JP3315566B2 - 画像処理方法とその装置 - Google Patents

画像処理方法とその装置

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JP3315566B2
JP3315566B2 JP22897795A JP22897795A JP3315566B2 JP 3315566 B2 JP3315566 B2 JP 3315566B2 JP 22897795 A JP22897795 A JP 22897795A JP 22897795 A JP22897795 A JP 22897795A JP 3315566 B2 JP3315566 B2 JP 3315566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法とそ
の装置、特に、コンピュータグラフィックス(CG)・
CAD等で利用される、計算機上での3次元形状の生成
に関する画像処理方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の物体を対応する形状モデル
で表現する画像処理では、形状モデルの各ノード(頂
点)の位置情報と、ノード間の接続情報(面の情報)と
いう形で物体形状が表現されていた。そのため、その形
状モデルを変更するためには、各頂点(ノード)を指定
して、それぞれ別々に移動させていた。
【0003】また、任意の視線方向から物体を見たとき
の画像を形状モデルに基づいて合成する方法として、物
体表面上の点群の3次元空間での位置を計測し、この
点群より平面パッチの集合を構成して、物体表面の3次
元形状を近似的に表現する3次元幾何形状モデルを作成
し、この3次元形状モデルを構成する平面パッチに物体
を撮影した画像から抽出したテクスチャを貼り付ける手
法があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな方法では、形状を自然に変形させる事は大変困難で
あった。また、3次元幾何形状モデル作成時に平面パッ
チの頂点の位置に誤差があることにより、物体の3次元
幾何形状モデルと表面のテクスチャを用いて合成した画
像と実際にその視線方向から物体を見た画像が異なる場
合があるという問題があった。
【0005】一例として、図2に示すような、各頂点が
基盤目上に並んだ非常に単純な場合を考える。今、個の
形状モデルを変形させる為に、点Aを図の矢印の方向に
移動させたとする。その結果、形状は図3のように変化
するが、その変化は単に点Aが移動しただけのものであ
る。もし、全体の形状を自然に変形させたければ、その
周りの点もそれぞれ適当に移動しなければならず、それ
は非常に手間がかかり、かつ自然な変形を行う事は大変
難しい。
【0006】また、別々の形状モデルを統合するような
場合(例えば、人間の形状モデルと魚の形状モデルを統
合して、人魚の形状モデルを作成するような場合)、形
状モデルの接合部分を滑らかに繋ぐには、接合部周辺の
頂点を微妙に移動させて、各々の形状を滑らかかつ自然
に変形させなければならず、これを各頂点別々に移動さ
せながら実現する事は大変困難であった。
【0007】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、所定の形状モデルを自然に変形させる画像処理方
法とその装置を提供することを目的とする。また、所定
の形状モデルを自然に所定の視点から見た形状モデルに
変形させる画像処理方法とその装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。即
ち、形状モデルの頂点間の距離に対応する第1の仮想の
エネルギーを発生する第1の仮想のエネルギー体と、前
記形状モデルの頂点と前記頂点の移動先の頂点間の距離
に対応する第2の仮想のエネルギーを発生する第2の仮
想のエネルギー体と、前記形状モデルの所定の頂点を所
定の位置に移動させた時、前記所定の頂点を前記所定の
位置に移動した状態での前記第1と第2の仮想のエネル
ギー体のエネルギーの総和が最小となるように、前記形
状モデルの頂点を移動させる頂点移動手段とを備える。
【0009】また、本発明の他の構成による画像処理装
置は、所定の物体の形状モデルと、前記所定の物体を所
定の画面に投影して形成される投影画像と、前記所定の
物体を撮影した画像の前記形状モデルの頂点に対応する
位置の色と、前記形状モデルの頂点に対応する前記投影
画像の頂点の色間の差に対応して第1の仮想のエネルギ
ーを発生する第1の仮想のエネルギー体と、前記形状モ
デルの頂点と前記形状モデルの頂点の移動先の頂点間の
距離に対応して第2の仮想のエネルギーを発生する第2
の仮想のエネルギー体と、前記第1と第2の仮想のエネ
ルギーの総和が最小となるように、前記形状モデルの頂
点を移動させる頂点移動手段とを備える。
【0010】また、本発明の他の構成による画像処理装
置は、所定の物体の形状モデルと、前記所定の物体をn
枚の画面に投影してそれぞれ形成されるn個の投影画像
と、前記所定の物体をn方向から撮影した画像の前記形
状モデルの頂点に対応するそれぞれの位置の色と、前記
形状モデルの頂点に対応する前記n個の投影画像のうち
のそれぞれの画像の頂点の色との差に対応して第1の仮
想のエネルギーを発生する第1の仮想のエネルギー体
と、前記形状モデルの頂点と前記形状モデルの頂点の移
動先の頂点間の距離に対応して第2の仮想のエネルギー
を発生する第2の仮想のエネルギー体と、前記第1と第
2の仮想のエネルギーの総和が最小となるように、前記
形状モデルの頂点を移動させる頂点移動手段とを備え
る。
【0011】また、本発明の他の構成による画像処理装
置は、所定の物体の形状モデルと、前記所定の物体をn
枚の画面に投影してそれぞれ形成されるn個の投影画像
と、前記所定の物体をn方向から撮影した画像の前記形
状モデルの頂点に対応するそれぞれの位置の色と、前記
形状モデルの頂点に対応する前記n個の投影画像のうち
のそれぞれの画像の頂点の色との差に対応して第1の仮
想のエネルギーを発生する第1の仮想のエネルギー体
と、前記形状モデルの頂点と前記形状モデルの頂点の移
動先の頂点間の距離に対応して第2の仮想のエネルギー
を発生する第2の仮想のエネルギー体と、前記第1と第
2の仮想のエネルギーの総和が最小となるように、前記
形状モデルの頂点を移動させる頂点移動手段とを備え
る。
【0012】また、本発明の他の形態によれば、以下の
工程を備える画像処理方法が提供される。即ち、本発明
の画像処理方法は、形状モデルの頂点間の距離に対応す
る第1の仮想のエネルギーを発生する第1の仮想のエネ
ルギー発生工程と、前記形状モデルの頂点と前記頂点の
移動先の頂点間の距離に対応する第2の仮想のエネルギ
ーを発生する第2の仮想のエネルギー発生工程と、前記
形状モデルの所定の頂点を所定の位置に移動させた時、
前記所定の頂点を前記所定の位置に移動した状態での
記第1と第2の仮想のエネルギー工程で発生したエネル
ギーの総和が最小となるように、前記形状モデルの頂点
を移動させる頂点移動工程とを備える。
【0013】また、本発明による他の画像処理方法は、
所定の物体の形状モデルと、前記所定の物体を所定の画
面に投影して形成される投影画像と、前記所定の物体を
撮影した画像の前記形状モデルの頂点に対応する位置
色と、前記形状モデルの頂点に対応する前記投影画像の
頂点の色間の差に対応して第1の仮想のエネルギーを発
生する第1の仮想のエネルギー発生工程と、前記形状モ
デルの頂点と前記形状モデルの頂点の移動先の頂点間の
距離に対応して第2の仮想のエネルギーを発生する第2
の仮想のエネルギー発生工程と、前記第1と第2の仮想
のエネルギーの総和が最小となるように、前記形状モデ
ルの頂点を移動させる頂点移動工程とを備える。
【0014】また、本発明による他の画像処理方法は、
所定の物体の形状モデルと、前記所定の物体を第1と第
2の画面に投影してそれぞれ形成される第1と第2の投
影画像において、前記所定の物体を第1の方向から撮影
した画像の前記形状モデルの頂点に対応する位置の色
と、前記形状モデルの頂点に対応する前記第1の投影画
像の頂点の色間の差に対応して第1の仮想のエネルギー
を発生する第1の仮想のエネルギー発生工程と、前記所
定の物体を第2の方向から撮影した画像の前記形状モデ
ルの頂点に対応する位置の色と、前記形状モデルの頂点
に対応する前記第2の投影画像の頂点の色間の差に対応
して第2の仮想のエネルギーを発生する第2の仮想のエ
ネルギー発生工程と、前記形状モデルの頂点と前記形状
モデルの頂点の移動先の頂点間の距離に対応して第3の
仮想のエネルギーを発生する第3の仮想のエネルギー発
生工程と、前記第1と第2と第3の仮想のエネルギーの
総和が最小となるように、前記形状モデルの頂点を移動
させる頂点移動工程とを備える。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】本実施の形態では、前述の仮想の
エネルギー体として、仮想的なバネを用いる。 以下、
本発明の一実施例の形状処理方法の1つのポイントを要
約した後、その詳細な説明に入る。本発明の一実施例の
形状処理方法の1つのポイントは、形状モデルの各頂点
間をつなぐ仮想的なバネと、各頂点をその初期位置に引
き寄せる仮想的なバネの2種類の仮想的バネを用いて形
状モデルを構成することにより、形状の自然な変形を容
易に実現することを可能にすることにある。また、2種
類仮想的バネのバネ定数を変えることにより、その形状
モデルの変形の性質を自在にコントロールすることにあ
る。
【0017】図1は、本実施の形態による形状モデルを
図解したものである。図1において、3次元形状モデル
の各頂点(ノード)は黒丸で、頂点に設定した2種類の
仮想的なバネLとPは、それぞれ実線と破線のバネで示
されている。また、太い縦棒の先端の位置は、各頂点の
初期位置を示している。ここで、上記2種類の仮想的バ
ネについて説明する。尚、以後、これらの仮想的バネを
単に"バネ"と呼ぶことにする。
【0018】まず、破線で示した仮想的なバネは、各頂
点と各頂点の初期位置をつなぐ自然長=0のバネであ
り、各頂点の初期位置をなるべく保つように働く(以下
この種のバネを"バネP"と呼ぶ)。次に、実線で示した
バネは、各頂点間を結び、初期形状の頂点間の距離を自
然長とするバネで、ある頂点の移動による影響を周囲に
伝える役割を果たす(以下この種のバネを"バネL"と呼
ぶ)。それにより、初期形状を保ちつつも、モデルの形
状にある局所的な変形が生じた時に、その変形を周囲に
伝播する事ができる。
【0019】以上のようにバネを設定した時、形状のモ
デルの全てのバネに蓄えられる全エネルギーを最小にす
るように、各頂点の位置を修正する。いま、形状モデル
上のi番目の頂点Vの座標をXiとすると、点Vに加わ
るエネルギーE(i)は次のよう式のように表される。
【0020】
【数1】
【0021】式(1)のEl(i)およびEp(i)はそれぞ
れ、バネL及びバネPにより頂点Vに加わるエネルギー
を表し、ρはバネL及びバネPのエネルギーの割合を決
定する係数である。ここで、
【0022】
【数2】
【0023】
【数3】
【0024】ここで、式(2)及び式(3)において、
関数Dは空間中の2点間の距離を表す関数であり、添字
jは点VとバネLにより接続している頂点の頂点番号、
i 0は点Vの初期位置、d0(i,j)はi番目とj番目の
頂点の初期形状における距離、kp及びklは、それぞれ
バネP及びバネLのバネ定数を表す。ここで、点V以外
の点は位置が固定であると仮定し、点Vの3次元座標の
修正量(ui,vi,wi)を考える。式(1)を(ui
i,wi)を変数とし、次の式を解くことにより
(ui,vi,wi)を求める。
【0025】
【数4】
【0026】
【数5】
【0027】
【数6】
【0028】本発明に係る一実施の形態では、式
(4)、式(5)、式(6)より各頂点の修正量を求
め、座標をXi=(xi,yi,zi)から(xi+ui,yi+vi
zi+wi)に変更する。但し、これらの式では注目してい
る頂点以外の頂点は位置が固定されていることを仮定
し、局所的に最適な頂点位置の修正量を求めている。よ
って、1回のみの頂点位置の修正を行っただけでは、全
ての頂点に関する評価量E(i)の和(式(7)参照)は
必ずしも最小になるわけではない。
【0029】
【数7】
【0030】本発明に係る一実施の形態では、それぞれ
の頂点について局所的に最適な頂点位置の修正処理を繰
り返し行うことによって、評価量の総和が最小、即ち、
グローバルミニマムの状態に到達する方法を用いる。上
述の形状モデルの頂点位置の修正処理の繰り返しは、式
(8)で表される収束度Rcが所定の閾値未満になった
場合に終了する。
【0031】
【数8】
【0032】ここで、Etotal(k)は、k回目の頂点位置
の修正処理を行った後のエネルギーE(i)の総和、numは
形状モデル上の頂点の数の合計を表す。但し、収束度の
初期値Rc(0)は、閾値より十分に大きい値とする。次
に、頂点Vの座標の修正量を算出する方法を具体的に説
明する。いま、頂点Vの初期座標を(x0,y0,z0)とす
ると、エネルギーEp(i)は次の式で表される。
【0033】
【数9】
【0034】従って、
【0035】
【数10】
【0036】同様に、
【0037】
【数11】
【0038】
【数12】
【0039】エネルギーEp(i)のui,vi,wiに関す
る偏微分はいずれもui,vi,wiに関する一次式であ
る。また、点VとバネLで接続される1つの頂点を点V
jとし、その座標を(xj,y j,zj)とする。また、点V
と点Vjの初期状態での距離をdijとすると、エネルギ
ー点Ei(i)は次のように表せる。
【0040】
【数13】
【0041】但し、eijは点Vと点Vj間のバネに蓄えら
れるエネルギーである。
【0042】
【数14】
【0043】いま、
【0044】
【数15】
【0045】とおくと、
【0046】
【数16】
【0047】ここで、uiに微小な変位δuを加えた量l
+δlを考える。
【0048】
【数17】
【0049】従って、
【0050】
【数18】
【0051】この式のlで、ui,vi,wiが十分小さ
いとして無視すると、
【0052】
【数19】
【0053】以上より、
【0054】
【数20】
【0055】同様にして、
【0056】
【数21】
【0057】
【数22】 従って、eijのui,vi,wiに関する偏微分は、いづ
れもui,vi,wiに関する一次式である。式(1
0)、式(11)、式(12)、式(20)、式(2
1)、式(22)、、式(4)、式(5)、式(6)か
らui,vi,wiに関する連立一次方程式をたて、これ
を解くことによりui,vi,wiを求めることができ
る。
【0058】以上説明した処理の理解を容易にするため
に、図2から図5の図面を参照して、処理概念を説明す
るための具体的な例を説明する。いま、各頂点の初期位
置が、図2に示したようなものであるとする。ここで、
バネLは実線で結ばれた頂点間に設定されているとす
る。この時のエネルギーEは、全てのバネの長さが自然
長に等しい、即ち、定常状態であるために"0"である。
【0059】そして、図3に示すように、この形状モデ
ルの頂点Aにある力が加えられたとする。この時、頂点
Aに接続されているバネPと3本のバネLは伸ばされ、
あるエネルギーが蓄えられる。その後の変形(各頂点の
移動)は、現実にバネが相互に接続された物理模型での
力の釣り合いに基づいて行われる。つまり、全バネに蓄
えられるエネルギーEが減少するように変形していき、
最終的にバネが互いに引っ張り合い均衡に達した状態
(この時の全バネに蓄えられるエネルギーEは最小とな
る)で定常状態となる。
【0060】図4は、このようにして行われた変形の結
果を示している。つまり、図2の頂点Aを移動させた時
に、全体の形状が自然に変形される事になる。さらに、
2種類のバネのバネ定数kp (バネPのバネ定数),k
l (バネLのバネ定数)をコントロールする事により、
形状モデルの変形の仕方を変える事ができる。例えば、
kl をkp に比べて小さくしていくと、局所的な変形を
全体に波及しにくくなり、結果として図3に示すような
変形近づく。逆に、kl をkpに比べてどんどん大きく
していくと、形状が変化しにくくなり、極端な場合には
図5に示すように、ある点を移動させた時に、形状はほ
とんど変わらず、全体が平行移動するようになる。
【0061】以上、本実施の形態で述べたように、2種
類の仮想的なバネを用いて形状モデルを構成する事によ
り、モデル形状の自然な変形を容易に実現し、かつその
変形の性質を自由にコントロールする事ができるように
なる。本実施の形態は、複数の形状モデルを統合して新
たな形状モデルを作成する場合にも利用できる。例え
ば、対象物をある1つの視点から観測して得られた形状
モデルと、それとは別の視点(例えば対象物の裏側)か
ら観測して得られた形状モデルがあった時、両方の視点
から得られた形状モデルを合成して1つのより完全な形
状モデルを作成する場合がある。その時、各々の視点か
ら観測された形状モデルには誤差が含まれている為、そ
れぞれの形状を変えることなく正確に合わせる事はでき
ない。その為、接合に際し接合部分の形状を互いに適当
に変形する必要がある。
【0062】そこで、本発明を利用すれば、まず、一方
の形状の接合部分を他方に合わせて変形して接合し、次
いで、その変形を順次周辺に伝播する事により、接合部
を滑らかに繋いだ自然な合成を実現する事ができる。ま
た、別の例として、全く異なる形状モデルを合成する場
合、例えば、人間の形状モデルと魚の形状モデルを合成
して、人魚の形状モデルを作成するような場合にも、本
発明による形状モデルを利用すれば、各々の接合部分の
形状が自然に変化する合成形状モデルを作成する事がで
きる。
【0063】以上説明したように、形状モデルの各頂点
間をつなぐバネと、各頂点をその初期位置に引き寄せる
バネの2種類の仮想的なバネを用いて形状モデルを構成
する事により、形状モデルの自然な変形や、複数の形状
モデルの統合等を容易に実現する事が可能になる。 (第2の実施の形態)本発明に係る第2の実施の形態で
は、第1の実施の形態で説明した処理を複数の形状モデ
ルの統合に拡張している。
【0064】本実施の形態のポイントの一つは、3次元
形状モデルにテクスチャを貼り付けて合成した画像と、
物体を撮影して得た観測画像の濃淡値のデータをもとに
して、合成画像の濃淡値が観測画像の濃淡値に近くなる
ように3次元形状モデルの頂点の位置を移動することに
ある。いま、ある3次元物体の3次元幾何形状モデル、
および形状モデルを構成する平面に貼り付けるテクスチ
ャが得られているとする。即ち、3次元形状モデルの各
頂点に対応する、3次元物体を撮影して得られた画像
(テクスチャ画像)上での位置が既にわかっているとす
る。
【0065】また、その物体を互いに異なる方向から撮
影した2枚の画像(これを、以後、観察画像1および観
察画像2と呼ぶ)が得られており、それらの画像の画面
(以後、画面1,画面2と呼ぶ)と3次元形状モデルの3
次元空間における幾何学的な位置関係は既知であるとす
る。尚、合成画像および観察画像は空間的に離散化され
たデジタル画像であるとし、位置が修正されるそれらの
頂点は、観察画像を撮影した両方の視線方向から可視で
あるとする。
【0066】図6は、上述した”ある3次元物体”(1
00)とその3次元幾何形状モデル(101)の一例を
示す。3次元幾何形状モデル(101)は、3次元物体
(100)の画像情報から距離情報を得て、これらの情
報に基づき、3次元物体(100)の表面形状を平面パ
ッチを用いて近似することによって生成することができ
る。距離画像獲得は、光波距離計測やステレオ画像を
用いた三角測量などの手法(例えば、参考文献:“オプ
トエレクトロニクス(1985)、NO.12,pp1
2,59−,井口征士他”;参照)により実現可能であ
る。
【0067】図7は、3次元物体(100)を互いに異
なる方向から撮影して得られた上述した観察画像1、観
察画像2の例を示す。次に、3次元形状モデルの頂点の
位置を、観察画像1、観察画像2に対応するように移動
させる処理について説明する。まず、1つの頂点の位置
の修正量を求めるための式を示す。いま、画面の座標
(x,y)における観測画像の濃淡値をS(x,y)、また、
合成画像の濃淡値をD(x,y)とする。座標(xi,yi)に
投影された、ある頂点の位置の修正量をx軸,y軸方向
にそれぞれδx,δyとすると、近似的に次の式がなり
たつ。 S(xi−δx,yi−δy)=D(xi,yi) (31) 式(1)をテーラー展開すると、 すなわち、 D(xi,yi)−S(xi,yi)+δxSx+δySy=0 (33) ただし、 ここで、合成画像と観測画像の濃淡値の差を評価する量
Eintを式(36)で定義する。 Eint={D(xi,yi)−S(xi,yi)+δxSx+δySy}2 (36) また、頂点の画面上での初期位置(xi o,yi o)からの移
動量を評価する式 Eel=(xi+δx−xi o)2+(yi+δy−yi o)2 (37) を考える。EintとEelの加重和 Ept=(1−λ)Eint+λEel,(0≦λ≦1) (38) を最小にするようなδxおよびδyを求める値とする。
ここで、λはEptに対するEintおよびEelの寄与度の
割合を調節する定数である。
【0068】具体的には、 の2式から、それぞれδxおよびδyに関する連立1次
方程式を得る。この連立方程式を解くことにより、δx
およびδyを求める。
【0069】次に、本実施の形態の頂点移動処理のフロ
ーを図8を参照して説明する。まず、ステップS101
にて、3次元形状モデルにテクスチャを貼り付けて画面
1および画面2上に投影した画像を合成する。これらの
合成画像を合成画像1および合成画像2と呼ぶ。図9
は、この処理の様子を説明するための図であり、3次元
形状モデルのi番目の頂点(座標(Xi,Yi,Zi)))
を画面上に投影する様子を示す。投影された頂点(Xi,
i,Zi)に対応する画面上での座標が(xi,yi)で
ある。ここでは、観測画像の画面と合成画像の画面を同
一とし、3次元形状モデルの頂点を投影した座標は観測
画像の画面の座標で表せられる。
【0070】ステップS102では、観測画像1,観測
画像2,合成画像1および合成画像2の濃淡値のデータ
から、3次元幾何形状モデルの頂点位置の修正量を求め
る。ステップS102での処理の詳細については後述す
る。ステップS103では、ステップS102で求めた
修正量だけ頂点の3次元空間上での位置を移動し、処理
を終了する。
【0071】次に、ステップS102での処理を図10
を用いて詳説する。まず、ステップS201にて、すべ
ての修正すべき形状モデルの頂点について、画面1上で
の位置の修正量を求める。次に、ステップS202に
て、すべての修正すべき形状モデルの頂点について、画
面2上での位置の修正量を求める。
【0072】ここで、ステップS201とステップS2
02は対象とする画面が異なるだけで、処理の内容は同
様である。ステップS201については後述する。最後
に、ステップS203にて、画面1と画面2それぞれの
上での各々の頂点の修正量,および画面と形状モデルの
3次元空間上での幾何学的な位置関係より3次元空間上
での頂点位置の修正量を算出し、処理を終了する。
【0073】次に、図10のステップS201につい
て、図11を用いて詳説する。まず、ステップS301
において、修正すべき頂点のうち位置の修正量の算出を
終えていない点のうちの一点を選択する。この点を注目
頂点と呼ぶ。次に、ステップS302にて、式(39)お
よび式(40)より、注目頂点の画面上での位置の修正量
を算出する。
【0074】ステップS303では、3次元形状モデル
のすべての頂点が処理されたかどうか判定し、まだ、全
ての頂点が処理されていなければ、ステップS301に
戻り、全ての頂点に関して処理が成されるまで同様の処
理を繰り返す。以上説明したように、3次元形状モデル
を、合成画像に対応して変形させることができる。 (第3の実施の形態)第2の実施の形態では、画面1と
画面2のそれぞれの評価値Eptに基づいて、3次元形状
モデルの頂点の移動を行ったが、本実施の形態では、画
面1と画面2の全体での評価関数を設定し、そのグロー
バルミニマムを探索することで、各頂点の修正量を求め
る。即ち、式(38)で表される評価値Eptの画面1上の
修正すべき頂点すべてについての総和をE1とし、同様
にEptの画面2についての総和をE2とした時、次の評
価値Eを考える。
【0075】 E=E1+E2 (41) この評価値に基づいて、実施の形態2と同様に、図8の
ステップS102からステップS103までを繰り返す
ことによって、3次元形状モデルを、合成画像に対応し
て変形させることができ、結局、合成画像と観測画像の
濃淡値の近似度を高めることができる。
【0076】尚、繰り返し処理は、評価値Eが一回の繰
り返し計算で減少する量があらかじめ設定した閾値より
も小さくなった場合に終了する。 (第4の実施の形態)実施の形態2においては、頂点の
移動に対する拘束条件を、画面上での頂点の初期位置か
らの移動量の2乗によって評価している(式(7)参照)
が、本実施の形態では、拘束条件を3次元空間上での頂
点の初期位置からの移動量の2乗によって評価してもよ
いことは言うまでもない。 (第5の実施の形態)上述の各実施の形態では、観測画
像が2枚である場合について説明したが、この枚数に限
られることはなく、2枚以上であっても、3次元形状モ
デルを、合成画像に対応して変形させることができる。
【0077】本実施の形態では、2枚の観測画像のペア
を複数用いて、3次元形状モデルの頂点位置の修正量を
求める。この場合、各頂点について位置の修正量は複数
の解が存在することになる。そのため、本実施の形態で
は、これら複数の解の平均をとって、頂点位置を修正す
る。
【0078】あるいは、合成画像と観測画像の濃淡値の
2乗誤差が最小となる観測画像の組を選択することも可
能である。本実施の形態によれば、撮像系での誤差やノ
イズによる3次元形状モデルの頂点位置の修正量のエラ
ーを回避することができるため、より精度の良い3次元
形状モデルが得られる。
【0079】尚、本発明によって生成された3次元形状
モデルを用いて、対象画像の再生を行ったり、また、任
意のテクスチャを3次元形状モデルに割り当てて得られ
た画像を再生する等の画像処理システム、プリンタ等に
応用することができる。次に、上述の画像処理を実行す
る画像処理装置のハードウエア構成の一例を図12を参
照して説明する。
【0080】CPU200は、本画像処理装置全体の制
御を行う。メモリ202には、上述のフローチャートに
対応する画像処理プログラムが格納されており、CPU
200は、このプログラムを実行する。メモリ202に
はまた、画像処理を実行するための作業領域が割り当て
られている。キーボード203やポインテェイングデバ
イス204は、画像処理に対するコマンドやデータを入
力する。
【0081】ディスプレイモニタ201は、画像処理結
果を表示する。尚、本発明は、ホストコンピュータ、イ
ンターフェイス、プリンタ等の複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明は、システム或は装置に記
憶媒体に格納されたプログラムを供給することによって
達成される場合にも適用できることは言うまでもない。
この場合、本発明に係るプログラムを格納した記録媒体
が、本発明を構成することになる。そして、該記録媒体
からそのプログラムをシステム或いは装置に読み出すこ
とによって、そのシステム或いは装置が、予め定められ
たし方で動作する。
【0082】以上説明したように、本発明によれば、3
次元幾何形状モデルを構成する平面パッチに物体を撮影
した画像から抽出したテクスチャを貼り付け、任意の視
線方向から物体を見たときの画像を合成する場合に、合
成した画像と実際にその視線方向から物体を見た画像と
が高い近似度を持つように形状モデルを修正するため、
精度のよい3次元形状モデルを生成することが可能とな
った。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定の形状モデルを自然に変形させ、また、所定の形状モ
デルを自然に所定の視点から見た形状モデルに変形させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による形状モデルを説明する図で
ある。
【図2】本実施の形態の形状モデルの変形処理を説明す
るための図である。
【図3】図2の形状モデルのある1点を移動した時の状
態を示す図である。
【図4】図2の形状モデルで、定義されたエネルギーが
最小になった時の、所定の1点の移動に伴う定常状態を
示す図である。
【図5】本実施の形態のパラメータの調整により、変形
の性質がコントロールされる事を示す図である。
【図6】3次元物体の例と、対応する3次元形状モデル
の例を示す図である。
【図7】3次元物体の例と、それを撮像して得られた観
測画像1、2の例を示す図である。
【図8】3次元幾何形状モデルの頂点修正処理のフロー
チャートである。
【図9】3次元幾何形状モデルの頂点を画面座標系に投
影する処理を説明するための図である。
【図10】図8のステップS102の頂点の3次元位置
の修正処理を説明するフローチャートである。
【図11】図10のステップS201とS202での、
頂点位置の修正量算出のための処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図12】本実施の形態の画像処理を実行するハードウ
ェア構成の図である。
【符号の説明】
100 3次元物体 101 3次元物体に対応する3次元形状モデル 102 観測画像1 103 観測画像2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉崎 修 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 15/00 - 17/40 G06F 17/50

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状モデルの頂点間の距離に対応する第
    1の仮想のエネルギーを発生する第1の仮想のエネルギ
    ー体と、 前記形状モデルの頂点と前記頂点の移動先の頂点間の距
    離に対応する第2の仮想のエネルギーを発生する第2の
    仮想のエネルギー体と、 前記形状モデルの所定の頂点を所定の位置に移動させた
    時、前記所定の頂点を前記所定の位置に移動した状態で
    前記第1と第2の仮想のエネルギー体のエネルギーの
    総和が最小となるように、前記形状モデルの頂点を移動
    させる頂点移動手段と を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の仮想のエネルギーは、前記頂
    点間の距離の差の増大に対応して増大することを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の仮想のエネルギーは、前記形
    状モデルの頂点と前記頂点の移動先の頂点間の差の増大
    に対応して増大することを特徴とする請求項1または請
    求項2のいれかに記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記仮想のエネルギーの総和は、前記第
    1の仮想のエネルギーの総和に第1の係数を掛けたもの
    と前記第2の仮想のエネルギーの総和に第2の係数を掛
    けたものの総和であることを特徴とする請求項1及至請
    求項3のいれかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記形状モデルの所定の頂点を所定の位
    置に移動させた時に、前記移動の量に対応するその他の
    頂点の移動量を小さくするときは、前記第1係数は、
    前記第2の係数に対して小さく設定し、前記移動の量に
    対応するその他の頂点の移動量を大きくするときは、前
    記第1係数は、前記第2の係数に対して大きく設定す
    ることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1と第2の仮想のエネルギー体
    は、それぞれ所定の仮想のバネ定数を有する仮想のバネ
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 所定の物体の形状モデルと、 前記所定の物体を所定の画面に投影して形成される投影
    画像と、前記所定の物体を撮影した画像の 前記形状モデルの頂点
    に対応する位置の色と、前記形状モデルの頂点に対応す
    る前記投影画像の頂点の色間の差に対応して第1の仮想
    のエネルギーを発生する第1の仮想のエネルギー体と、 前記形状モデルの頂点と前記形状モデルの頂点の移動先
    の頂点間の距離に対応して第2の仮想のエネルギーを発
    生する第2の仮想のエネルギー体と、 前記第1と第2の仮想のエネルギーの総和が最小となる
    ように、前記形状モデルの頂点を移動させる頂点移動手
    段と を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記色は、モノクロの濃淡色であること
    を特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第1と第2の仮想のエネルギーの総
    和は、前記第1の仮想のエネルギーの総和に第1の係数
    を掛けたものと前記第2の仮想のエネルギーの総和に第
    2の係数を掛けたものの総和であることを特徴とする請
    求項7又は請求項に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記形状モデルは、その表面に所定の
    テクスチャを備えるものであることを特徴とする請求項
    7に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 所定の物体の形状モデルと、 前記所定の物体を第1と第2の画面に投影してそれぞれ
    形成される第1と第2の投影画像と、前記所定の物体を第1の方向から撮影した画像の 前記形
    状モデルの頂点に対応する位置の色と、前記形状モデル
    の頂点に対応する前記第1の投影画像の頂点の色間の差
    に対応して第1の仮想のエネルギーを発生する第1の仮
    想のエネルギー体と、前記所定の物体を第2の方向から撮影した画像の 前記形
    状モデルの頂点に対応する位置の色と、前記形状モデル
    の頂点に対応する前記第2の投影画像の頂点の色間の差
    に対応して第2の仮想のエネルギーを発生する第2の仮
    想のエネルギー体と、 前記形状モデルの頂点と前記形状モデルの頂点の移動先
    の頂点間の距離に対応して第3の仮想のエネルギーを発
    生する第3の仮想のエネルギー体と、前記第1と第2と
    第3の仮想のエネルギーの総和が最小となるように、前
    記形状モデルの頂点を移動させる頂点移動手段と を備えることを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 所定の物体の形状モデルと、 前記所定の物体をn枚の画面に投影してそれぞれ形成さ
    れるn個の投影画像と、前記所定の物体をn方向から撮影した画像の 前記形状モ
    デルの頂点の位置に対応するそれぞれの位置の色と、前
    記形状モデルの頂点に対応する前記n個の投影画像のう
    ちのそれぞれの画像の頂点の色との差に対応して第1の
    仮想のエネルギーを発生する第1の仮想のエネルギー体
    と、 前記形状モデルの頂点と前記形状モデルの頂点の移動先
    の頂点間の距離に対応して第2の仮想のエネルギーを発
    生する第2の仮想のエネルギー体と、 前記第1と第2の仮想のエネルギーの総和が最小となる
    ように、前記形状モデルの頂点を移動させる頂点移動手
    段と を備えることを特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 形状モデルの頂点間の距離に対応する
    第1の仮想のエネルギーを発生する第1の仮想のエネル
    ギー発生工程と、 前記形状モデルの頂点と前記頂点の移動先の頂点間の距
    離に対応する第2の仮想のエネルギーを発生する第2の
    仮想のエネルギー発生工程と、 前記形状モデルの所定の頂点を所定の位置に移動させた
    時、前記所定の頂点を前記所定の位置に移動した状態で
    前記第1と第2の仮想のエネルギー工程で発生したエ
    ネルギーの総和が最小となるように、前記形状モデルの
    頂点を移動させる頂点移動工程と を備えることを特徴とする画像処理方法。
  14. 【請求項14】 所定の物体の形状モデルと、 前記所定の物体を所定の画面に投影して形成される投影
    画像と、前記所定の物体を撮影した画像の 前記形状モデルの頂点
    の位置に対応する位置の色と、前記形状モデルの頂点に
    対応する前記投影画像の頂点の色間の差に対応して第1
    の仮想のエネルギーを発生する第1の仮想のエネルギー
    発生工程と、 前記形状モデルの頂点と前記形状モデルの頂点の移動先
    の頂点間の距離に対応して第2の仮想のエネルギーを発
    生する第2の仮想のエネルギー発生工程と、 前記第1と第2の仮想のエネルギーの総和が最小となる
    ように、前記形状モデルの頂点を移動させる頂点移動工
    程と を備えることを特徴とする画像処理方法。
  15. 【請求項15】 所定の物体の形状モデルと、前記所定
    の物体を第1と第2の画面に投影してそれぞれ形成され
    る第1と第2の投影画像において、前記所定の物体を第1の方向から撮影した画像の 前記形
    状モデルの頂点の位置に対応する位置の色と、前記形状
    モデルの頂点に対応する前記第1の投影画像の頂点の色
    間の差に対応して第1の仮想のエネルギーを発生する第
    1の仮想のエネルギー発生工程と、前記所定の物体を第2の方向から撮影した画像の 前記形
    状モデルの頂点の位置に対応する位置の色と、前記形状
    モデルの頂点に対応する前記第2の投影画像の頂点の色
    間の差に対応して第2の仮想のエネルギーを発生する第
    2の仮想のエネルギー発生工程と、 前記形状モデルの頂点と前記形状モデルの頂点の移動先
    の頂点間の距離に対応して第3の仮想のエネルギーを発
    生する第3の仮想のエネルギー発生工程と、前記第1と
    第2と第3の仮想のエネルギーの総和が最小となるよう
    に、前記形状モデルの頂点を移動させる頂点移動工程と を備えることを特徴とする画像処理方法。
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