JP3310366B2 - 水田用作業機 - Google Patents
水田用作業機Info
- Publication number
- JP3310366B2 JP3310366B2 JP02634593A JP2634593A JP3310366B2 JP 3310366 B2 JP3310366 B2 JP 3310366B2 JP 02634593 A JP02634593 A JP 02634593A JP 2634593 A JP2634593 A JP 2634593A JP 3310366 B2 JP3310366 B2 JP 3310366B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front wheel
- working machine
- protective cover
- guide rod
- upward
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
- Soil Working Implements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前輪の前部に、前輪に
作物が絡み付くことを阻止する作物絡み付き防止用の護
用カバーを設けてある水田用作業機に関する。
作物が絡み付くことを阻止する作物絡み付き防止用の護
用カバーを設けてある水田用作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記水田用作業機は、田圃に苗を植付け
た数週間後に、田圃に張った水を入れ替える為に、植え
た苗の間に排水溝を形成するものであるが、植えた苗の
間に排水溝を形成するに当たっては、乗用型田植機の汎
用性をはかるために、走行機体の後部に、苗植付装置に
代えて、左右一対の排水溝形成用の溝切板を備えた作業
装置を連結して行なうようになっている。そして、前輪
の前部には、植えた苗の間を走行する前輪に苗が絡み付
くことを阻止する為の作物絡み付き防止用の護用カバー
を配設してある。
た数週間後に、田圃に張った水を入れ替える為に、植え
た苗の間に排水溝を形成するものであるが、植えた苗の
間に排水溝を形成するに当たっては、乗用型田植機の汎
用性をはかるために、走行機体の後部に、苗植付装置に
代えて、左右一対の排水溝形成用の溝切板を備えた作業
装置を連結して行なうようになっている。そして、前輪
の前部には、植えた苗の間を走行する前輪に苗が絡み付
くことを阻止する為の作物絡み付き防止用の護用カバー
を配設してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前輪の前部に配設され
る護用カバーは、機体に対して固定状態で設けられてい
ることから、畦から田圃に機体を乗り入れる時に、畦際
の斜面が急傾斜の場合、機体の前傾姿勢に伴って護用カ
バーの先端が泥中に突っ込んでしまい、護用カバーを破
損させてしまう不都合があった。
る護用カバーは、機体に対して固定状態で設けられてい
ることから、畦から田圃に機体を乗り入れる時に、畦際
の斜面が急傾斜の場合、機体の前傾姿勢に伴って護用カ
バーの先端が泥中に突っ込んでしまい、護用カバーを破
損させてしまう不都合があった。
【0004】そこで、上記欠点を解消する手段として、
前記護用カバーを板厚を厚くして、或いは、補強部材を
用いて丈夫な構造のものに構成すると、軽量化が望まし
い水田用作業機の重量が重たくなる不都合が生じる。本
発明は、水田用作業機の重量の増大を抑制し乍ら上記欠
点を解消することを目的する。
前記護用カバーを板厚を厚くして、或いは、補強部材を
用いて丈夫な構造のものに構成すると、軽量化が望まし
い水田用作業機の重量が重たくなる不都合が生じる。本
発明は、水田用作業機の重量の増大を抑制し乍ら上記欠
点を解消することを目的する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、前記護用カバーに茎葉を左右に
導くガイド棒を上下に間隔を置いて設けるとともに、こ
のガイド棒を水平作用姿勢にした状態で、前記護用カバ
ーを下からの一定以上の外力に対して上方に退避可能に
構成してある点にあり、その作用効果は次の通りであ
る。
の本発明の特徴構成は、前記護用カバーに茎葉を左右に
導くガイド棒を上下に間隔を置いて設けるとともに、こ
のガイド棒を水平作用姿勢にした状態で、前記護用カバ
ーを下からの一定以上の外力に対して上方に退避可能に
構成してある点にあり、その作用効果は次の通りであ
る。
【0006】
【作用】護用カバーのガイド棒が水平作用姿勢にある場
合には、生育作物の茎葉を左右に導くそのガイド棒で押
し分けることによって、それら茎葉が前輪に絡み付くこ
とを阻止できる。畦から田面に機体を乗り入れる時は、
