JP3324169B2 - コンストリクタ型アークヒータ - Google Patents

コンストリクタ型アークヒータ

Info

Publication number
JP3324169B2
JP3324169B2 JP35978592A JP35978592A JP3324169B2 JP 3324169 B2 JP3324169 B2 JP 3324169B2 JP 35978592 A JP35978592 A JP 35978592A JP 35978592 A JP35978592 A JP 35978592A JP 3324169 B2 JP3324169 B2 JP 3324169B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
constrictor
cooling
disk
passage
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35978592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06201513A (ja
Inventor
雅博 石井
尚記 安田
孝雄 吉川
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP35978592A priority Critical patent/JP3324169B2/ja
Publication of JPH06201513A publication Critical patent/JPH06201513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3324169B2 publication Critical patent/JP3324169B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • Discharge Heating (AREA)
  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンストリクタ型アー
クヒータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、風洞内の所要位置に配置した
供試体に対し高温のプラズマ気流を吹きつけて前記供試
体の熱試験(耐熱試験や焼蝕試験等)を行うようにした
アーク加熱風洞試験装置が知られているが、近年では熱
容量の大きな熱試験が望まれるようになってきた為、前
記アーク加熱風洞試験装置は大型化の傾向にあり、熱容
量の大きなプラズマ気流を発生する加熱装置としてコン
ストリクタ型アークヒータが使用されるようになってき
た。
【0003】図4及び図5は前記コンストリクタ型アー
クヒータの一例であり、基本的には陰極1と陽極2との
間に形成した放電路3に作動ガス導入流路4を介して作
動ガス5を供給し、該作動ガス5を前記陰極1と陽極2
との間に発生させたアーク放電6により高温のプラズマ
気流5’としてノズル7から噴出するようにしたもので
あるが、更に熱容量を上げる為に、給水路8及び排水路
9を介して冷却流路17に導入出される冷却水10によ
り前記放電路3周囲を低温に維持可能なコンストリクタ
11を陰極1と陽極2との間に介在させ、陰極1と陽極
2との離間距離を大きくとって大電流・大電圧をかけら
れるようにしてある。
【0004】即ち、大電流・大電圧をかける為には陰極
1と陽極2との離間距離を長くする必要があるが、単純
に陰極1と陽極2との離間距離を長くしただけではアー
ク放電6の安定化を図ることができない。しかしなが
ら、気体の電気伝導度は温度が高いほど大きくなるの
で、前記コンストリクタ11で放電路3を包囲すること
により該放電路3周囲を冷却すると、アーク放電6(電
流)は温度の低い放電路3の周壁付近を避けて放電路3
の軸心付近を流れることになり、しかも、アーク放電6
の流れた放電路3の軸心付近はジュール熱により温度が
上昇して電気伝導度が大きくなるので、更にアーク放電
6が放電路3の軸心に流れ易くなり、アーク放電6の安
定化が図られることになる。
【0005】前記コンストリクタ11は、放電路3の軸
心方向(図4における左右方向)に適当な電位勾配を維
持しなければならない為、円盤状に形成された金属製の
コンストリクタディスク12を絶縁部材13を介在させ
ることにより相互に絶縁しつつ軸心方向に複数枚連続し
て組合せた構成となっており、前記プラズマ気流5’の
噴出方向における陰極1の後方位置と陽極2の前方位置
に夫々配したフランジ部材14,15同士を、コンスト
リクタ11の軸心方向に延びる比較的長い連結ボルト1
6で締結することによって、前記コンストリクタ11と
して組合せた各コンストリクタディスク12及び絶縁部
材13を挟みつけて一体に挟持するようにしてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコンストリクタ型アークヒータにおいて、放電路3
周囲に形成された環状の冷却流路17に冷却水10を流
して冷却するだけでは冷却効率が悪く、放電路3周囲を
冷却してアーク放電6の安定化を図ることはできても、
コンストリクタ11を構成するコンストリクタディスク
12全体を十分に冷却することができなかった為、熱に
よるコンストリクタディスク12の劣化が激しいという
問題があった。
【0007】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、冷却水によるコンストリクタディスクの冷却効率を
向上することによって、熱によるコンストリクタディス
クの劣化を軽減することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のコンス
トリクタディスクを絶縁部材を介し軸心方向に連設して
なるコンストリクタを陰極と陽極との間に備え、前記コ
ンストリクタの軸心部に形成した放電路を囲むよう前記
各コンストリクタディスク内部に環状の冷却流路を有
し、該冷却流路に対し前記コンストリクタディスクの半
径方向に延びる給水路及び排水路を介して冷却水を導入
出するよう構成したコンストリクタ型アークヒータにお
いて、前記冷却流路の壁面に前記給水路から排水路への
冷却水の流れを遮断しないようフィンを張り出し形成
ると共に、該フィンの給水路と対向する位置に切欠部を
形成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】従って本発明では、給水路から冷却水を導入す
ると、該冷却水は冷却流路の壁面及びフィンの表面に対
する熱交換によってコンストリクタディスクを十分に冷
却し、排水路を通してコンストリクタディスク外へと排
出される。
【0010】また、フィンの給水路と対向する位置に切
欠部を形成しているので、前記給水路から導入された冷
却水が主として切欠部を通過することにより抵抗を受け
ることなく冷却流路の内周側まで到達し、冷却流路内に
満遍なく行きわたる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0012】図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図4及び図5と同一の符号を付した部分は同一物を
表わしている。
【0013】図示する如く本実施例では、コンストリク
タ11を構成するコンストリクタディスク12の内部
に、放電路3近傍にのみ形成されていた従来の冷却流路
17(図4及び図5参照)よりコンストリクタディスク
12の半径方向外周側に拡張した冷却流路18が放電路
3を囲むよう環状に形成されており、前記冷却流路18
の前方側(図1における右側)の壁面18aには前記給
水路8から排水路9への冷却水10の流れを遮断しない
ようフィン19が張り出し形成されている。
【0014】前記フィン19の形状は、前記冷却流路1
8の前方側の壁面18aにおける内周寄りの位置から後
方側(図1における左側)に向けて僅かに延びた後にコ
ンストリクタディスク12の半径方向外周側に向け屈曲
したL字状断面を円周方向に360゜転回した如き形状
となっており、更には、前記フィン19の給水路8と対
向する位置に半径方向に延びる切欠部20が形成されて
いる。
【0015】尚、前記冷却流路18にフィン19を配設
する手段としては、例えば図3に示すように、冷却流路
18の前方側の壁面18aとフィン19とを一体の嵌合
ピース21として分割構成し、これをコンストリクタデ
ィスク12に嵌め込んでろう付けすれば良い。
【0016】而して、給水路8から冷却水10を導入す
ると、該冷却水10は冷却流路18内に行きわたり、該
冷却流路18の全ての壁面及びフィン19の表面に対す
る熱交換によってコンストリクタディスク12を冷却
し、排水路9を通してコンストリクタディスク12外へ
と排出される。
【0017】従って上記実施例によれば、コンストリク
タディスク12の半径方向外周側に向け拡張した形状を
有する冷却流路18の壁面18aにフィン19を形成し
たことにより、冷却水10とコンストリクタディスク1
2側との熱交換面積を十分に増加することができ、冷却
水10によるコンストリクタディスク12の冷却効率を
従来より大幅に向上することができるので、熱によるコ
ンストリクタディスク12の劣化を著しく軽減すること
ができる。
【0018】また、フィン19の給水路8と対向する位
置に切欠部20を形成したことにより、前記給水路8か
ら導入された冷却水10に抵抗を与えることなく冷却流
路18の内周側まで良好に導くことができ、前記冷却水
10を冷却流路18内に満遍なく行きわたらせることが
できる。
【0019】尚、本発明のコンストリクタ型アークヒー
タは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、フ
ィンの形状は図示の例に限定されないこと、その他、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】上記した本発明のコンストリクタ型アー
クヒータによれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し
得る。
【0021】(I)冷却流路の壁面にフィンを形成した
ことにより、冷却水とコンストリクタディスク側との熱
交換面積を増加することができ、冷却水によるコンスト
リクタディスクの冷却効率を従来より大幅に向上するこ
とができるので、熱によるコンストリクタディスクの劣
化を著しく軽減することができる。
【0022】(II)上記(I)によりコンストリクタ
ディスクの寿命を大幅に延ばすことができるので、コン
ストリクタ型アークヒータを使用した加熱試験等をコン
ストリクタディスクを交換することなく連続的に行うこ
とができる。
【0023】(III)フィンの給水路と対向する位置
に切欠部を形成したことにより、前記給水路から導入さ
れた冷却水に抵抗を与えることなく冷却流路の内周側ま
で良好に導くことができ、前記冷却水を冷却流路内に満
遍なく行きわたらせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】図1の冷却流路にフィンを配設する手段の一例
を示す縦断面図である。
【図4】従来例を示す縦断面図である。
【図5】図4のコンストリクタディスクの横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 陰極 2 陽極 3 放電路 8 給水路 9 排水路 10 冷却水 11 コンストリクタ 12 コンストリクタディスク 13 絶縁部材 18 冷却流路 18a 壁面 19 フィン 20 切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−208085(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01L 7/00 B01J 19/00 H05B 7/18 H05H 1/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンストリクタディスクを絶縁部
    材を介し軸心方向に連設してなるコンストリクタを陰極
    と陽極との間に備え、前記コンストリクタの軸心部に形
    成した放電路を囲むよう前記各コンストリクタディスク
    内部に環状の冷却流路を有し、該冷却流路に対し前記コ
    ンストリクタディスクの半径方向に延びる給水路及び排
    水路を介して冷却水を導入出するよう構成したコンスト
    リクタ型アークヒータにおいて、前記冷却流路の壁面に
    前記給水路から排水路への冷却水の流れを遮断しないよ
    うフィンを張り出し形成すると共に、該フィンの給水路
    と対向する位置に切欠部を形成したことを特徴とするコ
    ンストリクタ型アークヒータ。
JP35978592A 1992-12-29 1992-12-29 コンストリクタ型アークヒータ Expired - Fee Related JP3324169B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35978592A JP3324169B2 (ja) 1992-12-29 1992-12-29 コンストリクタ型アークヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35978592A JP3324169B2 (ja) 1992-12-29 1992-12-29 コンストリクタ型アークヒータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06201513A JPH06201513A (ja) 1994-07-19
JP3324169B2 true JP3324169B2 (ja) 2002-09-17

Family

ID=18466282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35978592A Expired - Fee Related JP3324169B2 (ja) 1992-12-29 1992-12-29 コンストリクタ型アークヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3324169B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2948681A1 (en) * 2014-05-16 2015-11-19 Pyrogenesis Canada Inc. Energy efficient high power plasma torch
KR102101493B1 (ko) * 2018-04-30 2020-04-16 한국수력원자력 주식회사 플라즈마 토치
EP4044772A4 (en) * 2019-10-02 2023-06-21 Korea Hydro & Nuclear Power Co., Ltd PLASMA BURNER
CN112682954A (zh) * 2020-12-30 2021-04-20 中国航天空气动力技术研究院 一种电弧加热器电极
CN112744370B (zh) * 2020-12-30 2024-08-20 中国航天空气动力技术研究院 一种3d打印电弧加热器旋气室

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06201513A (ja) 1994-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3763442A (en) Ion laser plasma tube cooling device and method
JP2001223490A (ja) 吸熱器
US3359734A (en) Electrothermal propulsion unit of the electric arc type
JP3324169B2 (ja) コンストリクタ型アークヒータ
US4752936A (en) Gas laser, particularly ion laser
EP1455433A1 (en) Multi-path Cooling of a Turbo-Generator Rotor
JP3324177B2 (ja) コンストリクタ型アークヒータ
JP3291800B2 (ja) コンストリクタディスクの冷却流路成形方法
US3227904A (en) Collector for electron beam tube
CN214898323U (zh) 一种x射线管
US5315605A (en) Ion laser apparatus
US3210927A (en) Electro-thermal rockets having improved heat exchangers
JP2001110594A (ja) プラズマトーチ用電極
JPS59194392A (ja) 高温法用電極およびその使用法
US4197481A (en) Magnetically focussed tube
CN220914119U (zh) 一种接触器总成以及车辆
JPH0691178A (ja) コンストリクタ型アークヒータ
JPS60243930A (ja) カソード冷却装置を備えた電子管
CN111383874B (zh) 一种用于速调管的冷却结构
JP3102097B2 (ja) アークヒータ
JP2000130963A (ja) 2重配管式熱交換器
US2690899A (en) Electric discharge tube with anode cooling means
CN111383872B (zh) 一种用于速调管的冷却结构
JP2575361Y2 (ja) アークヒータの冷却構造
JPH06218292A (ja) コンストリクタ型アークヒータ

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090705

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090705

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100705

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110705

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110705

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120705

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees