JP3314868B2 - プログラム切替制御方式 - Google Patents
プログラム切替制御方式Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラム切替制
御方式に関し、特に、パーソナルコンピュータ等におい
て一般的に利用されているオペレーティングシステム又
は該オペレーティングシステム制御下の処理プログラム
の実行と、周辺機器の制御を行うための組込みプログラ
ムの動作とを1つのCPUで切替えて実行する制御方式
に関する。
御方式に関し、特に、パーソナルコンピュータ等におい
て一般的に利用されているオペレーティングシステム又
は該オペレーティングシステム制御下の処理プログラム
の実行と、周辺機器の制御を行うための組込みプログラ
ムの動作とを1つのCPUで切替えて実行する制御方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータには、C
D−ROM装置やDVDプレーヤ、FAX、TVチュー
ナ等、従来は家電製品として普及して来た周辺機器と同
様の周辺機器が組み込まれるか、あるいは接続されて使
用される場合が多くなって来ている。
D−ROM装置やDVDプレーヤ、FAX、TVチュー
ナ等、従来は家電製品として普及して来た周辺機器と同
様の周辺機器が組み込まれるか、あるいは接続されて使
用される場合が多くなって来ている。
【0003】これらの周辺機器は、通常、パーソナルコ
ンピュータのオペレーティングシステムやアプリケーシ
ョンの機能を使用して利用可能にされている。そのた
め、これらの周辺機器が利用される際には、上記パーソ
ナルコンピュータのオペレーティングシステムを起動す
る必要がある。
ンピュータのオペレーティングシステムやアプリケーシ
ョンの機能を使用して利用可能にされている。そのた
め、これらの周辺機器が利用される際には、上記パーソ
ナルコンピュータのオペレーティングシステムを起動す
る必要がある。
【0004】しかしながら、一般に、パーソナルコンピ
ュータのオペレーティングシステムの起動には時間を要
するため、家電製品のように電源投入後に即座に利用可
能とはなってくれない。
ュータのオペレーティングシステムの起動には時間を要
するため、家電製品のように電源投入後に即座に利用可
能とはなってくれない。
【0005】上記の問題の解決のためには、パーソナル
コンピュータのCPUやメモリとは別に、機器制御用の
プログラムを実行するための専用のCPUやメモリを構
成する方法も考えられるが、装置コストの観点から1つ
のCPUにて一般のパーソナルコンピュータのオペレー
ティングシステムと起動時間の短い簡便な制御用プログ
ラムの両方を、切替えて実行することが望まれる。
コンピュータのCPUやメモリとは別に、機器制御用の
プログラムを実行するための専用のCPUやメモリを構
成する方法も考えられるが、装置コストの観点から1つ
のCPUにて一般のパーソナルコンピュータのオペレー
ティングシステムと起動時間の短い簡便な制御用プログ
ラムの両方を、切替えて実行することが望まれる。
【0006】一方、1台の情報処理装置で複数のプログ
ラムを切替えて稼動させる方式としては、一般的に、ハ
ードディスク等の外部記憶に別々のオペレーティングシ
ステムを格納しておき、装置の起動時に利用者がロード
するオペレーティングシステムを選択して利用する方法
がとられている。この方式の改良例を過去の出願特許か
ら遡及調査すると、一つのオペレーティングシステムを
実行中に、簡便な操作で別のオペレーティングシステム
に切替えるために、例えば、特開平05−224894
号公報では、キーボードからオペレーティングシステム
の切替えを指示できるようにして、利用中のオペレーテ
ィングシステムの終了と別のオペレーティングシステム
の再ロードが自動的に行えるようにする方式を開示して
いる。
ラムを切替えて稼動させる方式としては、一般的に、ハ
ードディスク等の外部記憶に別々のオペレーティングシ
ステムを格納しておき、装置の起動時に利用者がロード
するオペレーティングシステムを選択して利用する方法
がとられている。この方式の改良例を過去の出願特許か
ら遡及調査すると、一つのオペレーティングシステムを
実行中に、簡便な操作で別のオペレーティングシステム
に切替えるために、例えば、特開平05−224894
号公報では、キーボードからオペレーティングシステム
の切替えを指示できるようにして、利用中のオペレーテ
ィングシステムの終了と別のオペレーティングシステム
の再ロードが自動的に行えるようにする方式を開示して
いる。
【0007】また、特開平04−163621号公報で
は、BIOS用ROM以外のメモリを同一アドレス上に
配置された複数のメモリバンクとして構成し、メモリバ
ンクの内の1つを切替使用することにより、複数のプロ
グラムを一旦メモリにロードしておけば、以後、オペレ
ーティングシステム等の同じプログラムを、何度もロー
ドし直さなくてもよいという方式を開示している。
は、BIOS用ROM以外のメモリを同一アドレス上に
配置された複数のメモリバンクとして構成し、メモリバ
ンクの内の1つを切替使用することにより、複数のプロ
グラムを一旦メモリにロードしておけば、以後、オペレ
ーティングシステム等の同じプログラムを、何度もロー
ドし直さなくてもよいという方式を開示している。
【0008】また、特開平6−59973号公報では、
プログラムが格納されたアドレス空間を、共通アドレス
空間を持つ複数のバンクに分け、各々のバンク内にバン
ク切替制御用プログラムと割り込み処理プログラムとを
同一アドレスとなるように配置することにより、バンク
の切替えを意識せずに、切替え後の処理プログラム、及
び、更にその処理中の割り込み処理ブログラムとを実行
できるようにするシステムを開示している。
プログラムが格納されたアドレス空間を、共通アドレス
空間を持つ複数のバンクに分け、各々のバンク内にバン
ク切替制御用プログラムと割り込み処理プログラムとを
同一アドレスとなるように配置することにより、バンク
の切替えを意識せずに、切替え後の処理プログラム、及
び、更にその処理中の割り込み処理ブログラムとを実行
できるようにするシステムを開示している。
【0009】さらに、特開平7−234818号公報に
は、ハードディスク等のI/Oデバイスの高速動作を目
