JP3335326B2 - 屋上を利用した葡萄栽培 - Google Patents
屋上を利用した葡萄栽培Info
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- JP3335326B2 JP3335326B2 JP18049999A JP18049999A JP3335326B2 JP 3335326 B2 JP3335326 B2 JP 3335326B2 JP 18049999 A JP18049999 A JP 18049999A JP 18049999 A JP18049999 A JP 18049999A JP 3335326 B2 JP3335326 B2 JP 3335326B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は屋根の上に葡萄棚
を設置する葡萄棚設置方法と、屋根の上の葡萄棚に葡萄
蔓を這わせて葡萄を栽培する葡萄栽培方法に関する。
を設置する葡萄棚設置方法と、屋根の上の葡萄棚に葡萄
蔓を這わせて葡萄を栽培する葡萄栽培方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の葡萄栽培は畑を利用して栽培され
ている、その場合住居から距離があるため、交通に無駄
な時間を要する、又日々の手入れが疎かになりがちにな
る。畑の購入資金も莫大であるので、収益をあげるのに
大変である、従ってそれは製品に転化され競争力が低下
するのである。本発明の屋上栽培では、現場まで行く時
間が殆どかからないのと、暇な時間に葡萄の手入れが出
来ることと、屋上を利用するので畑の購入資金が全く掛
からない事である。葡萄棚の設置に資金が掛るだけであ
って生産費が、ぐんと下がることである。現在都市近郊
では土地の値段が高いため、農地を購入して、新に農業
を始めることは、採算上不可能に近い、併し屋上はただ
で利用できるのである都会の屋上も山間僻地の屋上も均
一である。勿論海外でも、同じ事が云える。
ている、その場合住居から距離があるため、交通に無駄
な時間を要する、又日々の手入れが疎かになりがちにな
る。畑の購入資金も莫大であるので、収益をあげるのに
大変である、従ってそれは製品に転化され競争力が低下
するのである。本発明の屋上栽培では、現場まで行く時
間が殆どかからないのと、暇な時間に葡萄の手入れが出
来ることと、屋上を利用するので畑の購入資金が全く掛
からない事である。葡萄棚の設置に資金が掛るだけであ
って生産費が、ぐんと下がることである。現在都市近郊
では土地の値段が高いため、農地を購入して、新に農業
を始めることは、採算上不可能に近い、併し屋上はただ
で利用できるのである都会の屋上も山間僻地の屋上も均
一である。勿論海外でも、同じ事が云える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在世界で最大の問題
は、大気の汚染である。人口の増加で車の氾濫、工場か
らの排気ガス等々、今この問題に急遽対処しなければ、
将来に禍根を残すことになる。本発明の屋上葡萄栽培に
よって緑化が進めば、植物の媒介で現在問題になっい
る、大気汚染が一挙に解決するのである。葡萄で屋上を
緑化出来る期間は春夏の二半期であるが、世界的規模で
行えば、どこかで汚染された大気が浄化されていること
になる。
は、大気の汚染である。人口の増加で車の氾濫、工場か
らの排気ガス等々、今この問題に急遽対処しなければ、
将来に禍根を残すことになる。本発明の屋上葡萄栽培に
よって緑化が進めば、植物の媒介で現在問題になっい
る、大気汚染が一挙に解決するのである。葡萄で屋上を
緑化出来る期間は春夏の二半期であるが、世界的規模で
行えば、どこかで汚染された大気が浄化されていること
になる。
【0004】また、食料不足時代に資すること。食料不
足で世界の各地で餓死者が続出している現在、此れを解
決することが急務である。畑作葡萄栽培を屋上葡萄栽培
に転換し、その余剰農地を、他の農産物の生産に振り替
えれば、新たな食糧生産が可能となる。
足で世界の各地で餓死者が続出している現在、此れを解
決することが急務である。畑作葡萄栽培を屋上葡萄栽培
に転換し、その余剰農地を、他の農産物の生産に振り替
えれば、新たな食糧生産が可能となる。
【0005】また、屋上が萄栽培によって、緑化すれば
夏期の強烈な太陽熱を、吸収してくれるので、室内の冷
房に役立ち、従って電力消費の節約ひいては、電力工場
から排出される煤煙を少なくし、市街地にも爽やかな空
気をもたらす事が出来る。
夏期の強烈な太陽熱を、吸収してくれるので、室内の冷
房に役立ち、従って電力消費の節約ひいては、電力工場
から排出される煤煙を少なくし、市街地にも爽やかな空
気をもたらす事が出来る。
【0006】また、屋上葡萄栽培は新規の産業であるの
で、永続的に新たな職場が発生する趣味として従事する
には最適であるが、それが出来ない人もある、その際専
門職人の職場が発生する。葡萄栽培、葡萄棚の製作工
場、葡萄を使用した食品工場等である。
で、永続的に新たな職場が発生する趣味として従事する
には最適であるが、それが出来ない人もある、その際専
門職人の職場が発生する。葡萄栽培、葡萄棚の製作工
場、葡萄を使用した食品工場等である。
【0007】また、従来の葡萄栽培の従事者の失業が発
生すると思われるが、今後段凸に高騰するものは食料で
ある、農家はこれから職業の花形になる、なぜなら人口
増で食料不足時代が目前に迫っているからである。葡萄
畑を他の適産品種に、転作する事によって、新しき職場
が発生する。又葡萄の屋上栽培も新規に始めることが出
来る。
生すると思われるが、今後段凸に高騰するものは食料で
ある、農家はこれから職業の花形になる、なぜなら人口
増で食料不足時代が目前に迫っているからである。葡萄
畑を他の適産品種に、転作する事によって、新しき職場
が発生する。又葡萄の屋上栽培も新規に始めることが出
来る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る葡萄棚設
置方法は次のようにして屋根の上に葡萄棚を設置するこ
とを特徴とするものである。
置方法は次のようにして屋根の上に葡萄棚を設置するこ
とを特徴とするものである。
【0009】屋根の上の軒先に沿った部分に板を敷き、
この板を屋根のこの軒先に沿った部分に固定する。
この板を屋根のこの軒先に沿った部分に固定する。
【0010】屋根の一方の軒端より30cm内側に入っ
た所に縦桟を置く。次の縦桟は先の縦桟から120cm
の間隔を取って置く。その次の縦桟は30cmの間隔を
取って置く。この縦桟と縦桟の間の30cmの間隔の所
は通路になる。以上を順次繰り返し、他方の軒端まで縦
桟を置いて行く。これらの縦桟の下端部は軒先より25
cm上った所とする。
た所に縦桟を置く。次の縦桟は先の縦桟から120cm
の間隔を取って置く。その次の縦桟は30cmの間隔を
取って置く。この縦桟と縦桟の間の30cmの間隔の所
は通路になる。以上を順次繰り返し、他方の軒端まで縦
桟を置いて行く。これらの縦桟の下端部は軒先より25
cm上った所とする。
【0011】次に、上記縦桟と縦桟の間の30cmの間
隔の所に板を置き、通路とする。
隔の所に板を置き、通路とする。
【0012】次に、縦桟に対し横桟を組んで行く。この
横桟を1番目の縦桟より、軒端に向かって30cm出
し、縦桟の下端より5cm上がった箇所に、紐で結び合
わす。順次前述の間隔を取りながら、次の縦桟へと結ん
で行く。2番目の横桟は、1番目より30cmの間隔を
取り、1番目と同様に結んで行く、以下同様、棟まで組
んで行く。縦桟と横桟で棚が形成される。
横桟を1番目の縦桟より、軒端に向かって30cm出
し、縦桟の下端より5cm上がった箇所に、紐で結び合
わす。順次前述の間隔を取りながら、次の縦桟へと結ん
で行く。2番目の横桟は、1番目より30cmの間隔を
取り、1番目と同様に結んで行く、以下同様、棟まで組
んで行く。縦桟と横桟で棚が形成される。
【0013】棟の両肩に2枚の板を平行に置き、この2
枚の板を紐で止める。
枚の板を紐で止める。
【0014】棚の下に脚を入れて棚の高さを30〜40
cmにする。脚は屋上が傾斜しているので、3脚を用い
る。1本の縦桟に3か所脚を設置する。但し、通路の右
側の縦桟には脚を設置しない。
cmにする。脚は屋上が傾斜しているので、3脚を用い
る。1本の縦桟に3か所脚を設置する。但し、通路の右
側の縦桟には脚を設置しない。
【0015】通路上の横桟は2番目の横桟から1本置き
に切断する。その際、両側の縦桟の結び目の所を各5c
mずつ残し20cm切断する。
に切断する。その際、両側の縦桟の結び目の所を各5c
mずつ残し20cm切断する。
【0016】棚の中程の両脇に横桟の方向に筋交い脚を
設置する。各縦桟の下に垂木を1本横に入れ各縦桟と結
び、その垂木の下に底辺1mの筋交い脚を取り付ける。
縦方向にも同様2脚設置する。
設置する。各縦桟の下に垂木を1本横に入れ各縦桟と結
び、その垂木の下に底辺1mの筋交い脚を取り付ける。
縦方向にも同様2脚設置する。
【0017】屋根の反対斜面も同様に棚を設置する。屋
根の頂上で両方から来た縦桟の接点に、脚を設置する。
両縦桟を脚に固定し、脚の下部は棟の形状によく接触す
るように造る。両方から来た通路の敷き板も紐で繋ぐ。
棚上に鉄線を通し、この鉄線の端部を軒端と軒先に固定
する。
根の頂上で両方から来た縦桟の接点に、脚を設置する。
両縦桟を脚に固定し、脚の下部は棟の形状によく接触す
るように造る。両方から来た通路の敷き板も紐で繋ぐ。
棚上に鉄線を通し、この鉄線の端部を軒端と軒先に固定
する。
【0018】また、この発明に係る屋上葡萄栽培方法は
屋根の上の葡萄棚に以下の〜のいずれかの方法で葡
萄蔓を這わせて葡萄を栽培することを特徴とするもので
ある。
屋根の上の葡萄棚に以下の〜のいずれかの方法で葡
萄蔓を這わせて葡萄を栽培することを特徴とするもので
ある。
【0019】屋上に鉢植えの葡萄苗を置き、1m50
cm位伸びた時点で、鉢に綱を掛けて軒下にさげ、先端
部分を葡萄棚に残し苗の成長に合わせて徐々に地面に下
げて行き、鉢が地面に届いたところで鉢の中の苗を地面
に移植する。
cm位伸びた時点で、鉢に綱を掛けて軒下にさげ、先端
部分を葡萄棚に残し苗の成長に合わせて徐々に地面に下
げて行き、鉢が地面に届いたところで鉢の中の苗を地面
に移植する。
【0020】屋上に鉢植えの葡萄苗を置き、略4m5
0cm伸びた時点で、鉢を地面に下し、鉢の中の苗を地
面に移植する。
0cm伸びた時点で、鉢を地面に下し、鉢の中の苗を地
面に移植する。
【0021】太陽のよく当る場所で葡萄苗を4m50
cm〜7m50cm成長させて、蔓を直径略1mの輪に
して、傷まないように目的の場所まで運び、鉢の中の苗
を地面に移植し、輪になった蔓を解き直線状にして葡萄
棚に這わす。
cm〜7m50cm成長させて、蔓を直径略1mの輪に
して、傷まないように目的の場所まで運び、鉢の中の苗
を地面に移植し、輪になった蔓を解き直線状にして葡萄
棚に這わす。
【0022】
【作用】葡萄の屋上栽培に依って、空前の余剰農地が発
生する。この農地を世界的規模で、換算するとその価値
は、天文学的数字になる、併し考えてみると屋上は全く
の、ただである。この全くただの屋上と、莫大な資金を
投じて造成した農地とは葡萄栽培に関する限り、合い等
しいことになる。此れによって発生する空前の余剰農地
を他の食糧の生産に切り替えれば一挙に食糧問題が解決
するのである、此れを世界的規模で行えば、空気を正常
に戻し、森林の伐採が必要なくなるのである。このまま
温暖化現象が進めば、相乗的に取り返しのつかない問題
が発生する。目的を達成するにあたり如何にコストを下
げ、より成果を上げるかが経済の鉄則であるが、本発明
は葡萄栽培で収益を上げながら、葡萄植物の媒介で大気
の汚染を清掃する事が出来るのである。
生する。この農地を世界的規模で、換算するとその価値
は、天文学的数字になる、併し考えてみると屋上は全く
の、ただである。この全くただの屋上と、莫大な資金を
投じて造成した農地とは葡萄栽培に関する限り、合い等
しいことになる。此れによって発生する空前の余剰農地
を他の食糧の生産に切り替えれば一挙に食糧問題が解決
