JP3324169B2 - コンストリクタ型アークヒータ - Google Patents
コンストリクタ型アークヒータInfo
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- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
Description
クヒータに関するものである。
供試体に対し高温のプラズマ気流を吹きつけて前記供試
体の熱試験(耐熱試験や焼蝕試験等)を行うようにした
アーク加熱風洞試験装置が知られているが、近年では熱
容量の大きな熱試験が望まれるようになってきた為、前
記アーク加熱風洞試験装置は大型化の傾向にあり、熱容
量の大きなプラズマ気流を発生する加熱装置としてコン
ストリクタ型アークヒータが使用されるようになってき
た。
クヒータの一例であり、基本的には陰極1と陽極2との
間に形成した放電路3に作動ガス導入流路4を介して作
動ガス5を供給し、該作動ガス5を前記陰極1と陽極2
との間に発生させたアーク放電6により高温のプラズマ
気流5’としてノズル7から噴出するようにしたもので
あるが、更に熱容量を上げる為に、給水路8及び排水路
9を介して冷却流路17に導入出される冷却水10によ
り前記放電路3周囲を低温に維持可能なコンストリクタ
11を陰極1と陽極2との間に介在させ、陰極1と陽極
2との離間距離を大きくとって大電流・大電圧をかけら
れるようにしてある。
1と陽極2との離間距離を長くする必要があるが、単純
に陰極1と陽極2との離間距離を長くしただけではアー
ク放電6の安定化を図ることができない。しかしなが
ら、気体の電気伝導度は温度が高いほど大きくなるの
で、前記コンストリクタ11で放電路3を包囲すること
により該放電路3周囲を冷却すると、アーク放電6(電
流)は温度の低い放電路3の周壁付近を避けて放電路3
の軸心付近を流れることになり、しかも、アーク放電6
の流れた放電路3の軸心付近はジュール熱により温度が
上昇して電気伝導度が大きくなるので、更にアーク放電
6が放電路3の軸心に流れ易くなり、アーク放電6の安
定化が図られることになる。
心方向(図4における左右方向)に適当な電位勾配を維
持しなければならない為、円盤状に形成された金属製の
コンストリクタディスク12を絶縁部材13を介在させ
ることにより相互に絶縁しつつ軸心方向に複数枚連続し
て組合せた構成となっており、前記プラズマ気流5’の
噴出方向における陰極1の後方位置と陽極2の前方位置
に夫々配したフランジ部材14,15同士を、コンスト
リクタ11の軸心方向に延びる比較的長い連結ボルト1
6で締結することによって、前記コンストリクタ11と
して組合せた各コンストリクタディスク12及び絶縁部
材13を挟みつけて一体に挟持するようにしてある。
来のコンストリクタ型アークヒータにおいて、放電路3
周囲に形成された環状の冷却流路17に冷却水10を流
して冷却するだけでは冷却効率が悪く、放電路3周囲を
冷却してアーク放電6の安定化を図ることはできても、
コンストリクタ11を構成するコンストリクタディスク
12全体を十分に冷却することができなかった為、熱に
よるコンストリクタディスク12の劣化が激しいという
問題があった。
で、冷却水によるコンストリクタディスクの冷却効率を
向上することによって、熱によるコンストリクタディス
クの劣化を軽減することを目的としている。
トリクタディスクを絶縁部材を介し軸心方向に連設して
なるコンストリクタを陰極と陽極との間に備え、前記コ
ンストリクタの軸心部に形成した放電路を囲むよう前記
各コンストリクタディスク内部に環状の冷却流路を有
し、該冷却流路に対し前記コンストリクタディスクの半
径方向に延びる給水路及び排水路を介して冷却水を導入
出するよう構成したコンストリクタ型アークヒータにお
いて、前記冷却流路の壁面に前記給水路から排水路への
冷却水の流れを遮断しないようフィンを張り出し形成す
ると共に、該フィンの給水路と対向する位置に切欠部を
形成したことを特徴とするものである。
ると、該冷却水は冷却流路の壁面及びフィンの表面に対
する熱交換によってコンストリクタディスクを十分に冷
却し、排水路を通してコンストリクタディスク外へと排
出される。
欠部を形成しているので、前記給水路から導入された冷
却水が主として切欠部を通過することにより抵抗を受け
ることなく冷却流路の内周側まで到達し、冷却流路内に
満遍なく行きわたる。
する。
で、図4及び図5と同一の符号を付した部分は同一物を
表わしている。
タ11を構成するコンストリクタディスク12の内部
に、放電路3近傍にのみ形成されていた従来の冷却流路
17(図4及び図5参照)よりコンストリクタディスク
12の半径方向外周側に拡張した冷却流路18が放電路
3を囲むよう環状に形成されており、前記冷却流路18
の前方側(図1における右側)の壁面18aには前記給
水路8から排水路9への冷却水10の流れを遮断しない
ようフィン19が張り出し形成されている。
8の前方側の壁面18aにおける内周寄りの位置から後
方側(図1における左側)に向けて僅かに延びた後にコ
ンストリクタディスク12の半径方向外周側に向け屈曲
したL字状断面を円周方向に360゜転回した如き形状
となっており、更には、前記フィン19の給水路8と対
向する位置に半径方向に延びる切欠部20が形成されて
