JP3333940B2 - X線を使用して層の厚みを測定する装置の較正装置および較正方法 - Google Patents

X線を使用して層の厚みを測定する装置の較正装置および較正方法

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    • G01B15/02Measuring arrangements characterised by the use of electromagnetic waves or particle radiation, e.g. by the use of microwaves, X-rays, gamma rays or electrons for measuring thickness
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Description

【発明の詳細な説明】 X線を使用して物質の厚みすなわち被覆の厚みをゲー
ジ測定するシステムは、多くの文献、特にジニュー(Gi
gnoux)とムレイ(Murray)の米国特許第4574387号に詳
細に発表されている。さらに精度を上げるには、厚みを
検出器出力と関係づける一つの曲線すなわち関数を得る
ために、異なるゲージ厚みを持つ多数の標準器又はこれ
らの組み合わせをビーム中に配置する、曲線あわせとし
ての周知の作業を、これらのゲージを用いてしばしば実
施する必要がある。ビーム中の標準器の各組み合わせに
対して、ゲージの演算手段が、標準器の合計が示す厚み
と、ゲージ検知器から得られる読み取り値とを記憶す
る。次に、厚みの関数として検知器出力が示す全ての点
にわたって、曲線を当てはめる。この「曲線あわせ」と
呼ばれる作業は、面倒でしかもコストがかかるうえに、
別々に使用する10個又は12個にも及ぶ標準器をふくむ標
準マガジンが必要である。再度完全な較正を行う必要が
生ずるのは、調整の目的でX線管に供給した高電圧に比
例する電圧をフィードバックするために、分圧器として
使用した高電圧抵抗器のような構成要素の公差が原因
で、X線管に供給される高電圧が変動することに主たる
原因がある。これらの高電圧抵抗器には、製造に起因す
る公差と、電圧および温度に関する係数とが存在する。
その結果、正確ではあるが極めて高いコストのかかる
高電圧計を用いて、X線管にかかる電圧を直接測定しな
いことには、X線管にかかる高電圧の正確な値は、決し
て求まらない。しかし、X線によるゲージ測定システム
では、X線管にかかる高電圧変動が、厚み測定の際の精
度損失となって現れる。
再度完全な較正を行う必要は絶対的であって、ゲージ
のX線源が故障して取り替えを要するときは、特にそう
である。
本発明は、完全に較正することを必要とせずに、X線
管に供給される高電圧を、元の完全な較正のときに供給
されたものと同じ値に復元することで、物質層の厚みを
測定するX線によるゲージ測定システムの測定精度を元
どおりに復帰する手段を提供せんとするものである。本
方法を実施するには、2個のサンプルと、X線管にかか
る高電圧を自動的に制御する手段とが必要である。また
本発明は、必要とする標準器の数を1個又は2個に制限
しても、公知のゲージで得られたのと同じ精度を達成可
能にしようとするものである。
本発明によれば、層の厚みを測定する装置の較正装置
が提供され、この層の厚みを測定する装置は、厚みを測
定する層に向けて配置されて予め決められたエネルギー
のX線を発生するX線発生器と、測定する層の厚みの関
数の出力の形になった放射線を受けるように配置した放
射線検知器とから構成され、前記較正装置の特徴は、 i)層が存在しないとき、 ii)第一の予め決まった厚みのサンプル層をつけたと
き、 iii)第二の予め決まった厚みのサンプルをつけたと
き、および IV)無限厚みのサンプルと同じ効果を発揮する厚みをも
つサンプルをつけたときに、 検知器から得られる出力信号に応じて層からの放射線強
度を測定するための演算手段を有することにある。
本発明の一実施例では、X線発生器と放射線検知器と
が層の両側に配置され、その場合の較正比は、第一の予
め決まった厚みのサンプルをつけたときの検知器出力か
ら、放射線検知器のバックグラウンド出力値を差し引い
たものを分子にもち、また第二の予め決まった厚みのサ
ンプルをつけたときの検知器出力から、放射線検知器の
バックグラウンド出力値を差し引いたものを分母にもつ
関数である。
本発明の他の実施例では、X線発生器と検知器手段と
が厚みを測定する層に対し同じ側に配置され、また蛍光
を発する能力のある別の物質のシートが、層の他の側に
配置される。この場合の較正比は、第一の予め決まった
厚みのサンプルをつけたときの検知器出力から、放射線
検知器のバックグラウンド出力値を差し引いたものを分
子にもち、また第二の予め決まった厚みのサンプルをつ
けたときの検出器出力から、放射線検知器のバックグラ
ウンド出力を差し引いたものを分母にもつ関数である。
本発明のさらに他の実施例では、X線発生器と検知器
手段とが厚みを測定する層に対し同じ側に配置され、ま
た後方散乱する能力のある別の物資のシートが、層の他
の側に配置される。この場合の較正比は、第一の予め決
まった厚みのサンプルをつけたときの検知器出力から、
放射線検知器のバックグラウンド出力値を差し引いたも
のを分子にもち、また第二の予め決まった厚みのサンプ
ルをつけたときの検知器出力から、放射線検知器のバッ
クグラウンド出力を差し引いたものを分母にもつ関数で
ある。
本発明のさらなる実施例では、X線発生器と放射線検
知器とが厚みを測定する層に対し同じ側に配置され、そ
の層の物質は蛍光を発する能力がある。この場合の較正
比は、サンプルが存在しないときの検知器出力から、第
二の予め決まった厚みのサンプルをつけたときの値を差
し引いたものを分子にもち、またサンプルの存在しない
ときの検知器出力から、無限厚みのサンプルについての
放射線検知器の出力を差し引いたものを分母にもつ関数
である。
本発明の他の実施例では、X線発生器と放射線検知器
とが、厚みを測定する層に対し同じ側に配置され、その
層の物質は蛍光を発する能力がある。この場合の較正比
は、第一の予め決まった厚みのサンプルをつけたときの
検知器出力から、放射線検知器のバックグラウンド出力
を差し引いたものを分子にもち、また無限厚みのサンプ
ルについての検知器出力から、放射線検知器のバックグ
ラウンド出力を差し引いたものを分母にもつ関数であ
る。
本発明のさらに他の実施例では、X線発生器と放射線
検知器とが厚みを測定する層に対し同じ側に配置され、
その層の物質は後方散乱する能力がある。この場合の較
正比は、サンプルの存在しないときの検知器出力から、
第二の予め決まった厚みのサンプル値を差し引いたもの
を分子にもち、またサンプルの存在しないときの検知器
出力から、無限厚みのサンプルについての放射線検知器
の出力を差し引いたものを分母にもつ関数である。
本発明のさらなる実施例では、第一の予め決まった厚
みのサンプルにつき、その厚みを零に等しいとすること
ができる。
本発明はまた、層の厚みを測定する装置を較正する方
法をも提供する。この方法は、次のステップを有する。
すなわち、 i)予め決まったエネルギをもつX線ビームを、厚みを
測定すべき層に向け、 ii)層の厚みの関数の出力の形の信号として、層から発
生する放射線を検知し、 iii)放射されたビームの強度を、次の場合に数値とし
て測定し、 a)層が存在しないとき(I0)、 b)第一の予め決まった厚みのサンプルをつけたとき
(I1)、 c)第二の予め決まった厚みのサンプルをつけたとき
(I2)、 そして、 d)無限厚みのサンプルと同じ値を発生する厚みを持
つサンプルをつけたとき(I3)、 そして、前記予め決まったサンプルの厚みを示すととも
に、X線ビームのエネルギーを変化させることで較正比
をある一定値に維持するところの、放射線強度の少なく
とも一部の測定値あるいは全測定値から、較正比を求め
るものである。
本発明の方法は多くのやり方で実施することができる
が、その一つにおいては、X線発生器と放射線検知器と
を、層の両側に配置する。その場合の較正比は、第一の
予め決まった厚みのサンプルをつけたときの検知器出力
から、放射線線検知器のバックグラウンド出力値を差し
引いたものを分子にもち、また第二の予め決まった厚み
のサンプルをつけたときの検知器出力から、放射線検知
器のバックグラウンド出力を差し引いたものを分母にも
つ関数である(V1−Vb/V2−Vb)。
本発明を実施するための他の方法においては、X線発
生器と検知器手段とを、厚みを測定する層に対し同じ側
に配置し、また蛍光を発する能力のある別の物質のシー
トを、層の他の側に配置する。この場合の較正比は、第
一の予め決まった厚みのサンプルをつけたときの検知器
出力から、放射線検知器のバックグラウンド出力を差し
引いたものを分子にもち、また第二の予め決まった厚み
のサンプルをつけたときの検知器出力から、放射線検知
器のバックグラウンド出力を差し引いたものを分母にも
つ関数である(V1−Vb/V2−Vb)。
本発明にもとづく他の方法では、X線発生器と検知器
手段とを、厚みを測定する層に対し同じ側に配置し、ま
た後方散乱が可能な物質のシートを層の他の側に配置す
る。このときの較正比は、第一の予め決まった厚みのサ
ンプルをつけたときの検知器出力から、放射線のバック
グラウンド出力値を差し引いたものを分子にもち、また
第二の予め決まった厚みのサンプルをつけたときの検知
器出力から、放射線のバックグラウンド出力を差し引い
たものを分母にもつ関数である。
本発明にもとづくさらに他の方法では、X線発生器と
放射線検知器とを、厚みを測定する層に対し同じ側に配
置する。層の物質は、蛍光を発する能力がある。この場
合の較正比は、サンプルが存在しないときの検知器出力
から、第二の予め決まった厚みのサンプルについての値
を差し引いたものを分子にもち、またサンプルが存在し
ないときの検知器出力から、無限厚みのサンプルをつけ
たときの放射線検知器出力を差し引いたものを分母にも
つ関数である(V0−V2/V0−V3)。
本発明を実施するためのさらなる方法によれば、X線
発生器と放射線検知器とを、厚みを測定する層に対し同
じ側に配置する。その層の物質は、蛍光を発する能力が
ある。この場合の較正比は、第一の予め決まった厚みの
サンプルをつけたときの検知器出力から、放射線検知器
のバックグラウンド出力を差し引いたものを分子にも
ち、また無限厚みのサンプルをつけたときの検知器出力
から、放射線検知器のバックグラウンド出力を差し引い
たものを分母にもつ関数である(V1−Vb/V3−Vb)。
本発明を実施するためのさらなる方法においては、X
線発生器と放射線検知器とを、厚みを測定する層に対し
同じ側に配置する。その層の物質は、後方散乱が可能で
ある。この場合の較正比は、サンプルの存在しないとき
の検知器出力から第二の予め決まった厚みのサンプル値
を差し引いたものを分子にもち、またサンプルの存在し
ないときの検知器出力から、無限厚みのサンプルをつけ
たときの放射線検知器の出力を差し引いたものを分母に
もつ関数である(V0−V2/V0−V3)。
本発明を実施するに際して、第一の予め決まったサン
プルの厚みを零とすることもできる。
次に、添付の図面を参照しつつ、実施例を用いて本発
明を説明する。
図1は、第1実施例の装置部品の配置を示す概略図で
ある。
図2は、第2実施例を示す類似の概略図である。
図1に示すとおり、層の厚みは透過法で測定され、X
線源1が予め決定されたエネルギーの放射ビームを検知
器2に対して放射する。測定する物質層3を放射線源1
と検知器2との間に配置して、層を通過する前で強度I0
を示す放射ビームが層を通過して、強度Iで検知器に達
するものとする。本装置には2個の検定板5、6が付属
する。
一次近似として、測定層3の厚みxは次式によってI
およびI0と関係づけられる。
ここに係数qは物質中を通過する放射線ビームの光子
の平均自由行程である。
放射線ビームの強度が変化すると、IおよびI0の値も
変化する。このような強度の変化は、IとI0について同
じ割合となる。X線管の電圧エネルギーEが変化する
と、係数qの変化とI0の変化とによって曲線の形が変わ
る。係数qはEに関して次のように変化し、 q〜E3 もしX線管の真空中での電子流を一定とすると I0〜E2 となる。
測定中は、IとI0の両者はEの二乗で変化する。式
(2)を応用するに際して、Eが変化するとqとIも変
わるものと想像されるが、I0はEが変化する前に測定し
たものなので、式中に使用されたI0の値が変わるとは考
えられない。
この式から、訂正を受けないE値の変化が、次の関係
式に従ってx値の変化となって現れる。
dx/x=n・dE/E ここでnは3〜13の範囲で変化する。
従ってxが1000当たり1以上は変化しないようにする
ためには、Eが1000当たり1/3から1/13以上は変化しな
いようにすることが必要になる。しかし、これを達成す
ることは困難である。
一般的には電圧Eを一定値に保つために調節系を使用
する。最もありふれた例では、抵抗を利用した分圧器を
用いて電圧を分割し、高電圧を一定に保つため閉ループ
回路でこの電圧を使用する。ここで発生する主たる問題
の一つは、極めて高い電圧測定に使用する抵抗器が温度
変化に極めて鋭敏なことで、そのために電圧を一定に保
つだけでなく、許容範囲を越えてまで電圧を変えるよう
に大きく変化することである。この理由から既知のゲー
ジの中に標準マガジンを充分に準備して、xとIに関す
る曲線、又は関数を、必要に応じてしばしば再決定出来
るようにする。
ここで電圧が変動すると、IとI0にも相対的に等しい
変動を生ずることが明らかである。したがって電圧を一
定に保つには、係数qを一定に維持する必要があること
も明らかである。
このことは、IとI0との比を測定することで達成でき
る、すなわち標準サンプルによる一定厚みXについての
透過比を測定することで達成できる。
このようにして、X線管に供給される高電圧の測定に
透過比を使用し、透過比が再び前の値となるまで、閉ル
ープ制御回路を使ってドリフト後の電圧を変化させる。
そのとき、新たな電圧の値は、測定前に発生した電圧に
等しくなる。
実際上は、電子素子についての制限によって、I0を測
定することは一般に不可能である。その時は、図1に示
すとおり、厚みがそれぞれX1とX2の二つのサンプル4、
5を使用する。エネルギーがドリフトしたのではないか
との疑いがある後での測定値にプライムを付けて示す
と、次の式が得られる。
qを変化させないためには、すなわちq=q′とする
ためには、Iの測定値の比が一定となることが必要かつ
十分である。
I1/I2=I1′/I2′ この比を較正比と称する。実際上は、較正比の値がド
リフトしたことが分かると、この較正比が元の値に戻る
までEの値を変えることができる。このようにして、抵
抗分圧器を用いてEを測定するよりもはるかに正確な手
法で、Eの値を一定に維持することができる。また、こ
の比が変化した方向から、Eが変化した方向を決定する
こともできる。
もし放射線ビームの強度I0がE値の変動以外の理由で
変化するのなら、このビームの強度I0へ施す修正と、上
述の方法とを組み合わせることができる。
零に相当する厚みに較正範囲が到達するような場合で
も、上述の方法はやはり効果的である。この場合は次の
ようになるので、式はいっそう簡単になる。すなわち、 x1=0のときに、I1=I0 たとえば図2に示すとおり、X線蛍光ゲージについて
も、著しくこれに類似した分析が可能になる。
つまり、X線源11で発生した強度I0のX線ビームを、
基板14で支持した測定すべき物質層すなわち被覆13にあ
てる。そして強度Iの蛍光ビームを検知器12に集める。
図示の好ましい構成では、検知器に集まる蛍光放射線量
を最大にする目的で、ビームを囲む環状構造に検知器を
形成する。サンプル15、16は、同じ物質ではあるが厚み
の異なる二種類の層が基板上に形成されたものである。
IとI0との関係は、二つの異なる方法によって、層の
厚みxに依存する。すなわち検知器が補集した蛍光ビー
ムが、基板から放射されたものか、あるいは測定すべき
層から放射されたものかによって変わるからである。
A.蛍光ビームが測定すべき層から放射されたものである
ときは、次の関係が成立する。
I=I∽・(1−e−μx) ここでI∽は層の厚みが極めて大きいとき(x=∽)に
得られる強度であり、またμは層の物質と当初のビーム
エネルギーとに関係する特性値である。I∽が線源強度
I0に比例することは明らかである。
B.蛍光ビームが基板から放射されたものであるときは、
次の関係式が成立する。
I=kI0e−μx ここでkI0は層が存在しないとき(x=0)の蛍光ビー
ムの強度である。
上述のAとBの両方の場合に、異なる厚みx1、x2から
得られる比I1/I2は、係数μの測定に使用できる。
透過ゲージに関して係数qの測定で行なったのと類似
した分析を、μと、X線源から放射された光子エネルギ
ーEとの関係を示すために行なうことができる。
図2の実施例は、X線の後方散乱を測定に使用するシ
ステムを例示したものである。この時の式は、上述のA
とBに関する式と同じである。
実際には、測定用の放射線に曝されないときでも、全
ての検知器は、バックグラウンド放射線に対してIbで示
される信号を持っている。したがってI、I0、I、I1
よびI2の全ての値は、バックグラウンド強度値Ibを差し
引いて修正されたものと推定される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゴウエル、ローランド ミッチェル アメリカ合衆国 メリーランド州 20884 ゲイザースバーグ、ブレイラン コート 30 審査官 有家 秀郎 (56)参考文献 特開 昭58−62508(JP,A) 特開 昭63−85308(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 15/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】i)予め決まったエネルギをもつX線ビー
    ムを、厚みを測定すべき層に向け、 ii)層の厚みの関数の出力の形の信号として、層から発
    生する放射線を検知し、 iii)放射された放射線強度を、次の場合に数値として
    測定し、 (a)層が存在しないとき、 (b)第一の予め決まった厚みのサンプルをつけたと
    き、 (c)第二の予め決まった厚みのサンプルをつけたと
    き、そして、 (d)無限厚みのサンプルと同じ値を発生する厚みを持
    つサンプルをつけたとき、 そして、前記予め決まったサンプルの厚みを示すととも
    に、X線ビームのエネルギーを変化させることで、放射
    線強度の各測定値間の比である較正比をある一定値に維
    持して、放射線強度の少なくとも一部の測定値あるいは
    全測定値から、較正比を求めることを特徴とするX線を
    使用して層の厚みを測定する装置の較正方法。
  2. 【請求項2】X線発生器と放射線検知器とを層の両側に
    配置し、かつ較正比を、第一の予め決まった厚みのサン
    プルをつけたときの検知器出力から、放射線検知器のバ
    ックグラウンド出力値を差し引いたものを分子にもち、
    また第二の予め決まった厚みのサンプルをつけたときの
    検知器出力から、放射線検知器のバックグラウンド出力
    を差し引いたものを分母にもつ関数とすることを特徴と
    する請求項1記載のX線を使用して層の厚みを測定する
    装置の較正方法。
  3. 【請求項3】X線発生器と検知器手段とを、厚みを測定
    する層に対し同じ側に配置するとともに、蛍光を発する
    能力のある別の物質のシートを層の他の側に配置し、か
    つ較正比を、第一の予め決まった厚みのサンプルをつけ
    たときの検知器出力から、放射線検知器のバックグラウ
    ンド出力を差し引いたものを分子にもち、また第二の予
    め決まった厚みのサンプルをつけたときの検知器出力か
    ら、放射線検知器のバックグラウンド出力を差し引いた
    ものを分母にもつ関数とすることを特徴とする請求項1
    記載のX線を使用して層の厚みを測定する装置の較正方
    法。
  4. 【請求項4】X線発生器と検知器手段とを厚みを測定す
    る層に対し同じ側に配置するとともに、後方散乱が可能
    な物質のシートを層の他の側に配置し、かつ較正比を、
    第一の予め決まった厚みのサンプルをつけたときの検知
    器出力から、放射線のバックグラウンド出力値を差し引
    いたものを分子にもち、また第二の予め決まった厚みの
    サンプルをつけたときの検知器出力から、放射線のバッ
    クグラウンド出力を差し引いたものを分母にもつ関数と
    することを特徴とする請求項1記載のX線を使用して層
    の厚みを測定する装置の較正方法。
  5. 【請求項5】X線発生器と放射線検知器とを厚みを測定
    する層に対し同じ側に配置するとともに、層の物質に蛍
    光を発する能力を持たせ、かつ較正比を、サンプルが存
    在しないときの検知器出力から、第二の予め決まった厚
    みのサンプルについての値を差し引いたものを分子にも
    ち、またサンプルが存在しないときの検知器出力から、
    無限厚みのサンプルをつけたときの放射線検知器出力を
    差し引いたものを分母にもつ関数とすることを特徴とす
    る請求項1記載のX線を使用して層の厚みを測定する装
    置の較正方法。
  6. 【請求項6】X線発生器と放射線検知器とを厚みを測定
    する層に対し同じ側に配置するとともに、層の物質に蛍
    光を発する能力を持たせ、かつ較正比を、第一の予め決
    まった厚みのサンプルをつけたときの検知器出力から、
    放射線検知器のバックグラウンド出力を差し引いたもの
    を分子にもち、また無限厚みのサンプルをつけたときの
    検知器出力から、放射線検知器のバックグラウンド出力
    を差し引いたものを分母にもつ関数とすることを特徴と
    する請求項1記載のX線を使用して層の厚みを測定する
    装置の較正方法。
  7. 【請求項7】X線発生器と放射線検知器とを厚みを測定
    する層に対し同じ側に配置するとともに、層の物質に後
    方散乱の能力を持たせ、かつ較正比を、サンプルの存在
    しないときの検知器出力から、放射線検知器のバックグ
    ラウンド出力値を差し引いたものを分子にもち、また第
    二の予め決まった厚みのサンプルをつけたときの検知器
    出力から、放射線検知器のバックグラウンド出力値を差
    し引いたものを分母にもつ関数とすることを特徴とする
    請求項1又は4記載のX線を使用して層の厚みを測定す
    る装置の較正方法。
  8. 【請求項8】第一の予め決まった厚みのサンプルのその
    厚みを零とすることを特徴とする請求項1から7までの
    いずれか1項記載のX線を使用して層の厚みを測定する
    装置の較正方法。
  9. 【請求項9】請求項1から8までのいずれか1項記載の
    方法を実施するための較正装置。
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