JP3300350B2 - 血圧測定に使用するための手首装着装置 - Google Patents

血圧測定に使用するための手首装着装置

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JP3300350B2
JP3300350B2 JP51083692A JP51083692A JP3300350B2 JP 3300350 B2 JP3300350 B2 JP 3300350B2 JP 51083692 A JP51083692 A JP 51083692A JP 51083692 A JP51083692 A JP 51083692A JP 3300350 B2 JP3300350 B2 JP 3300350B2
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アラリス・メディカル・システムス・インコーポレーテッド
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/02Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
    • A61B5/021Measuring pressure in heart or blood vessels

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は一般に血圧測定に関し、特に組織圧力検出器
と共に使用するための手首装着装置に関する。
発明の背景 患者の内部動脈血圧を計測するためのシステムは、二
つの主なグループに細分でき、その一つは動脈壁に侵入
して血圧に接近し、いま一つは非侵入技術を用いてい
る。初期には、殆どの動脈血圧測定が、侵入法のみによ
り達成可能であった。一つの通常の侵入法は、液体が充
填されたカテーテルの患者の動脈への挿入を含む。
一方、正確な血圧測定を与えるための侵入法は、感染
及び潜在的な併発症に関連した危険性が、様々な場合に
おいて、侵入法の使用における利点を上回る。これら侵
入法に関連した危険により、コロトコフ(korotkoff)
法として知られる非侵入法が広く用いられている。
コロトコフ法は聴診法として知られており、これは、
動脈を通じて流れる血液が血圧の最高点(収縮期)及び
最低点(弛緩期)を示すようになされる特性音を用いる
ためである。
コロトコフ法は非侵入法であるものの、これは連続的
な圧力波に沿った最高点及び最低点のみを与えるにすぎ
ない。収縮期及び最弛緩期圧力は、多くの実例における
正確な診断のためには充分であるものの、血圧波の全て
の特性曲線を監視且つ利用することが望まれる様々な処
置例が存在する。これらの処置においては、コロトコフ
法は単純なので充分な情報を与えることはできない。更
に、このコロトコフ法の制約は、監視されるべき血圧に
おいて動脈の時間的閉塞が要求されることである。時間
的閉塞は多くの適用において禁じられてはいないが、患
者の血圧が連続的に監視されるべき場合(例えば外科的
処置を受ける際)及びそれにより、血液流の禁止は、時
間的根拠においてさえも好ましくない。
侵入血液計測に伴う上述した危険性及びコロトコフ法
の短所のために、非侵入血圧監視及び記録の連続領域に
おける広範囲な調査が行われた。これらの幾つかの非侵
入技術は、音振動測定原理、即ち血圧が動脈弁を通じて
流れ、多方向の力が動脈壁及び周囲の動脈組織を通じて
発せられるので、組織の表面における監視が容易になる
という如き事実の利点を講じる原理を使用する。血圧測
定の音振動法は非侵入であるので、侵入法に関連した危
険を伴わずに使用される。更に付言すれば、先に検討し
たコロトコフ法よりも一層に正確であり、完全な血圧波
形を再現できる能力を持ち、コロトコフ法により与えら
れた限定的な収縮期及び弛緩期圧力点と対照的である。
聴診測定の正確さは、方法と配置された装置並びに対
象の動脈に過度に組織に対抗する検出器の保守に大きく
依存する。それ故、この目的のために幾つかの装置が具
体的に開発されてきた。例えば、1988年11月15日に篠田
(Sinoda)等へ発行された米国特許第4,784,152号は、
患者の身体の表面に対して、且つその表面に沿って接触
検出器を移動させ得る装置に位置する検出器を開示して
いる。主枠に対して各接触要素を移動させるために圧力
装置が設けられ、これは組織へ向かう方向において各検
出器が組織に対抗して強制されるように設けられてい
る。同様に、1990年8月14日に横江(Yokoe)等へ発行
された米国特許第4,947,855号は、対象の体表面へ着脱
自在に設置される外被を有する血圧測定装置を開示して
いる。圧力検出器は、外被に次のように収容されてい
る。即ち、外被が体表面へ設置された際に、圧力検出器
が体表面に対向するように外被に収容されている。圧力
検出器は体表面をそれに抗して押圧する結果、対象の動
脈弁から生成されたパルス波形が検出される。また、ペ
リー(Perry)等へ発行された米国特許第4,966,156号
は、連続的な血圧監視のための圧力化システムが開示さ
れており、この圧力システムは、複チャンバ圧縮装置及
び切り換え機構を備え、これら両者はサーボモータ駆動
機構に係合されている。駆動機構は、複チャンバ圧縮装
置及び切り換え機構を連続的に制御するので、圧縮チャ
ンバからトランスデューサ内の圧力チャンバへの空気の
流れが調整される。
上述の特許に関連して、これらは幾つかの欠点を持つ
ことが明らかである。先ず、これらは圧力検出ヘッドに
より適用された圧力を解放するための手段を持たないの
で、その結果、適用された圧力が過剰(例えば故障状態
のように)になる。第二に、上記に検討したシステム
は、基準寸法でないので、その部品の大部分は現場で保
守点検可能ではない。第三に、上述のシステムからは次
のことが明らかである。即ち、これらは携帯者の肌に直
接に接触するので、そこの何等かの汚染菌が検出ヘッド
へ伝わり、それによりヘッドが汚染され、更に後続の携
帯者へ伝染し易いことである。最後に、一般的な観察で
は、上記に検討したシステムは一般に大きすぎるので、
使用及び操作するには扱いにくい。更に、上記のシステ
ムは、左右の手首の何れの使用にも共通に設計されてい
る。というのは、上記のシステムは、その共通性を念頭
において設計されており、特定の手首の特性の際の利
点、即ち組織圧力トランスデューサへの係合及び操作の
ための更に安定したプラットホーム(platform)の適切
な利点を採ることはできない。
従って、血圧聴診に使用される手首装着装置であっ
て、様々な手首特性が右または左手首へ共通に適合でき
る一つの検出器を与えるための利点を採るのことによ
り、組織圧力検出器を装着できる安定したプラットホー
ムを設けた装置を提供することが希求される。
また本発明の一つの目的は、過負荷な力を解放させる
システムを提供することにより、携帯者の組織への損傷
の危険が、装置の故障及び携帯者の手首領域に過剰な力
を与えようとする企てを最小化させることである。
本発明の更なる一つの目的は、迅速離脱システムであ
って、組織圧力検出器が手首装着装置から迅速に取り外
せるので、全ての組み立て部品の保守点検を経済的に安
価にし、また現場で保守点検、更には使い捨てさえも可
能とする手首装着装置を提供することである。
本発明の更に付加的な特徴は、携帯者から携帯者へ