するのである、此れを世界的規模で行えば、空気を正常
に戻し、森林の伐採が必要なくなるのである。このまま
温暖化現象が進めば、相乗的に取り返しのつかない問題
が発生する。目的を達成するにあたり如何にコストを下
げ、より成果を上げるかが経済の鉄則であるが、本発明
は葡萄栽培で収益を上げながら、葡萄植物の媒介で大気
の汚染を清掃する事が出来るのである。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明は屋上を利用して葡萄棚
を設置し、この棚に葡萄蔓を這わして葡萄を栽培するこ
とが出来る屋上葡萄栽培方法である。木材、金属、プラ
スチック材等の、材料を用いて葡萄棚を造る。屋上葡萄
栽培は、他の畑作栽培と違って栽培面積が狭ので、屋上
は最大限の利用に努める。
を設置し、この棚に葡萄蔓を這わして葡萄を栽培するこ
とが出来る屋上葡萄栽培方法である。木材、金属、プラ
スチック材等の、材料を用いて葡萄棚を造る。屋上葡萄
栽培は、他の畑作栽培と違って栽培面積が狭ので、屋上
は最大限の利用に努める。
【0024】軒下部分に30cm幅の通路をとり、上に
板を敷き固定する、屋根の造りに凹凸が有る合は、凹凸
のない方の屋根端を基準にして棚を組み始める、屋根の
右端より30cm内側に縦桟を置く、この縦桟は垂木等
を用いる。次の縦桟は120cmの間隔を取って置く、
その次の縦桟は30cmの間隔を取って置く、この30
cm巾の所は通路になる所であり又風通しを良くする為
である。以上を順次繰り返し軒端迄縦桟を置いて行く。
これらの縦桟の下端部の位置は軒下より25cm上った
所とする
板を敷き固定する、屋根の造りに凹凸が有る合は、凹凸
のない方の屋根端を基準にして棚を組み始める、屋根の
右端より30cm内側に縦桟を置く、この縦桟は垂木等
を用いる。次の縦桟は120cmの間隔を取って置く、
その次の縦桟は30cmの間隔を取って置く、この30
cm巾の所は通路になる所であり又風通しを良くする為
である。以上を順次繰り返し軒端迄縦桟を置いて行く。
これらの縦桟の下端部の位置は軒下より25cm上った
所とする
【0025】次に、30cm巾の通路上に板を置く、こ
れは作業し又葡萄の手入れ等の時、この上を静に歩けば
屋根の破損を防ぐ事が出来る。この通路上の板である
が、瓦屋根の場合は瓦が湾曲しているので、その低部を
中心にして2枚の貫き板を置く、この様にすれば、体重
が瓦に対し分散してかかるので、瓦の破損を防ぐことが
出来る。
れは作業し又葡萄の手入れ等の時、この上を静に歩けば
屋根の破損を防ぐ事が出来る。この通路上の板である
が、瓦屋根の場合は瓦が湾曲しているので、その低部を
中心にして2枚の貫き板を置く、この様にすれば、体重
が瓦に対し分散してかかるので、瓦の破損を防ぐことが
出来る。
【0026】次に縦桟に対し横桟を組んで行く、この横
桟は半割り等を用いる。この半割りとは、貫板を半分に
した板である。この横桟を1番目の縦桟より、軒端に向
かって30cm出し、縦桟の下端より5cm上がった箇
所に、ビニール紐で結び合わす、順次前述の間隔を取り
ながら、次の縦桟へと結んで行く。2番目の横桟は、1
番目より30cmの間隔を取り、1番目と同様に結んで
行く、以下同様棟まで組んで行く。
桟は半割り等を用いる。この半割りとは、貫板を半分に
した板である。この横桟を1番目の縦桟より、軒端に向
かって30cm出し、縦桟の下端より5cm上がった箇
所に、ビニール紐で結び合わす、順次前述の間隔を取り
ながら、次の縦桟へと結んで行く。2番目の横桟は、1
番目より30cmの間隔を取り、1番目と同様に結んで
行く、以下同様棟まで組んで行く。
【0027】棟の両肩に平行して板を置き、両方を紐で
止める。この板は通路になるところである。棚の高さは
葡萄の種類にもよるが、30〜40cm位にする。脚は
屋上が傾斜しているので、3脚を用いる。1本の縦桟に
3か所脚を設置する。但し通路の右側の縦桟には必要と
しない。
止める。この板は通路になるところである。棚の高さは
葡萄の種類にもよるが、30〜40cm位にする。脚は
