JP3301758B2 - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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JP3301758B2
JP3301758B2 JP51486690A JP51486690A JP3301758B2 JP 3301758 B2 JP3301758 B2 JP 3301758B2 JP 51486690 A JP51486690 A JP 51486690A JP 51486690 A JP51486690 A JP 51486690A JP 3301758 B2 JP3301758 B2 JP 3301758B2
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  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は圧縮と膨張が異なる燃焼室で行なわれる回転
式内燃機関に関する。
GB−A−1505853(1978年3月30日公開)は、先端を
切られたサイクロイド型の突出部を持ち相互に噛み合う
歯車によって駆動される一対の相互に噛み合うローター
を持ち、該相互に噛み合うローターによって形成される
燃焼帯で混合気を圧縮する回転式発動機を開示してい
る。この相互に噛み合うローターは1対1の速度比で連
結されたシャフト上に取り付けられる。この2つのロー
ターの作用によって達成される圧縮/膨張は、完全行程
容積を提供することはなく、ローター間に閉じ込められ
るようにして残るチャージの容積は最小すきま容積にま
で減少する。圧縮、燃焼、膨張は同じシリンダー内で行
なわれる。
DE−A−362084(1987年3月19日公開)は、圧縮、燃
焼及び膨張が異なる燃焼室内で行なわれる回転式発動機
(図5)を開示している。圧縮部と膨張部は本質的に同
じ構造であるが、吸気ポートと排気ポートの位置が異な
る。それぞれはシリンダーの表面を拭う対向するシーリ
ング・ベーン(密封脈)を持つ一対のローターを持つ。
ローターにはベーンに隣接して切欠き部分が設けられて
おり、両ローターの接点近くでそのぞれ他のローターの
ベーンを受け入れるようになっている。各対の一方のロ
ーターでは、切欠きがあるために他の場合はローターに
よって閉じられている吸気口(膨張部)又は排気口(圧
縮部)を通って気体が流れる。図示した一つの実施例
(図3)では、ローターには歯形が設けられているが相
互に噛み合う歯が圧縮室を形成するものではない。
GB−A−1098854(1968年1月10日公開)、GB−A−1
574549(1980年9月10日公開)、US−A−3902465(198
0年9月2日)及びUS−A−4476826(1984年10月16日)
は全て、燃焼が圧縮室と膨張室の間に位置する別の燃焼
室で行なわれる回転式発動機について述べている。
US−A−3472445(1969年10月14日公開)及びGB−A
−1304394(1973年1月24日)は共に、ハウジング内に
収められた相互に噛み合う対向回転の突出部付きのロー
ターを持つエアコンプレッサーを開示している。ロータ
ーの突出部はハウジングの壁を撫でて主たる圧縮効果を
提供するが、ローター突出部の間で突出部の回転経路の
一部に及ぶ部分が容積に徐々に減少する過渡室が形成さ
れて圧縮されたチャージを排気する。通常、各ローター
は同数の突出部を持ち、同じ速度で回転する。しかし、
US−A−3472445は、一個の突出部を持つより小さなロ
ーターと2個の突出部を持つより大きなローターからな
りそれらのローターが2:1の回転速度比で回転する装置
を図示している(図XXI)。GB−A−1304394は異なる数
の突出部且つ又は異なる直径を持ち、突出部の数が異な
る場合は、適当な変速比を使ってローターを適当な異な
る速度で駆動する可能性について述べている。
内燃機関のコンプレッサー部に要求される条件はエア
コンプレッサーに要求される条件とは非常に異なる。特
に、コンプレッサー部に予圧縮が実質的になく、チャー
ジのデリバリー(送り出し)とレシート(受け入れ)が
実質的に圧縮と同時に開始することが望ましい。出願人
/発明者の知るかぎり、US−A−3472445又はGB−A−1