的としてROM上のデータをRAM上に転送して実行す
る方式においてROMとRAMとのアクセス速度の違い
により動作不良が発生することを防止するために設置し
ていたアドレスデコーダが従来例では複雑化・大規模化
していたのを改善するため、速度の遅いROMに対する
データアクセスが開始されると、ROM用の切替領域を
RAMに切替えるメモリ領域設定方法が開示されてい
る。
は、ハードディスク等のI/Oデバイスの高速動作を目
的としてROM上のデータをRAM上に転送して実行す
る方式においてROMとRAMとのアクセス速度の違い
により動作不良が発生することを防止するために設置し
ていたアドレスデコーダが従来例では複雑化・大規模化
していたのを改善するため、速度の遅いROMに対する
データアクセスが開始されると、ROM用の切替領域を
RAMに切替えるメモリ領域設定方法が開示されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
の周辺機器は、通常、パーソナルコンピュータのオペレ
ーティングシステムやアプリケーションの機能を使用し
て利用可能にされている。そのため、これらの周辺機器
が利用される際には、上記パーソナルコンピュータのオ
ペレーティングシステムを起動する必要がある。
の周辺機器は、通常、パーソナルコンピュータのオペレ
ーティングシステムやアプリケーションの機能を使用し
て利用可能にされている。そのため、これらの周辺機器
が利用される際には、上記パーソナルコンピュータのオ
ペレーティングシステムを起動する必要がある。
【0011】しかしながら、一般に、パーソナルコンピ
ュータのオペレーティングシステムの起動には時間を要
するため、家電製品のように電源投入後に即座に利用可
能とはなってくれない。
ュータのオペレーティングシステムの起動には時間を要
するため、家電製品のように電源投入後に即座に利用可
能とはなってくれない。
【0012】上記の問題点を解決するためには、パーソ
ナルコンピュータのCPUやメモリとは別に、機器制御
用のプログラムを実行するための専用のCPUやメモリ
を構成する方法も考えられるが、装置コストの観点から
1つのCPUにて一般のパーソナルコンピュータのオペ
レーティングシステムと、起動時間の短い簡便な制御用
プログラムの両方を、切替えて実行することが望まし
い。
ナルコンピュータのCPUやメモリとは別に、機器制御
用のプログラムを実行するための専用のCPUやメモリ
を構成する方法も考えられるが、装置コストの観点から
1つのCPUにて一般のパーソナルコンピュータのオペ
レーティングシステムと、起動時間の短い簡便な制御用
プログラムの両方を、切替えて実行することが望まし
い。
【0013】そこで、本発明は、一般的なパーソナルコ
ンピュータ用のオペレーティングシステムの制御下にお
いて、1つのCPU内で動作するプログラムとして、一
般の処理プログラムとは別に、上記した周辺機器専用の
プログラム、すなわち起動時間の短い簡便な制御用プロ
グラムを用意しておき、上記の周辺機器を稼働させる必
要が生じた時には、上記したオペレーティングシステム
が未だ起動していない状態にある場合、若しくは、上記
したオペレーティングシステムが既に起動しており、該
オペレーティングシステムの制御下で一般的な処理プロ
グラムが動作している場合のいずれの場合においても、
上記の周辺機器専用の制御用プログラムに切替えて上記
の周辺機器を直ちに稼働させることができるプログラム
切替制御方式の提供を課題としている。
ンピュータ用のオペレーティングシステムの制御下にお
いて、1つのCPU内で動作するプログラムとして、一
般の処理プログラムとは別に、上記した周辺機器専用の
プログラム、すなわち起動時間の短い簡便な制御用プロ
グラムを用意しておき、上記の周辺機器を稼働させる必
要が生じた時には、上記したオペレーティングシステム
が未だ起動していない状態にある場合、若しくは、上記
したオペレーティングシステムが既に起動しており、該
オペレーティングシステムの制御下で一般的な処理プロ
グラムが動作している場合のいずれの場合においても、
上記の周辺機器専用の制御用プログラムに切替えて上記
の周辺機器を直ちに稼働させることができるプログラム
切替制御方式の提供を課題としている。
【0014】なお、上記の特開平05−224894号
公報に開示されている方式では、切替え時の利用者の操
作は簡便にできるものの、切替え時にオペレーティング
システムを再度ロードし直す必要があり、切替えに時間
がかかるという問題がある。
公報に開示されている方式では、切替え時の利用者の操
作は簡便にできるものの、切替え時にオペレーティング
システムを再度ロードし直す必要があり、切替えに時間
がかかるという問題がある。
【0015】また、上記の特開平04−163621号
公報に開示されている方式では、オペレーティングシス
テム等のプログラムを再度ロードし直さなくてもよいと
いう点に着目した方式ではあるが、少なくとも、電源投
入後の最初のロード時には、いずれのバンクにも、上記
オペレーティングシステム等のプログラムのロードが必
要である。
公報に開示されている方式では、オペレーティングシス
テム等のプログラムを再度ロードし直さなくてもよいと
いう点に着目した方式ではあるが、少なくとも、電源投
入後の最初のロード時には、いずれのバンクにも、上記
オペレーティングシステム等のプログラムのロードが必
要である。
【0016】また、上記の特開平6−59973号公報
に開示されているシステム、及び、特開平7−2348
18号公報に開示されている方法では、いずれもメモリ
バンクの切替えが処理プログラム中に組み込まれた切替
え命令の実行を契機としてなされるものであり、操作者
によりスイッチ類の操作がなされた時点を直接の契機と
はしていない。
に開示されているシステム、及び、特開平7−2348
18号公報に開示されている方法では、いずれもメモリ
バンクの切替えが処理プログラム中に組み込まれた切替
え命令の実行を契機としてなされるものであり、操作者
によりスイッチ類の操作がなされた時点を直接の契機と
はしていない。
【0017】本発明は、以上のような従来のプログラム
切替制御方式における問題点に鑑みてなされたものであ
る。
切替制御方式における問題点に鑑みてなされたものであ
る。
【0018】よって、本発明の第1の目的は、1つのC
PUにて、一般のパーソナルコンピュータ用のオペレー
ティングシステムと、起動時間の短い簡便な周辺機器制
御用プログラムとの両方を、電源投入時、又は、それぞ
れのプログラムの実行中に、短時間で切替えることによ
り、常に周辺機器の迅速な立ち上げを可能にするプログ
ラム切替制御方式を提供することにある。
PUにて、一般のパーソナルコンピュータ用のオペレー
ティングシステムと、起動時間の短い簡便な周辺機器制
御用プログラムとの両方を、電源投入時、又は、それぞ
れのプログラムの実行中に、短時間で切替えることによ
り、常に周辺機器の迅速な立ち上げを可能にするプログ
ラム切替制御方式を提供することにある。
【0019】また、本発明の第2の目的は、周辺機器I
/Oデバイスに設置した操作スイッチを操作者が使用す
ることにより、自動的に上記プログラムの切替えを行う
ことができるようにして、周辺機器の上記迅速な立ち上
げを、更に簡単に行うことができるようにしたプログラ
ム切替制御方式を提供することにある。
/Oデバイスに設置した操作スイッチを操作者が使用す
ることにより、自動的に上記プログラムの切替えを行う
ことができるようにして、周辺機器の上記迅速な立ち上
げを、更に簡単に行うことができるようにしたプログラ
ム切替制御方式を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係るプログラム切替制御方式は、切り替
え可能な複数のメモリバンクと、前記メモリバンクに格
納されたプログラムを実行するストアードプログラム方
式のCPU(セントラルプロセッサユニット)と、前記
プログラムからの指示により前記メモリバンクの切り替
えを実行するメモリ切替回路と、操作者により操作され
る周辺機器操作スイッチ部と、前記周辺機器操作スイッ
チ部の状態を受けて動作する周辺機器を有し、前記少な
くとも一つのバンクにはオペレーションシステム及び前
記オペレーションシステムの制御下で動作する処理プロ
グラムを搭載し、前記バンクを除く少なくとも一つのバ
ンクには前記周辺機器を制御するための周辺機器制御用
プログラムを搭載したプログラム切替制御方式におい
て、前記メモリバンクの切り替えを操作者が指示するた
めの切替えスイッチ部と、電源投入直後又はリセット直
後又は最初の呼び出しによって、前記メモリバンク切替
えに必要な初期設定とプログラムの実行に必要な初期化
とを実行する初期化処理部と、前記切替えスイッチ部の
状態に基づいてメモリバンク切替え割り込みイベントを
発生する切替割込発生回路と、前記切替割込発生回路か
らのメモリバンク切替え割り込みイベントの発生によ
り、現在実行中のプログラムから呼び出されてメモリバ
ンク切替えのための制御を実行するメモリバンク切替制
御プログラムと、前記メモリバンク切替制御プログラム
のバンク切替え命令により前記メモリバンクの切り替え
を実行するメモリ切替回路とを設けたことを特徴とし、
これによって上記目的を達成することができる。
めに、本発明に係るプログラム切替制御方式は、切り替
え可能な複数のメモリバンクと、前記メモリバンクに格
納されたプログラムを実行するストアードプログラム方
式のCPU(セントラルプロセッサユニット)と、前記
プログラムからの指示により前記メモリバンクの切り替
えを実行するメモリ切替回路と、操作者により操作され
る周辺機器操作スイッチ部と、前記周辺機器操作スイッ
チ部の状態を受けて動作する周辺機器を有し、前記少な
くとも一つのバンクにはオペレーションシステム及び前
記オペレーションシステムの制御下で動作する処理プロ
グラムを搭載し、前記バンクを除く少なくとも一つのバ
ンクには前記周辺機器を制御するための周辺機器制御用
プログラムを搭載したプログラム切替制御方式におい
て、前記メモリバンクの切り替えを操作者が指示するた
めの切替えスイッチ部と、電源投入直後又はリセット直
後又は最初の呼び出しによって、前記メモリバンク切替
えに必要な初期設定とプログラムの実行に必要な初期化
とを実行する初期化処理部と、前記切替えスイッチ部の
状態に基づいてメモリバンク切替え割り込みイベントを
発生する切替割込発生回路と、前記切替割込発生回路か
らのメモリバンク切替え割り込みイベントの発生によ
り、現在実行中のプログラムから呼び出されてメモリバ
ンク切替えのための制御を実行するメモリバンク切替制
御プログラムと、前記メモリバンク切替制御プログラム
のバンク切替え命令により前記メモリバンクの切り替え
を実行するメモリ切替回路とを設けたことを特徴とし、
これによって上記目的を達成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係るプログラム切替制御方式の全体構
成を示すブロック図である。
1の実施の形態に係るプログラム切替制御方式の全体構
成を示すブロック図である。
【0023】CPU1は、バス2に結合されたメモリバ
ンク内のプログラムを実行するストアードプログラム方
式のセントラルプロセッサユニットである。
ンク内のプログラムを実行するストアードプログラム方
式のセントラルプロセッサユニットである。
【0024】切替スイッチ11は、操作者によるバンク
切替えの指示を伝達するスイッチ類である。
切替えの指示を伝達するスイッチ類である。
【0025】切替割込発生回路12は、切替スイッチ1
1の状態に依り、メモリバンク切替え割り込みイベント
を発生する回路であり、CPU1に結合されている。
1の状態に依り、メモリバンク切替え割り込みイベント
を発生する回路であり、CPU1に結合されている。
【0026】周辺機器3は、CD−ROM装置やDVD
プレーヤ、FAX、TVチューナ等の、従来は家電製品
として普及して来た周辺機器と同様の周辺機器類であ
る。
プレーヤ、FAX、TVチューナ等の、従来は家電製品
として普及して来た周辺機器と同様の周辺機器類であ
る。
【0027】周辺機器操作スイッチ13は、上記の周辺
機器類のうち、これから使用する機器類を特定したり、
あるいはその動作仕様を決定したりする際に、操作者が
使用するスイッチ類である。CPU1と周辺機器3と
は、バス2を介して互いに接続されている。
機器類のうち、これから使用する機器類を特定したり、
あるいはその動作仕様を決定したりする際に、操作者が
使用するスイッチ類である。CPU1と周辺機器3と
は、バス2を介して互いに接続されている。
【0028】ROM A(5),ROM B(7),R
OM C(9)、及び、RAM A(6),RAM B
(8),RAM C(10)は、メモリ切替回路4を介
してバス2に接続さ、ROM A(5)とRAM A
(6)、ROM B(7)とRAM B(8)、ROM
C(9)とRAM C(10)はそれぞれメモリバン
クを構成する。
OM C(9)、及び、RAM A(6),RAM B
(8),RAM C(10)は、メモリ切替回路4を介
してバス2に接続さ、ROM A(5)とRAM A
(6)、ROM B(7)とRAM B(8)、ROM
C(9)とRAM C(10)はそれぞれメモリバン
クを構成する。
【0029】本実施の形態では、ROMとRAMそれぞ
れについて、A、B、Cの3つのバンクをメモリ切替回
路4を介して接続可能としているが、一般には、4つ以
上、又は2つのバンクを、メモリ切替回路4を介して接
続可能にすることができる。
れについて、A、B、Cの3つのバンクをメモリ切替回
路4を介して接続可能としているが、一般には、4つ以
上、又は2つのバンクを、メモリ切替回路4を介して接
続可能にすることができる。
【0030】さらに、ROM、RAMの各アドレス空間
のサイズは、複数個設置された各バンク間で必ずしも一
致する必要はなく、大規模なオペレーティングシステム
と大規模なアプリケーションを実行するためのバンクは
大規模なサイズのアドレス空間を持つようなRAMを実
装し、小規模な制御プログラムを搭載するバンクでは小
規模なROMとデータ用RAMのみ実装すればよい。但
し、少なくともメモリ切替回路に切替命令を発行してメ
モリバンクの切替を実行するプログラムコードは、共通
のアドレス空間上に実装されるように構成する。
のサイズは、複数個設置された各バンク間で必ずしも一
致する必要はなく、大規模なオペレーティングシステム
と大規模なアプリケーションを実行するためのバンクは
大規模なサイズのアドレス空間を持つようなRAMを実
装し、小規模な制御プログラムを搭載するバンクでは小
規模なROMとデータ用RAMのみ実装すればよい。但
し、少なくともメモリ切替回路に切替命令を発行してメ
モリバンクの切替を実行するプログラムコードは、共通
のアドレス空間上に実装されるように構成する。
【0031】また、CPU1が命令コードをいくつもプ
リフェッチできる場合には、プリフェッチの機能を禁止
するか又はプリフェッチ分のコードを共通にするような
構成とする。周辺機器3には周辺機器操作スイッチ13
が接続され、CPU1には、切替割込発生回路12を介
して切替スイッチ11が接続されており、周辺機器操作
スイッチ13が操作された場合にも切替割込発生回路1
2を介してCPU1に割込信号(システムの状態変化を
受けた割込信号)が入力される。
リフェッチできる場合には、プリフェッチの機能を禁止
するか又はプリフェッチ分のコードを共通にするような
構成とする。周辺機器3には周辺機器操作スイッチ13
が接続され、CPU1には、切替割込発生回路12を介
して切替スイッチ11が接続されており、周辺機器操作
スイッチ13が操作された場合にも切替割込発生回路1
2を介してCPU1に割込信号(システムの状態変化を
受けた割込信号)が入力される。
【0032】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
プログラム切替制御方式のCPU1から制御を行うため
の命令レジスタ及び状態レジスタの構成を示すブロック
図である。
プログラム切替制御方式のCPU1から制御を行うため
の命令レジスタ及び状態レジスタの構成を示すブロック
図である。
【0033】図2において、メモリ切替命令レジスタ2
5は、CPU1からの命令で、ROM A(5),RO
M B(7),ROM C(9)、及び、RAM A
(6),RAM B(8),RAM C(10)のバン
クの切り替えを行うための命令をセットするレジスタで
ある。該切替えは、RAM、ROM同時に切替わるもの
とし、命令はA,B,Cのいずれに切り替えるべきかを
示すための3つの値が有効である。メモリ切替イネーブ
ルフラグ24は、CPU1からの命令として、メモリ切
替割込みの発生をイネーブル(許可)、又は、ディスエ
ーブル(禁止)に制御するための命令レジスタである。
メモリ切替割込みが発生すると現在以降の処理が困難に
なるタイミングで用いられ、すなわちメモリ切替割込み
の実行を禁止しておくべき場合等に用いる。なお、メモ
リ切替イネーブルフラグ24は、リセット後、及び、一
旦メモリ切替命令レジスタ25を使用して、メモリ切替
えを行った後は、自動的にディスエーブル(禁止)状態
になっているものとする。
5は、CPU1からの命令で、ROM A(5),RO
M B(7),ROM C(9)、及び、RAM A
(6),RAM B(8),RAM C(10)のバン
クの切り替えを行うための命令をセットするレジスタで
ある。該切替えは、RAM、ROM同時に切替わるもの
とし、命令はA,B,Cのいずれに切り替えるべきかを
示すための3つの値が有効である。メモリ切替イネーブ
ルフラグ24は、CPU1からの命令として、メモリ切
替割込みの発生をイネーブル(許可)、又は、ディスエ
ーブル(禁止)に制御するための命令レジスタである。
メモリ切替割込みが発生すると現在以降の処理が困難に
なるタイミングで用いられ、すなわちメモリ切替割込み
の実行を禁止しておくべき場合等に用いる。なお、メモ
リ切替イネーブルフラグ24は、リセット後、及び、一
旦メモリ切替命令レジスタ25を使用して、メモリ切替
えを行った後は、自動的にディスエーブル(禁止)状態
になっているものとする。
【0034】メモリA初期切替フラグ21、メモリB初
期切替フラグ22、メモリC初期切替フラグ23は、メ
モリA,B,Cそれぞれのバンクがリセット後に、一度
でも切り替えられたことがあるか否かを判別するために
使用される。いずれのメモリの初期切替フラグもリセッ
ト直後の初期状態ではONであるが、その後、CPU1
からの命令によってOFFにされるものとする。
期切替フラグ22、メモリC初期切替フラグ23は、メ
モリA,B,Cそれぞれのバンクがリセット後に、一度
でも切り替えられたことがあるか否かを判別するために
使用される。いずれのメモリの初期切替フラグもリセッ
ト直後の初期状態ではONであるが、その後、CPU1
からの命令によってOFFにされるものとする。
【0035】また、以下の説明では、便宜上、リセット
直後のバンクの状態は、切替スイッチの状態に連動して
いるものとしている。すなわち、リセット直後において
は、切替スイッチの状態に連動したメモリバンクが選択
されて起動するものとする。
直後のバンクの状態は、切替スイッチの状態に連動して
いるものとしている。すなわち、リセット直後において
は、切替スイッチの状態に連動したメモリバンクが選択
されて起動するものとする。
【0036】図3は、本発明の第1の実施の形態に係る
プログラム切替制御方式の初期起動(リセット)時の動
作を説明するためのフローチャートである。
プログラム切替制御方式の初期起動(リセット)時の動
作を説明するためのフローチャートである。
【0037】以下、図1,図2を参照しつつ、図3に示
すフローチャートを使用して、本実施の形態に係るプロ
グラム切替制御方式の動作を説明する。
すフローチャートを使用して、本実施の形態に係るプロ
グラム切替制御方式の動作を説明する。
【0038】まず、電源が投入された直後、またはリセ
ットされた直後は、ステップS1では、CPU1が、初
期起動切替フラグ21,22,23のうち、現在接続さ
れており、かつプログラム自身が搭載されているバンク
のフラグをOFFにし、現在までに、このバンクが一度
は選択されたことがあることを示す状態にする。
ットされた直後は、ステップS1では、CPU1が、初
期起動切替フラグ21,22,23のうち、現在接続さ
れており、かつプログラム自身が搭載されているバンク
のフラグをOFFにし、現在までに、このバンクが一度
は選択されたことがあることを示す状態にする。
【0039】次に、ステップS2では、CPU1が、メ
モリ切替割込イネーブルフラグ24をイネーブルを示す
状態にした後、引き続き通常のシステムの初期化処理を
開始する。但し、上記の通常のシステムの初期化処理中
にバンクが切り替わると操作に矛盾をきたすような一連
のI/O制御を行うような場合には、必要に応じて一定
期間だけ、メモリ切替割込をディスエーブル状態にした
後、上記の初期化処理を継続する。
モリ切替割込イネーブルフラグ24をイネーブルを示す
状態にした後、引き続き通常のシステムの初期化処理を
開始する。但し、上記の通常のシステムの初期化処理中
にバンクが切り替わると操作に矛盾をきたすような一連
のI/O制御を行うような場合には、必要に応じて一定
期間だけ、メモリ切替割込をディスエーブル状態にした
後、上記の初期化処理を継続する。
【0040】上記の初期化処理は、搭載されていたプロ
グラムが周辺機器の制御用プログラムの場合には短時間
で完了し、すなわち、機器の制御の迅速化が可能とな
る。
グラムが周辺機器の制御用プログラムの場合には短時間
で完了し、すなわち、機器の制御の迅速化が可能とな
る。
【0041】但し、上記の初期化処理は、搭載されてい
たプログラムが一般的なパーソナルコンピュータのオペ
レーティングシステムであった場合には、オペレーティ
ングシステムのロード以前のBIOSの初期化処理の最
初の部分を示すので、オペレーティングシステムが起動
完了するまで時間を要する。
たプログラムが一般的なパーソナルコンピュータのオペ
レーティングシステムであった場合には、オペレーティ
ングシステムのロード以前のBIOSの初期化処理の最
初の部分を示すので、オペレーティングシステムが起動
完了するまで時間を要する。
【0042】図4は、本発明の第1の実施の形態に係る
プログラム切替制御方式において切替割込みがイネーブ
ル状態の場合に切替割込が発生した時点以降の動作を説
明するためのフローチャートである。
プログラム切替制御方式において切替割込みがイネーブ
ル状態の場合に切替割込が発生した時点以降の動作を説
明するためのフローチャートである。
【0043】以下、図1乃至図3を参照しつつ、図4に
示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係るプ
ログラム切替制御方式において切替割込みがイネーブル
状態の場合に切替割込が発生した時点以降の動作を説明
する。
示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係るプ
ログラム切替制御方式において切替割込みがイネーブル
状態の場合に切替割込が発生した時点以降の動作を説明
する。
【0044】まず、切替割込みがイネーブルになった状
態で切替スイッチ11が切り替えられた場合、若しく
は、周辺機器の操作が実行されて、切替割込発生回路1
2が切替割込を発生させた場合は、ステップS21で
は、切替割込発生回路12が、イベント通知を発生させ
るための登録処理のみを行い、割込処理を終了する。
態で切替スイッチ11が切り替えられた場合、若しく
は、周辺機器の操作が実行されて、切替割込発生回路1
2が切替割込を発生させた場合は、ステップS21で
は、切替割込発生回路12が、イベント通知を発生させ
るための登録処理のみを行い、割込処理を終了する。
【0045】上記のイベント通知を発生させるための登
録処理により、切替イベント処理が発生すると、ステッ
プS22にて、CPU1上で稼働するオペレーティング
システム内で、アプリケーション及びドライバに対して
切り替えの必要性を通知し、ステップS23にて、アプ
リケーション及びドライバにて切替のための準備が完了
するのを待った後に、ステップS24にて、メモリ切替
実行共通プログラムを呼び出す。
録処理により、切替イベント処理が発生すると、ステッ
プS22にて、CPU1上で稼働するオペレーティング
システム内で、アプリケーション及びドライバに対して
切り替えの必要性を通知し、ステップS23にて、アプ
リケーション及びドライバにて切替のための準備が完了
するのを待った後に、ステップS24にて、メモリ切替
実行共通プログラムを呼び出す。
【0046】次に、ステップS25にて、切替割込みを
イネーブルにした後、切替イベント処理を終了する。
イネーブルにした後、切替イベント処理を終了する。
【0047】但し、図4のステップS22乃至S24に
示す処理は、パーソナルコンピュータ等の高機能なイベ
ント通知機能を持つオペレーティングシステムを前提と
した処理例であり、例えば、オペレーティングシステム
も持たないような小規模な制御プログラムを搭載してい
る場合には、前述の初期化処理のように、上記制御プロ
グラム内で、処理中にバンクが切替わると操作に矛盾が
生じるような一連のI/O制御を行う場合のみ、必要に
応じて一定期間だけ、メモリ切替割込をディスエーブル
状態にした後、処理を進めるようにしておけば、割込発
生時に、アプリケシーョン、ドライバに対して切替準備
のための上記通知処理を行う必要はなく、割込処理完了
後に、単にステップS25にて、上記制御プログラム内
で、切替割込みをイネーブルにした後、メモリ切替実行
共通プログラムを呼び出すだけでよい。
示す処理は、パーソナルコンピュータ等の高機能なイベ
ント通知機能を持つオペレーティングシステムを前提と
した処理例であり、例えば、オペレーティングシステム
も持たないような小規模な制御プログラムを搭載してい
る場合には、前述の初期化処理のように、上記制御プロ
グラム内で、処理中にバンクが切替わると操作に矛盾が
生じるような一連のI/O制御を行う場合のみ、必要に
応じて一定期間だけ、メモリ切替割込をディスエーブル
状態にした後、処理を進めるようにしておけば、割込発
生時に、アプリケシーョン、ドライバに対して切替準備
のための上記通知処理を行う必要はなく、割込処理完了
後に、単にステップS25にて、上記制御プログラム内
で、切替割込みをイネーブルにした後、メモリ切替実行
共通プログラムを呼び出すだけでよい。
【0048】図5は、本発明の第1の実施の形態に係る
プログラム切替制御方式におけるメモリ切替実行共通プ
ログラムの動作を説明するためのフローチャートであ
る。
プログラム切替制御方式におけるメモリ切替実行共通プ
ログラムの動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0049】以下、図1乃至図4を参照しつつ、図5に
示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係るプ
ログラム切替制御方式におけるメモリ切替実行共通プロ
グラムの動作を説明する。
示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係るプ
ログラム切替制御方式におけるメモリ切替実行共通プロ
グラムの動作を説明する。
【0050】メモリ切替実行共通プログラムは、各バン
クのプログラムの中で唯一、共通のアドレス空間に実装
される必要がある。少なくともメモリ切替を実行する命
令のオブジェクトコードは、必ず同一アドレスに存在し
なければならない。そうすることによって切替実行前の
バンクのプログラムから切替実行後のバンクのプログラ
ムへの移行が実現できる。
クのプログラムの中で唯一、共通のアドレス空間に実装
される必要がある。少なくともメモリ切替を実行する命
令のオブジェクトコードは、必ず同一アドレスに存在し
なければならない。そうすることによって切替実行前の
バンクのプログラムから切替実行後のバンクのプログラ
ムへの移行が実現できる。
【0051】まず、ステップS31にて、CPU1の全
レジスタ情報等、CPU1の実行状態を復帰するための
情報をRAMに待避した後、ステップS32にて、RA
M、ROMのバンク切替え命令を実行する。
レジスタ情報等、CPU1の実行状態を復帰するための
情報をRAMに待避した後、ステップS32にて、RA
M、ROMのバンク切替え命令を実行する。
【0052】上記のバンク切替え命令の実行後は、制御
の流れは、別バンク上の同一アドレスの次の命令コード
に移り、以後は、該命令コードから実行されることにな
る。
の流れは、別バンク上の同一アドレスの次の命令コード
に移り、以後は、該命令コードから実行されることにな
る。
【0053】以下、図1乃至図4を参照しつつ、図5に
示すフローチャートにおいて「別バンクから移行」の場
合を説明する。
示すフローチャートにおいて「別バンクから移行」の場
合を説明する。
【0054】別バンクから移行した直後には、まず最初
に、ステップS33にて、切り替えが初めて行われたも
のか否かの判別を実行する。切り替えが初めて行われた
ものであれば、その後はリセット時の処理から開始する
必要があり、さもなければ、前回、別バンクに切り替え
ることによって中断していた処理を再開するために、C
PUの全レジスタ情報等、処理を継続するためにRAM
に待避しておいた情報を復帰する必要がある。この判別
のためには、実行中のバンクの初期切替フラグ21又は
初期切替フラグ22又は初期切替フラグ23のうち、現
在使用中のフラグの状態を調べ、上記初期切替フラグが
ONであれば、ステップS35にて、制御の流れをリセ
ットアドレスへ移すが、さもなくて、上記初期切替フラ
グがOFFであれば、ステップS34にて、CPUの全
レジスタ情報等、処理を継続するためにRAMに待避し
ておいた情報を復帰した後、呼び出し元へリターンす
る。
に、ステップS33にて、切り替えが初めて行われたも
のか否かの判別を実行する。切り替えが初めて行われた
ものであれば、その後はリセット時の処理から開始する
必要があり、さもなければ、前回、別バンクに切り替え
ることによって中断していた処理を再開するために、C
PUの全レジスタ情報等、処理を継続するためにRAM
に待避しておいた情報を復帰する必要がある。この判別
のためには、実行中のバンクの初期切替フラグ21又は
初期切替フラグ22又は初期切替フラグ23のうち、現
在使用中のフラグの状態を調べ、上記初期切替フラグが
ONであれば、ステップS35にて、制御の流れをリセ
ットアドレスへ移すが、さもなくて、上記初期切替フラ
グがOFFであれば、ステップS34にて、CPUの全
レジスタ情報等、処理を継続するためにRAMに待避し
ておいた情報を復帰した後、呼び出し元へリターンす
る。
【0055】上記リターン先のアドレスは全バンクを通
じて共通であるが、図4に示すフローチャートに従った
動作にて、メモリ切替実行共通プログラムを呼び出した
後(ステップS25)であり、メモリ切替割り込みをイ
ネーブルにして切替イベント処理を完了する。
じて共通であるが、図4に示すフローチャートに従った
動作にて、メモリ切替実行共通プログラムを呼び出した
後(ステップS25)であり、メモリ切替割り込みをイ
ネーブルにして切替イベント処理を完了する。
【0056】なお、本実施の形態では、リセット直後の
バンクの状態は、切替スイッチの状態に連動するものと
し、その後に初期化処理を実行したが、この他に、リセ
ット直後のバンクの状態は、一旦、いずれかのバンクが
使用されている初期状態のままに留め、但し、切替スイ
ッチ11の状態が、上記バンクの初期状態と異なってい
る場合には、切替割込発生回路12を通じて切替割込を
発生させてから初期化処理を実行することも可能であ
る。
バンクの状態は、切替スイッチの状態に連動するものと
し、その後に初期化処理を実行したが、この他に、リセ
ット直後のバンクの状態は、一旦、いずれかのバンクが
使用されている初期状態のままに留め、但し、切替スイ
ッチ11の状態が、上記バンクの初期状態と異なってい
る場合には、切替割込発生回路12を通じて切替割込を
発生させてから初期化処理を実行することも可能であ
る。
【0057】(第2の実施の形態)図6は、本発明の第
2の実施の形態に係るプログラム切替制御方式の全体構
成を示すブロック図である。
2の実施の形態に係るプログラム切替制御方式の全体構
成を示すブロック図である。
【0058】本実施の形態では、利用者が周辺機器3の
操作をなす際に使用する周辺機器操作スイッチ13を、
接続線14により切替割込発生回路12にも接続してい
る。すなわち、該接続線14を設けたことだけが第1の
実施の形態との構成上の相違点である。
操作をなす際に使用する周辺機器操作スイッチ13を、
接続線14により切替割込発生回路12にも接続してい
る。すなわち、該接続線14を設けたことだけが第1の
実施の形態との構成上の相違点である。
【0059】上記接続線による上記接続の存在により、
利用者が周辺機器操作スイッチ13を使用して周辺機器
3を操作する際には、上記の周辺機器操作スイッチを介
して上記操作上の情報が、自動的に切替割込発生回路1
2に伝達され、更に、切替割込発生回路12により、メ
モリバンク切替え割り込みイベントの発生がCPU1に
示される。以後は、第1の実施の形態と同様の動作過程
を経て、ROM A(5),ROM B(7),ROM
C(9)、及び、RAM A(6),RAMB
(8),RAM C(10)等で構成されるメモリバン
ク群の切替えが実行されるようにしている。
利用者が周辺機器操作スイッチ13を使用して周辺機器
3を操作する際には、上記の周辺機器操作スイッチを介
して上記操作上の情報が、自動的に切替割込発生回路1
2に伝達され、更に、切替割込発生回路12により、メ
モリバンク切替え割り込みイベントの発生がCPU1に
示される。以後は、第1の実施の形態と同様の動作過程
を経て、ROM A(5),ROM B(7),ROM
C(9)、及び、RAM A(6),RAMB
(8),RAM C(10)等で構成されるメモリバン
ク群の切替えが実行されるようにしている。
【0060】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明に係るプ
ログラム切替制御方式に依れば、一つのCPUにて、例
えば、一般のパーソナルコンピュータのオペレーティン
グシステムと起動時間の短い簡便な周辺機器制御用プロ
グラムとの両方を、電源投入時、又は、それぞれのプロ
グラムの実行中に切替えて実行することができるので、
初期電源投入時、又はパーソナルコンピュータの動作実
行中のいずれの時点においても、常に高速な周辺機器の
制御が実行可能なプログラム切替制御方式を提供するこ
とができる。
ログラム切替制御方式に依れば、一つのCPUにて、例
えば、一般のパーソナルコンピュータのオペレーティン
グシステムと起動時間の短い簡便な周辺機器制御用プロ
グラムとの両方を、電源投入時、又は、それぞれのプロ
グラムの実行中に切替えて実行することができるので、
初期電源投入時、又はパーソナルコンピュータの動作実
行中のいずれの時点においても、常に高速な周辺機器の
制御が実行可能なプログラム切替制御方式を提供するこ
とができる。
【0061】また、周辺機器I/Oデバイスの操作スイ
ッチを切替割込発生回路に接続しておくことにより、利
用者が周辺機器I/Oデバイスを操作したときには、自
動的に必要なメモリバンクの切替えが行えるようにした
ので、周辺機器の制御を更に容易にすることも可能であ
る。
ッチを切替割込発生回路に接続しておくことにより、利
用者が周辺機器I/Oデバイスを操作したときには、自
動的に必要なメモリバンクの切替えが行えるようにした
ので、周辺機器の制御を更に容易にすることも可能であ
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプログラム切
替制御方式の全体構成を示すブロック図である。
替制御方式の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るプログラム切
替制御方式のCPU1から制御を行うための命令レジス
タ及び状態レジスタの構成を示すブロック図である。
替制御方式のCPU1から制御を行うための命令レジス
タ及び状態レジスタの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るプログラム切
替制御方式の初期起動(リセット)時の動作を説明する
ためのフローチャートである。
替制御方式の初期起動(リセット)時の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るプログラム切
替制御方式において切替割込みがイネーブル状態の場合
に切替割込が発生した時点以降の動作を説明するための
フローチャートである。
替制御方式において切替割込みがイネーブル状態の場合
に切替割込が発生した時点以降の動作を説明するための
フローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るプログラム切
替制御方式におけるメモリ切替実行共通プログラムの動
作を説明するためのフローチャートである。
替制御方式におけるメモリ切替実行共通プログラムの動
作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るプログラム切
替制御方式の全体構成を示すブロック図である。
替制御方式の全体構成を示すブロック図である。
1 CPU 2 バス 3 周辺機器 4 メモリ切替回路 5 ROM A 6 RAM A 7 ROM B 8 RAM B 9 ROM C 10 ROM C 11 切り替えスイッチ 12 切替割込発生回路 13 周辺機器操作スイッチ 14 接続線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 G06F 9/445
Claims (6)
- 【請求項1】 切り替え可能な複数のメモリバンクと、
前記メモリバンクに格納されたプログラムを実行するス
トアードプログラム方式のCPU(セントラルプロセシ
ングユニット)と、前記プログラムからの指示により前
記メモリバンクの切り替えを実行するメモリ切替回路
と、操作者により操作される周辺機器操作スイッチ部
と、前記周辺機器操作スイッチ部の状態を受けて動作す
る周辺機器を有し、前記複数のメモリバンクのうちの少
なくとも一つのメモリバンクである第1のメモリバンク
にはオペレーティングシステム及び前記オペレーティン
グシステムの制御下で動作する処理プログラムを搭載
し、前記複数のメモリバンクのうちの前記第1のメモリ
バンクを除く少なくとも一つのメモリバンクである第2
のメモリバンクには前記周辺機器を制御するための周辺
機器制御用プログラムを搭載したプログラム切替制御方
式において、 前記メモリバンクの切り替えを操作者が指示するための
切替えスイッチ部と、電源投入直後又はリセット直後又
は最初の呼び出しによって、前記メモリバンク切替えに
必要な初期設定とプログラムの実行に必要な初期化とを
実行する初期化処理部と、前記切替えスイッチ部の状態
に基づいてメモリバンク切替え割り込みイベントを発生
する切替割込発生回路と、前記切替割込発生回路からの
メモリバンク切替え割り込みイベントの発生により、現
在実行中のプログラムから呼び出されてメモリバンク切
替えのための制御を実行するメモリバンク切替制御プロ
グラムと、前記メモリバンク切替制御プログラムのバン
ク切替え命令により前記メモリバンクの切り替えを実行
するメモリ切替回路とを設けたことを特徴とするプログ
ラム切替制御方式。 - 【請求項2】 前記切替割込発生回路と前記周辺機器操
作スイッチ部との間に接続線を設置し、前記切替割込発
生回路が前記周辺機器操作スイッチ部に連動して前記メ
モリバンク切替えのためのメモリバンク切替え割り込み
イベントを発生するように構成したことを特徴とする請
求項1記載のプログラム切替制御方式。 - 【請求項3】 前記切替えスイッチ部の状態に連動させ
て、リセット直後のバンクの状態を決定する機能を付与
したことを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラ
ム切替制御方式。 - 【請求項4】 リセット直後のバンクの状態が、前記切
替えスイッチ部の状態が示す状態と異なる際には、前記
切替割込発生回路を起動して、前記バンクの状態を前記
切替えスイッチ部の状態が示す状態に更新することを特
徴とする請求項1又は請求項2に記載のプログラム切替
制御方式。 - 【請求項5】 前記メモリバンク切替制御プログラムを
前記各メモリバンク間で共通のアドレス空間に配置した
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
のプログラム切替制御方式。 - 【請求項6】 前記各メモリバンクは、アクセス速度及
び/又は記憶容量に格差のある複数のメモリも構成要素
として含み得ることを特徴とする請求項1乃至5のいず
れか1項に記載のプログラム切替制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04325899A JP3314868B2 (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | プログラム切替制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04325899A JP3314868B2 (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | プログラム切替制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000242476A JP2000242476A (ja) | 2000-09-08 |
JP3314868B2 true JP3314868B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=12658840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04325899A Expired - Fee Related JP3314868B2 (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | プログラム切替制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3314868B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW588284B (en) | 2002-11-12 | 2004-05-21 | Mitac Technology Corp | Computer real-time power-on system and method |
WO2009028106A1 (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-05 | Panasonic Corporation | 情報処理装置 |
-
1999
- 1999-02-22 JP JP04325899A patent/JP3314868B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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---|---|
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