JP3297920B2 - 光信号の受光装置 - Google Patents
光信号の受光装置Info
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Description
ーカやコードレスマイクロフォンシステム等に適用して
好適な光信号の受光装置に関する。
装置として、スピーカボックスに電池で働くパワーアン
プを内蔵させるとともに、信号ソースからスピーカ装置
に光を使用してオーディオ信号を供給するようにしたも
のがある。
一例を示すもので、図示の回路及び部品はすべてスピー
カボックスに内蔵されている。
オードを示し、このフォトダイオード1はスピーカボッ
クス(図示せず)の外部に臨まされ、送信機(図示せ
ず)からの赤外光LTを受光するようにされている。
信号SAにより変調された信号光である。すなわち、オ
ーディオ信号SAが、例えば、キャリア周波数:2.3
MHz、最大周波数偏移:±150kHzのFM信号F
Tに変換され、このFM信号FTが直流バイアスととも
に赤外線LEDに供給されて信号FTにより強度(輝
度)の変調された赤外光LTが出力される。
ピーク部分のとき、強度が0あるいは0に近い大きさと
なるものである。
パスフィルタ2の入力側のコイルが直接接続されるとと
もに、この直流回路が、デカップリング回路3を通じて
電源用の電池9に接続される。
FM信号FTを通過帯域とするものである。また、電池
9は直列接続された4本の乾電池、すなわち、6Vであ
る。
ォトダイオード1により受光されると、ダイオード1か
らはFM信号FTが得られ、これがフィルタ2から取り
出される。
プ4を通じてFM受信回路5に供給される。この受信回
路5は、一般のFM受信機用の1チップICをそのまま
使用するものであり、高周波アンプからFM復調回路ま
でを有する。したがって、受信回路5において、信号F
Tは周波数が10.7MHzの中間周波数信号に変換さ
れ、この中間周波数信号がFM復調されてもとのオーデ
ィオ信号SAが取り出される。
量調整用の可変抵抗器6を通じ、さらに、パワーアンプ
7を通じてスピーカ8に供給される。
ィング信号SMが供給され、受信回路5にFM信号FT
が供給されていないときには、信号SMによりアンプ7
にミューティングがかけられる。
御するために、さらに次のように構成される。
源ラインとの間に、電源スイッチ用のトランジスタ27
のエミッタ・コレクタ間が直列接続される。
回路10に供給される。この検出回路10は、この例に
おいては、狭帯域AM受信回路により構成されている。
また、この検出回路10には、電池9の電圧が、電源ス
イッチを通じることなく動作電圧として供給されてい
る。
周波アンプ11を通じ、信号FTに同調したπ型の同調
回路12に供給される。また、この同調回路12の出力
端に負性インピーダンス変換回路13が接続され、この
変換回路13の示す負の入力インピーダンスにより同調
回路12の等価並列抵抗がキャンセルされ、同調回路1
2の帯域幅は15〜20kHzとされる。
に供給されたFM信号FTはスロープ検波され、その検
波信号DLが変換回路13から取り出される。
じてAM検波回路15に供給されてオーディオ信号SA
の第2高調波信号HLが取り出され、この信号HLが直
流分の再生回路21を通じてトランジスタ22のベース
に供給される。
LTを受光したときには、信号FTが得られるので、信
号HLによりトランジスタ22はオンとなり、赤外光L
Tが受光されないときには、信号FTが得られないの
で、信号HLも得られず、トランジスタ22はオフとな
る。
スタ22がオンになると、これによりトランジスタ24
がオンとなり、トランジスタ25もオンとなる。そし
て、トランジスタ25がオンとなると、トランジスタ2
6がオンとなり、トランジスタ27もオンとなる。
池9の電圧が回路4,5,7に供給され、すなわち、電
源がオンの状態となる。したがって、上述のように、ア
ンプ4からFM信号FTが取り出され、受信回路5から
オーディオ信号SAが取り出され、この信号SAがアン
プ7を通じてスピーカ8に供給される。
源がオンであることが表示される。
ると、フォトダイオード1に赤外光LTが受光されなく
なり、トランジスタ22がオフとなるので、トランジス
タ24もオフとなり、トランジスタ25もオフとなる。
そして、トランジスタ25がオフとなると、トランジス
タ26がオフとなり、トランジスタ27もオフとなる。
となっても、時定数回路23により、トランジスタ25
はトランジスタ22がオフとなってから例えば1分間は
オンの状態を続け、その後、オフとなる。したがって、
