JP3295736B2 - インプラント工具 - Google Patents

インプラント工具

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JP3295736B2
JP3295736B2 JP28658691A JP28658691A JP3295736B2 JP 3295736 B2 JP3295736 B2 JP 3295736B2 JP 28658691 A JP28658691 A JP 28658691A JP 28658691 A JP28658691 A JP 28658691A JP 3295736 B2 JP3295736 B2 JP 3295736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、失われた自然の歯根の
代替物として、胞状骨の失歯部分に外科的に移植された
取付物、典型的にはチタン、つまり以前に設置された歯
のインプラントを補綴的に復元する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科インプラントの利用は、それが歯科
社会に商業的に導入されて以来急速に進展してきた。口
腔のインプラント復元に関する初期の注意は、チタン取
付物を周囲の骨に堅固に取付けることに集中した。成否
はこの骨取付けの程度で決まった。この分野の規模およ
び範囲が拡大するにつれて、インプラントの多様な大き
さおよび構成を歯科開業医が利用できるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、口腔内に生物
学的に適合可能な取付物を設けることへ急激に発達した
ことにより、他のインプラントまたは自然歯に対して平
行ではなく、或る角度をなして一層頻繁に設置されたイ
ンプラント上に、審美的且つ機能的な復元を行うという
復元歯科医の役割に関して、復元歯科医の必要性に払わ
れた注意は不適切なものであった。その結果、これらイ
ンプラントを実用可能で、しかも審美的にしようとする
上で、時間のかかる経費の高い手順に耐えながら、多大
な創意を発揮することが復元歯科医に残されていた。
【0004】本発明の一つの目的は、新規な、改良され
たカラーおよび支柱を含むインプラント工具と、歯のイ
ンプラントを復元する方法、を提供することである。こ
こに含まれるのは、上に記した諸問題を克服するような
歯のインプラントを復元する方法および装置である。
【0005】本発明の別の目的は、復元歯科医術で現在
使用されているものを含むインプラントの多数の異なる
様式、形式、形状、および大きさに適用できるインプラ
ント工具を提供することである。
【0006】本発明の他の目的は、以前に設置され傾い
たインプラントまたは異常位置のインプラントについ
て、審美的で機能的な復元を行うことができるインプラ
ント工具の提供である。
【0007】本発明の更に他の目的は、垂直から最大6
0度ずれた角度で以前に設置されたインプラントを復元
することができるインプラント工具の提供である。
【0008】本発明の更に他の目的は、以前に設置され
たインプラントを復元する方法を組織化するシステムを
提供することである。本発明は、角度を補正しながら、
高品位の復元を行うのに必要な臨床側(歯科医)および
製造所側(技工士)の技法を簡易化する方法および装置
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインプラント工具は、歯科医術の補綴的内
植復元に使用するインプラントを含むインプラント工具
あって、インプラント工具は、関連するインプラントに
適合し且つその上に受けられ得るように選定されてお
り、且つインプラントから突出する第1の部分を備えて
いるアダプタと、アダプタに取付けられるようになって
おり、且つ特定の患者のあご骨と歯肉線との間の深さに
一致する深さを有するカラーと、傾いたインプラントを
補償するために該アダプタと該カラーの相対的角度位置
を調節する手段と、カラーに受けられ得る橋脚歯支柱
と、傾いたインプラントを補償するために該アダプタと
該インプラントの相対的角度位置を調節する手段と、ア
ダプタを前記インプラントに、および該カラーを該アダ
プタに固定する手段と、を組合せて構成され、前記カラ
ーは、前記橋脚歯支柱の内表面に合う外表面を有し、そ
れらの表面は互いに係合可能であって、該カラーおよび
該橋脚歯支柱の相対的角度位置の調節を可能として構成
される。
【0010】
【作用】インプラントを使用する従来の復元法では、最
初に外科医を訪ねたとき、歯肉組織をはね返して下層の
骨を露出させ、チタンのインプラントを胞状層にねじ込
むかまたは圧入する。数カ月後、歯肉組織を開いてイン
プラントを口内環境に露出させる。
【0011】本発明によれば、この時点で、万能アダプ
タを選定してインプラントに合せて所定位置に挿入し、
アンカーねじで固定する。歯肉組織の深さに対応する高
さの歯肉カラーを挿入し、移動支柱をカラー内に設置
し、支柱およびカラーを互いにおよび万能アダプタで、
好ましくは固定ねじで固定する。そして、型取りおよび
噛みつきの記録を取り、特注橋脚歯ヘッドおよび上層に
被せる歯冠の復元物を、理想的な審美的、機能的パラメ
ータに製作するために、歯科製造所に送る。
【0012】製造所の技工士は、インプラントおよびそ
の万能アダプタのレプリカおよび歯肉カラーの周りの柔
軟材料を含めて、型穴の周りにもモデルを注ぎ、歯肉ま
