JP3316128B2 - アンテナ切替ダイバーシティ送信装置とそのシステム - Google Patents

アンテナ切替ダイバーシティ送信装置とそのシステム

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JP3316128B2
JP3316128B2 JP07897496A JP7897496A JP3316128B2 JP 3316128 B2 JP3316128 B2 JP 3316128B2 JP 07897496 A JP07897496 A JP 07897496A JP 7897496 A JP7897496 A JP 7897496A JP 3316128 B2 JP3316128 B2 JP 3316128B2
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ウィーラッコディ ヴィジタ
グレン ゼン ウィリアム
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エイ・ティ・アンド・ティ・アイピーエム・コーポレーション
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信分野に関し、
特にスローフェージングチャネルにおけるワイヤレス通
信分野に関する。
【0002】
【従来の技術】アンテナダイバーシティは、スローフェ
ージング特性を有するチャネル上のマルチパスフェージ
ングの影響を減少させるために用いられる。アンテナダ
イバーシティの1つの形として、アンテナ切替ダイバー
シティがある。
【0003】従来のアンテナ切替ダイバーシティ送信シ
ステムでは、多重アンテナが多重チャネル(非依存型の
マルチパスフェージング特性を有する)を提供し、チャ
ネルの条件変化が存在するようなときに用いられる。特
に、受信部は、受信された信号長をチャネルが超過減衰
状態の時に検出を行う予め決められたしきい値と常時比
較する。受信された信号がそのしきい値より低下した場
合、明確なメッセージが逆方向チャネルに送られ、劣悪
なチャネル条件の送信部に情報を伝達して送信部が異な
るアンテナ(例えば、他のチャネル)に切り替える。
【0004】従来のアンテナ切替ダイバーシティシステ
ムは動的なしきい値を用いるために、受信部には、しき
い値の検出と調整のために処理回路を増設する必要があ
る。また、受信部からの明確なメッセージ用に、ARQ
誤り防止用プロトコルのために用いられる逆方向チャネ
ルが代わりに設定される。
【0005】JPEG実施形態の説明 本発明は、特にJPEG画像の送信に適している。した
がって、本発明は、次のものの不等誤り防止用ARQの
実施形態を併せて用いる。ウィーラッコディの米国特許
5671156号「JPEG画像の送信方法及びシステ
ム」(1995年3月31日出願)参照。
【0006】JPEGは、静止画像圧縮の国際標準であ
る。JPEGは、国際標準を進歩させたグループ(ジョ
イント・フォトグラフィック・エキスパーツ・グルー
プ)にちなんで命名された。JPEG標準は、「W.
B.ペンベイカ、J.L.ミッシェル、JPEG静止画
像データ圧縮標準(ヴァン・ノーストランド・リーンホ
ールド、ニューヨーク、1993)」に詳細に掲載され
ている。
【0007】画像データ圧縮されるJPEGは、2つの
クラスのセグメントを含む。(i)画像を16×16の
ブロックで表示するエントロピー符号化セグメント、
(ii)ヘッダの情報、変換、量子化テーブル、及びエ
ントロピー符号化画像データを中断して符号化するJP
EGデコーダ用に要求される他の情報を含む複数のマー
カ又は1つのマーカのセグメントである。マーカの中に
はエントロピー符号化セグメントを分割する再スタート
マーカが含まれる。
【0008】図12は、典型的なJPEGコード化画像
50の構造が示されている。画像マーカ10及びマーカ
セグメント10Aのスタートで、1つ又は複数の画像フ
レーム20(例えば、圧縮された画像データストリー
ム)が始まり、画像マーカ30の終わりは、1つ又は複
数の画像フレームを終了させる。マーカセグメント10
Aは量子化テーブルを規定し、エントロピー符号化(変
換)テーブル及びその他のパラメータを規定する。
【0009】フレームヘッダ22及びマーカセグメント
22Aは、それぞれの画像フレーム20のスタート時に
生成される。フレームヘッダ22は、フレームを復号化
するのに必要なパラメータ値によってフレームマーカの
スタートで始まる。例えば、フレームヘッダは、画像の
基本的な属性(画像サイズ、画像構成要素数、圧縮モー
ド、フレーム内で用いられるエントロピーコーダを含
む。)を規定する。また、画像フレームの前のマーカセ
グメントのように、マーカセグメント22Aは量子化テ
ーブル、エントロピー符号化(変換)テーブル、その他
のパラメータを規定する。
【0010】それぞれの画像フレーム20は、画像デー
タ内の1つ又は複数のスキャン23で構成され、1つの
スキャンは画像の1つ又は複数の構成要素のためのデー
タ内の1本の走査である。それぞれのスキャンの構成要
素は、再スタートマーカ23Cによって分割される1つ
又は複数のエントロピー符号化セグメント23Bに分類
される。一般的に、それぞれのエントロピー符号化セグ
メントの構成要素は、更に16×16の画像のブロック
で表す1つ又は複数の最小符号化ユニット(MCU)に
分類される。
【0011】スキャンヘッダ23Aは、画像フレーム2
0においてそれぞれのスキャンのスタートに追加され
る。スキャンヘッダ23Aは、スキャン及びスキャン構
成要素の仕様における構成要素数のようにスキャンを復
号化するために必要なパラメータの値が続くスキャンマ
ーカのスタートで始まる。
【0012】マーカセグメントは、2バイトの16進法
のコード又はワードである「マーカ」で始まる。第1バ
イトは、常時バイトが調整されたOxff(Oxは画像
データストリームにおけるバイトが16進法形式である
ことを示し、16進法のバイトであるffはマーカを示
す。)である。2番目のバイトは、マーカセグメントの
機能を識別する「マーカコード」である。2番目のバイ
トは、常時ノンゼロバイトである。
【0013】例えば、画像マーカのスタートはOxff
d8であり、画像マーカの終わりはOxffd9であ
