JP3330580B2 - 試料吸引吐出装置 - Google Patents

試料吸引吐出装置

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JP3330580B2
JP3330580B2 JP2000109420A JP2000109420A JP3330580B2 JP 3330580 B2 JP3330580 B2 JP 3330580B2 JP 2000109420 A JP2000109420 A JP 2000109420A JP 2000109420 A JP2000109420 A JP 2000109420A JP 3330580 B2 JP3330580 B2 JP 3330580B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリズム式屈折
計、振動式密度計などの検出セルに試料を供給し、測定
後その試料を検出セル等から排出するために用いる試料
吸引吐出装置に係り、特に高粘度の試料の吸引ができる
とともに、試料の吸引スピードや吐出スピードを容易
に、かつ、任意に調整でき、又、吸引や吐出の中断時に
ピストンを指で押さえる必要がない上、片手操作によっ
て簡単に吸引操作及び吐出操作ができるという操作性の
優れた試料吸引吐出装置に関する。
【0002】
【従来技術】例えば振動式密度計においては、U字形の
細管からなり、振動セルと呼ばれる検出セルが設けら
れ、この振動セルに試料を充填した時の振動セルの振動
数からその液の密度を算出するようにしている。試料は
振動セルに吸引したり、圧入したりして導入され、試料
の液量が十分に多い場合には、この導入は開始後一定時
間経過するまで連続させ、開始後一定時間経過した時に
停止するようにしている。試料の液量が少ない場合に
は、スポイドや注射器でサンプリングした試料を振動セ
ルに吸引又は圧入して供給し、測定後、同じスポイドや
注射器で試料を振動セルから加圧又は吸引して排出する
ようにしている。
【0003】図12の構成図に示すように、この振動セ
ルへの試料の供給及び排出に使用される試料吸引吐出装
置としては、一端に吸引吐出口を設けたシリンダ5aと
このシリンダ5a内に進退可能に挿入されたピストン5
bと、このピストン5bをシリンダ5aの他端方向に付
勢するスプリング5cとを備える注射器5で構成され、
前記シリンダ5aの吸引吐出口5dが振動式密度計の振
動セル、即ち、検出セルに接続されるものがある。
【0004】この注射器5を用いて試料をサンプリング
する時には、指でピストン5bをスプリング5cに抗し
てシリンダ5aの奥、即ち、下死点に押し込み、吸引吐
出口5dに連通させた検出セルの試料入口を試料に浸け
た状態を保持しながらピストン5bを押さえている指の
力を徐々に緩め、スプリング5cの力でピストン5bを
押し上げることによりシリンダ5a内に試料を吸引す
る。
【0005】又、図13の構成図に示すように、前記試
料吸引吐出装置はプリズム式屈折計の光学セルへの試料
の吸引吐出にも用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この注射器
5では、試料をシリンダ5a内に吸引する吸引力がスプ
リング5cの弾性復元力に依存しているので、粘度の高
い試料を吸引できないことがある。高粘度の試料を吸引
するためには強力なスプリング5cを用いればよいので
あるが、強力なスプリング5cを用いると例えば有機溶
媒などの低粘度の試料を吸引する時に吸引速度が速くな
り過ぎ、過大な減圧状態が生じて試料の一部分が気化さ
れ、試料に気泡が含まれた状態での測定が行われる恐れ
がある。即ち、この注射器5では、試料をシリンダ5a
内に吸引する吸引力がスプリング5cの弾性復元力に依
存しているので、試料の性状に合わせて試料の吸引スピ
ードあるいは所定量の試料を吸引するに要する時間を調
整できない。更に、この注射器5では、試料の吸引を終
え、その後の外気の吸引を防ぐために吸引を中断する場
合にはピストン5cを指で押さえてその移動を停止させ
る必要があり、操作性を高める上で不利である。
【0007】スポイドを用いる場合にも同様の問題があ
り、スプリング5cを備えていない注射器を用いる場合
にはピストン5bの引き上げるためにピストン5bを手
