JP3342723B2 - 成形体連続的製造装置 - Google Patents

成形体連続的製造装置

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JP3342723B2
JP3342723B2 JP00753093A JP753093A JP3342723B2 JP 3342723 B2 JP3342723 B2 JP 3342723B2 JP 00753093 A JP00753093 A JP 00753093A JP 753093 A JP753093 A JP 753093A JP 3342723 B2 JP3342723 B2 JP 3342723B2
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Japan
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molding passage
fiber material
reinforcing fiber
endless belt
cross
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英夫 岩井
英一 安田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枕木や建材等をはじめ
として各種の用途に利用される発泡樹脂成形体を製造す
るための成形体連続的製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に枕木や建材等として利用される発
泡樹脂成形体は、特公昭52ー2421号公報や特願平3 ー24
2162号等に開示されているような成形体連続的製造装置
によって製造されている。この成形体連続的製造装置
は、発泡硬化性樹脂液を含浸させたガラス長繊維等の補
強繊維材料を供給して長尺の成形体を連続的に成形でき
るように、駆動装置によって回動する4つのエンドレス
ベルトを角筒状に囲撓して成形通路を形成し、この各エ
ンドレスベルトの長手方向の一端部は所定の他のエンド
レスベルトの内面に摺動可能となるように配設されてい
る。そして少なくとも上記3つのエンドレスベルトは、
それぞれの可動手段によって移動可能に支持され、上記
3つのエンドレスベルトを任意に移動させて前記成形通
路の断面形状を任意に変更(幅寸法,厚さ寸法の変更)
できるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような成形体連
続的製造装置では、図5〜図6に示すように、成形体の
幅寸法を変更する場合は、図上の左側面のエンドレスベ
ルト(および下面側のエンドレスベルト)を固定し
て、右側面のエンドレスベルト(および上面側のエン
ドレスベルト)を左側面のエンドレスベルト側に水
平移動させる。このことによって成形体の中心位置(幅
方向)が左にずれて変わることになる。
【0004】また、図7〜図8に示すように、成形体の
厚み寸法を変更する場合は、下面側のエンドレスベルト
(および右側面のエンドレスベルト)を固定し、上
面側のエンドレスベルト(および左側面のエンドレス
ベルト)を下方向に移動させる。このことによって成
形体の中心位置(高さ方向)が左にずれて変わることに
なる。
【0005】成型体を製造する場合には、発泡硬化性樹
脂液を含浸させた補強繊維材料の束の中心が成形通路の
横断面の中心にくるようにして、この補強繊維材料を成
形通路に供給するのが好ましい。なぜならば、図9に示
すように、例えば上記補強繊維材料Aが成型通路の下面
側寄りに供給された場合、成型通路内の下面側寄りの箇
所から発泡が開始されるため、このようにして製造され
る成型体では、成型体の上側の比重が下側に比べて小さ
くなり、均一な比重分布の成型体を得ることができな
い。図10のように上記補強繊維材料Aが成型通路の中
央部分に供給されることによって成型体の比重分布は均
一になり、品質の良い成型体を製造することができる。
【0006】本発明は上記のような点に鑑みて開発され
たものであり、その目的とするところは、成形通路を形
成するエンドレスベルトを操作して成形通路を所望の形
状に変更した時でも、比重分布の均一な成型体を製造で
きるようにした成形体連続的製造装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
目的を有効に達成するために、次のような構成にしてあ
る。すなわち、発泡硬化性樹脂液を含浸させた補強繊維