る。この場合両方とも、バイトffはマーカを示し、マ
ーカコードd8及びd9はそれぞれマーカを画像のスタ
ート及び画像マーカの終わりとして識別する。
【0014】図13及び14におけるテーブルは、JP
EG画像におけるマーカのリストであり、図13におけ
るテーブルはフレームマーカ(使用されるエントロピー
符号化手順を規定する。)のスタートを含み、図14に
おけるテーブルは、その他の全ての、つまりノンスター
トのフレームマーカを含む。これらのマーカは、パラメ
ータのないものと、パラメータが固定的で、規定されな
く、可変長シーケンスであるものとの2つのカテゴリー
となる。図13及び14におけるテーブルの長さの欄に
「V」と表記してあるのは、知られている構造で可変長
パラメータを表し、長さの欄に「N」と表記してあるの
は、パラメータシーケンスがマーカに続いていないこと
を表し、長さの欄に「U」と表記してあるのは、パラメ
ータシーケンスが規定されていないことを表し、長さの
欄に数字で示されているのは、マーカに続いているパラ
メータバイトの定数を表す。例えば、図14において、
再スタートマーカOxffdOはパラメータを有してお
らず、規定された再スタートマーカOxffddのパラ
メータは、Oxffddのすぐ後に続く4バイトに含ま
れており、スキャンマーカOxffdaのスタートは、
可変長パラメータシーケンスを含む。
【0015】あらゆるマーカセグメントにおける第1パ
ラメータは、常時、パラメータシーケンスの長さを表す
2バイトのコードである。例えば、量子化テーブルのマ
ーカOxffdbに続く2バイトのコードOxOO43
は、マーカ(2バイト長のパラメータを含む。)に続く
67個のパラメータバイトがあることを表すことにな
る。
【0016】一般的に、それらに続くパラメータを有す
るマーカは、マーカセグメントと呼ばれるが、この出願
においてその用語は違う形でも用いられている。
【0017】ウィーラッコディのJPEG特許出願で詳
細に述べられているように、JPEG画像の一部は、他
のものより送信誤りを生じやすい。特に、マーカ又はマ
ーカセグメントが、エントロピー符号化セグメントより
誤りを生じやすい。マーカセグメントは、I型情報とし
て規定され、エントロピー符号化セグメントはII型情
報として規定される。
【0018】再スタートマーカは、他のどのマーカより
も誤りを生じやすいとされているために、I型情報は、
更にIA型及びIB型情報に分離される。再スタートマ
ーカはIB型情報として規定され、その他のマーカはI
A型情報と規定される。
【0019】ウィーラッコディのJPEG特許出願の送
信システムはJPEG情報の異なる型の誤りの生じ易を
考慮に入れており、送信中に「不等誤り防止」を用い
る。最も有効な誤り防止は、最も送信誤りを生じやすい
IA型情報に適用される。同じか又はより低いレベルの
防止は、IB型情報に適用される。最終的に、最も低い
レベルの誤り防止は、3つの型の情報で最も誤りを生じ
にくいII型情報に適用される。
【0020】誤り防止プロトコルの電力は、通常最小の
「フリーディスタンス」で測定され、通常の技術を有す
るものに知られている用語である。誤り防止プロトコル
のフリーディスタンスが大きくなると、誤り防止の効果
が高くなる。誤り防止電力は、信号対雑音比(SNR)
と同じく平均ビット誤り率(BER)によっても測定し
てもよいが、BERは相対的にいつもオーバータイムで
ある。誤り防止プロトコルのBERが小さくなると、誤
り防止の効果が高くなる。
【0021】不等誤り防止を適用すると、誤り防止を必
要とするオーバヘッドや帯域幅(例えば、冗長ビット
数)を減少させるために、送信システムの処理能力を増
大し、より効率よく通信チャネルを使用することができ
る。
【0022】それぞれの型の情報の相対的な利点をJP
EG画像に考慮すると、非常に大きな効果をもたらす。
情報の最も重要な型であるIA型情報は一般的にJPE
G画像データストリームの1%未満を占めており、IB
型情報は一般的にJPEG画像データストリームの5〜
10%だけを占めている。JPEG画像データストリー
ムの残りは、最も誤りを生じにくいII型情報が占めて
いる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ワイヤレス通信のチャ
ネル上では、送信誤りがしばしば生じる。1つの理由は
マルチパスのフェージングであり、散乱や反射により、
到達時間、振幅、位相の違う情報パケットの多重化した
コピーがマルチパス上で生じ、受信部に到達してしま
う。情報パケットの多重化したコピーが互いに干渉する
ために、受信される信号のレベルが低下する。
【0024】受信された信号のレベルが利用可能なしき
い値のレベルより低下してしまった(信号対雑音比(S
NR)による特性)場合には、チャネルが超過減衰状態
であるという。スローフェージング特性を有するチャネ
ル、すなわちデータ送信率に対して極めてスローである
特性を有するチャネルのために、超過減衰状態は長いバ
ーストのビットエラーを生じる。
【0025】逆方向チャネルをより効果的に用いて、情
報をスローフェージングチャネルを介して送信するコス
ト面で有効なアンテナ切替ダイバーシティ送信方法及び
システムが必要とされている。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、逆方向チャネ
ルをより効果的に用いて、情報をスローフェージングチ
ャネルを介して送信するコスト面で有効なアンテナ切替
ダイバーシティ送信方法及びシステムを提供する。本発
明は、チャネルの条件を判定するために動的なしきい値
設定を必要とせず、増設されるしきい値設定用回路の経
費を抑えて受信部を設置することができる。また、本発
明は、あるチャネルが劣悪な場合に送信部がアンテナを
変更する明確なチャネル条件メッセージ又は明確な要求
を送信するために、逆方向チャネルを用いない。むし
ろ、本発明は、誤りを有するパケットの再送信を要求
し、現行のチャネル条件を明確に指示し、チャネルの状
態が劣悪な場合にアンテナを切り替えるために、ARQ
誤り防止用プロトコルと共に逆方向チャネルを用いる。
【0027】更に詳しくは、順方向通信チャネル上のそ
れぞれの情報パケットの送信に続いて、送信部が受信部