で引き上げる必要が生じるので、片手操作が困難にな
り、一層操作性が悪くなる。
【0008】本発明は、これら従来技術に伴う技術的課
題を解決し、高粘度の試料の吸引ができるとともに、試
料の吸引スピードや吐出スピードの調整を容易にでき、
又、吸引や吐出の中断時にピストンを指で押さえる必要
がない上、片手操作によって簡単に吸引操作及び吐出操
作ができるという操作性の優れた試料吸引吐出装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、一つのシリンダ及びこのシリンダ内に進
退可能に挿入された一つのピストンを備える注射器と、
この注射器のシリンダを支持する一つの基体と、この基
体に前記ピストンの進退方向に対して直角の軸を中心に
回転可能に支持させた1枚又は2枚1組の歯車と、一端
が前記ピストンに連結され、前記1枚又は2枚1組の歯
車に噛み合いながら進退する第1のラックと、前記1枚
又は2枚1組の歯車に噛み合いながらこの第1のラック
の進退方向と交差する方向に進退するように前記基体に
支持させた第2のラックとを備える、という技術的手段
を採用する。
【0010】前記注射器としては、硝子や合成樹脂でで
きたシリンダとこのシリンダ内に進退可能に挿入された
一つのピストンとを備える公知のものを用いればよい
が、このシリンダは次に説明する基体と一体に形成する
ことも可能である。
【0011】前記基体は、注射器のシリンダの他に、1
枚又は2枚1組の歯車及び第2のラックを支持し、又、
前記シリンダを介してピストン及び第1のラックを支持
する。もっとも、前記第1のラックの動作を安定させる
ためにこれを直接に基体に支持させてもよい。
【0012】この基体の形状は、注射器のシリンダ、1
枚又は2枚1組の歯車及び第2のラックを支持できる形
状に形成してあればよいのであるが、操作性やデザイン
性を考慮することが好ましく、例えば円筒形、楕円筒形
などを採用することが好ましい。又、この基体の材質は
特に限定されず、例えば合成樹脂、金属などを用いれば
よい。
【0013】前記1枚の歯車又は2枚1組の歯車は、注
射器のシリンダに対して所定の位置に前記ピストンの進
退方向に対して直角の軸心を中心に回転可能に基体に支
持され、この歯車に第1及び第2のラックを噛み合わせ
る。
【0014】本発明においては、1枚又は2枚1組の歯
車が前記基体に支持されるが、1枚の歯車としては、一
つのハブとこの周囲に1列に並ぶ多数の歯を備えるもの
と、一つのハブに2列に並ぶ多数の歯を備える2連歯車
とが含まれ、前者の場合には、前記第1及び第2のラッ
クをこの1列に並んだ歯に噛み合わせ、又、後者の場合
には、前記第1及び第2のラックを互いに異なる列の歯
に噛み合わせる。
【0015】なお、前記歯車の種類は、第1、第2両ラ
ックに形成したラック(刃列)あるいは斜刃ラックとの
かみ合いが可能であれば特に限定されず、歯すじが直線
で軸に平行な平歯車、歯すじがつる巻線の円筒型歯車で
あるはすば歯車、左右両ねじれはすば歯車を組み合わせ
たやまば歯車などを用いることができる。しかし、本発
明においては、1枚の共通の歯車に両ラックがかみ合う
ように構成することが最も構成を簡単にできるので有利
であり、又、この構成においては歯車として平歯車を用
いることがコストダウンを図る上で最も有利である。
【0016】本発明において、2枚1組の歯車が用いら
れる場合には、これら2枚の歯車は互いに同方向に同期
回転するように連結され、前記第1及び第2のラックは
互いに異なる歯車にかみ合わせる。
【0017】前記第1のラックは一端が前記注射器のピ
ストンに連結され、前記1枚又は2枚一組の歯車に噛み
合いながら移動するために、その軸方向がピストンの移
動方向と平行に配置され、かつ、その軸方向に移動可能
に設けられる。
【0018】この第1のラックの移動を案内する手段は
特に設ける必要はないが、この第1のラックの動作を安
定させて、この第1のラックを前記1枚又は2枚一組の
歯車に確実に噛み合わせるために、前記基体に第1のラ
ックの移動を案内する案内手段を設けることが好まし
い。
【0019】上述したように、前記第2のラックは、前
記1枚又は2枚1組みの歯車に噛み合いながら、第1の
ラックの進退方向に対して交差する方向に移動するよう
に前記基体に支持される。
