JP3335654B2 - 穴ぐりバイト - Google Patents

穴ぐりバイト

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JP3335654B2
JP3335654B2 JP34801891A JP34801891A JP3335654B2 JP 3335654 B2 JP3335654 B2 JP 3335654B2 JP 34801891 A JP34801891 A JP 34801891A JP 34801891 A JP34801891 A JP 34801891A JP 3335654 B2 JP3335654 B2 JP 3335654B2
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teeth
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ロミ ジオルダノ
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インドウストリアス ロミ エス ア
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は穴ぐりバイトに関す
る。例えば、本発明は非常に高速で回転することがで
き、それでも超精密で切削作動を行うことができる、透
孔に仕上げ切削操作を施すための穴ぐりバイトに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この点では、超精密要件のための現在の
技術状態は構成要素のために、或いは1ミクロンを超え
たミクロメータ予備設定のための予め確立された公称寸
法に対する正または負の偏差を認めていない。
【0003】バイトの予備設定のための幾つかの種類の
装置が知られており、広く使用されている。しかしなが
ら、一般に、これらの装置はバイト軸部に直接作用する
作動機構を有している。この機構は細密設定のための十
分な精度をもたらさないし、また一貫した予備設定の反
復性をもたらさないと言う点で満足すべきものではな
い。これらの公知装置は背隙を除去する手段が設けられ
ていない。
【0004】
【発明が解決すべき課題】在来の予備設定装置の欠陥に
より、加工片に対する切削バイトの非常に精密且つ細か
いミクロメータ設定(ミクロンの大きさ以内)を許容し
なく、また高精密の仕上げ切削操作を困難且つ遅くして
いる。
【0005】本発明の目的はこのような不都合を減少す
る穴ぐりバイトを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、実質的
に円筒状のボディを有し、その中に第1の孔、および前
記ボディの円周面に開口し、上記第1の孔を横切る第2
の孔を有する穴ぐりバイトにおいて、上記第2の孔に移
動可能に受け入れられるバイト先端を支持、運搬する
イト軸部と、上記ボディにより支持、運搬され、上記第
孔におけるバイク軸部の位置の設定を可能とする回
転可能な操作ノブと、上記バイト軸部を移動させるため
の上記第1孔内の移動手段とを備え、上記移動手段は
上記操作ノブに連結され、上記操作ノブの回転に応じて
上記バイト軸部を上記孔内で移動するように構成され
さらに、上記バイト軸部の背隙を抑制するための背隙抑
制手段を備え、上記背隙抑制手段は上記バイト軸部内で
延びるバイト軸部孔に収容された弾性手段よりなり、こ
の弾性手段は上記バイト軸部孔にねじ込まれ、かつ、ば
ねによって上記ボディの円周面の内方の方向に押圧され
る第1ねじ付きスタッドよりなり、上記ばねは上記バイ
ト軸部孔に受け入れられ、上記第1ねじ付きスタッドに
作用する第1端部と、第2ねじ付きスタッドに作用する
第2端部とを有しており、上記第2ねじ付きスタッドは
上記ボディ内を延びていて上記バイト軸部孔を横切るさ
らに他の孔にねじ込まれていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の態様】本発明の実施例では、操作ノブは
後述のように連続工程または段階の順序でバイト軸部を
間接的に作動させる。
【0008】更に、バイト縁部は超精密サブミクロン穴
ぐりバイトの操作ノブによって超高精度で予備設定する
ことができ、それにより、最新式の穴ぐりバイト装置を
使用する場合に必要とされるような何れもの追加の予備
設定の必要を無くすことができる。
【0009】好ましくは、回転可能なバイトのバイト縁
部の位置が予め設定され、予備設定寸法はバイト縁部上
の最も遠い箇所とバイトが旋回する中心となる幾何学的
回転軸線との間の距離である。
【0010】実施例では、上記背隙抑制手段は上記バイ
ト軸部内に延びるバイト軸部高に収容された弾性手段よ
りなる。
【0011】好ましくは、上記弾性手段は上記バイト軸
孔にねじ込まれ、かつばねによって上記ボディの円
周面の内側方向に押圧される第1ネジ付きスタッドよ
りなる。例えば、上記ばねは、上記バイト軸部孔に受
け入れられ、上記第1ねじ付きスタッドに作用する第
1端部と、第2ねじ付きスタッドに作用する第2端部