屋上が傾斜しているので、3脚を用いる。1本の縦桟に
3か所脚を設置する。但し通路の右側の縦桟には必要と
しない。
【0028】通路上の横桟は歩行に不便であるので、2
番目の横桟から1本置きに切断する。その際両側の縦桟
の結び目の所を、各5cmずつ残し20cm切断する。
通路上の横桟を全部切断すると一体性が無くなり、棚が
弱体化するので注意を要する。
番目の横桟から1本置きに切断する。その際両側の縦桟
の結び目の所を、各5cmずつ残し20cm切断する。
通路上の横桟を全部切断すると一体性が無くなり、棚が
弱体化するので注意を要する。
【0029】棚の中程の両脇に横桟の方向に、筋交い脚
を設置する。各縦桟の下に垂木を1本横に入れて各縦桟
と結び、その垂木の下に底辺1mの筋かい脚を取り付け
る。縦方向にも同様2脚設置する。
を設置する。各縦桟の下に垂木を1本横に入れて各縦桟
と結び、その垂木の下に底辺1mの筋かい脚を取り付け
る。縦方向にも同様2脚設置する。
【0030】屋根の反対斜面も同様に棚を設置する。屋
根の頂上で両方から来た縦桟の接点に、脚を設置する。
脚は幅広に造り両縦桟を固定し脚の下部は棟の形状によ
く接触するように造る。両方から来た通路の敷き板も紐
で繋ぎ落下を防ぐ棚上を鉄線を通し、左右上下2箇所ず
つ、軒端と軒下で固定する、
根の頂上で両方から来た縦桟の接点に、脚を設置する。
脚は幅広に造り両縦桟を固定し脚の下部は棟の形状によ
く接触するように造る。両方から来た通路の敷き板も紐
で繋ぎ落下を防ぐ棚上を鉄線を通し、左右上下2箇所ず
つ、軒端と軒下で固定する、
【0031】以上木材を中心に造ったのであるが、大量
に造る場合は金属、プラスチック材等を使用すると効率
的である。鉄筋コンクリートで屋上が強固で平坦の場合
は棚の高さは、1m60cm位に設置すれば作業がし易
い。
に造る場合は金属、プラスチック材等を使用すると効率
的である。鉄筋コンクリートで屋上が強固で平坦の場合
は棚の高さは、1m60cm位に設置すれば作業がし易
い。
【0032】壁棚の場合は必要に応じ高さを決める。こ
こで云う壁棚とは、普通は屋根に平行して棚を設置する
が、壁棚は屋根に対し垂直又は斜傾した棚を云う。ビル
などで日の当る不要の壁面があれば、網棚を使用すると
よい、この網棚はビニール紐を用いて、20cm位の升
目に編み、所定の広さに造り、ビルの壁に垂らす。ビル
は風当たりが強いので、30cm位壁と間隔を取り壁に
当らないように設置する。
こで云う壁棚とは、普通は屋根に平行して棚を設置する
が、壁棚は屋根に対し垂直又は斜傾した棚を云う。ビル
などで日の当る不要の壁面があれば、網棚を使用すると
よい、この網棚はビニール紐を用いて、20cm位の升
目に編み、所定の広さに造り、ビルの壁に垂らす。ビル
は風当たりが強いので、30cm位壁と間隔を取り壁に
当らないように設置する。
【0033】この網棚を屋上で使用する場合は、長方形
の鉄枠を造り、網を張り、これを2台造って屋根の両面
に置き、屋根の頂上で2台を繋ぎ合わす、要所要所に脚
を取り付け、筋交いを入れて組み立てる。網の弛みを取
るには、網の下にロープ又は桟を入れ、鉄枠に取りつ
け、下に脚を取り付けて弛みを取る。
の鉄枠を造り、網を張り、これを2台造って屋根の両面
に置き、屋根の頂上で2台を繋ぎ合わす、要所要所に脚
を取り付け、筋交いを入れて組み立てる。網の弛みを取
るには、網の下にロープ又は桟を入れ、鉄枠に取りつ
け、下に脚を取り付けて弛みを取る。
【0034】以上説明したようにして葡萄棚が形成され
る。そして、このようにして形成された葡萄棚には次の
〜のような方法によって葡萄蔓を這わし、葡萄を栽
培する。
る。そして、このようにして形成された葡萄棚には次の
〜のような方法によって葡萄蔓を這わし、葡萄を栽
培する。
【0035】都会等では庭や空き地が少なく、日の当
る場所が少ないので、日陰では植物が育たないため、屋
上に鉢植えの葡萄苗を置き、1m50cm位伸びた時点
で、鉢に綱を掛けて軒下にさげる。先端部分を葡萄棚に
残し苗の成長に合わせて、徐々に地面に下げて行き苗床
に移植する。
る場所が少ないので、日陰では植物が育たないため、屋
上に鉢植えの葡萄苗を置き、1m50cm位伸びた時点
で、鉢に綱を掛けて軒下にさげる。先端部分を葡萄棚に
残し苗の成長に合わせて、徐々に地面に下げて行き苗床
に移植する。
【0036】屋上に鉢植えの葡萄苗を置き、4m50
cm位伸びた時点で、鉢を地面に下し、苗床へ移植す
る。
cm位伸びた時点で、鉢を地面に下し、苗床へ移植す
る。
【0037】太陽のよく当る場所で葡萄苗を4m50
cm乃至7m50cm位成長させて、蔓を直径1m位の
輪にして、傷まないように目的の場所まで運び所定の苗
床に移植し、輪になった蔓を解き直線状にして葡萄棚に
這わす。
cm乃至7m50cm位成長させて、蔓を直径1m位の
輪にして、傷まないように目的の場所まで運び所定の苗
床に移植し、輪になった蔓を解き直線状にして葡萄棚に
這わす。
【0038】
【発明の効果】この発明によれば、広大な面積を必要と
する葡萄畑を屋上栽培に転換することができるので、余
剰農地が労せずして発生し、この余剰農地に他の農産物
を栽培すれば、森林伐採等の環境破壊をせず、目前に迫
った世界的な食料不足を解決することができる。
する葡萄畑を屋上栽培に転換することができるので、余
剰農地が労せずして発生し、この余剰農地に他の農産物
を栽培すれば、森林伐採等の環境破壊をせず、目前に迫
った世界的な食料不足を解決することができる。
【0039】また、この発明によれば、屋上の葡萄栽培
によって現在問題になっている大気汚染が一挙に解決す
る。そして、葡萄で屋上を緑化出来る期間は春夏の二半
期であるが、屋上の葡萄栽培を世界的規模で行えば、汚
染された大気がどこかで浄化されることになる。
によって現在問題になっている大気汚染が一挙に解決す
る。そして、葡萄で屋上を緑化出来る期間は春夏の二半
期であるが、屋上の葡萄栽培を世界的規模で行えば、汚
染された大気がどこかで浄化されることになる。
【0040】また、この発明によれば、屋上が葡萄の葉
によって覆われ、夏期の強烈な太陽熱を吸収してくれる
ので、室内の冷房に役立ち、従って電力消費の節約ひい
ては、電力工場から排出される煤煙を少なくし、市街地
にも爽やかな空気をもたらすことができる。
によって覆われ、夏期の強烈な太陽熱を吸収してくれる
ので、室内の冷房に役立ち、従って電力消費の節約ひい
ては、電力工場から排出される煤煙を少なくし、市街地
にも爽やかな空気をもたらすことができる。
【0041】また、この発明によれば、葡萄棚の設置に
若干の資金が掛るものの、現場まで行く時間が殆どかか
らないのと、暇な時間に葡萄の手入れが出来ることと、
屋上を利用するので畑の購入資金が全く掛からないの
で、葡萄を安価に生産することができる。
若干の資金が掛るものの、現場まで行く時間が殆どかか
らないのと、暇な時間に葡萄の手入れが出来ることと、
屋上を利用するので畑の購入資金が全く掛からないの
で、葡萄を安価に生産することができる。
【0042】また、この発明によれば、葡萄栽培、葡萄
棚の製作工場、葡萄を使用した食品工場等の新たな職場
が永続的に発生する。
棚の製作工場、葡萄を使用した食品工場等の新たな職場
が永続的に発生する。
Claims (4)
- 【請求項1】 次のようにして屋根の上に葡萄棚を設置
することを特徴とする葡萄棚設置方法。屋根の上の軒先
に沿った部分に板を敷き、この板を屋根のこの軒先に沿
った部分に固定する。屋根の一方の軒端より30cm内
側に入った所に縦桟を置く。次の縦桟は先の縦桟から1
20cmの間隔を取って置く。その次の縦桟は30cm
の間隔を取って置く。この縦桟と縦桟の間の30cmの
間隔の所は通路になる。以上を順次繰り返し、他方の軒
端まで縦桟を置いて行く。これらの縦桟の下端部は軒先
より25cm上った所とする。次に、上記縦桟と縦桟の
間の30cmの間隔の所に板を置き、通路とする。次
に、縦桟に対し横桟を組んで行く。この横桟を1番目の
縦桟より、軒端に向かって30cm出し、縦桟の下端よ
り5cm上がった箇所に、紐で結び合わす。順次前述の
間隔を取りながら、次の縦桟へと結んで行く。2番目の