たは歯肉組織を表現する。モデルを取付け終ったら、技
工士は口内の他の歯およびまたは他のインプラントに対
するインプラントを調べ、橋脚歯がすべて互いに平行で
あるようにし、またそれらが自然な輪郭と形状の歯冠を
成すようにし、それらが良好な噛み合いまたは噛み付き
ができるようにする。
【0013】適正な歯肉カラーを、熱可塑性樹脂材料の
中から選定し、万能アダプタの相似形の上に挿入する。
インプラントの傾きの程度に応じて、技工士は、正確な
熱可塑性樹脂の橋脚歯ヘッドを選定してこの角度状態を
補償し、インプラントが「真直ぐに」立つことができる
ようにする。
【0014】角度が小さい場合には、プリキャストした
歯肉カラーおよび橋脚歯を選定することができる。イン
プラン橋脚歯が複数ある場合には、一旦すべての橋脚歯
ヘッドをその相似形に固定した後、技工士は、各支柱に
ついて受入れられた技法に従って最終的な「歯の調整」
を行い、熱可塑性樹脂のカラーおよび橋脚歯ヘッドを互
いに接合する。
【0015】ここで、歯冠またはかさ石(coping)を受
ける精密な橋脚歯ヘッドを、熱可塑性樹脂材料を金また
は他の金属に鋳込むことによって製作する。これはスプ
ルーの付いた特殊の石材にこれを入れ、次いでこれを焼
き尽し、石材の中に空間を残すことにより行われる。適
正な金合金または他の金属を選定し、溶融し、新しく造
った穴に押込む。精密な鋳造橋脚歯支柱が作られてい
る。種々の補綴術的考えによって、種々の歯冠が、橋脚
歯支柱に適合するように製造される。
【0016】復元歯科医は、インプラントに被せた特殊
な治療キャップまたは覆いおよびそれらの取付けられた
万能アダプタを取外し、インプラント橋脚歯を挿入す
る。インプラント橋脚歯は、金に鋳込んだ場合には1個
になっているであろうし、プリキャストチタン支柱を使
用する場合(角度が小さい場合)には1個または2個に
なっているであろう。
【0017】支柱は、その特定のインプラントのねじ山
に合致し且つ固定ねじを受けるアンカーねじによりイン
プラントに固定されている、以前に設置された万能アダ
プタにぴったり合う。組合せた橋脚歯ヘッドとカラーと
を固定ねじでアダプタに固着し、被せている歯冠を橋脚
歯ヘッドにセメントでまたは互いにねじ込むことにより
接続する。
【0018】
【実施例】図1Aにおいて、インプラント(10)はそ
れ自身、骨の中に位置した状態で存在しているように示
されている。この例では、インプラントは、内部斜面、
固定ねじ(この場合ではアンダーねじ山)を受けるねじ
山部分(12)、および万能アダプタの六角形の柄を受
ける六角形部分(14)を備えている。他の実施例では
六角形の受けを、製造業者が選択したインプラントの内
部構成に応じて、内部斜面(図6Aの21)、円筒など
で置換えることができる。
【0019】万能アダプタ(20)は一端にインプラン
トの六角形の内側に嵌まる六角形の支柱(22)を備え
ている、この構成は、種々な寸法の、および種々な寸法
および内部ねじ直径を有する数種の異なる形式の製造イ
ンプラントに嵌合するような性格の、他の手段で置換え
ることができる。支柱(22)はインプラントのヘッド
の受け(14)に嵌入される。支柱は開放端で六角形の
外側支柱を貫いて突出するアンカーねじ(21)により
インプラントに接続される。
【0020】一方、後に説明する実施例(図6A)で
は、アンカーねじ(60)の茎(66)が自由端から八
角形の支柱を超えて突出している。その実施例のアンカ
ーねじは、固定ねじを受ける内部ねじ山を備えている。
小さいフランジ(24)が個別インプラント(10)の
寸法からその自由端の標準の大きさまでテーパになって
いる。その形状は、八角形である外側支柱(26)がフ
ランジから自由端に向って延びている。外側支柱(22
および26)は開放端および自由端にアンカーねじ(2
1)を受ける内部開口を備えている。フランジの上から
歯肉組織の高さまで延びる種々な長さの歯肉カラー(3
0)を使用してインプラントの復元を口腔内に拡げてい
る。
【0021】歯肉カラー(30)は、自由端(36)で
の自然の歯根の大きさおよび形状を一層自然に表わすた
めに、万能アダプタのフランジの側の開放端(34)か
ら大きい標準の大きさまでテーパをなしている。歯肉カ
ラー(30)が、アダプタ側の開放端から八角形状の自
由端(36)まで延びて、「アダプタ」(26)の八角
形支柱および橋脚歯支柱(42)を受ける内部開口を備
えている。
【0022】或る例では、橋脚歯支柱は一端に、歯肉カ
ラーの八角形の受けに挿入される外側八角支柱(42)
を備えている。橋脚歯支柱はその自由端に固定ねじ(5
0)を受けるソケットを備えている。固定ねじはそれ自
身、茎(54)から下に突出して、製造所の技工士がね
じ回し用の新しいスロットを切る必要なしに、ねじの大
きさを決めることができる内部六角穴を備えている。ま
た、その固定ねじの茎(54)は一旦切り縮め場合で
も、六角工具の挿入に適合する部分が残るように形成さ
れる。
【0023】柄(53)およびねじ山(52)は、万能
アダプタの八角スタッドの対応する部分に合致してい
る。図1Bは、インプラント、アンカーねじと万能アダ
プタ、歯肉カラー、および橋脚歯支柱と最終歯冠(1)
を接続した複合体である。
【0024】支柱は、その形状を精密に成形できるよう
に熱可塑性樹脂材料から作るのが望ましく、他の歯やイ
ンプラントと平行にならない傾斜したインプラントを補
償するために、多様な角度を持つことになる(図2Aの
140、図2Aの240、図3Aの340、図4Aの4
40)。
【0025】図2Aにおいて、橋脚歯支柱は、15°の
角度を補正するように異っているが、他のすべての部分
は同じである。支柱を再整形して調製歯を真直ぐにして
いる。ケースをセットアップしている間に、製造所の技
工士は、正しい角度の支柱を選択して調製歯を他のイン
プラントまたは歯と平行になるようにし、次いでこれを
八角形上で(または万能アダプタを六角形上で)回わ
し、支柱にとって「最適の」姿勢にする。
【0026】次に技工士は、調製歯を作製する。図2B
は図2Aの部品の複合図である。図3Aおよび図3B
は、支柱の角度が15°の代りに30°である他は、図
2Aおよび図2Bと同じ関係を示している。橋脚歯支柱
(240)は、固定ねじ用の穴(244)、及び管とね
じの器具を受けて最終歯冠を、歯科医の選択に従って、
セメントで固める代りに、所定位置にねじ込むことによ
り固定する別の穴(246)を備えている。実施例で
は、橋脚歯ヘッドには10°以下のテーパがあって歯冠
を摩擦保持できるようしている。
【0027】図4Aおよび図4Bは、図3Aおよび図3
Bと同じ関係を示す。これも別の管およびねじ受け(3
46)を備えている。歯科医は、歯冠をセメントで固め
ること、それをねじ込むことを随意に選ぶことができ
る。
【0028】図5Aおよび図5Bは、インプラントが妥
当な角度になってはいるが、歯列弓内の他の歯に対して
中心に関して、距離的に、頬側に、または舌に関し、あ
まりにも遠くにあるとき、インプラントの位置を補正す
る特殊な支柱を示す。その他に、この支柱は、インプラ
ントの復元がブリッジのはんだ継手に当たるような場
合、インプラントの位置を補正する。
【0029】図6Aおよび図6Bは、本発明の実施例を
示すが、万能アダプタのインプラントの接続が、それが
接続されているインプラントに従って変る点および支柱
ヘッド自身が角度に従って変る点が異なっている。この
例ではインプラント(10)は、それ自身、骨の中に設
置されているから、骨格組込み後、存在するように表わ
してある。
【0030】インプラントは、補綴用の或る形態の固定
ねじ、この場合には、アンカーねじ山(62)、を受け
る内部ねじ山部(12)を備えている。インプラントは
普通、それに合うように作られているアンカーねじの柄
(61)を受ける円筒室(15)を備えている。この例
では、インプラントは、万能(八角−六角)アダプタの
フランジ(24)の下にテーパ用筒(21)に合致する
内部斜面(13)を備えている。
【0031】八角−六角TMアダプタは、この例では、
インプラント(13)の内側に適合するテーパ用筒(2
1)を備えている。アダプタのフランジ(24)の下に
は多数の実施例が存在する。アダプタはフランジ(2
4)を備えており、フランジはその開放端ではインプラ
ントのヘッドと同じ大きさであり、その切開端すなわち
自由端でのより大きな寸法までテーパをなして、システ
ムに対する標準の大きさになっている。
【0032】アダプタは八角形状の外側スタッドを備え
ており、これにより部品をその上方に45°刻みで回転
させる能力を有し、精密な相互組付けが可能になる。そ
の長さのため、八角スタッドは固定ねじの破壊に対する
強度と抵抗とを発生する。アンカーねじ(60)はイン
プラント(12)にねじ込まれ、一方、自由端にあるそ
のフランジ(65)は万能アダプタをインプラントの頭
部に締付ける。
【0033】歯肉カラー(30)は、種々な長さになっ
て万能アダプタのフランジ(24)の上面から歯肉組織
の高さまで突出し、インプラントの復元を口腔内に拡げ
る。歯肉カラー(30)は、フランジ位置の開放端(3
4)から、自然の歯根の大きさと形状とを一層自然に表
わすために、自由端(36)における一層大きな標準の
大きさにまでテーパをなしている。歯肉カラー(30)
は開放端(38)に万能アダプタの八角スタッドを受け
る内部開口を備えており、固定ねじをアンカーねじ内に
通すことができるようにする内部円筒通路(32)を備
えている。
【0034】歯肉カラーは内部肩(37)を備えている
が、これはポストとカラーとの複合体(40と30)
を、それら個々の熱可塑性樹脂部品(30および40)
が金または他の金属に鋳込まれる前に、技工士により結
合剤によって接続されると、所定位置に係合する。これ
らは、効果的に1個になって、固定ねじにより固定ねじ
がねじ山を噛み合せながら、内部肩(37)と係合する
ように、アンカーねじに固定されることになる。
【0035】歯肉カラーはまた支柱ヘッドの八角スタッ
ド(42)を受ける八角形受け(39)をも備えてい
る。この八角の複合体は、支柱を歯肉カラーに接続する
前に支柱を一層精密に設置するため支柱ヘッドを水平面
内で回転できるようにする。支柱ヘッドには固定ねじ
(50)を受ける内部円筒通路(44)がある。固定ね
じは、それ自身、柄(54)の下方に突出して、製造所
の技工士がねじ回し用の新しいスロットを切る必要無し
に、ねじの大きさを決めることができるようにする内部
六角穴を備えている。一旦、これを切り縮めても、六角
工具の挿入に適合する位置がなお存在する。ねじ山(5
2)はアンカーねじの内部ねじ山(64)に係合する
が、ねじの頭は支柱・カラーの内部フランジ(37)に
係合する。
【0036】図6Aには示してないが、支柱ヘッド(4
0)は、カラーをアダプタに固定する役目をするねじ5
0のようなねじにより、カラー(30)に固定すること
ができる。
【0037】支柱ヘッドに関しては多数の変形がある
が、その幾つかをここに提示する。橋脚歯は、それ自
身、自然の歯の歯根および歯冠の大きさに、一層自然
に、合致するために、現在最も利用できるよりも大き
い。橋脚歯は、逆截頭円錐形状をなし、且つ自然の歯根
が歯根の頂点から歯の歯冠部分に達するまでテーパを成
していると同じように、自由端までテーパを成している
歯肉カラー上に乗っている。すべての支柱ヘッドの他の
目的は、歯列弓内の理想的な配置に対してインプラント
が異常に配置されている場合、その角度を調節しなおす
こと、最終歯冠を周辺面取りまたは他の手段で確実に静
置させること、及び、現在時々使用される調製歯のよう
に、テーパ付き円筒によって生ずる最終歯冠の回転を防
止することである。
【0038】図7は、インプラントが口腔内に好適に設
置されたときの支柱ヘッドの基本的実施例を示す。ここ
に示したのは面取り調製品で、これは本発明に利用でき
る調製品の多数の形式の一つである。これは歯肉カラー
の八角形の受けと交差する外側八角スタッド(42)を
備えている。固定ねじ(50)はチャンネル(44)を
通ってアンカーねじの内部ねじ山に達する。他の実施例
(図示せず)では、支柱ヘッドは別々に固定することが
できるが、頭部に内部肩を備えてアンカーねじに係合す
ることになる。
【0039】支柱ヘッドの他の実施例、低プロフィルヘ
ッドを図8に示す。これは八角形内面(44)を備えて
万能アダプタの八角スタッドと嵌合する。上あごと下あ
ごとの間の距離が小さいとき、橋脚歯の高さを短くする
ために、歯肉カラーを省略してある。
【0040】図9Aおよび図9Bは、15°傾いた橋脚
歯の前面設置橋脚歯調製品(門歯または犬歯)の二つの
図を示す。これは傾いた表面のチャンネル(144)か
ら出る同じ固定ねじを使用している。ねじ止め歯冠を設
けたい歯科医に対しては、補綴用の舌の表面に別の開口
(146)を設けて管とねじとを配置する。最終歯冠
も、管とねじとを使用することなく、所定位置にセメン
ト固定することができる。
【0041】図10Aおよび図10Bは、15°傾いた
橋脚歯の別の実施例で、背面設置(臼歯および前臼歯)
インプラントの復元を示している。これも、やはりセメ
ントで固めることができる最終歯冠の固定のため別の管
およびねじ(146)を設けている。
【0042】図11Aおよび図11Bは、図10Aおよ
び図10Bと同じであるが、傾き角は30°である。
【0043】図12Aおよび図12Bは、図9Aおよび
図9Bと同じであるが、傾き角は30°である。
【0044】図13Aおよび図13Bは、図9Aおよび
図9Bと同じであるが、傾き角は45°である。
【0045】図14Aおよび図14Bは、図10Aおよ
び図10Bと同じであるが、傾き角は45°である。
【0046】本発明は、これら支柱ヘッドについて上に
概説した角度に限定されるものではなく、支柱をどんな
角度にでも製作して0°から45°まで(製造所の技工
士が支柱を調製する場合には60°まで)を補償するこ
とができる。
【0047】図15Aおよび図15Bは、垂直オフセッ
ト支柱の一実施例であり、ここではインプラントの復元
を、垂直方向の寸法を指定された寸法に変えるようにし
ている。支柱ヘッドは、最終歯冠の位置を相対的にずら
すことができるように、特別な構成になっており、上述
のように管とねじとの開口を利用できるようになってい
る。
【0048】図16は、傾いてしかも誤設置されたイン
プラントについて、八角−六角TMシステムの補正支柱
ヘッドつまり15°の支柱ヘッドと垂直にオフセットし
た支柱ヘッドを用いてその相対位置を補正されたインプ
ラントの複合図を示している。
【0049】図17A、図17B、図17C、図17
D、図17Eは、八角−六角TM移動システムの部品を
示す。インプラントを露出させてから(挿入してから4
〜6カ月後)、チタン万能アダプタ(図1の20)を挿
入し、アンカーねじ(560)で固定する。
【0050】黄銅製の歯肉カラー(530)および移動
支柱ヘッド(540)をアダプタ(520)に接続し、
アクリン製移動キャップ(570)を上に載せて、ねじ
の上にある六角穴を覆うと共に、型内に確実に静置させ
る。型を取ってから黄銅の相似形を取りはずして口から
除去する。ただしアクリル製キャップ(570)は型内
に残る。
【0051】図17Aは、チタンまたは他の金属のアン
カーねじ(560)を介して、復元中のインプラント
(図示せず)の黄銅または他の金属の相似形に接続され
ているところの、万能アダプタ(520)の黄銅または
他の金属の相似形を示す。歯肉カラー(530)は、移
動支柱ヘッド(540)と共にチタンまたは他の金属の
固定ねじ(550)により接続されている。
【0052】完全に組立てた部品が型に差し込まれ、型
が患者の口から除去されたとき、それは型内に保持され
ていたアクリル製キャップ(570)にかちんと止める
られる。
【0053】Coe−SoftTMまたは同等の軟い材
料を黄銅の相似形の周りに流し、歯科用石材をその上に
注ぐ。それらの周りのインプラントおよび歯肉組織の完
全なレプリカは、技工士が正しい支柱を選ぶために、必
要ならばそれらを特別に調製するために、それらを鋳造
するために、および最終的歯冠を製作するために使用さ
れる。
【0054】本発明は、2個のカラー・ポストシステム
に限定されない。これらは、他の実施例(図示せず)で
は、共に1個のユニットに結合することができる。
【0055】図17Bおよび図17Cは、次第に長くな
る歯肉カラーに合わせる二つの異なる長さのねじを示
す。
【0056】図17Dおよび図17Eは、二つの異なる
大きさの歯肉カラーを示す。多数の大きさの歯肉カラー
および固定ねじを作ることができる。
【0057】図18Aは、アンカーねじで接続され、柄
(61)を有し、インプラント内に設置される万能アダ
プタ(160)の他の実施例を示す。アンカーねじに
は、所定のインプラントのみならず、合わせる柄(6
1)のねじ山特性に合わせるような性質のねじ山(6
2)がある。アンカーねじは、固定ねじを受ける内部ね
じ山(64)を備え、ねじをインプラントにねじ込みな
がら万能アダプタをインプラントに固定する外部フラン
ジ(66)を備えている。
【0058】図18Bは、アンカーねじ(161)の外
部ねじ山が他の形式のインプラントと合致している以
外、図18Aと同様の他の実施例を示す。
【0059】図18Cは、所定のインプラントの外部六
角形に合致する内部六角形(122)を備えている以
外、図18Aと同じである。
【0060】以上記したように本発明によれば、復元歯
科医および製造所の技工士が、各種チタンインプラント
の外科的設置から生ずる不適当な傾きおよび位置を補正
することにより、審美的に(外観)および機能的に(か
み合せ)最も正確な関係を作り出すことができる。
【0061】同時に、本発明は、外科医によって、失歯
胞状骨に挿入されているインプラントの形式に関係な
く、一様に実施することができる。同じ復元歯科医がそ
の患者を数人の外科医と共に処理することができ、同時
に、各患者に同等の復元構成を提供することができる。
このシステムは、施術の精密さ、多様性、一様性、およ
び効能率を発揮する。
【0062】図19Aおよび図19Bを参照すると、本
発明を具現する他のシステムが、インプラント(図示せ
ず)の同様の形状の溝に嵌まるようになっている六角形
状の基体422を備えたアダプタ420を含むものとし
て示されている。アダプタ420は、カラー430を受
ける肩424を備えている。カラー450はその下端に
アダプタ420の肩424から突出している八角スタッ
ド426を受ける八角形状内部通路を備えている。
【0063】その他に、カラー430には支柱ヘッド4
20の下端の内部に形成された同様の形状の六角形表面
442を受けるようになっている六角形の形状をした外
表面438がある。支柱ヘッドは勿論、カラーの肩43
2の肩に適合する。カラーの上端には固定ねじを受ける
円筒部分439がある。
【0064】この実施例の場合、カラー430は、アダ
プタ420に対してインプラントに無関係に、且つイン
プラントの方向とは無関係に一方向に調節することがで
きる。他に、支柱ヘッド440は、カラー430の調節
方向と反対の方向に調節して15°という調節の最小の
増加量を得ることができる。
【0065】組立ての一つの方法においては、水平およ
び/または垂直の角度補正を行ってから、プラスティッ
クの支柱ヘッドとカラーとを共に結合している。他の実
施例ではそれらを機械的に接続することができる。この
ような接続後、固定ねじは支柱およびカラーの複合体を
図20の実施例に示すようにアンカーねじ600により
アダプタに固定する。
【0066】この実施例では、アダプタ601はインプ
ラント(図示せず)の六角突起に嵌まる六角形の内部通
路602を備えている。アダプタ601は、アダプタの
肩604に係合する肩を有するねじ603によりインプ
ラントに固定される。ねじ600は図20に示すよう
に、ねじ603に固定されて複合支柱605およびカラ
ー606をアダプタ601に固定する。
【0067】図19Aおよび図19Bに図示した特定の
八角形−六角形の組合せの代りに、他の異なる多面体の
組合せを使用して、異なる最小または最大の増加調節量
を与えることができる。事実他の形式の形状を採用する
ことができる。また、六角表面438の代りに円筒表面
を、および支柱440(図19B)の表面442の代り
に対応するめす形円筒表面を、使用することが可能であ
る。これにより水平面内に無数の角度補正の可能性が得
られることになる。
【0068】次に、図21を参照すると、本発明を具現
する他のシステムが、インプラント802の内部受けに
嵌まる外部六角コネクタの柄822を有するアダプタ8
01を備えているように示されている。アダプタは、ア
ダプタの肩824に係合する固定ねじ803により、イ
ンプラントの取付具に固着される。
【0069】1個の部材806に組合せられた橋脚歯支
柱およびカラーは、第2の手段800のねじにより第1
の手段803のねじに固着され、これによりアダプタに
接続される。ねじ800は、支柱とカラーの複合体80
6の肩825に係合する。第3の手段808のねじは、
特定の実施例に円筒897として示した接続部材または
他の形状の物体を橋脚歯支柱806に固着する。支柱と
カラーの複合体は、あらかじめ作った金合金、チタン、
チタン合金、セラミック、または他の適切な復元材料の
ような他の材料から作ることができる。
【0070】次に、図22を参照すると、本発明を具現
する他のシステムが、垂直平面に対して或角度を成して
図21に示したような橋脚歯片905と共に示してあ
る。この実施例は、上部906に図21に示す円筒80
7を受けるテーパ部、および図21に示す第3の手段の
固定ねじ808を受ける内部ねじ山部分907を備えて
いる。アダプタは、901で示してあり、図示してない
第1のねじによりインプラント902に固定されてい
る。図示してない第2のねじは橋脚歯905をアダプタ
901に固定する。
【0071】図23に示すように、義歯アッセンブリ
は、本発明の支柱・カラーシステムを利用してインプラ
ント802に有利に固定することができる。この義歯ア
ッセンブリは、義歯バー830に固定するための歯83
2を有する義歯831を備えている。義歯831をバー
830に固定するには、クリップ833のようなどんな
適切な手段をも使用することができる。義歯バー830
は、本発明の支柱・カラーシステムによりインプラント
802に固定される。
【0072】図示した特定の実施例では、バー830の
対向端に、各々がスリーブ807、支柱およびカラーを
組合せた橋脚歯806、および上述の図21に図示した
ようなアダプタ801から成る二つのシステムを採用し
ている。本発明のシステムは勿論、他の形式の復元部材
を種々な形式のインプラントに固定するために使用する
ことができる。
【0073】万能アダプタ・アンカーねじシステムの幾
つかの実施例を上に図示し、説明したが、復元するイン
プラントには、広く普及している内部六角形に合致させ
るために各種形状の異なる外部六角形が存在するよう
に、多数の実施例が存在する。それ故、本発明の範囲
は、図示した特定の実施例に限定されず、「特許請求の
範囲」のように定義される。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインプラ
ント工具によれば、復元歯科医および製造所の技工士
が、各種チタンインプラントの外科的設置から生ずる不
適当な傾きおよび位置を補正することにより、審美的に
(外観)および機能的に(かみ合せ)最も正確な関係を
作り出すことができる。
【0075】同時に、本発明は、外科医によって、失歯
胞状骨に挿入されているインプラントの形式に関係な
く、一様に実施することができる。また、同じ復元歯科
医がその患者を数人の外科医と共に処理することがで
き、同時に、各患者に同等の復元構成を提供することが
できる。このシステムは、施術の精密さ、多様性、一様
性、および効能率を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは、本発明の一実施例による所定位置に設置
されたインプラント、一形式の万能アダプタおよびその
固定ねじ、歯肉カラー、橋脚歯支柱、および固定ねじの
軸方向分解図であり、直立したすなわち垂直のインプラ
ントを示す。 Bは、歯冠を含む(最終復元)図1Aの組立済み部品の
側面立面図である。
【図2】Aは、図1Aと全般的に同様の図であるが、イ
ンプラントの傾きに適応する修正支柱頭部を組込んであ
る点が異なる。 Bは、図2Aの組立済み部品の側面立面図である。
【図3】Aは、図2Aと全般的に同様の図であるが、内
部組織の更に別の傾きに適応する修正支柱頭部を組込ん
である点が異なる。 Bは、図3Aの組立済み部品の側面立面図である。
【図4】Aは、一層苛酷に傾いている本発明の他の実施
例である。製造所の技工による精密な製作で、インプラ
ントの傾度は60°もの大きさまで補正することができ
る。 Bは、図4Aの組立済み部品の側面立面図である。
【図5】Aは、本発明の他の実施例の分解図で、インプ
ラントが空間内の垂直面内に不適格に設置されたときの
インプラントの復元を示す。復元は前に設置されたイン
プラントの位置決めを補償する。 BはAの組立済み部品の側面立面図である。
【図6】Aは、図1Aと全般的に同様の拡大分解破断図
であり、本発明の好適実施例を示している。 Bは、図6Aの組立済み部品の側面立面図である。
【図7】本発明のシステムに含まれる傾いていない支柱
の拡大立面図である。
【図8】図7と同様の図であるが、傾いていない支柱の
他の実施例を示している。
【図9】Aは、図7と全般的に同様の図であるが、本発
明による傾いた支柱の実施例を示している。 Bは、図9Aの側面立面図である。
【図10】Aは、図7と全般的に同様の図であるが、本
発明による傾いた支柱の一実施例を示している。 Bは、図10Aの側面立面図である。
【図11】Aは、図7と全般的に同様の図であるが、本
発明による傾いた支柱の一実施例を示している。 Bは、図11Aの側面立面図である。
【図12】Aは、図7と全般的に同様の図であるが、本
発明による傾いた支柱の一実施例を示している。 Bは、図12Aの側面立面図である。
【図13】Aは、図7と全般的に同様の図であるが、本
発明による傾いた支柱の一実施例を示している。 Bは、図13Aの側面立面図である。
【図14】Aは、図7と全般的に同様の図であるが、本
発明による傾いた支柱の一実施例を示している。 Bは、図14Aの側面立面図である。
【図15】Aは、図7と全般的に同様の図であるが、本
発明によるオフセット支柱の一実施例を示している。 Bは、図15Aの側面立面図である。
【図16】インプラントの傾きと位置とを補正してか
ら、口腔内に組立ててブリッジ挿入の準備が整っている
本発明のシステムを示す側面立面図である。
【図17】本発明による移動システムの破断面である。
【図18】A、B、Cは、万能アダプタの他の実施例で
ある。
【図19】Aは、本発明の好適実施例を構成する支柱・
カラーシステムの斜視図である。 Bは、図10Aに示すシステムの分解図である。
【図20】本発明による支柱・カラーシステムの他の好
適実施例の断面図であって、インプラント工具をインプ
ラントに固定する傾いた支柱頭部と2本のねじとを含ん
でいる。
【図21】本発明を具現する他のシステムの断面図であ
って、支柱とカラーとの複合体および他の接続部材、お
よび第3の固定ねじを含んでいる。
【図22】図21のものと同様のシステムの立面図であ
り、支柱とカラーとを組合せた傾いたインプラントの場
合を示している。
【図23】本発明のインプラント工具に固定される義歯
アッセンブリの断面図である。
【符号の説明】
10−インプラント、20−万能アダプタ、21−アン
カーねじ、22−支柱、30−歯カラー、40−支柱ヘ
ッド、42−橋脚歯支柱、50−固定ねじ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61C 8/00

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科医術の補綴的内植復元に使用するイ
    ンプラントを含むインプラント工具あって、 該インプラント工具は、関連するインプラントに適合し
    且つその上に受けられ得るように選定されており、 且つ該インプラントから突出する第1の部分を備えてい
    るアダプタと、 該アダプタに取付けられるようになっており、且つ特定
    の患者のあご骨と歯肉線との間の深さに一致する深さを
    有するカラーと、 傾いたインプラントを補償するために該アダプタと該カ
    ラーの相対的角度位置を調節する手段と、 該カラーに受けられ得る橋脚歯支柱と、 傾いたインプラントを補償するために該アダプタと該イ
    ンプラントの相対的角位置を調節する手段と、 該アダプタを前記インプラントに、および該カラーを該
    アダプタに固定する手段と、 を組合せて構成され、 前記カラーは、前記橋脚歯支柱の内表面に合う外表面を
    有し、それらの表面は互いに係合可能であって、該カラ
    ーおよび該橋脚歯支柱の相対的角度位置の調節を可能と
    していることを特徴とするインプラント工具。
  2. 【請求項2】 前記カラーおよびアダプタの相対的角度
    位置を調節する前記手段は、前記支柱およびカラーの相
    互係合可能な表面とは異なる増加量の角度調節を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載のインプラント工具。
  3. 【請求項3】 前記アダプタおよびカラーの相対的角度
    位置を調節する前記手段は、おす形およびめす形の八角
    ソケット部分を備えており、カラーおよび支柱の相対的
    角度位置を調節する前記表面は、おす形およびめす形の
    六角形表面を備えていることを特徴とする請求項2に記
    載のインプラント工具。
  4. 【請求項4】 歯科医術の補綴的内植復元に使用するイ
    ンプラントを含むインプラント工具であって、該インプ
    ラント工具は、関連するインプラントに適合し且つその
    上に受けられ得るように選定されており、且つインプラ
    ントから突出する第1の部分を備えているアダプタと、
    該アダプタの第1の部分に取付けられ、その一端から延
    びる軸方向通路を備えている橋脚歯支柱と、傾いたイン
    プラントを補償するために該支柱および該アダプタの相
    対的角位置を調節する手段と、前記アダプタの軸方向
    通路に受けられ、該アダプタを前記インプラントに固定
    する第1のねじ部材を含む手段と、前記橋脚歯支柱を前
    記アダプタに固定する第2のねじ部材を含む手段と、該
    橋脚歯支柱に取付けられる接続部材と、および該接続部
    材を該支柱に固定する第3のねじ部材を含む手段と、を
    組み合わせて構成したことを特徴とするインプラント工
    具。
  5. 【請求項5】 前記ねじ部材は一方が他方に受けられて
    いることを特徴とする請求項4に記載のインプラント工
    具。
  6. 【請求項6】 前記橋脚歯支柱はこれと一体に形成され
    たカラーを備えていることを特徴とする請求項4に記載
    のインプラント工具。
  7. 【請求項7】 前記橋脚歯支柱は熱可塑性樹脂、金合
    金、チタン、チタン合金、セラミックの中の一つから作
    られていることを特徴とする請求項6に記載のインプラ
    ント工具。
  8. 【請求項8】 前記橋脚歯支柱は或る角度をなして前記
    アダプタまで延びていることを特徴とする請求項4に記
    載のインプラント工具。
  9. 【請求項9】 インプラント工具に使用するカラーであ
    って、該カラーは通路の一端に多角形状内面を有する、
    インプラントの上方に受けるための、軸方向内部貫通路
    を備えており、前記カラーは関連する橋脚歯支柱の係合
    面を受けるための多角形状の外面を有しており、該多角
    形状外面は種々の増加量の角度調節をカラーおよび関連
    の支柱とインプラントとの間で行い得るように異なる形
    状を有していることを特徴とするカラー。
  10. 【請求項10】 前記多角形状内面は八角形であり、前
    記外面は六角形であることを特徴とする請求項9に記載
    のカラー。
  11. 【請求項11】 関連する橋脚歯支柱を受ける外部肩を
    備えている請求項10に記載のカラー。
  12. 【請求項12】 インプラントと共に使用し支柱とカラ
    ーを含むインプラント工具であって、該カラーは通路の
    一端に多角形状内面を有する、該インプラントの上方に
    受けるための、軸方向内部貫通路を備えており、前記カ
    ラーは関連する橋脚歯支柱の係合面を受けるための多角
    形状の外面を有しており、該多角形状外面は種々の増加
    量の角度調節をカラーおよび関連の支柱とインプラント
    との間で行い得るように異なる形状を有しており、支柱
    は前記係合面を含む内部通路を備えてカラーの前記外面
    を受けていることを特徴とするインプラント工具。
  13. 【請求項13】 カラーの前記多角形状内部表面は八角
    形であり、カラーの前記外部表面は六角形であることを
    特徴とする請求項12に記載のインプラント工具。
  14. 【請求項14】 前記橋脚歯支柱は或る角度を成してア
    ダプタまで延びていることを特徴とする請求項12に記
    載のインプラント工具。
  15. 【請求項15】 義歯および義歯をインプラントに固定
    する手段から成る義歯工具であって、前記手段は、イン
    プラントに適合する寸法のアダプタと、該アダプタを該
    インプラントに固定する第1の固定手段と、該アダプタ
    に取付けられる橋脚歯支柱と、支柱に取付けられて義歯
    に接続される接続部材と、接続部材および支柱をアダプ
    タに固定する手段とを備えていることを特徴とする義歯
    工具。
  16. 【請求項16】 歯科医術における補綴的内植復元に使
    用するインプラント工具であって、該インプラント工具
    は、関連するインプラントに適合し且つその上に受けら
    れ得るように選定されており、且つ関連するインプラン
    トの上方に突出する寸法を有する第1の部分を備えてい
    るアダプタと、該アダプタに取付けられるようになって
    おり、且つ特定の患者のあご骨と歯肉線との間の深さに
    全般的に一致する深さを有するカラーと、該カラーに受
    けられ、且つ歯冠またはコーピングを受ける形状寸法を
    有する外表面を備えている橋脚歯支柱と、該カラーの通
    路に受けられ、該アダプタおよびカラーを関連するイン
    プラントに固定する手段と、を組合せて構成されるイン
    プラント工具。
  17. 【請求項17】 前記アダプタおよびカラーを固定する
    手段は小ねじを備えており、前記支柱はカラーの通路と
    正しく合う支柱通路を備えていることを特徴とする請求
    項16に記載のインプラント工具。
  18. 【請求項18】 前記アダプタは前記小ねじを受ける通
    路を備えており、前記小ねじは前記アダプタと係合可能
    で、該アダプタを関連するインプラントに対して固定す
    ることを特徴とする請求項17に記載のインプラント工
    具。
  19. 【請求項19】 前記小ねじは第1の外部肩を備えてお
    り、前記アダプタはその通路の周りの内部に小ねじの第
    1の肩により係合し得る第1の肩を備えていることを特
    徴とする請求項18に記載のインプラント工具。
  20. 【請求項20】 前記小ねじは第2の肩を備えており、
    前記アダプタは前記小ねじの前記第2の肩により係合し
    得る第2の肩を備えていることを特徴とする請求項19
    に記載のインプラント工具。
  21. 【請求項21】 前記橋脚歯支柱をカラーに対して角度
    的に調節する第1の手段と、該カラーをアダプタに対し
    て、該橋脚歯支柱とカラーとの間の角度関係に影響を与
    えずに、角度的に調節する第2の手段とを備えているこ
    とを特徴とする請求項16に記載のインプラント工具。
  22. 【請求項22】 前記アダプタおよびカラーは、該アダ
    プタおよびカラーを第1の角度増加量により調節する多
    角形状係合面を備えており、前記橋脚歯支柱およびカラ
    ーは、該橋脚歯支柱およびカラーをアダプタとカラーと
    の間の調節の角度増加量とは異なる第2の角度増加量に
    より調節する多角形状係合面を備えていることを特徴と
    する請求項16に記載のインプラント工具。
  23. 【請求項23】 歯科医術の補綴的内植復元に使用する
    インプラント工具であって、 対応するインプラントに適合し且つその上に受け入れ可
    能に形成された第一の部分を有し、該インプラントに矛
    盾なく受け入れ可能に選定された取付エレメントと、 該取付エレメント上に受けられ、歯冠またはコーピング
    を受け得る形状に形成された外表面を有する橋脚歯支柱
    と、 該取付エレメントと該橋脚歯支柱が軸に沿った通路を有
    しており、対応したインプラントに対し該取付エレメン
    トと該橋脚歯支柱を固定するために該通路内に受け入れ
    られる手段と、 を備え、 該通路内に受け入れられる手段は、対応するインプラン
    トに取付エレメントを固定するために該取付エレメント
    に結合可能に受け入れられる第一のねじと、該 第一のね
    じに螺合可能で、該取付エレメントに対し該橋脚歯支柱
    を固定するために該橋脚歯支柱にねじ込まれて結合する
    第二のねじと、を含むことを特徴とするインプラント工
    具。
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