JP3305409B2 - 溶液吐出制御装置 - Google Patents

溶液吐出制御装置

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JP3305409B2 JP11576493A JP11576493A JP3305409B2 JP 3305409 B2 JP3305409 B2 JP 3305409B2 JP 11576493 A JP11576493 A JP 11576493A JP 11576493 A JP11576493 A JP 11576493A JP 3305409 B2 JP3305409 B2 JP 3305409B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶媒が有機溶剤等の揮発
性溶液や、高粘度溶液の吐出量を制御するのに好適な溶
液吐出制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、一定量の溶液を吐出する溶液
吐出制御装置は、その使用分野によって構造上の差異や
吐出量の差はあるが、あらゆる産業分野、例えば半導体
製造現場におけるフォトレジスト塗布や追記型光ディス
ク(CDR)製造現場における色素塗布等の工業分野の
みならず生命科学分野における顕微鏡下での培養細胞へ
の一定量の薬物または遺伝物質注入に至るまで幅広く利
用されている。従来の吐出制御装置の一般的構造は、溶
液を一定量吐出するための手段として、一端を吐出口と
し、他端を溶液補充口および加圧するための手段を接続
するための接続端とした容器と、この容器の接続端に接
続された加圧用空気供給手段と、溶液の吐出量を加圧の
度合を変化させることによって調整する制御手段とから
なる。図2の概略的構造図はその一例を示すものであ
る。この図では、容器20は溶液吐出端側が先細りした
概略円筒状のもので、使用時において容器20内は溶液
21と容器外部に設けられた加圧用空気供給手段22お
よび加圧装置23に通じた空気24とによって2つの領
域に二分される。この容器20内の空気24を加圧装置
23によって所定量加圧することにより、容器20内の
溶液21は押されて吐出端に形成された吐出口20aか
ら所定量吐出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の吐出制
御は、溶液の体積減少に伴って空気の占める空間の体積
が増加するため、例えば揮発性溶媒の場合は、溶液中の
溶媒蒸発が生じることによって溶液の粘度が変化し、そ
の結果吐出量が変化すると同時に吐出後の溶液の処理状
態が変化する。また、溶液を加圧するための媒体が空気
であるため、環境の湿度変化等によって空気圧が変化し
たり、溶液の粘度が変化したりする結果、常に一定の吐
出量を得ることが困難である。そこで、本発明は溶液の
種類にかかわらず常に安定した吐出制御を可能とする吐
出制御装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に基づく吐出制御装置は、所定量の溶液を一
定に吐出するための装置であって、該装置が、吐出口を
有する容器と、前記吐出口に連通しかつ前記容器に収納
された袋状可塑体と、前記容器の内側面と前記袋状可塑
体の外側面との間に形成される空間を満たす非圧縮性液
体と、前記空間を満たす前記圧縮性液体の量を調整す
る、前記非圧縮性液体の貯蔵部とバルブを備えた液体調
節手段と、前記空間を満たす前記非圧縮性液体に所定の
圧力を加える圧力手段とからなり、前記圧力手段により
前記溶液内の溶液を一定量吐出すると共に、前記液体調
節手段のバルブと前記圧力手段を同期させて、溶液の吐
出後に、前記貯蔵部の非圧縮性液体を吐出された溶液と
同量だけ前記空間内に補充することを特徴とする溶液吐
出制御装置である。
【0005】
【作用】袋状可塑体は吐出させるための溶液を貯える。
また、加圧手段は、非圧縮性液体を介して袋状可塑体に
所定の圧力を加えて袋状可塑体に貯えられた溶液を吐出
口から所定量吐出させる。この吐出による袋状可塑体の
容積変化に対応して容器内側面と袋状可塑体の外側面と
の間に形成される空間を満たす非圧縮性液体の量を液量
調整手段が調整する。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0007】図1の概略的構造図を参照して本発明にも
とづく溶液吐出制御装置の一実施例について説明する。
【0008】溶液吐出制御装置は、概略円筒状の容器本
体1と、加圧手段2と、液量調節手段3とから概略構成
される。
【0009】容器本体1は、ガラス、ステンレス鋼、
鉄、プラスチック等からなり、一端面上に連接された加
圧部4と、他端面に形成された液補充口5と、周面に形
成された吐出口6と、この吐出口6に連通しかつ本体1
内部に設けられたゴム、プラスチック、金属被覆プラス
チック、金属薄膜、ダイヤフラム等からなる袋状の可塑
体7とを具備する。また、吐出口6には、容器1外側に
向けて吐出用ノズル6aが脱着自在にして連接されてい
る。この吐出ノズル6aは使用目的に応じた形状のもの
を取り付ける。
【0010】加圧手段2は、電動モータ(パルスモータ
またはサーボモータ)8と、この電動モータ8とギアボ
ックス8aを介して連動し、加圧部4を摺動かつピスト
ン運動するピストン9とからなる。液量調節手段3は、
液補充用タンク10と調節バルブ(開閉バルブ)11と
からなる。液補充用タンク10は、容器1内側面と可塑
体7外側面との間に形成される空間を満たすための非圧
縮性液体12、例えば水、ミシン油、シリコンオイル等
を液補充口5を介して容器1内部へ供給するためのもの
で、さらに液補充用タンク10と液補充口5とを結ぶパ
イプ13上には液の流れを調節するための開閉バルブ1
1が設けられている。
【0011】つぎに、このように構成される溶液吐出制
御装置の使用方法について説明する。
【0012】まず、使用前の状態について説明する。容
器1内の可塑体7には溶液Sが充填されていない。その
ため、この可塑体7は縮んだ状態にある。また、バルブ
11は開いた状態にあるため、容器1内側面と可塑体7
外側面との間の空間は非圧縮性液体12によって満たさ
れた状態にある。さらに、ピストン9は加圧部4の外側
方向所定位置(図中、破線Aの位置)に静止した状態に
ある。
【0013】使用に際しては、まず可塑体7内に吐出用
溶液Sを吐出口あるいは補充口(図示せず)から注入す
る。これによって可塑体7は膨張する一方、容器1内の
非圧縮性液体12はその膨張に比例した量だけ液補充用
タンク10に戻される。所定量の溶液Sが可塑体7内に
注入された時点でバルブ11を閉じる。あるいは、所定
量の吐出用溶液を封入した可塑体7を容器1内に納め、
容器1内に非圧縮性液体12を充填する。電動モータ8
をパルス駆動させて、ピストン9を加圧部4の内側方向
所定位置(図中、破線Bの位置)へ向けて所定の距離前
進させる(事前に一回のパルス駆動およびピストンの前
進によって吐出される溶液量を測定しておく)。ピスト
ン9の前進距離に応じて容器1内の非圧縮性液体12が
圧縮されるとともに可塑体7も圧縮されて可塑体7の容
積減少が起こる。この可塑体7の容積減少に応じて可塑
体7内の溶液Sが吐出口から所定量吐出される。ピスト
ン9の後退と同期してバルブ11が開き、可塑体7の容
積減少分に相当する量の非圧縮性液体12が液補充タン
ク10から容器1内へ補給される。さらに、続けて吐出
を行う場合は再度、モータ8を駆動させてピストン9を
前進させる。所定の吐出が終了した後、ピストンを所定
位置A に戻す場合はバルブ11を開いて液補充タンク1
0から容器1内へ再び非圧縮性液体12が流入するよう
にする。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にもとづく
吐出制御装置は、吐出口を有する容器と、吐出口に連通
しかつ容器に収納された袋状可塑体と、容器の内側面と
袋状可塑体の外側面との間に形成される空間を満たす非
圧縮性液体と、この空間を満たす非圧縮性液の量を調整
する液量調整手段と、空間を満たす非圧縮性液体に所定
の圧力を加える加圧手段とからなることを特徴とし、空
気を媒介にした加圧によらず非圧縮性液体を媒介として
いるため、溶液の残量が変化しても常に安定した吐出量
を維持することが可能で、またピストンの移動距離の変
化と非圧縮体の加圧量および可塑体の加圧量の変化とが
対応するため、吐出量を常に安定して変化させることが
可能で、さらに溶液の粘度による吐出条件の変更を必要
とせず、また揮発性の溶媒を使用した溶液でも、溶媒の
揮発が抑えられるので吐出される溶液の濃度変化がほと
んどなく、濃度変化による吐出条件の変更が必要となら
ないことから、溶媒が有機溶剤等の揮発性溶液や、高粘
度溶液の吐出量を好適に制御することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく吐出制御装置の概略的構造を
説明するための図である。
【図2】従来の吐出制御装置の概略的構造を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 容器 2 加圧手段 3 液量調節手段 4 加圧部 5 補充口 6 吐出口 7 可塑体 8 電動モータ 8a ギアボックス 9 ピストン 10 液補充用タンク 11 バルブ 12 非圧縮性液体 13 パイプ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 83/00 B67D 1/04 B05B 1/30 H01L 21/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量の溶液を一定に吐出するための装
    置であって、該装置は、 吐出口を有する容器と、 前記吐出口に連通しかつ前記容器に収納された袋状可塑
    体と、 前記容器の内側面と前記袋状可塑体の外側面との間に形
    成される空間を満たす非圧縮性液体と、 前記空間を満たす前記圧縮性液体の量を調整する、前記
    非圧縮性液体の貯蔵部とバルブを備えた液体調節手段
    と、 前記空間を満たす前記非圧縮性液体に所定の圧力を加え
    る圧力手段とからなり、前記圧力手段により前記溶液内の溶液を一定量吐出する
    と共に、前記液体調節手段のバルブと前記圧力手段を同
    期させて、溶液の吐出後に、前記貯蔵部の非圧縮性液体
    を吐出された溶液と同量だけ前記空間内に補充する こと
    を特徴とする溶液吐出制御装置。
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