JP3342382B2 - イオン源及びイオンビーム引出し方法 - Google Patents

イオン源及びイオンビーム引出し方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイオン注入装置のイ
オン源及びイオンビーム引出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】III−V族化合物半導体素子、例えばガ
リウムひ素電界効果トランジスタ(GaAsMESFE
T)の制作工程に於いては、短チャネル効果抑止のため
n型能動層(チャネル)下部に、p型不純物であるBe
(ベリリウム)のイオン注入が行われる。また高電子移
動度トランジスタ(HEMT),ヘテロバイポーラトラ
ンジスタ(HBT)などのエピタキシャル系の素子の制
作工程に於いては、素子間分離のため、熱安定性に優れ
たO(酸素)イオン注入により半導体材料を高抵抗化し
て、電気的な絶縁分離が行われるが、このような半導体
素子へのイオン注入はイオン注入装置を用いて行われ
る。
【0003】代表的なイオン注入装置は、イオン源,質
量分離器,加速管部,走査系及び注入室から構成されて
いるが(図示せず)、イオン注入装置自体は良く知られ
ており、かつ本発明はイオン源およびイオンビーム引出
し方法に関するものであるので、以下、イオン源を中心
に従来の技術を説明する。
【0004】図3は、Beイオンを引出すために用いら
れる従来のイオン源の概略構成を示す断面図であり、1
は非磁性材で形成されたハウジング(筐体)、2はアー
ク電極、3は引き出し電極、4はBe製カナール、10
は液体窒素トラップである。Beは、特定化学物質等の
特別管理物質に指定されており、安全性の面からの配慮
が不可欠である。そのため構造が簡単で保守の容易なコ
ールドカソードイオン源の引出し電極3に、Be製カナ
ール(canal )4を取り付け、ここを通り抜けるイオン
のスパッタリングにより、僅かにイオン化したBeイオ
ンを引出す。引出されたイオンは、引出し電極3直後の
真空度が低い場合にはイオンが電子と再結合して中性化
してしまうため、引出し電極3直後に液体窒素トラップ
10を設けていて、この部分を特に高真空とし、質量分
離器へ導く構成となっている。
【0005】次に、図3に示すイオン源を装着したイオ
ン注入装置におけるBeイオンの注入動作について説明
する。先ずハウジング(筐体)1を含むイオン注入装置
内部全体を5×10-7torr以下の真空度まで引く。そし
て液体窒素トラップ10に液体窒素を導入して行って、
トラップが完全に冷えるまで十分に液体窒素を充填す
る。次にアーク電極2に電圧を印加した状態でAr(ア
ルゴン)ガスをハウジング1内に徐々に導入して行く
(ガス導入口等は図示せず)。Arガスが導入されると
放電によりプラズマが生じ、この状態でハウジング1に
対し引出し電極3を負に印加すると、ArイオンがBe
製カナール4を通って引出される。そしてArイオンが
引出されるときに、Be製カナール4にArイオンが衝
突し、Beをスパッタして、その一部がBeイオンとな
りArイオンやその他のイオンと共にイオンビームとし
て引出される。
【0006】従ってBe製カナール4を通ってきたイオ
ンビームには、Ar,Beイオンの他、イオン源の中に
存在している残留ガス等のイオン化したものや、分子イ
オン等種々のイオンが含まれており、これらのイオンが
質量分離器のマグネットへと導かれる。ここで質量分離
器のマグネット電流を、Beイオンだけを分離できる値
に設定しておくことにより、質量分離器のスリットから
はBeイオンだけが通り抜け、スリットを通り抜けたB
eイオンが次の加速管部で必要な加速エネルギーまで加
速され、次の走査系でスキャンされながら注入室に装填
されたウエハに照射されてイオン注入が行われる。
【0007】図4はOイオンを引出すために用いられ
る、希ガス等のイオン化が容易な従来のRF(高周波)
イオン源の一例である。パイレックスガラス管11で形
成されたイオン源本体を真空に引いた後、Oガスをパイ
レックスガラス管11内に導入し、RF電極13から高
周波電力を供給してプラズマを発生させ、Oイオンを引
出す構成となっている。
【0008】次に図4に示すRFイオン源を装着したイ
オン注入装置におけるOイオンの注入動作について説明
する。先ずパイレックスガラス管11からなるRFイオ
ン源を含むイオン注入装置内部全体を、5×10-7torr
以下の真空度まで引く。そして液体窒素トラップ16に
液体窒素を導入して行って、トラップが完全に冷えるま
で十分に液体窒素を充填する。次にRF電極13に電力
を加えた状態でOガスを、パイレックスガラス管11内
に徐々に導入して行く(ガス導入口等は図示せず)。O
ガスが導入されると放電によりプラズマが生じ、この状
態で陽極12に対し引出し電極14を負に印加すると、
Oイオンがイオンビームとしてカナール15を通して引
出される。従ってこの場合にはカナール15の素材は高
融点で安全性の高い材料(例えばTa(タンタル)やM
o(モリブデン)等)であれば良い。以下の動作は上述
の動作と同様である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】イオン注入装置を用い
てウエハにBeイオンおよびOイオンの注入を行う場
合、従来のイオン源では、Beイオンの注入には図3に
示すようなコールドカソードイオン源を用いる必要があ
り、Oイオンの注入を行う場合には図4に示すようなR
Fイオン源を用いる必要がある。従って例えば装填した
ウエハに、GaAsMESFETとエピタキシャル系素
子の2系統の素子制作を行う必要がある場合には、工程
に合わせてコールドカソードイオン源とRFイオン源の
二つのイオン源を付け替えて注入を行わなければならな
い。また、図3に示す従来のコールドカソードイオン源
によるBeイオンの引出しは、ArイオンでBe製カナ
ールをスパッタすることによって行っているのでスパッ
タ効率は良いがイオン化効率が低く、結果としてBeイ
オンの引出し効率が悪い。また、引出し電極直後の真空
度を上げるために液体窒素トラップを用いているため、
立ち上げ時の液体窒素の導入,立ち下げ時の液体窒素の
放出に時間がかかる等、保守に手間と時間がかかると共
に、液体窒素の蒸発により注入時間が制限されるため連
続して多数ロットへの注入が困難である等の問題点があ
った。
【0010】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、イオン源の付け替えを必要とするこ
となくBeイオンとOイオンの両方の注入が行えるイオ
ン源及びイオンビーム引出し方法を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるイオンビ
ーム引出し方法は、コールドカソード型イオン源にBe
(ベリリウム)板を内在させ、Ar(アルゴン)とO
(酸素)の混合ガスを導入し、プラズマを発生させてB
eイオン及びOイオンを引出すことを特長とする。
【0012】また、そのイオンビーム引出し部にBe製
カナールが取り付けられたコールドカソード型イオン源
に、Be板を内在させ、ArとOの混合ガスを導入し、
プラズマを発生させてBeイオン及びOイオンを引出す
ことを特長とする。
【0013】また、その筐体外壁にマグネットが取り付
けられ、該筐体のイオンビーム引出し部近傍が磁性材で
形成され、前記イオンビーム引出し部にBe製カナール
が取り付けられたコールドカソード型イオン源に、Be
板を内在させ、ArとOの混合ガスを導入し、プラズマ
を発生させてBeイオン及びOイオンを引出すことを特
長とする。
【0014】また、その筐体外壁にマグネットが取り付
けられ、該筐体のイオンビーム引出し部近傍が磁性材で
形成され、前記イオンビーム引出し部にBe製カナール
が取り付けられたコールドカソード型イオン源に、Be
板を内在させ、ArとOの混合ガスを導入しプラズマを
発生させ、前記イオン源の引出し電極直後のビームライ
ンをターボポンプで高真空に維持させてBeイオン及び
Oイオンを引出すことを特長とする。
【0015】また、前記イオン源にOガスだけを導入し
てBeイオン及びOイオンを引出すことを特長とする。
【0016】さらに本発明のイオン源は、そのイオンビ
ーム引出し部近傍を磁性材で形成した筐体、該筐体外壁
に設けられたマグネット、該筐体内部に内在させたBe
板、前記イオンビーム引出し部に設けられたBe製カナ
ール、その引出し電極直後のビームラインに設けられた
ターボポンプを備えたコールドカソード型イオン源であ
って、ArとOの混合ガス又はOガスだけが導入される
ことで、プラズマを発生させてBeイオン及びOイオン
を放出することを特長とする。
【0017】本発明のイオン源及びイオンビーム引出し
方法は、スパッタ効率の良いArガスとイオン化効率の
良いOガスとの混合ガスを用いることでBeイオンの引
出し効率が高められる。従ってBe製カナールを必ずし
も用いる必要が無くBeイオンの引出しが可能となる。
またイオン源の外壁のプラス電極側にマグネットを設け
ると共にこのイオン源のイオンビーム引出し部近傍を磁
性材で形成し、低いガス圧で高いプラズマ密度を得るこ
ととした。従って従来のRFイオン源と同等レベルのO
イオンを引出すことが可能となり、イオン源の付け替え
を行わずにBeイオン及びOイオンの注入が可能とな
る。またターボポンプを用いることで引出し電極直後の
ビームラインを装置稼働中高真空に維持できるようにな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明で使用するイオン源の一実
施形態を示す概略断面図である。図1において、1はそ
のイオンビーム引出し部近傍のみが磁性材(例えばSU
S430やSS)8で形成されたハウジング(筐体)、
2はアーク電極、3は引出し電極、4はBe製カナール
である。また、5はハウジング1内に内在させたBe
板、6はプラズマ密度を増大させるためハウジング外壁
面に取り付けたマグネット、7は高真空を維持させるた