の、或いは携帯者の手首から組織圧力検出器ヘッドへの
汚染菌の通過の危険性を最小限にする手首装着装置を提
供することである。
本発明の更に一層の目的は、動脈が動作から静止する
間に、対象の動脈への迅速且つ容易な配置において操作
者を支援することにより、手首装着装置の移動または移
転する傾向を減少させる手首装着装置を提供することで
ある。
発明の概要 上述の目的の観点から本発明は、携帯者の内部動脈血
圧を非侵入に決定するためのシステムにて使用するため
の手首装着装置を提供することである。
手首装着装置は、対象の動脈の上を覆う組織と動的に
係合する組織圧力トランスデューサを配置する。
手首装着装置は、携帯者の手首に装着すべき基部と、
組織圧力トランスデューサを収容するように適合された
トランスデューサプラットホームとを備える。トランス
デューサプラットホームは、枢軸可能且つ摺動可能に基
部へ次のように装着される。即ち、手首装着装置が携帯
者の右手首に装着された際、トランスデューサプラット
ホームが使用位置へ摺動する結果、対象の動脈の上を覆
う組織との動的な係合へ遊動すべき後続のトランスデュ
ーサプラットホームを活動させるように装着される。手
首装着装置が携帯者の左手首に装着された際、トランス
デューサプラットホームは第2の位置へ摺動可能であ
り、ここでトランスデューサプラットホームは対象の動
脈の上を覆う組織との動的な係合へ遊動する。それによ
り、装置は携帯者の右または左手首における使用に適合
する。
好ましくは、基部は第1及び第2窓部分を含み、ここ
で第1の窓部分は、装置が携帯者の右手首に配位された
際に、対象の動脈上に配置され、且つ第2の窓部分は、
装置が携帯者の左手首に配置された際に、対象の動脈上
に配置される。窓部分は、好ましくは対象の動脈の触診
の目的のために操作者の指を通すのに充分な大きさであ
る。
手首装着装置は好ましくは、基部をトランスデューサ
プラットホームへ係止(locking)させるための係止手
段を含み、これによれば、装置が使用されている際に、
プラットホームが自由に遊動することが防止される。解
除手段は、トランスデューサプラットホームを係止位置
から解除させるために設けられている。これは、組織圧
力検出器を異なる位置へ移動させる際に、若しくは対象
の動脈を手動触診する際に、手首装着装置を携帯者の手
首上へ正確に位置付けることを保証するために好まし
い。
装着装置の基部は手首係合面を有し、ここで手首係合
面は携帯者の手首の自然な曲線に対して基部へ概ね適合
するように、一般に凹面状である。これは携帯者の手首
上の基部の安定性と共に一般の携帯者に安心感を与え
る。更に、凹面は対象の動脈に移動若しくは回動に抗す
る安定化に貢献する。従って、対象の動脈が安定すると
共に、基部の手首係合面が平坦または非凹面の場所の適
用とは異なり、組織圧力検出器により対象の動脈に一
旦、圧力が加えられても、移動する傾向を持たない。隣
接する窓の間に配置されたリブにより付加的な安定性も
与えられる。
組織圧力検出器が、手首装着装置の右手及び左手の使
用に適合するように、第1と第2の位置の間に移動でき
るのに加えて、第3の位置が設けられ、それにより組織
圧力検出器は、装置から外す必要なく、測定のために近
付けるのに充分な移動をなすように、基部から枢軸に離
れる。更に第3の位置は、検出器を容易に保守または取
り外すにも効果的である。
他の観点では、本発明の装置は、携帯者の手首に装着
するように適合された基部と、組織圧力トランスデュー
サを収納するように適合され、基部に対して可動に係合
されたトランスデューサプラットホームと、組織圧力ト
ランスデューサを対象の動脈上を覆う組織へ動的に係合
させるように位置させるために、トランスデューサプラ
ットホームと組織圧力トランスデューサとの間に結合さ
れた手段と、組織圧力トランスデューサを対象の動脈上
を覆う組織との動的な係合から解除するために、基部と
トランスデューサプラットホームとの間に係合された手
段とを備える手首装着装置を開示する。解除手段は、携
帯者の応力に抗する組織圧力トランスデューサの力が、
所定の値を越えるときには常に働く。解除手段は、トラ
ンスデューサプラットホームから延出する弾性係合指を
含ことが好ましく、ここでその指は基部上の係合面へ係
合するように適合されており、それによりトランスデュ
ーサプラットホームは基部へ保持されると共に、通常の
操作状態の下では、基部とトランスデューサプラットホ
ームとの間の何等かの相対移動が防止される。対象の動
脈上を覆う組織に抗する前記組織圧力検出器により、充
分い駆りたてる力が働いた際には、弾性係合指が、基部
の係合面から係合解除されるように充分に歪むので、基
部とトランスデューサプラットホームとの間に起こる相
対移動が可能になる。弾性係合指は、凹面状係合面を含
むことが好ましく、且つその基部の係合面は好ましくは
概ね凹面である。これら二つの凹面は、互いに係合した
ときに協働するように適合されているので、弾性係合指
と基部の係合面との間の力が所定の値よりも小さい際に
は、弾性係合指が基部の係合面へ保持され、それらの間
の力が所定の値よりも大きい際には、弾性係合指は基部
の係合面から迅速に解除される。
尚、他の観点においては、本発明の装置は、携帯者の
手首へ装着されるべく適合された基部と、組織圧力トラ
ンスデューサへ係合するように適合されたトランスデュ
ーサプラットホームと、トランスデューサプラットホー
ムを基部へ結合させるための迅速結合解除手段とを備え
る手首装着装置を提供し、ここで迅速結合解除手段は、
トランスデューサプラットホーム及び組織圧力検出器の
基部からの迅速な取り外しを可能とする。迅速結合解除
手段は基部に締結された結合部材を含むことが好まし
く、ここで結合部材は好ましくはリップ(lip)部分を
含み、トランスデューサプラットホームは凹所部分を含
み、ここでリップ部分は、摺動的に係合し、且つ凹所部
分に保持されるように適合されている。
更に、他の観点では、本発明の手首装着装置は、携帯
者の手首へ装着されるべく適合された基部と、組織圧力
トランスデューサを収納するように適合されたトランス
デューサプラットホームとを含み、ここでトランスデュ
ーサプラットホームは基部へ係合されている。組織圧力
検出器と、対象の動脈の上を覆う組織との間には、組織
圧力検出器と組織との間の直接接触を防止するための手
段が配置されている。従って検出器面は、携帯者の組織
上に配置された要素により汚染されない。好ましくは、
防止手段はプラスチックの薄いフィルムを含む。
本発明の他の利点及び価値ある特徴は、以下の好適実
施例の説明、添付の請求の範囲及び図面、下記の図面の
簡単な説明から一層完全に理解されよう。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の手首装着装置を携帯者の手首上に向
き付けて示す斜視図である。
図2は、本発明の手首装着装置の斜視図であり、ここ
で対象の携帯者は触診されている。
図3は、本発明の手首装着装置の斜視図であり、ここ
でトランスデューサプラットホームは、対象の動脈の隣
接する位置へ移動している。
図4は、本発明の手首装着装置の斜視図であり、ここ
でトランスデューサプラットホームは、対象の動脈の上
方の位置へ回動且つ係止されている。
図5Aは、本発明の手首装着装置の上面の分解斜視図で
ある。
図5Bは、本発明の手首装着装置の上面の分解斜視図で
ある。
図6は、本発明の手首装着装置の上面図である。
図7は、実質的い図6の線7−7に沿って採った本発
明の手首装着装置の後面図である。
図8は、実質的に図6の線8−8に沿って採った本発
明の手首装着装置の部分的断面図である。
図9は、実質的に図8の線9−9に沿って採った本発
明の手首装着装置の部分的底面図である。
図10は、実質的に図6の線10−10に沿って採った本発
明の手首装着装置の部分的断面図である。
図10Aは、本発明の過負荷解除機構の部分的拡大図で
あり、負荷下の状態、即ち通常使用状態で示されてい
る。
図10Bは、本発明の過負荷指の部分的断面図であり、
過負荷状態で示されている。
図11Aは、実質的に図10の線11−11に沿って採った本
発明の手首装着装置の部分的断面図である。
図12は、本発明の手首装着装置の部分的上面図であ
り、ここで手動解除ボタンは係合されている。
図13は、実質的に図12の線13−13に沿って採った本発
明の機械的解除ボタンの部分的断面図である。
図14は、実質的に図12の線14−14に沿って採った本発
明の機械的解除ボタンの部分的断面図である。
図15は、本発明の手首装着装置の部分的断面図であ
り、トランスデューサプラットホームと結合部材との間
の摺動係合を示す。
図16は、本発明の手首装着装置の部分的断面図であ
り、トランスデューサプラットホームを結合部材から分
離して示す。
図17は、実質的に図16の線17−17に沿って採った結合
部材の上面図である。
図18は、実質的に図16の線18−18に沿って採ったトラ
ンスデューサプラットホームの底面図である。
図19は、実質的に図6の線19−19に沿って採った本発
明の手首装着装置の正面図である。
図20は、実質的に図19の線20−20に沿って採った本発
明の手首装着装置の部分的右側面図である。
図21は、本発明の手首装着装置の斜視図であり、携帯
者の左手首に配置されて示されている。
図22は、トランスデューサプラットホームの底面斜視
図である。
図23は、図22のトランスデューサプラットホームの部
分的底面斜視図である。
図24は、結合部材の斜視図である。
図25は、本発明の手首装着装置の第2実施例の上面図
であり、そのトランスデューサプラットホームは第1の
位置で示されている。
図26は、本発明の手首装着装置の第2実施例であり、
そのトランスデューサプラットホームは第1の位置から
第2の位置へ回動して示されている。
図27は、本発明の手首装着装置の第2実施例の断面図
であり、その検出器ヘッドは完全に収縮されている。
図28は、本発明の手首装着装置の第2実施例の断面図
であり、その検出器ヘッドは中間状態に示されている。
図29は、本発明の手首装着装置の第2実施例の断面図
であり、その検出器ヘッドは完全に伸長した状態で示さ
れている。
好適実施例の詳細な説明 ここで図1を参照すると、手首装着装置30は概括的に
基部32及びトランスデューサプラットホーム34を備え
る。トランスデューサプラットホームは基部32に対し
て、プラットホーム34が横方向36及び回動方向38へ移動
できるように取り付けられている。基部32は、使用者の
手首領域42へ基部32を固定させるための制限革帯40を含
む。基部32は、第1及び第2の窓44,46を含む。装置30
が使用者の右手首42上に着用された際は、プラットホー
ム34が横方向36へ移動するので、組織圧力検出器48が窓
44上に位置する。次いでプラットホーム34が手首42へ向
かって下方へ回動するので、圧力検出器48が対象の動脈
を覆う組織50と動的に係合する。同様に、手首装着装置
30が使用者の左手首に位置する際(図21に示す如し)
は、プラットホーム34は、組織圧力検出器48が第2の窓
46内の中央に位置付けられるように窓46上を横方向36
へ、且つ回動方向38へ移動されるので、対象の動脈上を
覆う組織との動的係合に位置される。従って明らかに、
また以下に一層完全に説明されているように、本発明の
手首装着装置30は、携帯者の右または左手首の何れの使
用にもよく適応できる。検出器48の好適実施例は継続特
許出願第07/500,963号に開示されているような組織接触
圧力検出器であるものの、本発明の手首装置は、血圧測
定用に適した様々な検出器を使用する能力があることに
注目すべきことは重要である。従って、この説明を通じ
て組織接触圧力検出器または組織圧力検出器の使用が採
用されるものの、本発明の手首装着装置は様々な適宜に
設計された検出器を使用するように適合されていること
が明らかである。
ここで図2を参照する。組織圧力検出器を対象の動脈
上を覆う組織との動的係合に位置させるために手首装着
装置30の使用が望まれる際は、下記の取り組みが用いら
れる。先ず、トランスデューサプラットホーム34が横方
向36へ移動するので、第1の窓44が概ね妨げられない。
次いで、基部32が携帯者の手首42上に位置するので、第
1の窓44は、対象の動脈を覆う組織上の概ね中央に位置
付けられる。一旦、この初期位置決めが起きると、制限
革帯40が手首の回りに位置するので、基部32が手首領域
42へ固定される。次に、対象の動脈が触診52され、第1
の窓44により枠付けられた領域内に正確に位置する。仮
にそこで脈拍が検出できないならば、革帯40を解除し
て、窓44を新たな位置へ移動させ、ここで触診を再び試
みる。
ここで図3を参照すると、一旦、窓44が対象の動脈上
に正確に位置し、プラットホーム34が横方向36へ移動し
たので、組織圧力検出器は概ね第1の窓44の上方に位置
する。一旦、この横方向移動36が達成されると、プラッ
トホーム34は、その使用位置へ係止されるまで組織へ向
かって回動38する。一旦、この横方向36及び回動38移動
が達成されると、プラットホーム34は、図4に概略的に
描かれた方式で基部32上に位置決めされる。この位置で
は、手首装着装置30は携帯者の内部動脈血圧を非侵入で
測定するためのシステムにおける使用に有効である。こ
こで手首装着装置30の様々な特徴を、残りの図面と関連
して詳細に検討する。
ここで図5Aを参照すると、基部32は革帯(ストラッ
プ)40により携帯者の手首に締め付けられるように適合
され、革帯40は革帯ピン41により一端で基部32へ固定さ
れている。その反対側端部(図示せず)では、革帯40は
基部32の表面60へ締め付けられ、これにはベルクロ(ve
lcro)62、または制限革帯40のための何等かの他の適切
な手段が使用される。これは、基部32を携帯者の手首へ
堅固に固定する重要な手段を提供するので、手首装着装
置30の残りの部品を取り付けるための取り付け基台が与
えられる。基部32の比較的広い幅64、基部32の手首係合
面88の曲線及びその比較的低い輪郭は、全ての装いが優
秀で安定な基部を提供し、そこで組織圧力検出器を操作
できることに注視すべきことは重要である。
トランスデューサプラットホーム34は、結合部材54と
の係合に適応され結合部材54により保持される。この係
合の特徴は本発明の装置を独創的にするが、後続の図面
と関連して一層完全に説明する。しかしながら、この接
続において次の点を注視すべきことは重要である。即
ち、プラットホーム34と結合部材54との間の接続の特徴
は、道具を使用すること無く、迅速に締め付け及び締め
付け解除できることであるので、現場で組織圧力検出器
を交換するために特に魅力的な装置を開示する。これは
また、検出器48を交換しながら携帯者の手首上に対面し
たままの位置へとどめることを可能とする。
トランスデューサプラットホーム34は主孔33及び副孔
35に固定されている。副孔35は、組織圧力検出器及びそ
れに付随する移動機構をトランスデューサプラットホー
ム34へ装着する手段を与える。主孔33は、組織圧力検出
器がプラットホーム34を通過可能で、対象の動脈を覆う
組織へ動的に係合する通路を与える。
組織圧力検出器、または、この組織圧力検出器の移動
を実行するためにそれと関連した装置の何れもが、図面
の図5Aに描かれているものではないということを注視す
ることは重要である。更に、それを示した幾つかの図
(図1乃至4及び図19乃至21)において、それは包括的
な意図で示されている。この概括的な取り組みは、本発
明の手首装着装置は、何等かの特殊な組織圧力検出器ま
たはその類似物、組織圧力検出器の移動にい影響する何
等かの特殊な機構に限定されないことに起因している。
従って、本発明の手首装着装置は多数の検出器、及び移
動機構、設計と共に使用できる。ここで本発明の手首装
着装置が操作される周囲の状況を示すことは有益であ
り、包括的な組織圧力検出器及び包括的な移動機構が示
されている。
トランスデューサプラットホーム34は結合部材54に対
し、以下により詳細に検討する方式で装着される。結合
制限ピン55は結合部材54を基部32へ結合させるように働
き、これは結合部材54をピン55に沿った横方向36及びピ
ン55に関する回動方向38の何れへも移動させる方式であ
る。横方向移動36は、それぞれ右手首使用または左手首
使用の双方のためにプラットホーム34を窓44、46の何れ
にも係合させる。
弾性的係合指66は結合部材54の底面から延出されてい
る。弾性的係合指66は、結合部材54がそれぞれ右手使用
位置、左手使用位置にある際に、トランスデューサプラ
ットホーム34を接触係合面70,72によりその使用位置へ
係止させるように適合されている。その係合作用に伴っ
て、弾性的係合指66はまた、検出器移動機構の故障及び
携帯者の手首組織へ過剰な力が加わる傾向の場合の発生
から組織損傷を防止するように、過負荷解除手段として
も働く。この過負荷作用については、後続の図面に関連
してより詳細に説明する。
右手首解除ボタン56は、係合指66を係合面70から係合
解除するように働く。従って、プラットホーム34を窓44
から回動38させることが望まれた後には、ボタン56が基
部32へ向かって押し下げられるので、それに起因して円
錐面74が弾性指66へ係合し、且つそれを基部32の係合面
70から移動させる。従って、右手首解除ボタン56が、ト
ランスデューサプラットホーム34をその基部32との実際
的係合から解除するので、プラットホーム34を自由に回
動させることが明らかである。右手首解除ボタン56は溝
状孔78に固定され、この孔78は保持ピン57と協働してボ
タン56の内側及び外側移動を制限する。復帰ばね76は、
右手首解除ボタン56を外側へ偏らせて保持する。従っ
て、復帰ばね76は、ボタン56の上にそれを押し込む力が
働いていないときには、常にボタン56をその最も外側へ
偏った位置へ復帰するように押しやる。かくして、右手
首解除ボタン56は、ボタン56が押し下げられた場合に基
部32の係合面70から指66を係合解除するように働くの
で、円錐面74は弾性指66に係合し、且つ充分に移動させ
る。類推により、プラットホーム34が携帯者の左手首に
関連した位置で使用されるときは常に、ピン59が左手首
解除ボタン58の溝状孔79と協働してボタン58の可能な内
側及び外側移動を制限することが明らかである。同様に
復帰ばね77が左手首解除ボタン58を外側へ偏らせて保持
し、且つ左手首解除ボタン58の円錐面75が指66に係合す
るように適合されると共に、ボタン58を基部32の係合面
72から移動させる。これは、指66が、指66と面72との実
際的係合を解除させるので、トランスデューサプラット
ホーム34が回動38される方式である。
ばね組立体80は、指66か基部32の面70と係合している
ときは常に指66を上方に押しやる力を起こすように働
く。ばね組立体80は、右手首解除ボタン56が押し下げら
れているときは常に、結合(カップリング)部材54が係
合面70から回動38することを保証するように働く。この
回動は、解除ボタン56の上に充分な下方向への力が働い
ているときは常に、プラットホーム34がその使用位置か
ら実際的に係合解除されることを保証するために望まし
い。ばね組立体80により与えられた上方への偏りを伴わ
なければ、ボタン56の上に加わる下方向の力、即ち係合
面70から弾性指66を解除させるのに充分な力は、指66を
係合面70から完全に解除させることはできない。これ
は、窓44からのプラットホーム34の回動、且つボタン56
の解除を与える他の力が存在しないので、指66は恐らく
面77に再係合することに起因している。更に、結合部材
54による上方への押し上げがなければ、これは、右解除
ボタン56に適用されるべき過剰な力に起因して、プラッ
トホーム34が係合面70から依然として解除されないとい
う状況を与える。過剰な力の使用を回避するために、ば
ね組立体80は、指66に上向きの力を働かせるので、右解
除ボタン56が充分な力で押し下げられたときは常に、ト
ランスデューサプラットホームが「突然現れる(ポップ
アップ(pop up))」。このポップアップ動作は指66が
表面70から実際的に係合解除されたことを明らかにす
る。プラットホーム34がその左手首使用位置に用いられ
ている間は、同様なばね組立体が指66へ利用される。
ここで図5Bを参照すると、基部32の下面図が、手首装
着装置30が携帯者の左手首上に使用された際に、手首装
着装置の使用に関係したばね組立体81を示す。張力調整
捩子(または、ばねプランジャー)82が基部32の螺合孔
84に適合されている。張力調整捩子82は、ばね装填球状
端86に固着され、ばね装填球状端は、結合部材54の摩擦
係合バレル53に適合されている。これは一般に好ましい
ことである。というのは、手首装着装置30が使用され
て、バレル孔51が磨耗し始めることにより、結合部材54
とピン55との間に不所望な移動を起こすことが可能にな
るためである。仮にこのような磨耗が起きると、捩子82
内のばね(ばねは図示されていない)がバレル53に抗し
て妨げとならない張力を保持するために作用する。仮に
バレルまたは球状端86が、バレル53に抗して張力を保持
するための捩子82内のばねの能力を越えて磨耗すると、
捩子82が単純に調整されて球状端86が結合部材54のバレ
ル53に再度圧力を加えるので、何等かの不所望な移動は
除去される。上述した張力調整捩子82により達成される
張力作用に更に付言すれば、捩子82はまた、左、中央、
または右手位置に結合部材を配置及び保持するために役
立つ。例えば、結合部材54がその中央の上昇された位置
(図15参照)にあるときは、溝またはバレル53の押し下
げ中間位置(溝または押し下げは図示されていない)は
捩子82の球状端86に係合し、結合部材54がその中間位置
に保持される。一旦、充分な量の横方向の力が結合部材
54へ加わると、捩子82の球状端86がバレル53の中間押し
下げ位置から係合解除される。同様に、結合部材54が左
手または右手使用位置へ移動した際は、バレル53が適切
な大きさになれるので、捩子82の球状端86がバレル53か
ら離れる結果、結合部材54が左または右手位置に保持さ
れる。かくして、結合部材54のバレル53と協働する捩子
82の球状端86は、結合部材54が結合ピン55に沿って横方
向に配置されるべく、横方向位置の選択された数に結合
部材54を保持するように作用する。
摺動/回動トランスデューサプラットホーム ここで図1−8,15,16及び21を用いて本発明のプラッ
トホーム34に関する摺動及び回動を説明する。図4を図
21に比較すると明らかなように、手首装着装置30は、装
置30が使用者の右手に装着された際(図4参照)の第1
使用位置においてトランスデューサプラットホーム34を
用い、且つ装置30が携帯者の左手首に装着された際(図
21参照)の第2使用位置においてプラットホーム34を用
いる。装置30は、携帯者の右または左手首の何れにも使
用できるように適合されており、更に基部32の曲線輪郭
88(図5B参照)も使用者の手首の表面曲線輪郭に一致す
るように適合されているので、基部32は、反対側の手首
から切り換えられた際に周囲へ飛び跳ねねばならない。
この切り換えは、使用される手首の自然な曲線輪郭に正
確に係合する曲線輪郭88を持たせるために必要である。
基部32を周囲に飛び跳ねさせることが必要なため、プラ
ットホーム34を横方向へ移動せねばならないので、組織
圧力検出器48は常に、携帯者の指に最も近い窓に位置す
る。例えば、図3において、基部34は横方向36に位置し
ているので、組織圧力検出器48は概ね窓44の上方に位置
している。同様に、図21において、装置30が携帯者の左
手首へ移動した際には、プラットホーム34は横方向36へ
移動し、概ね窓46(窓46は図21では見えない)の上に横
たわる。かくして、プラットホーム34が横方向36へ摺動
されることにより、同一の装置30が携帯者の右または左
手首への適応に使用できることが明らかである。
プラットホーム34を右手使用位置(図4に示す)から
左手使用位置(図21)へ移動させるためには、以下の行
為が必要である。先ず、右手首解除ボタン56を押し込む
ことにより、指66を係合面70から係合解除させる。これ
はプラットホーム34を回動させるので、検出器48が窓44
(図3参照)から移動される。次いで、装置30を携帯者
の左手へ移動させ、更に、そこへ上述したよう方式で検
出器48を位置決め且つ固定させる。次いで、検出器48が
概ね窓46上に位置するまで、プラットホーム34を横方向
36へ摺動させる。従って、指66が基部32の係合面72に実
際的に係合するまで、プラットホーム34は、窓46へ向か
って回動38される。
圧力検出器48の予期せぬ接触に対する保護の何等かの
手段を与える目的で、結合部材54は、図8に示されるよ
うに第1の角変位(augular displacement)90を越える
回動を防止される。第1の角変位90は、指を窓44,46に
出入りさせるのに充分な大きさを成すことのみが要求さ
れるので、操作者が、手首装着装置30の正確な位置決め
を確かめるために対象の動脈を手動で触診することが可
能である。第1の角変位90を制限することにより、検出
器48が一般に予期せぬ接触を受ないことが与えられるの
で、検出器48がその第1の使用位置からその第2の使用
位置へ横方向移動する間に、検出器48が損傷する危険が
制限される。第1の角変位90が制限される方式は、結合
部材54の後方部分(図7及び8参照)により与えられる
回動の制限により確立される。したがって、第1の角変
位90がその最大可能移動に達した際は、結合部材54の後
方部分92が基部32の上縁94に接触するので、如何なる更
なる回動も、もはや許されない。第1の角変位90の必要
な大きさは、一般に弾性係合指66の長さと、適切に位置
された窓を通じての対象の動脈の手動触診のために要求
される間隙の大きさとによって決定される。即ち、第1
の角変位90は、弾性係合指66が基部32のどの部分とも接
触しないで、第1と第2の使用位置の間で結合部材54が
摺動するのに十分でなければならない。図15から明らか
なように、第2の角変位96は図8の第1の角変位90より
も非常に大きく得られる。このように、結合部材54が第
1と第2の使用位置の中間位置(図7参照)すなわち第
3の使用位置に位置する際は、上縁94の切欠98が後部92
と整列するので、結合部材54の後部92と上縁94との間の
何等かの干渉が除去される。この第2の角変位96が可能
な中間位置すなわち第3の位置は、校正用に検知器に接
近するために、及び結合部材54からプラットホーム34を
移動させるために、一般に好ましいと考えられる。例え
ば、検出器48は、装置30に装着したままで校正すること
が意図される。この場合、校正装置は、その中で検出器
48を校正するために、トランスデューサプラットホーム
34を直接係合する。仮に第1の角変位90が、自由な変位
であれば、一般に、校正の目的のために検出器48に接近
することは困難であると考えられる。第2の角変位96
は、結合部材54が、第1及び第2の使用位置の概ね中間
位置すなわち第3の位置に達した際にのみ達成可能であ
ることに注視することは重要である。これは、プラット
ホーム34がその第1と第2の使用位置の間で摺動する通
常移動の間の予期せぬ接触を検出器48が感知しないこと
を保証する。
過負荷解除特徴 ここで図5A,5B,10−14及び図21を用いて本発明の過負
荷特徴について説明する。ここで一般に図11及び12を参
照すると、トランスデューサプラットホーム34が、その
使用位置へ操作される際に、トランスデューサプラット
ホーム34は、指66と基部32の表面70との間の確実な係合
によって、その使用位置から外れて回動38することから
防止される。トランスデューサプラットホーム34を窓44
から離れるように回動38させることが望まれる際は、ボ
タン56を押し込む。
ここで図10−14を参照すると、一旦、ボタン56が充分
な内側方向への力により押し込められると、右手首解除
ボタン56の円錐面74が弾性指66の案内面100に係合する
ので、それに起因して指66が基部32の係合面70から離れ
る(図14参照)。この指66の移動に起因して、指66はも
はや面70に係合しないため、ばね組立体80の上方向押上
力が可能となるので、結合部材54が回動38する。上述し
た行程は勿論、装置30を使用または管理する人間が、プ
ラットホーム34をその使用位置から解除したい場合に行
なわれる。しかしながら、図20に包括的に開示したよう
に、検出器48を上下方向102に移動102させ、僥骨(radi
al)動脈104を平坦にさせることが一般に望ましい。僥
骨動脈104の平坦化を達成するために使用される偏平化
装置106は、機械的、流体的、電子機械的その他を含む
幾つかの形態を採り得る。何れにしても、検出器48の移
動の実施のために用いられる偏平化装置106の形式に拘
らず、検出器48が動脈104を覆う組織104に抗する不所望
な高い力を及ぼすことにより、偏平化装置106が役立た
ない可能性が常に存在する。本発明の過負荷特徴は、組
織108に加えられる過剰な大きさの力を防止する。ここ
で図10A及び10Bを用いて、この本発明の特徴を説明す
る。
ここで図10A,10B及び21を参照すると、指66はその通
常係止位置において、略水平面67を略水平係合面70へ係
合させるために使用される。装置106が故障して組織108
へ過剰な大きさの力が加えられた場合には、指66の幅及
びその材料構造を次のように設計できる。即ち、指66が
曲り、または湾曲(図10B参照)して、その略水平係合
面67は、略水平係合面70から引き離されるので、ばね組
立体80により上方へ押しやられ、組織108から検出器48
が戻される。好適実施例では、略水平面67及び略水平面
70は、凸面70の中心116から僅かに変位114された凸面67
の中心112を伴う僅かな凸部からなる。凸面67,70の中心
112,116の間の変位114は、二つの面の間に形成される実
際的な係合を保証するが、次のことも保証する。即ち、
一旦、充分な上方向力が装置106により働くと、それに
起因して中心112、116が合致を僅かに越えて(slightly
past coincidence)移動し、不安定な状態が存在し、
面112、116の凸状輪郭が迅速な分離を確実に起こすこと
を保証する。従って、中心から外れた配置に沿った整合
面の凸状性は、通常使用状態期間中に面67と70との間に
なされる実際的な係合を保証すると共に、過負荷状態が
与えられた際に、面67と70との間に迅速且つ確実な分離
が起こることを保証する。
動脈強調及び安定化特徴 図10及び21を概括的に参照すると、基部32が底部弧状
面118を採用しているので、これは携帯者手首の輪郭に
概ね整合するため、幾らかの整合性と安定性が与えられ
る。更に、付加的な利点は、弧状面118面により得られ
る。というのは、弧状面118は、装置106が検出器48を組
織108へ接触させるように移動106する間に、動脈104の
横方向移動120,122を防止する傾向があるためである。
このことは本発明の利点である。というのは、血圧測定
を行なう工程中における動脈104の何等かの横方向移動1
20,122は、検出器48から集められたデータの信頼性を劣
化させる傾向にあるためである。従って、動脈104上の
組織108に係合する略平坦な面を使用するシステムとは
対照的に、基部32の弧状面は、横方向移動から動脈104
を安定化させる傾向にあるので、検出器48から集められ
たデータの信頼性を改善することが明らかである。ここ
で図19を参照すると、僥骨動脈104が組織108の下を通っ
ている。基部32の幅124は、窓44,46の幅126に比べて比
較的狭い。この狭細な基部部分32と広い窓44,46との組
み合わせに起因して、基部32が携帯者の手首を締め付け
た際には、僥骨動脈104が膨らむ、即ち強調される。こ
の膨脹は、操作者が動脈104の触診を試みるために位置
を確認することを容易にする。従って、窓44,46に対す
る基部32の幅124の一般的な関係は、動脈104の視認性を
強調するように働くので、位置の確認を容易にすること
が明らかである。
迅速接続解除特徴 ここで図5A,8,15−18及び22−24を参照すると、先に
述べたように、共通の設計のモジュラーシステムが、シ
ステムの保守点検を容易に実行する。この取り組みは、
一般に他の方式とは異なって短時間にシステムの分離を
可能にすることの付加的な利点をも有する。この理由に
より、本発明の装置は、迅速接続解除特徴を採用し、こ
れは、現場において検出器48の変換の必要が生じたとき
は常にトランスデューサプラットホーム34を結合部材54
から容易に分離することを可能にする。ここで、この本
発明の迅速接続解除特徴を説明する。いま、図5Aを参照
すると、既に概括的に検討したように、トランスデュー
サプラットホーム34が結合部材54により基部32へ取り付
けられている。ここで図8を参照すると、トランスデュ
ーサプラットホーム34を結合部材54から取り外すことが
望まれる際は、既に述べた方式でボタン56の押し込みに
より、指66が基部部分32の係合面70から解除される。次
いで、結合部材54が第1の角変位90へ回動する。次に、
結合部材54が第1及び第2の使用位置(図6参照)の中
間位置、すなわち第3の位置へ横方向移動し、再び第2
の角変位96(図15参照)へ回動する。ここで図15を参照
すると、トランスデューサプラットホーム34が上方128
へ押しやられるので、結合部材54のリップ(lipped)部
分130がトランスデューサプラットホーム34の押し込み1
32から係合解除される。同様に、上方向力128が、結合
部材54のピン136からトランスデューサプラットホーム3
4の内室134を分離するように働く。この上方移動128の
後、プラットホーム34が結合部材54から分離される。従
って、トランスデューサ48が損傷しても、そのプラット
ホーム34の結合部材54からの取り外しの長所により、結
合部材54からトランスデューサを取り外し、新たなトラ
ンスデューサ48をそれに伴うプラットホーム34に沿っ
て、結合部材54に結合させる。従って、結合部材54はト
ランスデューサプラットホーム34から容易に分離でき、
現場でトランスデューサ48の変換が迅速且つ容易な効果
があることが明らかである。ここで概括的に図15−18及
び図22−24を参照すると、トランスデューサプラットホ
ーム34が凹所138に固着され、且つ結合部材54が窪み(d
impled)面140に固着されているので、凹所138及び窪み
面140は整合面を形成し、これはトランスデューサプラ
ットホーム34を結合部材54に保持するように働く。この
面138と140との間の保持動作は、凹所138を有する側壁1
42の設計により達成される。この壁は、プラットホーム
34が上方128または下方129へ摺動するような窪み140の
移動を妨げるように寸法付けられている。従って、面13
8,140が協働して、結合部材54からのプラットホーム34
の予期せぬ分離を防止することが明らかである。面138,
140は、結合部材54からのプラットホーム34の分離を達
成させるために充分な大きさの上方向力128を必要とす
るように寸法付けられている。
対汚染特徴 ここで図21を参照し、仮に本発明の装置が一般大衆に
使用されたとすると、一般的に、一人の携帯者から他者
への汚染伝播の危険を除去することが望まれる。従っ
て、装置30は潜在的には様々な携帯者により使用される
ので、これは、検出器48と組織108との間の直接係合の
特徴により、携帯者から携帯者へ汚染が伝わる可能性を
有する。本発明の装置は、組織109と基部部分32との間
に使い捨てフィルム144を配置することにより、上述の
ような汚染の伝播を回避する。フィルム144は、好まし
くはエラストマー(例えばプラスチック)の薄いフィル
ムであり、これは、検出器48の操作を妨げないように充
分に柔軟である。更に熟慮すれば、フィルム144は、そ
の一面の少なくとも一部分が、フィルム144を組織108ま
たは基部部分32の何れかへ接着させるための粘着性を有
する。従って、各々の使用の後には、フィルム144を取
り外して処分し、新たなフィルム144を取り付ける。か
くして、このようなシステムによれば、一人の使用者か
ら次の使用者への、或いは一人の使用者から検出器ヘッ
ド48への汚染伝播の危険が最小限になる。
ここで図25を参照すると、本発明の手首装着装置の第
2実施例が示されており、これは、制限革帯40を介して
携帯者の手首に取り付けられた基部32を有する。基部32
及び制限革帯40は、第1実施例に関連して既に説明した
独創的な方式で作用する。第1と第2の実施例の主な相
違は、トランスデューサプラットホームがその第1の位
置から第2の位置へ移動する結果、窓44,46の間でそれ
ぞれ切り換わる方式にある。第1実施例に関連して既に
説明したように、第1実施例におけるトランスデューサ
プラットホーム34は、結合保持ピン55に沿った横方向移
動の方式により窓44,46の間を移動するように適合され
ている。その方法とは対照的に、第2実施例において
は、トランスデューサプラットホーム34が、内部枢軸機
構(図示せず)の方式によって、軸146に関する回動の
方式により窓44,46の間を移動するように適合されてい
る。
従って、図25及び図26に関連して、本発明の手首装着
装置の第2実施例が携帯者の手首を締め付け、且つトラ
ンスデューサプラットホーム34が第1の窓44上に位置し
(図25参照)、動脈104は窓46を通じて触診できるよう
に、基部32が適切に位置付けられるのが保証されること
が明らかである。手動触診がなされた後は、トランスデ
ューサプラットホーム34が軸146に関して回動するの
で、検出器ヘッド(検出器ヘッドは図示せず)は窓46上
に位置する。図27乃至29に関連して、一旦、検出器48が
窓46上に位置すると、検出器48は窓46を通過できるの
で、僥骨動脈104の直上の組織に接触できる。検出器48
が、僥骨動脈104の上を覆う組織を押し込むに従って、
僥骨動脈104は圧平される。従って、図25乃至29に関連
して、本発明の第2実施例は、携帯者の右または左手首
上の何れの操作についても効果的であり、且つ動脈の圧
平化の目的のために対象の如何なる動脈上に検出器を位
置させるためにも効果的であることが明らかである。
本発明の好適実施例を示す上述の詳細な説明は、本発
明の目的を実現するためによく適している。本発明を表
すために、ここに選択された好適実施例に対し、本発明
の精神から逸脱することなく、当業者が様々な変更また
は付加をなし得ることが認められる。従って、保護を与
えるべきことを得んとする主題の要旨は、結果的に、全
ての公正な等価物を含む添付の請求の範囲に規定された
主題の要旨に及ぶと考えるべきことが明白である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーティン、ステファン・エー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92103、サン・ディエゴ、プレシディ オ・ドライブ 2320 (72)発明者 ギウルダネラ−レンジー、クリスティー ン・アン アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92126、サン・ディエゴ、テレロ・プレ イス 8279 (72)発明者 ホルダウエイ、チャールス・アール アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92119、サン・ディエゴ、アライアン ス・コート 7242 (72)発明者 バターフィールド、ロバート・デー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92064、ポーウエイ、ポーウエイ・バレ イ・ロード 13980 (56)参考文献 特開 平3−49733(JP,A) 特開 平2−1220(JP,A) 実開 平3−31404(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/02 - 5/0295

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯者の何れか一方の手首に対象の動脈上
    を覆う組織と動的に係合する組織圧力トランスデューサ
    を装着するための手首装着装置であって、前記動脈はそ
    の長さに沿った長手軸を含み、前記手首装着装置は、 前記対象の動脈に近接して前記携帯者の手首を把持する
    ための手首装着手段と、 前記手首装着手段に結合された基部部分と、 前記組織圧力トランスデューサを収容するための手段を
    含むトランスデューサプラットホームと、 前記トランスデューサプラットホームに接続された第1
    の端部と前記基部部分に係合された第2の端部とを有
    し、前記トランスデューサプラットホームを前記対象の
    動脈の前記長手軸に略平行な第1の位置と第2の位置の
    間で移動させるための平行結合手段とを備え、 前記手首装着装置は、携帯者の右手首に装着されるよう
    に適合され、前記平行結合手段が、前記トランスデュー
    サプラットホームを前記動脈の前記長手軸に対して略平
    行に前記第1の位置へ向かって移動させるように働くこ
    とにより、前記トランスデューサプラットホームが、前
    記組織圧力検知器を前記携帯者の右手首における対象の
    動脈の上を覆う組織と動的に係合するように配置するこ
    とが可能であり、 前記手首装着装置は、携帯者の左手首に装着されるよう
    に適合され、前記平行結合手段が、前記トランスデュー
    サプラットホームを前記動脈の前記長手軸に対して略平
    行に前記第2の位置へ向かって移動させるように働くこ
    とにより、前記トランスデューサプラットホームが、前
    記組織圧力検知器を前記携帯者の左手首における対象の
    動脈の上を覆う組織と動的に係合するように配置するこ
    とが可能であることにより、 前記装置は、携帯者の右または左手首における使用のた
    めに適合されることを特徴とする手首装着装置。
  2. 【請求項2】前記平行結合手段は、前記トランスデュー
    サプラットホームを概ね前記対象の動脈の前記長手軸の
    回りに回動させるための手段を更に含むことを特徴とす
    る請求項1記載の手首装着装置。
  3. 【請求項3】前記基部部分と前記トランスデューサプラ
    ットホームとの間に取り付けられ、概ね前記対象の動脈
    の前記長手軸の回りの前記トランスデューサプラットホ
    ームの自由な回動に対抗するための係止手段を更に含む
    ことを特徴とする請求項2記載の手首装着装置。
  4. 【請求項4】前記係止手段は、前記基部部分と前記トラ
    ンスデューサプラットホームとに設けられ、概ね前記対
    象の動脈の前記長手軸の回りの前記プラットホームの自
    由な回動を防止するための係合手段を更に含み、この係
    合手段は、前記トランスデューサプラットホームが前記
    基部部分に関して係止位置へもたらされた際に働くこと
    を特徴とする請求項3記載の手首装着装置。
  5. 【請求項5】前記係止手段は、この係止手段を解除させ
    るために前記基部部分を取り付けられた解除手段を更に
    含むことにより、概ね前記対象の動脈の前記長手軸の周
    りに前記プラットホームの自由な回動を可能とすること
    を特徴とする請求項3記載の手首装着装置。
  6. 【請求項6】前記解除手段は、概ね前記対象の動脈の前
    記長手軸に対して平行な軸の周りに前記プラットホーム
    を回動させるための強制手段を更に含むことにより、前
    記係止手段を前記係止位置から移動させ、前記解除手段
    の係合解除における前記係止手段の働きを防止すること
    を特徴とする請求項5記載の手首装着装置。
  7. 【請求項7】前記平行結合手段は、前記トランスデュー
