JP3306355B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP3306355B2
JP3306355B2 JP28162097A JP28162097A JP3306355B2 JP 3306355 B2 JP3306355 B2 JP 3306355B2 JP 28162097 A JP28162097 A JP 28162097A JP 28162097 A JP28162097 A JP 28162097A JP 3306355 B2 JP3306355 B2 JP 3306355B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホットプレート、グ
リル鍋、焼肉器等の加熱調理器の防水に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なホットプレート等の加熱調理器
は、底部にシーズヒータのような発熱体を一体に収納し
た調理用のプレートと、発熱体の端子部に電気接続する
プラグとを備えており、発熱体を発熱させて各種の調理
を行っている。
【0003】また、調理後の料理カス等を取り除くため
に加熱調理器の水洗いを行うと、発熱体の端子部が配置
されている本体ケースの充電部内に浸水し、これによっ
て、充電部内の絶縁性能が低下する危険性があった。ま
た充電部内に残った水分を拭き取ることも困難であるた
め、本体ケースに残った水分により腐食が生じる原因と
もなっていた。そこで、この対策として充電部に着脱自
在な防水カバーを設けた構造のものが実公昭59−26
917号公報に提案されている。
【0004】また、本出願人は、プレートを本体より外
した時は、プラグ挿入口を自動的に閉鎖する防水カバー
である遮蔽体を設けたものを、特願平9−143762
号として出願している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実公昭59−
26917号公報は、開口部に遮蔽体を設けたものが開
示されているが、この場合に水洗いを行う時に、タワシ
などで遮蔽体をひっかけると、遮蔽体がずれて充電部に
水が侵入する恐れがあり、充分な防水効果が得られるも
のでなかった。
【0006】また、特願平9−143762号における
加熱調理器では、プレートを本体ケースにセットしてい
る限り、プラグを抜いた状態では防水カバーである遮蔽
体はいつも開いており、その状態でうっかり水に浸けた
り、流し台のそばに置くことが充分に考えられ、その場
合本体ケース内の充電部内に水が入り充電部内の絶縁性
能が低下する恐れがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1は調理面を有する発熱体と、該発
熱体の接続端子と、該接続端子に着脱自在に接続するプ
ラグと、該発熱体に取り付けられ該接続端子と該プラグ
との接続部を覆う保護カバーと、該保護カバー内に形成
するプラグ挿入口と、該発熱体及び該保護カバーを着脱
自在に収納する本体ケースとを備える加熱調理器におい
て、該プラグ挿入口を封鎖する封鎖体と、該プラグ挿入
口を閉じる方向に該封鎖体を付勢する付勢手段と、該本
体ケースに該保護カバーを収納した状態で所定操作によ
り該封鎖体の付勢力に抗して該プラグ挿入口を開放する
開閉機構とを備える。
【0008】請求項2は、請求項1に加えて、上記所定
操作を行うための操作体を上記本体カバー側に設ける。
【0009】請求項3は、請求項2に加えて、上記開閉
機構は、上記本体ケース側に配設する本体側開閉機構
と、上記保護カバー側に配設する保護カバー側開閉機構
とから構成すると共に、該本体側開閉機構を、上記操作
体と、該操作体の操作を伝達する伝達機構と、該伝達機
構によって回動する開閉軸と、該開閉軸に形成する開閉
結合部とから構成し、該保護カバー側開閉機構を、該開
閉結合部と結合する開閉結合部受と、該開閉結合部受と
一体となって上記封鎖体を回動する回動軸とから構成す
る。
【0010】請求項4は、表裏両面に調理面を形成し該
調理面に応じて表裏反転して調理を行う発熱体と、該発
