JP3298062B2 - 薄型集合表示操作パネル - Google Patents

薄型集合表示操作パネル

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JP3298062B2 JP07800396A JP7800396A JP3298062B2 JP 3298062 B2 JP3298062 B2 JP 3298062B2 JP 07800396 A JP07800396 A JP 07800396A JP 7800396 A JP7800396 A JP 7800396A JP 3298062 B2 JP3298062 B2 JP 3298062B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、制御盤或いは自
動販売機等に用いられる複数の表示操作スイッチの機能
を実現する薄型集合表示操作パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】工場等において装置の動作を制御する制
御盤の操作パネルには、オペレータの入力操作を受け付
ける操作スイッチが多数取り付けられる。この操作スイ
ッチとして、その操作スイッチの操作により設定入力さ
れる操作内容や操作スイッチのオン/オフ状態を表示す
る表示操作スイッチがある。例えば、図8に示す照光押
ボタンスイッチ91では、操作ボタンを兼ねるレンズ9
2の内側に透明の記銘板93、半透明の拡散板94、L
ED95およびスイッチ機構96が備えられている。レ
ンズ92の押圧操作によりスイッチ機構96がオンする
と、LED95が点灯し、LED95の光が拡散板9
4、記銘板93およびレンズ92を介して外部に配光さ
れてスイッチ機構96のオン状態が確認できる。
【0003】このように表示操作スイッチ91は、操作
方向に長く構成されているため、表示操作スイッチ91
を操作パネル100に取り付ける際には、操作パネル1
00に所定の大きさの取付孔を開け、この取付孔に操作
パネル100の表面側からスイッチ機構96等を操作パ
ネル100の内部に挿入する。さらに、レンズ92の外
枠97と取付ネジ98との間に操作パネル100を挟持
して表示操作スイッチ91を操作パネル100に固定す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
操作パネルには多数の表示操作スイッチが必要である
が、従来の表示操作スイッチを操作パネルに多数取り付
けるためには、多数の取付孔を開ける必要があり、それ
ぞれの表示操作スイッチについて取付作業および配線作
業を行わなければならず、表示操作スイッチの取付数が
増加するにしたがって、その取付作業が著しく煩雑化す
る問題があった。
【0005】また、タッチスイッチやメンブレンスイッ
チでは、操作方向の長さを短縮して取付作業を簡略化す
ることはできるが、クリック感やストローク感に乏し
く、特に、手袋を装着した状態で操作する場合が多い工
場内の操作パネルでは、充分な操作感を得られず、誤操
作を確実に防止することができない。
【0006】この発明の目的は、操作方向の長さを充分
に短縮して操作パネルに対する取付時にスイッチ毎に取
付孔を開ける必要がなく、取付作業および配線作業が容
易にできるとともに、充分な操作感を得ることができる
薄型集合表示操作パネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、複数の表示位置で操作内容を表示するための光を上
面方向に照射する該複数の表示位置に対向配置された
ネル状光源と、パネル状光源の上面に載置され、前記複
数の表示位置での表示内容を表記した透明または半透明
の記名シートと、記名シートの上面に載置され、複数の
表示内容のそれぞれの表示位置における押圧操作を検出
して操作信号を出力する透光性の薄型スイッチと、薄型
スイッチの上面に載置され、複数の表示内容のそれぞれ
の表示位置に対向する位置に所定の間隙を設けて配置さ
れた薄板からなる複数の透光性操作部材を復帰手段を介
して上下方向に移動自在にした操作パネルと、少なくと
も薄型スイッチの操作信号の出力がなされる信号入出力
部と、を設け、パネル状光源と、記名シートと、薄型ス
イッチと、操作パネルとをこの順に下方から重ねること
によって、それぞれ相互に機構的に連結しない構造にす
るとともに、前記操作パネルは、表示位置毎に配置した
押しボタンと、押しボタンを他の押しボタンと隔離して
押圧に伴う動作をガイドするガイド部材とを備え、復帰
手段が、磁石と、磁石又は磁性体との磁気的作用を用い
たことを特徴とする。
【0008】請求項1に記載した発明においては、パネ
ル状光源の上に、薄型スイッチと操作パネルとがこの順
に載置される。パネル状光源は、複数の表示位置で操作
内容を表示するための光を上面に照射する。薄型スイッ
チおよび操作パネルは透光性であるため、パネル状光源
において発光した光は薄型スイッチおよび操作パネルを
介して上方に配光され、操作パネルの外側から可変光が
認識される。操作パネルの透光性操作部材は、薄型スイ
ッチの上面において、パネル状光源の複数の表示内容の
それぞれの表示位置に対向する位置に所定の間隙を設け
て配置されており、この透光性操作部材は、薄板で構成
されるとともに復帰手段を介して薄型スイッチの上下方
向に移動自在にされている。一方、薄型スイッチは、複
数の表示位置における押圧操作を検出して操作信号を出
力する。したがって、透光性操作部材を下方に押圧操作
すると、薄型スイッチがこの押圧操作を検出し、操作信
号が信号入出力部を介して外部に出力される。また、パ
ネル状光源の上面には、複数の表示位置での表示内容を
表記した透明または半透明の記名シートが配置される。
さらに、前記操作パネルは、表示位置毎に配置した押し
ボタンと、押しボタンを他の押しボタンと隔離して押圧
に伴う動作をガイドするガイド部材とを備え、磁石と、
磁石又は磁性体との磁気的作用により、各押しボタンが
独立して復帰動作するようにしている。
【0009】請求項2に記載した発明は、前記パネル状
光源が、駆動信号により点滅する発光体、または、駆動
信号により開閉する液晶シャッタを備えた光源のいずれ
かであることを特徴とする。したがって、信号入出力部
を介して外部から若しくは内部にて入力される駆動信号
によってパネル状光源の表示内容が変更される。
【0010】請求項3に記載した発明は、前記薄型スイ
ッチが、抵抗膜式タッチスイッチ、光電式タッチスイッ
チ、超音波式タッチスイッチ、または、静電容量式タッ
チスイッチのいずれかであることを特徴とする。したが
って、薄型スイッチの上面に所定の間隙を設けて配置さ
れた透光性操作部材の押圧操作が、薄型スイッチにより
確実に検出される。
【0011】請求項4に記載した発明は、前記操作パネ
ルの復帰手段が、磁石と、磁石又は磁性体との磁気的作
用を用いたことを特徴とする。したがって、透光性操作
部材の押圧力を解除すると、透光性操作部材は、復帰手
段の磁気的作用ににより薄型スイッチから遠ざかり、薄
型スイッチとの間の所定の間隙を維持する状態で停止す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態の一
例である薄型集合表示操作パネルの上面側および底面側
の外観図である。薄型集合表示操作パネル1は、全体と
して平板状に形成され、一例として10個の操作スイッ
チを集合したものである。薄型集合表示操作パネル1の
上面は、10個の押しボタン2と枠体3とによって構成
されている。押しボタン2は、この発明の透光性操作部
材であり、例えば透明樹脂を素材とする矩形の薄板であ
る。枠体3は、例えば鉄板等の薄板を素材とし、打抜き
加工等により押しボタン2が配置される10個の開口部
3aを形成したものである。
【0013】薄型集合表示操作パネル1の底面には、2
本の取付ネジ4が突出しており、中央部にコネクタ5が
露出している。コネクタ5は、この発明の信号入出力部
であり、図外の制御装置の入出力端子に接続される。こ
のコネクタ5としては、薄型集合表示操作パネル1の内
部における信号状態に応じて、アナログ信号用またはデ
ィジタル信号用のコネクタを用いることができる。
【0014】薄型集合表示操作パネル1は、平板状に形
成されていることから、図外の操作パネルの表面に取り
付けることができる。この場合に、操作パネルには2個
の取付ネジ4と1個のコネクタ5とが対向する位置に、
ネジ孔および信号線用孔を形成するだけでよく、操作パ
ネルの加工は極めて簡単である。
【0015】図2は、上記薄型集合表示操作パネルの概
略の構成を示す断面図である。また、図3は、上記薄型
集合表示操作パネルの拡大断面図である。図2および図
3は、図1に示すX−X線における断面図である。薄型
集合表示操作パネル1は、上面が開放した筐体10内
に、ELパネル11、記名シート12、タッチスイッチ
13および操作パネルユニット14をこの順に下から積
層して収納したものである。ELパネル11は、この発
明のパネル状光源を構成する発光体の一例であり、コネ
クタ5を介して入力される駆動信号により上面において
発光する。ELパネル11は、上面において発光領域を
10分割に区分されており、それぞれの発光領域に対し
て個別に駆動信号を供給することができる。この発明の
パネル状光源を構成する発光体としては、ELパネル1
1に代えてLEDシートを用いることもできる。また、
駆動信号により点灯する発光体に代えて、外部光を受け
て生じた光を駆動信号により開閉するシャッタを介して
外部に配光する蛍光体によりパネル状光源を構成するこ
ともでき、これについては後述する。
【0016】記名シート12は、透明または半透明の樹
脂シートに、例えば、塗料等の遮光性物質を塗布するこ
とにより、ELパネル11の各発光領域の文字や図形等
の表示内容を表記したものである。記名シート12は、
ELパネル11の上面に位置しており、ELパネル11
において上面に発光した光のうち記名シート12に塗布
された遮光性物質に対向する部分以外の光が、記名シー
ト12の上面に配光される。
【0017】タッチスイッチ13は、この発明の薄型ス
イッチの一例であり、透光性の弾力性を有する樹脂シー
ト内に、透光性の電極をマトリックス状に配置し、電極
の抵抗値変化により樹脂シート面における押圧位置を検
出する抵抗膜式スイッチである。タッチスイッチ13は
透光性であるため、記銘シート12を通過したELパネ
ル11の光は、タッチスイッチ13の上面に配光され
る。この発明の薄型スイッチとしては、抵抗膜式スイッ
チのタッチスイッチ13に代えて種々のタッチスイッチ
を用いることができ、これについては後述する。
【0018】操作パネルユニット14は、この発明の操
作パネルであり、薄型集合表示操作パネル1の上面を構
成する前述の押しボタン2および枠体3を含み、一例と
して請求項4に記載した発明に係る復帰部材を備えてい
る。1つの押しボタン2は、T字型断面を呈する非磁性
体のガイド部材31により、他の押しボタン2と隔離さ
れている。押しボタン2の側面には突出部2aが突出し
ており、ガイド部材31の支柱部31aにより突出部2
aの側面がガイドされる。支柱部31aの上下方向の長
さは、押しボタン2の側面の長さよりも0.5mm程度
長くされている。ガイド部材31の平面部31bの上面
には、磁性体の枠体3が位置している。押しボタン2の
突出部2aの上面は、ガイド部材31の平面部31bに
おいて支柱部31aから水平方向に突出した部分に対向
する。また、押しボタン2の突出部2aには磁石32が
備えられている。
【0019】以上の構成により操作パネルユニット14
においては、押しボタン2は磁石32の枠体3に対する
磁気吸着力により上方向に付勢され、押しボタン2の突
出部2aと平面部31bの支柱部31aから水平方向に
突出した部分とが当接する状態で停止している。この状
態で、押しボタン2とタッチスイッチ13との間には
0.5mm程度の間隙が設けられる。押しボタン2を上
面から下方向に押圧すると、押しボタン2に作用する重
力と押圧力との和が磁石32の磁気吸着力を上回った時
に押しボタン2が下方向に移動する。したがって、押し
ボタン2に対する押圧が継続されると、押しボタン2の
底面がタッチスイッチ13に接触してこれを押圧する。
この状態から、押しボタン2に対する押圧力が解除され
ると、枠体3に対する磁石32の磁気吸着力により押し
ボタン2は上方に移動し、タッチスイッチ13との間に
間隙を設けた状態で停止する。
【0020】このように、枠体3と枠体3に磁気吸着す
る磁石32とにより押しボタン2の復帰部材を構成して
おり、磁石32に生じる磁気吸着力は、枠体3との距離
の2乗に反比例して減少することから、押しボタン2を
押圧する際には、初めに大きな操作力を要し、一旦押し
ボタン2が下方向に移動し始めるとその操作力は急激に
減少する。これによって、押しボタン2の操作にクリッ
ク感を与えることができる。また、押しボタン2とタッ
チスイッチ13との間には所定の間隙が設けられている
ため、押しボタン2を操作する際に一定のストローク感
を与えることができる。これらのクリック感およびスト
ローク感により、押しボタン2を確実に操作したことを
確認するに足る良好な操作感が得られる。
【0021】なお、本実施例では、薄型集合表示操作パ
ネル1に対して外部から供給される駆動信号によりパネ
ル状光源の表示内容を変更するようにしたが、薄型集合
表示操作パネル1内に信号処理部を設け、薄型スイッチ
から出力された操作信号に基づいてパネル状光源の表示
内容を変更するようにしてもよい。この場合には、薄型
集合表示操作パネル1に対してパネル状光源の駆動信号
を外部から供給する必要がない。
【0022】図4は、別の実施例に係る操作パネルユニ
ット14の構成を示す拡大断面図である。同図は、図1
に示すY−Y線における断面図である。この例では、押
しボタン21の一方の端面側から下方に突出した支持部
21aを形成し、押しボタン2の他方の端面側に磁石3
2を取り付けている。支持部21aの下端はガイド部材
34の一部に当接する。この構成により押しボタン21
は支持部21aの下端を支点として回動し、押しボタン
21の他方の端面側の底面部分の突起21bによりタッ
チスイッチ13を確実に押圧することができる。
【0023】図5(A)および(B)は、請求項2に記
載した発明の別の実施形態に係る薄型集合表示操作パネ
ルの別の実施形態のパネル状光源の構成を示す図であ
る。同図(A)に示す例では、パネル状光源41を光源
42、拡散板43および液晶シャッタ44により構成し
た。常時点灯される蛍光灯等の光源42の光を拡散板4
3の端面に入射すると、拡散板43から略均一の照度の
光が上面に照射される。液晶シャッタ44は、拡散板4
3の上面に位置し、駆動信号の有無により液晶配列を変
更して上下面についての光路を開閉する。したがって、
液晶シャッタ44に対する駆動信号を切り換えることに
より、拡散板43から照射された光を液晶シャッタ44
の上面に選択的に配光できる。
【0024】同図(B)に示す例では、パネル状光源5
1を蛍光集光板52および液晶シャッタ53により構成
した。蛍光集光板52は、透明樹脂52aの内部に蛍光
性粒子52bを拡散配置したものである。蛍光性粒子5
2bは、表面から透明樹脂52aに入射した外部光を受
けて光を照射する。透明樹脂52aの組成を適当に選択
すると、蛍光性粒子52bから照射された光は、空気層
との境界面における出射角が一定の臨界角以上になると
透明樹脂52aの外部に出射しない。このため、出射角
が臨界角以上となる透明樹脂52aの上下面では、蛍光
性粒子52bから照射された光の殆どが透明樹脂52a
の内部で全反射を繰り返す。一方、出射角が臨界角以下
となる透明樹脂52aの端面からは透明樹脂52aの外
部に光が出射されるが、この端面には、全周にわたって
反射材52dが貼付されており、蛍光性粒子52bから
照射された光は、透明樹脂52aの端面においても透明
樹脂52a内に反射する。
【0025】この透明樹脂52aの下面の一部には反射
板52cが密着して貼付されている。この反射板52c
が貼付された部分において透明樹脂52aは空気層との
境界を作らず、出射角が臨界角以上であっても全反射し
ない。したがって、蛍光性粒子52bから照射された光
は、反射板52cが貼付された部分から外部に照射さ
れ、反射板52cにおいて反射した後、透明樹脂52a
を透過して上面に照射される。
【0026】蛍光集光板52の上面において、反射板5
2cに対向する位置に、液晶シャッタ53が配置されて
いる。この液晶シャッタ53は、前述の液晶シャッタ4
4と同様に、駆動信号に応じて上下面についての光路を
開閉する。したがって、液晶シャッタ53に対する駆動
信号を切り換えることにより、蛍光集光板52から照射
された光を液晶シャッタ53の上面に選択的に配光でき
る。
【0027】なお、蛍光集光板52に対して外部光を供
給するためのLED等の光源を備えることにより、暗い
場所で薄型集合表示操作パネル1を操作する場合にも十
分な照度で操作状態を表示することができる。
【0028】図6は、タッチスイッチの他の実施例を示
す図である。同図(A)は、請求項3に記載した光電式
タッチスイッチにより薄型スイッチを構成した例であ
る。押しボタン2とパネル状光源3との間の間隙を挟ん
で、発光素子61および受光素子62を対向して配置す
る。押しボタン2が押下されると、押しボタン2により
発光素子61の光が遮られて受光素子62に受光されな
い。各押しボタン2について2対の発光素子61および
受光素子62を直交して配置し、各受光素子62の受光
信号を読み取ることにより、複数の押しボタン2のうち
で操作された押しボタン2を特定できる。
【0029】同図(B)は、超音波式タッチスイッチの
一種である表面弾性波式タッチスイッチにより薄型スイ
ッチを構成した例である。樹脂またはガラスの透明基体
71の上面に接触する超音波発信器72および超音波受
信器73を、透明基体71と押しボタン2との間隙を挟
んで対向して配置し、超音波発信器72から指向性を有
する表面弾性波としての超音波を送信する。パネル状光
源3をこの透明基体71とすることもできる。押しボタ
ン2を押圧すると、押しボタン2の一部が透明基体71
に接触し、超音波発信器72から発信された超音波は、
押しボタン2の一部によって遮断され、超音波受信器7
3は超音波を受信しなくなる。各押しボタン2について
2対の超音波発信器72および超音波受信器73を直交
して配置し、各超音波受信器73における受信状態を読
み取ることにより、複数の押しボタン2のうちで操作さ
れた押しボタン2を特定できる。超音波式タッチスイッ
チは、表面弾性波に代えて透明基体71の内部を伝播す
る捩じれ波を利用することにより、内面導波型のタッチ
スイッチとしてもよい。
【0030】なお、透光性であって薄型に構成できるタ
ッチスイッチであれば、静電容量式等の、上述した構成
以外のものを用いることができる。
【0031】また、図7に示すように、薄型集合表示操
作パネル1のコネクタ5に操作パネル81から延出する
ケーブル82を介して制御装置に接続するとともに、操
作パネル81に薄型集合表示操作パネル1を収納する凹
部83を形成し、操作時に操作パネル81から薄型集合
表示操作パネル1を取り出して操作できるようにしても
よい。ケーブル82は電線のみならず光ファイバを用い
ることができる。
【0032】さらに、薄型集合表示操作パネル1の信号
入出力部を無線送受信装置により構成し、薄型集合表示
操作パネル1内にバッテリ電源を装備することにより、
操作パネル81の設置場所が制御対象である装置から離
れている場合にも、装置の動作を確認しながら薄型集合
表示操作パネル1を操作できる。この場合に、操作パネ
ルまたは中継位置にある送信機から送信する電力搬送波
を介して薄型集合表示操作パネル1に電力を供給するよ
うにすれば、薄型集合表示操作パネル1に電源を装備す
る必要がない。また、無線信号としては電波や赤外線を
用いることもできる。
【0033】以上の操作パネルを制御盤や自動販売機等
において使用する際には、卓上式や壁掛け方式等の種々
の方式を用いることができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、複数
の表示操作スイッチを一体にして平板状に構成すること
ができ、操作パネルに対する取付作業および各スイッチ
に対する配線作業を極めて容易にすることができる。ま
た、透光性操作部材の押圧操作により薄型スイッチをオ
ン/オフするため、確実な操作感を得ることができ、誤
操作を確実に防止できる。
【0035】請求項2に記載した発明によれば、パネル
状光源を薄型に構成することができる。
【0036】請求項3に記載した発明によれば、薄型ス
イッチの上面に所定の間隙を設けて配置された透光性操
作部材の押圧操作を、薄型スイッチにより確実に検出で
きる。
【0037】請求項4に記載した発明によれば、操作パ
ネルの復帰手段を簡単な構造で薄型に形成できるととも
に、確実な操作感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である薄型集合表示操作パネ
ルの上面方向および底面方向の外観図である。
【図2】上記薄型集合表示操作パネルの概略の構成を示
す断面図である。
【図3】上記薄型集合表示操作パネルの拡大断面図であ
る。
【図4】別の実施例に係る操作パネルユニットの構成を
示す拡大断面図である。
【図5】パネル状光源の他の実施例を示す図である。
【図6】タッチスイッチの他の実施例を示す図である。
【図7】この発明の薄型集合表示操作パネルの使用状態
を示す図である。
【図8】従来の照光押しボタンスイッチの構成を示す図
である。
【符号の説明】
1−薄型集合表示操作パネル 2−押しボタン 3−枠体 5−コネクタ 10−筐体 11−ELパネル 12−記名シート12 13−タッチスイッチ13 14−操作パネルユニット14
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−234460(JP,A) 特開 平5−242759(JP,A) 特開 平5−205570(JP,A) 特開 平2−212912(JP,A) 特開 昭62−127927(JP,A) 特開 平8−31262(JP,A) 実開 昭60−98222(JP,U) 実開 昭60−88431(JP,U) 実開 昭61−1227(JP,U) 実開 平4−33232(JP,U) 実開 昭61−39830(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/02 G09F 9/00 366 H01H 13/70

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の表示位置で操作内容を表示するため
    の光を上面方向に照射する該複数の表示位置に対向配置
    されたパネル状光源と、パネル状光源の上面に載置さ
    れ、前記複数の表示位置での表示内容を表記した透明ま
    たは半透明の記名シートと、記名シートの上面に載置さ
    れ、複数の表示内容のそれぞれの表示位置における押圧
    操作を検出して操作信号を出力する透光性の薄型スイッ
    チと、薄型スイッチの上面に載置され、複数の表示内容
    のそれぞれの表示位置に対向する位置に所定の間隙を設
    けて配置された薄板からなる複数の透光性操作部材を復
    帰手段を介して上下方向に移動自在にした操作パネル
    と、少なくとも薄型スイッチの操作信号の出力がなされ
    る信号入出力部と、を設け、パネル状光源と、記名シー
    トと、薄型スイッチと、操作パネルとをこの順に下方か
    ら重ねることによって、それぞれ相互に機構的に連結し
    ない構造にするとともに、前記操作パネルは、表示位置
    毎に配置した押しボタンと、押しボタンを他の押しボタ
    ンと隔離して押圧に伴う動作をガイドするガイド部材と
    を備え、復帰手段が、磁石と、磁石又は磁性体との磁気
    的作用を用いたことを特徴とする薄型集合表示操作パネ
    ル。
  2. 【請求項2】前記パネル状光源が、駆動信号により点滅
    する発光体、または、駆動信号により開閉する液晶シャ
    ッタを備えた光源のいずれかである請求項1に記載の薄
    型集合表示操作パネル。
  3. 【請求項3】前記薄型スイッチが、抵抗膜式タッチスイ
    ッチ、光電式タッチスイッチ、超音波式タッチスイッ
    チ、または、静電容量式タッチスイッチのいずれかであ
    る請求項1または2に記載の薄型集合表示操作パネル。
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