いる。
する手段としては、例えば図3に示すように、冷却流路
18の前方側の壁面18aとフィン19とを一体の嵌合
ピース21として分割構成し、これをコンストリクタデ
ィスク12に嵌め込んでろう付けすれば良い。
ると、該冷却水10は冷却流路18内に行きわたり、該
冷却流路18の全ての壁面及びフィン19の表面に対す
る熱交換によってコンストリクタディスク12を冷却
し、排水路9を通してコンストリクタディスク12外へ
と排出される。
タディスク12の半径方向外周側に向け拡張した形状を
有する冷却流路18の壁面18aにフィン19を形成し
たことにより、冷却水10とコンストリクタディスク1
2側との熱交換面積を十分に増加することができ、冷却
水10によるコンストリクタディスク12の冷却効率を
従来より大幅に向上することができるので、熱によるコ
ンストリクタディスク12の劣化を著しく軽減すること
ができる。
置に切欠部20を形成したことにより、前記給水路8か
ら導入された冷却水10に抵抗を与えることなく冷却流
路18の内周側まで良好に導くことができ、前記冷却水
10を冷却流路18内に満遍なく行きわたらせることが
できる。
タは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、フ
ィンの形状は図示の例に限定されないこと、その他、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
クヒータによれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し
得る。
ことにより、冷却水とコンストリクタディスク側との熱
交換面積を増加することができ、冷却水によるコンスト
リクタディスクの冷却効率を従来より大幅に向上するこ
とができるので、熱によるコンストリクタディスクの劣
化を著しく軽減することができる。
ディスクの寿命を大幅に延ばすことができるので、コン
ストリクタ型アークヒータを使用した加熱試験等をコン
ストリクタディスクを交換することなく連続的に行うこ
とができる。
に切欠部を形成したことにより、前記給水路から導入さ
れた冷却水に抵抗を与えることなく冷却流路の内周側ま
で良好に導くことができ、前記冷却水を冷却流路内に満
遍なく行きわたらせることができる。
を示す縦断面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のコンストリクタディスクを絶縁部
材を介し軸心方向に連設してなるコンストリクタを陰極
と陽極との間に備え、前記コンストリクタの軸心部に形
成した放電路を囲むよう前記各コンストリクタディスク
内部に環状の冷却流路を有し、該冷却流路に対し前記コ
ンストリクタディスクの半径方向に延びる給水路及び排
水路を介して冷却水を導入出するよう構成したコンスト
リクタ型アークヒータにおいて、前記冷却流路の壁面に
前記給水路から排水路への冷却水の流れを遮断しないよ
うフィンを張り出し形成すると共に、該フィンの給水路
と対向する位置に切欠部を形成したことを特徴とするコ
ンストリクタ型アークヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35978592A JP3324169B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | コンストリクタ型アークヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35978592A JP3324169B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | コンストリクタ型アークヒータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06201513A JPH06201513A (ja) | 1994-07-19 |
JP3324169B2 true JP3324169B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=18466282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35978592A Expired - Fee Related JP3324169B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | コンストリクタ型アークヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3324169B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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-
1992
- 1992-12-29 JP JP35978592A patent/JP3324169B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH06201513A (ja) | 1994-07-19 |
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