材料を供給して長尺の成形体を連続的に成形できる成形
通路を、駆動装置によって回動する4つのエンドレスベ
ルトによって囲繞形成し、かつ各エンドレスベルトの長
手方向の一端部が所定の各エンドレスベルトの内面に摺
動可能となるように配設され、かつ少なくとも3つのエ
ンドレスベルトをそれぞれの可動手段によって移動可能
に支持し、更に前記少なくとも3つのエンドレスベルト
を任意に移動させて前記成形通路の断面形状を自在に変
更できるようにした成形体連続的製造装置において、上
記成形通路に導かれる前記補強繊維材料の高さを規制す
る高さ規制治具と幅を規制する幅規制治具とを、上記成
形通路入口の手前に配設した構成である。
【0008】
【作用】上記のような構成により、成形通路を構成する
所望のエンドレスベルトを操作して成形通路の横断面形
状を任意に変更した場合でも、成形通路に供給される発
泡硬化性樹脂液の補強繊維材料の束の中心部が常にこの
成形通路の横断面の中心部と一致するように、成形通路
入口の手前に配設した高さ規制治具または/および幅規
制治具を操作して、供給される補強繊維材料の高さまた
は/および幅を規制し、上記補強繊維材料の束の中心部
が成形通路の横断面の中心部とを一致させて、この補強
繊維材料を成型通路に供給する。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図1〜図4に基
づいて説明する。図1は一実施例の成形体連続的製造装
置の横断面図であって、この装置は、発泡硬化性樹脂液
を含浸させたガラス長繊維等の補強繊維材料Aを供給し
て長尺の成形体Bを連続的に成形できる成形通路1を、
上下左右面を構成する4つのエンドレスベルト2、3、
4、5によって囲繞形成されている。各エンドレスベル
ト2、3、4、5は駆動装置によって回動する。そして
この各エンドレスベルト2、3、4、5の長手方向の一
端部2a、3a、4a、5aは、所定の他のエンドレス
ベルト5、4、2、3に摺動可能となるように配設され
ている。更に上記少なくとも3つのエンドレスベルト
は、それぞれの可動手段によって移動可能に支持され、
上記エンドレスベルトを任意に移動させて成形通路1の
横断面の縦・横寸法を任意に変更し、成形通路1の横断
面形状を所望の形状に変えることが出来るようにしてあ
る。
【0010】図2に示すように上記成形体連続的製造装
置の成形通路入口6の手前には、この成形通路1に導か
れる前記補強繊維材料Aの高さを規制する高さ規制治具
7と、補強繊維材料Aの幅を規制する幅規制治具8とが
それぞれ配設されている。上記高さ規制治具7は、流体
圧シリンダーや機械的昇降装置等により上下動する板状
部材9(図4参照)を、成形通路1に導く前記補強繊維
材料Aを受けるようにして成形通路入口6の手前に配設
してある。そして前記した図7に示す状態から図8に示
す状態に成形通路1の横断面形状を変更し、成形する成
形体の高さを低く(厚さを薄く)するようにした時に
は、前記流体圧シリンダー等を作動させて板状部材9を
降下させ、前記補強繊維材料Aの束の横断面中心部が、
この変更した成形通路1の横断面中心部と一致するよう
にして、この補強繊維材料Aを成形通路1に供給する。
【0011】また、前記幅規制治具8は、図3に示すよ
うに流体圧シリンダーや機械的往復動装置等により水平
移動する1対の板状部材10を、前記高さ規制治具7の
手前に配設してある。そして前記した図5に示す状態か
ら図6に示す状態に成形通路1の横断面形状を変更し、
成形する成形体の幅を狭くするようにした時には、前記
流体圧シリンダー等を作動させて片方の板状部材9を水
平移動させ、前記補強繊維材料Aの束の横断面中心部
が、この変更した成形通路1の横断面中心部と一致する
ようにして補強繊維材料Aを成形通路1に供給する。
【0012】上述のようにして成形通路1を構成するエ
ンドレスベルトを操作して成形通路1の横断面形状を任
意に変更した場合は、高さ規制治具7または/および幅
規制治具8を作動させ、供給される発泡硬化性樹脂液を
含浸させた補強繊維材料Aの束の中心部が、常にこの成
形通路1の変更した横断面の中心部に一致するように調
整して、上記補強繊維材料Aを成形通路1に供給する。
尚、幅規制治具8は前記実施例のような板状部材10に
限らず、ローラであってもよい。
【0013】
【発明の効果】以上、上述のように本発明の成形体連続
的製造装置では、成形通路入口の手前に高さ規制治具と
幅規制治具とを配設してあるので、成形通路を構成する
エンドレスベルトを操作して成形通路の横断面形状を任
意に変更した場合、成形通路入口部の手前に配設した高