304394に開示されたような相互に噛み合う対向回転の突
出部付きのローターの内燃機関に用いる提案はこれまで
なされていない。驚くことに、そのような利用は本発明
の目的とするエンジンの効率を実質的に改善することが
わかった。
本発明によれば、圧縮部と膨張部を別々に持ち、該圧
縮部及び膨張部のそれぞれに連絡する弁付きの吸気及び
排気ポートを持つ燃焼室を持つ内燃機関であって、該圧
縮部及び膨張部の各々が、第一軸の周りを回転すること
ができ、周縁に曲面で境界を付けられた凹みを持つ第一
のローターと、該第一のローターと反対方向に第二軸の
周りを該第一軸に平行に回転することができ、曲面で境
界を付けられた半径方向の突出部を持つ第二のローター
とからなり、前記圧縮部と膨張部の第一及び第二のロー
ターの各々は互いに回転して相互にかみ合い、容積が漸
進的に増大する過渡室又は漸進的に減少する過渡室を形
成し、第一の凹みの付いたローター(14b,15b)の回転
速度が、第二の突出部付きのローター(14a,15a)の速
度と比べて1:1より小さい整数の比率でより遅く、前記
容積が漸進的に増大する過渡室又は漸進的に減少する過
渡室の各々は前記ローターの凹みの表面と突出部の表面
の間に形成されており、該表面は、該凹みを該突出部が
通過する間、該突出部の先端と、該突出部の表面及び該
凹みの表面に沿って進行する可動部の両方によって該凹
みの表面が継続的に撫でられて該過渡室を形成するよう
に輪郭が描かれており、該燃料室の吸気及び排気ポート
は、第一のローターの各凹みと連絡する開口を有する各
第一のローターの端部表面によって吸排気調節されるこ
とを特徴とする内燃機関が提供される。
ローターは、既存の室の容積が最小となる構成又はそ
の近くで、例えば面取り端部又は溝によって流体と連絡
するような形状になっていないかぎり、該連絡を可能に
するための流体連絡ポートを一方のローターに設ける。
通常、ローターは軸長に沿って半径方向の横断面が均
一であり、該凹みと突出部は軸方向に沿って直線的に又
は螺旋状に伸びる。ローターは、相互に噛み合うロータ
ー間に形成された過渡室の軸長の境界を定めるため凹み
の各端部を閉じる静止端壁内に軸受を付けて取り付ける
のが適当である。しかし、凹みは第一のローターの軸端
まで行かずに終了して該過渡室が凹みの端面によって境
界を定められるようにしてもよい。
突出部の先端と端部の両方又は一方にメカニカル・シ
ールを設けてもよいが、通常は制限された流体間隙を持
つ適切な近接面を加工又は形成することで足りる。回転
装置が圧縮部であるときは、ローターは膨張部のロータ
ーから駆動され、過渡室の容積は突出部が凹みを通過す
るにしたがって減少する。空気はエンジン・ハウジング
から発生室に引き込み、続いて燃料を既存室に噴射また
は直接送出ししてもよい。圧縮された流体の排気手段と
しては面取り溝又は通路を第一のローター内に置くこと
が適当で、その排気手段は凹みと該ローターの端壁内の
排気ポートとを連絡する。凹み内の通路への吸気口の位
置は通常、室の容積が最小になるゾーンにあり、少なく
とも実質的にその室が存在するかぎりその室からの流体
の流れを許す。
回転装置が膨張部であるときは、過渡室の容積は突出
部が凹みを通過するにしたがって増大し、ローターは既
存室の流体圧力によって回転する。通常、この流体は端
壁内の吸気ポートと凹みとを連絡する第一のローターの
面取り溝又は通路を通って供給される。凹み内の通路へ
の排気口の位置は通常、室の容積が最小になるゾーンに
あり、少なくとも実質的にその室が存在するかぎりその
室からの流体の流れを許す。
第一の凹みの付いたローターの回転速度は、第二の突
出部付きのローターの速度と比べて1:1より小さい整数
の比率でより低い。
また、第一・第二ローターはそれぞれ、突出部付きの
ローターと凹みの付いたローターの速度比と同じ凹み数
対突出部数の比率で等角に間隔を取った凹みと突出部を
持つことが望ましい。
現在特に好ましい実施例では、第一のローターは3つ
の等角に配置された凹みを持ち、第二のローターは2つ
の正反対に配置された突出部を持ち、それらの回転速度
比は2:3とする。望むならば、2つ以上の第一の凹み付
きローターを同一の第二の突出部付きのローターと相互
に噛み合わせるか、あるいは、2つ以上の第二の突出部
付きのローターを同一の第一の凹み付きローターと相互
に噛み合わせることができる。
回転装置は適当なタイミングで動作する弁を含み、利
便性を考え、凹みは半径方向にオスセットした、凹みの
最大半径より小さな半径の排気ポートを持つことができ
る。
場合により、圧縮を増大させる、又は膨張に対する仕
事量をより大きくするためには、第一と第二のローター
とそれぞれ同軸であり、それらと摺動シールを形成する
第一と第二のアーチ状の凹みを持つハウジング内にロー
ターを収納してもよい。この際、突出部が第一のロータ
ーの凹みを通過する前後の回転部分においてローターと
ハウジングの間に容積が漸進的に増減しローター間の最
終室又は発生室と連絡する第二の過渡室が形成される。
本発明の内燃機関はあらゆる種類の気体又は液体燃料
を使っての運転に適用することができる。燃料は予め空
気と混合することができ、混合気はコンプレッサー部で
形成するかそこに投入してもよい。あるいは燃料は燃焼
室内に直接噴射してもよい。火花で点火するエンジンの
場合、点火装置は燃焼室内に配置される。ディーゼル・
エンジンのように圧縮点火するエンジンの場合、圧縮中
の空気の流れは噴射された燃料の流れと最適に混じり合
うように適当な形状の吸気ポートによって案内される。
以下の記述は、本発明の好ましい実施例を添付図面に
基づいて例示するものである。添付図面の中で、 図1は、本発明の内燃機関の概略断面図であり、それ
ぞれ本発明による回転装置である圧縮部及び膨張部のロ
ーターのそれぞれの軸を通る面で切ったもの; 図2a、2b及び2cは、圧縮部の相互に作用するローター
の直径方向の概略断面図であり、それぞれがエンジンの
圧縮サイクルにおける連続ステージを示す; 図3a、3b及び3cは、膨張部の相互に作動するローター
の直径方向の概略断面図であり、それぞれがエンジンの
膨張サイクルにおける連続ステージを示す; 図4は、燃焼室の一部を通る概略横断面であり、点火
プラグを示す; 図5は、図4の矢印“A"の方向から見た燃焼室の吸気
側を示す略図; 図6は、図4の矢印“B"の方向から見た燃焼室の排気
側を示す略図; 図7は、図2a、2b及び2cに対応する図であり、圧縮ロ
ーターを囲むハウジングが圧縮サイクルにあるローター
と共に作用するように改造したものを示す; 図8は、図7と同様の図であり、膨張ローターを囲む
ハウジングが膨張サイクルにあるローターと共に作用す
るように改造したものを示す。
図1にあるとおり、エンジンには一対の端壁1及び2
と、平行した中間壁3がスペーサ・スリーブ4及び5並
びに複数のボルト6及び7によって固定アセンブリーに
しっかりと留められる。各端壁1、2には転がり軸受8
があり、中間壁3には玉軸受9があり、第一のシャフト
11と第一のシャフトに平行な第二のシャフト10を支え
る。第二のシャフト10は一方の端部にキー付きギア・ピ
ニオン12を持ち、第一のシャフト11は同じ端部にキー付
きピニオン13を持ち、これら2つのピニオン12と13は2:
3の速度比で噛み合う。
シャフト10と11の各々はそれぞれキー付きの圧縮ロー
ター14a、14b及びキー付きの膨張ローター15a、15bを支
え、各々がそれぞれ壁1と3の間及び壁2と3の間に実
質的に気密のすべりばめを形成する。ハウジング(図示
されず)は圧縮ローターに沿って吸気室が、膨張ロータ
ーに沿って排気室が来るようにアセンブリーに沿って配
置する。
中間壁3内にその両面に連絡する燃焼室16があるが、
その形状の詳細は図4、5及び6を参照しながら以下に
説明する。
図2a、2b及び2cを参照しながら、圧縮ローター14a、1
4b及び圧縮行程について詳述する。図2aにおいて、突出
部付きのローター14aはより速いローター、凹み付きの
ローター14bはより遅いローターである。これらのロー
ターは互いに本発明の回転装置を構成する。ローター14
aには半径方向の突出部“P"及び“Q"があるが、これら
は同じ形状であり、ローター14bの凹み“R"、“S"及び
“T"に嵌まり一緒に作動するようにコンピューターで形
状を決定される。
混合気、あるいは燃料噴射システムを使う際の空気だ
けのような気体作動流体を、ローター14bを囲むハウジ
ング内に供給し、凹み“R"、“S"及び“T"を満たす。圧
縮サイクルは2つのローター14aと14bが図2aに示す位置
にあるときに開始する。この位置では、作動流体のチャ
ージはローターとローターの間に閉じ込められ、ロータ
ー14aの先端17とヒール18にある限られた気体の間隙か
らのみ逃げることが可能となる。ローターが図2bの位置
に進行するにつれてローターとローターとの間に閉じ込
められた容積はローターの動きによる排気活動によって
減少し、凹み“R"の中でチャージの圧縮が始まる。作動
流体のチャージが圧縮されるにつれて、それはローター
14b内の通路19を通って、内壁3に面するローターの端
面に配置されたローター・ポート20まで運ばれる。圧縮
行程の最初から最後まで、このローター・ポート20は中
間壁3の中にある燃焼室16の入り口ポート21と連絡す
る。
圧縮行程は、閉じ込められた容積が減少して2つのロ
ーターのそれぞれの部分の間の間隙の容積だけになった
ときに図2cの位置で完了する。この位置では、ローター
・ポート20の後縁は静止ポート21の下端を通過し、燃焼
室16内の圧縮されたチャージを閉じ込める。
この位置では、ローター14bと中間壁3との間の気体
間隙を通して限られた“リーク・バック”のみが可能と
なる。
燃焼室16は他方の端部に送出しポート22を持つ。燃焼
行程の開始から完了まで、送出しポート22は以下に詳述
するところの隣接する膨張ローター15aの側壁によって
閉鎖される。このように、燃焼行程の間、燃焼室の入り
口ポート21と送出しポート22は両方ともそれぞれロータ
ー14a及び15aの隣接する端面によって効果的に閉鎖さ
れ、この方法により、圧縮された流体のチャージに熱が
加えられるが、その容積は燃焼行程の間、強制的に一定
を維持される。混合気を使う場合、点火は先端が燃焼室
16の内部に露出した点火プラグによって行なわれる。圧
縮点火を行なうエンジンの場合は火花点火の代わりに熱
点火の燃料噴射を用いることができることは内燃機関の
当業者には明らかである。燃料の燃焼による熱の放出が
燃焼室内にかなりの圧力上昇をもたらす。
図4、5及び6に示すように、中間壁3には円筒状の
燃焼室16があり、これには凹み付き圧縮ローター14bの
出力ポートから導かれる入り口ポート21と、凹み付き膨
張ローター15bの入り口ポートから導かれる排気ポート2
2が設けられている。中間壁3の中には先端が燃焼室内
部に配置される一般的な点火プラグ23を受け入れるため
のスペースが設けられている。
図3a、3b及び3cを参照しながら膨張ローター及び膨張
行程について詳述する。図3aにおいて、突出部付きのロ
ーター15aはより速いローター、凹み付きのローター15b
はより遅いローターである。これらのローターはまた互
いに本発明の回転装置を構成する。ローター15aには半
径方向の突出部“U"及び“V"があるが、これらは同じ形
状であり、ローター15bの凹み“W"、“X"及び“Y"に嵌
まり一緒に作動するようにコンピューターで形成を決定
される。膨張行程は2つのローターが図3aの位置に達し
たときに開始する。この位置では、ポート24の前縁は燃
焼室16の送出しポート22の上端を通過する。2つのロー
ター15a、15bのそれぞれの部分の間で形成される容積
は、この時、燃焼後の非常に高い圧力の下で流体を満た
された燃焼室16と連絡する。2つのローターの間で形成
される容積内の圧力のかかった流体はローターを図3bの
位置まで回転させ、膨張プロセスは継続し、結果的に両
ローターに力のモーメントがかかり、これらのローター
は同じ方向に回転を継続させられる。ローターは最終的
に図3cの位置に到達し、そこでローターは流体を閉じ込
める限界に達し、さらに回転した後、排気ガスがロータ
ーの継続的な排気活動によって閉じ込めゾーンを離れ
る。この後は次の膨張行程が始まるまでローターに新た
なエネルギーが与えられることはない。
2つのローターを使う積極排気の圧縮/膨張装置の目
的は、閉じ込められた容積(即ち過渡室)を得ることで
あり、この過渡室は最大値からほとんどゼロに近い容積
まで変化し、最小値は2つの相互作動ローターのそれぞ
れの部分の間の“気体間隙”の幅によってのみ制限され
る。圧縮モードでは、この装置は、閉じ込められた容積
を1つのローターの突出部の前縁と他方のローターの凹
みの表面全体の最大長との間に形成する。両ローターの
回転が一体となって容積の排出が進行するにつれて、閉
じ込められた“接点”(即ち最小間隙)が、二次元横断
面で見たとき、突出部と凹みの端のそれぞれにある2点
で維持される。これらの点の1つは飛び出た突出部、即
ちその先端(例:図2aの17)に対して固定されたままと
なる。その先端に対応する凹み付きローター上の閉じ込
めれられた接点は凹み付きローターの円周から求心方向
に漸進的に移動する。他の閉じ込められた接点は飛び出
した突出部の前縁(例:図2aの18)のヒール付近から始
まる。回転が進行するにつれて、この第二の接点は飛び
出た突出部の前縁に沿って先端に向かって漸進的に移動
する。凹み付きローターの縁上の対応する閉じ込められ
た接点は凹み付きローターの円周に向かってその前縁で
移動を開始し、縁に沿って他の接点に向かって漸進的に
移動する。
完全な行程容積を発生させるため、閉じ込められた2
点は圧縮行程を通じて漸進的に互いに近くなるように移
動し、これはこの2点が両ローターに共通の曲面を持つ
短い残りの縁の部分において重なる又は同じ位置を占め
るまで続く。
図7及び8は一つの変態を示し、ここでは圧縮部と膨
張部のハウジングの作用は入ってくる空気又は混合気及
び出ていく排気ガスを閉じ込めるためだけではない。こ
の変態では、ハウジング25は2つのローターの回転運動
の一部において、それらローターとの間隙が“滑るよう
に”即ち最小となるようにそれらと対になるような形状
をしている。図7は容積“J"の閉じ込めの開始を示して
おり、これは流体の容積が図2aに示す突出部“P"と凹み
“R"の境界面との間の容積にまで減少するまで回転が進
行するにつれて減少し、全体としてより高い圧縮が得ら
れる。図8は、図3cの突出部と凹みの間から最終的に逃
げ出した排気ガスがスペース“K"に閉じ込められたまま
であるため両ローターが更にかなりの回転距離を後にす
るまで膨張するガスからさらに仕事量を取り出し、その
後、ガスがハウジングの残りの部分に放出されることを
示している。両ローターの相互作用の構造と方法、及び
燃焼室の配置等は前掲の図で説明したとおりである。
図2a、2b及び2cの相互作用のローター14a、14b、並び
に中間壁3及びその室16と上述のハウジングは、圧縮器
として作用するため、必ずしも内燃機関に含まなくとも
圧縮器として又はポンピング機能を利用するために使う
ことができる。同様に、図3a、3b及び3cの相互作用のロ
ーター15a、15b並びに中間壁3及びその室16と上述のハ
ウジングは、流体駆動の原動機として作用するため、必
ずしも内燃機関に含まなくともその駆動機能を利用する
ために使うことができる。
本発明の図面を参照しつつ上で特に説明した場合に限
るわけではなく、以下の特許請求範囲に示すように様々
な変態やバリエーションを作ることが可能である。例え
ば、ローター内の通路(例:19)の代わりに凹み内の相
当する面取り溝を用いることができる。一般的に、この
ような溝はそれが取って代わる通路より短く、したがっ
て、回転装置内のデッド・スペースをかなり減少させ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−285201(JP,A) 特開 昭49−14805(JP,A) 米国特許4848295(US,A) 西独国特許出願公開3018638(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 53/00 F01C 1/20 F04C 18/20

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮部と膨張部(14a,14b,15a,15b)を別
    々に持ち、該圧縮部及び膨張部のそれぞれに連絡する弁
    付きの吸気及び排気ポート(21,22)を持つ燃焼室(1
    6)を持つ内燃機関であって、該圧縮部及び膨張部(14
    a,14b,15a,15b)の各々が、 第一軸(11)の周りを回転することができ、周縁に曲面
    で境界を付けられた凹み(R又はW)を持つ第一のロー
    ター(14b又は15b)と、 該第一のローター(14b又は15b)と反対方向に第二軸
    (10)の周りを該第一軸(11)に平行に回転することが
    でき、曲面で境界を付けられた半径方向の突出部(P又
    はU)を持つ第二のローター(14a又は15a)とからな
    り、 前記圧縮部と膨張部の第一及び第二のローター(14b,15
    b及び14a,15a)の各々は互いに回転して相互にかみ合
    い、容積が漸進的に増大する過渡室又は漸進的に減少す
    る過渡室を形成し、 第一の凹みの付いたローター(14b,15b)の回転速度
    が、第二の突出部付きのローター(14a,15a)の速度と
    比べて1:1より小さい整数の比率でより遅く、 前記容積が漸進的に増大する過渡室又は漸進的に減少す
    る過渡室の各々は前記ローターの凹み(R又はW)の表
    面と突出部(P又はU)の表面の間に形成されており、 該表面は、該凹み(R又はW)を該突出部(P又はU)
    が通過する間、該突出部(P又はU)の先端(17)と、
    該突出部(P又はU)の表面及び該凹み(R又はW)の
    表面に沿って進行する可動部(18)の両方によって該凹
    み(R又はW)の表面が継続的に撫でられて該過渡室を
    形成するように輪郭が描かれており、 該燃焼室(16)の吸気及び排気ポート(21,22)は、第
    一のローター(14b,15b)の各凹みと連絡する開口(20,
    24)を有する各第一のローター(14b,15b)の端部表面
    によって吸排気調節される ことを特徴とする内燃機関。
  2. 【請求項2】該膨張・圧縮部の第一ローター(14b,15
    b)は共通の第一軸(11)の周りを回転し、該膨張・圧
    縮部の第二ローター(14a,15a)は共通の第二軸(10)
    の周りを回転する請求項第1項記載の内燃機関。
  3. 【請求項3】ローター(14a,14b,15a,15b)は軸長に沿
    って半径方向の横断面が均一である請求項第1又は2記
    載の内燃機関。
  4. 【請求項4】該凹み(R,W)及び突出部(P,U)は軸方向
    に直線的に伸びる請求項第3項記載の内燃機関。
  5. 【請求項5】該凹み(R,W)及び突出部(P,U)は軸方向
    に螺旋状に伸びる請求項第3項記載の内燃機関。
  6. 【請求項6】第一・第二ローター(14a,14b,15a,15b)
    の各々は、突出部付きのローターと凹みの付いたロータ
    ーの速度比と同じ凹み数対突出部数の比率で等角に間隔
    を取った凹みと突出部を持つ請求項第1項記載の内燃機
    関。
  7. 【請求項7】第一のローター(14b,15b)は3つの等角
    に配置した凹みを持ち、第二のローター(14a,15a)は
    対向して配置した2つの突出部(P,Q)を持ち、それら
    の速度比が2:3である請求項第6項記載の内燃機関。
  8. 【請求項8】2つ以上の該第二の突出部付きローターが
    同一の第一の凹み付きローターと相互に噛み合う請求項
    第1ないし7のいずれかに記載の内燃機関。
  9. 【請求項9】第一のローターの端部表面における該各開
    口(20,24)は、各凹み(R,W)から半径方向にオフセッ
    トされ、かつ、ローターの通路(19)を通じて連絡して
    いるローターポート(20,24)からなる請求項1ないし
    8のいずれかに記載の内燃機関。
  10. 【請求項10】ローターの端部表面における該各開口
    (20,24)は、各凹み(R,W)の表面における面取りされ
    た溝の端部からなる請求項1ないし9のいずれかに記載
    の内燃機関。
  11. 【請求項11】第一と第二のローターとそれぞれ同軸で
    あり、それらと摺動シールを形成する第一と第二のアー
    チ状の凹みを持つハウジング(25)内にローターを収納
    し、その際、突出部(V,P)が第一のローターの通路を
    通過する前後の回転部分においてローターとハウジング
    (25)の間に容積(K,J)が漸進的に増減し、かつ、ロ
    ーター間の過渡室(Y,R)と連絡する第二の過渡室が形
    成される請求項第1ないし10のいずれかに記載の内燃機
    関。
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