め引出し電極3直後のビームラインに設けられたターボ
ポンプである。
【0019】次に、図1に示すイオン源を装着したイオ
ン注入装置におけるBeイオン及びOイオンの注入動作
について説明する。先ずハウジング1を含むイオン注入
装置内部全体を5×10-7torr以下の真空度まで引く。
次にターボポンプ7を動作させて引出し電極3直後の真
空度を更に高める。次にアーク電極2に電圧を印加した
状態で、ArとOの混合ガスを徐々に導入して行く。A
rとOの混合ガスが導入されると、放電によりプラズマ
が生じ、この状態でハウジング1に対し引出し電極3を
負に印加すると、Arイオン及びOイオンがカナール4
を通して引出され、Arイオン及びOイオンが引出され
るときに、Be製カナール4にイオンが衝突し、Beを
スパッタして、その一部がBeイオンとなり、Arイオ
ン,Oイオンやその他のイオンと共にイオンビームとし
て引出される。
【0020】すなわち本発明では第1に、ハウジング1
内に導入するガスを、Arガスでなく、ArとOの混合
ガスを用いることで、効率良くBeイオンを引出すこと
としている。従来ではスパッタ効率のみを重視し、スパ
ッタ効率の良いArイオンをできるだけ多く取出し、B
e製カナール4をスパッタしている。然しながらArイ
オンはスパッタ効率は良いがイオン化効率が低く、結果
としてBeイオンの引出し効率が悪くなる。従って本発
明ではイオン化効率の良いOガスをArガスに混ぜ、ス
パッタ効率の良いArガスとイオン化効率の良いOガス
の混合ガスでプラズマを発生させてBe製カナールをス
パッタする構成とし、効率良くBeイオンを引出せるよ
うにした。
【0021】第2には、図1に示すように、プラズマ密
度を増大させるためイオン源のプラス電極側の筐体外壁
に強力な永久マグネット(例えばネオジウムマグネッ
ト:表面磁場 約5000ガウス)6を設けると共に、
イオンビーム引出し部近傍を磁性材8で形成したことに
より、効率良くBeイオンを引出し、かつOイオンも引
出せるようにした。これにより、Beイオンの注入とO
イオンの注入とを、イオン源の付け替えなしに行うこと
ができるようになる。すなわちマグネット6と磁性材8
とを設けることで、従来より低いガス圧で高いプラズマ
密度が得られるため、カナール4から漏れ出すガス量を
低く抑えられ、従って引出し電極以降のビームラインの
真空度をより高く保つことができ、引出されたイオンが
残留ガスと衝突して中性子化する確立が小さくなり、こ
れが引出されるイオンビーム量を増大させ、従来より多
いイオン電流が引出せるようになる。また従来Oイオン
を取出す場合には、RFイオン源を用いてOガスだけで
プラズマを発生させていたが、本発明のイオン源はマグ
ネット6と磁性材8とによりプラズマ密度を増大させる
ことができるため、ArとOの混合ガスでプラズマを発
生させることで、Oイオンを数μA引出すことができる
ようになる。然しながらOイオン注入は素子間分離用に
高濃度の注入が必要なため、一枚あたりの注入時間が数
分から30分以上必要で、多数のウエハを処理するため
には数時間が必要になる。
【0022】このため本発明では、引出し電極3直後
に、従来のような液体窒素トラップではなくターボポン
プ7を設け、引出し電極3直後のビームラインを装置稼
働中高真空に維持させる構成とし、イオン源の付け替え
なしにBeイオン及びOイオンの注入が行えるようにし
た。また以上のような構成とすることで、Beイオンの
引出し効率も高まり、従来の方式より1桁以上多く取出
せるようになった。また液体窒素トラップでなくターボ
ポンプ7とすることにより、液体窒素の導入,放出に必
要な時間と手間を省くことができ、且つ連続して多数ロ
ットへの注入が可能となった。
【0023】図2は、本発明のイオン源の他の実施形態
を示す概略断面図であり、9はTa又はMoで形成され
たカナールである。この図2に示すようなイオン源を用
い、ArとOの混合ガスでBe及びOイオンの引出しを
行う場合、引出されるBeイオン量は、図1に示す実施
形態の場合よりやや少なくなるが、効率も良く低濃度の
イオン注入に対しては十分であり、且つ高い加工度を必
要とするBe製カナールを使用しなくて済むため低コス
ト化が可能になると共に、イオン源内部の経時的な汚れ
を少なくでき、保守回数の削減,長寿命化が可能となっ
た。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のイオン源及
びイオンビーム引出し方法は、スパッタ効率の良いAr
ガスとイオン化効率の良いOガスとの混合ガスを用いる
こととしたのでBeイオンの引出し効率を高めることが
できる。またイオン源にマグネットを設け、その引出し
電極近傍を磁性材で形成することにより、高いプラズマ
密度が得られるため、従来のRFイオン源と同等レベル
のOイオンの引出しが可能となり、これによりイオン源
の付け替えを行わずにBeイオン及びOイオンの注入が
行えるようになる。またターボポンプを用いることで、
引出し電極直後のビームラインを装置稼働中高真空に維
持でき、液体窒素の取り扱いを不要として装置立ち上
げ,立ち下げ時の時間を短縮できると共に、長時間の連
続注入が可能となる。またBeイオンの引出し効率が高
められ、長時間の連続注入が可能となったことによる副
次的効果として、イオン源内の汚れやBeの消耗を少な
くでき、保守回数の削減が可能となり、装置ダウンタイ
ムの減少,特化物であるBeとの接触の機会を減らすこ
とができる。必ずしもBe製カナールを必要としないの
で低コスト化が図れる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するためのイオン源の一実施形態
を示す概略断面図である。
【図2】本発明を説明するためのイオン源の他の実施形
態を示す概略断面図である。
【図3】従来のコールドカソードイオン源の構成の一例
を示す概略断面図である。
【図4】従来のRFイオン源の構成の一例を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
構成の一例を示す概略断面図である。 1 ハウジング(筐体) 2 アーク電極 3 引出し電極 4 Be製カナール 5 Be板 6 マグネット 7 ターボポンプ 8 磁性材 9 Ta又はMo製カナール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 秀和 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (72)発明者 谷口 徹 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (72)発明者 桜田 勇蔵 神奈川県茅ケ崎市萩園2500 日本真空技 術株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−149643(JP,A) 特開 平1−112639(JP,A) 特開 昭62−88248(JP,A) 特開 平2−112134(JP,A) 特開 平5−114572(JP,A) 実開 平2−29149(JP,U) 実開 昭59−74659(JP,U) 実開 昭62−31857(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 27/00 - 27/26 C23C 14/48 H01J 37/08 H01J 37/317 H01L 21/265

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コールドカソード型イオン源にBe(ベ
    リリウム)板を内在させ、Ar(アルゴン)とO(酸
    素)の混合ガスを導入し、プラズマを発生させてBeイ
    オン及びOイオンを引出すことを特長とするイオンビー
    ム引出し方法。
  2. 【請求項2】 そのイオンビーム引出し部にBe製カナ
    ールが取り付けられたコールドカソード型イオン源に、
    Be板を内在させ、ArとOの混合ガスを導入し、プラ
    ズマを発生させてBeイオン及びOイオンを引出すこと
    を特長とするイオンビーム引出し方法。
  3. 【請求項3】 その筐体外壁にマグネットが取り付けら
    れ、該筐体のイオンビーム引出し部近傍が磁性材で形成
    され、前記イオンビーム引出し部にBe製カナールが取
    り付けられたコールドカソード型イオン源に、Be板を
    内在させ、ArとOの混合ガスを導入し、プラズマを発
    生させてBeイオン及びOイオンを引出すことを特長と
    するイオンビーム引出し方法。
  4. 【請求項4】 その筐体外壁にマグネットが取り付けら
    れ、該筐体のイオンビーム引出し部近傍が磁性材で形成
    され、前記イオンビーム引出し部にBe製カナールが取
    り付けられたコールドカソード型イオン源に、Be板を
    内在させ、ArとOの混合ガスを導入しプラズマを発生
    させ、前記イオン源の引出し電極直後のビームラインを
    ターボポンプで高真空に維持させてBeイオン及びOイ
    オンを引出すことを特長とするイオンビーム引出し方
    法。
  5. 【請求項5】 前記イオン源にOガスだけを導入してB
    eイオン及びOイオンを引出すことを特長とする請求項
    1乃至4の何れかに記載のイオンビーム引出し方法。
  6. 【請求項6】 そのイオンビーム引出し部近傍を磁性材
    で形成した筐体、該筐体外壁に設けられたマグネット、
    該筐体内部に内在させたBe板、前記イオンビーム引出
    し部に設けられたBe製カナール、その引出し電極直後
    のビームラインに設けられたターボポンプを備えたコー
    ルドカソード型イオン源であって、 ArとOの混合ガス又はOガスだけが導入されること
    で、プラズマを発生させてBeイオン及びOイオンを放
    出することを特長とするイオン源。
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