    サプラットホームが前記第1と第2の位置のいずれか一
    方に配置された際に、前記トランスデューサプラットホ
    ームの第1の角変位への回動移動を制限するための手段
    と、前記トランスデューサプラットホームが第3の位置
    へ配置された際に、前記トランスデューサプラットホー
    ムの第2の角変位への回動移動を制限するための手段と
    を更に含み、ここで前記第2の角変位は前記第1の角変
    位よりも大きいことにより、前記組織圧力トランスデュ
    ーサの校正期間中に、前記組織圧力トランスデューサへ
    の自由な接近が提供されることを特徴とする請求項3記
    載の手首装着装置。
  8. 【請求項8】前記第3の位置は、前記第1と第2の位置
    の中間であることを特徴とする請求項7記載の手首装着
    装置。
  9. 【請求項9】前記基部部分は、前記トランスデューサを
    通すための第1と第2の窓部分を含み、前記第1の窓部
    分は、前記基部部分が対象の動脈に近接した携帯者の右
    手首に配置された際に前記対象の動脈上に位置され、前
    記第2の窓部分は、前記基部部分が対象の動脈に近接し
    た携帯者の左手首に配置された際に前記対象の動脈上に
    位置されることを特徴とする請求項1記載の手首装着装
    置。
  10. 【請求項10】前記手首装着手段は、前記基部部分を携
    帯者の手首に固定するための柔軟なストラップを更に含
    むことを特徴とする請求項1記載の手首装着装置。
  11. 【請求項11】前記基部部分は、手首係合面を有し、こ
    こで前記手首係合面は略凹状であるので、前記基部部分
    により係合された領域における携帯者の手首の自然な曲
    線に概ね整合することを特徴とする請求項1記載の手首
    装着装置。
  12. 【請求項12】前記平行結合手段は、前記トランスデュ
    ーサプラットホームを前記対象の動脈の前記長手軸に対
    して略平行な軸の周りに自由に回動させるための手段を
    更に含むことを特徴とする請求項1記載の手首装着装
    置。
  13. 【請求項13】組織圧力トランスデューサを対象の動脈
    上を覆う組織との動的な係合に位置させるための手首装
    着装置であって、この手首装着装置は、 基部部分を携帯者の手首へ装着させるための手段を含む
    基部部分と、 前記組織圧力トランスデューサを収容するための手段を
    含むトランスデューサプラットホームであり、このトラ
    ンスデューサプラットホームは、前記トランスデューサ
    プラットホームを前記基部部分へ可動的に係合させるた
    めの手段を含むことと、 前記トランスデューサプラットホームに接続された第1
    の端部と、前記基部部分に係合され、前記トランスデュ
    ーサプラットホームを前記対象の動脈の前記長手軸に略
    平行な第1と第2の位置の間で横方向移動させるための
    第2の端部とを含む平行結合手段と、 前記組織圧力トランスデューサに結合され、且つ前記組
    織圧力トランスデューサを係合させるための手段を含
    み、前記組織圧力トランスデューサを前記対象の動脈上
    を覆う前記組織と動的に係合するように強制するための
    強制手段と、 前記基部部分からの前記トランスデューサプラットホー
    ムの移動を可能とするために、前記基部部分と前記トラ
    ンスデューサプラットホームとの間に結合され、且つ前
    記基部部分と前記トランスデューサプラットホームとの
    間の力を感知することにより、携帯者の組織に抗する前
    記組織圧力トランスデューサの力が所定の値を越えたと
    きは常に、前記対象の動脈上を覆う、前記組織との動的
    係合から前記圧力トランスデューサを解除する力感知手
    段とを備えることを特徴とする手首装着装置。
  14. 【請求項14】前記力感知手段は前記トランスデューサ
    プラットホームから延出する弾性係合指を含み、前記基
    部部分は係合面を含み、前記係合指は前記基部部分の係
    合面へ係合するための手段を含むことにより、前記トラ
    ンスデューサプラットホームが前記基部部分に保持され
    て前記基部部分と前記トランスデューサプラットホーム
    との間の相対的回動移動が阻止され、前記対象の動脈上
    を覆う組織に抗する前記組織圧力トランスデューサによ
    り、充分な強制力を越えた際に、前記弾性係合指が、前
    記基部部分の前記係合面から係合解除されるように歪む
    ことにより、前記基部部分と前記トランスデューサプラ
    ットホームとの間に起こる相対的回動移動を可能とする
    ことを特徴とする請求項13記載の手首装着装置。
  15. 【請求項15】前記弾性係合指は、凸状係合面を含み、
    且つ前記基部部分の前記係合面は略凸状であることを特
    徴とする請求項14記載の手首装着装置。
  16. 【請求項16】組織圧力トランスデューサを対象の動脈
    上を覆う組織との動的な係合に位置させるための手首装
    着装置であって、この手首装着装置は、 基部部分を携帯者の手首へ装着させるための手段を含む
    基部部分と、 前記組織圧力トランスデューサを収容するための手段を
    含むトランスデューサプラットホームと、 前記トランスデューサプラットホームに接続された第1
    の端部と、前記基部部分に係合され、前記トランスデュ
    ーサプラットホームを前記対象の動脈の前記長手軸に略
    平行な第1と第2の位置の間で移動させるための第2の
    端部とを含む平行結合手段と、 前記トランスデューサプラットホームを前記基部部分へ
    接続するための迅速接続解除手段とを備え、前記迅速接
    続解除手段は、前記トランスデューサプラットホーム及
    び前記組織圧力トランスデューサを前記基部部分から迅
    速に取り外し、 前記迅速接続解除手段は、前記基部部分に締結された結
    合部材を含み、この結合部材はリップ部分を含み、且つ
    前記トランスデューサプラットホームは凹所部分を含
    み、ここで前記リップ部分は、前記基部部分に係合して
    保持され、前記結合部材は保持ピンを含み、前記トラン
    スデューサプラットホームは収容キャビィティを含み、
    前記保持ピンは、前記収容キャビィティに収容されるべ
    く前記結合部材に位置付けられ、それにより前記結合部
    材の前記リップ部分が前記トランスデューサプラットホ
    ームの前記凹所部分に摺動的に係合して保持されること
    を特徴とする手首装着装置。
  17. 【請求項17】前記結合部材と前記トランスデューサプ
    ラットホームとの双方は、干渉嵌合面を含み、この干渉
    嵌合面は、互いに接触且つ通過し係合するように適合さ
    れ、それにより前記結合部材の前記リップ部分が前記ト
    ランスデューサプラットホームの前記凹所部分に摺動的
    に係合し、前記干渉嵌合面は、前記トランスデューサプ
    ラットホームからの前記結合部材の分離に抗することを
    特徴とする請求項16記載の手首装着装置。
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