とを有しており、上記第2ねじ付きスタッドは、上記
ボディ内に延び、かつ上記バイト軸部横切るさらな
孔にねじ込まれている。
【0012】別の実施例では、上記背隙抑制手段は上記
バイト軸部内を概ね軸方向に延びる孔内に摺動可能に受
入れられたプランジャよりなり、このプランジャは上記
移動手段と係合する係合手段を支持している。
【0013】好ましくは、上記移動手段は上記バイト軸
部により支持された対応する歯すなわち鋸歯と係合する
ための歯すなわち鋸歯を支持しており、それにより上記
バイト軸部は上記移動手段により移動可能であり、また
上記プランジャの上記係合手段は、上記移動手段により
支持された歯すなわち鋸歯と係合するための歯すなわち
鋸歯よりなる。例えば、ねじ付きスタッドが上記プラン
ジャと当接状態で上記バイト軸部の上記軸方向孔と係合
されて、上記軸方向孔内の上記ねじ付きスタッドの位置
の調整によりプランジャの位置を調整するようになって
いる。
【0014】好適な実施例では、上記移動手段は上記第
1孔に沿って延びる回転可能なミクロメータを備えてお
り、上記ミクロメータねじはこれを操作ノブの回転によ
り回転させるように、その一端で或いはその一端近くで
上記操作ノブに連結されており、また上記移動手段は上
記第1孔内に位置決めされた伝達手段を備えており、上
記伝達手段は上記ミクロメータねじが通っている軸方向
孔を有しており、上記ねじはその回転により上記伝達手
段を移動させるように上記伝達手段に連結されており、
上記伝達手段は上記バイト軸部に連結されている。
【0015】好ましくは、上記伝達手段は上記ミクロメ
ータねじの回転により往復移動するように構成された歯
付きセグメントよりなり、上記歯付きセグメントの歯は
上記バイト軸部の対応歯と係合する。
【0016】バイト軸部と歯付きセグメントとの間の背
隙を抑制するための実施例では、移動減少機構が設けら
れており、この移動減少機構は、歯付きセグメントに対
して正割な平面において長さ方向に配置され、且つ歯付
きセグメントの幾何学的軸線に対して傾斜された歯すな
わち鋸歯を備えており、上記歯すなわち鋸歯はバイト軸
部の正割平面に設けられた対応歯すなわち鋸歯に無背隙
で選択的に係合可能である。
【0017】好ましくは、上記第1孔内には、ブッシュ
が保持されており、このブッシュは上記伝達手段が係合
される雌ねじ部を有している。
【0018】本発明の穴ぐりバイトの実施例では、協働
部品すべての接触面すべてがバイト縁部の位置を設定す
るために(達成して確立するために)金属−金属接触状
態下にある。この位置では、バイト縁部はその幾何学的
回転軸線から最も遠い箇所にある。摺動面間の金属−金
属接触により、部品の変位は常にロストモーション、背
隙および/または片寄りが無い。これは超精密予備設定
のために、且つ超精密標準内の予備設定反復の一貫した
超忠実性を確保するための必要条件である。
【0019】〔発明の実施例〕 図面は本発明のサブミクロン穴ぐりバイトの実施例を示
しており、この穴ぐりバイトは歯が先細フランクを有す
る2つの歯付きセグメントよりなる動作減衰機構または
動作減少機構を備えている。穴ぐりバイトはバイトの予
備設定に有用であり、且つ好ましくは透孔の切削を仕上
げるのに使用されるミクロメータねじを有しいる。
【0020】図1乃至図3に示す穴ぐりバイトは実質的
に円筒形の主ボディ10を有しており、このボディ10
の内部を通って第1孔1が延びている。第1孔1はボデ
ィ10の長さに沿って段付きであり、そこに歯付きセグ
メント20が設けられている。また、上記歯付きセグメ
ント20と共通な幾何学的軸線上に配置されたミクロメ
ータねじ30が上記第1孔1内に受入れられている。ミ
クロメータねじ30には、歯付きセグメント20の軸方
向孔を通って延びている方のその端部にうちの一方に外
側ねじ部分31が設けられている。ミクロメータねじ3
0のねじ部分31はブッシュ24の内側に設けられたね
じ部21と係合している。このブッシュ24は中空スタ
ッド26の延長部25内に受入れられており、上記延長
部25はその端部の一方が歯付きセグメント20のねじ
部20aのところで歯付きセグメント20に固定されて
いる。ブッシュ24は中空スタッド26およびその延長
部25により保持されている。
【0021】ミクロメータねじ30はスペーサリング4
1により間隔を隔てられたリング40、42により支持
されている。ミクロメータねじ30には、その他端に近
接して、且つその外側ねじ部分31と反対側に回転操作
ノブ43が支持されている。留めスタッド44aおよび
パッド44bを備えたロックナット44がミクロメータ
ねじ30の他端に外側に設けられたねじ部32に螺合さ
れている。円筒形ボディ10の端部には、位置決めリン
グ13が設けられており、この位置決めリング13は保
護体14により覆われている。
【0022】図3から、円筒形ボディ10がその円周面
に開口し、かつ第1孔を遮断する第2孔2を有している
ことがわかる。図示の実施例では、孔2は第1孔1と実
質的に直角に延びている。しかしながら、孔2を円筒形