畦際の斜面が急傾斜の為、作用姿勢にある前記ガイド棒
の先端が土中に突っ込んで、下から一定以上の突き上げ
力を受けると、突き上げ力を受けた下方側のガイド棒だ
けが上方に退避することとなる。そして、突き上げ力を
受けていない上方側のガイド棒は移動しないので、下方
側のガイド棒が上方に退避したとしても田面に乗り入れ
る初期の状態からガイド棒により生育作物の茎葉を左右
に導くことができ、良好に分草作用を保つことができ
る。
合には、生育作物の茎葉を左右に導くそのガイド棒で押
し分けることによって、それら茎葉が前輪に絡み付くこ
とを阻止できる。畦から田面に機体を乗り入れる時は、
畦際の斜面が急傾斜の為、作用姿勢にある前記ガイド棒
の先端が土中に突っ込んで、下から一定以上の突き上げ
力を受けると、突き上げ力を受けた下方側のガイド棒だ
けが上方に退避することとなる。そして、突き上げ力を
受けていない上方側のガイド棒は移動しないので、下方
側のガイド棒が上方に退避したとしても田面に乗り入れ
る初期の状態からガイド棒により生育作物の茎葉を左右
に導くことができ、良好に分草作用を保つことができ
る。
【0007】
【発明の効果】上記構成の結果、上下に間隔を置いて設
けたガイド棒によって茎葉を左右に分けることができる
ので、前車輪への絡み付きを確実に阻止できるととも
に、ガイド棒を上方に退避可能な構成にすることによっ
て、前記ガイド棒の先端が土中に突っ込んで、下から一
定以上の突き上げ力を受けると、突き上げ力を受けた下
方 側のガイド棒だけが上方に退避し、護用カバーの破損
を防止できる。このように本発明においては、護用カバ
ーの板厚を厚くして、或いは、補強部材を用いて丈夫な
構造のものに構成する場合に比して重量の増大を招くこ
となく護用カバーの破損を回避することができる。
けたガイド棒によって茎葉を左右に分けることができる
ので、前車輪への絡み付きを確実に阻止できるととも
に、ガイド棒を上方に退避可能な構成にすることによっ
て、前記ガイド棒の先端が土中に突っ込んで、下から一
定以上の突き上げ力を受けると、突き上げ力を受けた下
方 側のガイド棒だけが上方に退避し、護用カバーの破損
を防止できる。このように本発明においては、護用カバ
ーの板厚を厚くして、或いは、補強部材を用いて丈夫な
構造のものに構成する場合に比して重量の増大を招くこ
となく護用カバーの破損を回避することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1に示すように、操向用前輪1、駆動後輪2、操
縦ハンドル3、運転座席4、油圧シリンダ5によって駆
動される昇降リンク機構6を備えた乗用型田植機の走行
機体Aの後部に、苗植付装置(図示せず)に代えて、左
右一対の排水溝形成用の溝切板7,7と、その溝切板
7,7を下方に押し付けるウエイト8とを備えた排水溝
形成用の作業装置Bを前後軸芯X周りにローリング自在
に連結して排水溝形成用の水田用作業機を構成してあ
る。そして、前記前輪1の前部に、植えた苗の間を走行
する前輪1に苗が絡み付くことを阻止する為の作物絡み
付き防止用の護用カバーCを設けてある。
る。図1に示すように、操向用前輪1、駆動後輪2、操
縦ハンドル3、運転座席4、油圧シリンダ5によって駆
動される昇降リンク機構6を備えた乗用型田植機の走行
機体Aの後部に、苗植付装置(図示せず)に代えて、左
右一対の排水溝形成用の溝切板7,7と、その溝切板
7,7を下方に押し付けるウエイト8とを備えた排水溝
形成用の作業装置Bを前後軸芯X周りにローリング自在
に連結して排水溝形成用の水田用作業機を構成してあ
る。そして、前記前輪1の前部に、植えた苗の間を走行
する前輪1に苗が絡み付くことを阻止する為の作物絡み
付き防止用の護用カバーCを設けてある。
【0009】図2及び図3に示すように、前記護用カバ
ーCは、前輪1の前部を跨ぐ状態で前車軸ケース1Aに
装着された逆U字状の支持プレート9aと、その支持プ
レート9aに、前輪1の前部を覆う状態で上下所定間隔
置きに設けられた平面視逆U字状の4本のガイド棒9b
によって構成されている。4本のガイド棒9bは、左右
側方部分が前輪1の前方で一体に連結されるとともに連
結部位より後広がり状態に形成されて前輪1の側方に至
る状態で延出されており、後広がり状態の側方部分で生
育作物の茎葉を左右に導くように構成してある。ここ
に、ガイド棒9bの左右側方部分が、茎葉を左右に導く
部分に該当する。前記4本のガイド棒9bは、畦から田
圃に機体を乗り入れる時などに、機体の前傾姿勢に伴っ
て護用カバーCの先端が泥中に突っ込んだりして下から
一定以上の外力が作用すると上方に逃れるように構成し
てある。つまり、前記4本のガイド棒9bは、前記支持
プレート9aに対して夫々横軸芯P周りに上下回動自在
に枢支連結されており、そして、各ガイド棒9bの下面
