JP3321586B2 - 産業用無人ヘリコプタの操舵装置 - Google Patents
産業用無人ヘリコプタの操舵装置Info
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- JP3321586B2 JP3321586B2 JP19019293A JP19019293A JP3321586B2 JP 3321586 B2 JP3321586 B2 JP 3321586B2 JP 19019293 A JP19019293 A JP 19019293A JP 19019293 A JP19019293 A JP 19019293A JP 3321586 B2 JP3321586 B2 JP 3321586B2
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- elevator
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば農薬散布に使
用されているような遠隔操縦方式の産業用無人ヘリコプ
タに関し、特に無人ヘリコプタのメインロータブレード
のコレクティブピッチ舵とサイクリックピッチ舵(即
ち、エルロン舵及びエレベータ舵)を制御するためのス
ワッシュプレートを備えた産業用無人ヘリコプタの操舵
装置に関するものである。
用されているような遠隔操縦方式の産業用無人ヘリコプ
タに関し、特に無人ヘリコプタのメインロータブレード
のコレクティブピッチ舵とサイクリックピッチ舵(即
ち、エルロン舵及びエレベータ舵)を制御するためのス
ワッシュプレートを備えた産業用無人ヘリコプタの操舵
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、遠隔操縦方式の産業用無
人ヘリコプタにおいては、エンジンの回転力をメインマ
ストを通じてメインロータブレードに伝達し、このメイ
ンロータブレードの回転によって無人ヘリコプタを飛行
させている。メインロータブレードはヘリコプタに揚力
を生じさせるための翼形をした羽根であり、通常はメイ
ンヘッドに取り付けられており、このメインヘッドがメ
インマストに対し、シーソタイプ或いはフラッピングタ
イプの結合方法によって結合されている。
人ヘリコプタにおいては、エンジンの回転力をメインマ
ストを通じてメインロータブレードに伝達し、このメイ
ンロータブレードの回転によって無人ヘリコプタを飛行
させている。メインロータブレードはヘリコプタに揚力
を生じさせるための翼形をした羽根であり、通常はメイ
ンヘッドに取り付けられており、このメインヘッドがメ
インマストに対し、シーソタイプ或いはフラッピングタ
イプの結合方法によって結合されている。
【0003】無人ヘリコプタの上昇、降下制御、前進、
後退制御、及び左進、右進制御はスワッシュプレートを
通じてメインロータブレードのコレクティブピッチ舵、
エルロン舵、及びエレベータ舵を制御することによって
行われる。従来の無人ヘリコプタのメインロータブレー
ド制御装置の一例を図5に示す。このメインロータブレ
ード制御装置は模型のヘリコプタに対するもので、農薬
散布等に使用される産業用のヘリコプタに対するもので
はない。なお、詳細は特公昭60−23628号公報に
開示されているので簡単に説明する。
後退制御、及び左進、右進制御はスワッシュプレートを
通じてメインロータブレードのコレクティブピッチ舵、
エルロン舵、及びエレベータ舵を制御することによって
行われる。従来の無人ヘリコプタのメインロータブレー
ド制御装置の一例を図5に示す。このメインロータブレ
ード制御装置は模型のヘリコプタに対するもので、農薬
散布等に使用される産業用のヘリコプタに対するもので
はない。なお、詳細は特公昭60−23628号公報に
開示されているので簡単に説明する。
【0004】エンジンの回転力を伝えるメインマスト2
は図示しないメインヘッドと結合されており、このメイ
ンヘッドの両側部に対向して取り付けられた一対のメイ
ンロータブレード(図示せず)を回転させる。また、メ
インロータブレードのコレクティブピッチ舵、エルロン
舵、及びエレベータ舵の制御はスワッシュプレート4と
メインロータブレード間に結合された3本の主コントロ
ールロッド3a、3b、3cによって行われる。スワッ
シュプレート4は上部プレート4aと下部プレート4b
よりなり、ベアリングを介して回転自在に一体化されて
いる。従って、下部プレート4bを固定しても上部プレ
ート4aは回転し、また、下部プレート4bを傾けると
上部プレート4aも追従して下部プレート4bと同じ傾
きをする。
は図示しないメインヘッドと結合されており、このメイ
ンヘッドの両側部に対向して取り付けられた一対のメイ
ンロータブレード(図示せず)を回転させる。また、メ
インロータブレードのコレクティブピッチ舵、エルロン
舵、及びエレベータ舵の制御はスワッシュプレート4と
メインロータブレード間に結合された3本の主コントロ
ールロッド3a、3b、3cによって行われる。スワッ
シュプレート4は上部プレート4aと下部プレート4b
よりなり、ベアリングを介して回転自在に一体化されて
いる。従って、下部プレート4bを固定しても上部プレ
ート4aは回転し、また、下部プレート4bを傾けると
上部プレート4aも追従して下部プレート4bと同じ傾
きをする。
【0005】上記3本の主コントロールロッド3a、3
b、3cは上部プレート4aに結合されており、この上
部プレート4aはその中心部を貫通するメインマスト2
に結合されている。また、下部プレート4bは上下方向
(メインマストの軸線方向)には移動可能であるが回転
はしないように支持され、その中心部を貫通するメイン
マスト2は遊嵌状態にある。この下部プレート4bには
3本の従コントロールロッド5a、5b、5cが結合さ
れており、メインマスト2と同心の円に直径方向に対向
して配置された2本の従コントロールロッド5a、5b
はそれぞれエルロン舵用サーボ装置7a、7bに連結さ
れ、残りの従コントロールロッド5cはエレベータ舵用
サーボ装置7cに連結されている。
b、3cは上部プレート4aに結合されており、この上
部プレート4aはその中心部を貫通するメインマスト2
に結合されている。また、下部プレート4bは上下方向
(メインマストの軸線方向)には移動可能であるが回転
はしないように支持され、その中心部を貫通するメイン
マスト2は遊嵌状態にある。この下部プレート4bには
3本の従コントロールロッド5a、5b、5cが結合さ
れており、メインマスト2と同心の円に直径方向に対向
して配置された2本の従コントロールロッド5a、5b
はそれぞれエルロン舵用サーボ装置7a、7bに連結さ
れ、残りの従コントロールロッド5cはエレベータ舵用
サーボ装置7cに連結されている。
【0006】上記主コントロールロッド3a、3b、3
c、従コントロールロッド5a、5b、5c、エルロン
舵用サーボ装置7a、7b及びエレベータ舵用サーボ装
置7c、並びにスワッシュプレート4の配置状態は上か
ら見ると図6に示すようになっている。即ち、2本の主
コントロールロッド3a、3bと2本の従コントロール
ロッド5a、5bはスワッシュプレート4の直径方向に
対向するほぼ180°の円周方向の角度間隔の位置にそ
れぞれ配置され、残りの主コントロールロッド3cと従
コントロールロッド5cは両主コントロールロッド3
a、3b間の中央及び両従コントロールロッド5a、5
b間の中央に、従って両ロッドからほぼ90°の円周方
向の角度間隔でそれぞれ配置されている。よって、3つ
のサーボ装置7a、7b、7cも従コントロールロッド
5a、5b、5cと同様の位置に配置されている。
c、従コントロールロッド5a、5b、5c、エルロン
舵用サーボ装置7a、7b及びエレベータ舵用サーボ装
置7c、並びにスワッシュプレート4の配置状態は上か
ら見ると図6に示すようになっている。即ち、2本の主
コントロールロッド3a、3bと2本の従コントロール
ロッド5a、5bはスワッシュプレート4の直径方向に
対向するほぼ180°の円周方向の角度間隔の位置にそ
れぞれ配置され、残りの主コントロールロッド3cと従
コントロールロッド5cは両主コントロールロッド3
a、3b間の中央及び両従コントロールロッド5a、5
b間の中央に、従って両ロッドからほぼ90°の円周方
向の角度間隔でそれぞれ配置されている。よって、3つ
のサーボ装置7a、7b、7cも従コントロールロッド
5a、5b、5cと同様の位置に配置されている。
【0007】上記構成において、図示しない制御装置に
より3つのサーボ装置7a、7b、7cを連動動作させ
ると、スワッシュプレート4が上下方向に移動してメイ
ンロータブレードのコレクティブピッチ舵が制御され
る。また、制御装置によりエルロン舵用サーボ装置7
a、7bを連動動作させると、スワッシュプレート4が
X′−X′軸を中心軸として傾いて円弧運動を行い、メ
インロータブレードのエルロン舵が制御される。さら
に、制御装置によりエレベータ舵用サーボ装置7cを動
作させると、スワッシュプレート4がX′−X′軸と直
交するY′−Y′軸を中心軸として傾いて円弧運動を行
い、メインロータブレードのエレベータ舵が制御され
る。
より3つのサーボ装置7a、7b、7cを連動動作させ
ると、スワッシュプレート4が上下方向に移動してメイ
ンロータブレードのコレクティブピッチ舵が制御され
る。また、制御装置によりエルロン舵用サーボ装置7
a、7bを連動動作させると、スワッシュプレート4が
X′−X′軸を中心軸として傾いて円弧運動を行い、メ
インロータブレードのエルロン舵が制御される。さら
に、制御装置によりエレベータ舵用サーボ装置7cを動
作させると、スワッシュプレート4がX′−X′軸と直
交するY′−Y′軸を中心軸として傾いて円弧運動を行
い、メインロータブレードのエレベータ舵が制御され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来は
3つのサーボ装置7a、7b、7cによってスワッシュ
プレート4を制御し、メインロータブレードのコレクテ
ィブピッチ舵、エルロン舵、及びエレベータ舵をそれぞ
れ制御していた。このため、2つのサーボ装置の連動動
作で1つの舵を制御しているエルロン舵については、一
方のサーボ装置(或いはコントロールロッド)が故障し
ても正常に操舵できるので信頼性(冗長性)が高いが、
1つのサーボ装置の動作で1つの舵を制御しているエレ
ベータ舵についてはサーボ装置(或いはコントロールロ
ッド)が故障すると操舵不能となり、信頼性(冗長性)
が低く、安全性に欠けるという欠点があった(エルロン
舵を1つのサーボ装置で操舵し、エレベータ舵を2つの
サーボ装置の連動動作で操舵する場合でも同じ)。
3つのサーボ装置7a、7b、7cによってスワッシュ
プレート4を制御し、メインロータブレードのコレクテ
ィブピッチ舵、エルロン舵、及びエレベータ舵をそれぞ
れ制御していた。このため、2つのサーボ装置の連動動
作で1つの舵を制御しているエルロン舵については、一
方のサーボ装置(或いはコントロールロッド)が故障し
ても正常に操舵できるので信頼性(冗長性)が高いが、
1つのサーボ装置の動作で1つの舵を制御しているエレ
ベータ舵についてはサーボ装置(或いはコントロールロ
ッド)が故障すると操舵不能となり、信頼性(冗長性)
が低く、安全性に欠けるという欠点があった(エルロン
舵を1つのサーボ装置で操舵し、エレベータ舵を2つの
サーボ装置の連動動作で操舵する場合でも同じ)。
【0009】さらに、図6に示したように、3つのサー
ボ装置及びコントロールロッドは同心円において片寄っ
て(ほぼ円の半分側に)配置されているから、3つのサ
ーボ装置全てを連動動作させてスワッシュプレートを上
下方向に移動させ、コレクティブピッチ舵を操舵する際
に、引っ掛かりや食いつき等が生じてスムーズに、かつ
均等にスワッシュプレートを上下方向に移動できないこ
とがあり、この点でも信頼性に欠けるという欠点があっ
た。
ボ装置及びコントロールロッドは同心円において片寄っ
て(ほぼ円の半分側に)配置されているから、3つのサ
ーボ装置全てを連動動作させてスワッシュプレートを上
下方向に移動させ、コレクティブピッチ舵を操舵する際
に、引っ掛かりや食いつき等が生じてスムーズに、かつ
均等にスワッシュプレートを上下方向に移動できないこ
とがあり、この点でも信頼性に欠けるという欠点があっ
た。
【0010】農薬散布等の産業用無人ヘリコプタを運用
する場合、特に考慮しなければならないことは信頼性、
安全性である。何故ならば、趣味の範囲で模型のヘリコ
プタを飛ばしているうちは、ヘリコプタが落ちた場合に
は破損の程度に応じて修理するか交換すれば良い等、自
分自身の問題で済み、他の物や人に迷惑をかけることは
少ない。しかしながら、業務用の場合には商業ベースで
物事を考える必要があるので、信頼性や安全性は即、対
人、対物等の障害やヘリコプタの運用コストに悪影響を
及ぼす重要な問題であり、その対策を講じる必要があっ
た。
する場合、特に考慮しなければならないことは信頼性、
安全性である。何故ならば、趣味の範囲で模型のヘリコ
プタを飛ばしているうちは、ヘリコプタが落ちた場合に
は破損の程度に応じて修理するか交換すれば良い等、自
分自身の問題で済み、他の物や人に迷惑をかけることは
少ない。しかしながら、業務用の場合には商業ベースで
物事を考える必要があるので、信頼性や安全性は即、対
人、対物等の障害やヘリコプタの運用コストに悪影響を
及ぼす重要な問題であり、その対策を講じる必要があっ
た。
【0011】この発明の目的は、メインロータブレード
のエルロン舵及びエレベータ舵を制御するサーボ装置を
それぞれ一対づつ設け、これらサーボ装置をスワッシュ
プレートと同心の円のそれぞれ直径方向に対向する位置
に、かつ円周方向にほぼ等角度間隔で配置することによ
り、エルロン舵及びエレベータ舵の操舵制御の信頼性及
び安全性を高めるとともに、スワッシュプレートのスム
ーズな、かつ均等な上下動を可能にしてコレクティブピ
ッチ舵の操舵制御の信頼性及び安全性を高め、さらにサ
ーボ装置の駆動力の増強によって確実で、迅速な操舵制
御を可能にした産業用無人ヘリコプタの操舵装置を提供
することにある。
のエルロン舵及びエレベータ舵を制御するサーボ装置を
それぞれ一対づつ設け、これらサーボ装置をスワッシュ
プレートと同心の円のそれぞれ直径方向に対向する位置
に、かつ円周方向にほぼ等角度間隔で配置することによ
り、エルロン舵及びエレベータ舵の操舵制御の信頼性及
び安全性を高めるとともに、スワッシュプレートのスム
ーズな、かつ均等な上下動を可能にしてコレクティブピ
ッチ舵の操舵制御の信頼性及び安全性を高め、さらにサ
ーボ装置の駆動力の増強によって確実で、迅速な操舵制
御を可能にした産業用無人ヘリコプタの操舵装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明では、メインロ
ータブレードのコレクティブピッチ舵、エルロン舵、及
びエレベータ舵を制御するためのスワッシュプレート
と、エルロン舵を制御するための2つのサーボ装置と、
エレベータ舵を制御するための2つのサーボ装置と、ス
ワッシュプレートとエルロン舵用サーボ装置間をそれぞ
れ結合する2本のエルロンコントロールロッドと、スワ
ッシュプレートとエレベータ舵用サーボ装置間をそれぞ
れ結合する2本のエレベータコントロールロッドとを設
け、これら2つのエルロン舵用サーボ装置及び2つのエ
レベータ舵用サーボ装置をそれぞれスワッシュプレート
と同心の円の直径方向に対向する位置に、かつ円周方向
にほぼ等角度間隔で互い違いに配置し、各サーボ装置を
動作させるための制御装置によって4つのサーボ装置を
連動動作させてコレクティブピッチ舵を操舵制御し、2
つのエルロン舵用サーボ装置を連動動作させてエルロン
舵を操舵制御し、2つのエレベータ舵用サーボ装置を連
動動作させてエレベータ舵を操舵制御するようにしたも
のである。
ータブレードのコレクティブピッチ舵、エルロン舵、及
びエレベータ舵を制御するためのスワッシュプレート
と、エルロン舵を制御するための2つのサーボ装置と、
エレベータ舵を制御するための2つのサーボ装置と、ス
ワッシュプレートとエルロン舵用サーボ装置間をそれぞ
れ結合する2本のエルロンコントロールロッドと、スワ
ッシュプレートとエレベータ舵用サーボ装置間をそれぞ
れ結合する2本のエレベータコントロールロッドとを設
け、これら2つのエルロン舵用サーボ装置及び2つのエ
レベータ舵用サーボ装置をそれぞれスワッシュプレート
と同心の円の直径方向に対向する位置に、かつ円周方向
にほぼ等角度間隔で互い違いに配置し、各サーボ装置を
動作させるための制御装置によって4つのサーボ装置を
連動動作させてコレクティブピッチ舵を操舵制御し、2
つのエルロン舵用サーボ装置を連動動作させてエルロン
舵を操舵制御し、2つのエレベータ舵用サーボ装置を連
動動作させてエレベータ舵を操舵制御するようにしたも
のである。
【0013】
【作用】上記この発明の構成によれば、メインロータブ
レードのエルロン舵及びエレベータ舵を制御するサーボ
装置が一対づつ設けられているので、一方のサーボ装置
(或いはコントロールロッド)が故障しても他方のサー
ボ装置(或いはコントロールロッド)がバックアップ
し、操舵を続行することができるので信頼性(冗長性)
及び安全性が非常に高くなる。その上、エルロン舵及び
エレベータ舵をそれぞれ2つのサーボ装置で駆動するた
め、2倍の動力で舵を制御することができ、確実で迅速
な制御が行える。また、これら4つのサーボ装置をそれ
ぞれスワッシュプレートと同心の円の直径方向に対向す
る位置に、かつ円周方向にほぼ等角度間隔で配置したの
で、スワッシュプレートのスムーズな、かつ均等な上下
動(メインマストの軸線方向の動き)が可能となる。ま
た、4つのサーボ装置のうちのいずれか1つのサーボ装
置(或いはコントロールロッド)が故障しても残りの3
つのサーボ装置(或いはコントロールロッド)がバック
アップするため、操舵を続行することができ、コレクテ
ィブピッチ舵の操舵制御の信頼性及び安全性を著しく高
めることができる。さらに均等に配置された4つのサー
ボ装置でコレクティブピッチ舵を駆動するため、4倍の
動力で舵を制御することができ、確実で迅速な制御が行
える。
レードのエルロン舵及びエレベータ舵を制御するサーボ
装置が一対づつ設けられているので、一方のサーボ装置
(或いはコントロールロッド)が故障しても他方のサー
ボ装置(或いはコントロールロッド)がバックアップ
し、操舵を続行することができるので信頼性(冗長性)
及び安全性が非常に高くなる。その上、エルロン舵及び
エレベータ舵をそれぞれ2つのサーボ装置で駆動するた
め、2倍の動力で舵を制御することができ、確実で迅速
な制御が行える。また、これら4つのサーボ装置をそれ
ぞれスワッシュプレートと同心の円の直径方向に対向す
る位置に、かつ円周方向にほぼ等角度間隔で配置したの
で、スワッシュプレートのスムーズな、かつ均等な上下
動(メインマストの軸線方向の動き)が可能となる。ま
た、4つのサーボ装置のうちのいずれか1つのサーボ装
置(或いはコントロールロッド)が故障しても残りの3
つのサーボ装置(或いはコントロールロッド)がバック
アップするため、操舵を続行することができ、コレクテ
ィブピッチ舵の操舵制御の信頼性及び安全性を著しく高
めることができる。さらに均等に配置された4つのサー
ボ装置でコレクティブピッチ舵を駆動するため、4倍の
動力で舵を制御することができ、確実で迅速な制御が行
える。
【0014】その上、2本のエルロンコントロールロッ
ド及び2本のエレベータコントロールロッドのうちの少
なくとも1本のコントロールロッドに、4つのサーボ装
置をスワッシュプレートに直結することによって生じる
機械的なファイティング(4つのサーボ装置を装備する
ことにより機械的な不釣り合いが生じ、4つのうちのい
ずれか1つ又は2つのサーボ装置に不要な力を生じる現
象)を減少させるための緩衝機構を設けたので、4つの
サーボ装置を装備したにもかかわらずスムーズで迅速
な、かつ信頼性及び安全性の高い操舵制御を行うことが
できる。
ド及び2本のエレベータコントロールロッドのうちの少
なくとも1本のコントロールロッドに、4つのサーボ装
置をスワッシュプレートに直結することによって生じる
機械的なファイティング(4つのサーボ装置を装備する
ことにより機械的な不釣り合いが生じ、4つのうちのい
ずれか1つ又は2つのサーボ装置に不要な力を生じる現
象)を減少させるための緩衝機構を設けたので、4つの
サーボ装置を装備したにもかかわらずスムーズで迅速
な、かつ信頼性及び安全性の高い操舵制御を行うことが
できる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1はこの発明による産業用無人
ヘリコプタの操舵装置の一実施例を示す概略斜視図であ
る。図示するように、この発明による操舵装置は、図示
しないエンジンからの回転駆動力を伝えるメインマスト
2と、このメインマスト2にシーソ運動可能に結合され
たメインヘッド8と、このメインヘッド8の両側部に取
り付けられたメインロータブレード6と、コレクティブ
ピッチ舵、エルロン舵、及びエレベータ舵を制御するた
めのスワッシュプレート4と、このスワッシュプレート
4に直径方向に対向する位置で結合された2本のピッチ
ロッド9a、9bと、エレベータ舵を制御するための2
つのサーボ装置11a、11bと、エルロン舵を制御す
るための他の2つのサーボ装置11c、11dと、スワ
ッシュプレート4と各エレベータ舵用サーボ装置11
a、11b間をそれぞれ結合する2本のエレベータコン
トロールロッド10a、10bと、スワッシュプレート
4と各エルロン舵用サーボ装置11c、11d間をそれ
ぞれ結合する2本のエルロンコントロールロッド10
c、10dと、4つの各サーボ装置を動作させるための
図示しない制御装置とを具備している。
して詳細に説明する。図1はこの発明による産業用無人
ヘリコプタの操舵装置の一実施例を示す概略斜視図であ
る。図示するように、この発明による操舵装置は、図示
しないエンジンからの回転駆動力を伝えるメインマスト
2と、このメインマスト2にシーソ運動可能に結合され
たメインヘッド8と、このメインヘッド8の両側部に取
り付けられたメインロータブレード6と、コレクティブ
ピッチ舵、エルロン舵、及びエレベータ舵を制御するた
めのスワッシュプレート4と、このスワッシュプレート
4に直径方向に対向する位置で結合された2本のピッチ
ロッド9a、9bと、エレベータ舵を制御するための2
つのサーボ装置11a、11bと、エルロン舵を制御す
るための他の2つのサーボ装置11c、11dと、スワ
ッシュプレート4と各エレベータ舵用サーボ装置11
a、11b間をそれぞれ結合する2本のエレベータコン
トロールロッド10a、10bと、スワッシュプレート
4と各エルロン舵用サーボ装置11c、11d間をそれ
ぞれ結合する2本のエルロンコントロールロッド10
c、10dと、4つの各サーボ装置を動作させるための
図示しない制御装置とを具備している。
【0016】2つのメインロータブレード6はヘリコプ
タの揚力を得るための翼形をした羽根であり、メインマ
スト2の回転がメインヘッド8に伝達されてこのメイン
ヘッド8がメインマスト2とともに回転し、それによっ
てメインロータブレード6が回転することによりヘリコ
プタに揚力が生じる。そして、各サーボ装置11a、1
1b、11c、11dを遠隔制御してスワッシュプレー
ト4を駆動制御することにより、ヘリコプタは上昇、降
下、前進、後退、左進及び右進の飛行を行うことにな
る。また、メインロータブレード6は回転中の揚力の大
きさを可変できるようにピッチロッド9a、9bとそれ
ぞれ結合されている。
タの揚力を得るための翼形をした羽根であり、メインマ
スト2の回転がメインヘッド8に伝達されてこのメイン
ヘッド8がメインマスト2とともに回転し、それによっ
てメインロータブレード6が回転することによりヘリコ
プタに揚力が生じる。そして、各サーボ装置11a、1
1b、11c、11dを遠隔制御してスワッシュプレー
ト4を駆動制御することにより、ヘリコプタは上昇、降
下、前進、後退、左進及び右進の飛行を行うことにな
る。また、メインロータブレード6は回転中の揚力の大
きさを可変できるようにピッチロッド9a、9bとそれ
ぞれ結合されている。
【0017】上述したように、スワッシュプレート4は
上部プレート4aと下部プレート4bよりなり、ベアリ
ングを介して回転自在に一体化されている。従って、下
部プレート4bを固定しても上部プレート4aは回転
し、また、下部プレート4bを傾けると上部プレート4
aも追従して下部プレート4bと同じ傾きをする。上記
2本のピッチロッド9a、9bは上部プレート4aの直
径方向に対向する位置に結合されており、この上部プレ
ート4aはその中心部を貫通するメインマスト2に結合
されている。また、下部プレート4bは上下方向(メイ
ンマスト2の軸線方向)には移動可能であるが回転はし
ないように支持され、その中心部を貫通するメインマス
ト2は遊嵌状態にある。この下部プレート4bに上記4
本のコントロールロッド10a、10b、10c、10
dが結合されている。
上部プレート4aと下部プレート4bよりなり、ベアリ
ングを介して回転自在に一体化されている。従って、下
部プレート4bを固定しても上部プレート4aは回転
し、また、下部プレート4bを傾けると上部プレート4
aも追従して下部プレート4bと同じ傾きをする。上記
2本のピッチロッド9a、9bは上部プレート4aの直
径方向に対向する位置に結合されており、この上部プレ
ート4aはその中心部を貫通するメインマスト2に結合
されている。また、下部プレート4bは上下方向(メイ
ンマスト2の軸線方向)には移動可能であるが回転はし
ないように支持され、その中心部を貫通するメインマス
ト2は遊嵌状態にある。この下部プレート4bに上記4
本のコントロールロッド10a、10b、10c、10
dが結合されている。
【0018】この発明においては、図2に示すように、
上記2つのエレベータ舵用サーボ装置11a、11b及
び2つのエルロン舵用サーボ装置11c、11dをメイ
ンマスト2(従ってスワッシュプレート4)と同心の円
のそれぞれ直径方向に対向する位置に、かつ円周方向に
ほぼ等角度間隔で互い違いに配置する。即ち、2つのエ
レベータ舵用サーボ装置11a、11bをメインマスト
2と同心の円の直径方向に対向する位置に配置するとと
もに、2つのエルロン舵用サーボ装置11c、11dを
この円の直径方向に対向し、かつ上記2つのエレベータ
舵用サーボ装置11a、11b間の中央位置にそれぞれ
配置し、円周方向にほぼ等角度間隔で、互い違いに配置
する。従って、図2から明瞭なように、2つのエレベー
タ舵用サーボ装置11a、11bを結ぶ線(直径)と2
つのエルロン舵用サーボ装置11c、11dを結ぶ線
(直径)とはほぼ直交関係にある。また、これらサーボ
装置の駆動力をスワッシュプレート4に伝達するエレベ
ータコントロールロッド10a、10b及びエルロンコ
ントロールロッド10c、10dもサーボ装置と同じ関
係に配置する。即ち、2本のエレベータコントロールロ
ッド10a、10bをメインマスト2と同心の円の直径
方向に対向する位置に配置し、また、2本のエルロンコ
ントロールロッド10c、10dをこの円の直径方向に
対向し、かつ上記2本のエレベータコントロールロッド
10a、10b間の中央位置にそれぞれ配置し、円周方
向にほぼ等角度間隔で、互い違いに配置する。
上記2つのエレベータ舵用サーボ装置11a、11b及
び2つのエルロン舵用サーボ装置11c、11dをメイ
ンマスト2(従ってスワッシュプレート4)と同心の円
のそれぞれ直径方向に対向する位置に、かつ円周方向に
ほぼ等角度間隔で互い違いに配置する。即ち、2つのエ
レベータ舵用サーボ装置11a、11bをメインマスト
2と同心の円の直径方向に対向する位置に配置するとと
もに、2つのエルロン舵用サーボ装置11c、11dを
この円の直径方向に対向し、かつ上記2つのエレベータ
舵用サーボ装置11a、11b間の中央位置にそれぞれ
配置し、円周方向にほぼ等角度間隔で、互い違いに配置
する。従って、図2から明瞭なように、2つのエレベー
タ舵用サーボ装置11a、11bを結ぶ線(直径)と2
つのエルロン舵用サーボ装置11c、11dを結ぶ線
(直径)とはほぼ直交関係にある。また、これらサーボ
装置の駆動力をスワッシュプレート4に伝達するエレベ
ータコントロールロッド10a、10b及びエルロンコ
ントロールロッド10c、10dもサーボ装置と同じ関
係に配置する。即ち、2本のエレベータコントロールロ
ッド10a、10bをメインマスト2と同心の円の直径
方向に対向する位置に配置し、また、2本のエルロンコ
ントロールロッド10c、10dをこの円の直径方向に
対向し、かつ上記2本のエレベータコントロールロッド
10a、10b間の中央位置にそれぞれ配置し、円周方
向にほぼ等角度間隔で、互い違いに配置する。
【0019】そして、図示しない制御装置によって4つ
のサーボ装置11a、11b、11c、11dを連動動
作(同時動作)させてスワッシュプレート4を上下方向
(Z−Z軸方向)に移動させることによって、コレクテ
ィブピッチ舵を操舵制御し、また、対向配置された2つ
のエルロン舵用サーボ装置11c、11dを連動動作さ
せてスワッシュプレート4にX−X軸を中心軸とした円
弧運動X′を行わせることによって、エルロン舵を操舵
制御し、さらに、対向配置された2つのエレベータ舵用
サーボ装置11a、11bを動作させてスワッシュプレ
ート4にX−X軸と直交するY−Y軸を中心軸とした円
弧運動Y′を行わせることによって、エレベータ舵を操
舵制御するものである。
のサーボ装置11a、11b、11c、11dを連動動
作(同時動作)させてスワッシュプレート4を上下方向
(Z−Z軸方向)に移動させることによって、コレクテ
ィブピッチ舵を操舵制御し、また、対向配置された2つ
のエルロン舵用サーボ装置11c、11dを連動動作さ
せてスワッシュプレート4にX−X軸を中心軸とした円
弧運動X′を行わせることによって、エルロン舵を操舵
制御し、さらに、対向配置された2つのエレベータ舵用
サーボ装置11a、11bを動作させてスワッシュプレ
ート4にX−X軸と直交するY−Y軸を中心軸とした円
弧運動Y′を行わせることによって、エレベータ舵を操
舵制御するものである。
【0020】上記この発明の構成によれば、エルロン舵
用サーボ装置11c、11d及びエレベータ舵用サーボ
装置11a、11bがそれぞれ一対づつ設けられている
ので、エルロン舵用サーボ装置11c、11dの一方
(或いは連結されたコントロールロッドの一方)が故障
しても他方のサーボ装置(或いはコントロールロッド)
がバックアップし、操舵を続行することができるので信
頼性及び安全性が非常に高くなる。同様に、エレベータ
舵用サーボ装置11a、11bの一方(或いは連結され
たコントロールロッドの一方)が故障した場合も他方の
サーボ装置(或いはコントロールロッド)がバックアッ
プし、操舵を続行することができるので信頼性及び安全
性が非常に高くなる。その上、エルロン舵及びエレベー
タ舵をそれぞれ2つのサーボ装置11c、11d及び1
1a、11bで駆動するため、2倍の動力で操舵するこ
とができ、確実で迅速な制御が行える。
用サーボ装置11c、11d及びエレベータ舵用サーボ
装置11a、11bがそれぞれ一対づつ設けられている
ので、エルロン舵用サーボ装置11c、11dの一方
(或いは連結されたコントロールロッドの一方)が故障
しても他方のサーボ装置(或いはコントロールロッド)
がバックアップし、操舵を続行することができるので信
頼性及び安全性が非常に高くなる。同様に、エレベータ
舵用サーボ装置11a、11bの一方(或いは連結され
たコントロールロッドの一方)が故障した場合も他方の
サーボ装置(或いはコントロールロッド)がバックアッ
プし、操舵を続行することができるので信頼性及び安全
性が非常に高くなる。その上、エルロン舵及びエレベー
タ舵をそれぞれ2つのサーボ装置11c、11d及び1
1a、11bで駆動するため、2倍の動力で操舵するこ
とができ、確実で迅速な制御が行える。
【0021】また、これら4つのサーボ装置11a〜1
1dをスワッシュプレート4と同心の円のそれぞれ直径
方向に対向する位置に、かつ円周方向にほぼ等角度間隔
で均等に配置したので、4つのサーボ装置11a〜11
dの同時動作によってスワッシュプレート4は、引っ掛
かりや食いつき等を生じることなく、スムーズに、かつ
均等に上下動(メインマスト2の軸線方向の動き)を行
なう。しかも、4つのサーボ装置のうちのいずれか1つ
のサーボ装置(或いはコントロールロッド)が故障して
も残りの3つのサーボ装置(或いはコントロールロッ
ド)がバックアップするため、コレクティブピッチ舵の
操舵は続行できる。よって、コレクティブピッチ舵の操
舵制御の信頼性及び安全性が著しく高くなるとともに、
均等に配置された4つのサーボ装置でコレクティブピッ
チ舵を駆動するため、4倍の動力で操舵することがで
き、確実で迅速な制御が行える。
1dをスワッシュプレート4と同心の円のそれぞれ直径
方向に対向する位置に、かつ円周方向にほぼ等角度間隔
で均等に配置したので、4つのサーボ装置11a〜11
dの同時動作によってスワッシュプレート4は、引っ掛
かりや食いつき等を生じることなく、スムーズに、かつ
均等に上下動(メインマスト2の軸線方向の動き)を行
なう。しかも、4つのサーボ装置のうちのいずれか1つ
のサーボ装置(或いはコントロールロッド)が故障して
も残りの3つのサーボ装置(或いはコントロールロッ
ド)がバックアップするため、コレクティブピッチ舵の
操舵は続行できる。よって、コレクティブピッチ舵の操
舵制御の信頼性及び安全性が著しく高くなるとともに、
均等に配置された4つのサーボ装置でコレクティブピッ
チ舵を駆動するため、4倍の動力で操舵することがで
き、確実で迅速な制御が行える。
【0022】さらにまた、この発明では、上記2本のエ
ルロンコントロールロッド10c、10dのうちの一方
10dの中間部及び上記2本のエレベータコントロール
ロッド10a、10bのうちの一方10aの中間部をそ
れぞれほぼS字形に折り曲げてこれらコントロールロッ
ド10d、10aに緩衝機構10d′及び10a′をそ
れぞれ設けたので、4つのサーボ装置11a〜11dを
スワッシュプレート4に直結状態で装備することにより
生じる機械的なファイティング(機械的な不釣り合いに
より4つのサーボ装置のうちの1つ又は2つのサーボ装
置に不要な力を生じる現象)を減少させることができ、
従来は機械的なファイティングが生じるために殆ど採用
されていない4つのサーボ装置を使用したにもかかわら
ず、スムーズに、迅速に、しかも高い信頼性と安全性を
持って確実にコレクティブピッチ舵、エルロン舵、及び
エレベータ舵を制御することができる。即ち、前述した
従来例のように3つのサーボ装置を使用する場合には、
3つのサーボ装置に均等に力がかかり、安定しているの
でどのサーボ装置にも機械的なファイティングは生じな
い。しかるに、4つのサーボ装置を使用した場合には、
最低で1つのサーボ装置が浮いた状態となり、機械的な
ファイティングが生じる。このため、この発明ではエル
ロンコントロールロッドの一方及びエレベータコントロ
ールロッドの一方に緩衝機構10d′、10a′を設
け、ある一定の力はこの緩衝機構の機械的な伸び縮みで
吸収し、ファイティングの発生を防止し、それ以上の力
は駆動用として働くように構成したものである。
ルロンコントロールロッド10c、10dのうちの一方
10dの中間部及び上記2本のエレベータコントロール
ロッド10a、10bのうちの一方10aの中間部をそ
れぞれほぼS字形に折り曲げてこれらコントロールロッ
ド10d、10aに緩衝機構10d′及び10a′をそ
れぞれ設けたので、4つのサーボ装置11a〜11dを
スワッシュプレート4に直結状態で装備することにより
生じる機械的なファイティング(機械的な不釣り合いに
より4つのサーボ装置のうちの1つ又は2つのサーボ装
置に不要な力を生じる現象)を減少させることができ、
従来は機械的なファイティングが生じるために殆ど採用
されていない4つのサーボ装置を使用したにもかかわら
ず、スムーズに、迅速に、しかも高い信頼性と安全性を
持って確実にコレクティブピッチ舵、エルロン舵、及び
エレベータ舵を制御することができる。即ち、前述した
従来例のように3つのサーボ装置を使用する場合には、
3つのサーボ装置に均等に力がかかり、安定しているの
でどのサーボ装置にも機械的なファイティングは生じな
い。しかるに、4つのサーボ装置を使用した場合には、
最低で1つのサーボ装置が浮いた状態となり、機械的な
ファイティングが生じる。このため、この発明ではエル
ロンコントロールロッドの一方及びエレベータコントロ
ールロッドの一方に緩衝機構10d′、10a′を設
け、ある一定の力はこの緩衝機構の機械的な伸び縮みで
吸収し、ファイティングの発生を防止し、それ以上の力
は駆動用として働くように構成したものである。
【0023】図3はこの発明による産業用無人ヘリコプ
タの操舵装置の電気的な制御回路の一例を示すブロック
図である。2つの受信機(受信機1及び受信機2)を設
け、一方の受信機1でエルロン舵用サーボ装置の一方1
1cとエレベータ舵用サーボ装置の一方11aを動作さ
せ、他方の受信機2でエルロン舵用サーボ装置の他方1
1dとエレベータ舵用サーボ装置の他方11bを動作さ
せるように構成したものである。この場合、コレクティ
ブピッチ舵の制御は、一方の受信機1においてはコレク
ティブピッチ出力をインバータInで反転した後エルロ
ン出力及びエレベータ出力にそれぞれ加算し、このミキ
シングした出力でエルロン舵用サーボ装置11c及びエ
レベータ舵用サーボ装置11aを動作させ、他方の受信
機2においてはコレクティブピッチ出力を反転せずにそ
のままエルロン出力及びエレベータ出力にそれぞれ加算
し、このミキシングした出力でエルロン舵用サーボ装置
11d及びエレベータ舵用サーボ装置11bを動作させ
ることによって、行う。なお、この発明には関係しない
ので説明を省略するが、2つの受信機1、2はラダー舵
及びスロットル舵用サーボ装置も駆動できるように構成
されている。
タの操舵装置の電気的な制御回路の一例を示すブロック
図である。2つの受信機(受信機1及び受信機2)を設
け、一方の受信機1でエルロン舵用サーボ装置の一方1
1cとエレベータ舵用サーボ装置の一方11aを動作さ
せ、他方の受信機2でエルロン舵用サーボ装置の他方1
1dとエレベータ舵用サーボ装置の他方11bを動作さ
せるように構成したものである。この場合、コレクティ
ブピッチ舵の制御は、一方の受信機1においてはコレク
ティブピッチ出力をインバータInで反転した後エルロ
ン出力及びエレベータ出力にそれぞれ加算し、このミキ
シングした出力でエルロン舵用サーボ装置11c及びエ
レベータ舵用サーボ装置11aを動作させ、他方の受信
機2においてはコレクティブピッチ出力を反転せずにそ
のままエルロン出力及びエレベータ出力にそれぞれ加算
し、このミキシングした出力でエルロン舵用サーボ装置
11d及びエレベータ舵用サーボ装置11bを動作させ
ることによって、行う。なお、この発明には関係しない
ので説明を省略するが、2つの受信機1、2はラダー舵
及びスロットル舵用サーボ装置も駆動できるように構成
されている。
【0024】また、図4はこの発明による産業用無人ヘ
リコプタの操舵装置の電気的な制御回路の他の例を示す
ブロック図であり、1つの送信機と1つの受信機で2つ
のエルロン舵用サーボ装置11c、11d及び2つのエ
レベータ舵用サーボ装置11a、11bを駆動できるよ
うに構成したものである。送信側にエルロン及びエレベ
ータ舵用コントロールスティックとコレクティブピッチ
舵用コントロールスティックの2つのコントロールステ
ィックを設け、これらコントロールスティックの動きに
応じて2つのエルロン信号(エルロン1、エルロン2)
及び2つのエレベータ信号(エレベータ1、エレベータ
2)を送信機から送信し、これを受信機で受信してエル
ロン舵用サーボ装置11c、11d及びエレベータ舵用
サーボ装置11a、11bを動作させ、エルロン舵、エ
レベータ舵、及びコレクティブピッチ舵をそれぞれ制御
するものである。上記コントロールスティックの動きと
対応するサーボ装置の動きを図4の下部の表に示す。な
お、上述したように、ラダー舵及びスロットル舵の制御
も行えるように構成されているが、この発明には関係が
ないので、その説明を省略する。
リコプタの操舵装置の電気的な制御回路の他の例を示す
ブロック図であり、1つの送信機と1つの受信機で2つ
のエルロン舵用サーボ装置11c、11d及び2つのエ
レベータ舵用サーボ装置11a、11bを駆動できるよ
うに構成したものである。送信側にエルロン及びエレベ
ータ舵用コントロールスティックとコレクティブピッチ
舵用コントロールスティックの2つのコントロールステ
ィックを設け、これらコントロールスティックの動きに
応じて2つのエルロン信号(エルロン1、エルロン2)
及び2つのエレベータ信号(エレベータ1、エレベータ
2)を送信機から送信し、これを受信機で受信してエル
ロン舵用サーボ装置11c、11d及びエレベータ舵用
サーボ装置11a、11bを動作させ、エルロン舵、エ
レベータ舵、及びコレクティブピッチ舵をそれぞれ制御
するものである。上記コントロールスティックの動きと
対応するサーボ装置の動きを図4の下部の表に示す。な
お、上述したように、ラダー舵及びスロットル舵の制御
も行えるように構成されているが、この発明には関係が
ないので、その説明を省略する。
【0025】上記この発明の実施例においては理解を容
易にするために、メインロータブレードにスタビライザ
ーバーのないスタビレス方式の無人ヘリコプタを例示し
たが、他のベル方式、ヒラー方式、ベルヒラー混合方式
等のヘリコプタに対してもこの発明が同様に適用でき、
同様の作用効果が得られることは言うまでもない。ま
た、エルロンコントロールロッドの一方及びエレベータ
コントロールロッドの一方にそれぞれ緩衝機構を設けた
が、4本のコントロールロッドのうちの1本にのみ緩衝
機構を設けても同様の作用効果が得られる。勿論、緩衝
機構は実施例のものに限定されず、種々の変形及び変更
が可能である。さらにまた、操舵装置を構成するスワッ
シュプレート、ピッチロッド、コントロールロッド等の
構造、形状やサーボ装置、スワッシュプレートとコント
ロールロッドとの結合態様、或いは電気的な制御回路等
についても種々の変形、変更等がなし得ることは言うま
でもない。
易にするために、メインロータブレードにスタビライザ
ーバーのないスタビレス方式の無人ヘリコプタを例示し
たが、他のベル方式、ヒラー方式、ベルヒラー混合方式
等のヘリコプタに対してもこの発明が同様に適用でき、
同様の作用効果が得られることは言うまでもない。ま
た、エルロンコントロールロッドの一方及びエレベータ
コントロールロッドの一方にそれぞれ緩衝機構を設けた
が、4本のコントロールロッドのうちの1本にのみ緩衝
機構を設けても同様の作用効果が得られる。勿論、緩衝
機構は実施例のものに限定されず、種々の変形及び変更
が可能である。さらにまた、操舵装置を構成するスワッ
シュプレート、ピッチロッド、コントロールロッド等の
構造、形状やサーボ装置、スワッシュプレートとコント
ロールロッドとの結合態様、或いは電気的な制御回路等
についても種々の変形、変更等がなし得ることは言うま
でもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、メインロータブレードのエルロン舵及びエレベータ
舵を制御するサーボ装置がそれぞれ一対づつ設けられて
いるので、一方のサーボ装置が故障しても他方のサーボ
装置により操舵を続行することができ、従って、信頼性
(冗長性)及び安全性を大幅に高くすることができる。
その上、エルロン舵及びエレベータ舵をそれぞれ2つの
サーボ装置で駆動するため、2倍の動力で操舵すること
ができ、確実で迅速な制御が行える。また、これら4つ
のサーボ装置をスワッシュプレートと同心の円の円周方
向にほぼ等角度間隔で配置したので、スワッシュプレー
トのスムーズな、かつ均等な上下動が可能となり、コレ
クティブピッチ舵の操舵制御の信頼性及び安全性が著し
く向上する。しかも、4つのサーボ装置のうちのいずれ
か1つのサーボ装置が故障しても残りの3つのサーボ装
置により操舵は続行できるから信頼性及び安全性がより
一層高くなり、さらに均等に配置された4つのサーボ装
置でコレクティブピッチ舵を駆動するため、4倍の動力
で操舵することができ、確実で迅速な制御が行えるとい
う顕著な効果がある。
ば、メインロータブレードのエルロン舵及びエレベータ
舵を制御するサーボ装置がそれぞれ一対づつ設けられて
いるので、一方のサーボ装置が故障しても他方のサーボ
装置により操舵を続行することができ、従って、信頼性
(冗長性)及び安全性を大幅に高くすることができる。
その上、エルロン舵及びエレベータ舵をそれぞれ2つの
サーボ装置で駆動するため、2倍の動力で操舵すること
ができ、確実で迅速な制御が行える。また、これら4つ
のサーボ装置をスワッシュプレートと同心の円の円周方
向にほぼ等角度間隔で配置したので、スワッシュプレー
トのスムーズな、かつ均等な上下動が可能となり、コレ
クティブピッチ舵の操舵制御の信頼性及び安全性が著し
く向上する。しかも、4つのサーボ装置のうちのいずれ
か1つのサーボ装置が故障しても残りの3つのサーボ装
置により操舵は続行できるから信頼性及び安全性がより
一層高くなり、さらに均等に配置された4つのサーボ装
置でコレクティブピッチ舵を駆動するため、4倍の動力
で操舵することができ、確実で迅速な制御が行えるとい
う顕著な効果がある。
【0027】さらにまた、2本のエルロンコントロール
ロッド及び2本のエレベータコントロールロッドのうち
の少なくとも1本のコントロールロッドに、4つのサー
ボ装置をスワッシュプレートに直結することによって生
じる機械的なファイティングを減少させるための緩衝機
構を設けたので、4つのサーボ装置を装備したにもかか
わらず、スムーズな、迅速な、信頼性及び安全性の高い
操舵制御を行うことができるという効果もある。
ロッド及び2本のエレベータコントロールロッドのうち
の少なくとも1本のコントロールロッドに、4つのサー
ボ装置をスワッシュプレートに直結することによって生
じる機械的なファイティングを減少させるための緩衝機
構を設けたので、4つのサーボ装置を装備したにもかか
わらず、スムーズな、迅速な、信頼性及び安全性の高い
操舵制御を行うことができるという効果もある。
【図1】この発明による産業用無人ヘリコプタの操舵装
置の一実施例を示す概略斜視図である。
置の一実施例を示す概略斜視図である。
【図2】図1の操舵装置に使用されたサーボ装置、コン
トロールロッド、スワッシュプレートの配置状態を示す
概略平面図である。
トロールロッド、スワッシュプレートの配置状態を示す
概略平面図である。
【図3】この発明による産業用無人ヘリコプタの操舵装
置の電気的な制御回路の一例を示すブロック図である。
置の電気的な制御回路の一例を示すブロック図である。
【図4】この発明による産業用無人ヘリコプタの操舵装
置の電気的な制御回路の他の例を示すブロック図であ
る。
置の電気的な制御回路の他の例を示すブロック図であ
る。
【図5】従来の模型ヘリコプタの操舵装置の一例を示す
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図6】図5の操舵装置に使用されたサーボ装置、コン
トロールロッド、スワッシュプレートの配置状態を示す
概略平面図である。
トロールロッド、スワッシュプレートの配置状態を示す
概略平面図である。
2 メインマスト 3a、3b、3c 主コントロールロッド 4 スワッシュプレート 4a スワッシュプレートの上部プレート 4b スワッシュプレートの下部プレート 5a、5b、5c 従コントロールロッド 6 メインロータブレード 7a、7b、7c サーボ装置 8 メインヘッド 9a、9b ピッチロッド 10a、10b エレベータコントロールロッド 10a′ エレベータコントロールロッドの緩衝
機構 10c、10d エルロンコントロールロッド 10d′ エルロンコントロールロッドの緩衝機
構 11a、11b エレベータ舵用サーボ装置 11c、11d エルロン舵用サーボ装置 12 産業用無人ヘリコプタ
機構 10c、10d エルロンコントロールロッド 10d′ エルロンコントロールロッドの緩衝機
構 11a、11b エレベータ舵用サーボ装置 11c、11d エルロン舵用サーボ装置 12 産業用無人ヘリコプタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−185186(JP,A) 特開 平3−16897(JP,A) 特開 昭54−124499(JP,A) 特開 昭52−37400(JP,A) 特公 昭60−23628(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B64C 27/605
Claims (1)
- 【請求項1】 直径方向に対向するように設けられた2
本のピッチロッドを通じてメインロータブレードのコレ
クティブピッチ舵、エルロン舵、及びエレベータ舵を制
御するためのスワッシュプレートと、 エ ルロン舵を制御するための2つのサーボ装置と、 エ レベータ舵を制御するための他の2つのサーボ装置
と、 前 記スワッシュプレートと前記各エルロン舵用サーボ装
置間をそれぞれ結合する2本のエルロンコントロールロ
ッドと、 前 記スワッシュプレートと前記各エレベータ舵用サーボ
装置間をそれぞれ結合する2本のエレベータコントロー
ルロッドと、 前 記各サーボ装置を動作させるための制御装置とを具備
し、 前 記2つのエルロン舵用サーボ装置及び前記2つのエレ
ベータ舵用サーボ装置をそれぞれ前記スワッシュプレー
トと同心の円の直径方向に対向した位置に、かつ円周方
向にほぼ等角度間隔で互い違いに配置し、前記制御装置
によって4つのサーボ装置を連動動作させてコレクティ
ブピッチ舵を操舵制御し、前記2つのエルロン舵用サー
ボ装置を連動動作させてエルロン舵を操舵制御し、前記
2つのエレベータ舵用サーボ装置を連動動作させてエレ
ベータ舵を操舵制御するようにし、前記2本のエルロンコントロールロッド及び前記2本の
エレベータコントロールロッドの少なくとも1本に、前
記4つのサーボ装置を前記スワッシュプレートに直結状
態で装備することにより生じる機械的なファイティング
(機械的な不釣り合いにより1つ又は2つのサーボ装置
に不要な力を生じる現象)を減少させるための緩衝機構
を設け たことを特徴とする産業用無人ヘリコプタの操舵
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19019293A JP3321586B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 産業用無人ヘリコプタの操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19019293A JP3321586B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 産業用無人ヘリコプタの操舵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740896A JPH0740896A (ja) | 1995-02-10 |
JP3321586B2 true JP3321586B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=16253987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19019293A Expired - Lifetime JP3321586B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 産業用無人ヘリコプタの操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3321586B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19618810A1 (de) * | 1996-05-10 | 1997-11-13 | Zf Luftfahrttechnik Gmbh | Hubschrauber |
FR2917709B1 (fr) * | 2007-06-19 | 2009-10-30 | Univ Compiegne Tech | Dispositif de commande de pales d'helicoptere ou similaire |
KR100843343B1 (ko) * | 2007-08-28 | 2008-07-03 | 이시몬 | 임산물 수확용 헬리콥터 |
DE102012203978A1 (de) * | 2012-03-14 | 2013-09-19 | Zf Friedrichshafen Ag | Rotorblattsteuereinrichtung |
DE102016115485A1 (de) * | 2016-08-22 | 2018-02-22 | Valerian Design Gmbh | Innovativer Helikopter |
CN114655433B (zh) * | 2022-03-24 | 2024-07-19 | 燕山大学 | 一种采用少分支驱动模块的无人直升机主旋翼操纵装置 |
CN114852328B (zh) * | 2022-03-24 | 2024-07-26 | 燕山大学 | 一种用于植保无人直升机旋翼操纵的混联装置 |
CN115123533A (zh) * | 2022-09-01 | 2022-09-30 | 北京赛沃摩申科技有限公司 | 一种混合旋翼构型共轴无人机 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP19019293A patent/JP3321586B2/ja not_active Expired - Lifetime
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