ボディ10の幾何学的軸線に対して傾斜させたり、或い
は斜めであったりすることが可能である。上記第2孔2
内には、バイト51を支持し、運搬するバイト軸部50
が受入れられている。バイト51はクランプ55′に作
用するねじ55を締めつけることによって適所に保持さ
れる。
【0023】図2に示すように、ブッシュ24には、そ
の端部に雄テーパ部分24aが設けられており、この雄
テーパ部分24aは延長部25および中空スタッド26
の内側にそれぞれ設けられた対応雌テーパ部分に適合す
る。ブッシュ25には、両端部からそのボディの長さ方
向に延びているスロット付き部分24bが設けられてお
り、これらのスロット付き部分24bは一端から始まっ
ているスロットがブッシュ24の他端部まで延びないよ
うに相互に介在されている。
【0024】ミクロメータねじ30のねじ部とブッシュ
24内の雌ねじ部21との間の背隙除去は中空スタッド
26を締めつけることによって達成される。スタッド2
6を延長部25に設けられたスタッド26が係合する雌
ねじ部内で廻すと、スタッド26はブッシュ24を雌テ
ーパ部分25a、26a間に押す。ブッシュの押すテー
パ部分24aはスロット付き部分24bと協働してブッ
シュに作用して収縮をもたらし、それによりブッシュ2
4の外形の弾性的減少を引き起こす。その結果、ブッシ
ュ30の雌ねじ部21の直径が減少してミクロメータね
じ30のねじ部に締まり、遂には、上記ねじ部間の背隙
を全く無くし、それでもミクロメータねじを円滑に回転
させることができる。
【0025】延長部25にはピン27が半径方向に延び
るように固定されており、その自由端部はブッシュ24
のスロット付き部分24bの一方に嵌合されている。ピ
ン27は延長部25に対するブッシュ24の回転を防
ぐ。円筒形ボディ10の第1孔1は、支持リング40、
41およびそれらのスペーサリング41が隙間なしに受
入れられている直径のより大きい長さ方向孔3に開口し
ている。これらのリング40〜42はミクロメータねじ
30が回転するベアリング装置を構成しており、このベ
アリング装置はねじ30を半径方向および軸方向の両方
に支持している。リング40、41、42は、これらを
通って延びており、且つ孔3の長さを定めるボディ10
の壁部にねじ込まれたねじ45により固定されている。
【0026】このように、リング40、42は中間部分
でミクロメータねじ30用の半径方向ベアリングとして
作用する。半径方向では、この支持ベアリングはミクロ
メータねじ30の一部33をリング40の孔内に隙間な
しに支持している。軸方向では、支持ベアリングは、ス
ペーサリング41により間隔を隔てられたリング40、
42の隣接面が部分33、34間に介在されたミクロメ
ータねじ30のカラー35を保持すると言う点でスラス
トベアリングを構成している。かくして、ミクロメータ
ねじ30のいずれの軸方向遊びも抑制される。
【0027】ミクロメータねじ30は円筒形ボディ10
の外側のその端部にテーパ座部36を有しており、この
座部36の直径はミクロメータねじ30の他端に向けて
減少している。ノブ43はねじ30のテーパ座部36を
包囲し、且つテーパ座部36にしっかり連結されてその
半径方向および軸方向位置決めを許容している。この位
置決めはスタッド44aおよびパッド44bによってミ
クロメータねじ30のねじ部32にしっかり留められる
か或いは係止されるロックナット44の締めつけにより
確保される。このパッド44bはねじ部32のフィレッ
トを損傷することなしに適切な係止を確保することがで
きるように堅さの小さい黄銅または任意の他の材料で製
造されている。
【0028】図1に示すように、リムが円筒形ボディ1
0に隣接した回転操作ノブ43の外周には、目盛り43
aが刻設されている。この目盛り43aは刻設された等
距離線で目盛られていて、ノブ43を手で廻すと、バイ
ト51の変位を示すための手段をなす。目盛られた目盛
り43aに隣接して基準印すなわち基準点43bが保護
カバー14に刻設されている。
【0029】ミクロメータねじ30とノブ43とのテー
パ連結、すなわち、テーパ座部36へのノブ43の連結
により、目盛られた目盛り43aを選択的にゼロ設定し
たり印43bに対して再設定したりして、目盛られた目
盛り43aのゼロが印43bと一致するように円筒形ボ
ディ10の幾何学的中心に対してバイト51のある縁位
置を設定することができる。ゼロ設定または再設定後、
回転操作ノブ43を一旦ミクロメータねじ30にしっか
り連結すると、回転操作ノブ43はロックナット44に
よってテーパ座部36に設定される。
【0030】図2に戻ると、回転操作ノブ43を手で廻
すことにより、ミクロメータねじ30を廻すことがわか
る。ねじ30のねじ部分31はブッシュ24の雌ねじ部
31に係合し、それにより、ねじ30の回転が円筒形ボ
ディ10の第1孔1に沿った歯付きセグメント20の軸
方向摺動を引き起こす。歯付きセグメント20の移動は
ノブ43の回転方向に応じて、選択的に矢印X、Yで示
す方向のいずれでもよい。
【0031】円筒形ボディ10に対する歯付きセグメン
ト20の軸方向摺動に伴って、バイト軸部50が、鋸歯
部22によって略ラック状に構成された動作減少機構に
よって半径方向に変位される。鋸歯部22は円筒形ボデ
ィに対して正割の平面内で歯付きセグメント20の外側
に設けられており、また鋸歯部22はその幾何学的軸線
に対して僅かな傾斜αで長さ方向に刻まれている。歯2
2はバイト軸部50の円筒形ボディの正割平面に設けら
れた対応歯52といずれの背隙から全く自由な摺動法で
噛み合う。
【0032】図1および図2からわかるように、切目の
深さの増大を引き起こすために、すなわち、バイト軸部
50を半径方向に変位させるために、操作ノブ43を手
で矢印Iの方向に廻してねじ30のねじ部分31により
矢印Xの方向における歯付きセグメント20の軸方向変
位を引き起こすようにする。それにより、僅かに傾斜さ
れており、且つバイト軸部50の歯52と接触している
セグメント20の鋸歯部22が矢印Zの方向における円
筒形ボディ10に対するバイト軸部50の半径方向の変
位を引き起こす。同様にして、操作ノブ43を矢印Rの
方向に廻すことによってバイト軸部50の引抜き、すな
わち、矢印Wの方向におけるバイト軸部50の変位が行
われる。
【0033】図3に示すように、弧状変位を確保するた
めに、且つ円筒形ボディ10に対するバイト軸部50の
安定な位置を保証するために、弾性の背隙除去装置60
が上記バイト軸部の背隙を抑制するように設けられてい
る。この背隙抑制装置60はバイト軸部50に設けられ
た穴53に設けられたばね61を有している。ばね61
の一端は穴53の入口にねじ込まれたスタッド62の内
端部に作用する。ばね61の他端部は円筒形ボディ10
に設けられた穴4にねじ込まれたスタッド63の端部6
3aに作用する。スタッド63の端部63aはバイト軸
部50の開口部54を通って穴53の中へ延びている。
ばね61はスタッド62に作用し、且つスタッド63の
端部63aに再作用し、それにより矢印Wの方向に、す
なわち、ボディの円周面の内側に第2孔2に概ね沿った
方向およびバイト軸部の引抜き方向に付勢力をバイト軸
部50に与える。
【0034】上記の穴ぐりバイトを機械の主スピンドル
に直接連結してもよいし、および/または深い穴を切削
するために軸延長部70に連結してもよく、かかる軸延
長部70は機械スピンドルに連結される。
【0035】図1および図2に示すように、バイトを軸
延長部70に連結する場合、円筒形ボディ10の連結端
部には、ねじ部分5および心出し部分6を有する凹み部
分が設けられる。
【0036】かくして、円筒形ボディ10はねじ部分5
を軸延長部70の対応雌ねじ部分71にねじ付けること
によって軸延長部70に固定され、ねじ締めつけは円筒
形ボディ10のこの端部に構成された面7に軸延長部7
0の末端面72を静止することによって達成される。
【0037】円筒形ボディ10の幾何学的軸線と完全に
同心な心出し部分6を軸延長部70の幾何学的軸線と完
全に同心な軸延長部70の内部に設けられた対応孔に精
密嵌合することによって軸延長部70に対する円筒形ボ
ディ10の心出しおよび完全な整合が確保される。軸延
長部70の末端面7は円筒形ボディ10の長さ方向軸線
と直角に延びる末端面7に当接される。
【0038】深い孔を切削する場合、および穴ぐりバイ
トを供給移動に対して不動に維持する場合、ミクロメー
タねじ30の自由端部に同心に配置された座部により、
穴ぐりバイトを機械心押し台に静止させることが可能で
ある。これにより引出しを除去し、更に精密切削のため
の重要な条件であるバイトにおける剛性を確保する。回
りセンサを備える場合でも、心押し台73が座部37の
円錐部に摩擦による僅かな抵抗を引起し、かくして円筒
形ボディ10に対するミクロメータねじ30を回転させ
る傾向がある。予備設定距離の偶発的変化を回避するた
めに、操作ノブ43は円筒形ボディ10の末端面に隣接
したその面にラチェットインデント43cを備えてい
る。歯43cは円筒形ボディ10の端部に摺動で受入れ
られる負荷ばね位置決めリング13の面に設けられたラ
チェットインデント13aに連結されている。リング1
3は負荷ばね15によりラチェットインデント43cに
押付けられ、且つ円筒形ボディ10に対してリング13
の回転を防ぐピン16により半径方向に保持されてい
る。
【0039】操作ノブ43を手で廻すと、ラチェットイ
ンデント43cも回転される。フランクが歯頂部の方向
に先細になっている切欠き付き輪郭を有する操作ノブ4
3の歯はフランクが歯頂部の方向に先細になっている切
欠き付き輪郭を持つ歯を有しているラチェットインデン
ト13aに作用し、リング13は矢印13b(図2)の
方向に変位され、それによりラチェットインデント43
c、13aを分離する。ラチェットインデント43c、
13aが目盛られた目盛り43aの度盛り数の二倍で
も、任意の倍数でもよい多数の歯を有する場合、ラチェ
ットインデントを次のラチェットインデントに再び連結
するとき、回転操作ノブ43の最大の半径方向の変位が
目盛り43aの2つの隣接線間の読み値の半分または任
意の約数であることを確保することができる。
【0040】作動中、極めて低い程度の振動を必要とす
る超精密切削に穴ぐりバイトを使用することができる。
更に、装置を非常に高い速度で作動してもよい。従っ
て、円筒形ボディ10は図3に示すように回転体を釣合
わせる釣合装置を備えている。この釣合装置は、円筒形
ボディ10の中間に設けられたスロット8に設けられ、
且つ孔2の幾何学的軸線に対して平行に延びる正割平面
に位置決めされた2つのブロック80、81よりなる。
これらのブロック80、81には、釣合わせ作動中、ス
ロット8においてブロック80、81を変位させ、位置
決めし、次いで留めるために留めねじ83が受入れられ
る細長い開口部82が設けられている。この釣合装置
は、以下に説明する図4に示される変更実施例にも設け
られる。
【0041】円筒形ボディ10はその周囲において丸い
スロット9を正割位置に実質的に直角に有しており、こ
のスロット9は図1および図3に示すようにバイト先端
51をバイト軸部50上に締めつけるねじ55を受入れ
るための空間をなす。図4、図5、図6および図7は透
孔の仕上げ切削用の穴ぐりバイトの変更実施例を示して
いる。この実施例では、図6に示すように、歯付きセグ
メント20に設けられる歯22と、バイト軸部50Aに
設けられる歯52Aとの間の背隙抑制は歯22、52A
を強制的に互いに作用させることによって確実に達成さ
れる。この実施例では、鋸歯付きプランジャ90が精密
に設けられており、バイト軸部50Aのボディに内部に
設けられた軸方向孔53A内に摺動可能である。鋸歯付
きプランジャ90には、バイト軸部50Aの歯52Aと
同じ平面に歯即ち鋸歯91が設けられており、これらの
鋸歯は歯付きセグメント20の歯すなわち鋸歯に係合す
る。
【0042】図6に概略的に示す歯間の背隙除去はスタ
ッド92を調整することによって達成され、このスタッ
ド92は、その調整により鋸歯付きプランジャ90をバ
イト軸部50Aに対して矢印93の方向に変位させるよ
うにバイト軸部50Aに設けられた雌ねじ部にねじ込ま
れている。これにより、バイト軸部50Aの歯52Aの
フランク94が歯付きセグメント20の歯22のフラン
ク22aに当接し、同様に、鋸歯付きプランジャ90の
歯91のフランク95が歯付きセグメント20の歯22
のフランク22bに当接される。
【0043】歯フランクが金属−金属状態で接触される
ようにスタッド92によって調整を行ったら、構成は背
隙が全く無くなるが、それでも歯付きセグメント20お
よびバイト軸部50Aの円滑な摺動を可能にする。次い
で、ロックスタッド96を締めつけることによってスタ
ッド92を係止すればよい。
【0044】図4、図5および図6に示すように、また
既に説明したように、スタッド92の回転によりスタッ
ド92を軸部50Aの内部で移動させ、それにより鋸歯
付きプランジャ90を押して矢印93の方向に移動させ
る。それにより、バイト軸部50Aのボディが同時に押
されて矢印93aの方向、すなわち、プランジャ90の
移動と反対の方向およびその引抜き方向に移動される。
【0045】図6に示すように、2つの部品90、50
Aの相対移動は反対方向であり、それらの歯、すなわ
ち、バイト軸部50Aの歯およびプランジャ90の歯9
1は歯付きセグメント20の歯22のそれぞれの対向フ
ランク22a、22bに作用する。歯フランクの輪郭は
平行ではないが、先細フランクである。歯は三角形のプ
リズム状の形状、漸伸線形状、フランクが不等輪郭であ
る形状、または輪郭が歯の頂部で収束線に接近するにつ
れて歯の厚さが減少する任意の他の形状を有してもよ
い。それらの輪郭によれば、矢印100で示す方向への
歯付きセグメント20を引抜き、すなわち、引っ込め、
および矢印101、102の方向への部品90、50A
の引抜き、すなわち、引っ込めを行うことができる。部
品90、50Aの引っ込めは歯付きセグメント20の引
っ込め方向と反対の方向であることはわかるであろう。
【0046】図4でわかるように、部品20、50Aは
円筒形ボディ10に設けられた適切な孔に摺動可能に設
けられており、プランジャ90もまたバイト軸部50A
の軸方向孔53Aに摺動可能に設けられている。引抜き
移動はすべての隙間が抑制された時に終わる。これらの
隙間は傾斜歯間であり、歯付きセグメント20と円筒形
ボディ10との間の一方の側であり、プランジャ90
と、これが傾斜歯の作用により押付けられるバイト軸部
50Aとの間の他方の側である。抑制される隙間はバイ
ト軸部50Aと、これが傾斜歯により或いはバイト軸部
50Aに対するプランジャ90の反動作用により押付け
られる円筒形ボディ10との間の隙間を含む。
【0047】歯付きセグメント20およびバイト軸部5
0Aの変位が隙間無し且つ干渉無しで金属−金属摺動状
態下に達すると、円筒形ボディ10に対する歯付きセグ
メント20の角変位を絶対に防ぐ状態が達成される。こ
の点で、外側部分における歯付きセグメント20の歯の
両側フランク22a、22bの支持接触は、図7に示す
ように、ミクロメータねじ30の中心(軸線)Bととも
に直角三角形ABCおよびDBCを形成している。斜辺
ABおよびDBの点A、Dでは、歯付きセグメント20
の歯はプランジャ90およびバイト軸部50Aの対応歯
91、52Aの点E、Fにおける金属−金属接触状態で
ある。これにより、歯付きセグメント20のいずれの角
移動をも防ぐが、歯付きセグメント20がボディ10の
孔1内で摺動する場合、歯付きセグメント20の横断面
形状および摺動軸線と直角な孔1の幾何学的形状が完全
な円に対応する。この点で、歯付きセグメント20は、
バイト軸部50Aおよびプランジャ90上の平らな平行
平面に位置する上記歯付きセグメント20の軸線と平行
に延びている正割に切断された平らな平面を有してい
る。
【0048】図2、図3および図6を参照すると、孔
2、1内のバイト軸部50、50Aおよび歯付きセグメ
ント20の摺動作用は背隙すなわち遊びが全く無い。同
様に、この摺動作用は歯22、52または22、52A
および91のフランク間のいずれの背隙も全く無い。ミ
クロメータねじ30の回転は雌ねじ部21において背隙
が全く無く、且つ軸方向背隙が全く無い。なぜなら、ス
ペーサリング41によって間隔を隔てられたリング4
0、42の隣接面がミクロメータねじ30のカラー35
を部分33、34間に保持して上記ミクロメータねじ3
0の軸方向の遊びを防ぐからである。しかも、図4に示
すように予備設定の半径方向の距離GF−EGがミクロ
ン以内に正確に維持されるように装置の部品を係合する
ことができる。すべての移動部品の変位が無背隙である
ことを確実にするのに、バイト縁部の最も遠い箇所から
円筒形ボディ10の幾何学的軸線までの半径方向距離G
F−EGがミクロンμ以内に保証されるようにバイト5
1の縁部の位置に安定性を与えることができる。かくし
て、360°の旋回において、バイトの摩耗が起こるま
で、精密反復性が確実に一定に確保される。
【0049】要約すると、透孔または盲孔のためのミク
ロメータ装置における読み細度は2つの動作減少装置に
よって生じられる2つの作用の組み合わせにより決ま
る。これらの作用のうちの第1の作用は、ノブ43の丸
1回りから達成されるようなミクロメータねじ30の軸
方向に沿った歯付きセグメント20の変位である。ミク
ロメータねじ30の結果的回転は、ミクロメータねじ3
0のミリメートル単位のねじ山ピッチとノブ43の目盛
り43a上の度盛り数すなわち線数との比であると定め
られる指数QIにより数学的に表すことができる。指数
QIは歯付きセグメント20の変位の初期段階を表して
いる。この初期変位が歯付きセグメント20に生じてい
る間、バイト軸部50、50Aの最終変位が後述のよう
に歯付きセグメント20の初期変位のほんの少しである
ようにしてバイト軸部50、50Aに変位を課す。
【0050】例えば、ミクロメータねじ30が0.5mm
のピッチを有し、50ケの度盛り(線)を持つ目盛り4
3aを有するノブ43に連結されていると仮定する。こ
れにより、歯付きセグメント20に課せられた変位につ
いて0.01mm、すなわち、各度盛りのミリメートルの
100分の1での読みを可能にする。かくして、QIは
0.5/50=0.01mm/各線である。
【0051】第2の作用は歯付きセグメント20の変位
量とバイト軸部50、50Aの半径方向変位量、その結
果、この変位により生じられるバイト先端部51の半径
方向変位量との比である指数QIIにより数学的に表す
ことができる。指数QIIは角度αの関数であり、装置
の改善すなわち改良の分割比として定められる。
【0052】例として、歯付きセグメントの変位が目盛
り43aの各度盛り(線)ごとに0.01mmであれば、
またバイト軸部50、50Aに引き起こされた半径方向
の変位が例えば各度盛り(線)ごとに0.0005mmで
あれば、分割比は式0.01/0.0005=20または
1:20により表される。すなわち、バイト先端部51
の半径方向の変位は分割比と同様に歯付きセグメント2
0の変位より数倍小さい。
【0053】これは、角度αを他のパラメータに関係さ
せる数学的比に応じて角度αを変化させることによっ
て、任意の分割比を得ることができることを意味してい
る。すなわち、歯付きセグメント20の所定量の変位に
より、角度αの値に応じて歯付きセグメント20の変位
より大きい或いは小さい大きさのバイト軸部50、50
Aの半径方向変位を引き起こす。
【0054】分割比は装置の分割細度を表すので、その
ように呼ばれており、すなわち、距離GF−EGで得ら
れる変化と歯付きセグメント20の変位変化との比であ
る。なお、分割細度は減少比にすぎない。
【0055】第3/最後の作用は目盛り付きノブ43、
従ってミクロメータねじ30の回転の結果、バイト軸部
50、50Aおよびバイト先端部51に引き起こされる
適切な半径方向変位である。この第3の作用は2つの前
述の作用と関連しており、指数QI、QIIの比である
指数QIIIにより数学的に表すことができる。
【0056】例として、QI=0.5/50=0.01mm
/各線、且つQII=0.01/0.0005=20であれ
ば、指数QIIIはQI/QII−0.01/20=0.0
005mm/各線である。