さ規制治具または/および幅規制治具を操作し、供給さ
れる補強繊維材料の高さまたは/および幅を規制して、
上記補強繊維材料の束の中心部が成形通路の横断面の中
心部に一致するようして供給することができる。したが
って、成形通路に供給される補強繊維材料は、この補強
繊維材料の中心部を起点にして発泡を開始するため、常
に製品としての成形体の比重分布が均一な製品を製造す
ることができる。
【0014】また、エンドレスベルト間の接触部への補
強繊維材料のかみ込み防止するための調整も、高さ規制
治具または/および幅規制治具を操作することによって
容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の成形体連続的製造装置
の横断面図である。
【図2】本発明に係る一実施例の要部説明図である。
【図3】成形通路入口部における平面方向から見た状態
の説明図である。
【図4】成形通路入口部における側面方向から見た状態
の説明図である。
【図5】通常の成型通路の横断面状態を示す説明図であ
る。
【図6】右側面のエンドレスベルトを水平移動して成型
通路の幅寸法を狭くした時の成型通路の横断面状態を示
す説明図である。
【図7】通常の成型通路の横断面状態を示す説明図であ
る。
【図8】上面側のエンドレスベルトを下降して成型通路
の高さ寸法を低くした時の成型通路の横断面状態を示す
説明図である。
【図9】成型通路の下面側寄りに発泡硬化性樹脂液の補
強繊維材料を供給した時の発泡状態を示す説明図であ
る。
【図10】成型通路の中央部に発泡硬化性樹脂液の補強
繊維材料を供給した時の発泡状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・成形通路、 2、3、4、5・・・エンドレスベルト、 A・・・発泡硬化性樹脂液の補強繊維材料、 B・・・成形体、 6・・・成形通路入口部、 7・・・高さ規制治具、 8・・・幅規制治具、
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 67/20 B29C 44/00 - 44/60 B29C 70/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡硬化性樹脂液を含浸させた補強繊維
    材料を供給して長尺の成形体を連続的に成形できる成形
    通路を、駆動装置によって回動する4つのエンドレスベ
    ルトによって囲繞形成し、かつ各エンドレスベルトの長
    手方向の一端部が所定の各エンドレスベルトの内面に摺
    動可能となるように配設され、かつ少なくとも3つのエ
    ンドレスベルトをそれぞれの可動手段によって移動可能
    に支持し、更に前記少なくとも3つのエンドレスベルト
    を任意に移動させて前記成形通路の断面形状を自在に変
    更できるようにした成形体連続的製造装置において、上
    記成形通路に導かれる前記補強繊維材料の高さを規制す
    る高さ規制治具と幅を規制する幅規制治具とを、上記成
    形通路入口の手前に配設したことを特徴とする成形体連
    続的製造装置。
JP00753093A 1993-01-20 1993-01-20 成形体連続的製造装置 Expired - Lifetime JP3342723B2 (ja)

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KR100526373B1 (ko) * 1997-12-31 2005-12-21 이 아이 듀폰 디 네모아 앤드 캄파니 아크릴계 수지 인조대리석판의 연속 제조장치
DE102005034403B3 (de) * 2005-07-22 2007-02-22 Airbus Deutschland Gmbh Führungsmittel für eine Vorrichtung zur Herstellung von Faservorformlingen im TFP-Verfahren für Verbundbauteile
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CN113043568B (zh) * 2019-12-26 2022-05-17 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 一种预浸料热熔浸润模具

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