JP3295530B2 - 乾式分析スライド用カートリッジ - Google Patents

乾式分析スライド用カートリッジ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液、尿等の試料液に
含まれる所定の生化学物質との化学反応、生化学反応ま
たは免疫反応等により光学濃度変化を生じる試薬層を有
する乾式分析フイルム(乾式分析要素、乾式分析素子、
多層分析フイルム、多層分析要素、多層分析素子などと
も称される)をスライド枠に収めた乾式分析スライド、
乾式分析フイルムを所定の形状に裁断してそのままの形
態で使用する乾式分析フイルム片(乾式分析フイルムチ
ップ)、試料液中に含まれる特定のイオンの活量(また
は濃度)をポテンシオメトリで定量分析するための電解
質測定用の乾式分析スライド等を収容し、この乾式分析
スライド、乾式分析フイルム片等が順次取出口から取り
出される乾式分析スライド用カートリッジに関するもの
である。なお、本明細書では、乾式分析スライド、乾式
分析フイルム片等の総称として乾式分析スライドとい
う。
【0002】
【従来の技術】近年、試料液の小滴を点着供給するだけ
でこの試料液中に含まれている特定の化学成分の含有量
またはその活性値、あるいは有形成分の含有量を定量分
析することのできる乾式の一体型多層分析フイルム(多
層分析要素、多層分析素子とも称される)、または、特
定イオンに選択的に応答するイオン選択層を最外層に有
する少なくとも1組のイオン選択電極対を備えた電解質
スライドが開発され実用化されている。また、濾紙タイ
プの試験片やそれを改良した単層または多層の試験片も
提案され、一部は実用化されている。
【0003】そして、上記乾式分析フイルムの収容およ
び供給は、例えば、実公昭57−53271 号公報(米国特許
第4,151,931 号明細書)等に見られるように、この乾式
分析フイルムをスライド枠に収めた乾式分析スライドを
多数積層してカートリッジに収容し、このカートリッジ
の上部には側面に開口する取出口が設けられ、横方向か
ら作動する押出しブレードで最上段の乾式分析スライド
を押し出して分析装置に供給するものであり、このカー
トリッジの乾式分析スライドの底部には押え部材がラチ
ェット機構によって上動のみ可能に配設され、この押え
部材を下方からのプランジャの作動によって上昇させて
順次取出口側に付勢するようにした技術が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上述のよう
な従来のカートリッジの構造では、内部に乾式分析スラ
イドを積層収容し、生化学分析装置に装填される以前の
保存時もしくは搬送時に、誤ってカートリッジが落下し
たり、その他の衝撃が作用した場合に、収容している乾
式分析スライドに過大な押圧力が作用したり、押え部材
が破損して、その後の乾式分析スライドの取出しおよび
測定処理に悪影響を与える問題を有している。特に、上
記問題は電解質スライド等の重量の大きい乾式分析スラ
イドを収容したカートリッジで顕著となる。
【0005】具体的には、前記のようなプランジャの挿
入によってラチェット機構を有する押え部材の付勢を行
うようにした乾式分析スライド用カートリッジでは、こ
のラチェット機構により押え部材は乾式分析スライドを
押す方向には軽く動き、反対には進まないようになって
いる。このため、取出口を下向きにして落下した場合に
は、乾式分析スライドは取出口の方向に圧縮されるよう
に移動し、これに応じて上記押え部材が取出口の方向に
移動して乾式分析スライドを押圧状態にロックすること
になり、過大な押圧力の作用により押出しブレードによ
る乾式分析スライドの取出しが不能となる恐れがある。
【0006】一方、取出口と反対側の端部を下向きにし
てカートリッジが落下した時には、乾式分析スライドの
重量が全てラチェット機構に作用し、このラチェット機
構の爪部、もしくはラチェット歯が破損して押え部材の
係止が不能となって、乾式分析スライドを取出口の部分
に保持できなくなり、取出しが良好に行えなくなる恐れ
がある。例えば1mの高さから落下した場合の衝撃を12
00Gとし、カートリッジに収納した50枚の乾式分析スラ
イドの重量を50gとすると、押え部材には60kgの力が作
用し、これをラチェット歯に係止する爪部のみで支える
ことは困難である。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、落下時等の衝撃で収容した乾式分析スライドが圧縮
されないようにするとともに押え部材の係止機構が破損
しないようにした乾式分析スライド用カートリッジを提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成し前記実
公昭57−53271 号(米国特許第4,151,931 号)の改良発
明でもある本発明の乾式分析スライド用カートリッジ
は、乾式分析スライドを複数積層して収容する箱体、こ
の箱体の一端に設けられている乾式分析スライドを取り
出すための取出口、前記箱体内に前記複数積層された乾
式分析スライドの前記取出口と反対側の最終端に接触し
かつ箱体内壁に摺動可能に配設されて前記取出口方向に
向けて押える押え部材、前記押え部材を前記取出口の方
向に移動可能かつ反対方向に移動不可能にする係止機構
を有するとともに、乾式分析スライドを設定数量積層し
て収容した初期状態では、前記係止機構は係止すること
なく前記押え部材の取出口と反対方向への移動が自由で
あることを特徴とするものである。
【0009】前記係止機構は、箱体の内部壁面に設けら
れたラチェット歯と、前記押え部材に設けられ前記ラチ
ェット歯に係止する爪部とで構成し、前記取出口と反対
側の端部の所定範囲においてラチェット歯を形成しない
領域を設けて係止不能とすることで構成可能である。
【0010】前記ラチェット歯を形成しない領域の長さ
dは、カートリッジに収める乾式分析スライドの平面サ
イズのうち最も短い辺の長さの約20%〜約50%の範囲で
ある。乾式分析スライドの平面サイズが28mm×24mmの長
方形の場合、前記長さdは約5.0mm 〜約12.0mmの範囲で
ある。このラチェット歯を形成しない領域の長さdは、
所定数量を積層した初期状態から使用開始して最初の1
枚ないし数枚(3枚、4枚、5枚)の範囲では逆戻り防
止の係止機構が作用しない長さであって差し支えない。
このような長さに設定すると、乾式分析スライドの厚さ
誤差(厚さがある範囲内で統計的に変動する)や乾式分
析スライドの分析対象成分の違い(乾式分析スライドの
種類の違い)による厚さの違いがあっても同じ寸法のカ
ートリッジで対応できるので経済的に有利である。
【0011】
【作用】本発明の乾式分析スライド用カートリッジで
は、乾式分析スライドを設定数量積層して収容した初期
状態では、係止機構は係止不能で押え部材の移動が自由
であることから、取出口を下向きにして落下した場合に
は乾式分析スライドを圧縮するように押え部材が移動し
ても複数積層されている乾式分析スライドまたは乾式分
析フイルム片の反撥力により元に戻って圧縮状態をロッ
クすることがなく、また、取出口と反対側の端部を下向
きにして落下した場合には、押え部材に対して大きな荷
重が作用しても、その荷重は係止機構には作用せず押え
部材が箱体の端部に移動して支えられるので、係止機構
の破損を招くことがなく、使用時の乾式分析スライドの
取り出しを妨げることがない。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の一実施例の乾式分析スライド
用カートリッジの分解斜視図、図2はその縦断面図で乾
式分析スライドを収容した後、乾式分析スライドを上方
から順次取り出す状態を示している。
【0013】本例のカートリッジ10においては、乾式分
析スライド1を収容する箱体11は、2つの別個の左右の
半ケーシングとして形成されたものを中央で係合して1
つの角筒状に形成されている。この箱体11の最上部には
乾式分析スライド1を取り出す取出口12が設けられてい
る。この取出口12は一側面にスリット状に開口し、1枚
の乾式分析スライド1が挿通可能であり、反対側面には
押出しブレード30(図2参照)が進入する開口部13が形
成されている。
【0014】また、上記箱体11の両側面には、図4にも
示すように、縦方向に延びる外リブ11a が2本ずつ突設
され、この外リブ11a は一側面と他側面とで形成間隔が
異なり、カートリッジ10を生化学分析装置のフイルム供
給装置等に装填する際の挿入方向を一定方向に規制する
ものである。
【0015】上記一側面と他側面の両側の外リブ11a の
中央には、図3および図4にも示すように、縦方向に延
びて開口する縦溝11b が形成されている。さらに、この
一側面と他側面の内面には、上記縦溝11b の両側に縦方
向に延びるラチェット歯15が形成されている。該ラチェ
ット歯15は、取出口12と反対側の下端部における長さd
の所定範囲では形成されておらず、この部分ではラチェ
ット歯15の歯底に相当する凹部15a が縦方向に形成され
ている。
【0016】次に、この例のカートリッジ10は、使用状
態では乾式分析スライド1を上端部の取出口12から取り
出すことから、収容された乾式分析スライド1を取出口
12側に保持する押え部材17と、この押え部材17の保持位
置を係止する係止機構18が箱体11内に配設されている。
【0017】また、前記押え部材17は、乾式分析スライ
ド1の取出しに応じて上方に移動されるものであり、そ
のための突起部20が設けられるとともに、前記係止機構
18は前記押え部材17に設けられた爪部21と前記箱体11内
面のラチェット歯15とによって構成されている。
【0018】前記押え部材17は、図5に平面構造を示す
ように、全体として本体部分17a は矩形状に形成され、
各隅角部には前記箱体11の角部内面に接触する摺接部17
b が設けられている。本体部分17a は周囲の枠体の内側
で上部近傍に板材が設けられ、この板材の底部に十字型
に補強材が設けられ、その上面の両側部分には乾式分析
スライド1に接触する押圧部17c が設けられている。こ
の押圧部17c は、乾式分析スライド1の測定部を除く外
側部分に接触して保持するものである。
【0019】前記突起部20は、前記押え部材17の本体部
分17a の側面中間部に側方に延びて一体に形成されてい
る。この突起部20の両側先端部は、それぞれ箱体11の側
面に開口した前記縦溝11b を通して外側に外リブ11a よ
り短く突出し、鎖線で示す送り手段31(図2参照)に連
係して上昇付勢される。
【0020】また、前記係止機構18の爪部21は前記押え
部材17に一体的に形成され、本体部分17a の側面におけ
る突起部20の両側に、外側に弾性力を持って爪部21が屈
曲して形成され、図2の使用状態で、その下向きの先端
部がラチェット歯15に上方から係止するように構成され
ている。この係止においては、ラチェット歯15の形状
は、爪部21すなわち押え部材17の上方の取出口12の方向
への移動は可能だが、下方への移動は係止状態を維持し
て不能となるように形成されている。
【0021】ここで、上記カートリッジ10に収容される
乾式分析スライド1は、例えば、電解質カートリッジで
あり、測定部の外側部分がプラスチックによるフレーム
部材によって覆われ、全体として平板スライド状に形成
されている。この乾式分析スライド1の厚さに応じて、
それが所定枚数(例えば50枚)積層された寸法に対応し
て、前記ラチェット歯15を形成しない領域の長さdを設
定するものである。
【0022】図6はカートリッジ10に乾式分析スライド
1を収容し、押え部材17をセットした初期状態すなわち
保存状態を示すものであり、他の図とは上下方向が逆と
なった状態を示している。
【0023】この初期収容状態では、押え部材17は取出
口12と反対側の端部にあってその係止機構18の爪部21
は、ラチェット歯15を形成していない凹部15a に位置し
てラチェット歯15には係止することなく長さdの範囲を
自由に移動可能である。
【0024】上記のような収納初期の状態においては、
このカートリッジ10を生化学分析装置のサプライヤ等に
装填するべく搬送もしくは取り扱われるものであり、そ
の際に誤って落下された場合には、取出口12が下となる
ように落下した時には衝撃によって押え部材17は乾式分
析スライド1を圧縮する方向に移動するが、押え部材17
の爪部21がラチェット歯15に係止するまでは移動するこ
となく、そのまま乾式分析スライド1の弾性力で復元す
るので問題は生じない。
【0025】また、上記と逆に、取出口12と反対側が下
となるように落下した時には、その衝撃によって押え部
材17は、係止機構18が係止していないことで、箱体11の
取出口12と反対側端部に移動し、その荷重が押え部材17
の背面が箱体11の内端面に当接することで受けられ、両
者ともに十分な強度があり破損することもない。
【0026】さらに、押え部材17が端部にまで移動して
も、それによって形成される空間は乾式分析スライド1
が起立したり反転するだけの距離はなく、図2のような
装填状態では乾式分析スライド1は整列して順次押し出
される。この乾式分析スライド1の供給においては、前
記突起部20が送り手段31の作動によって押し上げられ、
上端の乾式分析スライド1が取出口12に臨む位置にまで
上昇作動され、乾式分析スライド1の供給の度に順次上
昇操作されるものである。
【0027】なお、前記ラチェット歯15を設けていない
領域の長さdは、箱体11の内側高さ寸法に対し、乾式分
析スライド1の厚さと枚数による高さと、押え部材17の
押圧面から爪部21の係止点までの距離とを考慮して、所
定枚数の収容高さでは係止機構18が係止状態とならない
ようにラチェット歯15の形成開始位置を設定するもので
ある。その際、乾式分析スライド1の厚さには製造誤差
から多少の範囲があり、それを多数積み重ねた時にはそ
の影響も大きく、最も低くなる積み重ね高さにおいて係
止状態とならないように設定する必要がある。
【0028】前記乾式分析スライド1の実際の大きさに
対応した構造例を示せば、サイズ28mm×24mm、厚さ1.65
mmの乾式分析スライド50枚を収容するカートリッジ10と
して、乾式分析スライド1の厚さ誤差による変動や厚さ
の異なる他の種類の乾式分析スライドを収容する場合を
考慮して、ラチェット歯15を形成しない領域の長さdを
8.0mmに設定したハインインパクトポリスチレン(70
%)と一般用ポリスチレン(30%)の混合物(ブレンド
物)製のカートリッジ10を作成した。このカートリッジ
10に、サイズ28mm×24mm、厚さ1.65mmの電解質(N
+ ,K+ ,Cl- の3種類)定量用の乾式分析スライ
ド50枚(重量の合計約50g)を収めた。
【0029】そして、このカートリッジ10を、取出口12
の反対方向を下向きにして、および取出口12を下向きに
してそれぞれ約50cmの高さから木張りの床に落下させる
テストを行ったところ、積層されている乾式分析スライ
ド1が押え部材17の係止で圧縮されたままになることが
なく、また、乾式分析スライド1が倒立しその結果、中
に収められている乾式分析スライドが乱れることなしに
積層状態が保たれていた。カートリッジ10についても、
押え部材17の爪部21およびラチェット歯15を形成しない
領域に隣接するラチェット歯の始まる領域のラチェット
歯15のいずれにも損傷はなかった。落下させたカートリ
ッジ10を分析装置に装填して取出し操作をしたところ、
乾式分析スライド1の取出しが正常に正確に行えた。
【0030】本発明のカートリッジ10に積層して収容す
る対象物として、乾式分析スライド1について説明して
きたが、本発明のカートリッジに積層して収容できるも
のは、電解質スライドのような硬質で厚さも大きく平坦
なもののほかに、フイルム状の分析素子をフレーム(ス
ライド枠)で平坦に固定保持したもの、乾式分析フイル
ムを裁断したそのままの形態の乾式分析フイルム片、乾
式分析フイルム片に保護基板を接着積層した形態の乾式
分析フイルム片、その他、各種乾式分析スライドが使用
可能で、所定枚数をカートリッジに収容してなるもので
ある。その厚さは測定項目、製作誤差に応じて異なるも
のであり、それに応じて箱体11内部の収容高さが設定さ
れている。
【0031】さらに、前記実施例においては、押え部材
17に係止機構18の爪部21、突起部20を押え部材17とは別
体に形成するようにしているが、突起部20と係止機構18
の爪部21とを一体に形成し、これを押え部材17に端部側
から当接するように構成してもよい。また、突起部20
は、箱体11の外部に突出させることなく送り手段を箱体
11内に挿入するようにしてもよく、その場合には特に突
起部20を構成する必要はないものである。
【0032】
【発明の効果】本発明の乾式分析スライド用カートリッ
ジによれば、箱体内に収容した乾式分析スライドを取出
口側に保持する押え部材をスライド取出しに応じて送る
係止機構を設け、乾式分析スライドを設定数量収容した
初期状態では、前記係止機構は係止不能で押え部材の移
動を自由としたことにより、取出口と反対側の端部方向
から衝撃が作用した場合には、押え部材が乾式分析スラ
イドを緩める方向に移動可能で、係止機構の破損が防止
でき、取出口の端部方向から衝撃が作用した場合には乾
式分析スライドを圧縮するように押え部材が移動しても
複数積層されている乾式分析スライドまたは乾式分析フ
イルム片の反撥力により元に戻って圧縮状態をロックす
ることがなく、分析装置に装填した使用状態での乾式分
析スライドの取出しが順次正確に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の乾式分析スライド用カート
リッジの分解斜視図
【図2】同カートリッジの使用状態を示す全体縦断面図
【図3】図2のA−A線に沿う箱体の要部断面図
【図4】図2のB−B線に沿う箱体の断面図
【図5】押え部材の平面図
【図6】乾式分析スライドを収容した初期状態における
カートリッジの図1とは上下方向を反転した状態での要
部縦断面図
【符号の説明】
1 乾式分析スライド 10 カートリッジ 11 箱体 11b 縦溝 12 取出口 15 ラチェット歯 17 押え部材 18 係止機構 20 突起部 21 爪部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01N 1/28 U (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/04 B65D 83/04 B65D 83/08 G01N 1/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾式分析スライドを複数積層して収容す
    る箱体、この箱体の一端に設けられている乾式分析スラ
    イドを取り出すための取出口、前記箱体内に前記複数積
    層された乾式分析スライドの前記取出口と反対側の最終
    端に接触しかつ箱体内壁に摺動可能に配設されて前記取
    出口方向に向けて押える押え部材、前記押え部材を前記
    取出口の方向に移動可能かつ反対方向に移動不可能にす
    る係止機構を有する乾式分析スライド用カートリッジに
    おいて、 乾式分析スライドを設定数量積層して収容した初期状態
    では、前記係止機構は係止することなく前記押え部材の
    取出口と反対方向への移動が自由であることを特徴とす
    る乾式分析スライド用カートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記係止機構が、箱体の内部壁面に設け
    られたラチェット歯と、前記押え部材に設けられ前記ラ
    チェット歯に係止する爪部とで構成され、前記取出口と
    反対側の端部の所定範囲においてラチェット歯を形成し
    ない領域が設けられて係止不能としたこと特徴とする請
    求項1記載の乾式分析スライド用カートリッジ。
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