障害物などにより一時的にフォトダイオード1への赤外
光LTが途切れても電源がすぐにオフとなることはな
い。
FTが供給されないので、受信回路5からはリミッタノ
イズが出力されるが、このとき、ミューティング信号S
Mによりアンプ7にはミューティングがかかっているの
で、そのリミッタノイズがスピーカ8から出力されるこ
とはない。
源コードはもちろんのこと信号コードも接続しないでス
ピーカから再生音を出すことができる。
図14Aに示すように構成されている。すなわち、受光
チップ1Cが、透明のプラスチック樹脂1Mにより偏平
の箱状にモールドされるとともに、このモールド1Mを
通じて2本の接続端子1T,1Tが平行に引き出されて
いる。
T,1Tを含む面と平行な面が入射光(赤外光)LTの
受光面1Rとされ、この面1Rに直交する方向が正面軸
の方向(θ=0°)とされている。
射光LTに対して図14Bに示すように単一指向性を示
し、すなわち、ほぼ|θ|≦60°の範囲の入射光LT
に対しては感度があるが、横方向(|θ|=90°)の
入射光LTにはほとんど感度がない。
おいては、図14に示すようなフォトダイオード1を使
用することになるので、送信機の出力する赤外光LTに
対して死角を生じてしまい、スピーカ装置の置き場所に
制限を生じてしまう。
イオード1の前面にレンズ1Lを設けることが考えられ
る。
ように、正面方向の感度は上昇するが、むしろ指向性が
鋭くなり、死角が広がってしまう。
対して±60°の範囲で感度を示すので、図16に示す
ように、3個のフォトダイオード1,1,1を120°
ずつ向きをずらして設け、無指向性にすることが考えら
れる。
オード1〜1が必要なので、コストアップとなってしま
うとともに、スペースファクタが悪くなってしまう。さ
らに、このように3個のフォトダイオード1〜1を設け
ても、図16の紙面内では無指向性になるが、紙面と交
差する面内では、やはり単一指向性となり、立体的に
(球形状の)無指向性にするには、さらに多くのフォト
ダイオードを組み合わせる必要があり、実用的ではな
い。
ようとするものである。
三角プリズムPRSMを、その底面がフォトダイオード
1の受光面1Rと平行となるように、かつ、近接ないし
対接して配置する。
線で示すように、プリズムPRSMで屈折してフォトダ
イオード1に供給される。したがって、このとき、プリ
ズムPRSMの頂角φなどを選定しておくことにより、
プリズムPRSMからフォトダイオード1に入射する光
の入射角を、θ=±60°の範囲内、すなわち、フォト
ダイオード1の感度のある範囲内とすることができる。
ムPRSMに入射する光LTの入射角は、図7からも明
らかなように、フォトダイオード1から見てθ=±60
°の範囲外となっている。また、このとき、フォトダイ
オード1は、正面(θ=0°)からのプリズムRPSM
を通過しない光にも感度を示す。
SMを設けると、フォトダイオード1から見て感度のあ
る入射角が等価的に広くなる。
トダイオードの等価的な入射角を拡大するようにしたも
のである。
の受光装置は例えば図1、図2に示すように断面が略三
角形の同心円状の環状のプリズムに受光ペレットがこの
プリズムの同心円軸上に垂直に密接配置された受光素子
を有し、この受光素子の指向性がこの受光ペレットの正
面に対し、略半球状となるようにしたものである。
1〜図13に示すように断面が略三角形の同心円状の環
状のプリズムに受光ペレットがこのプリズムの同心円軸
上に垂直に密接配置された受光素子と、この受光素子に
光を入射せしめるロート状の鏡面部とを有し、この受光
素子の指向性がこの受光ペレットに対し、略半球状とな
るようにすると共にこの受光素子の正面軸から離れた方
向からの信号光が、このロート状の鏡面部の反射によっ
てこの受光素子のこのプリズムに入射し、このプリズム
を通じてこの受光ペレットに入射されるようにしたもの
である。
の正面軸から離れた方向からの信号光が、プリズム5
0;puを通じて受光ペレット1cに入射されるように
したので、簡単な構成で受光において立体的に無指向と
することができ、例えばこの光信号の受光装置を適用し
た種々のコードレス機器において、置き場所の制限等の
問題が解消できると共に、これらのコードレス機器にお
ける情報を伝送する側と情報を伝送される側との情報の
伝送を良好に行うことができる。
1;100の正面軸から離れた方向からの信号光が、プ
リズム50;puを通じて受光ペレット1cに入射され
るようにすると共に、この受光素子1;100の正面軸
から離れた方向からの信号光が、鏡面部104aの反射
によってこの受光素子1;100のプリズム50;pu
に入射し、プリズム50;puを通じて受光ペレット1
cに入射されるようにしたので、簡単な構成で受光にお
いて立体的に無指向とすることができ、かつまた、受光
感度を飛躍的に高くすることができ、例えばこの光信号
の受光装置を適用した種々のコードレス機器において、
置き場所の制限等の問題が解消できると共に、これらの
コードレス機器における情報を伝送する側と情報を伝送
される側との情報の伝送を良好に行うことができる。
をスピーカ装置に適用した一実施例について詳細に説明
する。
キャビネット(ケース)を示し、これはプラスチック材
により形成されているとともに、その外側の一部に円形
の凹部31が形成されている。
クッション材32が設けられているとともに、このクッ
ション材32を間にしてフォトダイオード1が設けられ
ている。この場合、フォトダイオード1は、その正面軸
の方向(θ=0°)がキャビネット30と直交して外側
を向くように設けられる。また、フォトダイオード1の
接続端子1T,1Tは途中から折り曲げられ、クッショ
ン材32及びキャビネット30に形成された透孔33,
33を通じてキャビネット30の内部に導かれている。
Tにコネクタ41が接続され、このコネクタ41がリー
ド線42を通じて図8に示すように接続されている。
の前面には、プリズムPRSMに対応するプリズム50
が設けられている。このプリズム50は、図2にも示す
ように、透明のアクリルにより全体が環状に形成される
とともに、その断面が三角形に形成されている。なお、
この例においては、プリズム50の中心孔53の直径は
1mm、底部の外径は11.8mm、断面の三角形の頂
角φは55°、内側の面のなす角度は90°である。
対の脚部51,51が一体に形成され、この脚部51,
51が、クッション材32及びキャビネット30に形成
された透孔35,35に差し込まれている。さらに、プ
リズム50の底面には、例えば枠状に凸部52が形成さ
れ、この凸部52がフォトダイオード1の周囲に位置す
るように、プリズム50は設けられている。
の位置が規制されているとともに、凸部52及び端子1
Tによりフォトダイオード1の位置が規制されている。
ルタ60が設けられている。このフィルタ60は、赤外
光LTを通過させ、他の不用な波長の光をカットするた
めのものである。このため、フィルタ60は、全体が半
球状のドーム状に形成されるとともに、その縁部にL字
状ないしJ字状の1対の脚部61,61が一体に形成さ
れている。そして、この脚部61,61が、クッション
材32及びキャビネット30に形成された透孔36,3
6に差し込まれるとともに、脚部61,61の先端によ
り脱落が防止されている。
が、プリズム50の頂点に接するとともに、キャビネッ
ト30側に押すことにより、プリズム50及びフォトダ
イオード1を固定している。また、クッション材32に
より、プリズム50及びフォトダイオード1のがたつき
が防止されている。
うに、スピーカ装置10のキャビネット30の左右両側
に2組設けられ、すなわち、正面軸の方向が互いに逆と
なるように設けられ、それぞれのフォトダイオード1,
1は、図8において並列接続される。
環状に構成されているとともに、その中心にフォトダイ
オード1が位置するので、正面軸を含む任意の断面(例
えば図1の断面)において、フォトダイオード1の両側
に図7に示すようにプリズムPRSM,PRSMが設け
られていることになる。
図4に示すようになり、θ=±90°以上の範囲にわた
って感度を得ることができる。
ての断面において得ることができるので、図4の指向性
を、その正面軸を中心に回転させた特性が全体の指向性
となり、すなわち、半球状の指向性となり、フィルタ6
0に対してどの方向から入射した赤外光LTにも感度を
得ることができる。
スピーカ装置10の両側に逆向きに設けられ、それぞれ
のフォトダイオード1,1は並列接続されているので、
それぞれの受光装置の指向性が合成され、全体として球
状の指向性となり、すなわち、立体的に無指向性とな
り、赤外光LTに対して死角がなくなる。
して指向性を無指向性とすることができるが、この場
合、特に本例によれば、フォトダイオード1の周囲に環
状のプリズム50を設けて無指向性にしている。したが
って、多数のフォトダイオードを必要とすることがな
く、また、そのプリズム50をプラスチックのモールド
により形成できるので、きわめてローコストである。さ
らに、取り付けのスペースを小さくすることもできる。
ことができるので、スピーカ装置などに対する取り付け
場所の自由度が大きい。図5及び図6はプリズム50の
他の例を示す。すなわち、図5の例においては、プリズ
ム50の内側の面(光LTの出射面)が平面ではなく、
く字状に曲げられている場合である。
することができる。また、図6の例においては、プリズ
ム50は、全体が円錐台形に形成されるとともに、その
中央に逆円錐形の凹部54が形成された場合であり、そ
の断面が三角形となるが、図1,図2あるいは図5のプ
リズム50のような中心孔53はない。ただし、このプ
リズム50の場合には、その中央を肉薄とするだけのモ
ールド精度が必要である。
1がオーディオ信号SAにより変調された赤外光LTを
受光する場合であったが、リモコン信号の赤外光などを
受光する場合にも本発明を適用できる。あるいは、例え
ば図8の回路をヘッドフォンに設けるとともに、スピー
カ8の代わりにヘッドフォンの音響変換ユニットとする
こともできる。
示している。以下この図9を参照して光信号の受光装置
の他の例について説明する。
で、この受光ペレット1cはモールド体100a及び脚
部100bと共にフォトダイオード100を構成する。
またこの図に示すように、このモールド体100aで受
光ペレット1cをモールドすると共に、一体成形によ
り、その前方部分にプリズム部puを形成する如くす
る。この一体成形の方法として、例えば透明な液状のエ
ポキシ樹脂を型内に流し込み、例えば24時間程度の時
間をかけて反応、硬化させるポッティング法を採用す
る。
の一方の面にその脚部100bにより実装すると共に、
この基板101の他方の面に実装された、例えば復調回
路等の他の回路102と電気的に接続する如くする。ま
たこの基板101の他方の面はシールド部材101aに
よってシールドする。
1の一方の面に、フォトダイオード100を取り囲む如
く、例えばロート状の反射鏡104を配する如くする。
この反射鏡104の内側には、例えばメッキ処理により
鏡面部104aを形成する。このフォトダイオード10
0、反射鏡104及び回路102の実装された基板10
1(これらは受光装置本体120とする)を、例えば樹
脂製のケース本体103に形成されたネジ部103aに
ビス103b等で止めて固定する。このケース本体10
3の右側面にはコネクタ103cを配し、このコネクタ
103cを基板101と電気的に接続し、更に、このコ
ネクタ103cを介して外部機器と電気的に接続するこ
とで、この基板101に実装された回路102よりの信
号を外部の機器に供給したり、外部よりの電源をこの基
板101の回路102等に供給するようにする。尚、外
部よりの電源をこの基板101に供給しなくとも、例え
ば電池をケース本体103内に収納するようにし、この
電池からこの基板101の回路102等に電源を供給す
るようにしても良い。
に配された反射鏡104の開口部分に対応する前面部分
をフィルタ105とする。この蓋106を、反射鏡10
4、フォトダイオード100及び回路102が夫々実装
された基板101が収納されたケース本体103に取り
付ける。このとき、図に示すように、反射鏡104の開
口部分の外側部分が蓋106の内側の面に固定される。
1に示すマイクロフォンシステムに適用した場合につい
て説明する。
を示し、この空間123の四隅には図9にて説明した受
光装置121が取り付けられている。この図において
は、この空間123において、発光部125aを有する
マイクロフォン125を持った使用者124が、例えば
歌を歌ったり、喋ったりする様子を示している。このマ
イクロフォン125は、使用者124が歌ったり、喋っ
たりした音声を電気信号に変換し、この変換した電気信
号(音声信号)を所定のフォーマットで変調し、発光部
125aを介して光信号として出力する。
123の四隅に夫々設置された受光装置121によって
受光される。
は、受光装置121によって受光された後に、光電変換
され、復調された後に、例えばこの受光装置121に接
続された外部機器(いわゆるアンプやこれに接続された
スピーカ)に供給され、これら外部機器によって例えば
音声の拡声が行われる。
より受光されるときには、既に図1〜図8において説明
したように、受光装置121の指向特性が重要となる。
この図9において説明した受光装置121は、フォトダ
イオード100の前方部分をプリズム部puとし、更に
このフォトダイオード100を取り囲むように内面が鏡
面部104aとなっている反射鏡を取り付けてある。こ
の場合は、このフォトダイオード100の正面軸から離
れた方向からの信号光が反射鏡104にて反射され、更
にこの反射鏡104によりプリズムpuに入射し、更
に、このプリズムpuを通じてこのフォトダイオード1
00に入射する。従って、図12にp3で示すように、
感度特性が従来のスピーカシステム等で使用されていた
受光部の感度特性(図12p5)に比べてかなり広い指
向範囲で良好な感度特性となり、図11にて示したよう
に、コードレスマイクロフォンシステムのようなコード
レス機器に本例による受光装置121を適用した場合
は、これらコードレス機器の置き場所や発光部及び受光
部の配置に対する制約を緩和することができる。また、
上述のコードレスマイクロフォンシステムにおいては、
使用者124がマイクロフォン125の持ち方を色々変
えても、このマイクロフォン125の発光部125aよ
りの光信号としての音声信号は、受光装置121に良好
に受光されるようにすることができる。
ォトダイオード100を様々な形態としたときに、フォ
トダイオード100が夫々光信号を受光するときの、指
向角における受光感度を示したグラフである。
置121の反射鏡104の開口部分の直径をφ50と
し、この反射鏡104の角度(頂角)を55度〜60度
にした場合の感度を示している。これによれば、指向角
0度(正面に対応する)のときの感度は他のものと比較
して格段に高く、立体的な指向性は他のものと比較して
狭くなっている。
4の開口部分の直径をφ25とし、この反射鏡104の
角度(頂角)を60度にした場合の感度を示している。
これによれば、指向角0度のときの感度はp1と比較し
て若干低く、立体的な指向性はp1と比較して若干広く
なっている。
4の開口部分の直径をφ55とし、この反射鏡104の
角度(頂角)を90度にした場合の感度を示している。
これによれば、指向角0度のときの感度はp2と比較し
て低くなっているが、立体的な指向性はp2と比較して
かなり広くなっている。
光装置による受光感度及び指向角の関係を示している。
これによれば、指向角0度のときの感度はp3と比較し
てかなり低く、立体的な指向性はp3と比較してかなり
広くなっている。また、このグラフに示すように、指向
角0度からプラス及びマイナス方向に夫々徐々に感度が
下降し、その形は略半円状となっている。
り外し、フォトダイオード100による直接(プリズム
部puによる)の受光を行った場合の感度を示してい
る。これによれば、指向角0度のときの感度はp5と略
同じで、立体的な指向性はp5と比較してかなり広くな
っている。更に、このグラフに示すように、指向角0度
からプラス及びマイナス方向に夫々徐々に感度が上昇し
ている。
装置の感度及び指向角の関係を示している。これによれ
ば、指向角0度のときの感度はこの図13のグラフ中一
番低く、また、立体的な指向性は従来の受光装置の特性
であるp5と比較して若干広くなっている。
いては、フォトダイオードの前面にこのフォトダイオー
ドと別体のプリズムを接合して配した受光装置を用いた
場合(図1〜図8に対応する)は、従来のプリズムを配
さないフォトダイオードを用いた受光装置より立体的な
指向方向の受光特性はかなり良好とできる。
成形によりモールド体100aの前面にプリズムpuを
形成した形としたフォトダイオード100を備えた受光
装置を用いた場合は、上述のフォトダイオードの前面に
このフォトダイオードと別体のプリズムを接合して配し
た(図1〜図8に対応する)受光装置より更に受光特性
が良好とできる。
に、フォトダイオード100を、一体成形によりモール
ド体100aの前面にプリズムpuを形成した形とし、
このフォトダイオード100を取り囲むようにロート状
の反射鏡104を配した受光装置を用いた場合は、上述
のフォトダイオードの前面にこのフォトダイオードと別
体のプリズムを接合して配した(図1〜図8に対応す
る)受光装置より、また、この反射鏡104を配さない
一体成形のフォトダイオード100を用いた受光装置よ
り、更に受光感度特性を良好とできる。
121またはフォトダイオード100を様々な形態とし
たときに、フォトダイオード100が夫々光信号を受光
するときの、立体的な指向方向における受光感度を示し
たグラフである。この図13において、図12と対応す
る部分には同一符号を付してその詳細説明を省略する。
々図12にて示したp1及びp4と夫々同様である。
置121の反射鏡104の代わりに、開口の径がφ43
のパラボラ鏡を用いた場合の感度を示している。これに
よれば、指向角0度(正面に対応する)のときの感度は
p1と比較して格段に高く(略+30dB)、立体的な
指向性は他のものと比較して狭くなっている。
ードを用いた受光装置の受光特性を示している。これに
よれば、指向角0度のときの感度はp1より若干低い。
04の代わりに、鏡面が長手方向に延在するパラボリッ
クな反射鏡を用いた場合の受光装置121の受光特性を
示している。これによれば、指向角0度のときの感度は