横桟は、1番目より30cmの間隔を取り、1番目と同
様に結んで行く、以下同様、棟まで組んで行く。縦桟と
横桟で棚が形成される。棟の両肩に2枚の板を平行に置
き、この2枚の板を紐で止める。棚の下に脚を入れて棚
の高さを30〜40cmにする。脚は屋上が傾斜してい
るので、3脚を用いる。1本の縦桟に3か所脚を設置す
る。但し、通路の右側の縦桟には脚を設置しない。通路
上の横桟は2番目の横桟から1本置きに切断する。その
際、両側の縦桟の結び目の所を各5cmずつ残し20c
m切断する。棚の中程の両脇に横桟の方向に筋交い脚を
設置する。各縦桟の下に垂木を1本横に入れ各縦桟と結
び、その垂木の下に底辺1mの筋交い脚を取り付ける。
縦方向にも同様2脚設置する。屋根の反対斜面も同様に
棚を設置する。屋根の頂上で両方から来た縦桟の接点
に、脚を設置する。両縦桟を脚に固定し、脚の下部は棟
の形状によく接触するように造る。両方から来た通路の
敷き板も紐で繋ぐ。棚上に鉄線を通し、この鉄線の端部
を軒端と軒先に固定する。 - 【請求項2】 屋根の上に鉢植えの葡萄苗を置き、1m
50cm位伸びた時点で、鉢に綱を掛けて軒下にさげ、
先端部分を屋根の上の葡萄棚に残し苗の成長に合わせて
徐々に地面に下げて行き、鉢が地面に届いたところで鉢
の中の苗を地面に移植することを特徴とする葡萄栽培方
法。 - 【請求項3】 屋根の上に鉢植えの葡萄苗を置き、略4
m50cm伸びた時点で、先端部分を屋根の上の葡萄棚
に残し、鉢を地面に下し、鉢の中の苗を地面に移植する
ことを特徴とする葡萄栽培方法。 - 【請求項4】 太陽のよく当る場所で葡萄苗を4m50
cm〜7m50cm成長させ、蔓を直径略1mの輪にし
て傷まないように目的の場所まで運び、鉢の中の苗を地
面に移植し、輪になった蔓を解き直線状にして屋根の上
の葡萄棚に這わすことを特徴とする葡萄栽培方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18049999A JP3335326B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 屋上を利用した葡萄栽培 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18049999A JP3335326B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 屋上を利用した葡萄栽培 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000324962A JP2000324962A (ja) | 2000-11-28 |
JP3335326B2 true JP3335326B2 (ja) | 2002-10-15 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP18049999A Expired - Fee Related JP3335326B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 屋上を利用した葡萄栽培 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3335326B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102388781B (zh) * | 2011-09-13 | 2013-05-22 | 广西壮族自治区农业科学院生物技术研究所 | 一种高垂架式葡萄栽培方法 |
-
1999
- 1999-05-20 JP JP18049999A patent/JP3335326B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000324962A (ja) | 2000-11-28 |
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