【0020】なお、前記第2のラックは、前記1枚又は
2枚1組の歯車と噛み合いながら前記第1のラックの進
退方向と逆方向に進退するように前記基体に支持され
もよい。その場合には、一端にピストンが連結された前
記第1のラックの他端に吐出操作用ボタンを連設する
と、この吐出操作用ボタンを押し込むことにより、前記
第1ラックを介して前記ピストンがシリンダの奥に押し
込まれ、前記注射器の中の試料がピストンにより押し出
されることになる。
【0021】又、この場合に、この吐出操作用ボタンを
設けた方向と同じ方向の前記第2のラックの端部に吸引
操作用ボタンを連設すると、この吸引操作用ボタンを押
し込むことにより、前記第2ラック、歯車及び前記第2
ラックと逆行する第1ラックを介して前記ピストンがシ
リンダの口に引き出され、前記注射器の中に試料が吸引
されることになる。
【0022】前記第2のラックが前記1枚又は2枚1組
の歯車と噛み合いながら前記第1のラックの進退方向と
交差する方向に進退するように前記基体に支持される場
合には、前記第2のラックの一端に吐出操作用ボタンを
連設し、その他端に吸引操作用ボタンを連設すると、前
記吐出操作用ボタン押し込むことにより、前記第2ラッ
ク、1枚又は2枚1組の歯車及び第1ラックを介して前
記ピストンがシリンダの奥に押し込まれ、前記吸引操作
用ボタンを押し込むことにより、前記第2ラック、歯車
及び第1ラックを介して前記ピストンがシリンダの口に
引き出されるように構成することができる。
【0023】又、この場合、ピッチ円半径が異なる2列
に並ぶ歯を備える2連歯車からなる1枚の歯車を用い、
小径の歯列に前記第1のラックを噛み合わせ、大径の歯
列第2のラックを噛み合わせると、第2のラックの操作
力に対して第1のラックの操作力、即ち、注射器のピス
トンの操作力を強くすることができ、一層粘度の高い試
料の吸引が容易になる効果が得られる上、第2のラック
の操作量に対する第1のラックの操作量が小さくなり、
試料の吸引スピードの微調整がし易くなる効果が得られ
る。
【0024】ピッチ円半径が異なる2枚1組の歯車を用
い、小径の歯車に前記第1のラックを噛み合わせ、大径
の歯車に第2のラックを噛み合わせても同様の効果を得
ることができる。
【0025】前記第2のラックが前記1枚又は2枚1組
の歯車と噛み合いながら前記第1のラックの進退方向と
交差する方向に進退するように前記基体に支持される場
合に、第1のラックを押し込み操作して注射器から試料
を吐出できるようにすることも可能である。
【0026】即ち、前記第2のラックが前記1枚又は2
枚1組の歯車と噛み合いながら前記第1のラックの進退
方向と交差する方向に進退するように前記基体に支持さ
れ、一端にピストンが連結された前記第1のラックの他
端に吐出操作用ボタンを連設し、前記第2のラックの一
端に吸引操作用ボタンを連設して、前記吐出操作用ボタ
ンを押し込むことにより、前記第1ラックを介して前記
ピストンがシリンダの奥に押し込まれ、前記吸引操作用
ボタンを押し込むことにより、前記第2ラック、歯車及
び第1ラックを介して前記ピストンがシリンダの口に引
き出されるように構成することができる。
【0027】このように、本発明によれば、ピストンを
シリンダの奥から口に引き出す操作が指で第2のラック
を押すという操作になるので、この指の押圧力を強くす
ることにより粘度の高い試料でもシリンダ内に吸引でき
るようになる。又、この指で第2のラックを押す速度を
調整することにより、簡単に吸引スピードあるいは所定
量の試料の吸引に要する時間を調整することができる。
更に、ピストンあるいはラックを付勢するスプリングや
スポイドの容積を拡大させる弾性膜がないので、吸引や
吐出の中断時にラックから手を離しても第1、第2両ラ
ック、1枚又は2枚1組みの歯車及びピストンが駆動さ
れることはなく、シリンダに試料を吸い戻したり、外気
が吸引されたりするおそれがなくなるので、吸引や吐出
の中断時にピストンを押さえる必要はなくなる。
【0028】しかも、ピストンの押し込み操作と引き戻
し操作とが共に第1ラック又は第2ラックの押し込み操
作で行えるので、例えば片手の掌及び小指、薬指、中指
で注射器のシリンダを支持し、その片手の親指と人差指
とでピストンの押し込み操作と引き戻し操作とを分担す
るというように、片手操作によって簡単に吸引操作及び