からの肯定もしくは否定応答を待つ。受信されたパケッ
ト内に誤りが検出されない場合、肯定応答(ACK)が
逆方向チャネルを介して送信部に送られる。一方で、誤
りが検出された場合には、誤りを有する情報パケットの
再送信を要求するために、否定応答(NAK)が受信部
によって逆方向チャネルを介して送られ、それに応じ
て、送信部がアンテナを切り替えて誤りを有するパケッ
トの再送信を行う。
【0028】本発明の1つの実施形態は、送信部で実行
される。送信部は、送信される情報パケットを誤り検出
コードで符号化する誤り検出エンコーダを備える。ま
た、送信部は、それぞれの符号化された情報パケットを
変調する変調器を備える。第1アンテナは、符号化され
て変調された情報パケットを通信媒体の第1順方向チャ
ネルを介して受信部に送信する。送信部にあるスイッチ
は、通信媒体の逆方向チャネルを介して送信された、受
信部からの否定応答(NAK)に応じて通信媒体の第2
順方向チャネルを介して第2アンテナから情報パケット
が再送信されるようにする。
【0029】また、本発明の実施形態は、不等誤りを防
止してJPEG画像を送信する本発明による送信部を提
供する。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明は、誤りを防止するために
ARQプロトコルを用いる。ハイブリッドARQプロト
コルのような他のプロトコルを用いてもよい。
【0031】ARQプロトコルは、逆方向チャネルを用
いて受信部が誤りを有する情報パケットの再送信を要求
し、その時に相対的にエラーフリーのワイヤレス通信チ
ャネルを提供する。
【0032】ARQをベースにした送信系における送信
部は、再送信される誤りを有する情報パケットが1つで
もあるかどうかを受信部に検出させるために、送信され
る情報パケットを誤り検出コードで符号化する。送信部
は、前の通信チャネルの上のそれぞれの符号化されたデ
ータパケットの送信に続いて、受信部からの応答を待
ち、受信された情報パケットに誤りが検出されない場
合、情報パケットがデータ受信装置に送出され、肯定応
答が送信部に返送され、逆に次の情報パケットが受信部
に送られる。一方、受信された情報パケットに誤りが検
出された場合には、受信部は情報パケットを廃棄して否
定応答を送信部に送り、送信部は逆に誤りを有する情報
パケットを再送信する。
【0033】ハイブリッドARQプロトコルは、誤り検
出コード及び誤り訂正コードの両方を用いる。あるハイ
ブリッドARQプロトコルでは、誤り訂正コードが誤り
を有する情報パケットを訂正できない場合にだけ、誤り
を有する情報パケットが再送信される。他のハイブリッ
ドARQプロトコルでは、例えば否定応答のようなもの
に応じて、パケットが必要なときにだけ誤り訂正コード
で符号化される。
【0034】本発明は、アンテナ切替ダイバーシティを
用いてスローフェージングチャネルにおけるマルチパス
フェージング及び必要なARQ再送信数の影響を軽減す
る。本発明のアンテナ切替ダイバーシティは、明確なチ
ャネル条件メッセージではなくむしろARQ及びハイブ
リッドARQプロトコルの否定応答に応じて要求し、動
的なしきい値に関連するアンテナを切り替える。
【0035】理解しやすいように、以下の本発明の実施
形態を機能的に分類して説明する。これらの分類が説明
する機能は、共用か又は専用のハードウェアで行われ、
そのハードウェアはソフトウェアを実行できるものも含
むが、限定はされない。本実施形態では、AT&TのD
SP16やDSP32Cのようなデジタルシグナルプロ
セッサハードウェア及び以下で説明される動作を行うソ
フトウェアからなる。ハイブリッドDSP/VLSIの
実施形態と同様に、本発明の超大規模集積(VLSI)
ハードウェアの実施形態も提示されるとよい。
【0036】第1実施形態 図1及び2には、本発明の第1実施形態が示されてい
る。図1には送信部50が示され、図2には受信部52
が示される。
【0037】図1の送信部50は、誤り検出エンコーダ
62、変調器64、アンテナスイッチ66、関連する送
信回路(従来のキャリア、パルス整形、及び増幅回路か
らなる)を備える多重送信アンテナ(TA1−TAM)
67を有する。更にリピートコントローラ92も備え
る。
【0038】図2の受信部52は、関連する受信回路
(例えば低雑音増幅器、RF/IF帯域フィルタ、及び
整合フィルタからなる)を含む1個又は複数の受信アン
テナ(RA)69を含む。また、受信部52は復調器7
1、誤り検出デコーダ73、及びリピートジェネレータ
90も含む。
【0039】図1に示すように、送信部50は、データ
送信装置60から情報パケットを受信する。情報パケッ
トは、誤り検出エンコーダ62によって通常の技術を有
する者に知られている適切な誤り検出コードで符号化さ
れる。誤り検出コードは、受信部に情報パケット内の送
信誤りを検出させることができる。1個の誤り検出エン
コーダは、情報パケットを16ビットの巡回冗長コード
で符号化するCRC−16エンコーダが適切である。
【0040】一旦パケットが誤り検出コードで符号化さ
れてしまうと、パケットは、変調器64によって変調さ
れ、通信媒体の前のチャネル68上にあるアンテナ(T
1〜TAM)の1つによって送信される。通常の技術を
有する者に知られている適切な変調器であれば、どのよ
うなものでも変調器64に用いてよい。1つの変調器は
4−DSPK変調器が適切である。
【0041】受信部52の受信アンテナ69は、送信さ
れる情報パケットを受信するために用いられる。パケッ
トは、一旦受信されると、適切で相補形の復調器71に
よって復調される。4−DPSK変調器用の復調器とし
ては、4−DPSK復調器が適切である。
【0042】誤り検出デコーダ73は、変調された情報
パケットを復調し、全てのパケットに送信誤りがないか
どうかを判定する。デコーダ73は、通常それぞれの情
報パケット用に誤り検出コードを再生し、それを情報パ
ケットで送信される誤り検出コードと比較する。その2
つのコードが整合した場合には、送信されるパケットに
誤りはないと推定する。その2つのコードが整合しなか
った場合には、送信されるパケットに1つ又は複数の誤
りがあるとする。誤り検出デコーダ73としては、どの
ような適切な相補形誤り検出デコーダであってもよい。
