JP3343748B2 - キャノピ−付き飛行機玩具 - Google Patents

キャノピ−付き飛行機玩具

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JP3343748B2
JP3343748B2 JP34696293A JP34696293A JP3343748B2 JP 3343748 B2 JP3343748 B2 JP 3343748B2 JP 34696293 A JP34696293 A JP 34696293A JP 34696293 A JP34696293 A JP 34696293A JP 3343748 B2 JP3343748 B2 JP 3343748B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロペラ等の推進力とキ
ャノピ−の揚力により飛行する、リモ−トコントロ−ル
方式のキャノピ−付き飛行機玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機体後部に大型のプロペラを設け、機体
をキャノピ−で懸吊させ、プロペラの推進力とキャノピ
−の揚力により機体を飛行させるようにしたリモ−トコ
ントロ−ル式の飛行機玩具が従来から幾つか知られてい
る。例えば実開平4−3898号に開示されたラジコン
式パラグライダ−は、キャノピ−の懸吊糸を、機体の巻
き取りドラムに巻き付け、該巻き取りドラムをサ−ボモ
−タにより回転させることによりキャノピ−の左右方向
に張力を付与し、飛行中の機体を左右方向に操舵する構
成となっている。
【0003】しかしながら、このような従来のキャノピ
−付き飛行機玩具はキャノピ−の操舵機構が複雑であっ
たり、機体やキャノピ−の重量が重く、スム−スな操舵
コントロ−ルに難点があり、製造コストも高価である等
の問題がある。また飛行中の風圧変化によりキャノピ−
が前後方向に移動した場合、迎え角が大きく変わり、安
定した飛行ができない等の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、軽量で製造
コストが安価であり、飛行性能、操舵性能等に優れたキ
ャノピ−付き飛行機玩具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に採用した本発明の第1の手段は、機体と該機体を吊持
するキャノピーからなり、前記機体には、回転数を制御
できるプロペラ駆動モータにより駆動する推進プロペラ
と、前記機体の推進方向に対して左右横方向に延びるよ
うに設けられ上下方向に傾動する操舵アームと、該操舵
アームを作動するサーボ機構と、操縦用送信機からの操
縦信号を受信し前記サーボ機構と前記プロペラ駆動モー
タの回転数を制御する受信制御手段とをそれぞれ設け、
前記キャノピー前方部に連結されたフロント操舵糸と前
記キャノピー後方部に連結されたリア操舵糸を前記操舵
アームに連結し、該操舵アームを上下方向に傾動させて
前記キャノピーの左右方向に張力を付与しながら操舵す
るキャノピー付き飛行機玩具において、前記プロペラ駆
動モータを前記機体に立設されたプロペラ搭載部の上部
に設けるとともに、前記操舵アームを前記プロペラ駆動
モータの下位に設け、前記プロペラの回転軌道外周部に
プロペラガードを、前記機体に支持アームを介して固定
するとともに、該支持アームに操舵糸挿通用のガイドア
ームを前記操舵アームの上方に位置するように設け、
記ガイドアームの前後方向に、所定間隔で前記フロント
操舵糸を挿通する操舵糸ガイド孔と、前記リア操舵糸を
挿通する操舵糸ガイド孔を設け、前記フロント操舵糸と
前記リア操舵糸を前記ガイドアームのそれぞれの操舵糸
ガイド孔に挿通させて、前記操舵アームに連結したこと
を特徴とする。本発明の第2の手段は、前記ガイドアー
ムの前記フロント操舵糸挿通用の操舵糸ガイド孔に、前
記ガイドアームよりも上方に延長する剛性チューブを挿
通し、該剛性チューブに前記フロント操舵糸を挿通させ
ることを特徴とする。本発明の第3の手段は、前記ガイ
ドアームの、前記フロント操舵糸用の操舵糸ガイド孔
と、前記リア操舵糸用の操舵糸ガイド孔の間隔は、前記
キャノピーのフロント操舵糸とリア操舵糸の結合部の間
隔よりも小さい間隔であることを特徴とする。本発明の
第4の手段は、前記キャノピーを、幅方向に複数配列し
た発泡樹脂製の複数のリブと、前面部に空気取り入れ口
が開口されるように前記リブと上下面を袋状に覆う可撓
性合成樹脂製の被覆シートとで構成し、前記リブと被覆
シートの接触部を熱圧着で固着することを特徴とする。
本発明の第5の手段は、前記リブはポリエステル発泡樹
脂で構成され、前記被覆シートはポリエチレンビニルシ
ートで構成されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は、フロント操舵糸とリア操舵糸をガイ
ドア−ムの前後2個の操舵糸挿通孔に分けて通し、操舵
ア−ムと連結したことにより、風圧の変化によりキャノ
ピ−が前後に移動してもキャノピ−の迎え角の変化が少
なくなり、特に滑空飛行時の沈下が小さくなるため長時
間の滑空飛行が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は本発明のキャノピ−付き飛行機玩具の飛
行状態を示した全体概略斜視図であり、同飛行機玩具は
機体1とキャノピ−(ラムエア−パラシュ−ト)2から
構成されている。
【0008】機体1は図2及び図3に示すように、車体
部1aと、この車体部後部に起立するプロペラ搭載部1
bから構成されている。この機体1は合成樹脂で構成さ
れており、軽量化と空気抵抗軽減の目的で全体に多数の
孔が開口されている。
【0009】機体車体部1aの前端中央部には前輪3が
枢着され、後端部の左右両側には後輪4,4が枢着され
ている。これら前輪3及び後輪4はABS樹脂等、軽量
でクッション性に優れた材料で構成される。
【0010】機体車体部1aには受信制御ユニット5及
びサ−ボ機構ユニット6が内蔵されており、車体部下部
には充電式バッテリ−20を収納する空間部が設けられ
ている。また、機体プロペラ搭載部1bの頂部にはプロ
ペラ駆動モ−タ7と減速ギヤユニット8が内蔵され、減
速ギヤユニット8の回転軸にはプロペラ10が装着され
ている。
【0011】なお、機体車体部1aの側部には電源スイ
ッチ21が設けられており、車体部1aの底面部にはバ
ッテリ−収納蓋が設けられている(図示せず)。
【0012】受信制御ユニット5は図示しないラジコン
式送信機からの送信信号を受信する受信回路と、この受
信信号に応じてサ−ボ機構6とプロペラ駆動モ−タ7の
作動を制御する制御回路を備えている。またサ−ボ機構
6には図3に示すように、機体1の飛行方向に対して左
右横方向に延びる操舵ア−ム(サ−ボホ−ン)9が装着
されており、受信制御ユニット5からの操舵信号によ
り、操舵ア−ム9は上下方向に傾動にするようになって
いる。
【0013】機体1の後端部には、プロペラ10の回転
軌道外周を包囲するリング状のプロペラガ−ド11が設
けられている。このプロペラガ−ド11は、下端部が機
体1の後端部に固定されると共に、左右一対の支持ア−
ム12により支持されている(以下左右両側に設けられ
ているものについては一方について説明する)。
【0014】支持ア−ム12は、一端部がプロペラガ−
ド11に結合され、他端部がプロペラ搭載起立部1bの
上部に固定されている。これら支持ア−ム12は、図3
に示すように補強用の連結ア−ム13により連結されて
いる。
【0015】支持ア−ム12には、それぞれ図4に示す
ように機体前方(推進方向)に延びるガイドア−ム14
が突設されており、これらガイドア−ム14の前後方向
には2個の操舵糸ガイド孔15b,15cが開口されて
いる。なお、図9(b)に示すようにこの操舵糸ガイド
孔15b,15cの間隔L1 は、後述するキャノピ−2
前後方向に結合されたフロント懸吊糸29aとリア懸吊
糸29bの間隔L2 よりも小さくする必要がある。具体
的にはキャノピ−2の大きさ、機体1の重心等に応じて
実験的に定められる。
【0016】一方、キャノピ−2は、図5に示すように
幅方向に所定間隔で配列された多数のリブ25と、リブ
25の上面部に被覆されたアッパ−シ−ト26aと、下
面部に被覆されたボトムシ−ト26bから構成されてい
る。
【0017】リブ25は、例えばポリエステル発泡樹脂
等の可撓性発泡樹脂で構成され、アッパ−シ−ト26a
とボトムシ−ト26bは、該発泡樹脂と熱圧着性を有す
る所定強度のポリエチレンビニル樹脂等で構成されてい
る。これらリブ25と各被覆シ−ト26a,26bの接
触部、即ちリブ25の上端縁28aとアッパ−シ−ト2
6aの接触部及びリブ25の下端縁28bとボトムシ−
ト26bの接触部は熱圧着により固着されている。
【0018】また、各被覆シ−ト26a,26bはキャ
ノピ−後端縁部2aにおいて両シ−トが熱圧着等により
封止され、キャノピ−前端縁部においては両シ−ト間の
端部を離した状態でリブ25と熱圧着される。これによ
りキャノピ−2は全体が袋状に形成され、飛行方向の前
面部に多数の空気取入れ口27が開口された構成とな
る。
【0019】前述のリブ25の先端部にはフロント懸吊
糸29aが結合され、リブ後端部近くにはリア懸吊糸2
9bが結合されている。また、キャノピ−2の左右両側
リブの後端部にはタブ24を介してリア懸吊糸が結合さ
れている。タブ24は上述したポリエチレンビニル樹脂
シ−トで構成され、熱圧着等によりリブ25の側面部に
固着されている(図5ではキャノピ−2の一側部しか示
していないが他側部も同様な構成になっている)。
【0020】図6はリブ25にアッパ−シ−ト26aを
熱圧着する方法を示しており、アルミ板等の導電板30
の圧接部30aに圧着用ヒ−ト板31とフッソ系樹脂等
の絶縁シ−ト32を配置し、アッパ−シ−ト26aを挟
んでリブ25の上端縁28aに導電板圧接部30aを圧
接してアパ−シ−ト26aとリブ25の上端縁28aを
熱圧着している。リブ25の下端縁28bとボトムシ−
ト26bも上述と同様な方法で熱圧着される。
【0021】リブ25にはアッパ−シ−ト26a及びボ
トムシ−ト26bを熱圧着する以前にあらかじめ懸吊糸
29a,29bを結合しておく。本実施例ではポリエチ
レンビニル樹脂等のリブ25と熱圧着性を有する所定長
さのテ−プ33,33に懸吊糸29a,29bを縛り付
け、そのテ−プ33,33をリブ25に形成された孔3
4,34に環状に通した後、熱圧着によりテ−プ33,
33とリブ25を固着している。これにより懸吊糸29
a,29bはテ−プ33,33を介して強固にリブ25
に固定される。
【0022】リブ25は可撓性の発泡樹脂で構成されて
いるため、懸吊糸29a,29bを直接孔34,34に
結び付けると、懸吊糸に強い張力が加わった場合、リブ
25が変形したり破断することもある。したがって本実
施例では上述したようにテ−プ33,33を介してリブ
25と結合している。
【0023】なお、実施例のリブ25には、キャノピ−
内部の空気圧を均一にし、さらには軽量化を図る目的で
多数の空気流通孔が開口されており、その中から前端部
と後端部の孔34,34を利用して上述のテ−プ33,
33を挿通している。しかし、適当な孔が形成されてい
ない場合には、テ−プ33,33とリブ25との熱圧着
だけでも懸吊糸29a,29bの結合強度は確保でき
る。
【0024】リブ25にはあらかじめ懸吊糸29a,2
9bが結合されているため、リブ25にボトムシ−ト2
6bを熱圧着する場合は、ボトムシ−ト26bの懸吊糸
29a,29bと対応した位置に懸吊糸挿通孔を開けて
おき、この挿通孔に懸吊糸を通した後、ボトムシ−ト2
6bを熱圧着する。
【0025】キャノピ−2の多数のフロント懸吊糸29
a及びリア懸吊糸29bは、図1及び図7に示すよう
に、それぞれの下端部が束ねられてリング39a及び3
9bが結合される。またフロント懸吊糸側のリング39
aにはフロント操舵糸37aが結合され、リア懸吊糸側
のリング39bにはリア操舵糸37bが結合されてい
る。
【0026】フロント操舵糸37aは、ガイドア−ム1
4の前方側の操舵糸ガイド孔15bに挿通され、リア操
舵糸37bは後方側の操舵糸ガイド孔15cに挿通され
た後、操舵ア−ム9の端部に連結されている。具体的に
はフロント操舵糸37aとリア操舵糸37bの下端部に
は、図7に示すようにそれぞれフック38a,38bが
結合されており、これらフック38a,38bは操舵ア
−ム9の左右両端部に係止されたリング36と連結され
ている。なお、リング36は操舵ア−ム9の両端部に開
口されたリング挿入孔9aに係入されている。
【0027】フロント操舵糸37aのフック38aは、
風圧が強い場合などには図7の右図に示すように操舵ア
−ム9のリング挿入孔9aに直接係入する。このように
すると、リング36に係入した場合と比較してフロント
操舵糸37aがやや下方に引き込まれ、このため飛行時
のキャノピ−の前端部がやや下向きになり、迎え角が小
さくなって、風圧が強い場合でも安定した飛行が可能と
なる。
【0028】図8は本発明の好ましい実施例であり、前
述のフロント操舵糸37aを硬質プラスチックチュ−ブ
や軽量アルミチュ−ブ等の剛性チュ−ブ40に挿通させ
ている。この剛性チュ−ブ40は、フック38aからガ
イドア−ム14の前方側操舵糸ガイド孔15bを通って
上方に突出しており、キャノピ−2の立ち上げは操舵糸
ガイド孔15bから突出する剛性チュ−ブ40の長さに
依存する。
【0029】このような剛性チュ−ブ40により、フロ
ント操舵糸37aの所定長さに剛性が付与されるため、
地上滑走の際、フロント操舵糸37aがより前方に引か
れてキャノピ−2の迎え角が適正になる。即ち、フロン
ト操舵糸37aの屈折点がリア操舵糸37bの屈折点よ
り高い位置に設定されるため、離陸時にキャノピ−2に
対してフロント操舵糸37aが短くなり迎え角が減少
し、確実に立ち上がることになる。
【0030】上述した構成は本発明の一例を示すもので
あり、例えばガイドア−ム14の操舵糸ガイド孔15
b,15cは2個に限らず、2個以上の操舵糸ガイド孔
を開口し、各操舵糸37a,37bの挿通位置を調整す
るようにしてもよい。またガイドア−ム14は、操舵ア
−ム9の上方の位置であれば任意の位置に設けることが
できる。その他、図面に示した機体1やキャノピ−2等
の構成は例示的なものであり、必要に応じて変更するこ
とができる。
【0031】次に、上述した実施例の作動例について説
明する。まず、キャノピ−2のフロント懸吊糸29aと
リア懸吊糸29bのリング39a,39bにフロント操
舵糸37aとリア操舵糸37bをそれぞれ結合し、フロ
ント操舵糸37aを機体ガイドア−ム14の前方側操舵
糸ガイド孔15b、リア操舵糸37aを後方側操舵糸ガ
イド孔15cにそれぞれ挿通させる。
【0032】これらフロント操舵糸37aとリア操舵糸
37bの先端フック38a,38bを操舵ア−ム9のリ
ング36に係止する。この場合、飛行時の風力が強いと
きには上述のようにフロント操舵糸37aのフック38
aを操舵ア−ム9の,リング挿入孔9aに直接係入する
ことにより、キャノピ−2の迎え角を調整する。
【0033】次に機体1の電源スイッチ21と送信機
(図示せず)の電源スイッチをONにする。この送信機
にはサ−ボ機構6を制御する操舵制御スティックと、プ
ロペラ駆動モ−タ−7の回転数を制御する推進力制御ス
ティックを有している。
【0034】機体1を平坦な地上に置き、推進力制御ス
ティックにより徐々にプロペラ回転数を上げると機体1
は地上を滑走する。このときキャノピ−2は、図8に示
すように剛性チュ−ブ40を挿通したフロント操舵糸3
7aとリア操舵糸37bに引っ張られて所定の迎え角で
立ち上がって浮上する。機体1はプロペラ10の推進力
とキャノピ−2に発生する揚力により次第に上昇する。
【0035】送信機の推進力制御ステッィクによりプロ
ペラ回転数を早くすると、図9(a)に示すようにキャ
ノピ−2が空気抵抗により後方に移動し、自動的に迎え
角が大きくなって機体1は上昇する。またプロペラを中
間回転数にすると図9(b)に示すように空気抵抗が減
少した分だけキャノピ−2が前方に移動し、迎え角が減
少して水平飛行(巡航飛行)が維持される。さらにプロ
ペラ回転を停止すると図9(c)に示すようにキャノピ
−2の空気抵抗が最低になるのでキャノピ−2が前方に
移動し迎え角がマイナスになり滑空飛行となる。
【0036】フロント操舵糸37aとリア操舵糸37b
をガイドア−ム14の2個の操舵糸ガイド孔15b,1
5cに分けずに任意の1個の挿通孔に通した場合、特に
滑空飛行の際に、風圧により迎え角が大きく変化し、プ
ロペラ推進飛行時と滑空飛行時の揚力の差が大きく、滑
空飛行時の沈下が大きくなり安定した滑空飛行ができな
い。
【0037】これに対し、本発明はフロント操舵糸37
aとリア操舵糸37bをガイドア−ム14の2個の操舵
糸ガイド孔15b,15cに分けて挿通しているため、
風圧の変化によりキャノピ−が前後に移動しても迎え角
の変化が少なく、滑空飛行時の沈下が少ないため、長時
間の滑空飛行ができる。
【0038】飛行中の機体1の操舵は、送信機の操舵制
御スティックによりサ−ボ機構6を制御し、操舵ア−ム
9を左右に傾倒させることにより行う。即ち、図10
(a)に示すように、直進するときは操舵ア−ム9は水
平となっており、キャノピ−2の真下に機体1が位置し
ている。
【0039】左旋回するときは同図(b)に示すように
操舵ア−ム9を飛行方向に向かって左方向に傾けると、
左側の操舵糸37a,37bが同時に下方に引かれ、左
側の懸吊糸29a,29bを介してキャノピ−2が左方
向に傾けられる。このとき機体1はキャノピ−2の真下
に移動しようとする力が働くため、機体1は左方向に旋
回する。また右旋回しようとするときは、同図(c)に
示すように操舵ア−ム9を飛行方向に向かって右方向に
傾けると、同じ原理により機体1は右方向に旋回する。
【0040】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、風圧の変
化によりキャノピーが前後に移動してもキャノピーの迎
え角の変化が少なくなり、安定した飛行及び操舵が可能
となる。特に滑空飛行時の沈下が小さくなるため長時間
の滑空飛行が可能となる。またキャノピーも軽量で強度
の強い樹脂材を使用するため、全体が軽量化され安価に
製造することができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャノピ−付き飛行機玩具の飛行状態
を示す斜視図である。
【図2】本発明の機体の実施例を示す側面図である。
【図3】本発明の機体の実施例を示す正面図である。
【図4】本発明の実施例を示すガイドア−ムの拡大平面
図である。
【図5】本発明のキャノピ−の実施例を示す一部省略斜
視図である。
【図6】本発明のキャノピ−のリブにアッパ−シ−トを
熱圧着する状態を示した斜視図である。
【図7】本発明の操舵糸をガイドア−ムの操舵糸ガイド
孔を介して操舵ア−ムに取り付ける方法を説明するため
のの概略図である。
【図8】本発明の別の実施例を説明するための概略図で
ある。
【図9】本発明の飛行時のキャノピ−の状態を説明する
ための概略図である。
【図10】本発明の操舵方法を説明するための概略図で
ある。
【符号の説明】
1 機体 2 キャノピ− 7 プロペラ駆動モ−タ 9 操舵ア−ム 10 プロペラ 11 プロペラガ−ド 12 支持ア−ム 14 ガイドア−ム 15b,15c 操舵糸ガイド孔 25 リブ 26a アッパ−シ−ト 26b ボトムシ−ト 27 空気取り入れ口 28a リブ上端縁部 28b リブ下端縁部 29a フロント懸吊糸 29b リア懸吊糸 33 懸吊糸固定テ−プ 37a フロント操舵糸 37b リア操舵糸 40 剛性チュ−ブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63H 27/00 - 27/32 A63H 30/04 A63H 33/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体と該機体を吊持するキャノピーからな
    り、前記機体には、回転数を制御できるプロペラ駆動モ
    ータにより駆動する推進プロペラと、前記機体の推進方
    向に対して左右横方向に延びるように設けられ上下方向
    に傾動する操舵アームと、該操舵アームを作動するサー
    ボ機構と、操縦用送信機からの操縦信号を受信し前記サ
    ーボ機構と前記プロペラ駆動モータの回転数を制御する
    受信制御手段とをそれぞれ設け、前記キャノピー前方部
    に連結されたフロント操舵糸と前記キャノピー後方部に
    連結されたリア操舵糸を前記操舵アームに連結し、該操
    舵アームを上下方向に傾動させて前記キャノピーの左右
    方向に張力を付与しながら操舵するキャノピー付き飛行
    機玩具において、 前記プロペラ駆動モータを前記機体に立設されたプロペ
    ラ搭載部の上部に設けるとともに、前記操舵アームを前
    記プロペラ駆動モータの下位に設け、 前記プロペラの回転軌道外周部にプロペラガードを、
    記機体に支持アームを介して固定するとともに、該支持
    アームに操舵糸挿通用のガイドアームを前記操舵アーム
    の上方に位置するように設け、 前記ガイドアームの前後方向に、所定間隔で前記フロン
    ト操舵糸を挿通する操舵糸ガイド孔と、前記リア操舵糸
    を挿通する操舵糸ガイド孔を設け、 前記フロント操舵糸と前記リア操舵糸を前記ガイドアー
    ムのそれぞれの操舵糸ガイド孔に挿通させて、前記操舵
    アームに連結したことを特徴とするキャノピー付き飛行
    機玩具。
  2. 【請求項2】前記ガイドアームの前記フロント操舵糸挿
    通用の操舵糸ガイド孔に、前記ガイドアームよりも上方
    に延長する剛性チューブを挿通し、該剛性チューブに前
    記フロント操舵糸を挿通させることを特徴とする請求項
    1に記載のキャノピー付き飛行機玩具。
  3. 【請求項3】前記ガイドアームの、前記フロント操舵糸
    用の操舵糸ガイド孔と、前記リア操舵糸用の操舵糸ガイ
    ド孔の間隔は、前記キャノピーのフロント操舵糸とリア
    操舵糸の結合部の間隔よりも小さい間隔であることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載のキャノピー付き
    飛行機玩具。
  4. 【請求項4】前記キャノピーを、幅方向に複数配列した
    発泡樹脂製の複数のリブと、前面部に空気取り入れ口が
    開口されるように前記リブと上下面を袋状に覆う可撓性
    合成樹脂製の被覆シートとで構成し、前記リブと被覆シ
    ートの接触部を熱圧着で固着することを特徴とする請求
    項1から請求項3のいずれかに記載のキャノピー付き飛
    行機玩具。
  5. 【請求項5】前記リブはポリエステル発泡樹脂で構成さ
    れ、前記被覆シートはポリエチレンビニルシートで構成
    されていることを特徴とする請求項4に記載のキャノピ
    ー付き飛行機玩具。
JP34696293A 1993-10-22 1993-12-27 キャノピ−付き飛行機玩具 Expired - Fee Related JP3343748B2 (ja)

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