吐出操作ができるようになるのである。
【0029】なお、上記注射器のピストンは、前記第1
のラックの一端部に連動するように連結してあればよ
く、これらピストンと前記第1のラックとの間に例えば
ロッド、レバーなど、往復両方向への動作の伝達が可能
な伝動機構を介在させてもよいが、動作の確実性を高め
るために、例えば第1のラックの一端にピストンを連結
する保持部を設け、この保持部にピストンを直接に連結
することにより前記第1のラックとピストンとを直結す
ることが好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係る試料吸引
吐出装置を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下の
通りである。
【0031】図1は本発明の一実施例に係る試料吸引吐
出装置の分解斜視図であり、図2及び図3はこの試料吸
引吐出装置の構成を模式的に示す構成図であり、この試
料吸引吐出装置は、一つのシリンダ5a及びこのシリン
ダ5a内に進退可能に挿入された一つのピストン5bを
備える注射器5と、この注射器5のシリンダ5aを支持
する一つの基体8とを備えている。
【0032】この基体8は、例えば合成樹脂からなり、
両端を閉じた半楕円筒型の2つのハーフ8a、8bの平
面どうしを互いに対向させ、一方のハーフaに挿通され
る2本のビス8cを他方のハーフ8bにねじ込み、締め
込むことにより一体化されている。
【0033】両ハーフ8a、8bの接合面の互いに対応
する位置の一方には位置合わせ用の突起8dが形成さ
れ、他方には位置合わせ用の凹部8eが形成されてい
る。そして、これら互いに対応する突起8dと凹部8e
とを互いに嵌め合わせることにより両ハーフ8a、8b
が互いに位置合わせされるようにしている。
【0034】もっとも、いずれのハーフ8a、8bに突
起8dを設けるかは自由であり、図1ないし図3に示す
ように、一方のハーフ8aに突起8dと凹部8eとを設
け、他方のハーフ8bにこれらに対応する凹部8eと突
起8dとを設けるようにしてもよい。
【0035】さて、この基体8の内部の下部に前記注射
器5が前記シリンダ5aの口を上にした縦軸に配置して
収納され、前記基体8の内部に形成した半円溝8fにシ
リンダ5aのフランジ5fを嵌め込み、シリンダ5aの
筒外周面を基体8の内部に形成したリブ8g及び基体8
の下端壁8hに受け止めさせることにより前記シリンダ
5aが基体8内の所定の位置に固定される。
【0036】又、一方のハーフ8aの内周面から前記シ
リンダ5aの軸心と直交する軸2が突設され、この軸2
に一つのハブ1cとその周囲に1列に並ぶ多数の歯1a
を備える平歯車からなる1枚の歯車1が回転自在に外嵌
される。なお、歯車1の端面から突出する前記軸2の先
端は、他方のハーフ8bに設けた図示しない凹部に突入
させてあり、これにより、軸2が振れたり、曲がったり
することが防止される。
【0037】更に、前記基体8内の上部には、この歯車
1に噛み合って上下方向に進退する第1のラック3と、
前記軸2を挟んでこの第1のラック3と反対側でこの歯
車1に噛み合って上下方向に進退する第2のラック4と
が配置され、これら第1、第2両ラック3、4の上端部
はそれぞれ基体8の上端壁8iを貫通して、その上方に
突出するようにしている。
【0038】前記第1のラック3の下端には、その進退
方向に直角に突出する保持部6が連設され、この保持部
6に前記ビストン5bが直結される。又、この第1のラ
ックの上端部は前記基体8の上方に突出させてあり、そ
の上端に吐出操作用ボタン3aが連設される。
【0039】これにより、前記基体8を握ってこの吐出
操作用ボタン3aを下方に押し込むと、ピストン5bが
シリンダ5aの奥に押し込まれ、試料がシリンダ5aの
下端に連設した吸引吐出口5dを通ってシリンダ5aの
外に吐出される。
【0040】なお、この第1のラック3は注射器5のピ
ストン5bに直結してあるので、特にこれの昇降を案内
する手段を設ける必要はないが、この実施例では、第1
のラック3を安定良く歯車1に噛み合せるために、この
第1のラック3の昇降を案内する案内部8jを設けてい
る。
【0041】ところで、前記第2のラック4の上端部は
前記基体8の上方に突出させてあり、その上端に吸引操
作用ボタン4aが連設されている。又、この第2のラッ
ク4も歯車1と確実に噛み合うように、案内部8kによ
って昇降案内されるようにしている。
【0042】図2に示すようにピストン5bを下死点に
位置させた状態の試料吸引吐出装置を片手の掌と親指を
除く4本の指で握り、注射器5のシリンダ5の下端に形
成した吸引吐出口5dに連通させた検出セルの試料入口
を試料に浸けた後、親指で吸引操作用ボタン4aを押し
下げると、歯車1を介して第1のラック3及びピストン
5bが引き上げられ、試料が検出セルを経てシリンダ5
a内に吸引される。
【0043】試料の粘度が高い場合には強く吸引操作用
ボタン4aを押し下げることにより試料をシリンダ5a
内に吸引できる。又、吸引操作用ボタン4aを押し下げ
るスピードを調整することにより、シリンダ5aへの試
料の吸引スピードを調整することができる。
【0044】この試料の吸引を途中で中断する時には、
親指を吸引操作用ボタン4aから離す。親指を吸引操作
用ボタン4aから離すと、第2のラック4の押し込みが
停止され、ピストン5bには、第1、第2の両ラック
3、4の自重差、ピストン5bの自重、ピストン5bの
上下に作用する差圧がピストン5bを奥に降下させる力
として作用するようになるが、実際にはピストン5bの
摺動抵抗によって第1、第2両ラック3、4の自重差、
ピストン5bの自重、ピストン5bの上下に作用する差
圧がピストン5bに作用する程度ではピストン5bは動
き出さない。
【0045】もっとも、第1、第2両ラック3、4の自
重差がピストン5bの自重及びピストン5bの上下に作
用する差圧に対抗してピストン5bを引き上げる方向に
作用し、しかも、第1、第2両ラック3、4の自重差
と、ピストン5bを引き下げる方向に作用するピストン
5bの自重及びピストン5bの上下に作用する差圧とが
釣り合うように両ラック3、4の重量を設計しておけ
ば、ピストン5bが移動することを確実に防止できる。
【0046】図3に示すように、ピストン5bが例えば
上死点まで引き上げられると、シリンダ5a内には所定
量の試料が充填され、親指を吸引操作用ボタン4aから
離すことにより、検出セル及び注射器5への試料の吸引
が終了される。ここで、上述したように親指を吸引操作
用ボタン4aから離すとピストン5bが停止され、吸引
された試料が注射器5及び検出セルから排出されたり、
試料の吸引後に外気が検出セルに吸引されたりすること
は確実に防止される。
【0047】何らかの理由で試料の吸引を中断した後、
試料の吸引を続行する場合には、吸引操作用ボタン4a
の押し下げを続行すればよく、試料を排出する場合に
は、吐出操作用ボタン3aを押し込めばよい。
【0048】試料の吸引を終えて所定の測定を実施した
後、或いは、何らかの理由で所定の測定をする前に試料
の吸引を中断した後、吐出操作用ボタン3aを押し下げ
るとピストン5bが吸引吐出口5d側に押し下げられ、
注射器5内の試料が検出セルを経て排出される。そし
て、ピストン5bが下死点まで押し下げられると、試料
の全量が注射器5から排出され、図2に示す状態に戻
る。
【0049】つまり、この実施例に係る試料吸引吐出装
置によれば、片手に注射器5を握って、その手の1本の
指で吸引操作用ボタン4aを押し下げることにより注射
器5内に試料を吸引でき、その手の1本の指で吐出操作
用ボタン3aを押し下げることにより注射器5から試料
を吐出できるというように、吸引操作も吐出操作も片手
操作で行えるようになるので、すこぶる操作性が高い。
【0050】又、試料の粘度に対応して操作力を調整し
さえすれば、高粘度の試料でも簡単に吸引できる上、吸
引操作用ボタン4aの操作速度を調整することにより吸
引スピードを調整でき、吐出操作用ボタン3a操作速度
を調整することにより吐出スピードを調整できる。その
結果、正確に検出セルへの試料供給量を制御できるよう
になり、測定精度を高めることができるのである。
【0051】図4は本発明の他の実施例に係る試料吸引
吐出装置の斜視図であり、図5及び図6はこの試料吸引
吐出装置の構成を模式的に示す構成図であり、この試料
吸引吐出装置は、第2のラック7が第1のラック3の進
退方向と交差する方向に進退するように基体8に支持さ
せてある点と、この第2のラック7の一端に吐出操作用
ボタン7bが、他端に吸引操作用ボタン7aがそれぞれ