例えば、CRC−16エンコーダ用のデコーダとして
は、CRC−16デコーダが適切である。
【0043】情報パケットに誤りが見つからなかった場
合には、パケットはデータ受信装置75に転送され、リ
ピートジェネレータ90によって肯定応答(ACK)が
逆方向チャネルを介して送信部50に送られる。肯定応
答に応じて、送信部50のリピートコントローラ92
は、次のデータパケットを送る。
【0044】その一方で、誤りが情報パケットに見つか
った場合は、情報パケットは通常廃棄され、リピートジ
ェネレータ90によってパケットを再送信するための要
求が逆方向チャネル91を介して送信される。再送信の
ための要求は、否定応答(NAK)と言う。
【0045】送信部50のリピートコントローラ92
は、誤りを有する情報パケットを再送信してこの要求に
応じる。それぞれの送信されるパケットは、再送信用に
即利用できるように、バッファや他の適切な記憶装置に
送信を行う前に格納される。
【0046】また、送信部50は、情報パケットを受信
部に送信するために現行の送信アンテナから他の多重送
信アンテナ67の1つに順次切り替えることにより、否
定応答(NAK)に応答する。上述したように、否定応
答は、現行の送信チャネルが劣悪であることを明確に示
す。スイッチ66は、アンテナを切り替えるように機能
するものであれば、通常の技術を有する者に知られてい
るどのような適切な装置であってもよい。例えば、スイ
ッチ66には、電子スイッチや磁気スイッチを用いる。
また、スイッチ66は、ハードウェアスイッチやプログ
ラム可能なソフトウェアスイッチであるとよい。
【0047】第2実施形態 本発明の第2実施形態は、本発明のアンテナ切替ダイバ
ーシティシステムをウィーラッコディのJPEG特許出
願に記載される不等誤り防止用ARQの実施形態と組み
合わせる。
【0048】図3及び4は、本発明の第2実施形態を示
す。不等誤りを防止するために本発明のこの実施形態
は、I型JPEG情報用にARQプロトコルが、II型
情報用により小さく効果的なフォワード誤り訂正(FE
C)コードが用いられる。
【0049】図3には送信部50Aが示され、図4には
受信部52Aが示される。図3における送信部は、例と
して、セパレータ61、誤り検出エンコーダ62、誤り
訂正エンコーダ78、ブロックインタリーバ79、4−
DPSK変調器80、マルチプレクサ65、スイッチ6
6、関連する送信回路を有する多重アンテナ(TA1
TAM)67、及びリピートコントローラ92からな
る。
【0050】図4における受信部52Aは、例として、
関連する受信回路を有する受信アンテナ(RA)69、
デマルチプレクサ70、4−DPSK復調器71及び8
1、ブロックデインタリーバ82、誤り検出デコーダ8
3、結合器74、及びリピートジェネレータ90からな
る。
【0051】全ての動作において、図3における送信部
50Aは、データ送信装置60からJPEG画像を受信
し、そのJPEG画像をI型及びII型情報に分離し、
I型及びII型情報をアンテナ67の1つから通信媒体
の第1順方向チャネル68を介して図4の受信部52A
に送信する。送信部50Aは、例えば図11(A)で示
されるような多重化されたパケットにおいて、I型及び
II型情報を第1順方向チャネルを介して送出する。図
4の受信部52Aでは、I型及びII型情報パケットが
処理され、誤りが検出されなければ、それらは結合器7
4によってJPEG構造に再結合され、例えばJPEG
デコーダのようなデータ受信装置75に転送される。情
報パケットに誤りが検出された場合には、再送信要求が
リピートジェネレータ90によって逆方向チャネルを介
して送信部50Aに送出され、誤りを有する情報パケッ
トを第2アンテナ67から通信媒体の第2順方向チャネ
ル68を介して送信する。
【0052】詳細には、図3におけるセパレータ61
は、JPEG画像をI型及びII型情報に分離する。例
えば、セパレータ61は、JPEG画像をI型及びII
型情報に分離するための適切なソフトウェアを有するデ
ジタルシグナルプロセッサ(DSP)である。上述のよ
うに、I型情報は送信誤りを生じやすく、II型情報は
最も生じにくい。
【0053】1個のフレーム、つまり1個のスキャンJ
PEG画像において、DSPがII型情報からI型情報
を分離する方法の一例を以下に示す。他の方法について
は、1個又は複数のフレーム20と1個又は複数のスキ
ャン23を有するJPEG画像に関して、通常の技術を
有する者に容易に明らかにされるであろう。
【0054】この例におけるDSPは、マーカを示す1
6進法のバイトff用に入力されるJPEG画像のバイ
トを検査する。ffバイトが検出された場合、DSPは
データストリーム内の次のバイト、すなわちマーカの機
能を示すマーカコードを検査する。ここでの目的は、マ
ーカがデータストリーム内でマーカに続くパラメータの
セグメントも含むかどうかを検査する。
【0055】例えば、図14のテーブルに示すように、
次のバイトが16進法のd8の場合、DSPは、マーカ
がパラメータを有しない画像マーカのスタートであるこ
とを認識する。この場合、DSPは、2バイトのマーカ
(ffd8)全体をJPEGストリームから分離する。
【0056】しかしながら、次のバイトが16進法のd
bである場合は、DSPは、マーカがデータストリーム
内でそれに続くパラメータの可変長シーケンスを有する
規定量子化テーブルマーカ(ffdb)であることを認
識する。上述したように、それらに続くパラメータを有
するマーカは、通常マーカセグメントと呼ばれる。
【0057】マーカセグメントの場合では、DSPは、
2バイトマーカの後のデータストリーム内の次の2バイ
トを検査し、マーカに続くパラメータバイト数を判定す
る。そして、DSPは、2バイトマーカ及びそのパラメ
ータバイトをJPEGデータストリームから分離する。
【0058】バイトがマーカ又はマーカセグメントであ
ると判定されなかった場合には、II型のエントロピー
符号化情報であると見なされ、JPEGデータストリー
ムから選別される。
【0059】II型情報からI型情報を分離することに
加えて、DSPは、JPEG画像構造が受信部で再作成
できるようにI型情報にある位置情報も追加する。1個
又は複数の画像フレーム20及び1個又は複数のスキャ
ン23に対してこれを行うさまざまな方法は、通常の技
術を有する者に容易に明らかにされるであろう。
【0060】例えば、図12に示すように、典型的な1
個のフレーム、つまり1つのスキャンJPEG画像にお
いて、I型のマーカ及びマーカセグメントの全ては、I
I型のエントロピー符号化セグメントの前でI型の再ス
タートマーカ及び画像マーカの終わりが除かれて生じ
る。したがって、典型的な1個のフレーム、つまり1個
のスキャンJPEG画像においては、画像マーカの終わ
りの位置及び再スタートマーカだけを受信部に送る必要
がある。
【0061】DSPが画像マーカの終わり及びスタート
マーカの位置を符号化できる1つの方法は、JPEGデ
ータストリーム内のバイト数のランニングカウントをし
続けて、第1再スタートマーカ(ffdO)のバイト数
を8を法とするシーケンスのためのスタート位置として
用いることである。例えば、再スタートマーカ(ffd
O)が、データストリーム内の300番目のバイトであ
る場合、そのバイト番号は300である。
【0062】一旦第1スタートマーカのバイト番号が判
定されると、DSPは、8を法とするシーケンス(ff
d1〜ffd7)内の残りの再スタートマーカの相対的
なバイト位置を識別することができる。特に、DSP
は、それと前の再スタートマーカとの間のエントロピー
符号化バイトの数に対応するそれぞれの次の再スタート
マーカにバイト番号を割り当てる。
【0063】画像マーカの終わりに関して、DSPは、
データストリーム内のそのバイト番号によってその位置
を識別する。JPEG画像内に400バイトある場合に
は、画像マーカの終わりの位置は400である。
【0064】代わりとなる実施形態としては、再スター
トマーカの位置は、再スタートマーカそれ自体なしで受
信部に送信される。これは、再スタートマーカが、受信
部で生成される既知の予め決められたパターン(8を法
とするシーケンス:OxffdO、Oxffd1、Ox
ffd2、Oxffd3、Oxffd4、Oxffd
5、Oxffd6、及びOxffd7)内で生じるため
である。
【0065】一旦JPEG画像がセパレータ61によっ
てI型及びII型情報に分離されると、例えば図3に示
すように、I型及びII型情報パケットは、個々のI型
及びII型のチャネルに沿って符号化される。
【0066】I型の情報パケットは、I型のチャネルで
スタートし、誤り検出エンコーダ62によって符号化さ
れる。誤り検出エンコーダ62としては、CRC−16
エンコーダが用いられるとよい。
【0067】この実施形態において、4−DPSK変調
器64は、符号化されたI型情報パケットを変調する
が、通常の技術を有する者に知られている適切な変調器
であれば、どのようなものを用いてもよい。
【0068】II型のエンコーディングチャネルの次に
移って、II型情報パケットはエンコーダ78によって
FECコードを用いて誤りを訂正するために、例えば1
/2の比率、メモリ4たたみ込みコードである。たたみ
込みコードは、I型情報をまかなうことができるARQ
の誤り訂正よりも少ない効果的な誤り訂正をII型情報
に対して行う。
【0069】誤り訂正符号で符号化されたII型の情報
パケットは、ブロックインタリーバ83によってインタ
リーブされ、いくらかの限定されたタイムダイバーシテ
ィを与える。ブロックインタリーバ79は、それぞれの
符号化されたII型のパケットのビットを縦の方向でm
×nメモリ行列に書き込み、そして、横の方向に読み込
む。インタリーバは、スローフェーディングチャネル上
で発生しがちなバースト誤りをランダム化する。長さn
のバースト誤りが発生した場合、インタリーバは、効果
的にバースト誤りを1個のビットの誤りに変換するよう
に機能する。
【0070】この実施形態では、変調されたI型及びI
I型情報パケットは、マルチプレクサ65によって多重
化される。ここでの目的は、それぞれのI型のパケット
を送信した後、送信部が受信部からの肯定又は否定応答
を待っているときにそれぞれのI型のパケットを送信後
に空いたままのタイムスロット(図11(A)のt1
を使用するためである。
【0071】図11(A)は、多重化されたI型及びI
I型情報パケットの一例を示す。
【0072】図11(A)では、マルチプレクサは、連
続したI型情報パケットの間にあるLのII型情報パケ
ットを多重化する。Lとは、固定されるか又は可変とさ
れることができる。更に、例えば、図11(C)に示さ
れるように、1つのI型情報パケットよりも多くが、L
のII型情報パケットのそれぞれのグループの後に送信
されることができる。
【0073】多重化されたI型及びII型の情報パケッ
トは、アンテナ67(関連する送信回路を含む。)の1
つによって第1順方向チャネル68を介して受信部52
Aに処理するために送信される。
【0074】図4に示されるように、多重化されたI型
及びII型情報パケットは、受信部52Aの受信アンテ
ナ69によって受信され、デマルチプレクサ70によっ
て個々のデコーディングチャネルに沿って多重分離され
る。
【0075】I型情報パケットは、最初はI型復調化チ
ャネルでスタートし、相補形の4−DPSK復調器71
によって復調され、そして相補形の誤り検出デコーダ7
3によって復号化される。例えば、CRC−16誤り検
出エンコーダがI型情報パケットを符号化するために用
いられている場合は、II型パケットを復号化するため
にCRC−デコーダが通常使用される。
【0076】第1実施形態に関して述べたように、誤り
検出デコーダ73の機能は、それぞれの情報パケット用
に誤り検出コードを再生し、それをI型情報パケットで
送信された誤り検出コードと比較するものである。2つ
のコードが整合した場合、送信されたパケット内に誤り
はないと推定される。2つのコードが整合しない場合に
は、送信されたパケットに少なくとも1つの誤りがある
とする。
【0077】誤りが見つかった場合、誤りを有するI型
情報パケットは廃棄され、否定応答がリピートジェネレ
ータ90によって逆方向チャネル91を介して送信され
る。それに応じて、リピートコントローラ92及びスイ
ッチ66は、送信部50Aに誤りを有する情報パケット
を第2順方向チャネルを介して送信させる。図11
(B)におけるパケットストリームは、再送信されてい
る同じI型情報パケット(パケット1)を示す。
【0078】誤りが見つからない場合、I型情報パケッ
トは、結合器74に送られ、肯定応答がリピートジェネ
レータ90によって逆方向チャネル91を介して送信部
50Aに送られる。図11(A)に示すように、肯定応
答に応じて、リピートコントローラ92は、送信部50
Aに次のデータパケットを送信させる。
【0079】II型デコーディングチャネルに移って、
図4に示す通り、II型情報パケットは、相補形の復調
器81によって復調される。
【0080】一旦復調されると、II型情報パケットは
デインタリーバ82によってデインタリーブされる。デ
インタリーバ82は、インタリーバ63の逆の動作を行
う。入ってくるI型情報パケットのビットは、横方向で
m×nメモリ行列に格納され、縦方向に読み出される。
【0081】そしてII型情報パケットは、誤り訂正デ
コーダ83に入力される。ビタビ復号化アルゴリズム
が、誤り訂正デコーダ83によってたたみ込みコードを
復号化するために一般的に使用される。誤り訂正符号で
符号化されたII型情報を復号化するために適切である
他の復号化アルゴリズムが用いられたとしても差し支え
ないことは、通常の技術を有する者に明らかである。
【0082】結合器74はI型及びII型情報パケット
をデータ送信装置75に適切な構造に結合し、データ送
信装置75は通常オリジナルのJPEG構造となる。結
合器69は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)が
適切で、I型及びII型情報を結合するようにプログラ
ムされている。
【0083】例えば、DSPは第1スタートマーカ及び
画像マーカの終わりをデータストリーム内のそれぞれの
バイト番号位置に置くようにプログラムされる。他のス
タートマーカは、それぞれ前のスタートマーカの位置に
関連してバイト位置に置かれる。上述のように、それぞ
れのスタートマーカの相対的な位置はセパレータ61に
よって前のスタートマーカの後にII型情報バイト数と
して符号化されていた。最終的に、スタートマーカの位
置だけが送られる場合には、DSPは、スタートマーカ
の8を法とするシーケンスを符号化された相対的なバイ
ト位置でまた更に生成するようにプログラムされるとよ
い。
【0084】第3実施形態 本発明の第3実施形態では、再びJPEG静止画像の送
信に適用して、I型情報が更にIA型及びIB型情報に
分離され、IA型情報がIB型情報よりもより効果的な
誤り防止を備える。
【0085】図5及び及び図6は、第3実施形態を示
す。図5には送信部50Bが示され、図6には受信部5
2Bが示される。
【0086】この実施形態では、セパレータ61はJP
EG画像をIA型、IB型、及びII型情報に分離する
ように機能し、結合器74は全ての型の情報をデータ受
信装置75用に適切なJPEG構造に結合するように機
能する。
【0087】第実施形態のセパレータDSPは、I型
情報を更にIA型及びIB型情報に分離するようにプロ
グラムされてもよい。例えば、DSPは、それの機能を
識別するそれぞれのマーカの第2バイトを用いてスター
トマーカを他のI型マーカから分離するか又は選別す
る。図14のテーブルに示すように、ffバイトの後の
バイトがd0〜d7である場合、マーカはスタートマー
カであり、DSPは、JPEGデータストリームからそ
れをIB型情報として分離する。位置情報は、既に第2
実施形態で記載されたようなセパレータによって符号化
されるとよい。
【0088】結合器DSPもまた、第2実施形態で記載
された方法で全ての3つの型の情報を結合すればよい。
【0089】この第3実施形態は、図3及び4に示され
る第2実施形態の変形例である。図3に示すように、送
信部50A(図5においては送信部50B)は、IB型
情報用に増設エンコーディングチャネルを備えるように
改良された。1A型情報は、図3のI型情報のように、
同じARQベースの符号化チャネルに沿って更に処理さ
れる。
【0090】図5における送信部50BのIB型符号化
チャネルは、誤り訂正エンコーダ78A、ブロックイン
タリーバ79A、及び4−DPSK変調器80Aを備え
る。これらの機能ブロックは、図3における送信部50
AのII型復号化チャネルに接続されて前記したエンコ
ーダ78、ブロックインタリーバ79、及び変調器80
に対応する。また、単なる例として、誤り訂正エンコー
ダ78Aは、いわゆる比率1/2、メモリ4たたみ込み
コードであり、II型情報用に誤り訂正エンコーダ78
において使用されるのと同じようなより小さく効果的な
たたみ込みコードを用いる。
【0091】図4及び図6の比較により、1つは、図4
の受信部52A(図6においては受信部52B)もII
型情報のための個々の符号化チャネルを備えた変形例で
ある。IA型情報は、図4に示される同じARQベース
の符号化チャネル上で復号化される。
【0092】特に、図6における受信部52BのIB型
復号化チャネルは復調器81A、ブロックインタリーバ
82A、及び誤り訂正デコーダ83Aを含む。IB型情
報用の復号化処理は、この実施形態では同じたたみ込み
コードがIB型及びII型情報の両方のために用いるた
めに、II型情報用に用いられる復号化処理と同じもの
である。上述したように、ビタビアルゴリズムは、IB
型情報で用いられるたたみ込みコードを復号化するため
に一般的に用いられるものである。
【0093】第4実施形態 図7及び8は、本発明の第4実施形態を示す。図7は送
信部50Cを示し、図8は受信部52Cを示す。これら
は、それぞれ図5及び6における送信部50B及び受信
部52Bの変形例である。
【0094】この実施形態はハイブリッドARQプロト
コルを用いる。図7及び8に示すように、ハイブリッド
プロトコルは、図5の送信部50Bにおける誤り訂正エ
ンコーダ63及び図6の受信部52Bにおける相補形の
誤り訂正デコーダ72を備えることにより実行される。
目的は、誤りを有するパケットの再送信を要求する前に
誤りを有するパケットにおける誤りを訂正することであ
る。この点において、通常の技術を有するものに知られ
ている適切な誤り訂正コードが用いられるとよい。
【0095】第5実施形態 説明の目的のために、第4実施例では、本発明はI型及
びII型情報パケットを変調に先立って多重化する。そ
して受信端では、I型及びII型情報パケットが、多重
分離される前に復調される。
【0096】この実施形態は、図9及び10において示
される。図9には送信部50Dが示され、図10には受
信部52Dが示される。
【0097】送信部50Dは、図3に示される送信部5
0Aの変形例である。図9に示されるように、図3のマ
ルチプレクサ65は、全ての変調に先立って配置され、
変調器64だけが多重化されたI型及びII型情報パケ
ットを変調するために用いられる。
【0098】相補形の受信部52Dは、図10に示され
る。受信部52Dは、図4における受信部52Aの変形
例である。図10に示されるように、図4の受信部52
Aは、I型及びII型情報パケットの復調後にデマルチ
プレクサ70を配置するように変形された。また、復調
器71だけがインタリーブされたI型及びII型情報パ
ケットを復調するために残される。
【0099】
【発明の効果】本発明は、相対的に小さなサイズ及び多
重化率を有するスローフェーディングチャネルにおいて
最も効果的である。更に、送信アンテナの数が多いスロ
ーフェーディングチャネルにおいて、最大の効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の送信部の概略的構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態の受信部の概略的構成を
示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施形態の送信部の概略的構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の第2実施形態の受信部の概略的構成を
示すブロック図である。
【図5】本発明の第3実施形態の送信部の概略的構成を
示すブロック図である。
【図6】本発明の第3実施形態の受信部の概略的構成を
示すブロック図である。
【図7】本発明の第4実施形態の送信部の概略的構成を
示すブロック図である。
【図8】本発明の第4実施形態の受信部の概略的構成を
示すブロック図である。
【図9】本発明の第5実施形態の送信部の概略的構成を
示すブロック図である。
【図10】本発明の第5実施形態の受信部の概略的構成
を示すブロック図である。
【図11】本発明を使用して送信されるJPEG画像の
多重化されたI型及びII型情報パケットを示す図であ
る。
【図12】典型的なJPEG圧縮画像の構造を示す図で
ある。
【図13】JPEG画像のそれぞれのフレームマーカの
スタートを示すテーブルである。
【図14】JPEG画像のそれぞれのフレームマーカの
ノンスタートを示すテーブルである。
【符号の説明】
50 送信部 52 受信部 60 データ送信部 62 検出エンコーダ 64 変調器 66 スイッチ 68 順方向チャネル 92 リピートコントローラ 91 逆方向チャネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム グレン ゼン アメリカ合衆国,20874 メリーランド, ジャーマンタウン,クリスタル ロック ドライブ 19739,ナンバー 11 (56)参考文献 特開 平4−207421(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/02 - 7/12 H04L 1/02 - 1/06

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 JPEG画像をワイヤレス通信媒体を介
    して受信部(52)に不等誤り防止で送信する送信部
    (50)において、前記送信部(50)は、 前記JPEG画像をI型及びII型情報に分離するセパ
    レータ(61)と、 前記I型情報を誤り検出コードで符号化する誤り検出エ
    ンコーダ(62)と、 前記II型情報を誤り訂正コードで符号化する誤り訂正
    エンコーダ(78)と、 前記符号化されたI型及びII型情報を変調する変調器
    (64)と、 前記変調されたI型及びII型情報を通信媒体の第
    方向チャネルを介して前記受信部(52)に送信する前
    記第1アンテナと、 前記送信されたI型及びII型情報を通信媒体の第2順
    方向チャネルを介して前記第1アンテナの代わりに前記
    受信部(52)に送信する第2アンテナと、 前記第1アンテナから前記第2アンテナに、通信媒体の
    逆方向チャネルを介して送信された前記受信部(52)
    からの否定応答に応じて、切り替えるスイッチ(66)
    とからなることを特徴とする送信部。
  2. 【請求項2】 前記第1順方向チャネルは、スローフェ
    ーディングチャネルであることを特徴とする請求項1の
    送信部。
  3. 【請求項3】 前記第2順方向チャネルは、スローフェ
    ーディングチャネルであることを特徴とする請求項1の
    送信部。
  4. 【請求項4】 前記セパレータ(61)は、デジタルシ
    グナルプロセッサであることを特徴とする請求項1の送
    信部。
  5. 【請求項5】 前記誤り訂正エンコーダ(78)は、I
    I型情報を速度1/2、メモリ4たたみ込みコードで符
    号化することを特徴とする請求項1の送信部。
  6. 【請求項6】 JPEG画像をワイヤレス通信媒体を介
    して、受信部(52)に不等誤り防止で送信する送信部
    (50)において、前記送信部(50)は、 前記JPEG画像をIA型及びIB型情報に分離するセ
    パレータ(61)と、 前記IA型情報を誤り検出コードで符号化する誤り検出
    エンコーダ(62)と、 前記IB型情報を誤り訂正コードで符号化する誤り訂正
    エンコーダ(78)と、 前記符号化されたIA型及びIB型情報を変調する変調
    器(64)と、 前記変調されたIA型及びIB型情報を通信媒体の第1
    順方向チャネルを介して前記受信部(52)に送信する
    第1アンテナと、 前記変調されたIA型及びIB型情報を通信媒体の第2
    順方向チャネルを介して、前記第1アンテナの代わり
    に、前記受信部(52)に送信する第2アンテナと、 前記第1アンテナから前記第2アンテナに、通信媒体の
