JP3322578B2 - 二流体噴射装置 - Google Patents

二流体噴射装置

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JP3322578B2
JP3322578B2 JP28746496A JP28746496A JP3322578B2 JP 3322578 B2 JP3322578 B2 JP 3322578B2 JP 28746496 A JP28746496 A JP 28746496A JP 28746496 A JP28746496 A JP 28746496A JP 3322578 B2 JP3322578 B2 JP 3322578B2
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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    • F02M59/10Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps of reciprocating-piston or reciprocating-cylinder type characterised by the piston-drive
    • F02M59/105Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps of reciprocating-piston or reciprocating-cylinder type characterised by the piston-drive hydraulic drive

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料と水、異種の
燃料等少なくとも燃料を含む異種の流体をエンジンのシ
リンダ内に噴射する二流体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関において、排気ガス中の
NOX (窒素酸化物)を低減するための手法として、燃
料と水とをシリンダ内に噴射する方法が従来より種々提
供されている。かかる燃料、水噴射の具体的方法とし
て、エマルジョン燃料(燃料、水の乳化燃料)噴射方
式、燃料、水層状噴射方式等がある。
【0003】図3は、前記燃料、水層状噴射装置の従来
の一例を示す。図3において、01は燃料噴射ポンプ、
021は該ポンプ01のプランジャバレル、02は該プ
ランジャバレル021内に往復動自在に嵌合されたプラ
ンジャ、03は吐出弁、04は等圧弁、022は給油
室、023はプランジャ室、024は吐出路である。
【0004】また、06は噴射弁、08は該噴射弁06
のニードル弁、027はニードル弁ばね、07は燃料溜
り、025は燃料通路、026は水通路、09は該水通
路026に設けられた逆止弁である。05は前記燃料噴
射ポンプ01から吐出された高圧燃料を噴射弁06に圧
送するための高圧噴射管である。013は水タンク、0
31は該水タンク013と噴射弁06の水通路026及
び逆止弁09とを接続する水供給管、012は水供給ポ
ンプ、010は水供給管路031を開閉するソレノイド
バルブ、011は該ソレノイドバルブ010の開度を制
御するコントローラである。
【0005】前記のように構成された従来の燃料、水噴
射装置の動作を説明する。あるサイクル噴射が完了し、
次のサイクルの噴射が開始される前において、燃料は予
め噴射弁06の燃料溜り07に供給されており、一方水
タンク013内の水はコントローラ011により、ソレ
ノイドバルブ010の通電期間即ち開弁期間を制御され
つつ、水供給ポンプ012によって水供給管031内を
噴射弁06に送られ、逆止弁09を押し開いて、水通路
026に入った後、合流部028を経て燃料通路025
の下部に溜まる。
【0006】そして、燃料噴射ポンプ01のプランジャ
02が、燃料カム(図示せず)によって押し下げられ、
給油室022からプランジャ室023内に供給された燃
料を加圧すると、プランジャ室23〜高圧噴射管05〜
噴射弁06の燃料通路025にある燃料の圧力が上昇す
る。この燃料の圧力波は高圧噴射管05を通って噴射弁
06へと伝播され、燃料溜り07の圧力が上昇し、この
圧力がニードル弁ばね027により設定されたニードル
弁08の開弁圧力よりも高くなると、ニードル弁08が
開弁され、燃料→水→燃料の順でシリンダ内に噴射され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の燃料、水噴射装置においては、大幅なNOX の低減
を実現するためには多量の水の注入が必要となり、これ
によって次のような問題点が発生する。
【0008】(1)多量の燃料・水を層状パターンにて
1つの噴射弁06から噴射するため、噴射期間が大幅に
延び、これによって燃料消費率の悪化等の機関、性能の
低下を招く。
【0009】(2)多量の燃料・水を噴射するのに必要
なエネルギーを燃料噴射ポンプ01側から供給するた
め、該噴射ポンプはこれのポンプラック位置が大幅に進
んだ状態で使用されることとなる。このような状態での
運転になると、水供給系の故障等により、噴射弁06へ
水が注入されない事態になった場合には、当初注入され
る筈の水相当分の燃料を余分に噴射することとなる。こ
のように必要以上の多量の燃料を一度に噴射すれば、機
関破損等を招く。
【0010】本発明は前記のような従来技術の問題点に
鑑みて、燃料と水等の二流体の噴射時期及び噴射期間を
独立してかつ高精度で以って調整可能とするとともに、
高圧噴射を可能として、低NOX 化と高効率化とが同時
に実現できる二流体噴射装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる技術的課
題を解決するために、燃料と水、異種の燃料等、少なく
とも燃料を含む2種類の流体をシリンダ内に噴射する二
流体噴射装置において、前記2種類の流体毎に設けら
れ、作動油ポンプに高圧管を介して接続されるととも
に、大径部に前記作動油ポンプからの作動油圧を作用さ
せて小径部にて前記シリンダ内へ噴射用の流体を高圧に
加圧する増圧ピストンを備えた2個の増圧装置と、前記
各増圧装置に高圧管を介して接続され、前記増圧ピスト
ンの小径部により加圧された流体をシリンダ内に噴射す
る噴射弁と、前記増圧装置を介して前記二流体の噴射時
期及び噴射期間を制御するコントロラと、前記流体夫々
のタンクより各増圧装置の増圧ピストン小径部の高圧室
への前記流体の供給路に介装した電磁弁と、前記各増圧
装置の増圧ピストン小径部の流体供給路開口位置よりピ
ストンストローク上流側位置に開口するスピル孔よりタ
ンク側に連通する流体通路とを備え、前記コントローラ
前記各電磁弁を開閉制御して、前記二流体の噴射時期
及び噴射期間を制御するように構成された二流体噴射装
置にある。
【0012】
【0013】かかる第1発明によれば、コントローラか
ら指令によって、各流体用(例えば燃料と水)の電磁弁
の開弁時期と開弁期間が設定され、これにより調量され
た各流体が増圧ピストンの小径部に充填される。この状
態の許で、コントローラからの指令により作動油ポンプ
から増圧装置に作動油を送り、増圧ピストンを押圧する
ことにより、上記小径部にある2種の流体を増圧ピスト
ンの面積比で高圧化して、各噴射弁からシリンダ内に噴
射せしめる。
【0014】さらに第2発明として、燃料と水、異種の
燃料等、少なくとも燃料を含む2種類の流体をシリンダ
内に噴射する二流体噴射装置において、前記2種類の流
体毎に設けられ、作動油ポンプに高圧管を介して接続さ
れるとともに、大径部に前記作動油ポンプからの作動油
圧を作用させて小径部にて前記シリンダ内へ噴射用の流
体を高圧に加圧する増圧ピストンを備えた2個の増圧装
置と、前記各増圧装置に高圧管を介して接続され、前記
増圧ピストンの小径部により加圧された流体をシリンダ
内に噴射する噴射弁と、前記増圧装置を介して前記二流
体の噴射時期及び噴射期間を制御するコントロラと、
記作動油ポンプと前記2個の増圧装置との間に設けた作
動油を蓄圧する蓄圧器と、該蓄圧器と前記各増圧ピスト
ンの大径部受圧面との間を接続する作動油管路に介装し
た電磁弁と、前記流体夫々のタンクより各増圧ピストン
小径部の高圧室へポンプを介して流体を供給する供給路
に設けた逆止弁と、 前記各増圧ピストンの大径部受圧面
側に戻し弾力を付勢するバネ手段と、を設け、前記コン
トローラが、前記電磁弁を開閉制御して、前記増圧装置
への作動油の供給時期及び供給期間を制御することによ
り、前記二流体の噴射時期及び噴射期間を制御するよう
に構成されてなる二流体噴射装置を提案する。
【0015】かかる発明によれば、作動油ポンプからの
高圧作動油は蓄圧器に蓄えられる一方、燃料と水等の2
種の噴射用流体は増圧装置の増圧ピストンの小径部側に
供給される。この状態でコントローラからの指令により
各流体用の電磁弁が開弁されると、蓄圧器内の高圧作動
流体が各増圧装置の増圧ピストンに作用し、小径部側の
流体は増圧ピストンの面積比で増圧されて、シリンダ内
に噴射される。
【0016】以上のように上記手段によれば、二流体の
夫々にコントローラによって開閉制御される電磁弁及び
増圧装置を設けて夫々の流体の噴射を独立して制御でき
るので、二流体の噴射時期及び噴射期間を容易にかつ自
在に設定することができる。
【0017】尚、上記二流体としては、燃料と水との組
合わせが本発明を適用するのに最適である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、この実施
例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この
発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明
例にすぎない。
【0019】図1は本発明の第1実施形態に係るエンジ
ンの燃料、水噴射装置の構成図を示す。図1において、
14はシリンダ内に燃料を噴射する燃料噴射弁、19は
該シリンダ内に水を噴射する水噴射弁である。尚、図1
には燃料噴射弁14と水噴射弁19は別個のものとなっ
ているが、図3に示す噴射弁06のように、1つの噴射
弁から燃料と水とを噴射するように構成してもよい。
【0020】17は燃焼用燃料と後述する燃料噴射用増
圧装置4及び水噴射用増圧装置7の作動用の作動油の機
能を果たす燃料が収容される燃料及び作動油タンク、2
2は噴射用の水が収容される水タンクである。
【0021】また、1は作動油ポンプ、4は燃料噴射用
増圧装置、7は水噴射用増圧装置、201は前記燃料及
び作動油タンク17内の燃料を前記作動油ポンプ1に送
給する作動油供給ポンプ、21は前記水タンク22内の
水を前記水噴射用増圧装置7に送給する水供給ポンプで
ある。前記燃料及び作動油タンク17からの作動油管5
1は作動油供給ポンプ2を経由して作動油ポンプ1に接
続されており、該作動油ポンプ1で高圧化された作動油
が2つに分岐された高圧パイプ2を通って、前記燃料噴
射用増圧装置4及び水噴射用増圧装置7に供給されるよ
うになっている。
【0022】前記燃料噴射用増圧装置4及び水噴射用増
圧装置7は、増圧ピストン5及び8がバレル61及び1
21内に摺動自在に挿入されている。前記バレル61及
び121には、夫々燃料及び水の供給孔9及び15と、
スピル孔81及び141が穿設されている。また、前記
各増圧ピストン5及び8の小径部5b及び8bには軸方
向に孔5c及び8cが設けられている。
【0023】5dは前記燃料噴射用増圧装置4の高圧室
であり、高圧燃料管161を介して前記燃料噴射弁14
に接続されている。また、8dは前記水噴射用増圧装置
7の高圧室であり、高圧水管221を介して前記水噴射
弁19に接続されている。
【0024】前記増圧ピストン5及び8にはスピル溝7
1及び131が設けられ、該スピル溝71及び131と
前記スピル孔81及び141とが連通した時、高圧室5
d及び8d内の高圧燃料及び高圧水が夫々燃料及び作動
油タンク17並びに水タンク22に放出され前記両高圧
室5d及び8dの圧力が低下するようになっている。
【0025】191は前記燃料供給管52に設けられ
て、この管路の通路面積を調整する燃料供給用高速電磁
弁、181は該電磁弁191を通って燃料噴射用増圧装
置4の方向への燃料の流れのみを許容する逆止弁であ
る。また、251は前記水供給管53に設けられて、こ
の管路の通路面積を調整する水供給用高速電磁弁、24
1は該電磁弁251から前記水噴射用増圧装置7に向う
水の流れのみを許容する逆止弁である。
【0026】前記燃料噴射用増圧装置4の増圧ピストン
5の小径部5b側の高圧室5dへは、燃料供給ポンプ1
6から前記燃料供給用高速電磁弁191及び逆止弁18
1を経由した燃料が燃料供給孔91から供給され、増圧
ピストン5により加圧、高圧化され、高圧パイプ161
を通り、燃料噴射弁14からシリンダ内へ噴射されるよ
うになっている。一方、前記水噴射用増圧装置7の増圧
ピストン8の小径部8b側の高圧室8dへは水供給ポン
プ21から前記水供給用高速電磁弁251及び逆止弁2
41を経由した水が水供給孔151から供給され、増圧
ピストン8により加圧、高圧化され、高圧パイプ221
を通り、水噴射弁19からシリンダ内へ噴射されるよう
になっている。
【0027】28は高速電磁弁コントローラであり、燃
料の調量と噴射時期の制御信号をケーブル29を介して
前記燃料供給用高速電磁弁191に出力するとともに、
水の調量と噴射時期の制御信号をケーブル30を介して
前記水供給用高速電磁弁251に出力する。
【0028】次に以上のように構成された燃料、水噴射
装置の動作を説明する。
【0029】高速電磁弁コントローラ28からの指令に
従って、燃料供給用及び水供給用高速電磁弁191及び
251の開弁期間と閉弁時期が設定され、これにより調
量された燃料とが夫々増圧ピストン5及び8の小径部5
b及び8b側の高圧室5d及び8dに充填される。この
状態の許で、カム(図示せず)により駆動される作動油
ポンプ1からの作動油が増圧ピストン5及び8の大径部
5a及び8aに作用して、該増圧ピストン5及び8を押
圧し、燃料及び水を高圧化して、燃料噴射弁14及び水
噴射弁19からシリンダ内に噴射せしめる。
【0030】上記作用をさらに詳細に、噴射過程に沿っ
て説明する。
【0031】(1)作動油ポンプ1が作動する前のいわ
ゆる残留状態において、燃料及び水は次のように調量、
供給される。
【0032】(1−1)燃料噴射用増圧装置4の増圧ピ
ストン5の小径部5b側と、燃料供給ポンプ16との間
に設置された燃料供給用高速電磁弁191の作動は、上
記のように高速電磁弁コントローラ28により制御され
る。即ち、上記コントローラ28により上記高速電磁弁
191の通電期間が規定され、この結果として高速電磁
弁191の開弁期間と燃料供給圧力とにより燃料量が制
御される。このように調量された燃料の供給により、増
圧ピストン5の初期位置が決定される。
【0033】(1−2)水の調量、供給も、燃料の場合
と同様であり、水噴射用増圧装置7の増圧ピストン8の
小径部8b側と、水供給ポンプ21との間に設置された
水供給用高速電磁弁により制御される。上記燃料の場合
と同様に調量された水の供給により、増圧ピストン8の
初期位置が決定される。
【0034】(2)次の段階として、カム(図示せず)
により、作動油ポンプ1中のプランジャ(図示せず)が
駆動され、該プランジャ上部の油圧が上昇し、高圧パイ
プ2内を圧力波として伝播され、燃料噴射用増圧装置4
及び水噴射用増圧装置7に達して、双方の増圧ピストン
5及び8の大径部5a及び8aが上昇する。この結果、
各々の増圧ピストン5及び8は上記作動油の油圧により
駆動される。
【0035】(3)この結果、燃料噴射用増圧装置4の
増圧ピストン5の小径部側の高圧室5aに供給された燃
料並びに水噴射用増圧装置7の増圧ピストン8の小径部
8b側の高圧室8dに供給された水の圧力が上昇し、そ
れぞれ高圧燃料管161及び高圧水管221を介して、
燃料噴射弁14及び水噴射弁19の方へ、圧力波として
伝播される。この圧力が各々の噴射弁14及び19の開
弁圧力よりも高くなれば、燃料及び水がシリンダ内に噴
射される。
【0036】(4)次に噴射の終了について説明する。 (4−1)上記(1)項で説明したように、燃料用の増
圧ピストン5の初期位置は調量された燃料量により定ま
り、噴射行程中にこの噴射量に相当したストローク分だ
けピストンが移動すれば、該増圧ピストン5に設けられ
たスピル溝71が、バレルのスピル孔81に開口し、増
圧ピストン小径部側の高圧室5dの圧力が燃料及び作動
油タンク17側へ開放され、この部分の圧力が低下す
る。この低下した圧力は高圧燃料管161内を燃料噴射
弁14の方へと伝達され、燃料噴射弁14内の燃料圧力
が低下して針弁(図示せず)が閉じ燃料噴射が終了す
る。
【0037】(4−2)水の噴射終了についても、燃料
の場合と同様である。即ち、予め調量された水量に相当
したストローク分だけ水噴射用増圧装置7の増圧ピスト
ン8が移動すれば、該増圧ピストン8に設けられたスピ
ル溝131がバレルのスピル孔141に開口し、増圧ピ
ストン小径部側8bの高圧室8dの圧力が低下する。こ
の低下した圧力は高圧水管221を介して水噴射弁19
の方へと伝達され、該噴射弁19が閉じて水の噴射が終
了する。
【0038】(5)また、水供給系に何らか不具合が生
じた場合でも、この実施形態においては燃料噴射用増圧
装置4の増圧ピストン5の初期位置及びそのストローク
はかかる不具合の影響を受けず、これによって燃料噴射
量が増大することはない。即ち、従来のシステムとは異
なり、必要以上の多量の燃料が筒内へ噴射されるような
事態の発生を防止できる。上記のようにこの実施形態に
係る燃料、水噴射装置においては高速電磁弁コントロー
ラ28によって燃料供給用高速電磁弁191及び水供給
用高速電磁弁251によって燃料の噴射と水の噴射とが
独立して制御されるので、最適の燃料噴射及び水噴射タ
イミングと噴射期間を容易に設定することができる。
【0039】尚、この実施形態においては、燃焼用燃料
と作動油とを共通とし、1個のタンク17に収容してい
るが、特に低質燃料を使用する場合等においては、燃焼
用燃料と作動油とを別系統として2個のタンクに収容す
るのがメインテナンス上も好適である。
【0040】図2は本発明の第2実施形態に係る燃料、
水噴射装置の構成図を示す。この実施形態は、作動油系
に蓄圧器を設けている点が前記第1実施形態と異なる。
【0041】図2において、14は燃料噴射弁、19は
水噴射弁、17は燃料及び作動油タンク、22は水タン
ク、1は作動油ポンプ、16は燃料供給ポンプ、21は
水供給ポンプでありこれらの構造及び配置は図1に示す
第1実施形態と同様である。
【0042】また、4は燃料噴射用増圧装置、7は水噴
射用増圧装置、3は蓄圧器、2は前記作動油ポンプ1と
前記蓄圧器3とを接続する高圧パイプ、51は後述する
燃料供給管52から分岐されて作動油ポンプ1に接続さ
れる作動油管である。
【0043】前記燃料噴射用及び水噴射用増圧装置4及
び7には、増圧ピストン5及び8が摺動自在に嵌入され
ている。該増圧ピストン5及び8には、その大径部5a
及び8aに前記蓄圧器3から作動油管61及び62を経
た作動油が作用し、後述するように小径部5b及び8b
側には、燃料供給ポンプ16からの水が供給されるよう
になっている。6及び9は前記増圧ピストン5及び8の
戻しばねである。
【0044】5dは前記燃料噴射用増圧装置4の高圧室
であり、高圧燃料管13を介して、前記燃料噴射弁14
に接続されている。また、8dは前記水噴射用増圧装置
7の高圧室であり、高圧水管18を介して前記水噴射弁
19に接続されている。
【0045】また、前記燃料噴射用増圧装置4及び水噴
射用増圧装置7の高圧室で5d及び8dの入口は夫々燃
料供給管52及び水供給管53に接続され、燃料供給ポ
ンプ16及び水供給ポンプ21から夫々燃料及び水が送
給されるようになっている。15は前記燃料噴射用増圧
装置4に向かう燃料の流れのみを許容する逆止弁、20
は前記水噴射用増圧装置7に向かう水の流れのみを許容
する逆止弁である。
【0046】10は前記燃料噴射用増圧装置4への作動
油管61に設けられて、該管路の粒路面積即ち燃料流量
を調整する高速電磁弁11は前記水噴射用増圧装置7へ
の作動油管62に設けられて、該管路の流路面積即ち水
流量を調整する高速電磁弁である。
【0047】23は高速電磁弁コントローラであり、前
記高速電磁弁10に前記燃料噴射用増圧装置4の増圧ピ
ストン5への作動油の供給時期、供給期間、供給量の制
御信号をケーブル24を介して出力するとともに、高速
電磁弁11に前記水噴射用増圧装置7の増圧ピストン8
への作動油の供給時期、供給期間、供給量の制御信号を
ケーブル25を介して出力する。
【0048】以上のように構成された本発明の第2実施
形態に係る燃料、水噴射装置の動作を説明する。前記作
動油ポンプ1で高圧に加圧された作動油は蓄圧器3に蓄
えられている。一方、前記燃料噴射用増圧装置4の高圧
室5d及び水噴射用増圧装置の高圧室8dには、燃料供
給ポンプ16から燃料が、水供給ポンプ21から水が、
夫々逆止弁15及び20を経由して供給されている。
【0049】かかる状態で、高速電磁弁コントローラ2
3からの指令により高速電磁弁10及び高速電磁弁11
が開かれると、蓄圧器3内の高圧の作動油は作動油管6
1あるいは62を通って、燃料噴射用増圧装置4の増圧
ピストン5あるいは水噴射用増圧装置7の増圧ピストン
8に送られる。
【0050】そして、前記増圧ピストン5あるいは8の
大径部5a、8aに作動油が作用すると、該ピストン5
あるいは8は、ばね6あるいは9の弾力に抗して、図の
右方に移動し、小径部5bあるいは8bによって高圧室
5d内の燃料あるいは8d内の水が高圧に加圧され、燃
料噴射弁14あるいは水噴射弁19からシリンダ内に噴
射される。
【0051】前記燃料と水との噴射時期、噴射期間は高
速電磁弁コントローラ23により、高速電磁弁10及び
11を開閉制御することによって自在に調整して、最適
の噴射時期、噴射期間とすることができる。
【0052】上記第2実施形態(図2)の作用を噴射過
程に沿ってさらに詳細に説明する。
【0053】(1)作動油ポンプ1内のプランジャ(図
示せず)がカムにより駆動され、該プランジャの上部の
圧力が上昇する。この上昇した圧力波が高圧パイプ2内
を伝播して蓄圧器3へと送られ、該蓄圧器3には高圧の
エネルギーが蓄えられる。
【0054】(2)あるサイクルの噴射が終了し、次の
サイクルの噴射が開始するまでの期間即ち残留状態にお
いて、燃料及び水が燃料噴射用増圧装置4の増圧ピスト
ン5の小径部5b側の高圧室5d及び水噴射用増圧装置
7の増圧ピストン8の小径部8b側の高圧室8dに供給
される。
【0055】(3)次の段階として、高速電磁弁コント
ローラ23からの指令により、燃料及び水用の高速電磁
弁10及び11が作動し始め、燃料及び水の噴射が開始
される。
【0056】(3−1)蓄圧器3と燃料噴射用増圧装置
4との間の作動油管61に設けられた高速電磁弁10へ
上記コントローラ23からの指令で通電が開始され、該
高速電磁弁10が開弁し、蓄圧器3の高圧エネルギーに
より、燃料噴射用増圧装置4が作動し始める。この結
果、該増圧装置4の増圧ピストン5の小径部側の高圧室
5dへ供給された圧力も上昇し、(蓄圧器3の圧力が増
圧ピストン5の面積比の分だけ増幅された圧力)、この
圧力が高圧燃料管13内を燃料噴射弁14の方へと伝播
される。該燃料噴射弁14の燃料圧力が該噴射弁の開弁
圧力よりも高くなると、燃料がシリンダ内に噴射され
る。
【0057】(3−2)水の噴射についても上記燃料噴
射と同様であり、蓄圧器3と水噴射用増圧装置7との間
の作動油管62に設けられた高速電磁弁11の開弁によ
り増圧ピストン8が作動し始め、該増圧ピストンの小径
部側の高圧室8dに供給された水の圧力が上昇し、(蓄
圧器3の圧力が増圧ピストン8の面積比の分だけ増幅さ
れた圧力)、この圧力が高圧水管18を介して、水噴射
弁19の方へと伝達され、該水噴射弁19から水がシリ
ンダ内に噴射される。
【0058】(4)燃料及び水の噴射の終了は、燃料用
及び水用の高速電磁弁10及び11の閉弁により規定さ
れる。即ち、上記コントローラ23からの指令により高
速電磁弁11への通電がカットされると該高速電磁弁1
1は閉弁し、このため燃料噴射用増圧装置4及び水噴射
増圧装置7に作用していた高圧エネルギーが遮断され、
最終的に燃料噴射弁14の燃料圧力及び水噴射弁19の
水圧力が低下し、燃料及び水の噴射が終了する。この場
合、双方の高速電磁弁10、11の作動即ち開弁時期及
び閉弁時期は独立して制御される。上記のように、この
実施形態における燃料噴射時期、燃料噴射量及び水噴射
時期、水噴射量は各々の高速電磁弁10、11の閉弁時
期、開弁期間により制御される。
【0059】(5)水供給系に何らかの不具合が生じた
場合でも、この実施形態においては燃料噴射量は、上記
のとおり高速電磁弁により制御されるので、必要以上の
多量の燃料が筒内に噴射されることはない。
【0060】この実施形態のおいても、高速電磁弁コン
トローラ23によって制御される燃料側の高速電磁弁1
0及び水側の高速電磁弁11によって、燃料の噴射と水
の噴射とが独立して制御されているので、最適の燃料噴
射及び水噴射タイミングと噴射期間を容易に設定するこ
とができる。
【0061】また、この前記第1実施形態と同様燃焼用
燃料と作動油とを別系統として2個のタンクに収容して
も良い。
【0062】
【発明の効果】以上の説明した如く、本発明によれば、
燃料と水等の二流体を噴射する噴射装置において、各流
体毎に設けられた増圧装置と電磁弁とをコントローラに
て制御することにより、2つの流体の噴射を独立して制
御することができるので、2つの流体の噴射時期及び噴
射期間を容易にかつ正確の制御することができるととも
に、増圧装置を用いているので、高圧噴射が実現でき、
機関性能を向上することができる。
【0063】特に、二流体として燃料と水とを使用する
場合においては、噴射期間の延びを伴うことなしに多量
の水を注入した燃料及び水の噴霧を形成することが可能
となり、これにより低NOX 化と高効率化とを同時に満
足するディーゼル機関を実現することができる。また、
二流体の噴射を独立して制御しているので、多量の水を
注入する水供給系に何らかの不具合が生じた場合でも、
燃料噴射系の作動には影響を受けることはなく、必要以
上の多量の燃料が筒内に噴射される事態を防止すること
ができ、低公害、高効率ディーゼル機関としての信頼性
も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る燃料、水噴射装置
の構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示す図1に対応する図
である。
【図3】従来の燃料、水噴射装置の構成図である。
【符号の説明】
1 作動油ポンプ 2 高圧パイプ 3 蓄圧器 4 燃料噴射用増圧装置 5、8 増圧ピストン 5a、8a 大径部 5b、8b 小径部 6、9 ばね 7 水噴射用増圧装置 10、11 高速電磁弁 14 燃料噴射弁 16 燃料供給ポンプ 17 燃料及び作動油タンク 19 水噴射弁 21 水供給ポンプ 22 水タンク 23、28 高速電磁弁コントローラ 191 燃料供給用高速電磁弁 251 水供給用高速電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // F02M 47/00 F02M 47/00 L P (56)参考文献 特開 昭61−96169(JP,A) 特開 平6−2632(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/00 F02B 47/04 F02M 43/00 F02M 51/00 F02M 47/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料と水、異種の燃料等、少なくとも燃
    料を含む2種類の流体をシリンダ内に噴射する二流体噴
    射装置において、 前記2種類の流体毎に設けられ、作動油ポンプに高圧管
    を介して接続されるとともに、大径部に前記作動油ポン
    プからの作動油圧を作用させて小径部にて前記シリンダ
    内へ噴射用の流体を高圧に加圧する増圧ピストンを備え
    た2個の増圧装置と、 前記各増圧装置に高圧管を介して接続され、前記増圧ピ
    ストンの小径部により加圧された流体をシリンダ内に噴
    射する噴射弁と、 前記増圧装置を介して前記二流体の噴射時期及び噴射期
    間を制御するコントロラと、 前記流体夫々のタンクより各増圧装置の増圧ピストン小
    径部の高圧室への前記流体の供給路に介装した電磁弁
    と、前記各増圧装置の増圧ピストン小径部の流体供給路開口
    位置よりピストンストローク上流側位置に開口するスピ
    ル孔よりタンク側に連通する流体通路とを備え、 前記コントローラが前記各電磁弁を開閉制御して、前記
    二流体の噴射時期及び噴射期間を制御するように構成さ
    れたことを特徴とする二流体噴射装置。
  2. 【請求項2】 燃料と水、異種の燃料等、少なくとも燃
    料を含む2種類の流体をシリンダ内に噴射する二流体噴
    射装置において、 前記2種類の流体毎に設けられ、作動油ポンプに高圧管
    を介して接続されるとともに、大径部に前記作動油ポン
    プからの作動油圧を作用させて小径部にて前記シリンダ
    内へ噴射用の流体を高圧に加圧する増圧ピストンを備え
    た2個の増圧装置と、 前記各増圧装置に高圧管を介して接続され、前記増圧ピ
    ストンの小径部により加圧された流体をシリンダ内に噴
    射する噴射弁と、 前記増圧装置を介して前記二流体の噴射時期及び噴射期
    間を制御するコントロラと、 前記作動油ポンプと前記2個の増圧装置との間に設けた
    作動油を蓄圧する蓄圧 器と、 該蓄圧器と前記各増圧ピストンの大径部受圧面との間を
    接続する作動油管路に介装した電磁弁と、 前記流体夫々のタンクより各増圧ピストン小径部の高圧
    室へポンプを介して流体を供給する供給路に設けた逆止
    弁と、 前記各増圧ピストンの大径部受圧面側に戻し弾力を付勢
    するバネ手段と、 を設け、 前記コントローラが、前記電磁弁を開閉制御して、前記
    増圧装置への作動油の供給時期及び供給期間を制御する
    ことにより、前記二流体の噴射時期及び噴射期間を制御
    するように構成されてなることを特徴とする二流体噴射
    装置。
  3. 【請求項3】 前記二流体が燃料及び水である請求項1
    若しくは2記載の二流体噴射装置。
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