JP3303449B2 - 蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents

蓄圧式燃料噴射装置

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JP3303449B2
JP3303449B2 JP19712093A JP19712093A JP3303449B2 JP 3303449 B2 JP3303449 B2 JP 3303449B2 JP 19712093 A JP19712093 A JP 19712093A JP 19712093 A JP19712093 A JP 19712093A JP 3303449 B2 JP3303449 B2 JP 3303449B2
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    • F02M63/02Fuel-injection apparatus having several injectors fed by a common pumping element, or having several pumping elements feeding a common injector; Fuel-injection apparatus having provisions for cutting-out pumps, pumping elements, or injectors; Fuel-injection apparatus having provisions for variably interconnecting pumping elements and injectors alternatively
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄圧室に蓄えた高圧燃
料を複数のインジェクタから噴射するようにした多気筒
エンジンの燃料噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多気筒エンジンの複数の気筒に対応して
設けられる複数のインジェクタに高圧燃料を供給する手
段として、蓄圧室に蓄えられた高圧燃料を各インジェク
タに供給するいわゆるコモンレール式燃料噴射装置が知
られている。コモンレール式燃料噴射装置は、高圧噴射
ポンプから圧送された高圧燃料をコモンレールの蓄圧室
に蓄圧し、この蓄圧室から分岐される複数の配管により
各配管の先端に取り付けられるインジェクタに供給され
る。インジェクタから噴射される燃料の噴射時期及び噴
射量は、インジェクタ入口に取り付けられる電磁弁によ
り制御装置の指令に基づいて制御される。ここで、蓄圧
室に高圧燃料を圧送する従来の噴射ポンプは、例えば特
開平4−159451号公報に示すように、シリンダ内
のプランジャを往復摺動させることによりポンプ室を加
圧し、このポンプ室の高圧燃料を吐出口から蓄圧室に圧
送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、複数のインジ
ェクタを複数のグループに分割し、分割した各グループ
毎に蓄圧室を設ける場合、複数のインジェクタの噴射量
の不均一を解消するためには、各蓄圧器の圧力が均一で
なければならない。複数の蓄圧器の圧力を均一化する方
法としては、 各蓄圧器をパイプ等で連結する方法、
各蓄圧器にそれぞれ噴射ポンプの一気筒ずつを割当
て各ポンプ気筒を別々に制御する方法が提案される。
【0004】前記の一例である特開平3−18526
1号公報に示される蓄圧式燃料噴射装置は、噴射順序が
隣り合わない気筒同志のインジェクタを1群とする複数
個のグループに全体の気筒を分割し、分割した各グルー
プ毎に蓄圧器を設け、これら複数の蓄圧器に噴射ポンプ
から高圧燃料を供給することで複数の蓄圧器を高圧に保
持し、インジェクタの噴射圧の低下を防止している。
【0005】しかしながら、このような従来の蓄圧式燃
料噴射装置によると、 各蓄圧器を連結パイプにより
連結したものでは、(1) 連結パイプの取付スペースを必
要とするためエンジンへの搭載性を悪化させ、また、
(2) インジェクタからの噴射後に発生する圧力波により
蓄圧器内に圧力脈動が生じ、この圧力脈動が連結パイプ
を伝って他方の蓄圧器内に伝幡し、次の噴射の噴射量を
不均一にする。 各蓄圧器にそれぞれ噴射ポンプ一
気筒ずつを接続したものでは、噴射ポンプの各気筒の性
能のばらつき(不均一)により各蓄圧器の圧力の均一を
保つのが困難であるという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、分割された蓄圧器を接続する連結
パイプを廃止し、噴射ポンプ一気筒で複数の蓄圧器の圧
力を高精度に均一に保持可能な蓄圧式燃料噴射装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の蓄圧式燃料噴射装置は、多気筒エンジンの各
気筒毎に設けられるインジェクタと、噴射順序が隣り合
わない気筒同志のインジェクタを1群とする複数個のグ
ループに全体の気筒を分割し、分割した各グループ毎に
設けられる蓄圧器とを備え、前記蓋圧器に蓄えた高圧燃
料を対応するインジェクタから所定の時期に噴射供給
し、前記インジェクタの噴射後に発生した圧力波が対応
する蓄圧器に伝幡する燃料噴射装置において、ポンプ室
の燃料を吐出口から圧送する噴射ポンプと、前記ポンプ
室または該ポンプ室に連通する通路から分岐し、前記
グループ毎に設けられた蓄圧器にそれぞれ連通する複数
の燃料通路と、前記複数の燃料通路に設けられ、前記イ
ンジェクタの噴射後に発生した圧力波が対応する蓄圧器
から他の蓄圧器に伝幡するのを防止する逆止弁と、を備
えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の蓄圧式燃料噴射装置の構成によると、
あらかじめ噴射順序が隣り合わないインジェクタ毎にグ
ループ分けし、各グループ毎に設けられる蓄圧器から高
圧の燃料を対応する各インジェクタに供給する。そし
て、噴射ポンプの一気筒に対応する一個または2個以上
の吐出口から逆止弁を経由して複数の蓄圧器に燃料を圧
送し、この複数の蓄圧器から対応するインジェクタに燃
料を供給する。
【0009】このため、複数の蓄圧器に燃料を供給する
加圧源を共通するため、複数の蓄圧器の供給圧力を均一
に保持するとともに、噴射後のインジェクタからの噴射
により発生した圧力波による圧力脈動が、次に噴射され
る他方の蓄圧器内に伝幡するのを防止するため、複数の
インジェクタから均一な燃料の噴射量を供給することが
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。6気筒ディーゼルエンジンに本発明を適
用した第一実施例を図1および2に示す。図2に示すよ
うに、燃料タンク10から汲み上げた燃料は燃料通路1
1を経由して高圧噴射ポンプ12に導入され、この噴射
ポンプ12の第1の吐出口13、第2の吐出口14から
それぞれ燃料通路16、17を経由して第1の蓄圧器2
0、第2の蓄圧器21に高圧燃料が供給される。第1の
蓄圧器20は、エンジンの#1、#3、#2の各気筒に
取付けられる各インジェクタa、b、cに燃料を供給す
るパイプ22、23、24が連結されている。同様に、
第2の蓄圧器21には、エンジンの#5、#6、#4の
各気筒に取付けられる各インジェクタd、e、fに燃料
を供給する配管25、26、27が接続されている。こ
こで、噴射順序は、例えば#1、#5、#3、#6、#
2、#4の気筒順であり、第1の蓄圧器20と第2の蓄
圧器21とから交互に噴射される。これにより、インジ
ェクタの噴射後に発生する圧力波が対応する一の蓄圧器
に伝播するが、この圧力波による圧力脈動は他の蓄圧器
に対応するインジェクタからの噴射期間中に充分に減衰
するので、前記の圧力波が前記一の蓄圧器に対応する他
のインジェクタの噴射量に与える影響は極僅かである。
【0011】噴射ポンプ12は、その構成が図1に示す
ように、ポンプハウジング2の下端にカム室3が形成さ
れている。カム室3には機関の回転数の1/2の速度で
回転するカムシャフト4が挿通されており、このカムシ
ャフト4にはカム5が形成されている。カム5はカムシ
ャフト4の一回転につき3度の上昇行程をなす。すなわ
ち三山カムの形態を成し、各カム5のカムリフトの角度
に介する位相は120度ポンプ回転角ずつ相互に異なら
せてある。
【0012】ポンプハウジング2内にはシリンダ8が取
付けられており、ポンプハウジング上端面2bに組込手
段として馬蹄形状のシム30を介してシリンダ肩部8d
が当接している。このシリンダ8内に往復動かつ摺動自
在に嵌挿されるプランジャ31は、従来の列型ポンプの
ような外周面に切欠きが形成された円筒状のプランジャ
と異なり、リード溝が設けられていない円柱形状をして
いる。またプランジャ31の上端面とシリンダ8に形成
されるプランジャ案内孔としての内周面8aとによりポ
ンプ室32が形成されており、シリンダ8には。図中上
方の位置でポンプ室12に連通する2個の吐出通路3
4、35およびシリンダ8と電磁弁36との間に形成さ
れた燃料溜り37、連通路40、電磁弁36の弁部41
を介してポンプ室32に連通する連通路48が形成され
ている。連通路48はシリンダ8とポンプハウジング2
の間に形成された燃料溜り49に連通しており、この燃
料溜り49には連通管50を介して図示しない低圧供給
ポンプからの低圧燃料が供給される。
【0013】シリンダ8には逆止弁としての2個の吐出
弁61、62が取付けられており、この吐出弁61、6
2は吐出口13、14を介してポンプ室32に連通して
いる。ポンプ室32内で加圧された燃料は吐出弁61、
62の弁体63、64を復帰用スプリング65、66の
付勢力に抗して押し開き、これにより加圧された高圧燃
料が吐出口13、14、燃料通路16、17を通して第
1の蓄圧器20、第2の蓄圧器21内に圧送される。
【0014】プランジャ31の下端は弁座70に連結さ
れており、この弁座70は復帰用スプリング71によっ
てタペット72に押しつけられている。タペット72は
カムローラ73を有し、このカムローラ73はカム5に
摺接している。したがってカムシャフト4の回転により
カム5が回転すると、カムローラ73および弁座70を
通してプランジャ31が往復駆動される。なお、プラン
ジャ31の往復ストロークはカム5の高低差により決定
される。このため、プランジャ31がシリンダ8内を下
降することにより連通路48、燃料溜り37、連通路4
0、電磁弁36の弁部41を介して低圧側の燃料がポン
プ室32へ供給される。
【0015】シリンダ8には、プランジャ31の上端面
に対向した位置に電磁弁36がねじ結合されている。こ
の電磁弁36は所定のタイミングで通電されることによ
りプランジャ31の加圧開始時間を設定するプレストロ
ーク制御式電磁弁で、この電磁弁36への通電タイミン
グを制御することにより第1の蓄圧器20、第2の蓄圧
器21への吐出量を変化させることができる。
【0016】次に前記実施例の燃料噴射ポンプの基本的
作動について説明する。第1図において、カムシャフト
4の回転に伴って往復動されるプランジャ31は、下降
するとき連通路48、燃料溜り37、連通路40、電磁
弁36の弁部41を介してポンプ室32内に燃料を導入
し、プランジャ31が上昇する際、プランジャ31はポ
ンプ室32内の燃料を加圧しようとする。
【0017】しかし、このとき電磁弁36に通電されて
いないため、電磁弁36は開いており、そのためポンプ
室32内の燃料は、弁部41、連通路40、燃料溜り3
7、通路48を順次介して溢流し、加圧されない。この
ポンプ室32内の燃料の溢流中に電磁弁36に制御パル
スが送られると、弁部41が閉じられるため、プランジ
ャ31によるポンプ室32内の燃料の加圧が開始され、
ポンプ室32内の燃料圧力が吐出弁61、62の復帰用
スプリング65、66の付勢力に打ち勝つと、弁体6
3、64を押し開いて吐出口13、14から燃料通路1
6、17を経由して第1の蓄圧器20、第2の蓄圧器2
1へ圧送される。
【0018】プランジャ31が往復運動をすると、この
1個のプランジャ31に対し、第1の吐出口13と第2
の吐出口14からそれぞれ燃料通路16、17を経由し
て第1の蓄圧器20、第2の蓄圧器21にそれぞれ燃料
が供給される。ポンプ室32でプランジャ31により圧
縮された燃料は、第1および第2の蓄圧器20、21の
内圧の低い方の蓄圧器に吐出される。第1および第2の
蓄圧器20、21の内圧が相互に等しくなったときのみ
両方の蓄圧器へ吐出される。これにより、第1の蓄圧器
20と第2の蓄圧器21の圧力が均一に保持される。
【0019】また、第1および第2の蓄圧器20、21
に発生した噴射波は、相互の蓄圧器の連結パイプが廃止
されるとともに、逆止弁として機能する吐出弁61、6
2が設けられていることから、一方の蓄圧器の圧力波が
他方の蓄圧器へ伝達されることはない。これにより、イ
ンジェクタの噴射による圧力脈動が他方の蓄圧器へ伝わ
り次の噴射に影響を与えるのを阻止する。
【0020】次に、本発明の第2実施例を図3に示す。
図3に示す第2実施例では、噴射ポンプ200の吐出口
101がプランジャ1個に対し1個設けられている。こ
の吐出口101に接続される燃料通路102の他方の端
部は燃料通路103と第2の燃料通路104に分岐され
る。第1の燃料通路103および第2の燃料通路104
にはそれぞれ第1の蓄圧器20または第2の蓄圧器21
から圧送ポンプ12側への燃料の流入を防止する第1の
逆止弁105、第2の逆止弁106がそれぞれ介装され
ている。
【0021】この第2実施例によっても第1の蓄圧器2
0と第2の蓄圧器21の各内圧が等しくなるように制御
される。すなわち、噴射ポンプ12の吐出口101から
第1の燃料通路103または第2の燃料通路104から
第1の蓄圧器20と第2の蓄圧器21のうちの内圧の低
い方に優先的に燃料が供給される。逆止弁105、10
6の設定圧の前後差圧の大きい方に燃料が供給されるか
らである。
【0022】次に本発明の第3実施例を図4に示す。図
4に示す第3実施例は、連結用ブロックからなる中間蓄
圧容器を設けた例である。図4に示すように、この例で
は6気筒ディーゼルエンジンの6個の気筒を3個に分割
し、それぞれの気筒に対応して#1、#6の気筒に第1
の蓄圧器110、#5、#2の気筒に対応して第2の蓄
圧器111、#3、#4の気筒に対応して第3の蓄圧器
112を設け、それぞれに第1、第2および第3の燃料
通路120、121、122を接続し、それぞれの途中
に逆止弁125、126、127を設け、これらの逆止
弁125、126、127の入口側に中間蓄圧器130
を接続している。中間蓄圧器130は、連結用ブロック
からなっており、燃料入口は燃料通路86、87が接続
されている。噴射ポンプ92の2個の気筒88、89が
吐出口93、94を経由してそれぞれ燃料通路86、8
7に接続されている。この中間蓄圧器130は、連結用
ブロックで構成されていることから、高圧の燃料圧力を
蓄圧することが可能である。その他の構成部分について
は図2に示すものと実質的に同一部分について同一符号
を付し、説明を省略する。
【0023】この第3実施例によると、噴射ポンプ92
の吐出口93、94から吐出された高圧の燃料が中間蓄
圧器130に蓄圧され、この中間蓄圧器130からの分
岐された燃料通路120、121、122により下流側
の蓄圧器110、111、112に供給される。そして
これらの第1蓄圧器110、第2の蓄圧器111および
第3の蓄圧器112からそれぞれ#1、#6の気筒、#
5、#2の気筒、#3、#4の気筒にそれぞれ燃料が圧
送供給される。噴射順序は第1、第2、第3の蓄圧器の
順序であり、例えば#1、#5、#3、#6、#2、#
4の順である。
【0024】次に、従来の比較例を図5、図6および図
7に示す。図5に示す比較例1は、第1の蓄圧器20と
第2の蓄圧器21がそれぞれ別個のプランジャで圧送さ
れた燃料が吐出口143、144から供給されるため、
噴射ポンプの各気筒の性能のばらつきにより第1の蓄圧
器20の内圧と第2の蓄圧器21の内圧とが不均一にな
ることがあるため、複数のインジェクタ間における燃料
噴射量のばらつきが発生する虞がある。
【0025】図6に示す比較例2は、第1の蓄圧器20
と第2の蓄圧器21を連結パイプ141で連結した例で
ある。この例では、第1の蓄圧器20側のインジェクタ
で噴射された噴射波が連結パイプ141を経由して第2
の蓄圧器21に伝幡されるため、次の噴射が行われるイ
ンジェクタに燃料噴射量のばらつきが発生する虞があ
る。
【0026】図7に示す比較例3は、圧送ポンプ140
の吐出口147から吐出された燃料は第1の蓄圧器20
に圧送されるようにし、この第1の蓄圧器20と第2の
蓄圧器21を連結パイプ141で連結した例である。こ
の例によると、第1の蓄圧器20と第2の蓄圧器21で
発生したインジェクタからの噴射波が連結パイプ141
を経由して相互に他方の側の蓄圧器に伝幡されるため、
噴射波のの影響によって各インジェクタからの噴射量の
ばらつきが発生しやすい。
【0027】上記比較例1、2、3に比べ、前述した本
実施例においては、常に、複数の蓄圧器間の内圧を均一
に保持するため、インジェクタ間の噴射量のばらつきが
防止されるとともに、インジェクタの燃料の噴射波が次
に噴射されるインジェクタの噴射量に影響を与えないよ
う、逆止弁によって燃料噴射波の伝幡が阻止されるた
め、噴射波による燃料不均一が防止される。
【0028】また、燃料の加圧源としては、プランジャ
を用いなくても、例えば、歯車式ポンプを使用してもよ
い。なお、前述した実施例では6気筒エンジンに本発明
を適用した例について説明したが、4気筒、8気筒その
他の気筒数のエンジンにも適用することができることは
もちろんである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の蓄圧式燃料
噴射装置によると、複数の気筒に対応して蓄圧容器を分
割し、分割した複数の蓄圧容器のそれぞれに圧送ポンプ
からの均一な燃料圧が作用するようにし、しかも分割さ
れた複数の蓄圧容器の燃料入口側に逆止弁を設ける構成
としたため、複数の分割された蓄圧容器の内圧を常に均
一に保持しかつ噴射圧力波を他の蓄圧容器に伝播しない
ので噴射量の不均一を防止するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す蓄圧式燃料噴射装置
の一部切欠断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による蓄圧式燃料噴射装置
を示す概略構成図である。
【図3】本発明の第2実施例による蓄圧式燃料噴射装置
を示す概略構成図である。
【図4】本発明の第3実施例による蓄圧式燃料噴射装置
を示す概略構成図である。
【図5】従来の比較例1による蓄圧式燃料噴射装置を示
す概略構成図である。
【図6】従来の比較例2による蓄圧式燃料噴射装置を示
す概略構成図である。
【図7】従来の比較例3による蓄圧式燃料噴射装置を示
す概略構成図である。
【符号の説明】
a、b、c、d、e、f インジェクタ 12 噴射ポンプ 13 第1の吐出口 14 第2の吐出口 16 第1の燃料通路 17 第2の燃料通路 20 第1の蓄圧器 21 第2の蓄圧器 31 プランジャ 32 ポンプ室 61 吐出弁(逆止弁) 62 吐出弁(逆止弁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 63/02 F02M 55/02 350 F02M 47/00 F02M 55/02 310

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒エンジンの各気筒毎に設けられ
    ンジェクタと、噴射順序が隣り合わない気筒同志のイ
    ンジェクタを1群とする複数個のグループに全体の気筒
    を分割し、分割した各グループ毎に設けられる蓄圧器と
    を備え、前記蓋圧器に蓄えた高圧燃料を対応するインジ
    ェクタから所定の時期に噴射供給し、前記インジェクタ
    の噴射後に発生した圧力波が対応する蓄圧器に伝幡する
    燃料噴射装置において、 ポンプ室の燃料を吐出口から圧送する噴射ポンプと、 前記ポンプ室または該ポンプ室に連通する通路から分岐
    し、前記各グループ毎に設けられた蓄圧器にそれぞれ
    通する複数の燃料通路と、 前記複数の燃料通路に設けられ、前記インジェクタの噴
    射後に発生した圧力波が対応する蓄圧器から他の蓄圧器
    に伝幡するのを防止する逆止弁と、 を備えたことを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置。
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