熱体の接続端子と、該接続端子に着脱自在に接続するプ
ラグと、該発熱体に取り付けられ該接続端子と該プラグ
との接続部を覆う保護カバーと、該保護カバー内に形成
するプラグ挿入口と、該発熱体及び該保護カバーを着脱
自在に収納する本体ケースとを備える加熱調理器におい
て、該プラグ挿入口を封鎖する封鎖体と、該プラグ挿入
口を閉じる方向に該封鎖体を付勢する付勢手段と、該発
熱体の調理面がいずれの場合であっても該本体ケースに
該保護カバーを収納した状態で所定操作により該封鎖体
の付勢力に抗して該プラグ挿入口を開放する開閉機構と
を備える。
【0011】請求項5は、請求項4に加えて、上記所定
操作を行うための操作体を上記本体カバー側に設ける。
【0012】請求項6は、請求項5に加えて、上記開閉
機構は、上記本体ケース側に配設する本体側開閉機構
と、上記保護カバー側に配設する保護カバー側開閉機構
とから構成すると共に、該本体側開閉機構を、上記操作
体と、該操作体の操作を伝達する伝達機構と、該伝達機
構によって回動する開閉軸と、該開閉軸に形成する開閉
結合部とから構成し、該保護カバー側開閉機構を、該開
閉結合部と結合する開閉結合部受と、一方の調理面にて
調理をする場合に該開閉結合部受と一体となって上記封
鎖体を回動する第1回動軸と、該第1回動軸を係脱自在
に軸支する第1軸受溝と、他方の調理面にて調理をする
場合に該開閉結合部受と一体となって該封鎖体を回動す
る第2回動軸と、該第2回動軸を係脱自在に軸支する第
2軸受溝とから構成する。
【0013】請求項7は、請求項6に加えて、上記封鎖
体が閉成状態のとき、上記第1回動軸と上記第2回動軸
との間で、上記第1軸受溝及び上記第2軸受溝側に均等
に上記封鎖体を付勢する付勢手段を設ける。
【0014】請求項8は、請求項3又は6に加えて、上
記保護カバーの上記本体ケースへの収納時に、上記開閉
結合部と上記開閉結合部受とが当接する。
【0015】請求項9は、請求項3又は6に加えて、上
記保護カバーの上記本体ケースへの収納時に、上記開閉
結合部と上記開閉結合部受とが嵌合する。
【0016】請求項10は、請求項3又は6に加えて、
上記開閉結合部と上記開閉結合部受との結合方向に上記
保護カバーを導くために、上記本体ケースにガイド部を
設ける。
【0017】請求項11は、請求項3又は6に加えて、
上記開閉結合部を本体ケースから突出させると共に、上
記開閉結合部受を上記保護カバー内に収容する。
【0018】請求項12は、請求項3又は6に加えて、
上記プラグ挿入口又は上記封鎖体の何れか一方に、該プ
ラグ挿入口と該封鎖体との間を密閉するシール材を配設
する。
【0019】請求項13は、請求項12に加えて、上記
シール材に対向する上記プラグ挿入口又は上記封鎖体の
面を粗面とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の加熱調理器の各実施
の形態を図1〜図13に基づいて説明する。
【0021】<実施の形態1>図1に示すように本発明
の加熱調理器は、本体ケース1の側面に保護カバー5a
を設けており、プラグ9は保護カバー5aの開口に挿入
される。
【0022】図2〜図3に示すように、本体ケース1内
には反射板2を載置し、調理面を有し電気ヒーター3と
一体に構成される発熱体4を、反射板2の上に着脱自在
に載置している。プラグ接続部5はOリング5bを介し
て発熱体4に取り付けると共に、電気ヒーター3の接続
端子4aを囲むように保護する。接続端子4aの末端側
のプラグ接続部5には、プラグ9と接続端子4aとを接
続するためのプラグ挿入口9aを形成する。
【0023】封鎖体7はプラグ接続部5に形成する軸受
18に開閉自在に軸支されており、封鎖体7はスプリン
グ8により常にプラグ挿入口9aを閉鎖するように付勢
されている。保護カバー5aはプラグ接続部5及び封鎖
体7を覆い保護する。なお、プラグ接続部5は保護カバ
ー5aと一体としてもよい。またシールパッキング(シ
ール材)10は封鎖体7の閉鎖時にプラグ挿入口9aと
封鎖体7との間を密閉する。
【0024】実施の形態1に用いる封鎖体の開閉機構に
ついて、図4乃至図6を用いて説明する。本体ケース1
には、保護カバー5aを収納する収納部11を設けてい
る。図4において、収納部11の側面には開口13を形
成し、該開口13からは封鎖体7を開閉するために開閉
結合部12を突出させる。
【0025】一方、図5において、保護カバー5aの側
面の該開口13に対向する位置に孔15を設ける。開閉
結合部12は本体ケース1上面に設けた操作体14と連
動して回動する。本体ケース1に保護カバー5aを装着
すると、開閉結合部12は該開口13及び孔15を介し
て保護カバー5a内に挿入される。なお、操作体14の
上下運動により本体ケース1内でその直線運動を回動運
動に変換して開閉結合部12に伝達している。
【0026】さらに、図5に示すように、保護カバー5
a側面には発熱体4の着脱時突出した開閉結合部12が
当たらないように、保護カバー5aの孔15の上下方向
であって、且つ、保護カバー5aの側面下方から底面側
にわたって切り欠き溝16を設けている。
【0027】図6は、保護カバー5aを本体ケース1に
装着した状態の断面図である。図6に示すように、封鎖
体7には封鎖体と一体に回動する開閉結合部受17を形
成しており、開閉結合部受17は、開閉結合部12と当
接する。保護カバー5aと一体となった発熱体4を、本
体ケース1に装着した時に、開閉結合部12は切り欠き
溝16を摺動して移動し、本体ケース1の開閉結合部1
2と封鎖体7の開閉結合部受17が、保護カバー5a内
部の当接部Aにて接触する。
【0028】また、図4で収納部11の側面において開
閉結合部12の上部にガイド部である突起19を設け、
また保護カバー5a側面の切り欠き溝16、孔15の延
長線上に上部に向かって該突起19が摺動できるガイド
溝20を設けている。
【0029】これにより発熱体4を本体ケース1に装着
する時、突起19が切り欠き溝16、孔15、ガイド溝
20を摺動し、所定位置にセットできる。従って、この
突起19は開閉結合部のガードになり発熱体4を装着す
る時、少し乱暴に扱っても開閉結合部12が破損するこ
ともなく、また装着する時のガイドにもなり発熱体4を
所定位置に確実にセットできる。なお突起19はリブ形
状でもよい。
【0030】本体ケース側の開閉機構の構造をより具体
的に図13を用いて説明する。本体ケース1上面に凹部
を設け、該凹部内で操作体14を上下動可能に収容す
る。操作体14には、その上下動と連動する操作片31
を有し、操作片31の下端付近にはラックギヤ31aを
設けている。
【0031】開閉軸32は一端に開閉結合部12、他端
に平歯車32a、その間に回動軸32bを有する。操作
片31と開閉軸32は直交しており、ラックギヤ31a
と平歯車32aが噛み合い、開閉結合部12は開口13
より収容部11側に突出している。この状態で操作体1
4を押すと操作片31が下がり、操作片31のラックギ
ヤ31aとギヤ嵌合している開閉軸32が回動し、これ
に伴って開閉結合部12も回動する。操作体14の押圧
操作をやめると、戻しバネ30により操作体14は上方
に移動し元の位置に戻る。つまり操作体14の上下運動
が、開閉結合部12の回動運動に変換される。
【0032】本実施の形態1の加熱調理器を使用する時
に、発熱体4と一体となっている保護カバー5aを本体
ケース1に装着すると、開閉結合部12と封鎖体7の開
閉結合部受17とは当接すると共に、封鎖体7はプラグ
挿入口9aを閉鎖している。次にプラグ9を挿入するた
めに使用者が開閉操作体14を押すと、それに連動して
開閉結合部12が回動し、当接部Aで開閉結合部12と
当接している開閉結合部受17も回動し、開閉結合部受
17と一体となった封鎖体7も回動することによりプラ
グ挿入口9aが開き、この状態でプラグ9を挿入する。
【0033】プラグ9挿入後、操作体14の押圧操作を
やめると、図3に示すように封鎖体7はプラグ9の底面
に当った状態で止まり、この状態でプラグ9より接続端
子4aを通じ通電加熱可能となり、発熱体4上で調理が
できる。加熱調理器が使い終わってプラグ9を抜くと、
封鎖体7はスプリング8の弾性力によりプラグ挿入口9
aを閉鎖する。つまりプラグ9を挿入していない時は封
鎖体7は、図2に示すように常にプラグ挿入口9aを閉
鎖している。
【0034】従って、本実施の形態1の加熱調理器を本
体ケース1から発熱体4を外さずに流し台のそばに置い
ても、操作体14を押圧しない限りプラグ挿入口9a内
部が水に流入することがなく、本体内の接続端子4a等
の充電部の絶縁低下等の恐れもない。なおプラグ9を挿
入していない時は戻しバネ30により開閉結合部12の
位置が常に一定の閉鎖位置にある。
【0035】また、本実施の形態1では操作体14の操
作は押し下げ式にしているが、レバー式や回動式であっ
てもよい。さらに、操作体14の上面は押圧していない
状態で、本体ケース1上面から突出しないようにしても
よい。これは、操作体14が本体ケース1上面から突出
していると、使用者が操作体14を間違って押してしま
い、封鎖体7はプラグ挿入口9aを開放することを防止
するためである。
【0036】<実施の形態2>本発明の加熱調理器の実
施の形態2を説明する。なお、実施の形態1と同一部分
には同一符号を付しその説明は省略する。
【0037】通常、加熱調理器の保護カバー5a内は調
理後に水洗いするが、料理カスがつきやすく、またデザ
インをよくするために、保護カバー5aをコンパクトに
まとめる必要があるので、できるだけ簡単な構成にする
必要がある。
【0038】さらに、実施の形態1のような開閉機構で
は、封鎖体7の回動軸と当接部Aが離れる程、開閉のた
めの操作距離(回動距離)が大きくなり、そのため孔1
5の径も大きくなり、保護カバー5a内に孔15から料
理カスが入りやすくなる。
【0039】そのため実施の形態2においては、当接部
Aは封鎖体7を直接回動させ、プラグ挿入口9aを開閉
する構造がもっともシンプル構成となる。そのためには
当接部Aが封鎖体7の回動の中心と一致するよう構成す
る。
【0040】図7〜図8に示すように、封鎖体7の回動
軸7’の端部に凹状の開閉結合部受17を設け、開閉結
合部受17に開閉結合部12が嵌合することにより、開
閉結合部12と回動軸7’とが一体となって回動し、操
作距離(回動距離)を最小にすることができる。
【0041】上記封鎖体7のプラグ接続部5への取付け
構造は、プラグ接続部5に断面溝型の軸受18を設け、
該軸受18に封鎖体7に一体に設けた上記回動軸7’を
取り付け、プラグ挿入口9aを閉じる方向に付勢するス
プリング8を設ける。
【0042】また、溝型軸受18の溝底部はスプリング
8の付勢方向とする。この構成で封鎖体7を開くときは
嵌合部を介して回動軸7’を回動させる。それに応じ
て、封鎖体7が回動して、プラグ挿入口9aが開放さ
れ、プラグ9が挿入可能となる。
【0043】なお、回動軸7’はスプリング8により常
に軸受18の溝の底部に押し付けられているので、封鎖
体7の回動時に回動軸7’が軸受18から外れることも
ないため、軸受18を中空状にして回動軸7’を嵌め込
む必要がなくなり、組み立てが簡単となり部品コスト、
組立コストを低減できる。
【0044】<実施の形態3>本発明の実施の形態3
は、表裏両面に調理面を形成した発熱体4を用いる場合
である。実施の形態3では、発熱体4を装着した保護カ
バー5aを逆にして本体ケース1に装着しても、簡単な
構成で封鎖体7の開閉操作が確実に行うことができる開
閉機構である。なお、実施の形態1と同一部分には同一
符号を付しその説明は省略する。
【0045】図10〜図12において、発熱体4は底が
深い鍋状の調理面40aと、窪むことない平面状の調理
面40bを備えている。図10では、調理面40aが上
となるよう発熱体4を本体ケース1に装着した状態、図
11では、調理面40bが上となるよう発熱体4を本体
ケース1に装着した状態である。
【0046】図9に示すように、封鎖体7の回動軸とし
ては、該封鎖体7の上下両端にそれぞれ第1回動軸7
a、第2回動軸7bを設ける。さらに、それぞれの第1
回動軸7a、第2回動軸7bに対向してプラグ接続部5
内に溝型軸受18、18を設け、封鎖体7がプラグ挿入
口9aを閉鎖すると同時に溝型軸受18、18に収容さ
れる方向に、封鎖体7をスプリング8により付勢する。
【0047】封鎖体7の第1回動軸7a、第2回動軸7
bの回動中心線は、発熱体4を表又は裏の何れの方向で
セットした時にも、開閉結合部12の回動中心線とそれ
ぞれ一致するように配置する。そして、発熱体4を表側
に本体ケース1に装着した時、回動軸7aと開閉結合部
12との回動の中心線が一致し、発熱体4を裏側にして
本体ケース1に装着した時には回動軸7bと開閉結合部
12の回動中心が一致する。
【0048】また、開閉結合部12と対向する第1回動
軸7a、第2回動軸7bの末端側に開閉結合部受17を
それぞれ設け開閉結合部12と係合させる。即ち、図5
に示したように、保護カバー5aの両側面には、切り欠
き溝16、孔15をそれぞれ設けて発熱体4の上下を逆
にした場合でも装着できるようにする。
【0049】先ず、調理面40aが表(上向き)の時、
操作体14を操作すると回動軸7aが回動し、従って封
鎖体7が回動しプラグ挿入口9aは開放され、調理面4
0bを逆に上向きに装着した時、操作体14を操作する
と回動軸7bが回動し、従って封鎖体7が回動しプラグ
挿入口9aは開放される。またプラグ閉鎖用スプリング
8は封鎖体7左右両サイドの略中央にそれぞれ設けるこ
とにより、プラグ挿入口9aの密閉バランスもよく、ま
た表裏両方向での封鎖体7の開閉力がほぼ同じで、操作
体14の操作感覚も良くなる。
【0050】なお、実施の形態1〜3において、シール
パッキン(シール材)10により密閉される充電部の入
っている空間は、調理直後非常に熱くなっており、この
時水洗いすると該空間の空気が冷やされて空気の体積が
減少し負圧状態になる。この負圧状態では、封鎖体7が
プラグ挿入口9aに吸いつけられ、水洗い後すぐに再使
用する場合などは封鎖体が開きにくく操作体14の操作
が困難となることがある。
【0051】このためシールパッキン(シール材)10
に対向するのプラグ接続部5側のシール面を微少な凹凸
のある粗面とすることにより、水分子は通さないが気体
分子は通過するようになるので、負圧になりかけると空
気を吸いこみ負圧状態になるのを防ぐことができる。
【0052】
【発明の効果】本発明の加熱調理器は以下のような効果
を奏する。請求項1に記載された発明によれば、プラグ
を抜いた状態では、プラグ挿入口が自動的に封鎖される
ので、発熱体を水洗いするときにプラグ挿入口から保護
カバー内に水が侵入する恐れがなくなる。
【0053】請求項2に記載された発明によれば、発熱
体を本体ケースから外して水洗いする時に、操作体は発
熱体側になく本体ケース側にあるので、操作体をうっか
り操作して封鎖体がプラグ挿入口を不意に開く恐れがな
くなる。
【0054】請求項3に記載された発明によれば、発熱
体を本体ケースから外して水洗いする時に、本体ケース
側開閉機構と保護カバー側開閉機構が分離するため、開
閉機構が動作する恐れがなくなる。
【0055】請求項4に記載された発明によれば、発熱
体の表裏両方を使う加熱調理器への適用した場合に、プ
ラグを抜いた状態ではプラグ挿入口を自動的に封鎖する
ことができる。
【0056】請求項5に記載された発明によれば、発熱
体を本体ケースから外して水洗いする時に、操作体は発
熱体側になく本体ケース側にあるので、操作体をうっか
り操作して封鎖体がプラグ挿入口を不意に開く恐れがな
くなる。
【0057】請求項6に記載された発明によれば、発熱
体を本体ケースから外して水洗いする時に、本体ケース
側開閉機構と保護カバー側開閉機構が分離するため、開
閉機構が動作する恐れがなくなる。
【0058】請求項7に記載された発明によれば、封鎖
体によるプラグ挿入口の密閉バランスもよく、また表裏
両方向での封鎖体を開閉する力がほぼ同じで、操作体の
操作感覚が向上する。
【0059】請求項8に記載された発明によれば、開閉
結合部と開閉結合部受とが当接するため、回動の伝達が
容易となる。
【0060】請求項9に記載された発明によれば、開閉
結合部と開閉結合部受とが嵌合するため、回動を確実に
伝達でき、さらに、開閉結合部と開閉結合部受との回転
半径を小さくできる。
【0061】請求項10に記載された発明によれば、発
熱体を本体ケースに装着する時、ガイド部によって開閉
結合部受が導かれ所定位置に装着できる。さらに、装着
時に少し乱暴に扱って開閉結合部に力が加わって破損す
ることを防止できる。
【0062】請求項11に記載された発明によれば、開
閉結合部受を上記保護カバー内に収容したため、本体ケ
ースから保護カバーの取外した状態で、開閉結合部受に
不意に触れて封鎖体が開く恐れがなくなる。
【0063】請求項12に記載された発明によれば、シ
ール材によってプラグ挿入口の密閉を確実に行うことが
できる。
【0064】請求項13に記載された発明によれば、封
鎖体により封鎖されるプラグ挿入口内の空間はシール材
により密閉されるため、調理直後非常に熱くなってお
り、この時水洗いすると該空間の空気が冷やされて空気
の体積が減少し負圧状態になる。この負圧状態では、封
鎖体がプラグ挿入口に吸いつけられ、封鎖体が開きにく
くなるが、粗面としたため負圧になりかけると空気を吸
いこみ負圧状態になるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理器の実施の形態1を示す外観
斜視図である。
【図2】実施の形態1の加熱調理器の内部構造を示す要
部断面図である。
【図3】図2においてプラグ装着時の状態を示す要部断
面図である。
【図4】実施の形態1の本体ケース収納部の側面斜視図
である。
【図5】実施の形態1における本体ケースへのカバーの
装着状態を示す斜視図である。
【図6】実施の形態1における開閉結合部と開閉結合部
受の状態を示す要部断面図である。
【図7】実施の形態2における開閉結合部と開閉結合部
受の状態を示す要部断面図である
【図8】図7の封鎖体の斜視図である。
【図9】実施の形態3における開閉結合部と開閉結合部
受の状態を示す要部断面図である。
【図10】実施の形態3の加熱調理器の内部構造を示す
要部断面図である。
【図11】図10の発熱体の調理面を変えて本体ケース
に装着した状態を示す要部断面図である。
【図12】図10においてプラグ装着時の状態を示す要
部断面図である。
【図13】操作体の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 4 発熱体 5 保護カバー 5a カバー 7 封鎖体 8 スプリング 9 プラグ 9a プラグ挿入口 10 シールパッキング(シール材) 12 開閉結合部 14 操作体 17 開閉結合部受 18 軸受 19 ガイド部(突起) 20 ガイド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−30134(JP,U) 実開 昭58−36590(JP,U) 実開 昭52−146258(JP,U) 実開 昭58−61138(JP,U) 実開 昭58−110995(JP,U) 実公 昭59−26917(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 37/06 A47J 27/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理面を有する発熱体と、該発熱体の接
    続端子と、該接続端子に着脱自在に接続するプラグと、
    該発熱体に取り付けられ該接続端子と該プラグとの接続
    部を覆う保護カバーと、該保護カバー内に形成するプラ
    グ挿入口と、該発熱体及び該保護カバーを着脱自在に収
    納する本体ケースとを備える加熱調理器において、 該プラグ挿入口を封鎖する封鎖体と、該プラグ挿入口を
    閉じる方向に該封鎖体を付勢する付勢手段と、該本体ケ
    ースに該保護カバーを収納した状態で所定操作により該
    封鎖体の付勢力に抗して該プラグ挿入口を開放する開閉
    機構とを備えることを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】上記所定操作を行うための操作体を上記本
    ケース側に設けることを特徴とする請求項1記載の加
    熱調理器。
  3. 【請求項3】 上記開閉機構は、上記本体ケース側に配
    設する本体側開閉機構と、上記保護カバー側に配設する
    保護カバー側開閉機構とから構成すると共に、 該本体側開閉機構を、上記操作体と、該操作体の操作を
    伝達する伝達機構と、該伝達機構によって回動する開閉
    軸と、該開閉軸に形成する開閉結合部とから構成し、 該保護カバー側開閉機構を、該開閉結合部と結合する開
    閉結合部受と、該開閉結合部受と一体となって上記封鎖
    体を回動する回動軸とから構成することを特徴とする請
    求項2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 表裏両面に調理面を形成し該調理面に応
    じて表裏反転して調理を行う発熱体と、該発熱体の接続
    端子と、該接続端子に着脱自在に接続するプラグと、該
    発熱体に取り付けられ該接続端子と該プラグとの接続部
    を覆う保護カバーと、該保護カバー内に形成するプラグ
    挿入口と、該発熱体及び該保護カバーを着脱自在に収納
    する本体ケースとを備える加熱調理器において、 該プラグ挿入口を封鎖する封鎖体と、該プラグ挿入口を
    閉じる方向に該封鎖体を付勢する付勢手段と、該発熱体
    の調理面がいずれの場合であっても該本体ケースに該保
    護カバーを収納した状態で所定操作により該封鎖体の付
    勢力に抗して該プラグ挿入口を開放する開閉機構とを備
    えることを特徴とする加熱調理器。
  5. 【請求項5】上記所定操作を行うための操作体を上記本
    ケース側に設けることを特徴とする請求項4記載の加
    熱調理器。
  6. 【請求項6】 上記開閉機構は、上記本体ケース側に配
    設する本体側開閉機構と、上記保護カバー側に配設する
    保護カバー側開閉機構とから構成すると共に、 該本体側開閉機構を、上記操作体と、該操作体の操作を
    伝達する伝達機構と、該伝達機構によって回動する開閉
    軸と、該開閉軸に形成する開閉結合部とから構成し、 該保護カバー側開閉機構を、該開閉結合部と結合する開
    閉結合部受と、一方の調理面にて調理をする場合に該開
    閉結合部受と一体となって上記封鎖体を回動する第1回
    動軸と、該第1回動軸を係脱自在に軸支する第1軸受溝
    と、他方の調理面にて調理をする場合に該開閉結合部受
    と一体となって該封鎖体を回動する第2回動軸と、該第
    2回動軸を係脱自在に軸支する第2軸受溝とから構成す
    ることを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 上記封鎖体が閉成状態のとき、上記第1
    回動軸と上記第2回動軸との間で、上記第1軸受溝及び
    上記第2軸受溝側に均等に上記封鎖体を付勢する付勢手
    段を設けることを特徴とする請求項6記載の加熱調理
    器。
  8. 【請求項8】 上記保護カバーの上記本体ケースへの収
    納時に、上記開閉結合部と上記開閉結合部受とが当接す
    ることを特徴とする請求項3又は6記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 上記保護カバーの上記本体ケースへの収
    納時に、上記開閉結合部と上記開閉結合部受とが嵌合す
    ることを特徴とする請求項3又は6記載の加熱調理器。
  10. 【請求項10】 上記開閉結合部と上記開閉結合部受と
    の結合方向に上記保護カバーを導くために、上記本体ケ
    ースにガイド部を設けることを特徴とする請求項3又は
    6に記載の加熱調理器。
  11. 【請求項11】 上記開閉結合部を本体ケースから突出
    させると共に、上記開閉結合部受を上記保護カバー内に
    収容することを特徴とする請求項3又は6記載の加熱調
    理器。
  12. 【請求項12】 上記プラグ挿入口又は上記封鎖体の何
    れか一方に、該プラグ挿入口と該封鎖体との間を密閉す
    るシール材を配設することを特徴とする請求項3又は6
    記載の加熱調理器。
  13. 【請求項13】 上記シール材に対向する上記プラグ挿
    入口又は上記封鎖体の面を粗面とすることを特徴とする
    請求項12記載の加熱調理器。
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