連設されている点が前例と異なる。
【0052】即ち、前記第2のラック7は、平面視にお
いて、軸2と直角に交差する方向に摺動できるように、
基体8を貫通して設けられ、前記歯車1は第1のラック
3とこの第2のラックとに噛み合いながら回転できるよ
うに前記軸2に支持させてあり、その一端に吐出操作用
ボタン7bが、他端に吸引操作用ボタン7aがそれぞれ
連設されているのである。
【0053】図5に示すようにピストン5bを下死点に
位置させた状態の試料吸引吐出装置を片手の掌と親指及
び人差指を除く3本の指で握り、注射器5のシリンダ5
の下端に形成した吸引吐出口5dに連通させた検出セル
の試料入口を試料に浸けた後、親指で吸引操作用ボタン
7bを右方に押すと、歯車1を介して一方のラック3及
びピストン5bが引き上げられ、シリンダ5a内に試料
が吸引される。試料の粘度が高い場合には強く吸引操作
用ボタン7bを押すことにより試料をシリンダ5a内に
吸引できる。又、吸引操作用ボタン7bを押すスピード
を調整することにより、シリンダ5aへの試料の吸引ス
ピードを調整することができる。
【0054】この試料の吸引を途中で中断する時には、
親指を吸引操作用ボタン7bから離す。親指を吸引操作
用ボタン7bから離すと、ラック7が停止し、ピストン
5bには、一方のラック3の自重、ピストン5bの自
重、ピストン5bの上下に作用する差圧がピストン5b
を奥に降下させる力として作用するようになる。しか
し、実際にはピストン5bの摺動抵抗によって一方のラ
ック3の自重、ピストン5bの自重、ピストン5bの上
下に作用する差圧がピストン5bに作用する程度ではピ
ストン5bは動き出さない。
【0055】もっとも、水平に移動するラック7の静止
摩擦及び慣性が一方のラック3の自重、ピストン5bの
自重及びピストン5bの上下に作用する差圧に対抗でき
る程度に他方のラック7の重量及び質量を設計しておけ
ば、ピストン5bが移動することを確実に防止できる。
【0056】図6に示すように、ピストン5bが上死点
まで引き上げられると、シリンダ5a内には所定量の試
料が充填され、親指を吸引操作用ボタン7bから離すこ
とにより、注射器5への試料の吸引が終了される。
【0057】この後、吐出操作用ボタン7aを人差指で
左方に押すと、シリンダ5a内の試料が検出セルの試料
入口より吐出される。試料の粘度が高い場合には強く吐
出操作用ボタン7aを押すことにより試料をシリンダ5
aから吐出できる。又、吐出操作用ボタン7aを押すス
ピードを調整することにより、シリンダ5aからの試料
の吐出スピードを調整することができる。
【0058】何らかの理由で試料の供給を中断する場合
には、吐出操作用ボタン7aから人差指が離される。人
差指を吐出操作用ボタン7aから離すと、ラック3の押
し込みが停止され、ピストン5bには、一方のラック3
の自重、ピストン5bの自重及びピストン5bの上下に
作用する差圧がピストン5bを奥に降下させる力として
作用するようになる。しかし、実際にはピストン5bの
摺動抵抗によって一方のラック3の自重、ピストン5b
の自重及びピストン5bの上下に作用する差圧がピスト
ン5bに作用する程度ではピストン5bは動き出さな
い。従って、注射器5から検出セルに余分な試料が供給
されたり、検出セルから注射器5に測定に必要とされる
試料が吸い戻されたりすることはない。
【0059】試料の供給を続行する場合には、吐出操作
用ボタン7aの押し込み操作を再開すればよく、ピスト
ン5bが下死点まで押し下げられると、試料の全量が注
射器5から排出され、図5に示す状態に戻る。
【0060】試料の測定が終了した後、親指で吐出操作
用ボタン7aを押し下げると注射器5から試料が吐出さ
れることになる。
【0061】つまり、この実施例に係る試料吸引吐出装
置によれば、片手に注射器5を握って、その手の1本の
指で吸引操作用ボタン7bを横方向に押すことにより注
射器5内に試料を吸引でき、その手の他の1本の指で吐
出操作用ボタン7aを逆の横方向押すことにより注射器
5から試料を吐出できるというように、吸引操作も吐出
操作も片手操作で行えるようになるので、すこぶる操作
性が高い。
【0062】又、試料の粘度に対応して操作力を調整し
さえすれば、高粘度の試料でも簡単に吸引できる上、吸
引操作用ボタン7bの操作速度を調整することにより吸
引スピードを調整でき、吐出操作用ボタン7a操作速度
を調整することにより吐出スピードを調整できる。その
結果、正確に検出セルへの試料供給量を制御できるよう
になり、測定精度を高めることができるのである。
【0063】図7及び図8の各構成図に示す本発明の又
他の実施例は、前記歯車1としてハブ1cとその周囲に
大小両径の2列に並ぶ歯1a、1bを有する2連歯車を
用いている。第2のラック7は大径の刃列1aに、第1
のラック3は小径の刃列1bにそれぞれ噛み合わせてあ
り、第2のラック7の操作速度の半分の速度で第1のラ
ック3及びピストン5bが操作され、又、第2のラック
7を操作する2倍の力で第1のラック3及びピストン5
bが操作されるることになる。従って、軽い操作力で試
料吸引量の微調整をし易くなるという効果が得られる。
【0064】なお、2連歯車に代えて、互いに連結され
た大小2枚1組みの歯車を用いても同様の効果を得るこ
とができる。
【0065】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は図4ないし図6に示した前例のそれらと同様である
ので、重複を避けるためこれらの説明は省略する。
【0066】図9の斜視図、図10及び図11の構成図
に示すように、本発明の又更に他の実施例に係る試料吸
引吐出装置においては、第1のラック3の上端に吐出操
作用ボタン3aを連設し、これの進退方向と直角に交差
する方向に進退する第2のラック7の一端に吸引操作用
ボタン7bを連設している。
【0067】この吸引操作ボタン7bを押し込むと、歯
車1を介して第1のラック3及びピストン5bが上昇し
て、注射器5に試料が吸引され、吐出操作ボタン3aを
押し込むと、第1のラック3及びピストン5bが下降し
て、試料が注射器5から排出される。
【0068】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は図4ないし図6に示した実施例のそれらと同様であ
るので、重複を避けるためこれらの説明は省略する。
【0069】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の試料吸
引吐出装置は、一つのシリンダ及びこのシリンダ内に進
退可能に挿入された一つのピストンを備える注射器と、
この注射器のシリンダを支持する一つの基体と、この基
体に前記ピストンの進退方向に対して直角の軸心を中心
に回転可能に支持させた1枚又は2枚1組の歯車と、一
端が前記ピストンに連結され、前記1枚又は2枚1組の
歯車に噛み合いながら進退する第1のラックと、前記1
枚又は2枚1組の歯車に噛み合いながらこの第1のラッ
クの進退方向と交差する方向に進退するように前記基体
に支持させた第2のラックとを備えるので、片手で本発
明の試料吸引吐出装置の基体を握り、ピストンに連結さ
れた一方のラック又は歯車を介してこのラックに連動さ
せた他方のラックをその片手の指で押し込み操作するこ
とにより、注射器に試料を吸引させ、該注射器から試料
を吐出させることができるのである。つまり、本発明に
よれば、片手操作により試料吸引吐出装置への試料の吸
引と試料吸引吐出装置からの試料の吐出とができるので
すこぶる操作性の高い試料吸引吐出装置が得られるので
ある。
【0070】又、本発明によれば、片手で本発明の試料
吸引吐出装置の注射器を握り、ピストンに連結された一
方のラック又は歯車を介してこのラックに連動させた他
方のラックをその片手の指で押し込み操作することによ
り、注射器に試料を吸引させ、該注射器から試料を吐出
させることができるので、その押し込み操作力を調整す
ることにより、高粘度の試料でも吸引させることができ
る上、その押し込み操作の操作スピードを調整すること
により、試料の試料吸引吐出装置への吸引スピードを調
整して、試料の吸引量を正確に制御したり、試料の試料
吸引吐出装置からの吐出スピードを調整して、試料吸引
吐出装置から検出セルへの試料の供給量を正確に制御し
たりすることが容易にできるようになるのである。
【0071】又、吸引や吐出の中断時にピストンあるい
はラックを指で押さえる必要がないので、操作性を一層
高めることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分解斜視図である。
【図2】本発明の構成図である。
【図3】本発明の構成図である。
【図4】本発明の分解斜視図である。
【図5】本発明の構成図である。
【図6】本発明の構成図である。
【図7】本発明の構成図である。
【図8】本発明の構成図である。
【図9】本発明の分解斜視図である。
【図10】本発明の構成図である。
【図11】本発明の構成図である。
【図12】従来例の構成図である。
【図13】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 歯車 1a 歯 1b 歯 1c ハブ 2 軸 3 第1のラック 3a 吐出操作用ボタン 4 第2のラック 4a 吸引操作用ボタン 5 注射器 5b ピストン 7 第2のラック 7a 吐出操作用ボタン 7b 吸引操作用ボタン 8 基体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 1/00 - 1/44 B01J 3/02 B01J 4/00 G01N 21/11

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのシリンダ及びこのシリンダ内に進
    退可能に挿入された一つのピストンを備える注射器と、
    この注射器の前記シリンダを支持する一つの基体と、こ
    の基体に前記ピストンの進退方向に対して直角の軸を中
    心に回転可能に支持させた1枚又は2枚1組の歯車と、
    一端が前記ピストンに連結され、前記1枚又は2枚1組
    の歯車に噛み合いながら進退する第1のラックと、前記
    1枚又は2枚1組の歯車に噛み合いながらこの第1のラ
    ックの進退方向と交差する方向に進退するように前記基
    体に支持させた第2のラックとを備え、前記 第2のラックの一端に吐出操作用ボタンを、他端に
    吸引操作用ボタンをそれぞれ連設し、前記吐出操作用ボ
    タンを押し込むことにより、前記第2ラック、前記
    枚又は2枚1組の歯車及び前記第1ラックを介して前
    記ピストンが前記シリンダの奥に押し込まれ、前記吸引
    操作用ボタンを押し込むことにより、前記第2ラッ
    ク、前記1枚又は2枚1組の歯車及び前記第1ラック
    を介して前記ピストンが前記シリンダの口に引き出され
    る、ことを特徴とする試料吸引吐出装置。
  2. 【請求項2】 ピッチ円半径が異なる2列に並ぶ歯を備
    える2連歯車からなる1枚の歯車を用い、小径の歯列に
    前記第1のラックを噛み合わせ、大径の歯列に前記第2
    のラックを噛み合わせた請求項1に記載の試料吸引吐出
    装置。
  3. 【請求項3】 ピッチ円半径が異なる2枚1組の歯車を
    用い、小径の歯車に前記第1のラックを噛み合わせ、大
    径の歯車に前記第2のラックを噛み合わせた請求項1に
    記載の試料吸引吐出装置。
  4. 【請求項4】 一つのシリンダ及びこのシリンダ内に進
    退可能に挿入された一つのピストンを備える注射器と、
    この注射器の前記シリンダを支持する一つの基体と、こ
    の基体に前記ピストンの進退方向に対して直角の軸を中
    心に回転可能に支持させた1枚又は2枚1組の歯車と、
    一端が前記ピストンに連結され、前記1枚又は2枚1組
    の歯車に噛み合いながら進退する第1のラックと、前記
    1枚又は2枚1組の歯車に噛み合いながらこの第1のラ
    ックの進退方向と交差する方向に進退するように前記基
    体に支持させた第2のラックとを備え、 一端に前記ピストンが連結された前記第1のラックの他
    端に吐出操作用ボタンを連設し、前記第2のラックの一
    端に吸引操作用ボタンを連設して、前記吐出操作用ボタ
    ンを押し込むことにより、前記第1ラックを介して前
    記ピストンが前記シリンダの奥に押し込まれ、前記吸引
    操作用ボタンを押し込むことにより、前記第2ラッ
    ク、前記1枚又は2枚1組の歯車及び前記第1ラック
    を介して前記ピストンが前記シリンダの口に引き出され
    る、ことを特徴とする試料吸引吐出装置。
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