【0057】以上から、幾何学的回転軸線からバイト先
端部上の最も遠い箇所により描かれる半径である距離G
F−EGをたった3つの条件、すなわち、 1.幾何学的軸線の位置の変更および/または変化 2.バルブの摩耗、および、 3.ノブの回転により目盛り43aに対してオペレータ
または他の外的手段によりなされる変更、により変化さ
せることができる。
【0058】距離GF−EGを超精密標準以内で変化さ
せることができる他の条件は無い。なぜなら、ミクロメ
ータねじ30の最大の許容された軸方向動作および上記
ねじのねじ部とそのナットのねじ部との間の最大の許容
背隙により、バイト縁部のその幾何学的回転軸線に対す
る片寄りが極僅かになるからである。
【0059】更に、ミクロメータねじ30のカラー35
とそのリング40、41、42との間の0.002mmの
最大背隙を、リング40、41、42を製造する材料の
弾性特性を利用することによって減少させることがで
き、上記材料がねじ45の適切な締めつけにより圧縮を
受けると、0.002mmの上記最大の背隙を漸次減少さ
せてゼロに向かう傾向がある0.0001mm程度の微量
を変化させることができる。
【0060】
【発明の効果】以上で説明したように、ねじカラーにお
ける0.002mmの最大の許容背隙をリング40、4
1、42の弾性変形により減少される作用により0.00
01mm(ミクロンの10分の1)程度まで減少させる
ことができる。更に、ミクロメータねじ30のねじ部と
そのブッシュ24との間の最大の許容背隙すなわち遊び
を中空スタッド26に作用することによって背隙抑制に
より減少させることもできる。これにより、ミクロメー
タねじ30とブッシュ24との間の背隙すなわち遊びを
0.0001mm(ミクロンの10分の1)程度まで減少
させることができる。かくして、図示し且つ説明したよ
うな穴ぐりバイトは、現在の技術状態内に受入れられて
理解されるので、超精密部類すなわち精密度の定義によ
り課せられる要件を満たす。また、リング40、41、
42を提供することができる材料の固有の弾性変形によ
り減少される作用を予期され、十分に考慮し、概念(設
計)段階で理論的に分析し、次いで実験室の試験により
証明したこと、および実施した研究が予期し且つ予め考
慮したものの正当性を確実に確証したことを指摘するこ
とは重要である。
【0061】サブミクロン穴ぐりバイトおよび予備設定
装置の特定な構成を説明し、図示したが、本願の請求項
の範囲内に示される実施例に対して構造上の変更例を行
うことができることはわかるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】透孔を仕上げするのに使用する本発明のサブミ
クロン穴ぐりバイトの長さ方向の図である。
【図2】図1の線A−Aに沿った穴ぐりバイトの長さ方
向断面図である。
【図3】図2の線B−Bに沿った穴ぐりバイトの横断面
図である。
【図4】穴ぐりバイトの別の実施例を示す以外は、図3
と同様な横断面図である。
【図5】図4の線C−Cに沿った横断面図である。
【図6】図4に示す実施例の拡大詳細図である。
【図7】調整中の部品の反動を示す、図6に示す構成の
拡大詳細図である。
【符号の説明】
1 第1孔 2 第2孔 10 円筒形ボディ 20 歯付きセグメント 24 ブッシュ 26 中空スタッド 27 ピン 30 ミクロメータねじ 40 リング 41 スペーサリング 42 リング 43 操作ノブ 44 ロックナット 50 バイト軸部 55 ねじ 60 背隙抑制装置 61 ばね 90 プランジャ

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に円筒状のボディを有し、その中
    に第1の孔、および前記ボディの円周面に開口し、上記
    第1の孔を横切る第2の孔を有する穴ぐりバイトにおい
    て、上記第2の孔に移動可能に受け入れられるバイト先
    端を支持、運搬するバイト軸部と、上記ボディにより
    持、運搬され、上記第2孔におけるバイク軸部の位置
    設定を可能とする回転可能な操作ノブと、上記バイト
    軸部を移動させるための上記第1孔内の移動手段とを
    備え、上記移動手段は上記操作ノブに連結され、上記操
    作ノブの回転に応じて上記バイト軸部を上記孔内で移動
    するように構成されさらに、上記バイト軸部の背隙を
    抑制するための背隙抑制手段を備え、上記背隙抑制手段
    上記バイト軸部内で延びるバイト軸部孔に収容された
    弾性手段よりなり、この弾性手段は上記バイト軸部孔に
    ねじ込まれ、かつ、ばねによって上記ボディの円周面の
    内方の方向に押圧される第1ねじ付きスタッドよりな
    り、上記ばねは上記バイト軸部孔に受け入れられ、上記
    第1ねじ付きスタッドに作用する第1端部と、第2ねじ
    付きスタッドに作用する第2端部とを有しており、上記
    第2ねじ付きスタッドは上記ボディ内を延びていて上記
    バイト軸部孔を横切るさらに他の孔にねじ込まれている
    ことを特徴とする穴ぐりバイト。
  2. 【請求項2】 上記背隙抑制手段は上記バイト軸部内を
    概ね軸方向に延びる孔内に摺動可能に受入れられたプラ
    ンジャよりなり、上記プランジャは上記移動手段と係合
    する係合手段を支持していることを特徴とする請求項1
    に記載の孔ぐりバイト。
  3. 【請求項3】 上記移動手段は上記バイト軸部により支
    持された対応する歯すなわち鋸歯と係合するための歯す
    なわち鋸歯を支持しており、それにより上記バイト軸部
    は上記移動手段により移動可能であり、また上記プラン
    ジャの上記係合手段は、上記移動手段により支持された
    歯すなわち鋸歯と係合するための歯すなわち鋸歯よりな
    ることを特徴とする請求項に記載の穴ぐりバイト。
  4. 【請求項4】 ねじ付きスタッドが上記プランジャと当
    接状態で上記バイト軸部の上記軸方向孔と係合されて、
    上記軸方向孔内の上記ねじ付きスタッドの位置の調整に
    よりプランジャの位置を調整するようになっていること
    を特徴とする請求項またはに記載の穴ぐりバイト。
  5. 【請求項5】 上記移動手段は上記第1孔に沿って延び
    る回転可能なミクロメータねじを備えており、上記ミク
    ロメータねじはこれを操作ノブの回転により回転させる
    ように、その一端であるいはその一端近くで上記操作ノ
    ブに連結されており、また上記移動手段は上記第1孔内
    に位置決めされた伝達手段を備えており、上記伝達手段
    は上記ミクロメータねじが通っている軸方向孔を有して
    おり、上記ねじはその回転により上記伝達手段を移動さ
    せるように上記伝達手段に連結されており、上記伝達手
    段は上記バイト軸部に連結されていることを特徴とする
    請求項1ないしのうちのいずれかに記載の穴ぐりバイ
    ト。
  6. 【請求項6】 上記伝達手段は上記ミクロメータねじの
    回転により往復移動するように構成された歯付きセグメ
    ントよりなり、上記歯付きセグメントの歯は上記バイト
    軸部の対応歯と係合することを特徴とする請求項に記
    載の穴ぐりバイト。
  7. 【請求項7】 バイト軸部と歯付きセグメントとの間の
    背隙を抑制するために、移動減少機構が設けられてお
    り、該移動減少機構は、歯付きセグメントに対して正割
    な平面において長さ方向に配置され、かつ歯付きセグメ
    ントの幾何学的軸線に対して傾斜された歯すなわち鋸歯
    を備えており、上記歯すなわち鋸歯はバイト軸部の正割
    平面に設けられた対応歯すなわち鋸歯に無背隙で選択的
    に係合可能であることを特徴とする請求項に記載の穴
    ぐりバイト。
  8. 【請求項8】 上記第1孔内に保持されたブッシュを更
    に備えており、上記ブッシュは上記伝達手段が係合され
    る雌ねじ部を有していることを特徴とする請求項ない
    のうちのいずれかに記載の穴ぐりバイト。
  9. 【請求項9】 上記ミクロメータねじは操作ノブから最
    も速いその端部にねじ部分を備えており、該ねじ部分は
    歯付きセグメントに設けられて軸方向孔を通って延びて
    おり、かつハウジングに設けられた雌ねじ部と噛み合っ
    ており、上記ブッシュは中空スタッドの延長部に受入ら
    れており、上記中空スタッドの端部は上記歯付きセグメ
    ントにねじ連結されていることを特徴とする請求項
    記載の穴ぐりバイト。
  10. 【請求項10】 歯付きセグメントは上記円筒形ボディ
    の上記第1孔内で軸方向に摺動可能であり、上記歯付き
    セグメントの摺動運動は操作ノブの回転およびミクロメ
    ータねじの結果的な回転により引き起こされることを特
    徴とする請求項に記載の穴ぐりバイト。
  11. 【請求項11】 上記背隙抑制手段は、上記バイト軸部
    内に概ね軸方向に延びる孔内に摺動可能に受入れられ、
    かつ上記歯付きセグメントの対応歯すなわち鋸歯と係合
    するための歯すなわち鋸歯を支持しているプランジャよ
    りなり、上記プランジャの調整は軸方向孔によるもので
    あり、プランジャは、歯付きセグメントの歯すなわち鋸
    歯のフランクとプランジャおよびバイト軸部の両方の歯
    すなわち鋸歯のフランクとの間に金属−金属接触が起こ
    るように調整され、上記調整スタッドはロックスタッド
    により調整位置に係合可能であることを特徴とする請求
    ないし10のうちのいずれかに記載の穴ぐりバイ
    ト。
  12. 【請求項12】 バイト軸部の内方の調整スタッドの移
    動は、半径方向外方のプランジャの移動および上記ボデ
    ィの円周面の概ね内方の反対方向のバイト軸部の移動を
    引き起こすことを特徴とする請求項11に記載の穴ぐり
    バイド。
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