    逆方向チャネルを介して送信された前記受信部(52)
    からの否定応答に応じて、切り替えるスイッチ(66)
    とからなることを特徴とする送信部。
  7. 【請求項7】 JPEG画像をワイヤレス通信媒体を介
    して受信部(52)に不等誤り防止で送信する送信部
    (50)において、前記送信部(50)は、 前記JPEG画像をI型及びII型情報に分離するセパ
    レータ(61)と、 前記I型情報を誤り検出コードで符号化する誤り検出エ
    ンコーダ(62)と、 前記符号化されたI型情報及びII型情報変調する変
    調器(64)と、 前記変調されたI型及びII型情報を通信媒体の第1順
    方向チャネルを介して前記受信部(52)に送信する第
    1アンテナと、 前記変調されたI型及びII型情報を通信媒体の第2順
    方向チャネルを介して、前記第1アンテナの代わりに、
    前記受信部(52)に送信する第2アンテナと、 前記第1アンテナから前記第2アンテナに、通信媒体の
    逆方向チャネルを介して送信された前記受信部(52)
    からの否定応答に応じて、切り替えるスイッチ(66)
    とからなることを特徴とする送信部。
  8. 【請求項8】 JPEG画像をワイヤレス通信媒体を介
    して受信部(52)に不等誤り防止で送信する送信部
    (50)において、前記送信部(50)は、 前記JPEG画像をIA型及びIB型情報に分離するセ
    パレータ(61)と、 前記IA型情報を誤り検出コードで符号化する誤り検出
    エンコーダ(62)と、 前記符号化されたIA型及びIB型情報を変調する変調
    器(64)と、 前記変調されたIA型及びIB型情報を通信媒体の第1
    順方向チャネルを介して前記受信部(52)に送信する
    第1アンテナと、 前記変調されたIA型及びIB型情報を通信媒体の第2
    順方向チャネルを介して、前記第1アンテナの代わり
    に、前記受信部(52)に送信する第2アンテナと、 前記第1アンテナから前記第2アンテナに、通信媒体の
    逆方向チャネルを介して送信された前記受信部(52)
    からの否定応答に応じて、切り替えるスイッチ(66)
    とからなることを特徴とする送信部。
  9. 【請求項9】 JPEG画像をワイヤレス通信媒体を介
    して受信部(52)に不等誤り防止で送信する方法にお
    いて、前記送信方法は、 前記JPEG画像をI型及びII型情報に分離するステ
    ップと、 前記I型情報を誤り検出コードで符号化するステップ
    と、 前記II型情報を誤り訂正コードで符号化するステップ
    と、 前記符号化されたI型情報及びII型情報変調するス
    テップと、 前記変調されたI型及びII型情報を第1アンテナから
    通信媒体の第1順方向チャネルを介して前記受信部(5
    2)に送信するステップと、 通信媒体の逆方向チャネルを介して送信された前記受信
    部(52)からの否定応答に応じて、通信媒体の第2順
    方向チャネルを介して前記変調されたI型及びII型情
    報を送信するために、前記第1アンテナから第2アンテ
    ナに切り替えるステップとを有することを特徴とする送
    信方法。
  10. 【請求項10】 JPEG画像をワイヤレス通信媒体を
    介して受信部(52)に不等誤り防止で送信する方法に
    おいて、前記送信方法は、 前記JPEG画像をIA型及びIB型情報に分離するス
    テップと、 前記IA型情報を誤り検出コードで符号化するステップ
    と、 前記IB型情報を誤り訂正コードで符号化するステップ
    と、 前記符号化されたIA型及びIB型情報を変調するステ
    ップと、 前記変調されたIA型及びIB型情報を第1アンテナか
    ら通信媒体の第1順方向チャネルを介して前記受信部
    (52)に送信するステップと、 通信媒体の逆方向チャネルを介して送信された前記受信
    部(52)からの否定応答に応じて、通信媒体の第2順
    方向チャネルを介して前記変調されたIA型及びIB型
    情報を送信するために、前記第1アンテナから第2アン
    テナに切り替えるステップとを有することを特徴とする
    送信方法。
  11. 【請求項11】 JPEG画像をワイヤレス通信媒体を
    介して受信部(52)に不等誤り防止で送信する方法に
    おいて、前記送信方法は、 前記JPEG画像をI型及びII型情報に分離するステ
    ップと、 前記I型情報を誤り検出コードで符号化するステップ
    と、 前記符号化されたI型情報及びII型情報変調するス
    テップと、 前記変調されたI型及びII型情報を、第1アンテナか
    ら通信媒体の第1順方向チャネルを介して、前記受信部
    (52)に送信するステップと、 通信媒体の逆方向チャネルを介して送信された前記受信
    部(52)からの否定応答に応じて、通信媒体の第2順
    方向チャネルを介して前記変調されたI型及びI型情報
    を送信するために、前記第1アンテナから第2アンテナ
    に切り替えるステップとを有することを特徴とする送信
    方法。
  12. 【請求項12】 JPEG画像をワイヤレス通信媒体を
    介して受信部(52)に不等誤り防止で送信する方法に
    おいて、前記送信方法は、 前記JPEG画像をIA型及びIB型情報に分離するス
    テップと、 前記IA型情報を誤り検出コードで符号化するステップ
    と、 前記符号化されたIA型情報及びIB型情報を変調する
    ステップと、 前記変調されたIA型及びIB型情報を第1アンテナか
    ら通信媒体の第1順方向チャネルを介して前記受信部
    (52)に送信するステップと、 通信媒体の逆方向チャネルを介して送信された前記受信
    部(52)からの否定応答に応じて、通信媒体の第2順
    方向チャネルを介して前記変調されたIA型及びIB型
    情報を送信するために、前記第1アンテナから第2アン
    テナに切り替するステップとを有することを特徴とする
    送信方法。
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