JP3312707B2 - 光ファイバ通信網 - Google Patents
光ファイバ通信網Info
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Description
明は光ファイバを用いたリング状ネットワークに利用す
る。特に、ネットワーク構成の簡単化技術に関する。
グ状に接続して通信を行う光ファイバ通信網が知られて
いる。その従来例の構成を図9を参照して説明する(A.
F.Elrefaie,"Multiwavelength survivable ring networ
k architectures",IEEEICC(International Conference
on Communications)Conference Record,pp.1245-1251,1
993参照) 。図9は従来例のリング型光ファイバ通信網
の全体構成図である。ここでは、説明上ノード数を
“5”としている。各ノード15−1〜5間は4本の光
ファイバで接続されている。外側の太線は左周りの現用
線、内側の太線は右周りの現用線、2本の細線はそれぞ
れの予備線である。
線を通る光の周波数割当てを示すものである。例えば、
ノード15−1からノード15−2への通信にはf1
が、ノード15−3からノード15−5にはf2が、ノ
ード15−4からノード15−5にはf3が割当てられ
ている。逆向きの通信には、内側の右周りの現用線を用
いる。周波数の割当ては左周りと同様である。この光通
信網では2本の現用線光ファイバと3つの周波数を用い
ることにより、5つのノード間の相互通信を実現してい
る。
周波数多重光を処理するための光分岐挿入器が装備され
ている。例えば、ノード15−2において、左周りの現
用線に対してノード1からのf1とノード15−5から
のf3を取り出し、ノード15−3へのf1とノード1
5−4へのf3を挿入し、ノード15−1からノード1
5−3へ行くf2を素通りさせる特性を持つ光分岐挿入
器が必要となる。この場合、用いている周波数の数が
“3”なので、光分岐挿入回路は3波の(3×1)光合
波器と(1×3)分波器とを組み合わせて容易に作製す
ることができる。
のリング型光ファイバ通信網ではノード数の増加に伴
い、必要とされる周波数が極端に増加する欠点がある。
この光ファイバ通信網で必要とされる周波数の数はノー
ド数をNとすると、おおよそ(N2 −1)/8で与えら
れる。例えば、ノード数が31の場合、必要な周波数の
数は“120”となる。この光分岐挿入器を作製するに
は、120波の光合波器と光分波器とが必要となり現実
的ではない。
過帯域幅の減少も問題である。例えば、ノード数が“3
1”の場合、ノード1からノード6への通信に使われる
周波数の光はノード2からノード15を通過した後に、
ノード16に達するので、合計14回光分岐挿入器を通
ることになり、挿入損失が累積する。また、通常帯の周
波数特性をガウス型と仮定すると、14回通過すること
により通過帯域幅は23%(1/√14)に減少してし
まい、各周波数帯の伝送容量を制限する原因となる。
であり、使用する周波数種類が少なく、損失の累積や通
過帯域幅の減少のない光ファイバ通信網を提供すること
を目的とする。本発明は、独立した監視制御系を用いな
いで、自動的に自己復旧動作を行うことができる光ファ
イバ通信網を提供することを目的とする。本発明は、信
頼性が高く、保守や運用などのランニングコストを低減
することができる光ファイバ通信網を提供することを目
的とする。
網においては、N対(2N本)の光ファイバからなる光
ファイバケーブルをリング状に敷設し、そこに複数(N
個)のリモートノード(従来技術で述べたノードに相
当)を配備する。各リモートノードには光周波数分割多
重用のN×1光合波器と、1×N光分波器がある。第i
番目のリモートノードでは、第i番目の光ファイバ対が
光スイッチを介してN×1光合波器と1×N光分波器に
接続されている。その他のN−1対の光ファイバには何
も接続されず、リモートノードを素通りする。
分波器(以下N×N光合分波器と略す)と光スイッチか
らなるセンターノードを一つ配備する。N×N光合分波
器にはN個の入力ポートとN個の出力ポートとがあり、
第i番目の入出力ポートは、光スイッチを介して第i番
目の光ファイバ対に接続されている。なお、便宜上、一
対の光ファイバのうちセンターノードへ向かう光が通る
光ファイバを上り光ファイバ、センターノードから出て
行く光が通る光ファイバを下り光ファイバと呼ぶことに
する。
ノードと、1個のセンターノードとが光伝送路によりリ
ング状に接続され、第i番のリモートノードに宛てる信
号の搬送波周波数をfiとすることにより宛先を識別す
る光ファイバ通信網である。
記光伝送路は2N本の光ファイバを含み、この2N本の
光ファイバのうちN本について前記センターノードから
前記N個のリモートノードに伝送される下り信号通路と
して各1本の光ファイバが割当てられ、この2N本のう
ち他のN本について前記N個のリモートノードから前記
センターノードに伝送される上り信号通路として各1本
の光ファイバが割り当てられ、センターノードには、上
り信号通路であるN本の光ファイバに到来する信号を入
力とし周波数別(f1 、f2 、……、fi、……、f
N)に分波し下り信号通路であるN本の光ファイバに出
力が接続された光合分波器を備えるところにある。
く、損失の累積や通過帯域幅の減少のない光ファイバ通
信網を実現することができる。
型光合分波器であることが望ましい。
は、波長が異なる複数の光信号を一つの光信号に合波す
るN個の光合波器と、一つの光信号を波長が異なる複数
の光信号に分波するN個の光分波器とを備え、この光合
波器と光分波器とが相互に接続されることが望ましい。
記リング状に接続された光伝送路は、その一方が現用系
であり他方が予備系であり、前記センターノードには、
前記光合分波器の入力側にこの現用系とこの予備系とを
切替接続する光スイッチを備えることが望ましい。
された前記リング状伝送路の上り信号通路の両側に送信
信号を送信しその下り信号通路の両側に到来する受信信
号を受信することが望ましい。
ードに設けられた光スイッチに同期する現用系と予備系
とを切替える光スイッチを備える構成とすることもでき
る。
いで、自動的に自己復旧動作を行うことができる光ファ
イバ通信網を実現することができる。
波数ルーチング動作(表1を参照)を活用することによ
り、Nノード間の相互通信をN波の周波数で実現でき
る。
信の場合、まず、リモートノード1からの周波数f4の
信号光は第1番目の光ファイバ対の上り光ファイバを通
り、センターノードへ行き、そこでN×N光合分波器の
周波数ルーチング動作により第4番目の光ファイバ対の
下り光ファイバに送り出される。第4番目の光ファイバ
対はリモートノード1から3までを素通りしてリモート
ノード4に接続されているため、途中通過するリモート
ノードでの損失の累積や通過帯域幅の減少はない。その
他の全てのリモートノード間の通信も同様である。
通信網においては、ノード間の光ファイバの本数を2N
とすることと、アレー導波路回折格子N×N光合分波器
の周波数ルーチング動作、すなわち芯線多重と周波数多
重を巧みに組み合わせることにより、必要とされる周波
数の数がNですみ、また損失累積や通過帯域減少のない
通信方式が実現できる。
周波数分割多重(FDM)技術を用いてN個のリモート
ノード間の相互通信を行うにあたり、必要な周波数の数
がわずかNですむ。これは多重数が(N2 −1)/8も
必要だった従来のリング型光ファイバ通信網と比較し
て、Nが大きい場合特に効果が大きい。多重周波数の数
が小さいことは、光源や光合分波器など用いられる部品
の作製が容易となるので、通信網の作製コストを低くす
ることができる。また、本発明の通信網では、光ファイ
バケーブルの破断などの障害を容易に検出し回避するこ
とが可能である。特に、センターノードの切替え操作
が、リモートノードからの光信号の有無で簡単に行える
のが大きな特徴である。このため、センターノードは通
信経路を決定する重要な役割を持つにもかかわらず、ア
レー導波路回折格子型N×N光合分波器、光スイッチ、
光スイッチ制御回路を主な部品として簡素に構成されて
いるので、その信頼性は非常に高い。したがって、本通
信網はその信頼性が高く、その保守や運用などのランニ
ングコストを低減することができる。
イバ通信網を用いれば、容易にリモートノード間相互通
信が可能となり、光通信網の発展に多大な貢献が期待で
きる。
1個のセンターノードとが光伝送路によりリング状に接
続され、第i番のリモートノードに宛てる信号の搬送波
周波数をfiとすることにより宛先を識別する。
み、この2N本の光ファイバのうちN本についてセンタ
ーノードからN個のリモートノードに伝送される下り信
号通路として各1本の光ファイバが割当てられ、この2
N本のうち他のN本についてN個のリモートノードから
センターノードに伝送される上り信号通路として各1本
の光ファイバが割り当てられ、センターノードには、上
り信号通路であるN本の光ファイバに到来する信号を入
力とし周波数別(f1 、f2 、……、fi、……、f
N)に分波し下り信号通路であるN本の光ファイバに出
力が接続される光合分波器が設けられている。
型光合分波器であることがよい。
は、波長が異なる複数の光信号を一つの光信号に合波す
るN個の光合波器と、一つの光信号を波長が異なる複数
の光信号に分波するN個の光分波器とを備え、この光合
波器と光分波器とが相互に接続される構成により実現す
ることができる。
ング状に接続された光伝送路は、その一方が現用系であ
り他方が予備系であり、センターノードには、前記光合
分波器の入力側にこの現用系とこの予備系とを切替接続
する光スイッチを備えることがよい。
された前記リング状伝送路の上り信号通路の両側に送信
信号を送信しその下り信号通路の両側に到来する受信信
号を受信することがよい。これにより、現用系および予
備系の両方の伝送路からの光信号を送受信することがで
きるため、障害発生時に通信が不通となることを回避す
ることができる。
センターノードに設けられた光スイッチに同期する現用
系と予備系とを切替える光スイッチを備える構成とする
こともよい。
して説明する。図1は本発明実施例の光ファイバ通信網
の全体構成図である。図2は本発明実施例のセンターノ
ードのブロック構成図である。図3は本発明実施例のリ
モートノードのブロック構成図である。
Nと、1個のセンターノード1とが光伝送路によりリン
グ状に接続され、第i番のリモートノード2−1〜Nに
宛てる信号の搬送波周波数をfiとすることにより宛先
を識別する光ファイバ通信網である。
伝送路は2N本の光ファイバ3を含み、この2N本の光
ファイバ3のうちN本についてセンターノード1からN
個のリモートノード2−1〜Nに伝送される下り信号通
路として各1本の光ファイバが割当てられ、この2N本
のうち他のN本についてN個のリモートノード2−1〜
Nからセンターノード1に伝送される上り信号通路とし
て各1本の光ファイバ3が割り当てられ、センターノー
ド1には、上り信号通路であるN本の光ファイバ3に到
来する信号を入力とし周波数別(f1 、f2 、……、f
i、……、fN)に分波し下り信号通路であるN本の光
ファイバ3に出力が接続された図2に示す光合分波器5
を備えるところにある。光合分波器5は、アレイ導波路
回折格子型光合分波器である。
施例の動作を説明する。説明の都合上、リモートノード
2−1〜5の数Nを“5”としている。ここで、光ファ
イバ3を識別するための記号として例えば光ファイバ3
−i−D−W(i=1〜5)などと記すが、これは光フ
ァイバ3がリモートノード2−5に接続されていて、下
り(Down)であり、現用(Working)である
ことを示している。“D”のところが“U”になってい
れば上り(Up)であり、“W”のところが“P”にな
っていれば予備(Protect)である。
ーノード1とは光ファイバ3−i−U−Wおよび3−i
−D−Wの対により結ばれている。図2に示すように、
センターノード1はアレー導波路回折格子型N×N光合
分波器5と光スイッチ6−iを主たる部品として構成さ
れている。
および出力ポートがあり、その第i番目の入力および出
力は光ファイバ7を用いて第i番目の光スイッチ6−i
に接続されている。
図7および図8に示す。図7および図8は本発明実施例
のN×N光合分波器5の構成図である。図7はアレー導
波路回折格子型N×N光合分波器の例であり、入力ポー
ト番号と光周波数が定まれば出力ポート番号が一意的に
決定される。アレー導波路回折格子型N×N光合分波器
は1枚の光導波路基板上に形成されるので、上述の機能
を実現する上で最適の素子である。
(b)に示す1×N光合分波器を配置し、片側のN個
(図8(a)では4個)の光合分波器が他方の側のN個
(図8(a)では4個)の光合分波器の各々に接続され
ている構成をとっている。この1×N光合分波器は、合
波器としてNポートの各々から所定の光周波数で入力し
た光信号を光周波数多重して出力し、分波器としては光
周波数多重されて入力した光信号を光周波数毎に定めら
れたポートに出力する。図8ではそれぞれの1×N光合
分波器には同じ光周波数の光信号が入力しないように結
線されている。例えば、光周波数f1の光信号は、1×
N光合分波器#1、#5間、#2、#8間、#3、#7
間、#4、#6間をそれぞれ接続している。つまり入力
ポート番号と光周波数が定まれば出力ポート番号が一意
的に決定される。
からの1対の光ファイバ7を現用経路の光ファイバ3−
i−U/D−Wあるいは予備経路の光ファイバ3−i−
U/D−Pのどちらかに接続する機能を有するものであ
る。図3の第i番目のリモートノードではi番目以外の
光ファイバ対は素通りしていて、何も接続されていない
が、i番目の光ファイバ対3−iには端末装置4が接続
されている。端末装置4は周波数分割多重(FDM)用
の5×1光合波器8と1×5光分波器9と光スイッチ1
0を主たる部品として構成されている。光合波器8は光
スイッチ10を介して光ファイバ3−i−U、光分波器
9は光スイッチ10を介して光ファイバ3−i−Dに接
続されている。光合波器8は5つの入力ポートを持ち、
それぞれには周波数の異なる光が入力され合波される。
光分波器9は5つの出力ポートを持ち、それぞれから周
波数の異なる光が取り出される。なお、図面では光ファ
イバ3の太さが場所によって異なっているが、太い部分
は通常使われる経路(現用経路:W)を示し、細い部分
は障害が生じて現用経路が使えない場合に使われる経路
(予備経路:P)を示す。障害回避のため経路を切替え
る方法は後に説明する。
動作を光の進行に沿って説明する。ここでは、第1番目
のリモートノード2−1から送信する場合を仮定する
が、その他の場合も同様である。第1番目のリモートノ
ード2−1内では、光周波数f1からf5までの5つの
光が光合波器8により合波されたのち、光スイッチ10
を介して光ファイバ3−1−U−Wに送られる。光ファ
イバ3−1−U−Wからの周波数多重光はセンターノー
ド1のN×N光合分波器5の第1番目の入力ポートに入
り、表1の関係に従いf1は第1番目の、f2は第2番
目の、という具合に異なる出力へと行き先が振り分けら
れる。その後、例えば、f4は光ファイバ3−4−D−
Wを通って第4番目のリモートノードに送られる。この
とき、通過する第1から第3までのリモートノードで
は、光ファイバ3−4−D−Wに何も接続されていない
ので、光の強度や伝送帯域幅が減少することはない(光
ファイバ自体の損失や分散による影響を除く)。同様に
第2、3、4、5番目のリモートノードから送られたf
5、f1、f2、f3、f4の周波数の光も光ファイバ
3−4−D−Wを通って第4番目のリモートノードに達
する。この周波数多重光は光分波器9により分波されて
取り出される。第4番目のリモートノードでは、光の周
波数で送信リモートノードを判別できるので、同時に複
数のリモートノードとの通信が可能である。その他のリ
モートノードについても全く同様の動作が得られる。そ
のときの送受信リモートノードの組み合わせと周波数の
対応は表1に示す通りであり、5波の周波数多重で五つ
のリモートノード間の同時相互通信が可能である。
路変更について図4を参照して説明する。図4は光ファ
イバに障害が生じた場合の経路変更の一例を示す図であ
る。図4に光ファイバに障害が生じた場合の経路変更の
一例を示す。この図では、一例として、リモートノード
2−2とリモートノード2−3との間の光ファイバケー
ブルの障害を想定している。第1番目と第2番目のリモ
ートノード2−1および2−2とセンターノード1とを
結ぶ現用経路の光ファイバには影響がないので、この2
つのリモートノード2−1および2−2では障害回避の
ための作業は不要である。第3、4、5番目のリモート
ノード2−3、2−4、2−5では現用経路(3−3/
4/5−U/D−W)が切れたため図3に示す光スイッ
チ10を予備経路(3−3/4/5−U/D−P)側に
切替える。また、図2に示すセンターノード1でも光ス
イッチ6−3と6−4と6−5を図面右側の経路(3−
3/4/5−U/D−P)に切替える。図4では、この
手順で障害を回避した後の光信号の通る光ファイバを太
線で表示した。
おいては障害の検出と回避を自動化する機能を付加する
ことができる。図5は障害発生時に経路変更が必要なリ
モートノード(ここでは例として第3番目のリモートノ
ード2−3)の端末装置に光スイッチ制御装置11を取
り付けた構成を示す図である。図5(a)は障害が生じ
る前の状態、図5(b)は障害発生後予備経路に切替え
た状態を示している。また、図6はセンターノード1の
光スイッチ6−3に経路切替えのための光スイッチ制御
装置13を取り付けた構成を示す図である。ここでは、
第3番目のリモートノード2−3への経路切替え動作に
ついて説明するので、光スイッチ6−3に光スイッチ制
御装置13を取り付けた様子を示しているが、全ての光
スイッチ6−i(i=1〜5)にも同様の光スイッチ制
御装置13が付加されている。
例にとり、障害が発生したときの、障害検出と経路切替
えの手順を説明する。表1から明らかなように、このリ
モートノード2−3から送信された周波数f5の光は光
ファイバ3−3−U−Wを通りセンターノード1に行
き、光ファイバ3−3−D−Wを通り、同じリモートノ
ード2−3に戻ってくるので、他のリモートノード2−
1、2−2、2−4、2−5との通信には用いられてい
ない。そこで、この光を障害検出に用いることとし、光
分波器9からのf5の光は光スイッチ制御装置11に導
かれている。図4のように光ファイバ3が切れると、光
スイッチ制御装置11には光が届かなくなり、光スイッ
チ制御装置11内に組み込まれた受光素子の出力が
“0”になる。これにより、光ファイバが切れたことを
検出し、光スイッチ10を現用経路の光ファイバ3−3
−U/D−Wから予備経路の光ファイバ3−3−U/D
−Pに切替える。これに伴い、光合波器8から送り出さ
れる光は光ファイバ3−3−U−Pを伝わり、センター
ノード1に達する。図6に示すように、この光は光スイ
ッチ制御装置13に導かれる。この光スイッチ制御装置
13には受光素子が組み込まれていて、光が到達すると
光スイッチ6−3を切替える信号を出す。これにより、
図6(b)に示すように経路が切り替わり、図6右側の
予備経路の光ファイバ3−3−U/D−Pを介してN×
N光合分波器5が接続される。同様の動作が、第4、5
番目のリモートノード2−4、2−5でも自動的に行わ
れる。また、第1および第2のリモートノード2−1、
2−2とセンターノード1とを結ぶ光ファイバ3−1/
2−U/D−Wは切れていないので、この経路につなが
れている光スイッチ6−1、6−2は動作しない。最終
的に図4中の太線に示した通信経路になり、光ファイバ
破断点を自動的に回避することができる。
ァイバ通信網では、独立した監視制御系を用いないで、
自動的に自己復旧動作が行われる利点がある。
−1〜5において、光分波器9の出力の一つ(例えば、
第3番目のノードにおけるf5)をモニターすることに
より光ファイバの断線を検出していたが、それに代わ
り、光スイッチ10と光分波器9の途中に光カプラを入
れて、その分岐出力(f1からf4までの混合)をモニ
ターしてもよい。こうすることにより、障害検出に用い
られていたf5を省略することができる。
路、図4を障害回避後の経路としていたが、この形態に
限られるものではない。光ファイバの切断がなくても、
図4の通信経路形態を採ってもよいことは明らかであ
る。こうすると、図1に比べて、第4および第5のリモ
ートノード2−4、2−5とセンターノード1間の距離
が短くなるので都合がよい。この場合、光スイッチ制御
装置11とは関係なく、リモートノード管理者によって
積極的に光スイッチ10を操作すればよい。
数を“5”としたが本発明はこれに限られるものではな
い。一般に、リモートノード数がNのときは周波数の数
をN、ノード間の光ファイバ数をN対(2N本)、光合
波器と光分波器の端子数をNとし、光スイッチなどの部
品を相当数準備すれば、N個のリモートノード間の同時
相互通信が可能となることはいうまでもない。
ターノード1までの距離が長い経路では光ファイバの伝
搬損失により光の強度が低下する恐れがある。その対策
として、途中素通りするリモートノードにおいて、光増
幅器を挿入して損失を補償することができる。
使用する周波数種類が少なく、損失の累積や通過帯域幅
の減少のない光ファイバ通信網を実現することができ
る。本発明によれば、独立した監視制御系を用いない
で、自動的に自己復旧動作を行うことができる光ファイ
バ通信網を実現することができる。本発明によれば、信
頼性が高く、保守や運用などのランニングコストを低減
することができる光ファイバ通信網を実現することがで
きる。
図。
図。
図。
例を示す図。
の端末装置に光スイッチ制御装置を取り付けた構成を示
す図。
めの光スイッチ制御装置を取り付けた構成を示す図。
図。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数N個のリモートノードとセンターノ
ードとが光伝送路によりリング状に接続された光ファイ
バ通信網において、 前記光伝送路は2N本の光ファイバを含み、この2N本
の光ファイバのうちN本について前記センターノードか
ら前記N個のリモートノードに伝送される現用系あるい
は予備系下り信号通路として各1本の光ファイバが割当
てられ、この2N本のうち他のN本について前記N個の
リモートノードから前記センターノードに伝送される現
用系あるいは予備系上り信号通路として各1本の光ファ
イバが割り当てられ、 センターノードには、上り信号通路であるN本の光ファ
イバを入力とし、下り信号通路であるN本の光ファイバ
を出力として入力ポート番号と信号光周波数の組合せで
出力ポート番号が一意に定まるN×N光合分波器と、こ
のN×N光合分波器のN個の入力およびN個の出力ポー
トを現用系の光ファイバあるいは予備系の光ファイバの
どちらかに接続する光スイッチとを備え、第 i番目のリモートノードでは、i番目の光ファイバ対
が端末装置と接続され、 前記端末装置は、周波数分割多重用の光合波器と光分波
器と、該光合波器および光分波器の入出力ポートを現用
系の光ファイバあるいは予備系の光ファイバのどちらか
に接続する光スイッチとを備えることを特徴とする光フ
ァイバ通信網。 - 【請求項2】 前記N×N光合分波器は、アレイ導波路
回折格子型光合分波器である請求項1記載の光ファイバ
通信網。 - 【請求項3】 前記アレイ導波路回折格子型光合分波器
は、波長が異なる複数の光信号を一つの光信号に合波す
るN個の光合波器と、一つの光信号を波長が異なる複数
の光信号に分波するN個の光分波器とを備え、 この光合波器と光分波器とが相互に接続された請求項2
記載の光ファイバ通信網。 - 【請求項4】 前記リモートノードの端末装置は、前記
センターノードからの 光信号の有無を検出して前記光ス
イッチを制御する光スイッチ制御装置を備える請求項1
記載の光ファイバ通信網。 - 【請求項5】 前記センターノードには、前記リモート
ノードからの光信号の有無を検出して前記光スイッチを
制御する光スイッチ制御装置を備える請求項1記載の光
ファイバ通信網。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16558094A JP3312707B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 光ファイバ通信網 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16558094A JP3312707B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 光ファイバ通信網 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0832522A JPH0832522A (ja) | 1996-02-02 |
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