p8と比較してかなり低いが、立体的な指向性は±70
度付近まで拡大している。
使用し、受光範囲を広くするように夫々角度を変え、例
えばピラミッド状に形成したフォトダイオードを用いた
受光装置の受光特性について示している。これによれ
ば、指向角0度のときの感度は、この図13の他のもの
と比較してかなり低く(略−4dB)、立体的な指向性
はかなり広くなっている。
ダイオード100の改良されたフォトダイオードの特性
である。尚、これについての詳細説明は省略する。
ける受光装置121の反射鏡104の代わりにパラボラ
鏡を使用した場合には、図12にて説明した、受光装置
121の反射鏡104の開口部分の直径をφ50とし、
頂角を55度〜60度とした場合の受光特性(p1)と
比較して格段に感度が高くなる。また、本例における受
光装置121の反射鏡104の代わりに横に長い反射鏡
を使用した場合は、感度は低くなるが、立体的な指向方
向において略フラットな特性を有する。
を示している。以下この図10を参照して光信号の受光
装置の他の例について説明する。この図10において、
図9と対応する部分には同一符号を付してその詳細説明
を省略する。
た受光装置本体120の反射鏡104の外側例えば2カ
所に夫々支持部材107を取り付け、更にこの支持部材
107の下方に夫々軸108を取り付け、この軸108
をブラケット109のジョイント部109aに回動自在
に取り付ける。
その下方が軸109cとされ、この図においては天地を
逆にして図示したが、この軸109cを取り付け部材1
10に組み込み、更にこの取り付け部材110をビス1
11で天井112に取り付けることによって、天井11
2からぶら下がる如く設置するようにする。かくする
と、このブラケット109に取り付けられた受光装置本
体120が天井112と平行な水平面内において回転可
能となる。また、113はフィルタを兼ねるカバーで、
このカバー113を取り付け部材110に開口部分側を
取り付け部分として取り付ける。
て説明した受光装置121と同様の受光装置本体120
を有しながら、この受光装置本体120を水平及び垂直
面内において回転可能としたので、図9において説明し
た受光装置121の指向特性を有すると共に、この受光
装置の置き場所に応じて、水平及び垂直面内における受
光装置本体120の角度を換え、一番受光状態の良好な
位置にあわせることができる。
を、図11にて説明したコードレスマイクロフォンシス
テムに適用した場合は、図9において説明した受光装置
121よりも更に、マイクロフォン125の発光部12
5aよりの光信号としての音声信号が受光装置122に
より良好に受光されるようにすることができる。
ば水平及び垂直面内の回転駆動を行う駆動手段及びこれ
を制御する制御手段を設け、受光状態に応じて、この制
御手段が駆動手段を制御し、受光装置本体120の位置
を最適な受光位置とするようにしても良い。また、この
例においても、上述の反射鏡104をパラボラ鏡とした
り、横に長い反射鏡としても良い。
フォトダイオード1とプリズム50を接合して一体化し
たり、受光ペレット1cをモールド体100aでモール
ドすると共に、一体成形によりこの前面にプリズム部p
uを形成するようにしてフォトダイオードを構成した
り、更に、これらフォトダイオード1や100に光を入
射せしめる反射鏡104を配したりするようにしたの
で、簡単な構成で受光において立体的に無指向とするこ
とができ、また受光感度を飛躍的に高くすることがで
き、例えばこの受光装置を適用した種々のコードレス機
器において、置き場所の制限等の問題が解消できると共
に、これらのコードレス機器における情報を伝送する側
と情報を伝送される側との情報の伝送を良好に行うこと
ができる。
本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が
取り得ることは勿論である。
面軸から離れた方向からの信号光が、プリズムを通じて
受光ペレットに入射されるようにしたので、簡単な構成
で受光において立体的に無指向とすることができ、例え
ばこの光信号の受光装置を適用した種々のコードレス機
器において、置き場所の制限等の問題が解消できると共
に、これらのコードレス機器における情報を伝送する側
と情報を伝送される側との情報の伝送を良好に行うこと
ができる利益がある。
正面軸から離れた方向からの信号光が、プリズムを通じ
て受光ペレットに入射されるようにすると共に、この受
光素子の正面軸から離れた方向からの信号光が、鏡面部
の反射によってこの受光素子のプリズムに入射し、プリ
ズムを通じて受光ペレットに入射されるようにしたの
で、簡単な構成で受光において、受光感度を飛躍的に高
くすることができ、例えばこの光信号の受光装置を適用
した種々のコードレス機器において、置き場所の制限等
の問題が解消できると共に、これらのコードレス機器に
おける情報を伝送する側と情報を伝送される側との情報
の伝送を良好に行うことができる利益がある。
図である。
視図である。
装置の例を示す正面図である。
するグラフである。
図である。
図である。
ある。
した例を示す回路図である。
である。
図である。
ステムに適用した例を示す説明図である。
する受光装置の形態と感度の関係を示すグラフである。
する受光装置の形態と感度の関係を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 断面が略三角形の同心円状の環状のプリ
ズムに受光ペレットが前記プリズムの同心円軸上に垂直
に密接配置された受光素子を有し、 該受光素子の指向性が前記受光ペレットの正面に対し、
略半球状となるようにしたことを特徴とする光信号の受
光装置。 - 【請求項2】 断面が略三角形の同心円状の環状のプリ
ズムに受光ペレットが前記プリズムの同心円軸上に垂直
に密接配置された受光素子と、 該受光素子に光を入射せしめるロート状の鏡面部とを有
し、 前記受光素子の指向性が前記受光ペレットに対し、略半
球状となるようにすると共に前記受光素子の正面軸から
離れた方向からの信号光が、前記ロート状の鏡面部の反
射によって前記受光素子の前記プリズムに入射し、前記
プリズムを通じて前記受光ペレットに入射されるように
したことを特徴とする光信号の受光装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13660391A JP3297920B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 光信号の受光装置 |
US07/744,423 US5159188A (en) | 1990-08-14 | 1991-08-13 | Optical reception apparatus using prism having caldera-shaped concave portion |
EP91307504A EP0471565B1 (en) | 1990-08-14 | 1991-08-14 | Optical reception apparatus |
DE69122700T DE69122700T2 (de) | 1990-08-14 | 1991-08-14 | Optische Empfangsvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13660391A JP3297920B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 光信号の受光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04360109A JPH04360109A (ja) | 1992-12-14 |
JP3297920B2 true JP3297920B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=15179161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13660391A Expired - Lifetime JP3297920B2 (ja) | 1990-08-14 | 1991-06-07 | 光信号の受光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3297920B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006179995A (ja) | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Sony Corp | 遠隔制御システムおよび受信装置 |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP13660391A patent/JP3297920B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04360109A (ja) | 1992-12-14 |
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