニットの入口側
    プリーツの間に入口側セパレータを挿入し、出口側プリ
    ーツの間に出口側セパレータを挿入すると共に、前記入
    口側プリーツの角部を覆うスペーサを設けたことを特徴
    とするガス除去用フィルタの構造。
  2. 【請求項2】 複数のイオン交換繊維の不織布を積層し
    てプリーツ加工して形成したフィルタユニットの入口側
    プリーツの間に入口側セパレータを挿入し、出口側プリ
    ーツの間に出口側セパレータを挿入すると共に、前記入
    口側、出口側プリーツの角部を熱融着して不織布のすき
    間をつぶし先端を鋭角にしたことで先端部からガスを透
    過させないことを特徴とするガス除去用フィルタの構
    造。
  3. 【請求項3】 複数のフィルタを積層してプリーツ加工
    して形成したフィルタユニットの入口側プリーツの間に
    入口側セパレータを挿入し、出口側プリーツの間に出口
    側セパレータを挿入すると共に、前記入口側プリーツの
    角部を覆うスペーサを設け、前記出口側セパレータが多
    孔性板体であることを特徴とするガス除去用フィルタの
    構造。
  4. 【請求項4】 複数のフィルタを積層してプリーツ加工
    して形成したフィルタユニットの入口側プリーツの間に
    入口側セパレータを挿入し、出口側プリーツの間に出口
    側セパレータを挿入すると共に、前記入口側プリーツの
    角部を覆うスペーサを設け、前記スペーサが多孔性板体
    であることを特徴とするガス除去用フィルタの構造。
  5. 【請求項5】 前記プリーツの角部の熱融着部分が、フ
    ィルタ奥行きの10%以下、0.5%以上であることを
    特徴とする請求項2記載のガス除去用フィルタの構造。
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JP28770394 1994-11-22
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