に接当する下限規制用のストッパー9cを前記支持プレ
ート9aに設けて、前記4本のガイド棒9bを、植えた
苗が前輪1に絡み付くことを阻止する水平の作用姿勢
と、下から一定以上の外力が作用したとき上方に退避で
きるように構成してある。
ーCは、前輪1の前部を跨ぐ状態で前車軸ケース1Aに
装着された逆U字状の支持プレート9aと、その支持プ
レート9aに、前輪1の前部を覆う状態で上下所定間隔
置きに設けられた平面視逆U字状の4本のガイド棒9b
によって構成されている。4本のガイド棒9bは、左右
側方部分が前輪1の前方で一体に連結されるとともに連
結部位より後広がり状態に形成されて前輪1の側方に至
る状態で延出されており、後広がり状態の側方部分で生
育作物の茎葉を左右に導くように構成してある。ここ
に、ガイド棒9bの左右側方部分が、茎葉を左右に導く
部分に該当する。前記4本のガイド棒9bは、畦から田
圃に機体を乗り入れる時などに、機体の前傾姿勢に伴っ
て護用カバーCの先端が泥中に突っ込んだりして下から
一定以上の外力が作用すると上方に逃れるように構成し
てある。つまり、前記4本のガイド棒9bは、前記支持
プレート9aに対して夫々横軸芯P周りに上下回動自在
に枢支連結されており、そして、各ガイド棒9bの下面
に接当する下限規制用のストッパー9cを前記支持プレ
ート9aに設けて、前記4本のガイド棒9bを、植えた
苗が前輪1に絡み付くことを阻止する水平の作用姿勢
と、下から一定以上の外力が作用したとき上方に退避で
きるように構成してある。
【0010】図4乃至図6に示すように、前輪1のスポ
ーク1aによる泥土の持ち上げを防ぐ為に、前輪1の側
面に円盤状のディスク10を装着してある。前記ディス
ク10は、裏側の周方向の3か所に設けられたホルダー
11によってタイヤリム1bを挾み付けるようになって
おり、前記ホルダー11はディスク10との相対間隔が
広がるようにバネ12付勢されており、ボルト13の締
め込みよって前記リム1bを挾み付けるようになってい
る。
ーク1aによる泥土の持ち上げを防ぐ為に、前輪1の側
面に円盤状のディスク10を装着してある。前記ディス
ク10は、裏側の周方向の3か所に設けられたホルダー
11によってタイヤリム1bを挾み付けるようになって
おり、前記ホルダー11はディスク10との相対間隔が
広がるようにバネ12付勢されており、ボルト13の締
め込みよって前記リム1bを挾み付けるようになってい
る。
【0011】〔別実施例〕 前記護用カバーCを上方に退避可能に構成するに当たっ
て、前記4本のガイド棒9bを一枚のガイド板から構成
して、それを平行リンク機構を介して前記支持プレート
9aに装着して、前記ガイド板全体を上方に退避可能に
構成しても良く、ガイド板の形状、上方に逃げれる構造
はいかなるものであってもよい。
て、前記4本のガイド棒9bを一枚のガイド板から構成
して、それを平行リンク機構を介して前記支持プレート
9aに装着して、前記ガイド板全体を上方に退避可能に
構成しても良く、ガイド板の形状、上方に逃げれる構造
はいかなるものであってもよい。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】水田作業機全体の側面図
【図2】護用カバーの側面図
【図3】護用カバーの斜視図
【図4】前輪の前部を示す横断面図
【図5】前輪とディスクとの分解図
【図6】ディスクホルダーの背面図
1 前輪 C 護用カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02
Claims (1)
- 【請求項1】 前輪(1)の前部に、前輪(1)に作物
が絡み付くことを阻止する作物絡み付き防止用の護用カ
バー(C)を設けてある水田用作業機において、前記護
用カバー(C)に茎葉を左右に導くガイド棒(9b)を
上下に間隔を置いて設けるとともに、このガイド棒(9
b)を水平作用姿勢にした状態で、前記護用カバー
(C)を下からの一定以上の外力に対して上方に退避可
能に構成してある水田用作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02634593A JP3310366B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 水田用作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02634593A JP3310366B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 水田用作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06237602A JPH06237602A (ja) | 1994-08-30 |
JP3310366B2 true JP3310366B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=12190864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02634593A Expired - Fee Related JP3310366B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 水田用作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3310366B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5080036B2 (ja) * | 2006-07-27 | 2012-11-21 | 本間 光 | 乗用型水田作業機 |
-
1993
- 1993-02-16 JP JP02634593A patent/JP3310366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06237602A (ja) | 1994-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4438710A (en) | Seedling planter | |
US4466492A (en) | Earthworking implement having spring biased arms | |
CA1236698A (en) | Latch assembly for holding a front mounted implement in a raised position | |
CA2684035C (en) | Crop spraying vehicle | |
GB2073807A (en) | Vehicle ladder | |
GB1605084A (en) | Tractor implement hitch | |
US5228522A (en) | Lift assist and cushion spring tool bar wheel for agricultural implements | |
CA1131976A (en) | Rotary tiller device | |
JP3310366B2 (ja) | 水田用作業機 | |
US4428437A (en) | Mount assembly including structure to effect substantially constant biasing force | |
US6279665B1 (en) | Sod cutting attachment for skid-steer vehicle | |
US6070344A (en) | Apparatus for excavating and transplanting trees and the like | |
US3261310A (en) | Planter for seedling trees | |
CA2008203C (en) | Brush clearing implement | |
US2347373A (en) | Ridge burster | |
US5558164A (en) | Collapsible tool bar for agricultural implements | |
EP3639641B1 (en) | Improved agricultural apparatus | |
US6442921B2 (en) | Method of raking with a tractor having a rear hydraulic blade | |
US4650206A (en) | Locking hitch assembly | |
US1938952A (en) | Apparatus for root pruning and tree digging | |
US5979567A (en) | Front mounted mechanical row crop guidance system | |
DE4132173C1 (en) | Multiple shovel arm linkage - includes boom with swivel system designed to cover 100 deg range | |
JP7316857B2 (ja) | 全茎式サトウキビ植付装置 | |
JP2555892Y2 (ja) | コンバイン | |
JPH0226Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |