JP3296377B2 - タンク液面測定装置 - Google Patents

タンク液面測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンク等に収容された
可燃性液体の液面をフロートの移動により測定する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】地下に埋設されたタンクや、またローリ
等に搭載されたタンク内の液面測定は、通常、検尺棒を
使用して行われているが、人手に頼る必要があるばかり
でなく、オンラインによる液面管理ができないという問
題を抱えている。このような問題を解消するため、円筒
電極を同心状に配置して2つの電極間の静電容量が液面
に比例することを利用した液面測定装置も提案されてい
るが、油種や水分による影響を受けやすく、データ処理
回路が複雑化するという問題がある。このような問題を
解消するため、磁歪線の周囲に測定領域全体に渡るよう
に受信コイルを巻回し、また上端に送信コイルを設けて
なる電歪現象を利用した変位検出手段に、磁石を内蔵し
たフロートを液面に追従可能に設けた液面測定装置も提
案されているが(特開昭59-37418号公報)、測定すべき
深さが浅い場合には両端を基体に固定することも可能で
はあるが、既設のタンク等のように容易に内部に入って
作業を行うことが困難なものには適用が困難で、またリ
アクタンス成分を含むため可燃性液体を測定する場合に
は厳重な防爆処理が必要になる.
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろはフロートの移動を磁歪現象を利用して電気信号に変
換する場合に、実用化に向けて問題となる事項を一挙に
解決したタンク液面測定装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、磁歪線の一端に送信コイル
が、また測定領域に受信コイルが設けられたコイルユニ
ットを、前記受信コイル領域を下端が封止されたパイプ
内に収容し、上端をモールデングにより密封するととも
に、前記パイプの上端に回路基板を収容する耐圧防爆構
造のヘッド部を気密的に取り付け、さらに前記パイプに
磁石付きフロートを遊嵌するようにした。
【0005】
【作用】コイルユニットの受信コイルをパイプに密封す
ることにより可燃性液体が受信コイルに接触することが
防止され、またパイプに取り付けられている耐圧防爆構
造のヘッド部と協同して外部環境と確実に隔離されて防
爆機能を実現する。
【0006】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図1は本発明の液面検出器の一実
施例を示すものであって、ヘッド部1と検出部2の2つ
の部分により構成されている.ヘッド部1は、検出部2
を固定する基台3、カバー4とをパッキン5を介して固
定して防爆構造のケースとして構成されており、内部に
後述する信号処理回路が実装された回路基板6,7、8
を多層構造でもって収容することができる。回路基盤
6,7、8にはパッキン9により気密的に引き出された
ケーブル10により外部のデータ処理部に接続されてい
る.
【0007】2は、検出部で、後述するパイプ11と、
上端となる側に形成されたフランジ12とを備え、フラ
ンジ12を介してヘッド部1の基台3に気密的に固定で
きるように構成され、パイプ11の外側にはリング状磁
石13を備えたフロート14が移動可能に設けられてい
る.パイプ11の内部には後述するコイルユニット15
がダンパー部材を兼ねた糸状体16を介して挿入され、
コイルユニット15がパイプ11のほぼ中心線上に配置
されている。
【0008】図2は、前述の検出部2を拡大して示すも
のであっては、20はニッケル合金からなる磁歪線で、
これの表面には絶縁体を兼ねた合成樹脂製のチューブ2
1を被せ、その表面には上端となる側に送信コイル22
が、また送信コイルから先端側にかけて一定のピッチで
全長にわたって受信コイル23が巻回されている。これ
らコイル22、23の表面にはコイル固定用の熱収縮性
合成樹脂チューブ24が被せられてコイルユニットに纏
め上げられている。
【0009】図中符号11は、前述のパイプで、外力に
抗することができる程度の剛性を備えた非磁性体金属、
この実施例では不錆鋼からなるパイプから成り、その一
端の開口25が金属製の栓体26を挿入して銀蝋により
固着され、また他端はフランジ12の通孔に挿入され
て、パイプ11の先端がフランジ12の面とほぼ同一と
なるように位置決めされた上で、フランジ12の両端1
2a,12bを銀蝋によりとパイプと一体に固定されて
いる。
【0010】このように構成されたパイプ11内には、
前述のコイルユニット15を、その表面に比較的太く、
かつ弾性を備えた糸状体を粗いピッチで巻回して少なく
とも受信コイル23の一部、及び送信コイルが露出する
程度に引き出した状態で、パイプ11の上端に合成樹脂
性のシール剤27でモールデングし、またコイルユニッ
ト15の先端も同様の合成樹脂28により封止してパイ
プ11の内部と外部環境とが遮断されている。これら送
信コイル22、及び受信コイル23は、それぞれケーブ
ルCに接続されて回路基板6、7、8の測定回路に接続
されている。なお、図中符号29は、送信コイル22の
表面に設けられたリング状のバイアス用永久磁石を、ま
た符号40はフロート14の抜け落ち防止用のストッパ
を示す。
【0011】図3は同上装置を駆動するための回路の一
例を示すもので、図中符号30は、駆動パルス発生回路
で、一定周期、例えばパルス幅5マイクロ秒の励起パル
スを繰り返し周期10ミリ秒で出力するものである。3
1は、受信コイル23から出力されたアナログ信号をデ
イジタル信号に変換する検出回路である。32はプリッ
プフロップ回路で、励起パルスが出力された時点に一致
してセットされ、また検出回路31からの信号によりリ
セットされるように構成されている。33は、ゲート回
路でフリップフロップ回路32から出力されるパルスの
時間に一致してクロック発生回路34からのクロック信
号をカウンタ35に出力するように構成されている。
【0012】このように構成された装置において、測定
装置のパイプ11をタンク内に挿入するとともに、ヘッ
ド部1をパイプ11が鉛直状態となるようにタンクの上
端に固定する。これにより、コイルユニット15は、糸
状体16によりパイプ11の中心軸線上に位置決めされ
た状態で配置される。この状態では、パイプ11が先端
を栓体26により封止されているから液密状態が保持さ
れ、また他端が合成樹脂製シール剤27、及びヘッド部
1により気密状態に保持されているから、雰囲気中の可
燃性ガスがパイプ11や、ヘッド部空間内にに侵入する
のが阻止される。
【0013】このような状態において駆動パルス発生回
路30から一定周期で駆動パルスが出力すると(図4
I)、送信コイル22により磁界が発生し、磁歪線20
に機械的歪みが発生する。この歪みは疎密波となって磁
歪線20を他端に向けて約5Km/sの速度で伝搬す
る。同時にフリップフロップ32がセットされて信号が
出力してゲート回路33が開放されてクロック発生回路
34からのクロック信号がカウンタ35に入力する。こ
のようにして疎密波がフロート14の位置まで伝搬する
と、ここに位置する磁石13による磁界を受けて逆磁歪
効果により受信コイル23に起電力が発生する。この起
電力は検出回路31により検出されてフリップフロップ
32に入力する。これによりフリップフロップ32がリ
セットし、ゲート回路33が閉鎖され、クロック信号の
計数が終了する。
【0014】カウンタ35のデータは必要に応じてケー
ブル10より外部処理回路に伝送されてデイスプレイ等
に液面として表示される。いうまでもなく、送信コイル
22は、タンク底面から既知の距離に取り付けられてい
るから、この値から今測定されたフロート14までの距
離を差し引くことにより液深を知ることができる。
【0015】ローリ等に搭載された場合には車両からの
振動にを受けることになるが、コイルユニット15は、
パイプ11の間に存在する糸状体16の弾性により常に
一定間隔に保持され、磁歪線全体の振動が和らげられる
ことになる。
【0016】なお、上述の実施例においてはパイプの先
端を栓体により封止するようにしているが、溶接により
封止しても同様の作用を奏することは明らかである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
磁歪線の一端に送信コイルが、また測定領域に受信コイ
ルが設けられたコイルユニットを、受信コイル領域を下
端が封止されたパイプ内に収容し、上端をモールデング
により密封するとともに、パイプの上端に回路基板を収
容する耐圧防爆構造のヘッド部を気密的に取り付け、さ
らにパイプに磁石付きフロートを遊嵌するようにしたの
で、コイルユニットの下端を固定する必要が無く、既存
のタンクに容易に設置することができるばかりでなく、
パイプとヘッド部による比較簡単な構造で防爆構造を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置の断面図である。
【図2】同上装置における検出部を拡大して示す断面図
である。
【図3】同上装置に使用する測定回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図4】同上装置の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 ヘッド部 2 検出部 3 基台 4 カバー 6、7、8 回路基板 10 ケーブル 11 パイプ 12 フランジ 13 磁石 14 フロート 15 コイルユニット 16 糸状体 20 磁歪線 22 送信コイル 23 受信コイル 26 栓体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−37418(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 23/00 - 25/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁歪線の一端に送信コイルが、また測定
    領域に受信コイルが設けられたコイルユニットを、前記
    受信コイル領域を下端が封止されたパイプ内に収容し、
    上端をモールデングにより密封するとともに、前記パイ
    プの上端に回路基板を収容する耐圧防爆構造のヘッド部
    を気密的に取り付け、さらに前記パイプに磁石付きフロ
    ートを遊嵌してなるタンク液面測定装置。
  2. 【請求項2】 前記コイルユニットの外周が熱収縮性剛
    性樹脂により被覆されている請求項1のタンク液面測定
    装置。
  3. 【請求項3】 前記コイルユニットは、受信コイル領域
    に粗いピッチで糸状体を巻回して前記パイプに挿入され
    ている請求項1のタンク液面測定装置。
  4. 【請求項4】 前記パイプのヘッド部側にはフランジが
    固定され、前記フランジを介して前記ヘッド部にネジに
    より固定されている請求項1のタンク液面測定装置。
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